JPH0525603Y2 - - Google Patents

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JPH0525603Y2
JPH0525603Y2 JP1986129076U JP12907686U JPH0525603Y2 JP H0525603 Y2 JPH0525603 Y2 JP H0525603Y2 JP 1986129076 U JP1986129076 U JP 1986129076U JP 12907686 U JP12907686 U JP 12907686U JP H0525603 Y2 JPH0525603 Y2 JP H0525603Y2
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groove
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grooves
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はバルーン付の超音波内視鏡に関する。
〔従来の技術〕
特開昭58−65148号公報および実公昭53−28306
号公報で開示されるように超音波内視鏡はその挿
入部の先端部内に超音波振動子を設けてなるもの
である。ところで、超音波振動子と被診断箇所と
の間にガスが入ると超音波の減衰が激しく、診断
に支障を来たすが、これを防止するため、挿入部
の先端部外周にはバルーンと呼ばれる弾性体の薄
い膜を付設し、この内部に脱気水を充満させて膨
張させることにより体腔壁に至るまでの超音波の
減衰を少なくする方法がとられていた。
このバルーンは種々交換する必要があるため、
着脱自在な取付け構造になつている。すなわち、
内視鏡の先端部外側周壁面に、その全周にわたつ
て前後一対の溝を形成し、この各溝に対してバル
ーンの前後各周縁に設けたOリングをそれぞれ嵌
め込むことにより固定するようになつている。
しかし、上記各溝は先端部外側周壁面に対し垂
直に切り込まれたものであり、溝の深さ方向が先
端部外側周壁面に対し垂直である。このような嵌
着手段ではバルーンの膨張時においての負荷に耐
えられずに、バルーンのOリングが溝から外れる
ことが考えられた。
この対策としてバルーンを装着した後、上記バ
ルーンのOリングを糸で縛ることも考えられる
が、この糸縛り作業は高度の熟練を要し、また、
手間のかかるものであり、さらに、バルーンの着
脱が面倒となるという欠点があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記従来の技術ではバルーンの膨張時において
の負荷に耐えられずに、バルーンのOリングが溝
から外れることが考えられ、また、上記バルーン
のOリングを糸で縛ることの手段ではその糸縛り
作業に高度の熟練を要し、また、手間のかかるも
のであり、さらに、バルーンの着脱が面倒となる
という欠点があつた。
本考案は上記問題点に着目してなされたもの
で、その目的とするところは簡単な構成でありな
がらもバルーンの膨張時において負荷が掛つても
溝からバルーンのOリングが簡単には外れず、確
実に固定することができる超音波内視鏡を提供す
ることにある。
〔問題点を解決するための手段および作用〕
上記問題点を解決するために本考案は、超音波
振動子を内蔵した挿入部の先端部外周壁面部に形
成した溝に、この溝を越えて前後方向に膨脹する
バルーンの周縁部分を嵌め込むように装着する超
音波内視鏡において、 上記溝の深さ方向は上記先端部の外周壁面部に
垂直な方向に対してその溝の底部側が膨脹時の上
記バルーンの繰出し端部の繰出し向き側に偏つて
位置する向きに傾いてなるものである。
したがつて、上記バルーンが膨張したときに溝
に嵌め込まれたバルーンの周縁部分はその溝から
外れる向きの分力がきわめて小さくなり溝から外
れにくくなる。
〔実施例〕
第1図ないし第3図は本考案の第1の実施例を
示すものである。第2図はその超音波内視鏡全体
の概略的な構成を示しており、操作部1、人体内
に挿入する挿入部2、ガイドケーブル3からな
る。上記挿入部2の先端部4は手元側の内視鏡先
端部5と先端側の超音波操作ヘツド6とからな
り、内視鏡先端部5には目視観察するための対物
レンズ7、照明レンズ8、吸引口9などが設けら
れている。そして、通常の内視鏡と同様な機能を
持つている。
超音波走査ヘツド6は第1図で示すように構成
され、この内部には超音波を送受する超音波振動
子11を装備した回転体12が回転自在に設けら
れている。この超音波振動子11を装備した回転
体12は可撓性の回転伝達軸13の先端に連結さ
れており、この回転伝達軸13は挿入部2内を通
じて操作部1に導びかれ、その操作部1内に設置
した駆動モータ14に接続されている。そして、
図示しない制御手段により制御されながら駆動さ
れる駆動モータ(図示しない)の回転力を回転体
12に伝え、超音波振動子11を回転するように
なつている。なお、超音波振動子11を装備した
回転体12を設置する空間および回転伝達軸13
の案内通路内には超音波伝達性能がよいオイルな
どの流体が充填されている。
さらに、上記超音波走査ヘツド6の外側周には
全周を覆うように弾性材料から薄い膜状に形成し
たバルーン15が装着されている。このバルーン
15の前端と後端との各端縁には弾性のあるOリ
ング16,17が気密的に固着されている。そし
て、この各Oリング16,17は上記超音波走査
ヘツド6の外周側壁面に全周にわたり前後に形成
した嵌込み用溝18,19に対してそれぞれ装着
されている。さらに、各溝18,19はその深さ
方向は上記超音波走査ヘツド6の外周側壁面に垂
直な方向に対してその溝18,19の底部側が膨
張時の上記バルーン15の繰出し端部21,22
の繰り出し向き側に偏つて位置する向きに傾いて
なる。したがつて、前後の溝18,19の傾き方
向は対称である。つまり、この実施例でのバルー
ン15は上記溝18,19を越えて前後に広が
り、その繰出し端部21,22は前後に繰り出し
て位置している。そして、溝18,19の底部に
対してバルーン15の各Oリング16,17はそ
れぞれきつめに嵌入して固着されている。つま
り、バルーン15の各Oリング16,17はそれ
ぞれ溝18,19の底部を締め付けて装着され
る。
また、バルーン15で包囲される上記超音波走
査ヘツド6の外周側壁面部分にはそのバルーン1
5内空間に連通する注入口23と、排出口24と
が形成されている。そして、この注入口23と、
排出口24はそれぞれ挿入部2内に設けた注入チ
ユーブ25と排出チユーブ26とにそれぞれ接続
されている。注入チユーブ25は操作部1に設け
た注入口金7に接続されている。また、排出チユ
ーブ26はガイドケーブル3に設けた排出口金2
8に接続されている。そして、注入排出口金27
から注入チユーブ25を介して上記バルーン15
内には脱気水が注入され、そのバルーン15を膨
張させる。また、この膨張させたバルーン15を
収縮させるときには上記排出口金28を利用し排
出チユーブ26を通じてその脱気水を排出させれ
ばよい。
一方、上記バルーン15の各Oリング16,1
7はそれぞれ前後それぞれの嵌め込む溝18,1
9に対してそれぞれ嵌着させているが、このバル
ーン15を膨張させたとき、その繰出し端部2
1,22の繰り出し向きと、各溝18,19の深
さ方向とは前述したように上記超音波走査ヘツド
6の外周側壁面に垂直な方向に対してその溝1
8,19の底部側が膨張時の上記バルーン15の
繰出し端部21,22の繰り出し向き側に偏つて
位置する向きに傾いている。したがつて、第3図
で示すようにこの膨張時のバルーン15の繰出し
端部21,22に加わる力Cは力A,Bの合力
で、その向きはその繰出し端部21,22の繰り
出し向きに沿つている。そして、この力Cの向き
には障壁となる溝18,19の壁がある。つま
り、バルーン15の各Oリング16,17はそれ
ぞれ溝18,19の底部の壁に押し付けられて締
め付けられる。このため、各溝18,11から抜
け出し難い装着状態にあり、確実に保持される。
また、溝18,19の底部に対してバルーン15
の各Oリング16,17はそれぞれきつめに嵌入
して固着されている。
第4図は本考案の第2の実施例を示すものであ
る。この実施例のものは溝18,19の底部のみ
上記実施例と同様に超音波走査ヘツド6の外周側
壁面に垂直な方向に対して傾斜させたものであ
る。つまり、部分的に傾斜させる形式のものであ
る。この場合も上記同様な作用効果を奏する。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、バルーン
の取着用溝を先端部の外周壁面部に垂直な方向に
対してその溝の底部側が膨張時の上記バルーンの
繰出し端部の繰出し向き側に偏つて位置する向き
に傾斜させることによりそのバルーンの膨張時に
おいて取着端縁が容易には外れなくなる。つま
り、簡単な構造でありながらも、確実なバルーン
の装着が可能である。また、大掛りな固定手段を
講じなくても確実な装着が可能であるため、その
バルーンの着脱も比較的容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例の挿入部先端付
近を示す側断面図、第2図は同じくその超音波内
視鏡の全体を概略的に示す斜視図、第3図は同じ
くその超音波内視鏡の要部を示す断面図、第4図
は本考案の第2の実施例の挿入部先端付近を示す
側断面図である。 2……挿入部、4……先端部、6……超音波走
査ヘツド、11……超音波振動子、15……バル
ーン、16,17……Oリング、18,19……
溝、21,22……繰出し端部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 超音波振動子を内蔵した挿入部の先端部外周壁
    面部に形成した溝に、この溝を越えて前後方向に
    膨脹するバルーンの周縁部分を嵌め込むように装
    着する超音波内視鏡において、 上記溝の深さ方向は上記先端部の外周壁面部に
    垂直な方向に対してその溝の底部側が膨脹時の上
    記バルーンの繰出し端部の繰出し向き側に偏つて
    位置する向きに傾いてなることを特徴とする超音
    波内視鏡。
JP1986129076U 1986-08-25 1986-08-25 Expired - Lifetime JPH0525603Y2 (ja)

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JP1986129076U JPH0525603Y2 (ja) 1986-08-25 1986-08-25

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JP1986129076U JPH0525603Y2 (ja) 1986-08-25 1986-08-25

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Publication Number Publication Date
JPS6334412U JPS6334412U (ja) 1988-03-05
JPH0525603Y2 true JPH0525603Y2 (ja) 1993-06-29

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ID=31025327

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JP1986129076U Expired - Lifetime JPH0525603Y2 (ja) 1986-08-25 1986-08-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2601022Y2 (ja) * 1992-07-14 1999-11-02 旭光学工業株式会社 超音波診断装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5328306U (ja) * 1976-08-19 1978-03-10
JPS5752443A (en) * 1980-09-12 1982-03-27 Olympus Optical Co Ultrasonic diagnostic apparatus

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