JPH09145826A - Fm−cwレーダ装置 - Google Patents

Fm−cwレーダ装置

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JPH09145826A
JPH09145826A JP7302417A JP30241795A JPH09145826A JP H09145826 A JPH09145826 A JP H09145826A JP 7302417 A JP7302417 A JP 7302417A JP 30241795 A JP30241795 A JP 30241795A JP H09145826 A JPH09145826 A JP H09145826A
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民雄 斎藤
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照尚 二宮
Osamu Isaji
修 伊佐治
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 FM−CWレーダ装置に関し、ミリ波帯の電
圧対発振周波数特性があまり良くない発振器でも相対速
度精度をあまり劣化させないようにすることを目的とす
る。 【解決手段】 変調信号発生手段11の後に変調振幅可
変手段12を備えて、電圧制御発振手段13に供給され
る変調信号に対し振幅を広く設定して大きな周波数偏移
を持つ通常のレーダモードとするか、または振幅を制限
し周波数偏移を小さくして相対速度の計測精度の高い高
精度測定モードに切り換えることができるようにした。
高精度測定モードでは、電圧制御発振手段の入力電圧対
出力周波数特性の線形性の領域だけしか使用しないの
で、相対速度の計測に関してはその非線形性による計測
誤差を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高周波信号を変調
信号により周波数変調(FM変調)して送信し、目標物
体からの反射信号を受信し、送信信号の一部を分岐する
ことにより受信機の局部発振信号源として周波数変換す
るFM−CW(Frequency Modulation Continuous Wav
e)レーダ装置(周波数変調連続波レーダ装置)に関
し、特に自動車に搭載することにより目標物との相対速
度および距離などを計測して衝突を防止するのに用いて
好適なFM−CWレーダ装置に関する。
【0002】近年、自動車の保有台数の増加に伴い、自
動車の衝突などによる事故も年々増加の傾向にある。こ
のため、自動車の衝突事故を減らすために、衝突を事前
に運転手に知らせるための車間距離監視システムなどの
安全装置を、安価に装着する必要がある。
【0003】
【従来の技術】従来、目標物体との相対速度と距離とを
計測できるレーダ方式として、FM−CWレーダ方式が
使用されている。このレーダ方式は、簡単な信号処理回
路により目標物体との相対速度および距離を計測でき、
また、送受信機を簡単に構成できることから、特に小型
化・低価格化が要求される車載用衝突防止レーダとして
用いられている。
【0004】図6は従来のFM−CWレーダ装置の原理
構成を示す図である。FM−CWレーダ装置は、変調信
号を発生する変調信号発生器1と、この変調信号によっ
て周波数が変調された信号を発生する発振器2と、この
発振器2の出力に接続され発振出力を目標物体へ向けて
送信する送信アンテナ3と、目標物体によって反射され
た反射信号を受ける受信アンテナ4と、この受信アンテ
ナ4で受信した受信信号を発振器2の出力の一部を分岐
して受けた発振信号と混合して周波数変換する周波数変
換器5とによって構成される。
【0005】変調信号発生器1はたとえば数百Hzの三
角波の変調信号を発生する。発振器2では、たとえば数
十GHzを中心として変調信号によってFM変調された
信号が発生され、このFM変調波が送信アンテナ3から
送信される。目標物体からの反射信号は受信アンテナ4
で受信され、周波数変換器5に入力される。周波数変換
器5では、発振器2のFM変調波を局部発振信号として
受信信号をFM検波する。このとき、目標物体からの反
射信号は、レーダと目標物体との間の距離に応じて、ま
た、レーダと目標物体との相対速度によるドップラシフ
トに応じて、送信信号との周波数のずれ(ビート)を起
こし、ビート信号を発生する。このビート信号の周波数
成分は、距離に依存する距離周波数と相対速度に依存す
る速度周波数との周波数のずれで表され、この周波数の
ずれから目標物体との距離および相対速度を測定するこ
とができる。
【0006】ここで、相対速度がゼロの場合における目
標物体との距離の計測と、相対速度の計測とについて説
明する。図7はFM−CWレーダ装置により距離を計測
する原理説明図である。
【0007】この図において、(A)は送・受信周波数
の時間変化を示しており、この中で、実線は送信波、破
線は受信波を示している。また、f0 は送信中心周波
数、Tは変調波の周期、ΔΩは変調幅、そして、frは
距離に依存する距離周波数を表している。(B)は周波
数変換器5によって周波数変換されたビート周波数fb
の時間変化を示し、(C)はビート信号の実際の波形の
例を示している。
【0008】送信波の周波数が時間的に三角波状に変化
しているときに、目標物体で反射して戻ってきた受信波
はその目標物体までの距離に相当した遅延があるので、
送信波よりも遅延の分だけ時間的に遅れることになる。
ここで、送信波と受信波との差分がビート信号となるの
で、ビート周波数fbは台形状の周波数変化をする。こ
のビート周波数がそのまま目標物体との距離と相関関係
がある周波数成分となる。ここで、距離に依存する距離
周波数frは、
【0009】
【数1】fr=(4ΔΩT/c)R ・・・(1) で表される。ここに、Rは目標物体までの距離、cは光
速である。この式から、距離周波数fr、変調幅ΔΩ、
変調波の周期T、および光速cが既知であるので、目標
物体までの距離Rを求めることができる。
【0010】図8はFM−CWレーダ装置により相対速
度を計測する原理説明図である。この図において、
(A)は送・受信周波数の時間変化を示し、(B)はビ
ート周波数fbの時間変化を示し、(C)はビート信号
の実際の波形の例を示している。
【0011】目標物体との相対速度は、ドップラー周波
数成分としてレーダのビート周波数に変換される。目標
物体が近づいて来る場合には高い方に、遠ざかる場合に
は低い方にビート周波数がシフトする。そのシフト量
は、上記のように相対速度がゼロの場合は、ビート周波
数が台形状に変化するときの台形の高さが一定であった
が、相対速度が変化する場合は、送信周波数を三角波状
に変化させている関係上、周波数を上げているときと、
周波数を下げているときとでは、ビート周波数はそれぞ
れ、fr−fd,fr+fdという周波数変化成分で表
される。ここで、fdは速度に依存する速度周波数であ
り、
【0012】
【数2】fd=(2f0 /c)v ・・・(2) で表される。ここに、vは目標物体との相対速度であ
る。
【0013】ビート周波数fbを表す式fr±fdと、
それぞれの距離周波数frおよび速度周波数fdの式と
から、距離成分および速度成分を分離して、目標物体ま
での距離Rおよび目標物体との相対速度vを求めること
ができる。このように、FM−CWレーダ方式は、目標
物体との距離Rおよび相対速度vを同時に計測すること
ができるのである。
【0014】いま、車載用レーダとして、この方式を用
いる場合、計測距離は高々100m、相対速度は100
km/h程度であるから、十分な距離計測制度を確保す
るためには、変調波の周期をT=1×10-3s程度、変
調幅をΔΩ=100MHz程度とし、また、十分な相対
速度測定精度を確保するためには、送信周波数帯として
ミリ波帯を使用しなければならない。たとえば、変調波
の周期をT=1.33×10-3s、変調幅をΔΩ=75
MHz、送信周波数f0 を60GHzとすると、距離分
解能は、1mとなり、速度分解能は、6.75km/h
となる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のFM
−CWレーダ装置では、送信波を作っている発振器は電
圧制御型発振器によって実現されている。電圧制御型発
振器は、この入出力特性を図9に示したように、理想的
には、入力電圧(変調信号の三角波電圧)に対する出力
周波数が破線で示したように直線的に変化する。しか
し、実際の電圧制御型発振器の入出力特性は、図示の実
線で示したように、入力電圧の低い側で変調感度が高
く、入力電圧が高くなると変調感度が低くなるというよ
うな非線形性を有している。しかも、入力される三角波
電圧の変化幅(変調幅ΔΩ)は非常に大きい(100M
Hz程度)ため、出力周波数の低い側および高い側で非
線形性の影響を受けることになる。したがって、発振さ
れる周波数の変化はきれいな三角形にはならず、変調幅
の端の方で変化する。この変化は、距離に依存する距離
周波数frと相対速度に依存する速度周波数fdとを検
出するときの誤差要因となり、測定精度を劣化させると
いう問題があった。特に、速度分解能(6.75km/
h)は、通常でも最高相対速度(100km/h)の1
5分の1程度の分解能しか持っていないので、誤差の発
生により精度がさらに劣化するという問題点があった。
【0016】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、ミリ波帯の電圧対発振周波数特性が多少悪い
発振器でも安価で相対速度計測精度をあまり劣化させな
いようなFM−CWレーダ装置を提供することを目的と
する。
【0017】
【課題を解決するための手段】図1は上記目的を達成す
る本発明の原理構成図である。本発明のFM−CWレー
ダ装置は、三角波の変調信号を発生する変調信号発生手
段11と、変調信号の振幅を可変制御する変調振幅可変
手段12と、振幅が可変制御された変調信号によりFM
変調された信号を発振する電圧制御発振手段13と、F
M変調波の一部を分岐する方向性結合手段14と、FM
変調波を目標物体に向けて送信する送信アンテナ15
と、目標物体によって反射された信号を受信する受信ア
ンテナ16と、方向性結合手段14によって分岐された
信号を局部発振信号源とし受信した信号をFM検波する
周波数変換手段17と、FM検波された信号から目標物
体との距離および相対速度の情報を求める信号処理手段
18と、求められた情報を表示する表示手段19とから
構成される。すなわち、本発明のFM−CWレーダ装置
は、変調信号発生手段11と電圧制御発振手段13との
間に、新たに変調振幅可変手段12を挿入したことを特
徴としている。
【0018】変調信号の振幅を可変制御できるように
し、計測精度を相対速度重視とするか通常通りとするか
によって変調信号の振幅を変更する。これにより、変調
信号の振幅を制限すると、電圧制御発振手段13の入出
力特性の線形な領域のみを使用した計測を行うことがで
き、計測精度の高い相対速度を得ることができるように
なり、また、変調信号の振幅を制限しなければ、非線形
領域をも使用した今まで通りの計測を行うことができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】まず、本発明の概略について図面
を参照して説明する。図1は本発明のFM−CWレーダ
装置の原理的な構成を示すブロック図である。
【0020】本発明のFM−CWレーダ装置は、FM変
調するための三角波信号を発生するための変調信号発生
手段11と、この変調信号発生手段11で発生された三
角波信号の振幅を可変制御する変調振幅可変手段12
と、レーダで出力されるミリ波帯のFM変調された信号
を発生する電圧制御発振手段13と、この電圧制御発振
手段13からの信号を分岐する方向性結合手段14と、
電圧制御発振手段13から出力されたFM変調された信
号を空間に効率的に放出する送信アンテナ15と、目標
物体から反射して来た信号を効率的に受信する受信アン
テナ16と、方向性結合手段14によって分岐された電
圧制御発振手段13の信号と受信アンテナ16によって
受信された信号とを混合して目標物体と本FM−CWレ
ーダ装置との相対速度情報と距離情報とを含む信号成分
を発生させる周波数変換手段17と、この周波数変換手
段17からの相対速度情報と距離情報とを含む信号成分
から相対速度情報および距離情報を取り出して表示に必
要なデータを出力する信号処理手段18と、この信号処
理手段18から出力されたデータを表示する表示手段1
9とから構成される。ここで、方向性結合手段14によ
って分岐された電圧制御発振手段13の信号は周波数変
換手段17における局部発振信号源として使用される。
【0021】変調信号発生手段11と電圧制御発振手段
13との間に挿入された変調振幅可変手段12は、変調
信号発生手段11で発生された三角波信号に対して、振
幅制御を行わない通常のレーダモードと、振幅制御を行
う高精度測定モードとの2つの動作モードを有してい
る。したがって、変調振幅可変手段12は、通常のレー
ダモードでは、入力された三角波信号を振幅制御するこ
となく出力し、高精度測定モードでは、三角波信号の振
幅を電圧制御発振手段13の入力電圧対出力周波数特性
の線形領域に制限して出力する。電圧制御発振手段13
は、変調振幅可変手段12からの信号に対して、通常の
レーダモードでは、距離および相対速度の必要分解能を
満足させるのに必要な周波数偏移を生じさせ、高精度測
定モードにおいては、通常のレーダモードよりも周波数
偏移が小さい信号を発生させる。この出力信号は送信ア
ンテナ15を介して空間に放出される。
【0022】放出された出力信号は、目標物体にぶつか
り、そしてレーダと目標物体との相対速度に対応するド
ップラ周波数シフトとその目標物体までの距離に相応し
た遅延時間に起因する周波数差を伴って受信アンテナ1
6にて受信される。周波数変換手段17では、受信され
た信号は電圧制御発振手段13からの出力信号の一部と
混合され、目標物体との相対速度に対応するドップラ周
波数シフトとその目標物体までの距離に相応した遅延時
間に起因する周波数成分を含む信号が出力される。信号
処理手段18では、周波数変換手段17からの、通常の
レーダモードでの出力信号を使用して目標物体までの距
離情報を検出し、高精度測定モードでの出力信号を使用
して目標物体との相対速度情報を検出するようにする。
これにより、電圧制御発振手段13の入力電圧対出力周
波数特性の線形性が良くなくても、高精度の相対速度の
計測をすることができる。
【0023】次に、本発明の実施の形態を、車間距離監
視システムに適用した場合を例にして説明する。図2は
本発明のFM−CWレーダ装置の第1の実施の形態を示
すブロック図である。
【0024】図示のFM−CWレーダ装置は、送信系と
して、変調信号発生器21と、変調振幅を可変制御する
可変利得増幅器(VGA:Variable Gain Amplifier )
22と、電圧制御発振器(VCO:Voltage-Controlled
Oscillator )23と、方向性結合器24と、送信アン
テナ25とを備え、受信系として、受信アンテナ26
と、周波数変換器27とを備え、信号処理系として、信
号処理部28と、表示部29と、計測モード切換部30
とを備えて構成されている。信号処理部28は、周波数
変換器27の出力信号を受けるローパスフィルタ28a
と、アナログ・ディジタル変換器(A/D)28bと、
距離および速度の計算を専用に行うディジタルシグナル
プロセッサ(DSP)28cと、このディジタルシグナ
ルプロセッサ28cからの距離データおよび速度データ
を表示用のデータにして表示部29に渡すプロセッサ
(CPU)28dとから構成されている。
【0025】ここで、変調信号発生器21はFM変調す
るための三角波信号を発生するものである。可変利得増
幅器22は計測モード切換部30から通常のレーダモー
ドにするか高精度測定モードにするかの指示に応じて利
得が切り換えられ、変調信号発生器21からの三角波信
号の振幅を2段階に可変する。電圧制御発振器23はレ
ーダで出力されるミリ波帯のFM変調された信号を発生
する。方向性結合器24は電圧制御発振器23からの信
号を、送信アンテナ25の他、周波数変換器27におけ
る局部発振信号源の局部発振波として取り出すものであ
る。送信アンテナ25はたとえば自動車の前または後ろ
のバンパに取り付けられて方向性結合器24から出力さ
れた信号を自動車の前方または後方へ向けて放出する。
受信アンテナ26もたとえば自動車の前または後ろのバ
ンパに取り付けられて自動車の前方または後方を走行す
る自動車から反射して来た信号を受信する。周波数変換
器27は方向性結合器24からの信号と受信アンテナ2
6によって受信された信号とを混合して、自車と前後を
走行している車との距離情報と相対速度情報とを含む信
号成分を発生する。
【0026】信号処理部28では、ローパスフィルタ2
8aにて周波数変換器27より出力された信号を透過し
て距離および相対速度の計算に不要な高周波成分を除去
し、透過してきたアナログ信号をアナログ・ディジタル
変換器28bでディジタル信号に変換し、ディジタルシ
グナルプロセッサ28cでは計測モード切換部30の指
示に応じた計測モードでの距離および相対速度の計算を
し、プロセッサ28dがディジタルシグナルプロセッサ
28cからの距離データおよび速度データを表示用のデ
ータとして表示部29へ出力する。表示部29はたとえ
ば自動車内のダッシュボードに設けられて信号処理部2
8より出力された距離および相対速度の計測データを表
示する。
【0027】計測モード切換部30はたとえば自動車内
のダッシュボードに設けられて自車と前方または後方を
走行している車との高精度な相対速度を知りたいときに
計測モードを通常のレーダモードから高精度測定モード
を指示する手動のスイッチとするか、または変調信号発
生器21からの三角波信号に同期して所定周期毎または
各周期毎に計測モードを通常のレーダモードと高精度測
定モードとに交互に切り換えるための指示信号を出力す
る回路とすることができるが、ここでは後者の計測モー
ドの自動切り換えを行う回路として説明する。
【0028】上記構成のFM−CWレーダ装置の動作
を、図3に示した要部波形図を参照して説明する。ま
ず、FM変調するために変調信号発生器21にて三角波
信号が図3(A)に示したように発生され、この三角波
信号は可変利得増幅器22に入力される。ここで、計測
モード切換部30からの指示により、計測モードをたと
えば2周期の期間は通常のレーダモード、1周期の期間
は高精度測定モードとしてこれらを交互に切り換えると
した場合、可変利得増幅器22は通常のレーダモードで
FM−CWレーダ装置に要求される距離分解能を実現す
るのに必要な変調幅を確保することができる利得、たと
えば利得1に制御され、高精度測定モードでは1より小
さい利得に制御される。このときの可変利得増幅器22
の利得の変化を図3(B)に示す。電圧制御発振器23
の入力電圧対出力周波数特性は、図9に示したように一
般的に破線で表した直線ではなく、実線で表したような
特性を有しており、中心付近はほぼ直線であるが、変調
周波数の両端では直線から大きく外れている。したがっ
て、高精度測定モードにおける可変利得増幅器22の利
得は、変調幅が電圧制御発振器23の入力電圧対出力周
波数特性の中心付近における線形部分に入るような値に
制御される。可変利得増幅器22の出力信号は、図3
(C)に示したように、通常のレーダモードで電圧の変
化幅の大きい三角波信号となり、高精度測定モードでは
電圧の変化幅の小さい三角波信号となっている。このよ
うにして振幅が制御された可変利得増幅器22からの信
号を電圧制御発振器23の電圧制御入力端子に入力する
と、電圧制御発振器23は三角波の入力電圧に応じた周
波数の信号、すなわち、レーダで出力されるミリ波帯の
FM変調された信号を発生する。この信号は、図3
(D)に示したように、通常のレーダモードの区間では
電圧制御発振器23の入力電圧対出力周波数特性の非線
形性により、変調幅の両端における周波数の増減方向が
変化する付近において、三角波の波形が鈍った形で周波
数が変化し、一方、高精度測定モードの区間では変調幅
が電圧制御発振器23の入力電圧対出力周波数特性のほ
ぼ線形性の領域にあるので、三角波状に周波数が変化し
ている。そして、このような出力信号は送信アンテナ2
5より空間に放出される。
【0029】放出された信号は目標物体である前方また
は後方を走行している自動車にぶつかり、その一部が目
標物体によって反射されて戻ってくると、受信アンテナ
26によって効率よく受信される。受信信号は、目標物
体と本FM−CWレーダ装置との距離情報と相対速度情
報とを含む信号成分を含んでおり、周波数変換器27に
入力される。周波数変換器27では、受信信号は電圧制
御発振器23の出力の一部と混合され、ビート信号に変
換されて信号処理部28に送られる。信号処理部28で
は、ローパスフィルタ28aにて周波数変換器27から
のビート信号を透過し、アナログ・ディジタル変換器2
8bでアナログ信号からディジタル信号に変換し、ディ
ジタルシグナルプロセッサ28cで距離および速度の計
算をし、求められた距離データおよび速度データをプロ
セッサ28dに渡し、プロセッサ28dではこれら距離
データおよび速度データを表示用のデータにして表示部
29へ出力する。
【0030】この信号処理部28では、電圧制御発振器
23で発生されたFM変調信号を基本として信号処理を
行うため、復調波が三角波の形状から離れている場合に
処理誤差を発生することになる。このことから、通常の
レーダモードでは、処理信号の誤差が発生することにな
る。しかし、高精度測定モードでは、FM変調波も三角
波形状をしており、周波数変換器27で復調される信号
も三角波形状をしているので、誤差の少ない相対速度検
出が可能となり、従来のFM−CWレーダ装置よりも測
定精度が高い相対速度の測定を行うことができる。ただ
し、精度の高い相対速度の測定を行う高精度測定モード
では、周波数変調幅が狭くなるので、距離を計測する際
の測距精度が低下することになるので、精度の高い相対
速度の測定を必要としないときは、通常のレーダモード
に戻される。
【0031】図4は変調振幅可変手段の別の実施の形態
を示すブロック図である。変調振幅可変手段の別の実施
の形態である変調振幅可変部40は可動接点で変調信号
を受けるリレー41と、このリレー41の固定接点に接
続された減衰器42,43と、これら減衰器42,43
の出力を固定接点で受け可動接点より振幅が制御された
変調信号を出力するリレー44とによって構成される。
また、変調振幅可変部40は計測モードに応じてリレー
41および44のリレー接点を同時に切り換える制御端
子45を有している。
【0032】2つの減衰器42,43において、たとえ
ば減衰器42は変調信号発生器21からの変調信号の変
調幅を通常のレーダモード時の変調幅、すなわち、FM
−CWレーダが要求する距離および相対速度分解能を実
現するのに必要な変調幅に減衰させる値に設定されてお
り、減衰器43は高精度測定モード時の変調幅までさら
に減衰させる値に設定されている。したがって、図示の
リレー41,44の制御位置では、通常のレーダモード
時の接続位置を示しており、制御端子45に計測モード
切り換え指令を受けると、リレー41,44の各可動接
点が制御されて高精度測定モードに切り換わり、変調信
号は減衰器43による減衰を受けることになる。
【0033】図5は本発明のFM−CWレーダ装置の第
2の実施の形態を示すブロック図である。図示のFM−
CWレーダ装置は、送信系として、変調信号発生器51
と、変調振幅可変部52と、電圧制御発振器53と、方
向性結合器54と、送信アンテナ55とを備え、受信系
として、受信アンテナ56と、周波数変換器57とを備
え、信号処理系として、信号処理部58と、表示部59
とを備えて構成されている。信号処理部58は、周波数
変換器57の出力信号を受けるローパスフィルタ58a
と、アナログ・ディジタル変換器58bと、距離および
速度の計算を行うディジタルシグナルプロセッサ58c
と、このディジタルシグナルプロセッサ58cからの距
離データおよび速度データを基に計測モードを切り換え
るかどうかの判断を行い結果を変調振幅可変部52およ
びディジタルシグナルプロセッサ58cへ通知するプロ
セッサ58dと、計測モードを切り換えるための条件デ
ータが保持されている読取り専用メモリ(ROM)58
eとから構成されている。なお、ここでは条件データを
保持している記憶手段は読取り専用メモリ58eを使用
しているがランダムアクセスメモリでもよい。
【0034】ここで、信号処理部58は、目標物体であ
る自動車との車間距離が十分にあり、かつその自動車と
の相対速度があまり変化しないような比較的衝突の危険
性が少ない環境にある場合と、たとえば車間距離は十分
にあってもマイナスの相対速度が大きい、すなわち、対
象の自動車と急速に接近しているような緊急時のような
場合とに応じて計測モードを自動切り換えするよう構成
されている。特に、通常のレーダモードで計測している
ときに、相対速度が接近する方向に急に大きくなるよう
な場合は、もともと相対速度の計測値が信頼性のある値
でないので、本当に接近しているのか、精度誤差に起因
するエラーを含んでいて計算上大きくなっているのかが
判断できない。このような場合には、計測モードを通常
のレーダモードから高精度測定モードに切り換えて、高
精度の相対速度を求める必要がある。
【0035】プロセッサ58dでは、ディジタルシグナ
ルプロセッサ58cから渡された距離データおよび速度
データを分析し、読取り専用メモリ58eに格納されて
いる切り換え判断の基準となるデータを読み出して分析
結果と比較する。たとえば、プロセッサ58dは車間距
離が読取り専用メモリ58eに設定されている基準の距
離より近づいているかどうかを調べ、近づいていれば、
たとえば図示しない警報装置を起動するようにしたり、
ブレーキ動作に移行させるような制御を行う。また、プ
ロセッサ58dは車間距離が大きくても、マイナスの相
対速度が大きいような場合には、車間距離に対する相対
速度の値を読取り専用メモリ58eから読み出して判断
基準を満たすようなときには、変調振幅可変部52に対
して変調幅を小さく制御し、ディジタルシグナルプロセ
ッサ58cに対しては計測モードが高精度測定モードに
あることを通知する切換信号を出力する。この高精度測
定モードによる計測の結果、得られた距離および相対速
度データは、プロセッサ58dにおいて読取り専用メモ
リ58eに設定されている判断基準データと比較され、
所定の判断基準を満たしていると判断されると、そのと
きの距離および相対速度のデータが表示部59へ渡され
て表示されるとともに、図示しないたとえば警報装置、
ブレーキ制御装置などに警報信号が出力される。
【0036】このように信号処理部58では、計測モー
ド切り換えの判断となる各種データを保存しておき、通
常のレーダモード時に計測された距離および相対速度の
データを保存データと比較して、所定の判断基準を満た
す場合に計測モードを高精度測定モードに切り換えて精
度の高い相対速度を得るようにする。ここで得られた計
測精度の高い相対速度は表示部59にて表示される。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明のうち請求項
1記載の発明では、変調信号発生手段と電圧制御発振手
段との間に、新たに変調振幅可変手段を挿入するように
構成した。これにより、電圧制御発振手段の変調幅を、
通常FM−CWレーダが要求する距離および相対速度分
解能を実現するのに必要な変調幅と、この変調幅より狭
くして電圧制御発振手段の入力電圧対出力周波数特性の
直線性の良い領域で変調を行うことができる変調幅とに
切り換えることができるので、特に、変調幅を狭くした
場合には、電圧制御発振手段の入力電圧対出力周波数特
性の非線形性による相対速度計測の計測誤差を低減する
ことができ、レーダ装置の速度表示の確度を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のFM−CWレーダ装置の原理的な構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明のFM−CWレーダ装置の第1の実施の
形態を示すブロック図である。
【図3】FM−CWレーダ装置の動作を説明するための
要部波形図である。
【図4】変調振幅可変手段の別の実施の形態を示すブロ
ック図である。
【図5】本発明のFM−CWレーダ装置の第2の実施の
形態を示すブロック図である。
【図6】従来のFM−CWレーダ装置の原理構成を示す
図である。
【図7】FM−CWレーダ装置により距離を計測する原
理説明図である。
【図8】FM−CWレーダ装置により相対速度を計測す
る原理説明図である。
【図9】電圧制御型発振器の入出力特性を示す図であ
る。
【符号の説明】
11 変調信号発生手段 12 変調振幅可変手段 13 電圧制御発振手段 14 方向性結合手段 15 送信アンテナ 16 受信アンテナ 17 周波数変換手段 18 信号処理手段 19 表示手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 二宮 照尚 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 伊佐治 修 兵庫県神戸市兵庫区御所通1丁目2番28号 富士通テン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変調信号発生手段からの変調信号により
    電圧制御発振手段にて高周波信号を周波数変調した信号
    を送信し、目標物体からの反射信号を受信し、送信した
    信号の一部を分岐して受信機の局部発振信号源として受
    信信号を周波数変換し、信号処理手段にて目標物体との
    距離および相対速度を計測するFM−CWレーダ装置に
    おいて、 前記変調信号の振幅を前記電圧制御発振手段の入力電圧
    対出力周波数特性の線形領域に制限する変調振幅可変手
    段を備えることを特徴とするFM−CWレーダ装置。
  2. 【請求項2】 前記変調振幅可変手段の振幅制御を所定
    の周期で行うことを特徴とする請求項1記載のFM−C
    Wレーダ装置。
  3. 【請求項3】 前記信号処理手段は、前記変調振幅可変
    手段の振幅制御の有無を切り換えるための判断基準とな
    るデータを格納する記憶手段と、計測された距離および
    相対速度のデータを前記判断基準となるデータと比較し
    て振幅制御の有無の切り換えの判断を行うモード切換判
    断手段とを有することを特徴とする請求項1記載のFM
    −CWレーダ装置。
  4. 【請求項4】 前記変調振幅可変手段は、可変利得増幅
    器よりなることを特徴とする請求項1記載のFM−CW
    レーダ装置。
  5. 【請求項5】 前記変調振幅可変手段は、減衰値の異な
    る2つの減衰器と、振幅制限の有無に応じて前記変調信
    号が通過する減衰器を切り換えるリレーとを有すること
    を特徴とする請求項1記載のFM−CWレーダ装置。
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