JPH09140708A - 体腔内超音波診断装置 - Google Patents

体腔内超音波診断装置

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JPH09140708A
JPH09140708A JP30246695A JP30246695A JPH09140708A JP H09140708 A JPH09140708 A JP H09140708A JP 30246695 A JP30246695 A JP 30246695A JP 30246695 A JP30246695 A JP 30246695A JP H09140708 A JPH09140708 A JP H09140708A
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medium
ultrasonic
cap
balloon
suction
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JP30246695A
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Hitoshi Hiraoka
仁 平岡
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保護キャップ内の超音波伝達媒体および超音
波探触子の衛生が保ち易く、かつ保護キャップ内の気泡
を取り除くことができる体腔内超音波診断装置を提供す
る。 【解決手段】 超音波探触子4有する先端構成部1また
は超音波探触子を覆う保護キャップ5にバルーン7を装
着し得るようにした体腔内超音波診断装置において、保
護キャップ5の一部に開口6を設けるとともに、保護キ
ャップ5内へ連通する媒体供給用管路12の装着溝8の
近傍に開口部14を設け、バルーン装着忘れ時には超音
波診断をできないようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、超音波送受信部を
有する挿入部先端または超音波送受信部を覆う先端保護
部材にバルーンを装着し得るようにした体腔内超音波診
断装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、体腔内超音波診断装置の一種で
あるメカラジアル型体腔内超音波診断装置は、その挿入
部先端に超音波探触子が回転自在に設けられるととも
に、これを覆うように保護キャップが設けられており、
保護キャップ内には超音波伝達媒体が満たされている。
さらに、この保護キャップまたは挿入部先端の外側にバ
ルーンを取り付けることができるようになっており、こ
のバルーン内へ液体を供給、排出するための管路が挿入
部内に設けられている。
【0003】この保護キャップ内には、気泡が侵入した
り、気泡が発生することがある。その場合、超音波信号
が十分伝達できなくなるため、観察に支障をきたすこと
がある。そこで、保護キャップに開口を設けてこの保護
キャップをバルーンで覆い、超音波伝達媒体を使用する
度に保護キャップ内に供給し、この媒体供給によってバ
ルーンの膨張および収縮も行うようにした超音波診断装
置が提案されている(特公昭63−29544号公報お
よび特開平7−136168号公報を参照のこと)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、保護キ
ャップに開口を設け、保護キャップ内へ媒体供給すると
ともにバルーン内への送液によりバルーンを膨張、収縮
できるようにした体腔内超音波診断装置は、その挿入部
にバルーンを装着せずに体腔内へ挿入して超音波伝達媒
体を保護キャップ内へ送り込んだ場合、保護キャップに
設けた開口より超音波伝達媒体は体腔内へ流れ出すが、
超音波伝達媒体は必ず保護キャップ内を通過するので保
護キャップ内は超音波伝達媒体で満たされることにな
り、特に、保護キャップの開口面積を媒体供給用管路の
内径より小さくした場合には、保護キャップ内を完全に
超音波伝達媒体で満たすことができ、オーバーフロー分
のみが体腔内へ流出することになる。したがって超音波
伝達媒体を体腔内へ流出させながらも超音波診断が可能
となる。しかしながら、この状態で、媒体吸引用管路に
吸引をかけた場合には、体腔内に存在する粘液等が保護
キャップの開口から保護キャップ内を経て媒体吸引用管
路へと吸引されるので、保護キャップ内の超音波伝達媒
体および超音波探触子の衛生を保つ上で好ましくないと
いう問題が生じる。
【0005】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であり、保護キャップ内の超音波伝達媒体および超音波
探触子の衛生が保ち易く、かつ保護キャップ内の気泡を
取り除くことができる体腔内超音波診断装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的のため、本発明
の請求項1の体腔内超音波診断装置は、超音波送受信部
を有する挿入部先端または前記超音波送受信部を覆う先
端保護部材にバルーンを装着し得るようにした体腔内超
音波診断装置において、前記先端保護部材の一部に開口
を設けるとともに、該先端保護部材内へ連通する媒体供
給用管路の一部をバルーン装着溝の近傍で開口させたこ
とを特徴とするものである。
【0007】本発明の請求項1の体腔内超音波診断装置
によれば、挿入部先端または先端保護部材にバルーンを
装着しない場合には、先端保護部材内へ連通する媒体供
給用管路の一部がバルーン装着溝の近傍で開口したまま
になるため、この状態で超音波伝達媒体を媒体供給用管
路から供給しても体腔内に流入することになり、保護キ
ャップ内に超音波伝達媒体を充満させることはできな
い。この体腔内超音波診断装置は、バルーンを装着した
場合に限り、保護キャップ内に超音波伝達媒体を充満し
て超音波診断を行い得る状態となる。
【0008】したがって、本発明の請求項1の体腔内超
音波診断装置によれば、バルーンの装着忘れ時には実際
に超音波診断がなされないため、体腔内に存在する粘液
等が保護キャップの開口から保護キャップ内を経て媒体
吸引用管路へと吸引されることはなく、保護キャップ内
の超音波伝達媒体および超音波探触子の衛生が保たれる
ことになる。また、バルーンを装着して実際に超音波診
断を行う際には、例えば挿入部先端を下に向けて気泡を
保護キャップの媒体供給用管路および媒体吸引用管路側
に寄せておき、媒体供給用管路から超音波伝達媒体を送
液し、媒体吸引用管路から超音波伝達媒体を吸引する操
作を繰り返すことにより、保護キャップ内の気泡を取り
除くことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。図1(a)〜(c)は本発明
の第1実施形態の体腔内超音波診断装置の挿入部先端の
構成を示す図であり、図1(a)はバルーン未装着状態
を示し、図1(b)はバルーン装着状態を示し、図1
(c)はバルーンを示す。本実施形態は、保護キャップ
内の超音波伝達媒体および超音波探触子の衛生が保ち易
く、かつ保護キャップ内に発生する気泡を取り除くこと
のできる、メカラジアル型体腔内超音波診断装置を提供
することを目的とする。
【0010】本実施形態のメカラジアル型体腔内超音波
診断装置は、湾曲機構により駆動される挿入部の先端近
傍に超音波送受信部を有しており、図1(a)に示すよ
うにその挿入部の先端には先端構成部1が設けられてい
る。この先端構成部1には、シール部材2を介して可撓
性軸3が挿入部軸方向に対して回転自在に設けられてお
り、可撓性軸3の先端には、表面に耐湿性のコーティン
グが施された超音波探触子4が設けられている。一方、
先端構成部1の先端部には超音波探触子4を保護する保
護キャップ(以下、キャップと称す)5が取り付けられ
ており、このキャップ5にはキャップ内外を連通させる
穴(開口)6が例えば図示の2個所に設けられている。
【0011】先端構成部1およびキャップ5には夫々、
バルーン7を装着するための装着溝8,9が設けられて
おり、図1(c)に示すバルーン7のバンド部10,1
1を夫々、装着溝8,9に嵌合することにより、バルー
ン7は先端構成部1の外周に装着される。この先端構成
部1には、図1(a),(b)に示すように、キャップ
5内に超音波伝達媒体を供給するための媒体供給用管路
12および超音波伝達媒体を吸引するための媒体吸引用
管路13が設けられており、媒体供給用管路12および
媒体吸引用管路13には夫々、先端構成部1の装着溝8
の近傍に開口部14,15が設けられている。また、こ
れら媒体供給用管路12および媒体吸引用管路13の開
口部14,15の近傍には夫々、分岐部16,17が形
成されており、これら分岐部16,17で分岐された管
路18,19はキャップ5内に連通している。なお、管
路18,19は夫々、媒体供給用管路12および媒体吸
引用管路13よりも内径を小さくしてあり、キャップの
穴6の開口面積は媒体供給用管路12および媒体吸引用
管路13の内径よりも大きくしてある。
【0012】次に、本実施形態の作用を説明する。超音
波診断時には、バルーン7をキャップ5および先端構成
部1間に被せると、バルーン7のバンド部10が装着溝
8に嵌合されるため、開口部14,15が塞がれる。こ
の状態で媒体供給用管路12から超音波伝達媒体を送液
すると、供給用管路12の開口部14が塞がれているの
で、超音波伝達媒体は分岐部16から管路18を経てキ
ャップ5へと流れ込み、キャップ5内に充満される。キ
ャップ5内に超音波伝達媒体が充満された後、さらに超
音波伝達媒体を送液すると、キャップ5に設けられた穴
6から超音波伝達媒体はキャップ5の外に流出してバル
ーン7内へ到達する。これにより、バルーン7を膨張さ
せることができる。一方、超音波診断中や超音波診断終
了時に媒体吸引用管路13に吸引をかけると、バルーン
7内の超音波伝達媒体はキャップ5に設けられた穴6を
介してキャップ5内、管路19、分岐部17を順次経
て、媒体吸引用管路13へと吸引される。これにより、
バルーン7を収縮させることができる。
【0013】また、バルーン非装着時(バルーンを取り
外した場合やバルーンを装着し忘れた場合)には、媒体
供給用管路12の開口部14およびキャップ5の穴6が
外部に向かって開放されるため、超音波伝達媒体を媒体
供給用管路12から送液すると、大部分の超音波伝達媒
体が開口部14から外部(体腔内)に漏れ出し、残りの
極めて少量の超音波伝達媒体が分岐部16から管路18
を経てキャップ5へと流れ込むが穴6から外部へ流出す
るため、キャップ5内に超音波伝達媒体が充満されるこ
とはない。超音波伝達媒体が充満されず、周囲を空気が
包囲する状態となった超音波探触子4は体腔内への超音
波の送受信ができなくなり、超音波観察に必要な超音波
画像を得ることができない。したがって、バルーン非装
着時には、超音波観察することができないため、媒体吸
引用管路13から超音波伝達媒体を吸引する操作を行う
ことは誤操作以外には有り得ない。
【0014】なお、バルーン非装着時に、万一、媒体吸
引用管路13から超音波伝達媒体を吸引する操作を行っ
たとしても、媒体吸引用管路13に設けた開口部15の
開口面積が管路19の内径よりも十分大きいので、吸引
される粘液等の大部分は開口部15を通過することにな
り、キャップ5の穴6を経てキャップ5内を通過する粘
液等は無視できるほど微量である。
【0015】さらに、キャップ5内に気泡が侵入したり
発生したりすることがあるが、その場合には、挿入部先
端を下に向けて気泡をキャップ5の管路18,19側に
寄せておき、媒体供給用管路12から超音波伝達媒体を
送液し、媒体吸引用管路13から超音波伝達媒体を吸引
する操作を繰り返すことにより、キャップ5内の気泡は
取り除かれる。
【0016】本実施形態によれば、キャップに穴を設け
た超音波診断装置にバルーンを装着した場合のみ、キャ
ップ内に超音波伝達媒体を充満させて超音波観察を行う
ことができるので、バルーン装着忘れを防止することが
できる。そのため、バルーン装着忘れ時にはそのことに
気付くため、吸引により保護キャップ内に粘液等が侵入
することはなく、保護キャップ内の超音波伝達媒体およ
び超音波探触子の衛生が保つことができる。さらに、超
音波診断時にはその都度超音波伝達媒体をキャップ内に
充満しているので、気泡が発生しても媒体供給用管路か
らの送液および媒体吸引用管路からの吸引を繰返すこと
により、気泡を取り除くことができる。
【0017】図2は本発明の第2実施形態の体腔内超音
波診断装置の構成を示す図であり、この図2は内視鏡管
路と送液チューブが接続された状態を示している。本実
施形態は、内視鏡の全ての管路に対して液体を送ること
のできる送液チューブを提供することを目的とする。
【0018】本実施形態の体腔内超音波診断装置は内視
鏡として構成されており、その内部には、吸引シリンダ
21および送気送水シリンダ22が設けられており、吸
引シリンダ21から挿入部23側およびコネクタ24側
へ管路25が連通し、送気送水シリンダ22から挿入部
23側およびコネクタ24側へ管路26が連通してい
る。さらに、内視鏡内部には上記各シリンダに連通しな
いが挿入部23側へ連通する管路27が設けられてお
り、この管路27の入口には注水口28が設けられてい
る。
【0019】一方、この内視鏡に接続される送液チュー
ブは、3本の送液チューブ34,35,36、1本の管
路31および1本の給水チューブ40により構成され
る。管路31はシリンジ29に接続されるシリンジコネ
クタ30に一端が連通するとともに他端が逆止弁32を
介して分岐活栓33に連通し、送液チューブ34は始端
側が分岐活栓33に連通するとともに終端側が吸引シリ
ンダ21に接続可能なコネクタ37に連通し、送液チュ
ーブ35は始端側が分岐活栓33に連通するとともに終
端側が送気送水シリンダ22に接続可能なコネクタ38
に連通し、送液チューブ36は始端側が分岐活栓33に
連通するとともに終端側が注水口28に接続可能なコネ
クタ39に連通している。さらに、逆止弁32には給水
チューブ40の一端が接続され、給水チューブ40の他
端は給水コネクタ41に連通している。
【0020】次に、本実施形態の作用を説明する。内視
鏡管路洗滌時等には、送液チューブ34,35,36の
コネクタ37,38,39を夫々内視鏡の吸引シリンダ
21、送気送水シリンダ22および注水口28に接続す
る。また、管路31のシリンジコネクタ30はシリンジ
29に接続し、給水チューブ40の給水コネクタ41は
水中に沈めておく。このようにしておくと、管路31か
ら逆止弁32方向へ流れる流体は、逆止弁32により給
水チューブ40方向へは流れず、分岐活栓33方向への
み流れる。逆に、管路31からシリンジコネクタ30方
向へ流れる流体は、逆止弁32により分岐活栓33方向
からは流入せず、吸水チューブ40側のみから流入す
る。分岐活栓33は、切換操作に応じて逆止弁32から
流入してきた流体をチューブ34,35,36の何れか
1本のみに選択的に流すことができる。
【0021】図2において、シリンジ29のピストンを
引くことにより、水中に浸けた吸水コネクタ41から吸
い上げられた水は給水チューブ40、逆止弁32、管路
31およびシリンジコネクタ30を経てシリンジ29内
へと運ばれる。この状態でシリンジ29のピストンを押
すことにより、シリンジ29内の水はシリンジコネクタ
30、管路31、逆止弁32および分岐活栓33を経て
管路34,35,36の何れか1本の管路へと流れる。
分岐活栓33がチューブ34へ連通している場合、水は
コネクタ37、吸引シリンダ21を経て管路25全体へ
と流れる。また、分岐活栓33がチューブ35へ連通し
ている場合、水はコネクタ38、送気送水シリンダ22
を経て管路26全体へと流れる。さらに、分岐活栓33
がチューブ36へ連通している場合、水はコネクタ3
9、注水口28を経て管路27全体へと流れる。
【0022】本実施形態によれば、分岐活栓を切り換え
ることにより、内視鏡の全ての管路に選択的に液体を送
り込むことができる。
【0023】図3は本発明の第3実施形態の体腔内超音
波診断装置の構成を示す図であり、この図3は内視鏡管
路と送液チューブが接続された状態を示している。この
第3実施形態は上記第2実施形態に対し送液チューブの
構成を変更したものである。本実施形態は、内視鏡の全
ての管路に対して液体を送ることのできる送液チューブ
を提供することを目的とする。
【0024】本実施形態の体腔内超音波診断装置の内視
鏡の部分は上記第2実施形態と同一であるため説明を省
略する。この内視鏡に接続される送液チューブは、3本
の送液チューブ46,47,48、1本の管路43およ
び1本の給水チューブ52により構成される。管路43
はシリンジ29に接続されるシリンジコネクタ42に一
端が連通するとともに他端が逆止弁44を介して分岐活
栓(本実施形態では三方活栓を用いる)45に連通し、
送液チューブ46は始端側が分岐活栓45に連通すると
ともに終端側が吸引シリンダ21に接続可能なコネクタ
49に連通し、送液チューブ46の途中から分岐された
送液チューブ48は終端側が送気送水シリンダ22に接
続可能なコネクタ50に連通し、送液チューブ47は始
端側が分岐活栓45に連通するとともに終端側が注水口
28に接続可能なコネクタ51に連通している。さら
に、逆止弁44には給水チューブ52の一端が接続さ
れ、給水チューブ52の他端は給水コネクタ53に連通
している。なお、上記のように送液チューブ48を送液
チューブ46の途中から分岐する代わりに、図4に示す
ように、送液チューブ48を送液チューブ47の途中か
ら分岐してもよい。
【0025】次に、本実施形態の作用を説明する。内視
鏡管路洗滌時等には、送液チューブ46,47,48の
コネクタ49,50,51を夫々内視鏡の吸引シリンダ
21、送気送水シリンダ22および注水口28に接続す
る。また、管路43のシリンジコネクタ42はシリンジ
29に接続し、給水チューブ52の給水コネクタ53は
水中に沈めておく。このようにしておくと、逆止弁44
および分岐活栓45の構造は夫々、第2実施形態の逆止
弁32および分岐活栓33と同一であるため、分岐活栓
45は、切換操作に応じて逆止弁44から流入してきた
流体をチューブ46,47,48の何れか1本のみに選
択的に流すことができる。
【0026】図3において、シリンジ29のピストンを
引くことにより、水中に浸けた吸水コネクタ53から吸
い上げられた水は給水チューブ52、逆止弁44、管路
43およびシリンジコネクタ42を経てシリンジ29内
へと運ばれる。この状態でシリンジ29のピストンを押
すことにより、シリンジ29内の水はシリンジコネクタ
42、管路43、逆止弁44および分岐活栓45を経て
管路46または管路47へと流れる。分岐活栓45がチ
ューブ46へ連通している場合、水はコネクタ49、吸
引シリンダ21を経て管路25全体へ流れるとともにチ
ューブ46から分岐したチューブ48を通ってコネクタ
51、注水口28を経て管路27へと流れる。また、分
岐活栓45がチューブ47へ連通している場合、水はコ
ネクタ50、送気送水シリンダ22を経て管路26全体
へと流れる。
【0027】本実施形態によれば、分岐活栓を切り換え
ることにより、内視鏡の全ての管路に選択的に液体を送
り込むことができる。また、分岐活栓に市販の三方活栓
を用いることができ、第2実施形態に比べてコストダウ
ンになる。
【0028】なお、本発明は上述した例のみに限定され
るものではなく、種々の変更または変形を加えることが
できる。例えば、超音波送受信部を有する挿入部先端ま
たは前記超音波送受信部を覆う先端保護部材にバルーン
を装着し得るようにした体腔内超音波診断装置におい
て、前記先端保護部材の一部に開口を設けるとともに、
該先端保護部材内へ連通する媒体供給用管路および媒体
吸引用管路の一部をバルーン装着溝の近傍で開口させた
ことを特徴とする体腔内超音波診断装置としてもよい
(付記項1)。このようにすると、バルーン装着忘れ時
に媒体吸引用管路に吸引をかけたとしても、体腔内の粘
液等の大部分は直接媒体吸引用管路の開口から吸引され
るため保護キャップ内をほどんど通過せず、保護キャッ
プ内の超音波伝達媒体および超音波探触子の衛生が保た
れる。
【0029】また、請求項1の体腔内超音波診断装置に
おいて、前記体腔内超音波診断装置の媒体供給用管路
の、装着溝近傍の開口よりも前(手元側)の部分の内径
を開口よりも後(先端側)の部分の内径よりも大きくす
るとともに、保護キャップの開口面積を媒体供給用管路
の内径より大きくするようにしてもよい(付記項2)。
その場合、バルーンを装着した場合に限り、保護キャッ
プ内に超音波伝達媒体を充満して超音波診断を行い得る
状態となるので、より一層保護キャップ内の超音波伝達
媒体および超音波探触子の衛生が保たれる上に、保護キ
ャップ内の気泡を容易に取り除くことができる。
【0030】また、付記項1の体腔内超音波診断装置に
おいて、前記体腔内超音波診断装置の媒体供給用管路お
よび媒体吸引用管路の、装着溝近傍の開口よりも前(手
元側)の部分の内径を開口よりも後(先端側)の部分の
内径よりも大きくするとともに、保護キャップの開口面
積を媒体供給用管路および媒体吸引用管路の内径より大
きくするようにしてもよい(付記項3)。その場合、バ
ルーンを装着した場合に限り、保護キャップ内に超音波
伝達媒体を充満して超音波診断を行い得る状態となるの
で、より一層保護キャップ内の超音波伝達媒体および超
音波探触子の衛生が保たれる上に、保護キャップ内の気
泡を容易に取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は本発明の第1実施形態の体腔
内超音波診断装置の挿入部先端の構成を示す図である。
【図2】本発明の第2実施形態の体腔内超音波診断装置
の構成を示す図である。
【図3】本発明の第3実施形態の体腔内超音波診断装置
の構成を示す図である。
【図4】本発明の第3実施形態の体腔内超音波診断装置
の他の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 先端構成部 2 シール部材 3 可撓性軸 4 超音波探触子 5 保護キャップ(キャップ) 6 穴(開口) 7 バルーン 8 装着溝 9 装着溝 10,11 バンド部 12 媒体供給用管路 13 媒体吸引用管路 14,15 開口部 16,17 分岐部 18,19 管路 21 吸引シリンダ 22 送気送水シリンダ 23 挿入部 24 コネクタ 25,26,27,31,43 管路 28 注水口 29 シリンジ 30,42 シリンジコネクタ 32,44 逆止弁 33 分岐活栓 34,35,36,46,47,48 チューブ 37,38,39,49,50,51 コネクタ 40,52 給水チューブ 45 分岐活栓(三方活栓) 41,53 給水コネクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波送受信部を有する挿入部先端また
    は前記超音波送受信部を覆う先端保護部材にバルーンを
    装着し得るようにした体腔内超音波診断装置において、 前記先端保護部材の一部に開口を設けるとともに、該先
    端保護部材内へ連通する媒体供給用管路の一部をバルー
    ン装着溝の近傍で開口させたことを特徴とする体腔内超
    音波診断装置。
JP30246695A 1995-11-21 1995-11-21 体腔内超音波診断装置 Pending JPH09140708A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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