JP2585270B2 - 超音波内視鏡用バル−ン - Google Patents

超音波内視鏡用バル−ン

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JP2585270B2 JP62122541A JP12254187A JP2585270B2 JP 2585270 B2 JP2585270 B2 JP 2585270B2 JP 62122541 A JP62122541 A JP 62122541A JP 12254187 A JP12254187 A JP 12254187A JP 2585270 B2 JP2585270 B2 JP 2585270B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、超音波内視鏡に装着されるバルーンに関
する。
〔従来の技術〕
内視鏡の挿入先端部に超音波を送受信する超音波素子
を組込んで、体腔内から所望の部位の断層像を得るよう
にした超音波内視鏡は、例えば特開昭58−65148号公
報、実公昭53−28306号公報等において提案されてい
る。このような超音波内視鏡においては、第2図に示す
ように超音波素子を有する超音波ヘッド部1をバルーン
2で覆い、このバルーン2で覆われる部分に水等の超音
波伝達媒体の注排水口部3を形成し、この注排水口部3
に内視鏡の操作部から湾曲部4および対物レンズ系やラ
イトガイドの出射端等を有する内視鏡ヘッド部5を通し
て延在させた注水管路6および排水管路7の一端をそれ
ぞれ開口させ、注水管路6から超音波伝達媒体を供給し
てバルーン2を膨張させて体腔内壁8に密着させること
により、超音波ヘッド部1と体腔内壁8との間での超音
波の減衰を抑止するようにしている。
このように、超音波ヘッド部1をそのままバルーン2
で覆い、このバルーン2を超音波伝達媒体の注入により
膨張させて体腔内壁8に密着させて超音波内視鏡を使用
するいわゆるバルーン密着法は有効な使用方法である
が、他方では検出部位にバルーン2を押し当てて検査す
るため、超音波断層像に体腔内壁8の像に密接してバル
ーン2の像が介在し、読映の妨げになるという問題があ
ると共に、病変が体腔内壁8にある場合にはそれが不自
然に伸展され、誤診を招く恐れがある等の問題がある。
このような問題を解決する方法として、バルーンを用
いず体腔内に水を充満させて使用する方法が提案されて
いる。この方法は胃等の水を溜め易い部位での使用には
有効であるが、食道等の水を溜めにくい部位での使用は
困難であるという問題がある。
このようなことから、食道内でもバルーンを検査部位
に押し付けずにすみ、映像内にバルーンの像が出ないよ
うにした使用法として、第3図に示すようなダブルバル
ーン法が提案された。このダブルバルーン法は、超音波
ヘッド部1よりも先端にバルーン11を設け、このバルー
ン11内に操作部から湾曲部4、内視鏡ヘッド部5および
超音波ヘッド部1を通して延在させた注水管路6および
排水管路7の一端をそれぞれ開口させてバルーン11を膨
張させると共に、内視鏡ヘッド部5よりも後方の湾曲部
4の外周にバルーン12を設けてこれを膨張させて食道内
をせきとめ、これら2つのバルーン11,12間の食道内に
内視鏡ヘッド部5の吸引口13を利用して水を注入するこ
とにより超音波の伝播を確保して検査するものである。
なお、後方のバルーン12は内外2重のチューブ14,15を
もって構成され、これらの両端部を糸縛しすることによ
って湾曲部4上に固定され、これらチューブ14,15間に
チューブ16を介して送気することによって膨張させるよ
うになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、第3図に示すダブルバルーン法にあっ
ては、超音波ヘッド部1よりも前方にバルーン11を取付
ける必要があるため、硬質の挿入先端部が長くなり、患
者に苦痛を与えるという問題がある。また、バルーン11
に対する注水管路6および排水管路7を超音波ヘッド部
1を通して延在させる必要があるため、超音波ヘッド部
1を挿入軸を中心に回転させる機械式走査方式のものに
あっては、これら注水管路6および排水管路7によって
走査エリアに欠損を生じるという問題がある。
この発明は、このような問題点に鑑みてなされたもの
で、超音波内視鏡の硬質の挿入先端部を長くすることな
く、したがって患者に苦痛を与えることなく挿入でき、
しかも超音波ヘッド部を回転させる機械式走査方式の超
音波内視鏡にあっては円周方向全周に亘る走査エリアを
確保できるように適切に構成した超音波内視鏡バルーン
を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この発明は、内視鏡の挿入
先端部に、その挿入方向にみてバルーン取付部と、超音
波伝達媒体を注入、排出するための注入口、排出口を有
する注排口と、超音波素子を有する超音波ヘッド部とを
順次に設けて成る超音波内視鏡に装着されるバルーンで
あって、装着状態で前記挿入先端部の直径よりも僅かに
径が大きく、前記バルーン取付部から前記注排部および
超音波ヘッド部を覆うように筒状に延在する第1の部分
と、前記挿入方向にみて前記超音波ヘッド部よりも前方
に位置し、前記第1の部分よりも大きく膨張する第2の
部分とを具えることを特徴とするものである。
〔作用〕
上記構成において、第1の部分は、装着状態で挿入先
端部の直径よりも僅かに径が大きく、バルーン取付部か
ら注排部および超音波ヘッド部を覆うように筒状に延在
して、注排部と第2の部分との間の超音波伝達媒体の通
路として作用し、第2の部分は、挿入方向にみて超音波
ヘッド部よりも前方で、超音波伝達媒体の注入により膨
張して体腔内壁に接触することになる。
〔実施例〕
第1図はこの発明の一実施例を示すもので、超音波内
視鏡の挿入先端部に装着した使用状態を示すものであ
る。超音波内視鏡の挿入先端部の構成は、第2図に示す
従来のものと同様である、先端から順にリング状の先端
側バルーン取付溝21、超音波素子を有する超音波ヘッド
部22、リング状の溝を有する注排部23、リング状の後端
側バルーン取付溝24、内視鏡ヘッド部25および湾曲部26
を有する。注排部23には操作部から湾曲部26および内視
鏡ヘッド25を経て延在させた注水管路27および排水管路
28の一端がそれぞれ開口し、注水管路27を通して水等の
超音波伝達媒体を供給するようになっている。また、内
視鏡ヘッド部25には対物レンズ系、ライトガイド、吸引
口29等を有する公知の内視鏡先端機能が設けられてい
る。
この実施例では、上記の挿入先端部に後端側バルーン
30と、この発明に係る先端側バルーン31とを装着する。
後端側バルーン30は、一般的な内視鏡用バルーンで第
3図に示したと同様に、内外2重のチューブ32,33とこ
の2重のチューブ間に空気を送るチューブ34とから成
り、チューブ32,33の両端部を湾曲部26の外周に糸縛り
により固定して使用する。
先端側バルーン31は、挿入端部への装着状態におい
て、挿入先端部の直径よりも僅かに大きい直径を有し、
超音波ヘッド部22および注排部23を覆うように延在する
筒状の肉厚の第1の部分35と、超音波ヘッド部22よりも
前方に位置し、第1の部分35よりも大きく膨張し得る肉
薄の第2の部分36と、両端開口端部にそれぞれ設けた肉
厚のバンド部37,38とをもって構成し、これらバンド部3
7および38を挿入部の先端側および後端側バルーン取付
溝21および24にそれぞれ装着して使用する。
上記構成において、先端側バルーン31を膨張させるた
めに注水管路27から水を注入すると、この注入された水
は注排部23から先端側バルーン31内に入り、さらに該バ
ルーン31の第1の部分35を通って第2の部分36に導か
れ、これにより第1の部分36は挿入部の径方向に膨張し
て食道等の体腔内壁39に密着することになる。また、後
端側バルーン30はチューブ34からチューブ32,33間に空
気を送ることによって膨張し、同様に体腔内壁39に密着
する。
このように、先端側バルーン31および後端側バルーン
30を膨張させて体腔内壁39に密着させた状態で、内視鏡
ヘッド部25の吸引口29を利用して体腔内に水を注入し、
これをバルーン30,31で囲まれた体腔内に充満させれ
ば、先端側バルーン31の第1の部分35も水で満たされて
いるので、超音波ヘッド部22から送信される超音波ビー
ムは空気による妨害もなく良好に検査部位に伝達される
ことになる。
この実施例によれば、先端側バルーン31を超音波ヘッ
ド部22を覆う、これよりも僅かに径の大きい筒状の第1
の部分35と、超音波ヘッド部22よりも前方に位置し、第
1の部分35よりも大きく膨張し得る第2の部分36とをも
って構成したので、膨張させた状態では第2の部分36が
食道等の体腔内壁39に接触し、第1の部分35は体腔内壁
39に接触しないことになる。従って、超音波診断ライン
上の体腔内壁39は先端側バルーン31により伸展されるこ
となく自然な状態を維持できると共に、第1の部分35は
体腔内壁39から離れているので読映の妨げになることは
ない。また、第1の部分35が第2の部分36へ水を導く流
路となるので、超音波ヘッド部22を横切って第2の部分
36に流体を導く管路が不要となり、したがって機械式走
査方式においては超音波ビームの走査が妨害されず、全
周にわたるスキャニングが可能となる。さらに、先端側
バルーン31は超音波ヘッド部22を覆うように装着さるの
で、硬質の挿入先端部が長くなることはなく、したがっ
て挿入にあって患者に苦痛を与えることもない。
なお、上述した実施例では先端側バルーン31を2つの
バンド部37,38によって挿入先端部に装着するようにし
たが、第2の部分36側のバンド部37を省略して袋状に構
成することもできる。また、第1の部分35はその径を挿
入部外径よりも僅かに大きくする場合には、注水により
若干膨張するようにしてもよいし、全く膨張しないよう
にしてもよい。さらに、この第1の部分35の径を挿入部
外径よりも小さくして弾性的に装着し、注水により膨張
させて第2の部分36に水を導くようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上述べたように、この発明によれば、装着状態で挿
入先端部の直径よりも僅かに径が大きく、該挿入先端部
の後方のバルーン取付部から前方に順次設けられた注排
部および超音波ヘッド部を覆うように筒状に延在する第
1の部分と、超音波ヘッド部よりも前方に位置して注排
部から第1の部分を通して供給される超音波伝達媒体に
よって第1の部分よりも大きく膨張する第2の部分とを
もってバルーンを構成したので、バルーンが体腔内壁に
接しないようにすることができ、したがって病変がバル
ーンによって不自然に進展されたり、超音波断層像とし
て体腔内壁の像に密接してバルーンの像が介在すること
がないので、正確な診断が可能になる。また、バルーン
を第1の部分と第2の部分とによって構成したので、硬
質の挿入先端部を長くすることなく、したがって患者に
苦痛を与えることなく挿入できると共に、超音波ヘッド
部を回転させる機械式走査方式にあっては超音波伝達媒
体の注入管路や排出管路に妨害されることなく円周方向
全周に亘って走査エリアを確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す図、 第2図および第3図は従来の技術を示す図である。 21……先端側バルーン取付溝 22……超音波ヘッド部、23……注排部 24……後端側バルーン取付溝 25……内視鏡ヘッド部、26……湾曲部 27……注水管路、28……排水管路 29……吸引口、30……後端側バルーン 31……先端側バルーン、32,33,34……チューブ 35……第1の部分、36……第2の部分 37,38……バンド部、39……体腔内壁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡の挿入先端部に、その挿入方向にみ
    て バルーン取付部と、 超音波伝達媒体を注入、排出するための注入口、排出口
    を有する注排部と、 超音波素子を有する超音波ヘッド部と を順次に設けて成る超音波内視鏡に装着されるバルーン
    であって、 装着状態で前記挿入先端部の直径よりも僅かに径が大き
    く、前記バルーン取付部から前記注排部および超音波ヘ
    ッド部を覆うように筒状に延在する第1の部分と、 前記挿入方向にみて前記超音波ヘッド部よりも前方に位
    置し、前記第1の部分よりも大きく膨張する第2の部分
    とを具えることを特徴とする超音波内視鏡用バルーン。
  2. 【請求項2】前記超音波ヘッド部よりも後方の湾曲部を
    覆うバルーンをさらに具え、両バルーン内および両バル
    ーン間の体腔内壁により形成された空間内に液体を注入
    し得るようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項記載の超音波内視鏡用バルーン。
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