JPH09128149A - ペン入力システム及びペン型入力装置 - Google Patents

ペン入力システム及びペン型入力装置

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JPH09128149A
JPH09128149A JP30834695A JP30834695A JPH09128149A JP H09128149 A JPH09128149 A JP H09128149A JP 30834695 A JP30834695 A JP 30834695A JP 30834695 A JP30834695 A JP 30834695A JP H09128149 A JPH09128149 A JP H09128149A
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pen
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coordinate
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JP30834695A
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English (en)
Inventor
Masaki Goto
昌樹 後藤
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ入力若しくはデータ編集等の各モード
を使用者がモード切換スイッチにて切り換えることな
く、ペン入力ができる使い勝手の良いペン入力システム
を提供することにある。 【解決手段】 タッチパネル31に対し入力ペン2の一
方のペン入力部21からペンタッチデータがあると判断
した場合には、自動的にデータ入力モードにセットして
ペン入力部21にて入力された描画データを表示する
{図11(A)}。次いで、入力ペン2の他方のペン入
力部22からペンタッチデータがあった場合{図11
(B)}は、自動的にデータ消去モードをセットし、他
方のペン入力部22で指定された四角形の範囲に含まれ
る入力記憶済みのデータバッファ内の描画データを消去
して、液晶表示部37のかかる範囲の描画データを消去
7する{図11(C)}。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペン入力システム
及びペン型入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、電子手帳、コンピュータシステ
ム、ワードプロセッサ専用器(ワープロ)、PDA(pe
rsonal digital assistant)等の電子機器に関連してペ
ン入力システムが広く実施されている。かかるペン入力
システムに用いられる座標入力表示装置は、基本的にデ
ィスプレイと位置検出用のタブレットとが重ねられて一
体にされて構成されている。
【0003】一般的に、上記ディスプレイとしては、L
CD(liquid crystal display)が用いられ、上記位
置検出用タブレットにおけるペン入力検出方式として
は、抵抗膜方式、電磁誘導方式、加圧方式、及び静電結
合方式等の種々の方式が用いられている。一方、かかる
座標入力表示装置に用いられるペン入力装置は、マウス
やデジタイザとほぼ同様に座標入力装置としてペン型の
入力装置が使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、従来のペ
ン入力システムにあっては、ペンタッチ操作で入力した
ペン入力データの一部若しくは全てを消去又は修正する
場合においては、例えば、電子機器本体側を”データ入
力モード”から”データ消去モード”に対応するモード
切換スイッチの操作にて切り替えて消去若しくは修正作
業を行っていた。
【0005】そのため、かかる従来のペン入力システム
にあっては、例えば、電話中や会話中のメモ書きのよう
に時間的に余り余裕が無い場合での使用をする際に、電
子機器本体側でのモードの切換操作は煩わしいという問
題があった。
【0006】本発明は、上記課題を解決すべくなされた
ものであり、データ入力モード、データ消去モード、若
しくはデータ着色モード等の各種のモードの切り換え操
作を行うことなく、希望したデータの手書き入力が容易
かつ迅速に行い得る使い勝手の良いペン入力システム及
びペン型入力装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のペン入力
システムは、互いに異なる形状の第1及び第2の入力部
を有するペン型のタッチ入力手段と、このタッチ入力手
段によりタッチ操作された座標位置を検出し、この検出
された座標位置をタッチデータとして表示する表示手段
と、この表示手段に対し前記タッチ入力手段の第1及び
第2に入力部のいずれがタッチ操作されたか否かを検出
する検出手段と、この検出手段により前記タッチ入力手
段の第1の入力部が検出された際は、当該第1の入力部
によりタッチ操作された座標位置をタッチデータとして
表示し、前記検出手段により前記タッチ入力手段の第2
の入力部が検出された際は、当該第2の入力部によりタ
ッチ操作された座標位置又はタッチ操作された座標位置
で囲まれた範囲内存在するタッチデータを消去、着色及
び移動のいずれかを行うように制御するデータ制御手段
と、を備えたことにより上記課題を達成する。
【0008】即ち、請求項1記載のペン入力システムに
よれば、互いに異なる形状の第1及び第2の入力部を有
するペン型のタッチ入力手段により、表示手段に対しタ
ッチ操作がされた場合には、タッチ入力手段の第1及び
第2の入力部のいずれがタッチ操作されたかを検出手段
により検出し、データ制御手段は、検出手段によりタッ
チ入力手段の第1の入力部が検出された際は、前記第1
の入力部によりタッチ操作された座標位置をタッチデー
タとして表示手段に表示し、第2の入力部が検出された
際は、当該第2の入力部によりタッチ操作された座標位
置又はタッチ操作された座標位置で囲まれた範囲内存在
するタッチデータを消去、着色及び移動のいずれかを為
す。
【0009】従って、手書き入力途中において、特別委
にモード切換えスイッチ等を操作して、モードを切り換
えることがなく、入力ペンの操作のみで各種のモード
(例えば、入力モードと消去モード)を切り換えなが
ら、希望したデータの手書き入力、消去、着色等が可能
となり、ペン入力システムの操作性が向上し、操作者の
使い勝手が良くなる。
【0010】請求項2記載のペン入力システムは、互い
に異なるサイズの第1及び第2の入力部を有するペン型
のタッチ入力手段と、このタッチ入力手段の第1又は第
2の入力部によりタッチ操作された座標位置を検出し、
この検出された座標位置をタッチデータとして表示する
表示手段と、この表示手段に対し前記タッチ入力手段の
第1または第2の入力部のいずれかがタッチ操作された
際に当該第1又は第2の入力部のサイズを検出する検出
手段と、この検出手段により前記タッチ入力手段の第1
の入力部のサイズが検出された際は、当該第1の入力部
によりタッチ操作された座標位置をタッチデータとして
表示し、前記検出手段により前記タッチ入力手段の第2
の入力部のサイズが検出された際は、当該第2の入力部
によりタッチ操作された座標位置又はタッチ操作された
座標位置で囲まれた範囲内に存在するタッチデータを消
去、着色および移動のいずれかを行うように制御するデ
ータ制御手段と、を備えたことにより上記課題を解決す
る。
【0011】即ち、請求項2記載のペン入力システムに
よれば、互いに異なるサイズの第1及び第2の入力部を
有するペン型のタッチ入力手段により、表示手段に対し
タッチ操作がされた場合には、タッチ入力手段の第1及
び第2の入力部のいずれかがタッチ操作された際に当該
第1又は第2の入力部のサイズを検出手段により検出
し、データ制御手段は、検出手段によりタッチ入力手段
の第1の入力部のサイズが検出された際は、前記第1の
入力部によりタッチ操作された座標位置をタッチデータ
として表示手段に表示し、第2の入力部のサイズが検出
された際は、当該第2の入力部によりタッチ操作された
座標位置又はタッチ操作された座標位置で囲まれた範囲
内に存在するタッチデータを消去、着色及び移動のいず
れかを為す。
【0012】従って、手書き入力途中において、特別に
モード切換えスイッチ等を操作して、モードを切り換え
ることなく、入力ペンの操作のみで各種のモード(例え
ば、入力モードと消去モード)を切り換えながら、希望
したデータの手書き入力、消去、着色等が可能となり、
ペン入力システムの操作性が向上し、操作者の使い勝手
が良くなる。
【0013】請求項3記載のペン型入力装置は、タッチ
操作された座標位置を検出し、この検出された座標位置
をタッチデータとして表示する表示部と、前記タッチ操
作された座標位置のサイズを検出する検出部と、を備え
ている座標入力表示装置に用いられるペン型入力装置で
あって、このペン型入力装置を構成する入力装置本体
は、前記座標入力表示装置にタッチ操作された際に前記
検出部により検出されるサイズの異なった少なくとも2
つの入力部と、を備えたことにより上記課題を解決す
る。
【0014】即ち、請求項3記載の発明によれば、ペン
型入力装置は、座標入力表示装置にタッチ操作された際
に検出部により検出されるサイズの異なった少なくとも
2つの入力部を有する。
【0015】従って、手書き入力されるデータを表示す
るための座標入力表示装置に適用可能な新規なペン型入
力装置を得ることが可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図18に基づい
て、本発明の好適な実施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1乃至図11は、本発明に係る
ペン入力システムの第1の実施の形態を説明するための
図である。
【0017】まず、構成を説明する。図1は、本発明を
適用したペン入力システム1の構成を示す外観図であ
る。かかるペン入力システム1は、指示体である正面形
状がT字型の入力ペン2、及び情報処理装置本体3から
構成されており、情報処理装置本体3の表示画面上には
透明のタッチパネル31が重ねて配置されている。図2
は、本発明が適用されるペン入力システム1の全体構成
を示すブロック図である。
【0018】図2において、ペン入力システム1は、入
力ペン2、タッチパネル31、CPU32、データ処理
回路33、表示ドライバ34、RAM35、ROM3
6、液晶表示部37、及びバスライン38等から構成さ
れている。
【0019】入力ペン2は、例えば、図3に示されるが
如き構成となっており、図3(A)は、入力ペンの正面
図、図3(B)は側面図を夫々している。そして、図4
は入力ペン2のデータ入力部の内部構造を示す図あり、
図5は入力ペン2のイレース部の外周展開図である。
【0020】入力ペン2は、図3(A)、(B)に示す
如く、正面形状がT字型となっており、ペン本体ケース
25を介して、タッチパネル31にデータの入力を行う
データ入力部21と入力されたデータの消去を行うイレ
ース部22とが配設されている。データ入力部21の構
成は、図4に示す如く、芯23及びバネ26がペン本体
ケース25内に収納されている。
【0021】芯23は、バネ26により図示するA方向
に付勢されており、ペン本体ケース25から突出する芯
先端部分に対して、B方向の外力が加わらない限り、そ
の付勢状態が維持される。そして、入力状態において、
芯先端部分がタッチパネル31に触れて、図示するB方
向に、バネ26の付勢に勝る外力が加わった場合に、バ
ネ26は収縮して芯23は、B方向に移動するため、A
方向に反発力が生じ、かかる反発力によりタッチパネル
31を加圧するのである。
【0022】イレース部22は、図3(B)に示す如
く、ペン本体ケース25に直交して連結する円柱状の回
転支持部24と、かかる円柱状の回転支持部24に挿通
した回転シャフトCと、並びに、円柱状の回転支持部2
4に形成された一対のガイド溝D1及びD2に夫々配置
され、かつ回動シャフトCに支持された一対の半円状の
回転片A,Bと、から構成されている。かかる回転片
A,Bは、図3(A)及び図5に示す如く、回転支持部
24の外周を展開して示すと、回動シャフトCの軸方向
に直交する面において、オーバーラップしないように夫
々配置されており、回転片Bの先端及び後端と回転片A
とには、ギャップL1、L2が夫々形成されている。そ
して、半円状の回転片A及びBの曲率半径は等しく、か
つ、円柱状の回転支持部24の曲率半径よりも大となっ
ている。
【0023】回動シャフトCは、入力ペン2に内蔵され
た図示しない回転駆動手段により回転駆動され、半円状
の回転片A,Bは、その回転シャフトCに担持されて回
転運動を行う。また、回転シャフトCの一回転に要する
時間は、例えば、500msec未満に設定されている。そ
して、ガイド溝D1とD2とのギャップは例えば3mm
となっており、また、半円状の回転片A,Bの外周の周
長は例えば夫々2cmとなっている。
【0024】上記した構成の入力ペン2は、通常のデー
タの入力に際しては、データ入力部21の芯23をタッ
チパネル21に押下して、データの入力を行う。一方、
入力したペン入力データの消去に際しては、図1に示す
如く、回転シャフトCを図示しない回転駆動手段により
回転させながら、タッチパネル31のY軸方向に沿って
イレース部22の半円状の回転片A、Bを摺動させてデ
ータの消去範囲を指定して、入力データを消去する。即
ち、半円状の回転片A、Bの摺動の開始点(例えば、図
1に示されるP1)と終了点(例えば、図1で示される
P2)とで定まる矩形の範囲(図1のP1、P1、P
2、P2の4点で囲まれた矩形の範囲)内に存在する入
力済のペン入力データを消去するのである。
【0025】タッチパネル31は、例えば、加圧式のタ
ッチパネルからなり、上記液晶表示部37の表示画面に
加圧スイッチであるタッチパネル31が重ねて配置され
ている。かかるタッチパネル31は、透明な材質で構成
され、X軸方向及びY軸方向にマトリックス状に交差し
てなり、入力ペン2により押下されたポイントの座標に
応じたアナログ座標電圧をデータ処理回路32に供給す
る。
【0026】CPU(Central Processing Unit)32
は、ROM(Read Only Memory)36に格納されている
各種制御プログラムに基づいて、情報処理装置本体3の
各部の制御を司り、各種データ処理を実行する。また、
CPU32は、詳細には後述するデータ入力/消去処理
を実行する。具体的には、CPU32は、先ず、データ
処理回路33からアナログ座標電圧が供給された場合に
は、この電圧に対応してデジタル座標データにアナログ
・デジタル変換する。これと同様に、RAM35のモー
ドフラグAを「1」に設定すると共に、タイマーのカウ
ントをスタートし、更に、データ入力モードにセットす
る。そして入力されたデジタル座標データをRAM35
の座標データメモリに格納する。
【0027】次いで、CPU32は、次に別な座標デー
タがあった場合は、前回の座標データと今回の座標デー
タとを比較して、これらの座標データに基づいて、X座
標の変化が3mmで、またY座標の変化が4mmより大
で、さらに前回のペンペンタッチから今回のペンタッチ
までの時間(タイマーのカウンタ値)が500msecよ
り小という3条件を満たす場合は、入力ペン2のイレー
ス部22からの入力であると判断して、データ消去モー
ドをセットせしめる。一方、かかる3条件を満たさない
場合は、入力ペンのデータ入力部2からのデータである
と判断し、前回の座標データと今回の座標データからペ
ンの軌跡である描画データを算出し、算出された描画デ
ータをRAM35の画面データバッファを格納すると共
に、かかる描画データを表示ドライバ34を介して液晶
表示部37に表示せしめる。
【0028】これに対し、CPU32は、データ消去モ
ードがセットされた場合は、入力ペン32のイレース部
22の回転片A、Bにより指定される、前回の座標デー
タと今回の座標データとを対角点とする四角形の範囲に
含まれるRAM35のデータバッファの描画データを消
去すると共に、液晶表示部37のかかる範囲の描画デー
タを消去する。
【0029】即ち、CPU32は、データ入力中にある
一定の長さ(幅)を超える形状の物体がデータ入力面に
押し当てられたことを検出し、これを検出したら自動的
にデータ入力モードからデータ消去モードに切り替え、
この物体が移動した部分(座標)にすでに入力データが
あった場合は、このデータを消去するのである。
【0030】データ処理回路33は、上記タッチパネル
31から供給されるアナログ電圧信号を液晶表示部37
の表示画面の座標位置を示すディジタル信号に変換した
後、得られたディジタル信号即ち座標データをCPU3
2に供給する。
【0031】表示ドライバ34は、CPU32の制御に
より、RAM35の画面データバッファに記憶される描
画データを液晶表示部37に表示する。
【0032】RAM(Random Access Memory)35
は、CPU32から供給されるデータを一時的に記憶す
るメモリエリアを形成する。即ち、RAM35は、図6
に示されるが如き、カウンタ値記憶領域35A、モード
フラグ記憶領域35B、座標データ記憶領域35C、及
び描画データを記憶する画面データバッファ領域35D
を形成する。
【0033】カウンタ値記憶領域35Aには、タッチパ
ネル31が入力ペン2によるタッチ情報を取得してから
次のタッチ情報を取得するまでの時間がカウント値Nと
して記憶される。モードフラグ記憶領域35Bには、タ
ッチパネル31と入力ペン2との接触状態を示すモード
フラグ値Aが記憶される。かかるモードフラグAは、入
力ペン2とタッチパネル31とが、接触時に1、非接触
時に0がセットされる。尚、リセット直後は入力ペン2
とタッチパネル31は非接触状態にあるものとする。座
標データ記憶領域35Cには、CPU32から供給され
る座標データが順次記憶される。画面データバッファ領
域35Dは、液晶表示部37の1表示画面分の記憶領域
を有しており、画面データバッファの座標位置は、タッ
チパネル31の画面上の座標位置に対応している。そし
て、画面データバッファには、CPU32によって、座
標データから算出されたペンの軌跡データである描画デ
ータを記憶する。かかる描画データは表示バッファ34
を介した後、液晶表示部37に表示される。
【0034】ROM36は、各種プログラム及び各種デ
ータを格納し、CPU32の指示によりこれらプログラ
ムは読み出される。
【0035】液晶表示部37は、例えば、反射型のカラ
ー液晶表示パネルからなり、CPU32からの制御によ
り、RAM35の画面データバッファから順次転送され
る描画データを表示する。
【0036】次に、本実施の形態の動作を説明する。上
記のような構成を有するペン入力システムにおけるデー
タの入力/消去処理を、図7乃至図10に示すフローチ
ャートに基づいて説明する。
【0037】図8において、CPU32は、先ず、情報
処理装本体置3の図示しない電源の投入が行われると、
各部のイニシャル処理を実行して、RAM35のモード
フラグ領域のモードフラグAを、入力ペン2とタッチパ
ネル31との非接触状態を表す「0」にセットすると共
に、RAM35のカウンタ値記憶領域のタイマーのカウ
ント値Nを「0」クリアする(ステップS1)。
【0038】次いで、CPU32は、データ処理回路3
3からデータの入力があるか否かを判断し(ステップS
2)、このステップS2において、データ入力があると
判断した場合には、更に、そのデータ入力がタッチパネ
ル31からの入力即ちペンタッチデータ(デジタル座標
データ)であるか否かを判別する(ステップS3)。こ
のステップS3において、ペンタッチデータであると判
断した場合には、RAM35のモードフラグAが「1」
に設定されているか否かを判断し(ステップS4)、こ
のステップS4において、モードフラグAが「0」に設
定されていると判断した場合には、モードフラグAを
「1」に設定する(ステップS5)。次いで、RAM3
5のタイマーのカウントをスタートする(ステップS
6)。
【0039】続いて、CPU32は、データ入力モード
にセットする(ステップS7)。CPU32は次のステ
ップS8において、ステップS3におけるペンタッチデ
ータである座標データを、X座標データ、Y座標データ
毎に、RAM35の座標データ記憶領域35Cに格納す
る(ステップS8)。そして、ステップS6においてカ
ウントスタートしたタイマーのカウント値Nが500m
secとなった場合は、タイマーのカウントをストップ
して(ステップS9)、ステップ2に移行し、データ入
力待機状態とする。このように、タイマーは、入力ペン
2が非接触状態から接触状態に変化したときに、カウン
トを開始し、カウント置が500msecとなった時点
でストップすることになる。
【0040】また、ステップS4において、モードフラ
グAが「1」に設定されていると判断した場合には、ス
テップS10に移行して、データ入力モードに設定され
ているか否かを判断する。このステップS10におい
て、データ入力モードがセットされていると判断した場
合には、CPU32は、RAM35に格納されている前
回のデータ入力によるX座標値から今回のデータ入力に
よるX座標値までの距離を算出し、これらX座標間の算
出距離が3mmか否かを判断し(ステップS11)、こ
のステップS11において、3mmでないと判断した場
合には、ステップS12に移行する。そして、CPU3
2は、RAM35に格納されている前回の座標データと
今回の座標データからペンの軌跡を算出して得られた描
画データをRAM35の画面データバッファに格納する
と共に、かかる描画データを表示ドライバ34を介した
後、液晶表示部37に表示し(ステップS12)、ステ
ップS8に移行する。
【0041】一方、ステップS11において、CPU3
2は、前回のデータ入力によるX座標値と今回のデータ
入力によるX座標値との距離が、3mmであると判断し
た場合には、図8のステップS13に移行して、更に、
前回のY座標値と今回のY座標値とのY座標間の距離を
算出し、算出されたY座標間距離が4mmより大である
か否かを判断する(ステップS13)。Y座標間距離が
4mmより大なれば、さらに、RAM35のタイマーの
カウント値Nが500nsecより小であるか否かを判断し
(ステップS14)、小なれば、CPU32は、データ
消去モードをセットせしめて(ステップS15)、図9
のステップS16に移行する。そして、CPU32は、
前回の座標データと今回の座標データとを対角点とする
四角形の範囲に含まれるRAM35のデータバッファの
描画データを消去することにより、液晶表示部37のか
かる範囲の描画データを消去して(ステップS16)、
ステップS8に移行する。
【0042】尚、ステップS10において、データ入力
モードではなくデータ消去モードが設定さていると判断
した場合には、図9のステップS16に移行して、前回
の座標データと今回の座標データとを対角点とする四角
形の範囲に含まれるRAM35のデータバッファの描画
データを消去すると共に、液晶表示部37のかかる範囲
の描画データを消去して(ステップS16)、ステップ
S8に移行する。また、ステップ3において、入力デー
タが、タッチパネル31からの座標データでないと判断
した場合には、図10のステップS17に移行して、R
AM35のタイマーのカウント値Nをクリアすると共
に、モードフラグAを「0」に設定して(ステップS1
7)、ステップS8に移行する。
【0043】このように、本実施の形態においては、入
力データを消去する時に、図1に示す如く、入力ペン2
のイレース部22の回転シャフトCを回転させながら、
タッチペン31のY軸方向に沿って、イレース部22の
回転片A,Bを摺動させて消去範囲を指定する。CPU
32は、入力された前回の座標データと今回の座標デー
タとを比較して、X軸方向の座標の変化が3mmで、ま
たY軸方向の座標の変化が4mmより大で、さらに、タ
イマーのカウント値が500msecより小の3条件を満
たす場合に、入力ペン2のイレース部22からの入力で
あると判断し、処理モードをデータ入力モードから消去
モードに切り替えるのである。尚、前記3条件を満たす
場合に、消去モードに設定することとした理由は、横線
等、X軸方向の座標がすばやく変化する描画をしたとき
と区別するためであり、入力ペンの通常のデータ入力に
おいては、上記3条件を満たす場合は、殆ど考えられな
いからである。
【0044】次に、図11を参照して上記したデータ入
力/消去処理による表示画面の推移を説明する。図11
は情報処理装置3の表示画面及びタッチパネル31を示
すものである。先ず、図11(A)に示す如く、入力ペ
ン2のデータ入力部21によりタッチパネル31に、座
標(X1、Y1)、(X2、Y2)、及び(X3、X4)が順
次連続して押下されると、CPU32の制御により、線
分Lが描画される。次いで、入力ペン2を反転させて、
そのイレース部22をタッチパネル31上に載置して、
図11(B)に示す如く、かかる描画された線分Lに対
して、入力ペン31の回転シャフトCを図示しない回転
駆動手段により回転させながら、タッチパネル31のY
軸方向に沿ってイレース部22の半円状の回転片A、B
を摺動させて、2点(X5、Y5)及び(X6、Y6)を指
定して消去範囲(同図に示される破線の範囲)を指定す
る。その結果、かかる指定された消去範囲が図11
(C)に示す如く消去される。
【0045】以上説明したように、本実施の形態におい
ては、入力ペンの形状の違いを検出し、これにより入力
モードと消去モードとを切り換えているので、情報処理
装置本体側でモード切り替え等の処理を行う必要がな
く、ペン入力の操作性が向上し、操作者の使い勝手が良
くなる。
【0046】また、上記した第1の実施の形態において
は、データを消去する時に、入力ペンのイレース部の回
転軸を回転させた状態で、タッチペン31のY軸方向に
沿って、イレース部の摺動部材を摺動させ、前回のデー
タ入力から、X座標の変化が3mmで且つ、Y座標の変
化が4mmより大であれば、さらに、タイマーのカウン
ト値が500msecより小の場合に、処理モードを入力
モードから消去モードに切り替える構成である。従っ
て、入力モードから消去モードの切換を精度良く行うこ
とが可能となる。
【0047】尚、上記した第1の実施の形態において
は、図1に示されるが如き形状の入力ペンを用いたが、
かかる形状に限定されるものではなく、要は、入力ペン
の両端の形状を互いに異ならせ、形状の差異をタッチパ
ネルで検出すれば良いのである。
【0048】(第2の実施の形態)次に、本発明の実施
の形態を図13及び図14に示す。この形態は、入力ペ
ンの一方の指示部により文字や図形等のデータを入力
し、他方の指示部により、指定されたデータ(文字、図
形)の着色を行うものであり、これを実現するためのデ
ータ入力/着色処理について図13に示すフローチャー
トを参照しつつ説明する。図12は、入力ペンの他の形
態を示すものであり、図12に示される入力ペン13が
図3で示した入力ペン2と異なる構成は、細い芯23及
び太い芯28を有している点である。ここで、芯23と
芯28とは、タッチパネル31に接触する部分のサイズ
LA、LB又は面積即ち形状が異なっている。
【0049】第2の実施の形態のペン入力システムは、
基本的に図2に示されるペン入力システムのブロック構
成と同様の構成を有するものであり、その説明は省略す
る。図13において、CPU32は、先ず、情報処理装
置1の図示しない電源の投入が行われると、各デバイス
のイニシャル処理を実行して、各デバイスを初期化す
る。
【0050】次いで、CPU32は、データ処理回路3
2からデータの入力があるか否かを判断し(ステップS
31)、このステップS31において、データ入力があ
ると判断した場合には、更に、そのデータ入力がタッチ
パネル31からの入力ペン13による入力即ちペンタッ
チデータであるか否かを判別し(ステップS32)、こ
のステップS31において、ペンタッチデータであると
判断した場合には、ステップS33に移行してCPU3
2は、タッチパネルに接触している部分の芯23、28
の各形状(サイズ又は面積)を判別し、入力ペン13の
細い芯23であると判断した場合には、データ入力モー
ドをセットせしめる(ステップS34)。次いで、この
細い芯23のタッチ操作で入力された座標データを、R
AM35の座標データメモリに格納し(ステップS3
5)、座標データから細い芯23によるペンの軌跡を算
出して得られた描画データをRAM35の画面データバ
ッファ35Dに格納すると共に、かかる描画データを表
示バッファ31を介して液晶表示部37に表示した後
(ステップS36)、ステップS31に移行する。
【0051】一方、ステップS33において、CPU3
2は、入力ペン13の太い芯28の形状であると判断し
た場合には、データ着色モードをセットせしめて(ステ
ップS37)、着色する範囲が入力ペン13の太い芯2
8により指定されると(ステップS38)、表示画面の
かかる着色する範囲に含まれる描画データを例えば赤色
で表示した後(ステップS39)、ステップS31に移
行する。
【0052】次に、図14を参照して上記したデータ入
力/データ着色処理による表示画面の推移を説明する。
図14は、情報処理装置3の表示画面及びタッチパネル
31を示すものである。先ず、図14(A)に示す如
く、入力ペン13の細い芯23により、タッチパネル3
1に座標(X1、Y1)、(X2、Y2)、及び(X3、Y
3)が順次連続押下されると、CPU32の制御により
(ステップS31〜S36の処理により)表示画面上に
三角形Tが描かれる。次いで、図14(B)に示す如
く、入力ペン13を反転させてそれの太い芯28により
2点(X4、Y4)、(X5、Y5)を連続のタッチ操作で
指定して、着色範囲(同図に示される破線の範囲)を指
定する(ステップS38)。その結果、図14(C)に
示す如く、かかる指定された着色範囲に含まれる三角形
Tが例えば赤色に着色される(ステップS39)。
【0053】以上説明したように、上記した第2の実施
の形態においては、入力ペン13の芯の形状(サイズ又
は面積)の相違に応じて、データ入力モードとデータ着
色モードとを自動的に切り換える構成である故、操作者
の操作により情報処理装置本体側でデータ入力モードと
着色モードとを切り換える必要がなくなり、ペン入力シ
ステムの操作性が向上する。
【0054】尚、上記した第2の実施の形態において
は、着色モードが設定された際には、表示画面上の表示
色を赤色で着色する例を示したが、本発明はこれに限定
されるものではなく、他の色で表示できることは言うま
でもない。
【0055】(第3の実施の形態)次に、図15及び図
16は、本発明の第3の実施の形態を示す。この実施の
形態は、入力ペンの指示部の形状(サイズ又は面積)の
相違により、その各入力部にてタッチ操作された座標デ
ータを異なった表示色で、かつ、予め定められている線
の種類で表示部に描画データとして表示させるものであ
り、それを実現するための表示処理を図16のフローチ
ャートを参照しつつ説明する。 第3の実施の形態のペ
ン入力システムは、基本的に図1及び図2に示されるペ
ン入力システムと同様の構成を有するものであり、その
説明は省略する。尚、本実施の形態においては、上記第
2の実施の形態と同様な入力ペン13を使用する。
【0056】図15において、CPU32は、先ず、情
報処理装置1の図示しない電源の投入が行われると、各
デバイスのイニシャル処理を実行して、各デバイスを初
期化する。
【0057】次いで、CPU32は、データ処理回路3
3からデータの入力があるか否かを判断し(ステップS
41)、このステップS41において、データ入力があ
ると判断した場合には、更に、そのデータ入力がタッチ
パネル31からの入力ペン13による入力即ちペンタッ
チデータであるか否かを判別し(ステップS42)、こ
のステップS41において、ペンタッチデータであると
判断した場合には、ステップS43に移行してCPU3
2は、タッチパネル31に接触している部分の芯23、
28の各形状(サイズ又は面積)を判別し、入力ペン1
3の細い芯23であると判断した場合には、赤色表示モ
ードをセットせしめる(ステップS44)。次いで、こ
の細い芯23のタッチ操作で入力された座標データを、
RAM35の座標データメモリに格納し(ステップS4
5)、座標データから細い芯23によるペンの軌跡を算
出して得られた描画データをRAM35の画面データバ
ッファ35Dに格納すると共に、かかる描画データを表
示バッファ34を介して液晶表示部37に赤色で表示し
(ステップS36)、ステップS41に移行する。
【0058】一方、ステップS43において、CPU3
2は、入力ペン13の太い芯28の形状であると判断し
た場合には、青色表示モードをセットせしめる(ステッ
プS47)。次いで、入力された座標データを、RAM
35の座標データメモリに格納し(S48)、座標デー
タからペンの軌跡を算出して得られた描画データをRA
M35の画面データバッファ35Dに格納すると共に、
かかる描画データを液晶表示部37に青色で表示した後
(ステップS49)、ステップS41に移行する。
【0059】次に、図16を参照して上記した表示処理
による表示画面の推移を説明する。図16は、情報処理
装置3の表示画面及びタッチパネル31を示すものであ
る。先ず、図16(A)に示す如く、入力ペン13の細
い芯23により、タッチパネル31に座標(X1、Y1)
及び(X2、Y2)が順次連続押下されると、CPU32
の制御(ステップS41〜S46の処理)により表示画
面上に直線L1が赤色の実線で描画される。次いで、図
16(B)に示す如く、入力ペン13を反転させて太い
芯28により2点(X3、Y3)、(X4、Y4)が順次押
下されると(ステップS48)、CPU32の制御によ
り(ステップS49)、直線L2が青色の一点鎖線で描
画される(同図においては一点鎖線で示される)。
【0060】以上説明したように、上記した第3の実施
の形態においては、入力ペンの指示部(芯)の形状に応
じて、表示部に描画する表示色と線の種類とを異ならし
める構成である故、情報処理装置本体側で表示色を設定
する必要がなく、ペン入力システムの操作性が向上す
る。
【0061】尚、上記した第3の実施の形態において
は、表示色を赤色の実線と青の一点鎖線で表示したが、
本実施の形態はこれに限定されるものではなく、他の
色、他の線の種類で表示させることにしても良い。ま
た、上記した第3の実施の形態においては、表示部とに
カラー反射型液晶パネルを用いているが、カラー表示が
可能なものであれは、かかる形態に限定されるものでは
なく、例えば、EL素子等を利用してカラー表示を行っ
ても良い。
【0062】(第4の実施の形態)次に、図17は本発
明の第4の実施の形態を示す。この形態は、入力ペンの
一方の指示部により文字や図形等のデータを入力し、他
方の指示部により、指定されたデータ(文字、図形)の
カットアンドペースト(文字等の切り出してと貼り付け
の各処理)を行うものであり、これを実現するためのデ
ータ入力/カットアンドペースト処理を図17に基づい
て説明する。第4の実施の形態のペン入力システムは、
基本的に図1及び図2に示されるペン入力システム1と
同様の構成を有するものであり、その説明は省略する。
尚、本実施の形態においては、上記第2及び第3の実施
の形態と同様な、入力ペン13を使用する。
【0063】図17は、データ入力/カットアンドペー
スト処理による表示画面の推移を説明するための図であ
る。先ず、図17(A)に示す如く、入力ペン13の細
い芯23により、表示部31上に文字T1「A]を 入
力する。次に、入力ペン13の太い芯28によりカット
アンドペーストを行う範囲(同図において破線T2で示
される)を指定する。次いで、図17(B)に示す如
く、入力ペン13の太い芯28により貼り付ける表示部
31上の別な位置を指定して、カットアンドペースト処
理を実行し、その位置に文字T1の「A」を貼り付け
る。
【0064】上記した実施の形態においては、入力ペン
13の芯の形状の相違に応じて、データ入力モードとカ
ットアンドペーストモードとを自動的に切り換える構成
である故、操作者の操作により情報処理装置本体側でデ
ータ入力モードとカットアンドペーストモードとを切り
換える必要がなくなり、ペン入力システムの操作性が向
上する
【0065】(第5の実施の形態)次に、図18は本発
明の第5の実施の形態を示す。この形態は、入力ペンの
一方の指示部により文字や図形等のデータを入力し、他
方の指示部により、指定されたデータ(文字、図形)の
ファイル編集を実行するものであり、これを実現するた
めのデータ入力/ファイル編集処理を図18に基づいて
説明する。図18は、データ入力/ファイル編集処理に
よる表示画面の推移を説明するための図である。
【0066】先ず、図18(A)に示す如く、入力ペン
13の細い芯23により、文字「ABCDEFXYZ」
を入力して表示する。次に、入力ペン13の太い芯28
により、ファイル編集コマンドである「○」(記憶コマ
ンド)、「×」(消去コマンド)を入力された文字「A
B・・・・YZ」の文字上又は文字を取り囲むようにし
て入力する。その結果、図18(B)に示す如く、消去
コマンドである×が入力されたライン(第1行目)の文
字「ABCD」が消去される。また、記憶コマンドであ
る○が入力されたライン(第2行目及び第3行目)の文
字「EF」及び「XYZ」はファイルにセーブされる。
尚、この実施の形態では、入力されたデータはRAM3
5にライン単位で記憶されており、ライン単位で消去さ
れる一方、ライン単位でファイルにセーブされるが、入
力された文字等のデータを各文字単位で消去又は記憶さ
れるようにしても良い。
【0067】上記した実施の形態では、入力ペン13の
芯の形状の相違に応じて、データ入力モードとファイル
編集モードとを切り換える構成である故、操作者の操作
により情報処理装置本体側でデータ入力モードとファイ
ル編集モードとを切り換える必要がなくなり、ペン入力
システムの操作性が向上する。
【0068】尚、上記した第1乃至第5の実施の形態に
おいては、タッチパネルとして、加圧方式のものを用い
たがこれに限定されるものではなく、例えば、静電結合
方式抵抗膜方式、電磁誘導方式等のものを用いても良
い。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1又は2記
載のペン入力システムによれば、手書き入力途中におい
て、特別にモード切換えスイッチ等を操作して、モード
を切り換えることなく、入力ペンの操作のみで各種のモ
ード(例えば、入力モードと消去モード)を切り換えな
がら、希望したデータの手書き入力、消去、着色等が可
能となり、ペン入力システムの操作性が向上し、操作者
の使い勝手が良くなる。
【0070】また、請求項3記載のペン型入力装置によ
れば、手書き入力されるデータを表示するための座標入
力表示装置に適用可能な新規なペン型入力装置を得るこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るペン入力システムの第1の実施の
形態を示す外観図。
【図2】図1のペン入力システムのブロック構成図
【図3】図3(A)、(B)は、図1の入力ペンの側面
図、正面図を夫々示す図。
【図4】図1の入力ペンのデータ入力部の内部構造を示
す図。
【図5】図1の入力ペンのイレース部の外周展開図。
【図6】図2のRAMの具体的構成を示す図。
【図7】本発明に係るペン入力システムにより実行され
るデータ入力/消去処理の前半部分を、説明するための
第1のフローチャート。
【図8】本発明に係るペン入力システムにより実行され
るデータ入力/消去処理の後半部分を、説明するための
第2のフローチャート。
【図9】本発明に係るペン入力システムにより実行され
るデータ入力/消去処理の他の後半部分を説明するため
の第3のフローチャート。
【図10】本発明に係るペン入力システムにより実行さ
れるデータ入力/消去処理のその他の後半部分を説明す
るための第4のフローチャート。
【図11】本発明に係るペン入力システムにより実行さ
れるデータ入力/消去処理による表示画面の推移を説明
するための図。
【図12】入力ペンの他の形態例を示す図。
【図13】本発明に係るペン入力システムにより実行さ
れる第2の実施の形態のデータ入力/着色処理を説明す
るためのフローチャート。
【図14】本発明に係るペン入力システムにより実行さ
れるデータ入力/着色処理による表示画面の推移を説明
するための図。
【図15】本発明に係るペン入力システムにより実行さ
れる第3の実施の形態の表示処理を説明するためのフロ
ーチャート。
【図16】本発明に係るペン入力システムにより実行さ
れる表示処理による表示画面の推移を説明するための
図。
【図17】本発明に係るペン入力システムにより実行さ
れる第4の実施の形態のデータ入力/カットアンドペー
スト処理による表示画面の推移を説明するための図。
【図18】本発明に係るペン入力システムにより実行さ
れる第5の実施の形態のデータ入力/ファイル編集処理
による表示画面の推移を説明するための図。
【符号の説明】
1 ペン入力システム 2、13 入力ペン 21 データ入力部 22 イレース部 23、28 芯 24 回転支持部 25 ケース本体 A、B 回転片 D1、D2 ガイド溝 31 タッチパネル 32 CPU 33 データ処理回路 34 表示ドライバ 35 RAM 36 ROM 37 液晶表示部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに異なる形状の第1及び第2の入力部
    を有するペン型のタッチ入力手段と、 このタッチ入力手段によりタッチ操作された座標位置を
    検出し、この検出された座標位置をタッチデータとして
    表示する表示手段と、 この表示手段に対し前記タッチ入力手段の第1及び第2
    に入力部のいずれがタッチ操作されたか否かを検出する
    検出手段と、 この検出手段により前記タッチ入力手段の第1の入力部
    が検出された際は、当該第1の入力部によりタッチ操作
    された座標位置をタッチデータとして表示し、前記検出
    手段により前記タッチ入力手段の第2の入力部が検出さ
    れた際は、当該第2の入力部によりタッチ操作された座
    標位置又はタッチ操作された座標位置で囲まれた範囲内
    に存在するタッチデータを消去、着色及び移動のいずれ
    かを行うように制御するデータ制御手段と、 を具備したことを特徴とするペン入力システム。
  2. 【請求項2】互いに異なるサイズの第1及び第2の入力
    部を有するペン型のタッチ入力手段と、 このタッチ入力手段の第1又は第2の入力部によりタッ
    チ操作された座標位置を検出し、この検出された座標位
    置をタッチデータとして表示する表示手段と、 この表示手段に対し前記タッチ入力手段の第1または第
    2の入力部のいずれがタッチ操作された際に当該第1又
    は第2の入力部のサイズを検出する検出手段と、 この検出手段により前記タッチ入力手段の第1の入力部
    のサイズが検出された際は、当該第1の入力部によりタ
    ッチ操作された座標位置をタッチデータとして表示し、
    前記検出手段により前記タッチ入力手段の第2の入力部
    のサイズが検出された際は、当該第2の入力部によりタ
    ッチ操作された座標位置又はタッチ操作された座標位置
    で囲まれた範囲内に存在するタッチデータを消去、着色
    および移動のいずれかを行うように制御するデータ制御
    手段と、 を具備したことを特徴とするペン入力システム。
  3. 【請求項3】タッチ操作された座標位置を検出し、この
    検出された座標位置をタッチデータとして表示する表示
    部と、 前記タッチ操作された座標位置のサイズを検出する検出
    部と、 を備えている座標入力表示装置に用いられるペン型入力
    装置であって、 このペン型入力装置を構成する入力装置本体は、前記座
    標入力表示装置にタッチ操作された際に前記検出部によ
    り検出されるサイズの異なった少なくとも2つの入力部
    を備えていることを特徴とするペン型入力装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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