JPH0912804A - 樹脂組成物 - Google Patents
樹脂組成物Info
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- JPH0912804A JPH0912804A JP18498795A JP18498795A JPH0912804A JP H0912804 A JPH0912804 A JP H0912804A JP 18498795 A JP18498795 A JP 18498795A JP 18498795 A JP18498795 A JP 18498795A JP H0912804 A JPH0912804 A JP H0912804A
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Abstract
含む組成物の混和性および熱履歴後の耐熱性、剛性およ
び靭性(伸び)の物性バランスを向上させる。 【構成】 (a)ポリプロピレン系樹脂30〜90重量
%と、(b)ポリフェニレンエーテル70〜10重量
%、および上記(a)、(b)成分の合計100重量部
に対して、(c)特定の構造を有する水添ブロック共重
合体1〜30重量部を含むことを特徴とする樹脂組成
物。
Description
分野、その他の各種工業材料分野で利用できる耐油性、
耐薬品性、耐熱性、耐衝撃性、剛性、とりわけ、熱履歴
後の靱性(伸び)に優れ、耐熱材料としての耐久性に優
れた樹脂組成物に関するものである。
性、電気特性、耐熱性、低温特性、吸水性が低くかつ寸
法安定性に優れるものの、成形加工性や耐衝撃性に劣る
欠点を有するため、ポリスチレン、ハイインパクトポリ
スチレンとブレンドすることによりこれらの問題点を改
良し、例えば電気・電子部品、事務機器ハウジング、自
動車部品、精密部品、各種工業部品などの樹脂組成物と
して広く利用されている。しかしながら、このポリフェ
ニレンエーテルとハイインパクトポリスチレンからなる
古典的なポリフェニレンエーテル樹脂組成物(米国特許
第3383435号明細書)は、耐衝撃性が改善される
ものの、耐薬品性に劣る欠点を有している。
51号公報明細書では、ポリフェニレンエーテルをポリ
オレフィンとブレンドすることにより、耐溶剤性、耐衝
撃性を改良する提案がなされ、米国特許第399485
6号明細書には、ポリフェニレンエーテルまたはポリフ
ェニレンエーテルおよびスチレン系樹脂を水添ブロック
共重合体とブレンドすることによる耐衝撃性、耐溶剤性
の改良に関する記載があり、米国特許第4145377
号明細書には、ポリフェニレンエーテルまたはポリフェ
ニレンエーテルおよびスチレン系樹脂をポリオレフィン
/水添ブロック共重合体=20〜80重量部/80〜2
0重量部からなる予備混合物および水添ブロック共重合
体とブレンドすることによる耐衝撃性、耐溶剤性の改良
に関する記載がある。
および米国特許第4239673号明細書には、ポリフ
ェニレンエーテルを水添ブロック共重合体およびポリオ
レフィンとブレンドすることによる耐衝撃性の改良が記
載されている。そして米国特許第4383082号明細
書およびヨーロッパ公開特許第115712号明細書で
はポリフェニレンエーテルをポリオレフィンおよび水添
ブロック共重合体とブレンドすることにより耐衝撃性を
改良するという記載がなされている。
特開昭63−225642号公報、米国特許第4863
997号公報、特開平2−305814号公報、特開平
3−72512号公報、特開平4−183748号公報
および特開平5−320471号公報には、ポリオレフ
ィン樹脂とポリフェニレンエーテル樹脂からなる樹脂組
成物の改質に特定の水添ブロック共重合体を配合し、耐
薬品性、加工性に優れた樹脂組成物が提案されている。
1号公報、特開昭62−25149号公報、特開昭62
−48757号公報、特開昭62−48758号公報、
特開昭62−199637号公報および米国特許第47
72657号明細書で、ポリフェニレンエーテル、ポリ
オレフィンおよび水添ブロック共重合体からなるゴム弾
性に優れたゴム組成物を提案し、特開平2−22556
3号公報、特開平3−185058号公報、特開平5−
70679号公報、特開平5−295184号公報、特
開平6−9828号公報、特開平6−16924号公
報、特開平6−57130号公報および特開平6−13
6202号公報ではポリフェニレンエーテルとポリオレ
フィンおよび特定の水添ブロック共重合体からなる相溶
性、剛性と耐熱性に優れ、耐溶剤性に優れた樹脂組成物
を提案した。
古典的なポリフェニレンエーテル樹脂組成物と比べると
飛躍的に耐溶剤性が改良された樹脂組成物を与えたり耐
熱性に優れたエラストマー組成物を与えている。このよ
うな従来技術の進歩性は、確かにポリオレフィン系樹脂
とポリフェニレンエーテルを混ぜる上での相溶性(両成
分を混ぜたときの組成物の層剥離の有無)の観点でも格
段の向上をもたらせているものの、近年の成形技術の進
歩に伴う複雑な成形加工に用いた場合必ずしも充分な相
溶性をもたないことが露呈してきている。
組成物は射出成形した際に極度の分散相の配向がみら
れ、各種成形体にした場合、外圧、内圧に対する耐力の
低下が起こり配向方向に沿って層剥離現象が見られるの
が現状である。しかしながら、ポリプロピレン成分をマ
トリックスとし耐熱性付与のため添加したポリフェニレ
ンエーテルが分散相を形成した樹脂組成物は、これらの
問題点を抱えているものの単独のポリプロピレン樹脂と
比べ格段の耐熱性向上が達成されており魅力のある工業
材料の一つである。
ン−ポリフェニレンエーテル系ポリマーアロイは潜在的
に層剥離現象を有するものの実質的に耐熱性の向上が見
られるため数々の改良研究が提案されている。なかでも
用いる混和剤の影響を受け、得られる樹脂組成物の剛性
が低くなるため、マトリックスを構成するポリプロピレ
ンは、近年高結晶ポリプロピレンが用いられる傾向があ
る。
を用いたポリプロピレン−ポリフェニレンエーテル系ポ
リマーアロイは熱履歴後の靱性低下(特に伸びの低下)
が見られ、耐熱材料としての耐久性に劣るなどの実用上
の欠点をもっているのが現状である。
な現状に鑑み、ポリプロピレンとポリフェニレンエーテ
ルを含む組成物に高いレベルの相溶性を付与させること
と、耐熱性、剛性および熱履歴後の靱性(特に伸び)を
付与させるため、混和剤となり得る水添ブロック共重合
体とマトリックス材料となり得るポリプロピレン系樹脂
に関して鋭意検討を重ねた結果、特定の構造を有する水
添ブロック共重合体がポリプロピレンとポリフェニレン
エーテルを含む組成物の混和剤として射出成形時の分散
相配向が少なく、かつ、層剥離が改良された樹脂組成物
をもたらし、またそれに加えさらに、使用するポリプロ
ピレン系樹脂が異なる性質を有する2種のポリプロピレ
ン系樹脂を特定の範囲に制御することにより、ポリプロ
ピレンとポリフェニレンエーテルを含む組成物の耐熱
性、剛性および熱履歴後の靱性(特に伸び)を改良し耐
熱材料としての耐久性に優れた樹脂組成物をもたらすこ
とを見出し本発明を完成した。
ン系樹脂30〜90重量%と、(b)ポリフェニレンエ
ーテル70〜10重量%、および上記(a)、(b)成
分の合計100重量部に対して、(c)少なくとも2個
のビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックA
と、共役ジエン化合物の1、2ービニル結合もしくは
3、4ービニル結合量が65%〜80%である少なくと
も2個の共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロック
Bとからなり、かつポリマー鎖末端の少なくとも1つが
重合体ブロックBよりなるブロック共重合体を水素添加
してなる水添ブロック共重合体1〜30重量部を含むこ
とを特徴とする樹脂組成物を提供するものである。
ピレン系樹脂は、結晶性プロピレンホモポリマーおよ
び、重合の第一工程で得られる結晶性プロピレンホモポ
リマー部分と重合の第二工程以降でプロピレン、エチレ
ンおよび/もしくは少なくとも1つの他のα−オレフィ
ン(例えば、ブテン−1、ヘキセン−1等)を共重合し
て得られるプロピレン−エチレンランダム共重合体部分
を有する結晶性プロピレン−エチレンブロック共重合体
であり、さらにこれら結晶性プロピレンホモポリマーと
結晶性プロピレン−エチレンブロック共重合体の混合物
であってもかまわない。
チタン触媒または塩化マグネシウムなどの担体に担持し
たハロゲン化チタン触媒等とアルキルアルミニウム化合
物の存在下に、重合温度0〜100℃の範囲で、重合圧
力3〜100気圧の範囲で重合して得られる。この際、
重合体の分子量を調整するために水素等の連鎖移動剤を
添加することも可能であり、また重合方法としてバッチ
式、連続式いずれの方法でも可能で、ブタン、ペンタ
ン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の溶媒下での溶液
重合、スラリー重合等の方法も選択でき、さらには無溶
媒下モノマー中での塊状重合、ガス状モノマー中での気
相重合方法などが適用できる。
リプロピレンのアイソタクティシティおよび重合活性を
高めるため、第三成分として電子供与性化合物を内部ド
ナー成分または外部ドナー成分として用いることができ
る。これらの電子供与性化合物としては公知のものが使
用でき、例えば、ε−カプロラクトン、メタクリル酸メ
チル、安息香酸エチル、トルイル酸メチルなどのエステ
ル化合物、亜リン酸トリフェニル、亜リン酸トリブチル
などの亜リン酸エステル、ヘキサメチルホスホリックト
リアミドなどのリン酸誘導体などや、アルコキシエステ
ル化合物、芳香族モノカルボン酸エステルおよび/また
は芳香族アルキルアルコキシシラン、脂肪族炭化水素ア
ルコキシシラン、各種エーテル化合物、各種アルコール
類および/または各種フェノール類などが挙げられる。
上記の方法で得られるものであれば、いかなる結晶性や
融点を有するものでも単独で用いることができるが、得
られる樹脂組成物が耐熱材料として熱履歴を受け耐久性
が要求される場合は、異なる性質を有する2つのポリプ
ロピレン系樹脂を特定範囲で配合したポリプロピレン系
樹脂を用いることが最適である。
NMRによる自由誘導減衰(FID)より求めたホモ−
ポリプロピレン部分の結晶相の割合が96%以上であ
り、融点が163℃以上である高結晶ポリプロピレン系
樹脂と、(a−2)パルスNMRによる自由誘導減衰
(FID)より求めたホモ−ポリプロピレン部分の結晶
相の割合が93〜96%未満であり、融点が155〜1
63℃未満である中結晶ポリプロピレン系樹脂を特定の
範囲で配合したポリプロピレン系樹脂がよりよく用いら
れる。(以下、(a−1)を高結晶ポリプロピレン、
(a−2)を中結晶ポリプロピレン、またこれらの配合
物をポリプロピレン系樹脂と略記する)。
の結晶相の割合は、公知のパルスNMR法により、結晶
部と非晶部の異なる運動性を利用し、スピンースピン緩
和に基づく90度パルス後の磁化変化である自由誘導減
衰(FID)より求めることができる。具体的には、固
体状態のポリプロピレンをパルスNMR(Bruker
社製PC−120)を用いて、温度40℃、プロトン共
鳴周波数20MHZ、パルス時間4μ秒、積算3回で測
定し、ソリッドエコー法で緩和時間の短い方のピークか
ら結晶相、非晶相と帰属し、結晶相をガウス型曲線で回
帰させ、非晶部をローレンツ型曲線で回帰させ、各々の
ピーク高さをSA1、SA2とし、R12={100×
(SA1−SA2)×F}÷{(SA1−SA2)×F
+SA2}より結晶相の割合を求めることができる。な
お、ここでR12は測定したホモーポリプロピレン部分の
結晶相の割合であり、Fは標準サンプルのサラダオイル
およびポリメチルメタクリレートを用いた場合の強度比
から求まる補正係数である。
プロピレンを含む組成物は熱履歴後の靭性(伸び)に優
れた樹脂組成物を与えるものの、剛性が低く耐熱性が悪
い。また、結晶相の割合が96%以上であるポリプロピ
レンを含む樹脂組成物は剛性が高く耐熱性が良いが、熱
履歴後の靭性(伸び)が極度に悪化し耐熱材料としての
耐久性が低下し好ましくない。
の融点は、示差走査熱量計(DSC:パーキンエルマー
社製 DSC−2型)にて昇温速度20℃/minおよ
び降温速度20℃/minで測定した融点の値である。
更に詳しく述べれば、まず、試料約5mgを20℃で2
分間保った後、20℃/minで230℃まで昇温させ
230℃で2分間保った後、降温速度20℃/minで
20℃まで降温しさらに20℃で2分間保った後、昇温
速度20℃/minで昇温したときに現れる吸熱ピーク
のトップピークの温度を融点として求めることができ
る。
では、得られる樹脂組成物の熱履歴後の靭性(伸び)は
優れるものの剛性および耐熱性が著しく悪く好ましくな
い。また、融点が163℃以上のポリプロピレンでは熱
履歴後の剛性および耐熱性に優れた樹脂組成物を与える
が、熱履歴後の靭性(伸び)は著しく悪化し耐熱材料と
しての耐久性が低下し好ましくない。
脂は、上記したポリプロピレン系樹脂のほかに、該ポリ
オレフィン系樹脂とα,β−不飽和カルボン酸またはそ
の誘導体とをラジカル発生剤の存在下、非存在下で溶融
状態、溶液状態で30〜350℃の温度下で反応させる
ことによって得られる公知の変性(該α,β−不飽和カ
ルボン酸またはその誘導体が0.01〜10重量%グラ
フトまたは付加)ポリプロピレン系樹脂であってもよ
く、さらに上記したポリプロピレン系樹脂と該変性ポリ
プロピレン系樹脂の任意の割合の混合物であってもかま
わない。
ェニレンエーテル(以下、単にPPEと略記)は、本発
明のポリマー組成物に耐熱性および難燃性を付与するう
えで必須な成分である。該PPEは、下記一般式(化
1)で示される結合単位
はそれぞれ、水素、ハロゲン、炭素数1〜7までの第一
級または第二級低級アルキル基、フェニル基、ハロアル
キル基、アミノアルキル基、炭化水素オキシ基または少
なくとも2個の炭素原子がハロゲン原子と酸素原子とを
隔てているハロ炭化水素オキシ基からなる群から選択さ
れるものであり、互いに同一でも異なっていてもよい)
からなり、還元粘度(0.5g/dl,クロロホルム溶
液,30℃測定)が、0.15〜0.70の範囲、より
好ましくは0.20〜0.60の範囲にあるホモ重合体
および/または共重合体である。
ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテ
ル)、ポリ(2−メチル−6−エチル−1,4−フェニ
レンエーテル)、ポリ(2−メチル−6−フェニル−
1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2,6−ジクロ
ロ−1,4−フェニレンエーテル)等が挙げられ、さら
に2,6−ジメチルフェノールと他のフェノール類(例
えば、2,3,6−トリメチルフェノールや2−メチル
−6−ブチルフェノール)との共重合体のごときポリフ
ェニレンエーテル共重合体も挙げられる。特にポリ
(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)、
2,6−ジメチルフェノールと2,3,6−トリメチル
フェノールとの共重合体が好ましく、さらにポリ(2,
6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)が好まし
い。
られるものであれば特に限定されるものではなく、例え
ば、米国特許第3306874号明細書記載のHayに
よる第一銅塩とアミンのコンプレックスを触媒として用
い、例えば2,6−キシレノールを酸化重合することに
より容易に製造でき、そのほか米国特許第330687
5号、同第3257357号および同第3257358
号各明細書、特公昭52−17880号公報、特開昭5
0−51197号公報および特開昭63−152628
号公報等に記載された方法で容易に製造できる。
PPEのほかに、該PPEとスチレン系モノマーおよび
/もしくはα,β−不飽和カルボン酸またはその誘導体
とをラジカル発生剤の存在下、非存在下で溶融状態、溶
液状態、スラリー状態で80〜350℃の温度下で反応
させることによって得られる公知の変性(該スチレン系
モノマーおよび/もしくはα,β−不飽和カルボン酸ま
たはその誘導体が0.01〜10重量%グラフトまたは
付加)PPEであってもよく、さらに上記したPPEと
該変性PPEの任意の割合の混合物であってもかまわな
い。
−10−フォスファフェナントレンをPPE100重量
部に対し0.2〜5重量部添加し溶融混練したリン化合
物処理PPEも色調および流動性に優れたPPEとして
用いることができる。また、本発明で用いるPPEは上
記したPPEのほかに、これらPPE100重量部に対
してポリスチレンまたはハイインパクトポリスチレンを
400重量部を超えない範囲で加えたものも好適に用い
ることができる。
ニル芳香族化合物−共役ジエン化合物の水素添加物(以
下、水添ブロック共重合体と略記する)は、(a)成分
のポリプロピレン系樹脂と(b)成分のポリフェニレン
エーテルを溶融混合した際に、(b)成分のポリフェニ
レンエーテルを(a)成分のポリプロピレン系樹脂中に
好適に微分散させる能力を有する水添ブロック共重合体
である。
ビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックAと、
共役ジエン化合物の1,2−ビニル結合もしくは3,4
−ビニル結合量が65%〜80%である少なくとも2個
の共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックBとか
らなり、かつポリマー鎖末端の少なくとも1つが重合体
ブロックBよりなるブロック共重合体を水素添加してな
る水添ブロック共重合体である。このビニル結合量が6
5%未満であるとポリプロピレン系樹脂とポリフェニレ
ンエーテルの混和性が低下し、耐衝撃性、靱性(伸び)
が悪化し好ましくない。またビニル結合量が80%を超
える場合はポリプロピレン系樹脂とポリフェニレンエー
テルの混和性は大幅に改良されるものではない。これら
のビニル結合量は通常、赤外分光光度計やNMR等で知
ることができる。
とする重合体ブロックおよび/または1個の共役ジエン
化合物を主体とする重合体ブロックとからなる水添ブロ
ック共重合体を用いると、ポリプロピレン系樹脂とポリ
フェニレンエーテルを溶融混練した際の混和性には優れ
るものの、剛性、耐熱性、耐衝撃性、靭性(伸び)の低
下を招き好ましくない。また、水添ブロック共重合体の
ポリマー鎖末端の少なくとも1つを重合体ブロックBよ
りなるブロック共重合体とすることで、ポリプロピレン
系樹脂とポリフェニレンエーテルの混和性をより効率的
に向上させ耐熱性、剛性に優れた樹脂組成物が得られ
る。
は、その水素添加する前のブロック共重合体が結合した
ビニル芳香族化合物を30〜95重量%、好ましくは3
5〜70重量%、さらに好ましくは35〜45重量%含
み、またブロック構造に言及すると、ビニル芳香族化合
物を主体とする重合体ブロックAが、ビニル芳香族化合
物のホモ重合体ブロックまたは、ビニル芳香族化合物を
50重量%を超え好ましくは70重量%以上含有するビ
ニル芳香族化合物と共役ジエン化合物との共重合体ブロ
ックの構造を有しており、そしてさらに、共役ジエン化
合物を主体とする重合体ブロックが、共役ジエン化合物
のホモ重合体ブロックまたは、共役ジエン化合物を50
重量%を超え好ましくは70重量%以上含有する共役ジ
エン化合物とビニル芳香族化合物との共重合体ブロック
の構造を有するものである。
とする重合体ブロックA、共役ジエン化合物を主体とす
る重合体ブロックBは、それぞれの重合体ブロックにお
ける分子鎖中の共役ジエン化合物またはビニル芳香族化
合物の分布がランダム、テーパード(分子鎖に沿ってモ
ノマー成分が増加または減少するもの)、一部ブロック
状またはこれらの任意の組み合わせでもよく、該ビニル
芳香族化合物を主体とする重合体ブロックおよび該共役
ジエン化合物を主体とする重合体ブロックはそれぞれ2
個以上であり、各重合体ブロックはそれぞれ同一構造で
あってもよく、異なる構造であってもよい。
香族化合物としては、例えば、スチレン、α−メチルス
チレン、ビニルトルエン、p−tert−ブチルスチレ
ン、ジフェニルエチレン等のうちから1種または2種以
上が選択でき、特にスチレンが好ましい。また、共役ジ
エン化合物としては、例えば、ブタジエン、イソプレ
ン、1,3−ペンタジエン、2,3−ジメチル−1,3
−ブタジエン等のうちから1種または2種以上が選ば
れ、特にブタジエン、イソプレンおよびこれらの組み合
わせが好ましい。
平均分子量は5,000〜1,000,000、好まし
くは10,000〜800,000、さらに好ましくは
30,000〜500,000の範囲であり、分子量分
布〔ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで測定し
た重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の
比〕は10以下である。さらに、このブロック共重合体
の分子構造は、直鎖状、分岐状、放射状あるいはこれら
の任意の組み合わせのいずれであってもよい。
は、上記したブロック共重合体の共役ジエン化合物を主
体とする重合体ブロックBの脂肪族系二重結合を水素添
加した水添ブロック共重合体(ビニル芳香族化合物−共
役ジエン化合物ブロック共重合体の水素添加物)として
本発明の(c)成分として用いることができる。かかる
脂肪族系二重結合の水素添加率は少なくとも80%を超
え、好ましくは95%以上である。この水素添加率は通
常、赤外分光光度計やNMR等で知ることができる。
は、上記した構造を有するものであればどのような製造
方法で得られるものであってもかまわない。公知の製造
方法としては、例えば、特開昭47−11486号公
報、特開昭49−66743号公報、特開昭50−75
651号公報、特開昭54−126255号公報、特開
昭56−10542号公報、特開昭56−62847号
公報、特開昭56−100840号公報、英国特許第1
130770号、米国特許第3281383号および同
第3639517号各明細書に記載された方法や英国特
許第1020720号、米国特許第3333024号お
よび同第4501857号各明細書に記載された方法が
ある。
ロック共重合体は、上記した水添ブロック共重合体のほ
かに、該水添ブロック共重合体とα,β−不飽和カルボ
ン酸またはその誘導体とをラジカル発生剤の存在下、非
存在下で溶融状態、溶液状態、スラリー状態で80〜3
50℃の温度下で反応させることによって得られる公知
の変性(該α,β−不飽和カルボン酸またはその誘導体
が0.01〜10重量%グラフトまたは付加)水添ブロ
ック共重合体であってもよく、さらに上記した水添ブロ
ック共重合体と該変性水添ブロック共重合体の任意の割
合の混合物であってもかまわない。
(c)成分を基本成分として構成される。(a)成分の
ポリプロピレン系樹脂が高結晶ポリプロピレンおよび中
結晶ポリプロピレンを併用する場合には、高結晶ポリプ
ロピレン/中結晶ポリプロピレンの割合はそれぞれ95
/5〜10/90(重量比)、好ましくは90/10〜
50/50、さらに好ましくは90/10〜70/30
の比率で用いられる。かかる比率において、高結晶ポリ
プロピレンが95%を超える場合は、得られる樹脂組成
物の耐熱性、剛性は優れるものの、熱履歴(80℃×4
8時間)後の靱性(伸び)が顕著に悪化し耐熱材料とし
ての耐久性が悪くなり好ましくない。また、中結晶ポリ
プロピレンが90%を超える場合は、得られる樹脂組成
物の熱履歴(80℃×48時間)後の靱性(伸び)の低
下は顕著でないが、耐熱性、剛性が低くなり好ましくな
い。
系樹脂の配合量は、30〜90重量%であり、好ましく
は45〜65重量%であり、上記した特定範囲で高結晶
ポリプロピレンと中結晶ポリプロピレンを含む場合でも
その合計量の配合量は30〜90重量%であり、好まし
くは45〜65重量%である。配合量が30重量%未満
では、得られる樹脂組成物の耐熱性は優れるものの、成
形加工性、耐溶剤性が劣り好ましくない。また、90重
量%を超える場合は成形加工性、耐溶剤性は良好なもの
の、耐熱性が劣り耐熱性材料として利用できない。
合量は70〜10重量%、好ましくは55〜35重量%
である。配合量が70重量%を超える場合、得られる樹
脂組成物の耐熱性は極度に優れるものの、成形加工性、
耐溶剤性が劣り好ましくない。また、10重量%未満で
は成形加工性、耐溶剤性に優れるものの、耐熱性が劣り
耐熱材料として利用できない。
体の配合量は、上記(a)、(b)成分の合計100重
量部に対して、1〜30重量部である。配合量が1重量
部未満では混和剤としての効果が見られず好ましくな
い。また、30重量部を超える場合は、(a)、(b)
成分が示す作用効果の耐熱性、耐溶剤性、剛性および機
械的強度の低下が顕著であり好ましくない。
特徴および効果を損なわない範囲で必要に応じて他の附
加的成分、例えば、結合スチレン量10〜90%のスチ
レン−ブタジエンブロック共重合体、結合スチレン量1
0〜90%のスチレン−イソプレンブロック共重合体お
よびこれらブロック共重合体の共役ジエン化合物に起因
する脂肪族系二重結合の80%以上を水素添加した水添
ブロック共重合体、酸化防止剤、金属不活性化剤、難燃
剤(有機リン酸エステル系化合物、無機リン系化合物、
芳香族ハロゲン系難燃剤、シリコーン系難燃剤など)、
フッ素系ポリマー、可塑剤(オイル、低分子量ポリエチ
レン、エポキシ化大豆油、ポリエチレングリコール、脂
肪酸エステル類等)、三酸化アンチモン等の難燃助剤、
耐候(光)性改良剤、ポリオレフィン用造核剤、スリッ
プ剤、無機または有機の充填材や強化材(ガラス繊維、
カーボン繊維、ポリアクリロニトリル繊維、ウィスカ
ー、マイカ、タルク、カーボンブラック、酸化チタン、
炭酸カルシウム、チタン酸カリウム、ワラストナイト、
導電性金属繊維、導電性カーボンブラック等)、各種着
色剤、離型剤等を添加してもかまわない。
用いて、(b)成分と(c)成分を前もって溶融混練し
たものを再度(a)成分と一緒に溶融混練する方法、
(c)成分の一部を前もって(a)成分や(b)成分と
予備混練しこれらの予備混練物を再度一緒に溶融混練す
る方法、押出機の最初のフィード口より(b)成分と
(c)成分を供給し、溶融状態のこれらの組成物中に押
出機の中間口より(a)成分を供給し溶融混練する方法
などの種々の方法で製造することができる。これらの方
法として例えば、単軸押出機、二軸押出機、ロール、ニ
ーダー、ブラベンダープラストグラフ、バンバリーミキ
サー等による加熱溶融混練方法が挙げられるが、特に二
軸押出機を用いた溶融混練方法が最も好ましい。この際
の溶融混練温度は特に限定されるものではないが、通常
200〜350℃の中から任意に選ぶことができる。
物は、従来より公知の種々の方法、例えば、射出成形、
押出成形、中空成形により各種部品の成形体として成形
できる。これら各種部品としては、例えば自動車部品が
挙げられ、具体的には、バンパー、フェンダー、ドアー
パネル、各種モール、エンブレム、エンジンフード、ホ
イールキャップ、ルーフ、スポイラー、各種エアロパー
ツ等の外装品や、インストゥルメントパネル、コンソー
ルボックス、トリム等の内装部品等に適している。さら
に、電気機器の内外装部品としても好適に使用でき、具
体的には各種コンピューターおよびその周辺機器、その
他のOA機器、テレビ、ビデオ、各種ディスクプレーヤ
ー等のキャビネット、冷蔵庫等の部品用途に適してい
る。
するが、これらの実施例により限定されるものではな
い。
ロピレンの調製 PP−1:ホモ−ポリプロピレン ホモ−ポリプロピレン部分の結晶相の割合=97.3% 融点=169℃、MFR=15.4 ポリプロピレンのMFR(メルトフローレート)はAS
TM D1238に準拠し、230℃、2.16kgの
荷重で測定した。
ロピレンの調製 PP−2:ホモ−ポリプロピレン ホモ−ポリプロピレン部分の結晶相の割合=93.5% 融点=160℃、MFR=0.5 ポリプロピレンのMFR(メルトフローレート)はAS
TM D1238に準拠し、230℃、2.16kgの
荷重で測定した。
元粘度0.54のポリフェニレンエーテル b−2:2、6−キシレノールを酸化重合して得た、還
元粘度0.31のポリフェニレンエーテル
合体の調製 ポリスチレン−水素添加されたポリブタジエンの構造を
有し、結合スチレン量44%、数平均分子量137,0
00、分子量分布1.08、水素添加前のポリブタジエ
ンの1,2−ビニル結合量が73%、ポリブタジエン部
の水素添加率が99.9%の水添ブロック共重合体を合
成し、このポリマーを(c−1)とした。
リブタジエンーポリスチレンの構造を有し、結合スチレ
ン量42%、数平均分子量119,000、分子量分布
1.06、水素添加前のポリブタジエンの1,2−ビニ
ル結合量が74%、ポリブタジエン部の水素添加率が9
9.9%の水添ブロック共重合体を合成し、このポリマ
ーを(c−2)とした。
リブタジエンーポリスチレン−水素添加されたポリブタ
ジエンの構造を有し、結合スチレン量43%、数平均分
子量133,000、分子量分布1.10、水素添加前
のポリブタジエンの1,2−ビニル結合量が57%、ポ
リブタジエン部の水素添加率が99.9%の水添ブロッ
ク共重合体を合成し、このポリマーを(c−3)とし
た。
リブタジエンーポリスチレンー水素添加されたポリブタ
ジエンの構造を有し、結合スチレン量42%、数平均分
子量122,000、分子量分布1.05、水素添加前
のポリブタジエンの1,2−ビニル結合量が74%、ポ
リブタジエン部の水素添加率が99.9%の水添ブロッ
ク共重合体を合成し、このポリマーを(c−4)とし
た。
ポリスチレン−水素添加されたポリブタジエンーポリス
チレンー水素添加されたポリブタジエンの構造を有し、
結合スチレン量44%、数平均分子量135,000、
分子量分布1.08、水素添加前のポリブタジエンの
1,2−ビニル結合量が73%、ポリブタジエン部の水
素添加率が99.9%の水添ブロック共重合体を合成
し、このポリマーを(c−5)とした。
ェニレンエーテル、混和剤を表1に示した組成で配合
し、260〜280℃に設定したベントポート付き二軸
押出機(ZSK−25;WERNER&PFLEIDE
RER社製、ドイツ国)を用いて溶融混練しペレットと
して得た。このペレットを用いて240〜280℃に設
定したスクリューインライン型射出成形機に供給し、金
型温度60℃の条件で引張試験用テストピース、曲げ弾
性率測定試験用テストピース、アイゾット衝撃試験用テ
ストピースおよび熱変形温度測定用テストピースを射出
成形した。
験(ASTM D−638:23℃)を行ない、引張強
度および破断伸びを測定し、さらに曲げ弾性率(AST
MD−790:23℃)、アイゾット(ノッチ付き)衝
撃強度(ASTM D−256:23℃)および熱変形
温度(ASTM D−648)を測定した。また、これ
らのテストピースの一部は予測される熱履歴を想定し、
ギアーオーブンを用いた熱履歴(80℃×48時間)の
環境下を経て、同様にして引張強度試験(ASTM D
−638:23℃)を行ない、引張強度および破断伸び
を測定し、さらに曲げ弾性率(ASTM D−790:
23℃)、アイゾット(ノッチ付き)衝撃強度(AST
M D−256:23℃)および熱変形温度(ASTM
D−648:18.6Kg/cm2荷重)を測定し
た。これらの結果を併せて表1に記載した。
ル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックAと、共役
ジエン化合物の1,2−ビニル結合もしくは3,4−ビ
ニル結合量が65%〜80%である少なくとも2個の共
役ジエン化合物を主体とする重合体ブロックBとからな
り、かつポリマー鎖末端の少なくとも1つが重合体ブロ
ックBよりなる水添ブロック共重合体を用いることによ
り、ポリプロピレン系樹脂とポリフェニレンエーテルと
の混和性を向上させるため耐衝撃性、靭性(伸び)およ
び耐熱性、剛性に優れた樹脂組成物が得られる。
ポリプロピレンだけを含有する樹脂組成物は熱履歴後の
耐熱性、剛性および靱性(伸び)の物性バランスに劣
る。一方、本発明の樹脂組成物は、本発明で特定した高
結晶ポリプロピレンと中結晶ポリプロピレンを特定の範
囲で含有することにより、熱履歴後の耐熱性、剛性およ
び靱性の物性バランスが高いレベルで保持される。
系樹脂とポリフェニレンエーテルおよび混和剤からな
り、混和剤としてビニル結合量を特定の範囲に制御し、
さらに特定した構造を有する水添ブロック共重合体を用
いることにより、従来技術では困難であったポリプロピ
レン系樹脂とポリフェニレンエーテルを含む樹脂組成物
の層剥離現象および耐油性、耐薬品性、耐熱性、耐衝撃
性、靭性(伸び)に優れ、かつ、熱履歴後の靭性が改良
され、耐熱材料としての耐久性に優れた樹脂組成物が得
られた。
Claims (1)
- 【請求項1】樹脂組成物において、(a)ポリプロピレ
ン系樹脂30〜90重量%と、(b)ポリフェニレンエ
ーテル70〜10重量%、および上記(a)、(b)成
分の合計100重量部に対して、(c)少なくとも2個
のビニル芳香族化合物を主体とする重合体ブロックA
と、共役ジエン化合物の1、2ービニル結合もしくは
3、4ービニル結合量が65%〜80%である少なくと
も2個の共役ジエン化合物を主体とする重合体ブロック
Bとからなり、かつポリマー鎖末端の少なくとも1つが
重合体ブロックBよりなるブロック共重合体を水素添加
してなる水添ブロック共重合体1〜30重量部を含むこ
とを特徴とする樹脂組成物。
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- 1995-06-29 JP JP18498795A patent/JP3555257B2/ja not_active Expired - Lifetime
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