JPH09148977A - 無線通信システム - Google Patents

無線通信システム

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JPH09148977A
JPH09148977A JP7299496A JP29949695A JPH09148977A JP H09148977 A JPH09148977 A JP H09148977A JP 7299496 A JP7299496 A JP 7299496A JP 29949695 A JP29949695 A JP 29949695A JP H09148977 A JPH09148977 A JP H09148977A
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JP
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slave
master
wireless
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Application number
JP7299496A
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English (en)
Inventor
Kazutaka Shiragami
一隆 白神
Toshiyuki Abe
敏幸 阿部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線遅延による受信データのタイムスロット
外れを防止できる無線通信システムを提供することを目
的とする。 【解決手段】 親機装置10は、親機アンテナ11と、
変復調を行う親機無線部12と、親機データ処理部13
と、無線遅延時間を検出する親機無線遅延検出部16
と、親機TDMAフレーム生成部14と、制御メッセー
ジを無線遅延時間から作成する親機制御部15とを有
し、子機装置20は、子機アンテナ21と、変復調を行
う子機無線部22と、子機データ処理部23と、同期ワ
ードを復調信号から検出する子機同期ワード検出器24
と、同期ワード検出信号を基に送受信のタイミングをと
る子機TDMAフレーム同期回路25と、制御メッセー
ジを受けて送信タイミングを制御する子機制御部26と
を有することにより、無線遅延によるタイムスロット外
れが防止される無線通信システムが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TDMA(time d
ivision multiple access)/TDD(time divis-ion
duplex)方式の自動車電話システム、携帯電話システム
等の無線通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車電話システム、携帯電話シ
ステムのデジタル化が進んでいる。デジタル移動体通信
では、複数の無線局が一つの周波数を時間的に分割して
共用し、一対の伝送路上で双方向の伝送を実現するTD
MA/TDD方式が主流となっている。
【0003】従来、親機装置と子機装置から成る無線通
信システムとしては、図3(a)、(b)に記載された
ものが知られている。図3(a)はTDMA/TDD方
式を用いた通信で使われる親機装置を示し、図3(b)
はTDMA/TDD方式を用いた通信で使われる子機装
置を示す。図3(a)において、親機装置10は、親機
アンテナ11、親機無線部12、親機データ処理部1
3、親機TDMAフレーム生成部14および親機制御部
15から成る。親機アンテナ11は無線信号を送受す
る。親機無線部12は親機アンテナ11で受信された無
線信号の復調又は送信データの変調を行う。親機データ
処理部13は親機無線部12で無線信号を復調して得ら
れた復調信号の解析処理又は親機無線部12への送信デ
ータの出力を行う。親機TDMAフレーム生成部14は
TDMAフレームの生成を行うと共に送受信のタイミン
グをとる。親機制御部15は全体の制御を行う。
【0004】図3(b)において、子機装置20は、子
機アンテナ21、子機無線部22、子機データ処理部2
3、子機同期ワード検出器24、子機TDMAフレーム
同期回路25および子機制御部26から成る。子機アン
テナ21は無線信号を送受する。子機無線部22は子機
アンテナ21で受信された無線信号の復調又は送信デー
タの変調を行う。子機データ処理部23は子機無線部2
2で無線信号を復調して得られた復調信号の解析処理又
は子機無線部22への送信データの出力を行う。子機同
期ワード検出器24は親機装置10と子機装置20の間
で伝送される同期ワードを復調信号から検出する。子機
TDMAフレーム同期回路25は子機同期ワード検出器
24から出力される同期ワード検出信号を基に送受信の
タイミングをとる。子機制御部26は子機データ処理部
23の制御を司る。
【0005】以上のように構成された無線通信システム
について、その動作を説明する。親機装置10から子機
装置20へ送信する場合はまず、送信データが親機制御
部15から親機データ処理部13に出力される。上記送
信データは、親機TDMAフレーム生成部14で発生さ
れたTDMAフレームに従って親機データ処理部13か
ら親機無線部12に出力され、親機無線部12で変調さ
れ、親機アンテナ11から電波信号として外部空間を介
して子機装置20へ送出される。親機装置10から送出
された電波信号は子機アンテナ21で受信され、その受
信信号は子機アンテナ21から子機無線部22に出力さ
れ、子機無線部22で復調され、子機データ処理部23
を通過した後、子機制御部26に入力される。
【0006】子機装置20から親機装置10へ送信する
場合はまず、送信データが子機制御部26から子機デー
タ処理部23に出力される。上記送信データは、子機同
期ワード検出器24からの同期ワード検出信号に基づい
て子機TDMAフレーム同期回路25で同期がとられ、
子機データ処理部23から子機無線部22に出力され、
子機無線部22で変調され、子機アンテナ21から電波
信号として外部空間を介して親機装置10へ送出され
る。子機装置20から送出された電波信号は親機アンテ
ナ11で受信され、その受信信号は親機アンテナ11か
ら親機無線部12に出力され、親機無線部12で復調さ
れ、親機データ処理部13を通過した後、親機制御部1
5に入力される。
【0007】図4(a)、(b)は、TDMA/TDD
方式を用いた通信で使われる親機装置、子機装置の理想
的な送受信タイミングを示すタイミング図である。まず
図4(a)に示すように親機装置がタイムスロットTx
1で子機装置へ送信し、図4(b)に示すように子機装
置はタイムスロットRx1で親機装置からの信号を受信
する。子機装置は図4(b)に示すように親機装置の信
号を受信したタイミングから固定所定時間x後にタイム
スロットTx2で親機装置へ送信し、図4(a)に示す
ように親機装置はタイムスロットRx2で子機装置から
の信号を受信する。なお、固定所定時間xは子機同期ワ
ード検出器24で同期ワード検出信号に基づいて発生さ
れる。このように、TDMA/TDD方式の従来の無線
通信システムにおいては、送信タイムスロット、受信タ
イムスロットが予め決められており、子機装置は、親機
装置の信号を受信した受信タイミングを基準として所定
固定時間後に送信を行う。
【0008】図5(a)、(b)は、TDMA/TDD
方式を用いた通信で使われる親機装置、子機装置の実際
の送受信タイミングを示すタイミング図である。また、
図5(c)は図5(b)の子機装置における送信タイム
スロットTx2を拡大して示す拡大図であり、ガードビ
ットの間に各種データが挿入される。まず図5(a)に
示すように親機装置がタイムスロットTx1で子機装置
へ送信し、図5(b)に示すように子機装置はタイムス
ロットRx1で親機装置からの信号を受信する。子機装
置は図5(b)に示すように親機装置の信号を受信した
タイミングから固定所定時間x後にタイムスロットTx
2で親機装置へ送信する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の無線通信システムでは、親機装置10と子機装置2
0との間の通信距離が長い場合、図5(a)に示すよう
に、理想的な受信タイムスロットRx2から無線空間で
の遅延(無線遅延)が生じてしまう。この無線遅延の時
間が長いと、各スロットにおけるガードビット(図5
(c)参照)では遅延によるタイミングのずれをカバー
できなくなり、親機装置10の受信タイムスロットタイ
ミングを越えて子機装置20からの送信データが到来す
るため、親機装置10はデータ受信を行うことができな
いという問題点を有していた。なお、親機装置10から
子機装置20へ向かう場合にも無線遅延が生じるが、図
5では簡略化のため省略してある。
【0010】この無線通信システムにおいては、無線遅
延による受信データのタイムスロット外れを防止するこ
とが要求されている。
【0011】本発明は、無線遅延による受信データのタ
イムスロット外れを防止できる無線通信システムを提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、親機装置と子機装置とから成り、親機装置
と子機装置の間で無線信号によるTDMA/TDD方式
の通信を行う無線通信システムであって、親機装置は、
無線信号を送受する親機アンテナと、親機アンテナで受
信された無線信号の復調又は送信データの変調を行う親
機無線部と、親機無線部で無線信号を復調して得られた
復調信号の解析処理又は親機無線部への送信データの出
力を行う親機データ処理部と、復調信号から無線空間で
の遅延時間を検出する親機無線遅延検出部と、TDMA
フレームの生成を行うと共に送受信のタイミングをとる
親機TDMAフレーム生成部と、全体の制御を行うと共
に子機装置の送信タイミングを制御する制御メッセージ
を無線空間での遅延時間から作成する親機制御部とを有
し、子機装置は、無線信号を送受する子機アンテナと、
子機アンテナで受信された無線信号の復調又は送信デー
タの変調を行う子機無線部と、子機無線部で無線信号を
復調して得られた復調信号の解析処理又は子機無線部へ
の送信データの出力を行う子機データ処理部と、親機装
置と子機装置の間で伝送される同期ワードを復調信号か
ら検出する子機同期ワード検出器と、子機同期ワード検
出器から出力される同期ワード検出信号を基に送受信の
タイミングをとる子機TDMAフレーム同期回路と、子
機データ処理部と子機TDMAフレーム同期回路との制
御を司ると共に制御メッセージを受けて送信タイミング
を制御する子機制御部とを有するように構成したもので
ある。
【0013】これにより、無線遅延による受信データの
タイムスロット外れを防止できる無線通信システムが得
られる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、親機装置と子機装置とから成り、親機装置と子機装
置の間で無線信号によるTDMA/TDD方式の通信を
行う無線通信システムであって、親機装置は、無線信号
を送受する親機アンテナと、親機アンテナで受信された
無線信号の復調又は送信データの変調を行う親機無線部
と、親機無線部で無線信号を復調して得られた復調信号
の解析処理又は親機無線部への送信データの出力を行う
親機データ処理部と、復調信号から無線空間での遅延時
間を検出する親機無線遅延検出部と、TDMAフレーム
の生成を行うと共に送受信のタイミングをとる親機TD
MAフレーム生成部と、全体の制御を行うと共に子機装
置の送信タイミングを制御する制御メッセージを無線空
間での遅延時間から作成する親機制御部とを有し、子機
装置は、無線信号を送受する子機アンテナと、子機アン
テナで受信された無線信号の復調又は送信データの変調
を行う子機無線部と、子機無線部で無線信号を復調して
得られた復調信号の解析処理又は子機無線部への送信デ
ータの出力を行う子機データ処理部と、親機装置と子機
装置の間で伝送される同期ワードを復調信号から検出す
る子機同期ワード検出器と、子機同期ワード検出器から
出力される同期ワード検出信号を基に送受信のタイミン
グをとる子機TDMAフレーム同期回路と、子機データ
処理部と子機TDMAフレーム同期回路との制御を司る
と共に制御メッセージを受けて送信タイミングを制御す
る子機制御部とを有することとしたものであり、無線遅
延時間が制御メッセージにより補正吸収されるという作
用を有する。
【0015】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、親機装置が、請求項1の親機制御部に
代えて、全体の制御を行うと共に親機無線遅延検出部か
らの遅延時間データを基に送信スロットの送信データの
送出タイミングを制御する親機制御部を設け、子機制御
装置が、請求項1の子機制御部に代えて、子機データ処
理部の制御を司ると共に親機装置の送出タイミングを基
に子機装置の送出タイミングを制御する子機制御部を設
けることとしたものであり、親機装置における送出タイ
ミングの制御により無線遅延時間が補正吸収されるとい
う作用を有する。
【0016】以下、本発明の実施の形態について、図
1、図2を用いて説明する。 (実施の形態1)図1(a)、(b)は本発明の一実施
の形態による無線通信システムの親機装置10、子機装
置20を示すブロック図である。図1(a)において、
親機アンテナ11、親機無線部12、親機データ処理部
13、親機TDMAフレーム生成部14、親機制御部1
5は図3(a)と同様のものなので、説明は省略する。
親機無線遅延検出部16は、子機装置20との離隔距離
が大きいことによる無線空間での遅延(無線遅延)が有
るか無いかを検出し、有る場合には無線遅延の時間(無
線遅延時間)を検出する。図1(b)において、子機ア
ンテナ21、子機無線部22、子機データ処理部23、
子機同期ワード検出器24、子機TDMAフレーム同期
回路25、子機制御部26は図3(b)と同様のものな
ので、説明は省略する。すなわち、図1(b)に示す子
機装置20は、図3(b)に示す子機装置20と同じ構
成であるが、図1(b)の子機制御部26から子機TD
MAフレーム同期回路25へ向かう線が示すように、子
機制御部26が子機TDMAフレーム同期回路25を制
御する点が図3(b)とは異なる。
【0017】以上のように構成された無線通信システム
について、その動作を説明する。まず送信データが親機
制御部15から親機データ処理部13に出力される。こ
の送信データは、親機TDMAフレーム生成部14で発
生されたTDMAフレームに従って親機データ処理部1
3から親機無線部12に出力され、親機無線部12で変
調され、親機アンテナ11から電波信号として外部空間
を介して子機装置20へ送出される。親機装置10から
送出された電波信号は子機アンテナ21で受信され、そ
の受信信号は子機アンテナ21から子機無線部22に出
力され、子機無線部22で復調され、子機データ処理部
23を通過した後、子機制御部26に入力される。
【0018】次に、送信データが子機制御部26から子
機データ処理部23に出力される。この送信データは、
子機同期ワード検出器24からの同期ワード検出信号に
基づいて子機TDMAフレーム同期回路25で同期がと
られ、子機データ処理部23から子機無線部22に出力
され、子機無線部22で変調され、子機アンテナ21か
ら電波信号として外部空間を介して親機装置10へ送出
される。子機装置20から送出された電波信号は親機ア
ンテナ11で受信され、その受信信号は親機アンテナ1
1から親機無線部12に出力され、親機無線部12で復
調され、親機データ処理部13を通過した後、親機制御
部15に入力される。
【0019】親機装置10へ送信された送信データ中に
は子機同期ワード検出器24で検出された同期ワード検
出時間(図5(b)に示す固定所定時間x)がデータと
して含まれており、この同期ワード検出時間データは親
機無線部12から親機無線遅延検出部16に出力され
る。親機無線遅延検出部16は、同期ワード検出時間デ
ータから無線遅延の有無を検出し、無線遅延有りと判定
したときには、子機装置20の送信タイミングの補正デ
ータを生成し、親機制御部15に出力する。次に、子機
装置20の送信タイミングの補正データを含んだ送信デ
ータは、親機制御部15から親機データ処理部13へ出
力され、親機TDMAフレーム生成部14で発生された
TDMAフレームに従って親機データ処理部13から親
機無線部12に出力され、親機無線部12で変調され、
親機アンテナ11から電波信号として外部空間を介して
子機装置20へ送出される。親機装置10から送出され
た電波信号は子機アンテナ21で受信され、その受信信
号は子機アンテナ21から子機無線部22に出力され、
子機無線部22で復調され、子機データ処理部23を通
過した後、子機制御部26に入力される。
【0020】次に、送信データが子機制御部26から子
機データ処理部23に出力される。一方、子機装置20
の送信タイミングの補正データを基に、子機制御部26
は送信タイミングを早めるように子機TDMAフレーム
同期回路25を制御する。そのタイミングに従い、送信
データは子機データ処理部23から子機無線部22に出
力され、子機無線部22で変調され、子機アンテナ21
から電波信号として外部空間を介して親機装置10へ送
出される。
【0021】なお、上記実施の形態では、親機装置10
における受信タイムスロットについて説明したが、まず
子機装置20から送信するときの子機装置20における
受信タイムスロットについても同様のことが言える。
【0022】以上のように本実施の形態によれば、子機
装置20からの送信データに含まれる同期ワード検出時
間データに基づいて子機装置20の送信タイミングの補
正データを生成し、この補正データにより子機装置20
の送信タイミングを制御するようにしたので、親機装置
10と子機装置20との間で無線遅延時間が発生した場
合に、その無線遅延時間を補正により吸収することがで
き、無線遅延による受信データのタイムスロット外れを
防止することができる。
【0023】(実施の形態2)図2(a)、(b)は本
発明の第2の実施の形態による無線通信システムの親機
装置10、子機装置20を示す。図2(a)において、
親機アンテナ11、親機無線部12、親機データ処理部
13、親機TDMAフレーム生成部14、親機制御部1
5、親機無線遅延検出部16は図1(a)と同様のもの
なので、説明は省略する。すなわち、図2(a)に示す
親機装置10は、図1(a)に示す親機装置10と同じ
構成であるが、図2(a)の親機制御部15から親機T
DMAフレーム生成部14へ向かう線が示すように、親
機制御部15が親機TDMAフレーム生成部14を制御
する点が図1(a)とは異なる。図2(b)において、
子機アンテナ21、子機無線部22、子機データ処理部
23、子機同期ワード検出器24、子機TDMAフレー
ム同期回路25、子機制御部26は図1(b)と同様の
ものなので、説明は省略する。すなわち、図2(b)に
示す子機装置20は、図1(b)に示す子機装置20と
同じ構成であるが、子機TDMAフレーム同期回路25
が子機制御部26により制御されない点が図1(b)と
は異なる。
【0024】以上のように構成された無線通信システム
について、その動作を説明する。まず送信データが親機
制御部15から親機データ処理部13に出力される。こ
の送信データは、親機TDMAフレーム生成部14で発
生されたTDMAフレームに従って親機データ処理部1
3から親機無線部12に出力され、親機無線部12で変
調され、親機アンテナ11から電波信号として外部空間
を介して子機装置20へ送出される。親機装置10から
送出された電波信号は子機アンテナ21で受信され、そ
の受信信号は子機アンテナ21から子機無線部22に出
力され、子機無線部22で復調され、子機データ処理部
23を通過した後、子機制御部26に入力される。
【0025】次に、送信データが子機制御部26から子
機データ処理部23に出力される。この送信データは、
子機同期ワード検出器24からの同期ワード検出信号に
基づいて子機TDMAフレーム同期回路25で同期がと
られ、子機データ処理部23から子機無線部22に出力
され、子機無線部22で変調され、子機アンテナ21か
ら電波信号として外部空間を介して親機装置10へ送出
される。子機装置20から送出された電波信号は親機ア
ンテナ11で受信され、その受信信号は親機アンテナ1
1から親機無線部12に出力され、親機無線部12で復
調され、親機データ処理部13を通過した後、親機制御
部15に入力される。
【0026】親機装置10へ送信された送信データ中に
は子機同期ワード検出器24で検出された同期ワード検
出時間(図5(b)に示す固定所定時間x)がデータと
して含まれており、この同期ワード検出時間データは親
機無線部12から親機無線遅延検出部16に出力され
る。親機無線遅延検出部16は、同期ワード検出時間デ
ータから無線遅延の有無を検出し、無線遅延有りと判定
したときには、親機装置10の送信タイミングの補正デ
ータを生成し、親機制御部15に出力する。次に、送信
データが親機制御部15から親機データ処理部13へ出
力される。一方、親機装置10の送信タイミングの補正
データを基に、親機制御部15は、送信タイミングを早
めるように親機TDMAフレーム生成部14を制御す
る。そのタイミングに従い、送信データは親機データ処
理部13から親機無線部12に出力され、親機無線部1
2で変調され、親機アンテナ11から電波信号として外
部空間を介して子機装置20へ送出される。親機装置1
0から送出された電波信号は子機アンテナ21で受信さ
れ、その受信信号は子機アンテナ21から子機無線部2
2に出力され、子機無線部22で復調され、子機データ
処理部23を通過した後、子機制御部26に入力され
る。次に、送信データが子機制御部26から子機データ
処理部23に出力される。この送信データは、子機同期
ワード検出器24からの同期ワード検出信号に基づいて
子機TDMAフレーム同期回路25で同期がとられ、子
機データ処理部23から子機無線部22に出力され、子
機無線部22で変調され、子機アンテナ21から電波信
号として外部空間を介して親機装置10へ送出される。
【0027】なお、上記実施の形態では、親機装置10
における受信タイムスロットについて説明したが、まず
子機装置20から送信するときの子機装置20における
受信タイムスロットについても同様のことが言える。
【0028】以上のように本実施の形態によれば、子機
装置20からの送信データに含まれる同期ワード検出時
間データに基づいて親機装置10の送信タイミングの補
正データを生成し、この補正データにより親機装置10
の送信タイミングを制御するようにしたので、親機装置
10と子機装置20との間で無線遅延時間が発生した場
合に、その無線遅延時間を補正により吸収することがで
き、無線遅延による受信データのタイムスロット外れを
防止することができる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明の無線通信システム
によれば、子機装置からの送信データに含まれる同期ワ
ード検出時間データに基づいて子機装置又は親機装置の
送信タイミングの補正データを生成し、この補正データ
により子機装置又は親機装置の送信タイミングを制御す
るようにすることができるので、親機装置と子機装置と
の間で無線遅延時間が発生した場合に、その無線遅延時
間を補正により吸収することができ、無線遅延による受
信データのタイムスロット外れを防止することができる
という有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の一実施の形態による無線通信シ
ステムの親機装置を示すブロック図 (b)本発明の一実施の形態による無線通信システムの
子機装置を示すブロック図
【図2】(a)本発明の第2の実施の形態による無線通
信システムの親機装置を示すブロック図 (b)本発明の第2の実施の形態による無線通信システ
ムの子機装置を示すブロック図
【図3】(a)従来の無線通信システムの親機装置を示
すブロック図 (b)従来の無線通信システムの子機装置を示すブロッ
ク図
【図4】親機装置における理想的タイミング 子機装置における理想的タイミングを示すタイミング図
【図5】親機装置における実際のタイミング 子機装置における実際のタイミング 子機装置における送信タイムスロットを拡大して示す説
明図
【符号の説明】
10 親機装置 11 親機アンテナ 12 親機無線部 13 親機データ処理部 14 親機TDMAフレーム生成部 15 親機制御部 16 親機無線遅延検出部 20 子機装置 21 子機アンテナ 22 子機無線部 23 子機データ処理部 24 子機同期ワード検出器 25 子機TDMAフレーム同期回路 26 子機制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】親機装置と子機装置とから成り、前記親機
    装置と子機装置の間で無線信号によるTDMA/TDD
    方式の通信を行う無線通信システムであって、前記親機
    装置は、無線信号を送受する親機アンテナと、前記親機
    アンテナで受信された無線信号の復調又は送信データの
    変調を行う親機無線部と、前記親機無線部で無線信号を
    復調して得られた復調信号の解析処理又は前記親機無線
    部への送信データの出力を行う親機データ処理部と、前
    記復調信号から無線空間での遅延時間を検出する親機無
    線遅延検出部と、TDMAフレームの生成を行うと共に
    送受信のタイミングをとる親機TDMAフレーム生成部
    と、全体の制御を行うと共に前記子機装置の送信タイミ
    ングを制御する制御メッセージを前記無線空間での遅延
    時間から作成する親機制御部とを有し、前記子機装置
    は、無線信号を送受する子機アンテナと、前記子機アン
    テナで受信された無線信号の復調又は送信データの変調
    を行う子機無線部と、前記子機無線部で無線信号を復調
    して得られた復調信号の解析処理又は前記子機無線部へ
    の送信データの出力を行う子機データ処理部と、前記親
    機装置と前記子機装置の間で伝送される同期ワードを前
    記復調信号から検出する子機同期ワード検出器と、前記
    子機同期ワード検出器から出力される同期ワード検出信
    号を基に送受信のタイミングをとる子機TDMAフレー
    ム同期回路と、前記子機データ処理部と前記子機TDM
    Aフレーム同期回路との制御を司ると共に前記制御メッ
    セージを受けて送信タイミングを制御する子機制御部と
    を有する無線通信システム。
  2. 【請求項2】前記親機装置は、前記親機制御部に代え
    て、全体の制御を行うと共に前記親機無線遅延検出部か
    らの遅延時間データを基に送信スロットの送信データの
    送出タイミングを制御する親機制御部を設け、前記子機
    制御装置は、前記子機制御部に代えて、前記子機データ
    処理部の制御を司ると共に前記親機装置の送出タイミン
    グを基に前記子機装置の送出タイミングを制御する子機
    制御部を設けた請求項1記載の無線通信システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002252587A (ja) * 2001-02-26 2002-09-06 Hitachi Kokusai Electric Inc Tdma中継方式
CN111879998A (zh) * 2020-07-31 2020-11-03 广东电网有限责任公司计量中心 一种基于数字相位补偿的pt二次回路压降同步采样方法

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