JPH09147940A - 抜け止め機能付アイレット - Google Patents
抜け止め機能付アイレットInfo
- Publication number
- JPH09147940A JPH09147940A JP7308034A JP30803495A JPH09147940A JP H09147940 A JPH09147940 A JP H09147940A JP 7308034 A JP7308034 A JP 7308034A JP 30803495 A JP30803495 A JP 30803495A JP H09147940 A JPH09147940 A JP H09147940A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eyelet
- circuit board
- printed circuit
- aforesaid
- retaining function
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/306—Lead-in-hole components, e.g. affixing or retention before soldering, spacing means
- H05K3/308—Adaptations of leads
Landscapes
- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
- Multi-Conductor Connections (AREA)
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 プリント基板実装に好適な抜け止め機能付ア
イレットを提供する。 【解決手段】 薄肉の金属導体を材質とし、軸方向がプ
リント基板Ｐ厚み方向へ挿着される中空円筒形状の胴部
β１と、前記胴部β１の基端を円周方向に円盤状に拡張
延在形成し前記プリント基板Ｐ部品挿着面Ｐａへ係止す
る鍔部β２とから構成され、前記胴部β１周囲に、前記
鍔部β２側に開口して割り溝β３を前記軸方向に複数個
所切り欠き、前記胴部β１の前記円周方向へ折り曲げ形
成して前記円周方向への弾発力が付勢された弾性バネβ
４を形成したことを特徴とする。
イレットを提供する。 【解決手段】 薄肉の金属導体を材質とし、軸方向がプ
リント基板Ｐ厚み方向へ挿着される中空円筒形状の胴部
β１と、前記胴部β１の基端を円周方向に円盤状に拡張
延在形成し前記プリント基板Ｐ部品挿着面Ｐａへ係止す
る鍔部β２とから構成され、前記胴部β１周囲に、前記
鍔部β２側に開口して割り溝β３を前記軸方向に複数個
所切り欠き、前記胴部β１の前記円周方向へ折り曲げ形
成して前記円周方向への弾発力が付勢された弾性バネβ
４を形成したことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品の実装が
半田付けによって行なわれる電子部品実装方法および回
路相互間の接続強化手段として採用されるアイレットに
関する。
半田付けによって行なわれる電子部品実装方法および回
路相互間の接続強化手段として採用されるアイレットに
関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、プリント基板の部品実装面か
ら銅箔面へ亙ってアイレットと呼ばれる導電性部品を挿
入し、アイレットを銅箔面からつぶし加工機にてプリン
ト基板へカシメ固定した後、部品実装面から電子部品の
リードピンをアイレットへ差し込み半田付けをする、プ
リント基板への電子部品の実装方法がしばしば採用され
ている。
ら銅箔面へ亙ってアイレットと呼ばれる導電性部品を挿
入し、アイレットを銅箔面からつぶし加工機にてプリン
ト基板へカシメ固定した後、部品実装面から電子部品の
リードピンをアイレットへ差し込み半田付けをする、プ
リント基板への電子部品の実装方法がしばしば採用され
ている。
【０００３】従来例のアイレットを図面を用いて説明す
る。図５は従来例の抜け止め機能付アイレットの挿着前
斜視図、図６は同・挿着後断面図、図７は同・挿着後底
面斜視図、図８は同・かしめ作業後断面図、図９は同・
半田付け作業後底面斜視図である。
る。図５は従来例の抜け止め機能付アイレットの挿着前
斜視図、図６は同・挿着後断面図、図７は同・挿着後底
面斜視図、図８は同・かしめ作業後断面図、図９は同・
半田付け作業後底面斜視図である。
【０００４】図中、αはアイレット、Ｐはプリント基
板、Ｓは半田、Ｘは電子部品、Ｙはかしめ治具である。
板、Ｓは半田、Ｘは電子部品、Ｙはかしめ治具である。
【０００５】図５乃至図９に示す従来例のアイレットα
は、真鍮等の薄肉の金属導体を材質としており、軸方向
がプリント基板Ｐ厚み方向へ挿着される中空円筒形状の
胴部α１と、当該胴部α１の基端を円周方向に円盤状に
拡張延在形成しプリント基板Ｐ部品挿着面Ｐａへ係止す
る鍔部α２とから構成されている。
は、真鍮等の薄肉の金属導体を材質としており、軸方向
がプリント基板Ｐ厚み方向へ挿着される中空円筒形状の
胴部α１と、当該胴部α１の基端を円周方向に円盤状に
拡張延在形成しプリント基板Ｐ部品挿着面Ｐａへ係止す
る鍔部α２とから構成されている。
【０００６】このような従来例のアイレットαの装着方
法を説明する。先ず最初に、図５に示すように、アイレ
ットαをプリント基板Ｐ部品実装面Ｐａ側に保持する。
法を説明する。先ず最初に、図５に示すように、アイレ
ットαをプリント基板Ｐ部品実装面Ｐａ側に保持する。
【０００７】次いで、図６乃至図７に示すようにアイレ
ットα胴部α１をプリント基板Ｐアイレット挿着孔Ｐｃ
へ挿入し、アイレットαを定位置に押さえ保持する。
ットα胴部α１をプリント基板Ｐアイレット挿着孔Ｐｃ
へ挿入し、アイレットαを定位置に押さえ保持する。
【０００８】引き続き、アイレットαを定位置に押さえ
保持したまま、図８に示すように、プリント基板Ｐ銅箔
面Ｐｂから、アイレットα胴部α１先端α１ａをかしめ
治具Ｙの先細テーパ傾斜面Ｙａを押し付け割り入れてつ
ぶし加工し、アイレットαをプリント基板Ｐへカシメ固
定する。
保持したまま、図８に示すように、プリント基板Ｐ銅箔
面Ｐｂから、アイレットα胴部α１先端α１ａをかしめ
治具Ｙの先細テーパ傾斜面Ｙａを押し付け割り入れてつ
ぶし加工し、アイレットαをプリント基板Ｐへカシメ固
定する。
【０００９】最後に、図９に示すように、プリント基板
Ｐ部品実装面Ｐａからアイレットα胴部α１中心孔α１
ｂへ電子部品ＸのリードピンＸａを挿入し、アイレット
α胴部α１先端α１ａと、電子部品ＸのリードピンＸａ
と、プリント基板ＰのランドＰｄとを一体的に半田Ｓ付
けして完了する。
Ｐ部品実装面Ｐａからアイレットα胴部α１中心孔α１
ｂへ電子部品ＸのリードピンＸａを挿入し、アイレット
α胴部α１先端α１ａと、電子部品ＸのリードピンＸａ
と、プリント基板ＰのランドＰｄとを一体的に半田Ｓ付
けして完了する。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アイレットαは、次のような欠点があった。則ち、アイ
レットαのかしめ工程が不可欠で、工程数が増加する欠
点があった。
アイレットαは、次のような欠点があった。則ち、アイ
レットαのかしめ工程が不可欠で、工程数が増加する欠
点があった。
【００１１】又、かしめ工程の実施には、プリント基板
Ｐ両面に亙る作業が必要であり、作業能率が低下する欠
点があった。
Ｐ両面に亙る作業が必要であり、作業能率が低下する欠
点があった。
【００１２】更に、アイレットα自体がプリント基板Ｐ
からの抜け止め機能を有していない為、アイレットαの
挿入工程からカシメ工程に至る迄、アイレットαを押さ
え保持する必要があり、専用の取付装置等を必要とする
欠点があった。
からの抜け止め機能を有していない為、アイレットαの
挿入工程からカシメ工程に至る迄、アイレットαを押さ
え保持する必要があり、専用の取付装置等を必要とする
欠点があった。
【００１３】加えて、半田付け工程では、アイレットα
胴部α１中心孔α１ｂ内へ半田Ｓが流入しにくく、確実
な電気的接続信頼性が得られない欠点があった。
胴部α１中心孔α１ｂ内へ半田Ｓが流入しにくく、確実
な電気的接続信頼性が得られない欠点があった。
【００１４】ここにおいて本発明は、プリント基板実装
に好適な抜け止め機能付アイレットを提供する。
に好適な抜け止め機能付アイレットを提供する。
【００１５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の新規な特徴的解決手段を採用する。す
なわち本発明の特徴は、薄肉の金属導体を材質とし、軸
方向がプリント基板厚み方向へ挿着される中空円筒形状
の胴部と、前記胴部の基端を円周方向に円盤状に拡張延
在形成し前記プリント基板部品挿着面へ係止する鍔部と
から構成され、前記胴部周囲に、前記鍔部側に開口して
割り溝を前記軸方向に複数個所切り欠き、前記胴部の前
記円周方向へ折り曲げ形成して前記円周方向への弾発力
が付勢された弾性バネを形成した抜け止め機能付アイレ
ットである。
め、本発明は次の新規な特徴的解決手段を採用する。す
なわち本発明の特徴は、薄肉の金属導体を材質とし、軸
方向がプリント基板厚み方向へ挿着される中空円筒形状
の胴部と、前記胴部の基端を円周方向に円盤状に拡張延
在形成し前記プリント基板部品挿着面へ係止する鍔部と
から構成され、前記胴部周囲に、前記鍔部側に開口して
割り溝を前記軸方向に複数個所切り欠き、前記胴部の前
記円周方向へ折り曲げ形成して前記円周方向への弾発力
が付勢された弾性バネを形成した抜け止め機能付アイレ
ットである。
【００１６】
【実施例】本発明の実施例を図面を用いて説明する。図
１は本発明の実施例の抜け止め機能付アイレットの挿着
前斜視図、図２は同・挿着後断面図、図３は同・挿着後
底面斜視図、図４は同・半田付け作業後底面斜視図であ
る。
１は本発明の実施例の抜け止め機能付アイレットの挿着
前斜視図、図２は同・挿着後断面図、図３は同・挿着後
底面斜視図、図４は同・半田付け作業後底面斜視図であ
る。
【００１７】図中、βは抜け止め機能付アイレットであ
る。尚、前記従来例と同一部材には同一符号を付した。
る。尚、前記従来例と同一部材には同一符号を付した。
【００１８】図１乃至図４に示す本実施例の抜け止め機
能付アイレットβは、真鍮等の薄肉の金属導体を材質と
しており、軸方向がプリント基板Ｐ厚み方向へ挿着され
る中空円筒形状の胴部α１と、当該胴部α１の基端を円
周方向に円盤状に拡張延在形成しプリント基板Ｐ部品挿
着面Ｐａへ係止する鍔部α２とから構成されている。
能付アイレットβは、真鍮等の薄肉の金属導体を材質と
しており、軸方向がプリント基板Ｐ厚み方向へ挿着され
る中空円筒形状の胴部α１と、当該胴部α１の基端を円
周方向に円盤状に拡張延在形成しプリント基板Ｐ部品挿
着面Ｐａへ係止する鍔部α２とから構成されている。
【００１９】更に胴部α１周囲には、鍔部α２側に開口
して割り溝β３を軸方向に複数個所切り欠き、胴部α１
円周方向へ折り曲げ形成して円周方向への弾発力が付勢
された弾性バネβ４を形成している。
して割り溝β３を軸方向に複数個所切り欠き、胴部α１
円周方向へ折り曲げ形成して円周方向への弾発力が付勢
された弾性バネβ４を形成している。
【００２０】このような本実施例の抜け止め機能付アイ
レットβの装着方法を説明する。先ず最初に、図１に示
すように、抜け止め機能付アイレットβをプリント基板
Ｐ部品実装面Ｐａ側に保持する。
レットβの装着方法を説明する。先ず最初に、図１に示
すように、抜け止め機能付アイレットβをプリント基板
Ｐ部品実装面Ｐａ側に保持する。
【００２１】次いで、図２乃至図３に示すように抜け止
め機能付アイレットβ胴部β１を弾性バネβ４の弾発力
に抗ってプリント基板Ｐアイレット挿着孔Ｐｃへ挿入す
ると、弾性バネβ４がプリント基板Ｐ銅箔面Ｐｂに露出
すると共に周囲方向に拡張し、抜け止め機能付アイレッ
トβはプリント基板Ｐに自ら抜け止め状態に保持され
る。
め機能付アイレットβ胴部β１を弾性バネβ４の弾発力
に抗ってプリント基板Ｐアイレット挿着孔Ｐｃへ挿入す
ると、弾性バネβ４がプリント基板Ｐ銅箔面Ｐｂに露出
すると共に周囲方向に拡張し、抜け止め機能付アイレッ
トβはプリント基板Ｐに自ら抜け止め状態に保持され
る。
【００２２】最後に、かしめ工程を実施することなく、
図９に示すように、プリント基板Ｐ部品実装面Ｐａから
抜け止め機能付アイレットβ胴部β１中心孔β１ｂへ電
子部品ＸのリードピンＸａを挿入し、抜け止め機能付ア
イレットβ胴部β１先端β１ａと、電子部品Ｘのリード
ピンＸａと、プリント基板ＰのランドＰｄとを一体的に
半田Ｓ付けして完了する。
図９に示すように、プリント基板Ｐ部品実装面Ｐａから
抜け止め機能付アイレットβ胴部β１中心孔β１ｂへ電
子部品ＸのリードピンＸａを挿入し、抜け止め機能付ア
イレットβ胴部β１先端β１ａと、電子部品Ｘのリード
ピンＸａと、プリント基板ＰのランドＰｄとを一体的に
半田Ｓ付けして完了する。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように本発明の抜け止め機
能付アイレットは、アイレットのかしめ工程を不要と
し、工程数を減少できる利点がある。
能付アイレットは、アイレットのかしめ工程を不要と
し、工程数を減少できる利点がある。
【００２４】又、かしめ工程を不要としたので、プリン
ト基板Ｐ片面からの作業のみで良く、作業能率が上昇す
る利点がある。
ト基板Ｐ片面からの作業のみで良く、作業能率が上昇す
る利点がある。
【００２５】更に、抜け止め機能付アイレット自体にプ
リント基板からの抜け止め機能を具備させた為、抜け止
め機能付アイレットを押さえ保持する必要がなく、専用
の取付装置等を不要とする利点がある。
リント基板からの抜け止め機能を具備させた為、抜け止
め機能付アイレットを押さえ保持する必要がなく、専用
の取付装置等を不要とする利点がある。
【００２６】加えて、半田付け工程では、割り溝を介し
て抜け止め機能付アイレット胴部中心孔内へ半田が流入
し易く、確実な電気的接続信頼性が得られる利点があ
る。
て抜け止め機能付アイレット胴部中心孔内へ半田が流入
し易く、確実な電気的接続信頼性が得られる利点があ
る。
【図１】本発明の実施例の抜け止め機能付アイレットの
挿着前斜視図である。
挿着前斜視図である。
【図２】同上・挿着後断面図である。
【図３】同上・挿着後底面斜視図である。
【図４】同上・半田付け作業後底面斜視図である。
【図５】従来例の抜け止め機能付アイレットの挿着前斜
視図である。
視図である。
【図６】同上・挿着後断面図である。
【図７】同上・挿着後底面斜視図である。
【図８】同上・かしめ作業後断面図である。
【図９】同上・半田付け作業後底面斜視図である。
α アイレット β 抜け止め機能付アイレット Ｐ プリント基板 Ｓ 半田 Ｘ 電子部品
Claims (1)
- 【請求項１】 薄肉の金属導体を材質とし、軸方向が
プリント基板厚み方向へ挿着される中空円筒形状の胴部
と、前記胴部の基端を円周方向に円盤状に拡張延在形成
し前記プリント基板部品挿着面へ係止する鍔部とから構
成され、前記胴部周囲に、前記鍔部側に開口して割り溝
を前記軸方向に複数個所切り欠き、前記胴部の前記円周
方向へ折り曲げ形成して前記円周方向への弾発力が付勢
された弾性バネを形成したことを特徴とする抜け止め機
能付アイレット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7308034A JPH09147940A (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 抜け止め機能付アイレット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7308034A JPH09147940A (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 抜け止め機能付アイレット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09147940A true JPH09147940A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=17976097
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7308034A Pending JPH09147940A (ja) | 1995-11-28 | 1995-11-28 | 抜け止め機能付アイレット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09147940A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2244545A3 (de) * | 2009-04-23 | 2012-10-10 | Kathrein-Werke KG | Elektrische Verbindungseinrichtung |
| JP2021057407A (ja) * | 2019-09-27 | 2021-04-08 | ダイキン工業株式会社 | 電子回路装置 |
-
1995
- 1995-11-28 JP JP7308034A patent/JPH09147940A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2244545A3 (de) * | 2009-04-23 | 2012-10-10 | Kathrein-Werke KG | Elektrische Verbindungseinrichtung |
| JP2021057407A (ja) * | 2019-09-27 | 2021-04-08 | ダイキン工業株式会社 | 電子回路装置 |
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