JP3577237B2 - 車両用レーダ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば車両用車間距離を測定するのに使用される車両用レーダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種のレーダ装置としては、送受共用アンテナを用いることで小型化し、自動車への搭載性を向上させた図11に示すようなFM−CWレーダ装置が知られている。図11において、1は発振器、2はパワーデバイダ、3は送信アンプ、4はサーキュレータ、5はホーンアンテナ51と反射鏡アンテナ52とからなる送受共用アンテナ、6は目標物体、7は受信アンプ、8はミクサ、9はフィルタ、10はAGCアンプ、11はA/D変換器、12は信号処理装置、13はアンテナ走査用モータ、14はハンドル角センサである。そして、上記1乃至5で送信手段を、4、5、7、8で受信手段を、9乃至12で信号処理手段を、また、13および52で走査手段をそれぞれ構成している。
【0003】
次に、このように構成された従来装置の動作を説明する。信号処理装置12は線形のFM変調用の電圧信号を出力する。このFM変調用電圧信号により発振器1がFM変調された電磁波を発生する。この電磁波をパワーデバイダ2により2つに分け、一方はミクサ8に入力する。もう一方の電磁波は送信アンプ3で増幅された後、サーキュレータ4を経由し、送受共用アンテナ5から空間に出力される。送受共用アンテナ5から空間に出力された電磁波は目標物体6で反射され、送信電磁波に対して遅延時間Tdをもつ受信電磁波として送受共用アンテナ5に入力される。さらに目標物体レーダ装置に対して相対速度を持つ場合、受信電磁波は送信電磁波に対してドップラシフトfdをもって送受共用アンテナ5に入力される。送受共用アンテナ5で受信された電磁波は受信アンプ7で増幅された後、ミクサ8により送信電磁波とミキシングされ、遅延時間Tdとドップラシフトfdに対応したビート信号を出力する。得られたビート信号はフィルタ9を通過し、AGCアンプ10により増幅されてA/D変換器11に入力される。そのビート信号から信号処理装置12は目標物体6までの相対距離と相対速度を算出する。
【0004】
次に相対距離と相対速度を算出する方法を説明する。図12は上記レーダ装置を用いた相対距離と相対速度を算出する一例の説明である。ここで、縦軸は周波数f、横軸は時間tである。図12において、送信電磁波(実線)は送信電磁波の周波数掃引帯域幅B、変調周期TmでFM変調されている。受信電磁波(細い破線および太い破線)は送信電磁波が距離Rの位置に存在する目標物体6で反射されて送受共用アンテナ5に入力されるまでの遅延時間Tdを持っている。また、目標物体6が相対速度を持つとき、受信電磁波は送信電磁波に対してfdだけドップラシフトする。このとき周波数上昇時における送信信号と受信信号の周波数差fbuと周波数下降時における送信信号と受信信号の周波数差fbdがビート信号としてミクサ8より出力される。このビート信号をA/D変換器11でA/D変換し、信号処理装置12にデータとして取り込み、FFT処理(高速フーリエ変換処理)することにより上記fbu、fbdとその受信レベルMを求める。fbu、fbdの受信レベルは通常同じでありMとなる。
【0005】
上記fbu、fbd、Tm、Bと光速C(=3.0×108 m/s)、搬送波の波長λ(搬送波の基本周波数がf0 =77GHzならば、λ=4.0×10-3 m)により目標物体の相対距離Rと相対速度Vは下式により求められる。
R=TmC/4B(fbu+fbd)、 V=λ/4(fbu−fbd)・・・(1)
また、目標物体が複数存在する場合、周波数上昇時における送信信号と受信信号の複数の周波数差fbuと周波数下降時における送信信号と受信信号の複数の周波数差fbdから同一物体のfbuとfbdを選び、式1からそれぞれの相対距離Rと相対速度Vを求める。
【0006】
次に、受信レベルMから信号処理装置12が目標物体6の方向を演算する方法を述べる。従来、方向を演算する方法として例えばと特公平7−20016号公報にモノパルス方式、シーケンシャルロービング方式、コニカル走査方式など代表的な方式が開示されている。ここではシーケンシャルロービング方式について
説明する。この方法は、特開平7−92258号公報に開示されているように、異なる軸を有する2つのレーダビームの受信レベルの差を正規化して用い、広い範囲で角度計測する測角方式と同等のものである。
【0007】
距離、相対速度および受信レベルM1を所定の方向θ1で測定した後、信号処理装置12はモータ13を動作させ次の方向θ2に移動し、同様に距離、相対速度および受信レベルM2を測定する。これら複数方向の検出データにおいて同一の距離、相対速度のデータを選び出し、受信レベルM1と受信レベルM2の大小関係により測角する。
【0008】
具体的には、所定の2方向θ1とθ2におけるアンテナビームパターンB1(θ)とB2(θ)から和パターンS(θ)と差パターンD(θ)を下記式より求める。
S(θ)=B1(θ)+B2(θ)・・・(4)
D(θ)=B1(θ)−B2(θ)・・・(5)
次にS(θ)で規格化した次式のディスクリDS(θ)を求める。
DS(θ)=D(θ)/S(θ)・・・・(6)
ここで、S(θ)の半値幅内θs内ではθに対してDS(θ)が単調増加、あるいは単調減少の関係になる。
【0009】
所定の2方向θ1とθ2の中心をθo、S(θ)の半値幅をθsとし、θsで規格化した角度θn、およびθn=0付近のDS(θ)の傾きkを次式で求める。
θn=(θ−θo)/θs・・・・・・・(7)
k=DS(θ)/θn・・・・・・・・・(8)
また、受信レベルM1と受信レベルM2から観測で得られるDSを次式から求める。
DS=(M1−M2)/(M1+M2)・・・(9)
よって、予め計算できるθs、k、θoと、観測で得られたDSから次式により目標物体の方向θを求めることができる。
θ=θs/k・DS+θo・・・・・・・(10)
【0010】
上記より測定した目標物体の距離、相対速度、方向とハンドル角センサ14から道路の曲率を求めた結果より、目標物体が自車両と同一レーン上を走行する先行車かどうかを判定し、車間距離警報や、安全車間距離を保つ追従走行などを行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記式を用いて測角する場合、少なくとも2方向で上記AGCアンプ10を同じゲインに設定しなければそれぞれの方向での受信レベルを比較できず測角ができない。また、少なくとも2方向で上記AGCアンプ10を同じゲインに設定すると、図13のような走行状況の場合、右レーンの近距離トラックは反射強度が大きいため、そのレベルによりAGCが制限され、実際に検出したい同一レーン上を走行する先行車が検出できなくなるというシステムの運用上の問題があった。
【0012】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたものであって、どのような走行状況においても最大検知距離をレーダの本来の性能から落とすことなく、確実に先行車の位置を検出できる高性能で安価な車両用レーダ装置を得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る車両用レーダ装置は、電磁波を送信する送信手段と、 目標物体で反射された電磁波を受信する受信手段と、上記送信手段の出力と受信手段の入力に基づいて目標物体の距離および相対速度および受信強度を求める信号処理手段と、上記電磁波の送信方向および受信方向を変更する走査手段と、複数方向での目標物体の受信強度から目標物体の方向を算出する演算手段とを備えた車両用レーダ装置において、複数方向での上記受信手段のAGC量を独立に制御し、上記受信手段の各AGC量に応じて各方向の目標物体の受信レベルを補正し測角するに際し、走行レーン外の反射強度の大きい物体の存在により少なくとも2方向で先行車を検出できないことを判断した場合、主に反射強度の大きい物体を検出している方向のAGC量を増大させる演算手段を備えたものである。
【0014】
また、電磁波を送信する送信手段と、 目標物体で反射された電磁波を受信する受信手段と、上記送信手段の出力と受信手段の入力に基づいて目標物体の距離および相対速度および受信強度を求める信号処理手段と、上記電磁波の送信方向および受信方向を変更する走査手段と、複数方向での目標物体の受信強度から目標物体の方向を算出する演算手段とを備えた車両用レーダ装置において、複数方向での上記受信手段のAGC量を独立に制御し、上記受信手段の各AGC量に応じて各方向の目標物体の受信レベルを補正し測角するに際し、走行レーン外の反射強度の大きい物体の存在により少なくとも2方向で先行車を検出できないことを判断した場合、主に反射強度の大きい物体を検出している方向のAGC量を、先行車を捕捉している方向のAGC量と同じにする演算手段を備えたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を説明する。装置の構成、並びに距離、速度等受信レベルMを求める方法は図11に示した従来例と同じである。ここではAGCの制御方法について図を用いて説明する。図1はこの発明の要部であるAGCの動作を示すブロック図である。図1において、8はミクサ、10はAGCアンプ、11はA/D変換器、12は信号処理装置である。
【0016】
目標物体6の反射波をミクサ8が受信するとビート信号Vを発生する。ビート信号VはAGCアンプ10にて予め設定されているゲイン量(Gain・V)に応じてビート信号VをGain・Vまで増幅する。増幅されたビート信号はA/D変換器11にてサンプリングされ、データとして信号処理装置12に送られ、信号処理装置12はそのデータに基づいてAGCアンプ10のゲイン量を再設定する。
【0017】
AGCアンプ10のゲイン量を再設定するためのイメージ図を図2に示す。図2において、信号はAGCアンプ10にて増幅された信号が8ビットA/D変換器11に時系列にサンプリングされた結果を示している。信号処理装置12は増幅された信号の最大振幅がある所定の範囲内に収まるようにAGCアンプ10のゲイン量を常に設定する。ここでは例としてA/D変換器11の最大入力値が0.5Vとし、そのときのデジタル値を127、最小入力値は−0.5Vとし、そのときのデジタル値を−127としている。また、所定の範囲を最大入力値から4dB下がった点(デジタル値50)からマージンを見込んで最大入力値から1dB下がった点(デジタル値100)間に収まるようにフィードバック制御する。
【0018】
このようなAGCアンプ10の動作の結果について図3を用いて説明する。システム設計結果では、最大受信電力(Smax)と最小受信電力(Smin)との間には70dB以上の開きがある。ここで最大受信電力(Smax)は前方5mの平面板の反射レベル、最小受信電力(Smin)は前方120mの乗用車の反射レベルで規定する。また受信電磁波の検出確率を90%以上確保し、かつノイズを検出する確率を10−6に抑えるために、受信系ノイズレベルに対し最小受信電力(Smin)は17dB程度のマージンが必要である。よって、合計90dB程度のダイナミックレンジが必要となる。しかし、このようなダイナミックレンジを持つA/D変換器は計算上15ビット必要となり、車両用としてはコスト、ノイズの面で実現不可能である。
【0019】
上記背景から図3に示すように、大きな受信電力(近距離目標物体)の反射の場合はAGCのゲインを小さくし、小さな受信電力(遠距離目標物体)の場合はAGCのゲインを大きくすることで、A/D変換器のダイナミックレンジに最適に受信電磁波が収まるよう、A/D変換器への最大振幅値をモニターしながら、AGCをフィードバック制御することで、A/D変換器のビット数が小さくても近距離目標物体から遠距離目標物体まで検出できるようにしている。
【0020】
次に走査方法を説明する。ここではビーム走査数を3本として説明する。図11において、アンテナ走査用モータ13は反射鏡アンテナ52を所定3方向の角度で止めるよう制御される。このように構成されたレーダ装置のビームパターンは図4に示すように左方向に出力する左ビームL、真ん中方向に出力する中ビームC、右方向に出力する右ビームRで構成される。
【0021】
次に測角動作について説明する。目標物体6を測角するには、それぞれのビームにおいて、まず距離、相対速度、信号強度Mを求め、距離、相対速度値が同じものについて受信レベルMを比較し測角を行う。従来例で示したように、この方法では振幅値の比較を行うためAGCアンプ10のゲイン量は3方向で同一である必要があり、前述のように、ある走行条件によっては先行車を検出できなくなる。
【0022】
このような問題点を解決するため、この発明の実施の形態1では、複数方向での受信手段のAGC量を独立に制御するようにし、さらに各AGC量に応じて各方向の目標物体の受信レベルを補正し測角するものである。ここで図5のフローチャートを用いて具体的に説明する。まず、走査方向を示す変数iに0を入力し(S1)、所定の方向にアンテナを向けビート信号VをA/D変換器11で所定数サンプリングし(S2)、得られたビート信号Vの最大値を取得する(S3)。図2で述べたように、ビート信号の最大値が所定の範囲(A/D最大値−1dB)より小さく(A/D最大値−4dB)より大きくなるよう2dBのきざみで
AGCをフィードバック制御する(S4、5)。ここで所定の範囲の幅を3dBとしたのは、AGCのゲインのきざみが2dBとしたときにハンチングを起こさないようマージンを加えているためである。また、ここでは2dBきざみとしたが、ビート信号Vの大きさに応じてリニアにゲインを変更してもよい。
【0023】
次に、次の走査方向でのAGC値を設定するために変数iをインクリメントし(S6)、あらかじめ決定されている次の走査方向でのAGC値をAGCに出力しゲイン設定を行う(S7)。次に3方向すべてで繰り返し(S8)、3方向の独立したAGCにおけるビート信号Vを取得する。
【0024】
3方向のビート信号をFFT処理することにより、従来例の方法に従い3方向での検出対象の距離、相対速度、受信レベルMを求める(S9)。次にすべての方向で同一距離、同一相対速度の検出対象を同一目標物体とみなし、各方向における受信レベルM[左]、M[中]、M[右]をまとめる(S10)。さらに各
ビームの測定時のAGC値であるAGC[左]、AGC[中]、AGC[右](つまり現在設定されているAGC量のひとつ前の設定値)を取得し(S11)、受信レベルを比較できるように各方向のAGC量だけそれぞれの受信レベルMを下げる(S12)。ここではAGC量を0dB(ゲインなし)の状態を基本として受信レベルM’を計算したが、計算時にまるめ誤差が小さくなるようAGC最大量を基準とし、実際のAGC量との差分だけ受信レベルMに乗算してもよい。また、ある所定のAGC量を基準としてもよい。これにより求められた受信レベル補正値M’は、ある基準となる固定AGC量で各方向の受信レベルを検出したことと同等になるので、受信レベル補正値M’を用いて、従来例に従い測角処理を行う(S13)。次に計測を終了するか判断し(S14)、終了しない場合はS1に戻る。
【0025】
以上のように、この発明の実施の形態1によれば、複数方向での受信手段のAGC量を独立に制御するようにしたので、特別な装置を付加することなく、どのような走行状況においても最大検知距離をレーダの本来の機能から落とすことなく、確実に目標物体を検出できる。またAGC量により受信レベルを補正するようにしたので、正確に測角することができる。
【0026】
実施の形態2.
実施の形態1のレーダ装置は図13のような走行状況の場合、確実に先行車を検出できるようになったが、先行車の測角ができない場合がある。例えば、先行車が遠方に存在する場合、中ビームは先行車を検出できるが、右ビームは反射強度が大きいトラックが検出されるためAGC量を小さくするので先行車を検出できないことがある。さらに図13において、道路がやや右に曲がっている場合は左ビームでも先行車を検出できないため、先行車は中ビーム1本でしか検出できない。このような状況においては少なくとも2方向のビームで目標物体を検出できないので従来の測角原理からは測角が不可能となる。
【0027】
以下、上記問題を解決するための実施の形態2を図6について説明する。図6は実施の形態2に係る車両用レーダ装置の構成を示すもので、従来例を示す図11との違いはサーキュレータ4を送受切換スイッチ15に変更した点であり、パルスドップラレーダを構成している。図6において、1は例えば送信周波数ftx=76.5GHzの電磁波を発生する発振器、2は発振器1の電磁波の電力を分配し、送信アンプ3とミクサ8の両方に供給するパワーデバイダ、3はパワーデバイダ2により送信用に分配された電磁波を増幅する送信アンプである。
【0028】
15は送信時にはアンテナ5を送信アンプ3に接続し、受信時にはアンテナ5を受信アンプ7に接続する送受切換スイッチである。5はホーンアンテナ51および反射鏡アンテナ52とからなる送受共用アンテナである。6はレーダ装置から距離Rだけ離れた相対速度Vの目標物体、7は送信電磁波が反射されて帰ってきた受信電磁波を増幅する受信アンプ、8はパワーデバイダ2によりLO用に分配された電磁波と目標物体6の反射波とをミキシングし、目標物体6の相対速度Vに応じたビート信号を出力するミクサ、9はカットオフ周波数がパルス時間幅の逆数となるフィルタ、10は反射電磁波の受信電力に応じてゲインを調整できるAGCアンプ、11はビート信号をデジタルに変換するA/D変換器、12はA/D値により目標物体の距離、相対速度を計算する信号処理装置である。
【0029】
次に、上記のように構成された実施の形態2の車両用レーダ装置の電磁波送信動作を説明する。まず発振器1から例えば送信周波数ftx=76.5GHzの周波数の電磁波が出力される。その電磁波はパワーデバイダ2を通過し、送信アンプ3により増幅される。送受切換スイッチ15は送信アンプ3とアンテナ5を接続しているので、アンプ3により増幅された電磁波は送受切換スイッチ15を通過し、アンテナ5から空間に出力される。
【0030】
次に電磁波受信動作を説明する。電磁波送信開始時からパルス時間幅Tg例えば33.3ns(=1/30MHz、距離5m相当)だけ経過した時点で、送受切換スイッチ15は受信側に切り替わり、アンテナ5と受信アンプ7を接続する。また、アンテナ5から空間に出力された電磁波は距離Rに存在する目標物体6から反射され、図7のように送信電磁波に対して距離Rに依存する遅延時間△tをもって受信電磁波としてアンテナ5に入力される。また、目標物体6が相対速度を持つとき、受信電磁波周波数は送信電磁波周波数ftxに対してfbだけドップラシフトしてアンテナ5に入力される。アンテナ5に入力された受信電磁波は受信アンプ7により増幅され、ミクサ8によりパワーデバイダ2からのLO用電磁波とミキシングされ、図7に示すドップラシフトfbに対応したビート信号を出力する。得られたビート信号はカットオフ周波数が30MHzフィルタ9を通過し、AGCアンプ10により増幅されてA/D変換器11に入力される。
【0031】
次に、A/D変換器11に入力されたデータから信号処理装置12が目標物体6の距離、相対速度を演算する方法を述べる。ここで、例えば速度分解能1km/hを得たいとすると、送信周波数ftx=76.5GHzよりドップラ周波数の分解能△fは
となり、7.06msの計測時間が必要となる。ここで、例えば最大計測距離を150mとした場合、パルス繰り返し周期は33.3ns×30=1μsとなるので、速度分解能1km/hを得るには上記装置においてビート信号を図8のようにレンジゲート毎にパルス7060発分を取得し、そのすべてのデータをレンジゲート毎にFFTすると図9のようにあるレンジゲートでドップラシフトfbが出力される。ここで、距離、相対速度は下記式(2)、(3)で計算できる。
距離= tg×n×C/2 ・・・(2)
相対速度=(fb×C)/(2fo) ・・・(3)
ここで、tgはレンジゲート時間幅(パルス時間幅)、nはレンジゲート番号、Cは光速、fbはビート周波数、foは送信周波数(76.5GHz)である。
【0032】
このように構成された実施の形態2の車両用レーダ装置は、図13において、トラックの位置が車線外にあることがわかれば、右ビームのAGC量を増加させ先行車を検出するようにする。この車両用レーダ装置は目標物体が自車両と同一レーン上を走行する先行車かどうかを判定し、車間距離や、安全車間距離を保つ追従走行などを行うのが目的であり、トラックが走行レーン外であれば先行車を検出することが優先される。このレーダ装置がFM−CWレーダの場合、ビート信号VがA/D変換器で飽和するので右ビームは実スペクトルの高調波スペクトルが複数検出されてしまいこの方法を使うのは難しい。しかし、パルスレーダの場合、トラックが検出されているレンジゲートではビート信号VがA/D変換器で飽和するのでトラックを検出できないが、先行車を検出しているレンジゲートではビート信号VがA/D変換器で飽和しないので正しく検出できる。
【0033】
ここで図10のフローチャートを用いて具体的に説明する。まず、3方向すべてのA/D値を計測する(S1)。これは実施の形態1のS1からS8と同等である。
【0034】
次に、目標物体の距離、相対速度、角度を計測する(S2)。これは実施の形態1のS9からS13と同等である。
【0035】
次に、先行車を、車載カメラあるいはハンドル角センサ14あるいはヨーレートセンサなどからのデータあるいは路肩の停止物の位置から認識し設定する(S3)。
【0036】
次に、設定した先行車のデータを少なくとも2ビーム以上で検出しているかどうかを判定し、できていれば再計測を行う(S4)。できていなければ検出していないビームにおいて受信レベルの高い目標物体が存在するかどうか判定し、存在しなければ再計測を行う(S5)。存在していればそのビームのAGC量をリニアあるいは段階状に増加させ再セットする(S6)。このときの増加量は先行車を確実に捕捉しているビームのAGC値にセットしてもよいし、できるだけ受信レベルの高い目標物体も検出できるように徐々に増加させてもよい。
【0037】
次に、終了するかどうか判定し、終了しないならS1に戻り再計算を行う。
【0038】
このように実施の形態2によれば、反射強度の大きい物体を検出している方向のAGC量を増大させるようにしたので、特別な装置を付加することなく、どのような走行状況においても最大検知距離をレーダの本来の性能から落とすことなく、確実に先行車の位置を検出できる。また、AGC量を増大させる方法により、反射強度の大きい物体をできるだけ検出できるようにすることができたり、早期に位置検出したりできる。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、複数方向での受信手段のAGC量を独立に制御するようにしたので、特別な装置を付加することなく、どのような走行状況においても最大検知距離をレーダの本来の性能から落とすことなく、確実に目標物体を検出できる。
【0040】
また、複数方向での受信手段のAGC量を独立に制御するようにし、さらにAGC量により受信レベルを補正するようにしたので、特別な装置を付加することなく、どのような走行状況においても最大検知距離をレーダの本来の性能から落とすことなく、確実に目標物体を検出でき、かつ測角することができる。
【0041】
また、反射強度の大きい物体を検出している方向のAGC量を増大させるようにしたので、特別な装置を付加することなく、どのような走行状況においても最大検知距離をレーダの本来の性能から落とすことなく、確実に先行車の位置を検出できる。さらに、反射強度の大きい物体をできるだけ検出できるようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1に係る車両用レーダ装置のAGC回路を示すブロック図である。
【図2】実施の形態1のAGCフイードバック制御を示すイメージ図である。
【図3】実施の形態1のAGCの機能を示すイメージ図である。
【図4】実施の形態1における3ビームを示す説明図である。
【図5】実施の形態1の動作を説明するフローチャートである。
【図6】この発明の実施の形態2に係る車両用レーダ装置の構成を示すブロック図である。
【図7】実施の形態2のパルス信号の送受信を説明する図である。
【図8】実施の形態2におけるビート信号を示す説明図である。
【図9】実施の形態2におけるビート周波数を示す説明図である。
【図10】実施の形態2の動作を説明するフローチャートである。
【図11】従来の車両用レーダ装置の構成を示すブロック図である。
【図12】従来の車両用レーダ装置の相対距離、相対速度を算出する方法を説明する図である。
【図13】従来の車両用レーダ装置の問題点を説明する図である。
【符号の説明】
1 発振器、 2 パワーデバイダ、
3 送信アンプ、 4 サーキユレータ、
5 送受共用ナンテナ、 6 目標物体、
7 受信アンプ、 8 ミクサ、
9 フイルタ、 10 AGCアンプ、
11 A/D変換器、 12 信号処理装置、
13 モータ、 14 ハンドル角センサ
15 送受切換スイッチ、 51 ホーンアンテナ、
52 反射鏡アンテナ。
Claims (4)
- 電磁波を送信する送信手段と、 目標物体で反射された電磁波を受信する受信手段と、上記送信手段の出力と受信手段の入力に基づいて目標物体の距離および相対速度および受信強度を求める信号処理手段と、上記電磁波の送信方向および受信方向を変更する走査手段と、複数方向での目標物体の受信強度から目標物体の方向を算出する演算手段とを備えた車両用レーダ装置において、複数方向での上記受信手段のAGC量を独立に制御し、上記受信手段の各AGC量に応じて各方向の目標物体の受信レベルを補正し測角するに際し、走行レーン外の反射強度の大きい物体の存在により少なくとも2方向で先行車を検出できないことを判断した場合、主に反射強度の大きい物体を検出している方向のAGC量を増大させる演算手段を備えたことを特徴とする車両用レーダ装置。
- 電磁波を送信する送信手段と、 目標物体で反射された電磁波を受信する受信手段と、上記送信手段の出力と受信手段の入力に基づいて目標物体の距離および相対速度および受信強度を求める信号処理手段と、上記電磁波の送信方向および受信方向を変更する走査手段と、複数方向での目標物体の受信強度から目標物体の方向を算出する演算手段とを備えた車両用レーダ装置において、複数方向での上記受信手段のAGC量を独立に制御し、上記受信手段の各AGC量に応じて各方向の目標物体の受信レベルを補正し測角するに際し、走行レーン外の反射強度の大きい物体の存在により少なくとも2方向で先行車を検出できないことを判断した場合、主に反射強度の大きい物体を検出している方向のAGC量を、先行車を捕捉している方向のAGC量と同じにする演算手段を備えたことを特徴とする車両用レーダ装置。
- 上記電磁波は連続波であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用レーダ装置。
- 上記電磁波はパルス波であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用レーダ装置。
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