JPH09138349A - 表示装置 - Google Patents

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JPH09138349A
JPH09138349A JP8263620A JP26362096A JPH09138349A JP H09138349 A JPH09138349 A JP H09138349A JP 8263620 A JP8263620 A JP 8263620A JP 26362096 A JP26362096 A JP 26362096A JP H09138349 A JPH09138349 A JP H09138349A
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lens
image
aberration
mirror
screen
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JP8263620A
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正明 ▲ひろ▼木
Masaaki Hiroki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 投影型の表示装置において、簡単な光学系に
おいても収差のない表示を可能とする。 【解決手段】 液晶パネル12で光学変調された像を投
影レンズ13を介して最終的にスクリーン16に投影表
示させる構成において、レンズ13から投影される収差
を有した像をミラー14での反射において補正すること
を特徴とする。即ち、ミラー14の形状をレンズ13で
生じる収差を丁度補正できるように設定する。このよう
にすることで、高価で複雑な光学系を利用することな
く、収差のない大画面表示を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本明細書に開示する発明は、
像を拡大して投影する構成を有する表示装置に関する。
例えば、液晶パネルで形成された像をレンズで拡大して
投影する構成を有する表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、液晶パネルで光学変調される
ことによって得られた像をレンズで拡大しスクリーンに
投影する構成が知られている。このような構成の簡単な
例を図2(A)に示す。
【0003】図2(A)に示す構成においては、ランプ
21からの光22を液晶パネル23で光学変調して所定
の像を形成し、その像を投影レンズ24を用いてスクリ
ーン25に投影するものである。スクリーン25に投影
された像は、26の方向あるいは投影レンズ24の方向
から視認される。
【0004】投影レンズ24としては、図2(A)に示
すような単なる凸レンズを利用する場合が最も簡単な構
成となる。このような構成においては、投影レンズの精
度や特性が重要なものとなる。一般にレンズには球面収
差等の問題があり、拡大される像が完全な状態で投影さ
れるものではない。
【0005】収差というのは、光学系で光線が1点に収
束しないことをいう。収差には、球面収差、コマ収差、
非点収差、像面湾曲、像面ひずみ、色収差がある。この
収差に起因する具体的な現象としては、像が歪む、像に
色が付くといった現象を挙げることができる。
【0006】例えば色収差の具体例としては、望遠鏡で
星等を見た場合に像に色が付く現象を挙げることができ
る。この現象は、レンズを透過する光の異なる波長成分
がレンズを構成する材料に対して異なる屈折率を有して
いることに起因する。
【0007】これらの収差の問題は大型のレンズを使用
する場合により顕在化する。従って、大画面表示を行お
うとする場合により大きな問題となる。
【0008】この収差の問題を解決するためには、図2
(B)の27、28で示されるように多数のレンズを組
み合わせる方法が採用されている。この方法を利用すれ
ば、組み合わせるレンズをより多くすることにより、収
差を許容できる範囲に補正することができる。しかし、
このように複数のレンズを組み合わせることは、複雑で
高コストなものとなってしまう。また、大面積なものを
得ることが困難になるという問題もある。
【0009】従って、実用性や生産性の観点からいうな
らば、図2(A)の24で示されるような単体のレンズ
で光学系を構成することが最も理想的なものとなる。
【0010】しかし一方において、図2(A)の24で
示されるような単体のレンズによる簡単な構成は、収差
の問題が顕著に出てしまい実用に際しての問題がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本明細書で開示する発
明は、像をレンズで拡大して投影する構成において、レ
ンズで生じる収差を補正できる構成を提供をすることを
課題とする。特にこの構成を低コストな技術として提供
することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本明細書で開示する構成
は、レンズと、湾曲した鏡面と、を有し、前記レンズを
介して投影される像を一旦前記湾曲した鏡面で反射させ
て投影面上に結像することを特徴とする。
【0013】上記構成は、レンズによって生じてしまう
収差を所定の形状に加工された鏡面に反射させることに
よって補正することを特徴とする。
【0014】レンズとしては、像を拡大するための単な
る凸レンズ、さらには収差を補正するために凸レンズと
凹レンズを組み合わせたもの、単なる凸レンズや凹レン
ズと異なり特殊な形状に加工されたレンズ、これらレン
ズを組み合わせたり張り合わせたもの等を挙げることが
できる。即ち、本明細書におけるレンズというのは、像
を透過させることによってその像を光学的に拡大するこ
とができる機能を有するものをいう。
【0015】鏡面の湾曲度や形状は、使用するレンズの
光学特性に合わせて決める必要がある。即ち、使用する
レンズで発生する収差を補正できるような形状にする必
要がある。この形状は、コンピュターシュミレーション
で決めれることができる。
【0016】鏡面を利用した場合には、光が透過するこ
とがないので、光の透過による収差の発生が問題となら
ない。
【0017】そしてその形状を適時設定することによ
り、レンズを透過することによって生じた像の収差を高
いレベルで補正するとができる。この補正の度合いは完
全なものでなくても、実用上効果が得られる程度であれ
ばよい。
【0018】他の発明の構成は、レンズと、湾曲した鏡
面と、を有し、前記レンズからの像の収差は前記湾曲し
た鏡面で反射されることによって補正されることを特徴
とする。
【0019】他の発明の構成は、像を拡大して表示する
構成において、像を拡大するためのレンズと、前記レン
ズを透過した像を反射する鏡面とを有し、前記鏡面は凸
状を有しており、前記レンズを透過した像の収差を補正
する形状を有していることを特徴とする。
【0020】他の発明の構成は、レンズによって拡大さ
れた像を所定の局面形状を有する鏡面で反射させて像の
収差が補正された像を投影することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施形態】図1に示すように液晶パネル12で
光学変調された像を投影レンズ13で拡大してスクリン
ーン16に投影するに際して、投影レンズ13で生じる
収差を補正するように反射鏡14を湾曲したものとす
る。このようにすると、投影レンズ13で生じる収差を
反射鏡14で補正することができ、収差のない表示、ま
たは収差を抑制した表示をスクリーン16に投影するこ
とができる。
【0022】
【実施例】
〔実施例1〕本実施例の概略の構成を図1に示す。図1
に示す構成は、筐体10内に納められており、白色光を
投影する光源11からの光を12で示されるカラー像を
形成できる透過型の液晶表示パネルでもって光学変調し
てカラー像を形成し、その像を投影レンズ13でもって
拡大し、さらに所定の形状で湾曲させた反射鏡14でそ
の像を反射させ、さらに反射鏡14で反射した像を平面
鏡15で反射させてスクリーン16に像を投影するもの
である。
【0023】図1に示す構成においては、投影レンズ1
3に安価なものを用いても、そこで生じる収差を所定の
形状で湾曲させた反射鏡14で像が反射する際に補正す
ることができる。
【0024】反射鏡14の湾曲の形状は、レンズ13で
生じる収差を補正できるように決める必要がある。しか
し、反射鏡14を所定の形状に形成することは容易であ
り、その作製コストは低く抑えることができる。また、
反射鏡では収差が発生しないという有意性もある。反射
鏡14は、凸面を有する形状を有している。しかし、反
射鏡の形状はレンズ13との兼ね合いで決まるのであ
り、単に凹型あるいは凸型に限定されるものでない。同
様にレンズ13の形状も反射鏡14との組み合わせにお
いて決まる。即ち、レンズ13と反射鏡14とは相補う
ものとして設計する必要がある。
【0025】本実施例で示す液晶パネルは、アクティブ
マトリクス型の液晶表示パネルであって、カラー表示を
行うことができるものである。
【0026】図1に示す構成においては、14で示され
る反射鏡を湾曲させる例を示してある。このような2枚
の反射鏡14、15を用いる構成においては、1枚目の
反射鏡14の方を小さくすることができる。反射鏡を微
妙な曲面を形成するには、その大きさがあまり大きくな
い方が有利であるので、図1に示す構成のように湾曲さ
せる反射鏡として1枚目の反射鏡14を選択することは
好ましい。
【0027】しかし、所定の形状を与えることが可能で
あるならば、14の反射鏡を平面なものとし、15の反
射鏡を湾曲させたものとしてもよい。また、14で示さ
れる反射鏡に加えて15で示される反射鏡を湾曲させて
もよい。
【0028】〔実施例2〕本実施例は、同一の基板を利
用して構成された3枚の液晶パネルでなるRGB用の集
積化された液晶パネルを利用して投影表示を行う構成に
関する。図3に本実施例の概略の構成を示す。
【0029】図3に示す構成においては、まず白色光を
発する光源301からの光をダイクロイックミラー30
2〜304でGBRの光に分光する。そして分光された
各光はRGBに対応した3枚の液晶パネルを集積化した
液晶パネル305でそれぞれ光学変調される。そして光
学変調されたRGBに対応する各像はミラー306、ハ
ーフミラー307、308で合成されて投影レンズ30
9から投影される。投影レンズからの像は所定の形状に
湾曲した反射鏡310と平面鏡311で反射され、スク
リーン312に拡大投影される。
【0030】ここで、反射鏡310は投影レンズ309
で生じる収差を補正するようにその湾曲の形状が決めら
れる。このようにすることによって、平面鏡311で像
が反射される段階において、収差の無い、または収差が
所定の程度まで補正された像となるようにすることがで
きる。そして平面鏡311で反射されたカラー像は、ス
クリーン312に投影される。
【0031】図4に示す構成は、投影レンズが309の
1枚で済、さらにこの投影レンズ309として安価なレ
ンズを利用することができる。また像を拡大投影するた
めの光学系を単純なものとすることができる。しかも投
影される像は収差のない高い画質を有するものとするこ
とができる。従って、収差のない高い画質を有していな
がら、作製コストの低い表示装置を得ることができる。
【0032】〔実施例3〕本実施例は、カラー像や立体
像を表示できる投影型の表示装置に本明細書で開示する
発明を利用した場合の例である。本実施例の概略の構成
を図4に示す。図4に示すのは、本実施例に示す投影型
の表示装置の3面図である。
【0033】図において、400が装置の筐体であり、
その中に本実施例に示す構成が配置されている。図4に
おいて、光源401で発せられた白色光は、半透過ミラ
ー410とミラー411で反射され、さらにダイクロイ
ックミラー402、403、404においてG、B、R
の光に分光される。
【0034】図では、RGB用のダイクロイックミラー
402〜404が1組示されているが、実際にはさらに
もう1組のダイクロイックミラーが配置されている。即
ち、半透過ミラー410からの光を分光する3つ1組の
ダイクロイックミラー402〜404と、ミラー411
からの光を分光する3つ1組のダイクロイックミラー
(図示せず)が存在している。こうしてRGBの光が2
組6射線生成される構成となっている。
【0035】この6射線の光線(2組のRGBに対応す
る光線)は液晶パネル405に入射する。液晶パネル4
05は、6個の液晶パネルが同一のガラス基板を利用し
て集積化された構成を有している。即ち、同一のガラス
基板を利用してRGBの3つの液晶パネルが2組構成さ
れている。
【0036】この6つの液晶パネルを透過することによ
って得られた像は、それぞれに対応して6つの投影レン
ズが配置された光学系406から直接投影される。光学
系406を構成する投影レンズ部は、1つの鎖線に対し
て2つのレンズが配置されている。この投影レンズ部は
その一つが407で示されるように6つ配置されてい
る。即ち、各液晶パネル405に集積された6枚のパネ
ルに対応させて配置されている。
【0037】光学系406から出た光(この光は6射線
存在する)は、所定の曲面形状に形成された反射面40
8で反射し、スクリーン(投影面)409に投影され
る。各像はスクリーン409で重ね合わせられ、カラー
像を形成することになる。
【0038】図4に示す構成において、液晶パネル40
5から出た像が受ける光学的な影響は光学系406に備
えられている第1及び第2のレンズ(図示せず)と反射
面408である。
【0039】本実施例においては、レンズ系において不
可避に発生してしまう収差の問題を抑制するために以下
に示すような構成をとる。ここでは、説明を簡単にする
ために単純化した構成を例に採って説明を行う。
【0040】図5に示すのは、2つの液晶パネル501
と502で形成された像を最終的にスクリーン508に
投影する構成である。図5には、2つの像を最終的にス
クリーン508で合成する例を示すが、像が2つ以上に
なっても基本的な構成は同じである。
【0041】図5に示す構成において、液晶パネル50
2で光学変調された像は第1のレンズ504と第2のレ
ンズ506とで拡大される。そして、曲面を有する反射
面507で反射されスクリーン508に投影される。
【0042】一方、液晶パネル501で光学変調された
像は第1のレンズ503と第2のレンズ505とで拡大
される。そして、曲面を有する反射面507で反射され
スクリーン508に投影される。この2つの像はスクリ
ーン508で合成されて一つの像としてスクリーン上に
表示される。
【0043】ここで重要なのは、レンズ504と506
とを透過した像が反射面507で反射されることによ
り、その収差が補正されるように、レンズ504と50
6の諸設計パラメータ、さらに反射面507の形状を設
計することである。
【0044】また、同様にレンズ503と505とを透
過した像が反射面507で反射されることにより、その
収差が補正されるように、レンズ503と505の諸設
計パラメータ、さらに反射面507の形状を設計するこ
とである。
【0045】当然、レンズ503、504、505、5
06の諸設計パラメータは微妙に異なるものとなる。ま
たここで1つの像に対してレンズを2枚用いているの
は、光学設計の自由度を多くして収差の補正をしやすく
すためである。しかし、レンズを増やすことは光学設計
を煩雑化し、また作製コストを高くすることになるの
で、極力その数は少ない方が好ましい。
【0046】なお図5においては、各レンズ503〜5
06が単純な凸レンズの形状を有しているように示され
ているが、実際に使用されるレンズは必要とする光学特
性を有するものが使用される。即ちその形状は単純な凸
レンズに限定されるものではない。
【0047】図4に示す構成は、図5に示す構成を基本
的に利用したものであって、各液晶パネルからの像は光
学系406に配置された2枚のレンズと湾曲した反射面
408でもって、収差の極力少ない像とされ、スクリー
ン409上で合成される。
【0048】個々のレンズは、反射面408との関係に
おいて、最終的に収差のない像がスクリーン409に投
影されるように設計することが必要である。
【0049】本実施例に示す構成においては、RGBの
2組の像が合成されるので輝度が高く、また液晶パネル
の欠陥が目立たない表示を行うことができる。
【0050】また図4に示す構成は、立体像を表示する
構成に利用することができる。即ち、2つのRGBの組
をスクリーン409上に表示することができるので、そ
れぞれ右目用のカラー像と左目用のカラー像をスクリー
ン409上に表示し、それを2つの像を分離できるメガ
ネでもって見ることにより、スクリーン409に投影さ
れた像を立体像として視認することができる。またスク
リーン409をレンチキュラースクリーンとすることに
よって、立体像を表示することができる。
【0051】また図4に示す構成は、2つのカラー像を
時分割表示することにり、立体像を表示する構成に利用
することもできる。
【0052】図4に示すような構成は、大面積表示を行
う場合でも収差のない表示を行わすころができる。さら
に使用するレンズ系の構成を単純なものとすることがで
きる(通常は4枚あるいはそれ以上のレンズが使用され
る)ので、コストを低減することができる。また、曲面
を有する反射面を利用して大面積の像を表示することが
できるので、高価である大口径のレンズを使用しなくて
もよいという有意性を有する。
【0053】〔実施例4〕本実施例は、図1に示す構成
における反射鏡の形状が異なる場合の例を示す。図1に
示す場合においては、収差補正用の反射鏡の形状とし
て、所定の方向の曲率を有したものを示した。即ち、収
差補正用の反射鏡の形状が凹面または凸面を有する場合
の例を示した。
【0054】しかし、使用するレンズによっては、反射
鏡の形状をさらに複雑なものにする必要が生じる。図6
に本実施例の概要を示す。図6に示す構成において、6
00が装置の筐体であり、606が像が投影されるスク
リーン(被照射面)である。
【0055】像は、光源601から発せられる光を液晶
パネル602によって光学変調することによって形成さ
れる。液晶パネル602で光学変調された像は、投影レ
ンズ603を介し、さらに収差補正用の反射鏡604、
平板状の反射板605で反射され、スクリーン606に
投影される。
【0056】本実施例において特徴とするのは、投影レ
ンズ603で生じる収差を補正するために反射鏡604
の形状を波型としてことである。図では、その形状を強
調して記載されているが、この反射鏡の形状は、投影レ
ンズ603からの像が有している収差によって決まる。
【0057】なお投影レンズ603からの像が有してい
る収差は、投影レンズ603のみで付加されるものとは
限らない。即ち、反射鏡604では、反射鏡604に入
射する段階で有している収差を補正することができる。
しかしこの場合は、レンズ603以外で生じる収差を考
慮しなければならないので、光学設計が煩雑になる。
【0058】〔実施例5〕図7は、本実施例の光学配置
図であり、単板式の投影型表示装置の構成図である。
【0059】光源700からの光は、色分離用のダイク
ロイックミラー702a,702bを介して、赤色、緑
色、青色光にそれぞれ分離されて、赤色用液晶パネル7
04b、緑色用液晶パネル704c、青色用液晶パネル
704aにそれぞれ入り光学変調される。各液晶パネル
704a,704b,704cで光学変調された映像光
は、色合成用のダイクロイックミラー702e,702
dにより合成され、投射レンズ705を経て、湾曲した
反射鏡706によって反射されて、スクリーン707に
投射されて、カラー像が表示される。
【0060】ここで、701はUVフィルターであり、
703a,703bは全反射ミラーであり、707a,
707bはコンデンサーレンズである。
【0061】また、反射鏡706は投影レンズ705で
生ずる収差を補正するように、その反射面の形状が決定
されている。この結果、反射鏡706を経ることによっ
て、投影レンズ705で生じた収差が補正されて、スク
リーン707には、像の歪や、色のにじみのない鮮明な
像を表示することができる。
【0062】なお、本実施例では、投影レンズ705の
透過光を収差補正用の反射鏡706のみで反射して、ス
クリーン707に投影するようにしているが、例えば、
実施例1のように、投影レンズ705の透過光を収差補
正用の反射鏡706と、平面状の反射鏡とでそれそぞれ
反射して、スクリーン707に投影することもできる。
【0063】
【発明の効果】レンズを介して像を拡大して投影する構
成において、レンズで生じた像の収差を所定の形状を有
した反射鏡で反射させることによって補正することがで
きる。そして収差を影響を極力排除した像を大面積に投
影することができる。
【0064】即ち、光学系の中に所定の曲面を有する反
射面を組み込み、レンズ系で生じる収差の影響をこの反
射面によって補正する構成とすることによって、全体の
構成を単純化することができると同時に、像の大面積化
を計ることができる。
【0065】また、レンズで収差が生じてもよい構成と
することができるので、使用するレンズ系を簡単なもの
とすることができる。また安価なレンズを利用すること
ができる。
【0066】また反射鏡を用いた場合には、波長による
屈折率の違いに起因する問題(一般に色収差といわれる
問題)がないので、特に大面積化することが可能であ
り、大画面表示を行うことができる構成とすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 投影型の表示装置の概要を示す図。
【図2】 従来型の表示装置の概要を示す図。
【図3】 投影型の表示装置の概要を示す図。
【図4】 投影型の表示装置の概要を示す図。
【図5】 像を投影する原理を示す図。
【図6】 投影型の表示装置の概要を示す図。
【図7】 投影型の表示装置の概要を示す図。
【符号の説明】
10 筐体 11 光源 12 液晶パネル 13 投影レンズ 14 所定の形状を有する曲面反射鏡 15 平面反射鏡 16 スクリーン(投影面) 21 光源 22 光源からの光 23 液晶パネル 24 投影レンズ 25 スクリーン(投影面) 26 視認方向 301 光源 302〜304 ダイクロイックミラー 305 液晶パネル 306 ミラー 307、308 半透過ミラー 309 投影レンズ 310 所定の形状を有する曲面反射鏡 311 平面反射鏡 312 スクリーン(投影面) 501、502 液晶パネル 503、504 レンズ 505、506 レンズ 507 反射面 508 スクリーン(投影面) 702a〜702d ダイクロイックミラー 704a〜702c 液晶パネル 705 投影レンズ 706 反射鏡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G09F 9/00 360 G09F 9/00 360K

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レンズと、 湾曲した鏡面と、 を有し、 前記レンズを介して投影される像を一旦前記湾曲した鏡
    面で反射させて投影面上に結像することを特徴とする表
    示装置。
  2. 【請求項2】レンズと、 湾曲した鏡面と、 を有し、 前記レンズからの像の収差は前記湾曲した鏡面で反射さ
    れることによって補正されることを特徴とする表示装
    置。
  3. 【請求項3】像を拡大して表示する構成において、 像を拡大するためのレンズと、 前記レンズを透過した像を反射する鏡面とを有し、 前記鏡面は凸状を有しており、かつ前記レンズを透過し
    た像の収差を補正する形状を有していることを特徴とす
    る表示装置。
  4. 【請求項4】レンズを透過した像を所定の曲面形状を有
    する鏡面で反射させて像に生じた収差を補正することを
    特徴とする表示装置。
JP8263620A 1995-09-11 1996-09-11 表示装置 Pending JPH09138349A (ja)

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JP8263620A JPH09138349A (ja) 1995-09-11 1996-09-11 表示装置

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