JPH0914113A - エンジンの点火時期制御装置 - Google Patents

エンジンの点火時期制御装置

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JPH0914113A
JPH0914113A JP7166209A JP16620995A JPH0914113A JP H0914113 A JPH0914113 A JP H0914113A JP 7166209 A JP7166209 A JP 7166209A JP 16620995 A JP16620995 A JP 16620995A JP H0914113 A JPH0914113 A JP H0914113A
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JP
Japan
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engine
ignition timing
ptc
ignition
signal
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JP7166209A
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Inventor
Minoru Tomita
稔 冨田
Masakiyo Sugimoto
真潔 杉本
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Electrical Control Of Ignition Timing (AREA)
  • Means For Warming Up And Starting Carburetors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オートチョーク機構の作動の状態を気化器に
センサを取付けずに検出して、暖機時に点火時期を簡単
に変えられるようにする。 【構成】 PTC15に流れる電流が設定電流より大き
いときに点火時期を遅角させる制御装置(CPU33)
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジンの動力をVベ
ルト式無段変速機および遠心クラッチを介して車輪に伝
達する自動二輪車のエンジンの点火時期制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばスクータ型自動二輪車のよ
うに、エンジンの動力をVベルト式無段変速機および遠
心クラッチを介して後輪に伝達するよう構成したものが
ある。この種の自動二輪車に用いられる気化器として
は、エンジンが冷えているときに空燃比を燃料が多くな
るように制御して着火性を高めるオートチョーク機構を
備えたものがある。このオートチョーク機構には、気化
器のスロットル弁より吸気の下流側に始動用燃料通路を
開口させてこの燃料通路から吸気通路中に吸い出される
燃料の量を始動弁によってエンジン始動時に増やす構造
のもの等がある。
【0003】前記始動弁を制御するに当たっては、エン
ジン発電機等から給電されるPTC(サーミスタヒータ
ー)によって加温されて熱膨張するワックス等をその駆
動源として用い、自動的に開度が変化するようにしてい
た。すなわち、エンジンを冷えている状態で始動させた
ときには混合気が濃く、暖機が進むにしたがって混合気
が次第に薄くなるように制御していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述したよ
うに構成されたオートチョーク機構を備えた気化器を、
スクータ等に用いるVベルト式無段変速機および遠心ク
ラッチを有するエンジンに使用すると、遠心クラッチの
寿命が短くなるという問題があった。
【0005】これは、エンジンの点火時期を定常走行時
において燃費が最適になるように設定しておくと、オー
トチョーク機構が作動しているときに(暖機運転中に)
エンジン回転数が高くなり過ぎてしまうからであった。
すなわち、車体が停止しているにも係わらず、遠心クラ
ッチにおいてシューがドラムに摺接してしまい、この摺
接部分が早期に摩耗してしまうのである。
【0006】このような不具合は、オートチョーク機構
が作動しているときには点火時期を遅角させてエンジン
回転数を下げるようにすれば解消することができる。と
ころが、例えばスロットル開度センサとしてポテンショ
メータなどを設け、この開度を検出して点火時期を制御
することも考えられるが、気化器にセンサを連結しなけ
ればならず、気化器の構造が複雑になってしまう。ま
た、前記センサを気化器の周囲に配置しなければならな
いのでその配置スペース確保に苦慮する。その上、部品
数が増えてコストアップになってしまう。
【0007】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、エンジンの点火時期を定常走行時に
燃費が最適となるように設定でき、しかも、オートチョ
ーク機構の作動の状態を容易に検出できるようにし、オ
ートチョーク機構付き気化器をV式無段変速機および遠
心クラッチを有するエンジンに使用したとしても遠心ク
ラッチを長期にわたって使用することができるようにす
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るエンジンの
点火時期制御装置は、PTCに流れる電流の値に応じて
エンジンの点火時期を制御するものである。
【0009】
【作用】本発明に係るエンジンの点火時期制御装置で
は、PTCの電流値によってオートチョーク機構の作動
の状態が検出できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図5に
よって詳細に説明する。図1は本発明に係るエンジンに
おける始動装置の構成を示すブロック図、図2は気化器
のPTC式オートチョーク機構を拡大して示す断面図、
図3はPTCの温度・抵抗特性を示すグラフ、図4はP
TCの温度・電流特性を示すグラフ、図5は本発明に係
るエンジンの点火時期制御装置の動作を説明するための
フローチャートである。
【0011】これらの図において、1はこの実施例によ
るスクータで、このスクータ1は後述するエンジン点火
時期制御装置以外は従来公知の構成である。2は前輪、
3は後輪、4は操向ハンドル、5はシート、6は前記後
輪3を回転駆動するためのユニットスイング式エンジン
(以下、単にエンジンという)である。
【0012】このエンジン6は2サイクル単気筒型のも
ので、シリンダ6aの上部に電気式のPTC式オートチ
ョーク機構を有する気化器7が接続されると共に下部に
排気管8が接続され、クランク軸(図示せず)に発電機
9およびVベルト式無段変速機10の駆動プーリが軸装
されている。このVベルト式無段変速機10と後輪3と
の間には図示してない遠心クラッチが介装され、このV
ベルト式無段変速機10および遠心クラッチを介して動
力がクランク軸から後輪3へ伝達されるように構成され
ている。
【0013】前記気化器7のPTC式オートチョーク機
構は、図2に示すように、気化器7の本体11および本
体11と共に始動燃料室Sを形成する下部カバー12に
設けられた始動燃料通路13を開閉する始動弁14と、
この始動弁14の後述するワックスを加温するPTC1
5とから形成されている。前記始動燃料通路13は、上
流側が始動燃料室Sに連通されると共に、下流側が図示
してない吸気通路におけるスロットル弁の下流側に開口
しており、途中に始動弁14が介装されている。なお、
始動燃料室Sは燃料タンク(図示せず)から燃料が供給
される構造になっている。
【0014】前記始動弁14は、気化器7の本体11に
支持固定された有底円筒状のバルブケース16と、ニー
ドル17、プランジャ18およびスプリングシート19
から構成され、前記バルブケース16および気化器本体
11に図において上下方向に沿って移動自在に支持され
た弁体20と、この弁体20を図において上方へ(開方
向へ)付勢する圧縮コイルばね21と、前記弁体20の
上部にプッシュロッド22を介して連結されたワックス
ユニット23とから形成されている。このワックスユニ
ット23は、ワックスケース24内のワックス25の熱
膨張をダイヤフラム26、半流動体物質27およびラバ
ー28を介して前記プッシュロッド22に伝える従来周
知の構造になっている。
【0015】そして、このワックスケース24の上面に
前記PTC15が密着されている。PTC15は通電さ
れることにより発熱する構造になっており、図2におい
て符号15aで示すリード線が電源(発電機9)に接続
され、符号15bで示すリード線が接地されている。す
なわち、エンジン6のクランク軸が回転して発電機9が
発電するときには、PTC15が発熱してワックス25
を加温することになる。なお、このワックス25はある
程度の熱容量があり、しかもエンジン6のシリンダ6a
の近傍に配置されているため、走行後にエンジン6が停
止された後にはその温度は徐々に低下するようになる。
【0016】このように構成されたPTC式オートチョ
ーク機構は、ワックス25が比較的低温でその伸びが殆
どない状態では、図2に示すようにニードル17が始動
燃料通路13のニードル孔13aを閉塞しないように設
定されている。このため、エンジン始動時には、始動燃
料通路13を多くの燃料が流れることになり、濃い混合
気が吸気通路からエンジン6に吸入されて着火性が高め
られる。
【0017】また、ワックス25がPTC15によって
加温されて伸びると、この伸びようとする力が圧縮コイ
ルばね21のばね力より大きくなったときにプッシュロ
ッド22および弁体20が図2において下方へ移動す
る。このときには、弁体20のニードル17がニードル
孔13aを徐々に塞ぐようになり、始動燃料通路13を
流れる燃料が次第に少なくなる。その結果、混合気は上
述した状態に較べて次第に薄くなり、ワックス25の熱
膨張が最も大きくなったときにニードル孔13aが完全
に閉塞され定常走行時の空燃比になる。
【0018】31は本発明に係るエンジンにおける始動
装置で、このエンジン始動装置31は、前記PTC15
と、発電機9に設けられたパルサージェネレーター32
と、制御装置としてのCPU33と、CDI点火ユニッ
ト34と、イグニッションコイル35などから構成され
ている。図1中に符号36で示すものはレギュレータ、
37はバッテリである。前記PTCはレギュレータ36
から給電される構造になっている。
【0019】前記パルサージェネレーター32は、発電
機9のロータ(図示せず)に軸装されたパルサーロータ
38が回転する毎にクランク角信号をCPU33に出力
する構造になっている。このクランク角信号は予め定め
たクランク角だけクランク軸が回転したときに発生する
ように構成されている。本実施例では、クランク軸が1
回転する度に1パルス分の信号が発生するようになって
いる。
【0020】前記CPU33は、オートチョーク作動検
出手段39と、点火時期設定手段40とから構成されて
いる。オートチョーク作動検出手段39は、図1に示す
ようにPTC15の給電経路中に介装された抵抗Rの両
端の電圧を測定してPTC15を流れる電流の電流値を
算出し、この電流値が予め定めた値より大きいときには
チョークON信号を点火時期設定手段40に出力する。
一方、前記電流値が設定値より小さいときには、チョー
クOFF信号を点火時期設定手段40に出力するように
構成されている。前記電流値が設定値より大きいときに
はオートチョーク機構が作動している状態であり、設定
値より小さいときにはオートチョーク機構が作動してい
ない状態である。これを、図3および図4によって説明
する。
【0021】図3に示すように、PTC15は、温度が
上昇するにしたがって抵抗が次第に大きくなることが知
られている。ここで、オートチョーク機構のニードル1
7がニードル孔13aを略塞いで始動燃料通路13に燃
料が流れなくなるとき(オートチョーク機構の作動が終
了するとき)の温度をT1とすると、この温度T1に達し
たときの抵抗R1 はPTC15の特性図(図3)から求
めることができる。
【0022】一方、PTC15はレギュレータ36から
給電されて印加される電圧は一定であるので、図3の温
度−抵抗曲線は図4の温度−電流曲線に置き換えること
ができる。すなわち、温度T1のときの電流I1がオート
チョーク機構の作動終了時の電流値となり、この電流I
1 より電流が多く流れているときにはオートチョーク機
構が作動中であると判別することができる。この電流値
を前記オートチョーク作動検出手段が検出することにな
る。
【0023】点火時期設定手段40は、発電機9のパル
サージェネレーター32に接続され、このパルサージェ
ネレータ32から出力されるクランク角信号によってエ
ンジン6の回転数およびクランク角度を検出すると共に
点火時期を決定し、ピストン位置が点火位置に達したと
きにCDI点火ユニット34に点火信号を出力する構造
になっている。点火時期を決定するには、前記オートチ
ョーク作動検出手段39から入力されるチョークON、
チョークOFF信号に基づいて行う。すなわち、オート
チョーク作動検出手段39からチョークON信号が入力
されたときには定常走行時の点火時期より予め定めた角
度だけ遅角させた点火時期とし、チョークOFF信号が
入力されたときには定常走行時の点火時期とする。な
お、この定常走行時の点火時期とは最も高燃費となる点
火時期のことである。
【0024】前記CDI点火ユニット34は、発電機9
が発電した電力の一部を充電しておき、前記点火時期設
定手段40が点火信号を出力したときにこの充電された
電力をイグニッションコイル35の一次側コイルに給電
する構造になっている。また、イグニッションコイル3
5は従来周知の構造で、一次側コイルに通電されたとき
に二次側コイルに大電圧が発生し、この大電圧をエンジ
ン6の点火プラグ41に印加するように構成されてい
る。
【0025】次に、上述したように構成されたエンジン
の点火時期制御装置の動作を図5によって説明する。先
ず、図示してないメインスイッチがON操作されると、
図5中のステップS1 で示すように、CPU33がエン
ジン回転数、クランク角度およびPTC15に流れる電
流の値を検出する。そして、ステップS2 で示すよう
に、CPU33のオートチョーク作動検出手段39が前
記電流値からオートチョーク機構が作動しているか否か
を判定する。
【0026】エンジン6が冷えている状態で図示してな
いスタータモータやキック式スタータによって始動を行
うと、始動直後ではPTC15の温度が図3、図4のT
1 より低くかつ始動弁14のワックス25も低温でPT
C15が昇温され難い関係から、前記オートチョーク作
動検出手段39はチョークON信号を点火時期設定手段
40に出力することになる。そして、図5のステップS
3 においてこの点火時期設定手段40が点火時期を定常
走行時の点火時期より予め定めた時期より遅角させた値
に設定する。
【0027】上述したように遅角側に設定された点火時
期に基づいて点火時期設定手段40がCDI点火ユニッ
ト34に点火信号を出力し、CDI点火ユニット34が
点火制御を行う(ステップS4 )。なお、エンジン始動
後は、このエンジン点火時期制御装置はステップS4
らステップS1へ戻って上述した制御を繰り返す。
【0028】一方、エンジン6が冷えている状態である
と、始動弁14のワックス25も低温で最も縮んだ状態
であり、始動初期からPTC15によって加温されたと
しても熱膨張による伸びが少ないので、始動弁14は略
全開になって始動燃料通路13に多くの燃料が流れる。
このため、燃料が多く濃い混合気がエンジン6に供給さ
れる。
【0029】ところが、上述したように点火時期が遅角
されているため、このように濃い混合気が供給されたと
しても、エンジン回転数は必要以上に高くなることがな
い。すなわち、エンジン始動時にエンジン6が冷えてい
たとしても、Vベルト式無段変速機10の遠心クラッチ
は空転し、エンジン6から後輪3へ動力が伝達されるこ
とはない。
【0030】エンジン6が始動すると、PTC15に通
電されてワックス25が加温される。なお、暖機が進行
するとワックス25はPTC15の熱のみならずエンジ
ン6の熱も加わるようになる。そして、ワックス25が
熱膨張して始動弁14のニードル17がニードル孔13
aを塞ぐようになって、エンジン6の暖機が終了する。
このときには、始動燃料通路13には殆ど燃料が流れな
くなり、混合気の空燃比は定常走行時の比率になる。
【0031】また、このときにはPTC15の温度は図
4のT1 に達するようになり、このPTC15に流れる
電流がI1より小さくなる関係から、図5のステップS2
からステップS5 に進んでCPU33のオートチョーク
作動検出手段39がチョークOFF信号を点火時期設定
手段33に出力する。そして、点火時期設定手段33が
点火時期を定常走行時の値に設定し、ステップS4 にて
CDI点火ユニット34が点火制御を行う。すなわち、
暖機終了後は定常走行時の点火時期をもってエンジン6
が運転されることになる。
【0032】さらに、走行後にエンジン6を停止させ、
それが冷える以前に再び始動させるような場合には、ワ
ックス25も高温度に維持されているためにPTC15
に流れる電流の値が図4のI1 より小さくなるので、点
火時期は定常走行時の値になる。すなわち、このような
オートチョーク機構が作動しないときには、点火時期が
遅角されることはない。
【0033】したがって、PTC15が実質的にオート
チョーク機構の作動の状態を検出するセンサになるか
ら、オートチョーク機構の作動を検出するに当たって気
化器に特別のセンサを取付ける必要がなく、簡単な構成
で済む。このため、オートチョーク機構が作動している
ときに点火時期を遅角させてエンジン回転数を抑える構
成を容易に実現することができる。
【0034】なお、上述したようにエンジンの点火時期
を制御するに当たっては、エンジンの温度をも加味して
行うこともできる。このように構成することにより、如
何なるエンジン状態においても適正な時期となるように
点火時期を制御することができる。オートチョーク機構
に設けられるワックスはエンジンに較べて冷え易いの
で、エンジン停止後にこれがまだ暖かいうちにワックス
が固まり初期状態に戻ってしまうことがある。このよう
な状態でエンジンを始動すると、エンジンが完全に冷え
切っている冷機時での場合と同じようにオートチョーク
機構が作動する。このときには、エンジンは運転し易い
温度に達しているためにエンジン回転数は冷機時に較べ
て高くなる。
【0035】すなわち、エンジンの温度を加味しエンジ
ンが運転し易い状態であると判定されたときには、PT
Cでの電流値に基づく点火時期制御量にエンジン温度に
基づく点火時期制御量を加算することにより、上述した
ようにエンジン回転数が高くなるを防ぐことができる。
なお、エンジンの温度を検出するに当たっては、エンジ
ンのシリンダやシリンダヘッドの温度を温度センサによ
って直接検出したり、水冷エンジンである場合にはエン
ジン冷却水温度を温度センサによって検出したり、オイ
ルパンを有するエンジンであればオイル温度を温度セン
サによって検出したりして行うことができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るエンジ
ンの点火時期制御装置は、PTCに流れる電流の値に応
じてエンジンの点火時期を制御するものであるため、P
TCが実質的にオートチョーク機構の作動の有無を検出
するセンサになる。
【0037】したがって、オートチョーク機構が作動し
ているときに点火時期を遅角させてエンジン回転数を抑
える構成を、気化器に特別なセンサを取付けることなく
容易に実現することができる。このため、きわめて簡単
な構成によって始動時に遠心クラッチの摺接部分での接
触度合いが大きくなるのを防いで遠心クラッチの寿命を
伸ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るエンジンにおける始動装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】 気化器のPTC式オートチョーク機構を拡大
して示す断面図である。
【図3】 PTCの温度・抵抗特性を示すグラフであ
る。
【図4】 PTCの温度・電流特性を示すグラフであ
る。
【図5】 本発明に係るエンジンの点火時期制御装置の
動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
6…エンジン、7…気化器、14…始動弁、15…PT
C、25…ワックス、31…エンジン始動装置、33…
CPU、34…CDI点火ユニット、39…オートチョ
ーク作動検出手段、40…点火時期設定手段。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの動力をVベルト式無段変速機
    および遠心クラッチを介して車輪に伝達するとともにこ
    のエンジンにPTC式オートチョーク機構が設けられた
    気化器によって混合気を供給するようにした自動二輪車
    において、前記PTCに流れる電流の値に応じてエンジ
    ンの点火時期を制御することを特徴とするエンジンの点
    火時期制御装置。
JP7166209A 1995-06-30 1995-06-30 エンジンの点火時期制御装置 Pending JPH0914113A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2170035A1 (es) * 2000-03-15 2002-07-16 Honda Motor Co Ltd Dispositivo de control de autoestrangulador
CN102278253A (zh) * 2010-06-11 2011-12-14 沃尔布罗发动机使用有限责任公司 发动机启动期间发动机位置的正检测
JP2015135109A (ja) * 2013-12-19 2015-07-27 本田技研工業株式会社 汎用エンジンの制御装置

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