JPH09142558A - ディスクケース - Google Patents

ディスクケース

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JPH09142558A
JPH09142558A JP32409295A JP32409295A JPH09142558A JP H09142558 A JPH09142558 A JP H09142558A JP 32409295 A JP32409295 A JP 32409295A JP 32409295 A JP32409295 A JP 32409295A JP H09142558 A JPH09142558 A JP H09142558A
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disc
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Tomoji Ito
友二 伊藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1に、損傷,破損等が防止されると共に、
第2に、プレミアム性,デザイン性,オリジナル性等が
向上し、第3に、取扱いも容易であり、第4に、コスト
面にも優れた、ディスクケースを提案する。 【解決手段】 このディスクケースBは、蓋1付の浅い
箱状をなすケース本体2と、ケース本体2内に嵌入,取
付けられ、コンパクトディスク,ミニディスク等の薄い
ディスクDを収容,保持するトレー9とを、有してな
り、トレー9は、フレキシブルで可撓性を備えた合成ゴ
ム等の弾性材R製よりなる。なお、蓋1を含むケース本
体2も弾性材R製とし、トレー9と一体成形することも
考えられる。このように、このディスクケースBは、少
なくともトレー9が弾性材Rよりなるので、第1に、割
れ等が防止され、第2に、凹凸状のプレミアム部14を
形成可能で、第3に、収容や取り出しも容易で、第4
に、成形加工も容易である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクケースに
関する。すなわち、コンパクトディスク(CD),ミニ
ディスク(MD),その他のフロッピーディスク用のデ
ィスクケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、この種従来例に係るディスクケ
ースの説明に供する概略斜視図であり、(1)図はケー
ス本体を、(2)図はトレーを、(3)図はコンパクト
ディスクを示す。同図にも示したように、この種のディ
スクケースAは、(1)図に示したケース本体2と、
(2)図に示したトレー3とからなっていた。すなわ
ち、蓋1付で浅い箱状をなす硬質プラスチック製の透明
なケース本体2と、このケース本体2内に嵌入,取付け
されると共に、(3)図に示したコンパクトディスク,
ミニディスク,その他のフロッピーディスク等の薄いデ
ィスクDを収容,保持するトレー3と、からなってい
た。
【0003】そして、このようなディスクケースAのト
レー3は、従来、硬質プラスチックの型材よりなり、小
さな爪部材(図示は省略)の係合等によりケース本体2
内に嵌入,取付けされていた。このトレー3を形成する
硬質プラスチックの型材としては、例えば、ポリ塩化ビ
ニール,ポリプロピレン,ポリエチレン等が用いられて
いた。そして図示のトレー3は、ディスクDを収容する
浅い凹部4と、この凹部4の周縁を形成する外周部5
と、凹部4の中央に形成されディスクDの中央開口Eに
内嵌係合される係合凸部6と、からなっていた。図中7
は、係合凸部6に弾性を付与すべく形成された多数のス
リットであり、トレー3の係合凸部6は、このスリット
7にて付与された弾性を利用して、ディスクDの中央開
口Eに内嵌係合されていた。なお図中8は、ケース本体
2と蓋1間の蝶番部である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来例にあっては、次の問題が指摘されていた。第1
に、上述したように従来のディスクケースAは、硬質プ
ラスチック製の箱状のケース本体2と、同じく硬質プラ
スチック製の型材たるトレー3と、から構成されていた
ので、例えば手元から落としたりぶつけたりするような
ことがあると、損傷,破損等しやすかった。すなわち、
持ち運び中や運搬中に、誤って落としたりぶつけたりす
るようなことがあると、ケース本体2やトレー3が簡単
に割れたり、蝶番部8が故障したりしやすく、これらに
起因して、大切な収容されたディスクD面を傷付けるこ
とさえあり、問題となっていた。
【0005】第2に、従来のディスクケースAのトレー
3は、前述したように硬質プラスチック製の型材よりな
っていたので、その凹部4等に凹凸を形成して、文字,
マーク,記号,図形等を表現することは困難とされてい
た。すなわち、従来のディスクケースAのトレー3の凹
部4等に対し、このような凹状を彫り込んだり凸状を突
設したりすることは、トレー3が硬質プラスチック製の
型材であることに鑑み、成形工程上容易でないと共に、
仮にこのような凹凸を形成したとすると、凹凸がディス
クD面を擦って傷付けてしまう慮も大であった。従っ
て、従来のディスクケースAのトレー3については、大
きな面積を占め目立つ凹部4等に、文字,マーク,記
号,図形,模様等を、凹凸にて表現することは実施不能
とされており、プレミアム性,デザイン性,オリジナル
性等に欠ける、という問題が指摘されていた。
【0006】本発明は、このような実情に鑑み、上記従
来例における課題を解決すべくなされたものであって、
少なくともトレーについて、合成ゴム等の弾性材を採用
したことにより、第1に、損傷,破損等が防止されると
共に、第2に、プレミアム性,デザイン性,オリジナル
性等が向上し、第3に、取扱いも容易であり、第4に、
コスト面にも優れた、ディスクケースを提案することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明の技術的手段は、次のとおりである。まず、請
求項1については次のとおり。すなわち、この請求項1
のディスクケースは、蓋付のケース本体と、該ケース本
体内に取付けられると共に、コンパクトディスク,ミニ
ディスク,その他のフロッピーディスク等の薄いディス
クを収容,保持するトレーと、を有してなり、該トレー
が、フレキシブルで可撓性を備えた弾性材製よりなるこ
と、を特徴とする。次に、請求項2については次のとお
り。すなわち、この請求項2のディスクケースは、請求
項1記載のディスクケースにおいて、該蓋を含む該ケー
ス本体も弾性材製よりなると共に、該ケース本体と該ト
レーとが一体成形されていること、を特徴とする。次
に、請求項3については次のとおり。すなわち、この請
求項3のディスクケースは、請求項1又は請求項2記載
のディスクケースにおいて、該弾性材として合成ゴムが
用いられていること、を特徴とする。
【0008】請求項4については次のとおり。すなわ
ち、この請求項4のディスクケースは、請求項1又は請
求項2記載のディスクケースにおいて、該トレーは、該
ディスクを収容する浅い凹部と、該凹部の周縁を形成す
る外周部と、該凹部の中央に形成され該ディスクの中央
開口に自体の弾性を利用して内嵌係合される係合凸部
と、該凹部に部分的に連接すべく該外周部に形成された
取り出し用の浅溝部と、該凹部や外周部に凹凸状に形成
されたプレミアム部と、を備えてなること、を特徴とす
る。次に、請求項5については次のとおり。すなわち、
この請求項5のディスクケースは、請求項1記載のディ
スクケースにおいて、複数枚の該トレーが多段重ねで用
いられると共に、箱状をなすカバー状で蓋付のケース本
体が用いられ、このようなケース本体内に、各該トレー
が嵌入可能となっていること、を特徴とする。
【0009】このように、このディスクケースは少なく
とも、ディスクを収容,保持するトレーが合成ゴム等の
弾性材よりなり、このようなトレーが、蓋付のケース本
体内に取付けられてなる。そして更に、請求項2では、
ケース本体も弾性材よりなると共にトレーと一体成形さ
れ、請求項4では、トレーが具体的には、外周部にて形
成された収容用の凹部と、凹部中央の係合凸部と、外周
部に形成された取り出し用の浅溝部と、凹部や外周部に
形成された凹凸状のプレミアム部と、を備えてなる。請
求項5では、複数枚のトレーが、深い箱状のケース本体
に嵌入可能となっている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明を、図面に示すその実
施の形態に基づいて、詳細に説明する。図1,図2,図
3は、本発明の実施の形態の説明に供する概略斜視図で
ある。そして、図1は第1の発明の実施の形態の説明に
供し、図2は第2の発明の実施の形態の説明に供し、そ
れぞれ、(1)図はケース本体を、(2)図はトレー
を、(3)図はコンパクトディスクを示す。図3の
(1)図は、第3の発明の実施の形態の説明に供し、
(2)図は、シングル盤に関する第3の発明の実施の形
態の説明に供し、(3)図は、第4の発明の実施の形態
の説明に供する。
【0011】このディスクケースBは、蓋1付の浅い箱
状をなすケース本体2と、ケース本体2内に嵌入,取付
けされると共に、コンパクトディスク,ミニディスク,
その他のフロッピーディスク等の薄いディスクDを収
容,保持するトレー9と、を有してなる。そしてトレー
9は、フレキシブルで可撓性を備えた弾性材R製よりな
る。
【0012】このようなディスクケースBについて、更
に詳述する。まず、図1や図2に示した例において、ケ
ース本体2は、蓋1付の浅い正方形の箱状をなし、例え
ば、ポリ塩化ビニール,ポリプロピレン,ポリエチレン
等の硬質プラスチック製よりなり、透明なものが多く用
いられ、紙製の表裏紙が内側に添装されることが多い。
なおこれによらず、全体的に紙や革製で、蓋1付のケー
ス本体2も考えられる。そして、図1の例のケース本体
2は、蓋1との間が蝶番部8にて連結されており、開閉
方式にて使用されるのに対し、図2の例のケース本体2
は、蓋1とは分離可能となっており、閉鎖時において、
ケース本体2上に蓋1が外嵌,組み付けされる方式より
なる。
【0013】次にトレー9は、図1や図2に示した例で
は、このような浅い箱状をなすケース本体2内に嵌入可
能な見合った大きさ・形状(正方形)よりなると共に、
厚い所で5mm程度、薄い所で1から2mm程度の肉厚
を備えてなる。そして、このトレー9は弾性材R製、例
えば合成ゴム,ウレタン,スポンジ,その他の軟質プラ
スチック製や天然ゴム製よりなり、フレキシブル性,可
撓性,弾性等を備えてなる。
【0014】そして、図示例のトレー9は、ディスクD
を収容する浅い円形の凹部10と、この凹部10の周縁
を形成する外周部11と、凹部10の中央に形成され、
ディスクDの円形の中央開口Eに自体の弾性を利用して
内嵌係合される低い円柱状の係合凸部12と、凹部10
に部分的に連接すべく外周部11に形成された、取り出
し用の親指の大きさ程度の浅溝部13と、凹部10や外
周部11に凹凸状に形成されたプレミアム部14と、を
備えてなる。図示例においては、外周部11の表面2箇
所に、円形の凹部とアルファベット文字の凸部とを組み
合わせたプレミアム部14が形成され、又、凹部10表
面には、アルファベット文字よりなる凹状又は凸状が、
2組形成されている。そしてトレー9は、このような外
周部11や凹部10の裏面にて、ケース本体2の底面に
対し、接着剤等を用い貼り付けられている。
【0015】次に、図3の(1)図や(2)図に示した
例について述べる。これらのディスクケースBにあって
は、蓋16を含むケース本体15も弾性材R製よりなる
と共に、このようなケース本体15とトレー9とが一体
成形されている。すなわち、(1)図はアルバム用のデ
ィスクケースB、(2)図はシングル盤用のディスクケ
ースBを示し、いずれも、トレー9が弾性材Rよりなる
のは勿論のこと、蓋1を含めケース本体15も弾性材R
よりなり、かつ、両者は一体成形されてなる。なお、図
示例にあっては、このようなケース本体15側の蓋16
にも、前述したプレミアム部14が形成されている。
又、17は折曲部であり、(前述した蝶番部8に代え)
この折曲部17にて、ケース本体15と蓋16とが、開
閉自在に連結されている。
【0016】次に、図3の(3)図に示した例について
述べておく。このディスクケースBにあっては、複数枚
(図示例では3枚)のトレー9が多段重ねで用いられる
と共に、図1の(1)図や図2の(1)図に示した浅い
箱状をなす蓋1付のケース本体2や、図3の(1)図や
(2)図に示した蓋16付の一体化されたケース本体1
5に代え、深い箱状をなすカバー状で蓋付のケース本体
18が用いられ、このようなケース本体18内に、各ト
レー9が嵌入可能となっている。更に、このような各図
示例によらず、蓋付のケース本体が全体的に例えば3つ
折り(2つ折りや4つ折りも勿論可)の折り畳み式の厚
紙製よりなり、例えば正方形状をなすその1面や2面等
の内面に、前述したトレー9を貼付けにて取付けたタイ
プのディスクケースBも考えられる。なおこの場合折り
目は、トレー9等の肉厚を考慮して広目に設定される。
【0017】本発明は、以上説明したように構成されて
いる。そこで以下のようになる。このディスクケースB
は少なくとも、ディスクDを収容,保持するトレー9
が、フレキシブルで可撓性を備えた合成ゴム等の弾性材
Rよりなり、図1や図2に示した例では、このようなト
レー9が、蓋1付のケース本体2に嵌入,取付けされて
いる。他方、図3の(1)図や(2)図に示した例のデ
ィスクケースBは、トレー9のみならず、蓋16を含め
ケース本体15も弾性材Rよりなると共に、トレー9と
ケース本体15とが一体成形されている。そして、これ
らのトレー9は具体的には、外周部11にて形成された
収容用の凹部10と、凹部10中央の係合凸部12と、
外周部11に形成された取り出し用の浅溝部13と、凹
部10や外周部11に形成された凹凸状のプレミアム部
14と、を備えてなる。なお、図3の(3)図に示した
ディスクケースBは、複数枚のこのようなトレー9が、
深い箱状のケース本体18に嵌入されるようになってい
る。さてそこで、これらのディスクケースBにあって
は、次の第1,第2,第3,第4のようになる。
【0018】第1に、このディスクケースBは、ディス
クDを収容,保持するトレー9が、フレキシブルで可撓
性を備えた合成ゴム等の弾性材Rよりなる。そこで、持
ち運び中や運搬中に、誤って落としたりぶつけたりする
ようなことがあっても、トレー9が弾性材R製なので割
れないのは勿論のこと、弾性材R製のトレー9の緩衝作
用により、硬質プラスチック製のケース本体2や蓋1の
割れや、蝶番部8の故障等も防止される。更に、図3の
(1)図や(2)図に示したように、トレー9と一体成
形されたケース本体15や蓋16も、弾性材Rよりなる
場合も、勿論このような割れ等は防止される。もってこ
れらにより、収容された大切なディスクD面が傷付けら
れることも回避される。このように、ディスクケースB
のトレー9,ケース本体2,蓋1,ケース本体15,蓋
16,更にはケース本体18等の損傷,破損等が防止さ
れると共に、更にディスクDの損傷,破損等も防止され
る。
【0019】第2に、このディスクケースBは、ディス
クDを収容,保持するトレー9が、合成ゴム等の弾性材
Rよりなるので、その外周部11のみならず大きな面積
を占め目立つ凹部10等についても、成形工程上簡単容
易に、しかも事後にディスクD面を擦って傷付けるおそ
れもなく、凹凸状のプレミアム部14を形成可能であ
る。更に、図3の(1)図や(2)図に示したように、
弾性材Rよりなるケース本体15や蓋16を、トレー9
と一体成形した場合には、このようなケース本体15や
蓋16にも、トレー9と同様に、凹凸状のプレミアム部
14を形成可能である。そこで、このように彫り込まれ
た凹状や突設された凸状よりなるプレミアム部14に
て、自在に文字,マーク,記号,図形,模様等を、表現
可能となる。又、図3の(1)図や(2)図に示したデ
ィスクケースBにあっては、折曲部17をカッター等に
て切断することにより、除去された蓋16を、コースタ
ー等として利用することも考えられる。更に、各ディス
クケースBについて、トレー9,ケース本体2,蓋1,
ケース本体15,蓋16,ケース本体18等を、適宜透
明仕様としておくことにより、収容されたディスクDを
外部から透視可能としておくことも考えられる。
【0020】第3に、このディスクケースBは、ディス
クDを収容,保持するトレー9が、フレキシブル性,可
撓性,弾性を備えた合成ゴム等の弾性材Rよりなるの
で、ディスクDの収容時や取り出し時において、指先に
馴みやすく、容易かつ確実にしかも心地よく、これらの
作業を行うことができる。例えば、トレー9の中央の係
合凸部12に人差し指を置きつつ、ディスクDをトレー
9上に載せることにより、容易かつ確実に、係合凸部1
2をディスクDの中央開口Eに内嵌係合させ、もって、
ディスクDをトレー9の凹部10上に収容,保持せしめ
ることができる。又、このようにトレー9に収容,保持
されたディスクDを取り出す際は、蓋1,16を開放し
た後、トレー9中央の係合凸部12に人差し指を置くと
共に、親指を浅溝部13に置いてディスクDの端を凹部
10から引き離すことにより、容易かつ確実に、ディス
クDをトレー9上から取り出すことができる。
【0021】第4に、このディスクケースBは、ディス
クDを収容,保持するトレー9が、合成ゴム等の弾性材
Rよりなるので、所定の大きさ,肉厚,形状への成形加
工も、型への流し込み等により簡単容易に可能である。
特に、図3の(1)図や(2)図に示したディスクケー
スBは、ケース本体15や蓋16も弾性材Rよりなると
共に、トレー9と一体成形されるので、成形加工が大き
く簡略化される。
【0022】
【発明の効果】本発明に係るディスクケースは、以上説
明したように、少なくともトレーについて、合成ゴム等
の弾性材を採用したことにより、次の効果を発揮する。
【0023】第1に、損傷,破損等が防止される。すな
わち、このディスクケースは、ディスクを収容,保持す
るトレーが、フレキシブルで可撓性を備えた合成ゴム等
の弾性材よりなるので、持ち運び中や運搬中に、誤って
落としたりぶつけたりするようなことがあった場合にお
いて、トレーが割れないのは勿論のこと、トレーの緩衝
作用によりケース本体や蓋の割れや蝶番部の故障も防止
される。更に、ケース本体や蓋も弾性材よりなる場合に
ついては、勿論その割れは防止される。もってこれらに
より、収容されたディスク面が傷付けられることも回避
される。すなわち、前述したこの種従来例のディスクケ
ースについて、硬質プラスチック製の型材たるトレーを
用いた結果指摘されていた損傷,破損等は、確実に防止
される。
【0024】第2に、プレミアム性,デザイン性,オリ
ジナル性等が向上する。すなわち、このディスクケース
は、ディスクを収容,保持するトレーが合成ゴム等の弾
性材よりなるので、その外周部のみならず凹部について
も、簡単容易にしかもディスク面を擦って傷付ける慮も
なく、凹凸を形成可能である。更に、弾性材よりなるケ
ース本体や蓋をトレーと一体成形した場合には、このよ
うなケース本体や蓋にも凹凸を形成可能である。そこ
で、このように凹状を彫り込んだり凸状を突設したりす
ることにより、自在に文字,マーク,記号,図形,模様
等を表現可能となり、これらが困難視されていた、前述
したこの種従来例のディスクケースに比し、プレミアム
性,デザイン性,オリジナル性等が大きく向上する。
【0025】第3に、取扱いも容易である。すなわち、
このディスクケースは、ディスクを収容,保持するトレ
ーが、フレキシブルで可撓性を備えた合成ゴム等の弾性
材よりなるので、ディスクの収容時そして取り出しにお
いて、指先に馴みやすく、容易かつ確実に心地よく、こ
れらの作業を行うことができるようになる。
【0026】第4に、コスト面にも優れている。すなわ
ち、このディスクケースは、ディスクを収容,保持する
トレーが合成ゴム等の弾性材よりなるので、前述したこ
の種従来例のディスクケースのトレーに比し、成形加工
も容易であり、コスト面に優れ製造可能である。特に、
請求項2のディスクケースは、ケース本体や蓋も弾性材
よりなると共にトレーと一体成形されるので、成形加工
が極めて簡略化される等、コスト面に優れ製造可能であ
る。このように、この種従来例に存した課題がすべて解
決される等、本発明の発揮する効果は、顕著にして大な
るものがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクケースについて、その第
1の発明の実施の形態の説明に供する概略斜視図であ
り、(1)図はケース本体を、(2)図はトレーを、
(3)図はコンパクトディスクを示す。
【図2】本発明に係るディスクケースについて、その第
2の発明の実施の形態の説明に供する概略斜視図であ
り、(1)図はケース本体を、(2)図はトレーを、
(3)図はコンパクトディスクを示す。
【図3】本発明に係るディスクケースの概略斜視図であ
り、(1)図は、その第3の発明の実施の形態の説明に
供し、(2)図は、シングル盤に関する第3の実施の形
態の説明に供し、(3)図は、第4の発明の実施の形態
の説明に供する。
【図4】従来例のディスクケースの説明に供する概略斜
視図であり、(1)図はケース本体を、(2)図はトレ
ーを、(3)図はコンパクトディスクを示す。
【符号の説明】
1 蓋 2 ケース本体 3 トレー(従来例のもの) 4 凹部(従来例のもの) 5 外周部(従来例のもの) 6 係合凸部(従来例のもの) 7 スリット 8 蝶番部 9 トレー(本発明のもの) 10 凹部(本発明のもの) 11 外周部(本発明のもの) 12 係合凸部(本発明のもの) 13 浅溝部 14 プレミアム部 15 ケース本体 16 蓋 17 折曲部 18 ケース本体 A ディスクケース(従来例のもの) B ディスクケース(本発明のもの) D ディスク E 中央開口 R 弾性材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓋付のケース本体と、該ケース本体内に
    取付けられると共に、コンパクトディスク,ミニディス
    ク,その他のフロッピーディスク等の薄いディスクを収
    容,保持するトレーと、を有してなり、該トレーが、フ
    レキシブルで可撓性を備えた弾性材製よりなること、を
    特徴とするディスクケース。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディスクケースにおい
    て、該蓋を含む該ケース本体も弾性材製よりなると共
    に、該ケース本体と該トレーとが一体成形されているこ
    と、を特徴とするディスクケース。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のディスクケ
    ースにおいて、該弾性材として合成ゴムが用いられてい
    ること、を特徴とするディスクケース。
  4. 【請求項4】 請求項1又は請求項2記載のディスクケ
    ースにおいて、該トレーは、該ディスクを収容する浅い
    凹部と、該凹部の周縁を形成する外周部と、該凹部の中
    央に形成され該ディスクの中央開口に自体の弾性を利用
    して内嵌係合される係合凸部と、該凹部に部分的に連接
    すべく該外周部に形成された取り出し用の浅溝部と、該
    凹部や外周部に凹凸状に形成されたプレミアム部と、を
    備えてなること、を特徴とするディスクケース。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のディスクケースにおい
    て、複数枚の該トレーが多段重ねで用いられると共に、
    箱状をなすカバー状で蓋付の該ケース本体が用いられ、
    このような該ケース本体内に、各該トレーが嵌入可能と
    なっていること、を特徴とするディスクケース。
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Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58154664A (ja) * 1982-03-10 1983-09-14 Nippon Tectron Co Ltd 生化学自動分析装置における液体秤取量確認管理方法及びその装置
JPS6198398A (ja) * 1984-10-19 1986-05-16 三洋電機株式会社 周波数変換回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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