JP3220416B2 - 制振性および低温衝撃性に優れた樹脂組成物 - Google Patents

制振性および低温衝撃性に優れた樹脂組成物

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JP3220416B2 JP17051897A JP17051897A JP3220416B2 JP 3220416 B2 JP3220416 B2 JP 3220416B2 JP 17051897 A JP17051897 A JP 17051897A JP 17051897 A JP17051897 A JP 17051897A JP 3220416 B2 JP3220416 B2 JP 3220416B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気・電子分野、自
動車分野、その他の各種工業材料分野で利用できる耐油
性、耐薬品性、耐熱性、耐衝撃性、とりわけ、制振性と
低温衝撃性のバランスに優れたポリマー組成物に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ポリプロピレン樹脂は、成形加工性、耐
水性、耐油性、耐酸性、耐アルカリ性などに優れている
ものの、耐熱性、剛性、耐衝撃性に劣る欠点を有するこ
とが知られている。
【0003】一方、ポリフェニレンエーテルは、機械的
特性、電気特性、耐熱性、低温特性、吸水性が低くかつ
寸法安定性に優れるものの、成形加工性や耐油性に劣る
欠点を有することが知られている。
【0004】そこで、これらの欠点を補うために、ポリ
プロピレン樹脂にポリフェニレンエーテル樹脂を配合
し、ポリプロピレン樹脂がマトリックスを形成しポリフ
ェニレンエーテル樹脂が分散粒子を形成するようにした
ポリマーアロイの概念や、これらの海島構造を逆転した
ポリマーアロイの概念が多々提案されている。
【0005】例えば、米国特許第3,361,851号
公報明細書では、ポリフェニレンエーテルをポリオレフ
ィンとブレンドすることにより、耐溶剤性、耐衝撃性を
改良する提案がなされ、米国特許第3,994,856
号明細書には、ポリフェニレンエーテルまたはポリフェ
ニレンエーテルおよびスチレン系樹脂を水添ブロック共
重合体とブレンドすることによる耐衝撃性、耐溶剤性の
改良に関する記載があり、米国特許第4,145,37
7号明細書には、ポリフェニレンエーテルまたはポリフ
ェニレンエーテルおよびスチレン系樹脂をポリオレフィ
ン/水添ブロック共重合体=20〜80重量部/80〜
20重量部からなる予備混合物および水添ブロック共重
合体とブレンドすることによる耐衝撃性、耐溶剤性の改
良に関する記載があり、さらに米国特許第4,166,
055号明細書および米国特許第4,239,673号
明細書には、ポリフェニレンエーテルを水添ブロック共
重合体およびポリオレフィンとブレンドすることによる
耐衝撃性の改良が記載されている。そして米国特許第
4,383,082号明細書およびヨーロッパ公開特許
第115,712号明細書ではポリフェニレンエーテル
をポリオレフィンおよび水添ブロック共重合体とブレン
ドすることにより耐衝撃性を改良するという記載がなさ
れている。
【0006】また、特開昭63−113058号公報お
よび特開昭63−225642号公報ならびに米国特許
第4,863,997号公報、さらに特開平2−305
814号公報および特開平3−72512号公報および
特開平4−183748号公報および特開平5−320
471号公報には、ポリオレフィン樹脂とポリフェニレ
ンエーテル樹脂からなる樹脂組成物の改質に特定の水添
ブロック共重合体を配合し、耐薬品性、加工性に優れた
樹脂組成物が提案されている。
【0007】さらに特開平7−165998号公報に
は、ポリフェニレンエーテル系樹脂とポリオレフィン系
樹脂からなる樹脂組成物の相溶性改質剤として、共役ジ
エン化合物の結合形態が特定された水添ブロック共重合
体を用いることが提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】近年、情報機器分野に
おいては情報の処理容量や処理速度の大幅な増加に伴い
駆動部に高速回転が要求されるようになり、これに伴い
駆動部での高速回転化による振動の発生が顕著となり、
騒音化はもちろんのこと最悪の場合はメディアのデータ
読み込みミスや誤作動をもたらす原因となるため、これ
らの機器に用いるプラスチック材料は室温下での制振性
能が要求されているのが実状である。
【0009】さらに、プラスチック材料としての基本性
能としての耐熱性、耐衝撃性、加工性などを充分に満た
し、さらには低温衝撃強度にも優れたオールマイティー
な性能が要求されているのが現状である。
【0010】特に、上記した先行技術で得られる樹脂組
成物において、中には個々に制振性能、低温衝撃強度に
優れた樹脂組成物を与えるものも見られるが、制振性能
が優れる組成物は低温衝撃強度に劣ったり、低温衝撃強
度に優れる組成物は制振性能に劣るなどの問題点が存在
している。本発明は、こうした現状に鑑み、制振性能に
優れ、かつ低温衝撃強度等にも優れるポリプロピレン樹
脂とポリフェニレン樹脂を含むポリマー組成物を提供す
ることを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ポリプロ
ピレン樹脂とポリフェニレンエーテル樹脂を含む組成物
に高いレベルの相溶性を付与させることと、さらには制
振性能と低温衝撃性を付与させるため、混和剤となり得
る水添ブロック共重合体に関して鋭意検討を重ねた結
果、特定の構造を有する水添ブロック共重合体がポリプ
ロピレン樹脂とポリフェニレンエーテル樹脂を含む組成
物の混和剤として用いることにより層剥離が改良された
樹脂組成物をもたらし、さらに二律背反する制振性と低
温衝撃性のバランスが著しく優れた樹脂組成物をもたら
すことを見出し本発明を完成した。
【0012】すなわち、本発明は、 (a)ポリプロピレン樹脂 5〜95重量% (b)ポリフェニレンエーテル樹脂 95〜5重量% 上記(a)、(b)成分の合計100重量部に対して、
(c)ブロック共重合体が、ビニル芳香族化合物を主体
とする少なくとも1個の重合体ブロックAと、イソプレ
ンとブタジエンの重量比率が80/20〜20/80で
あり、かつ1,2−ビニル結合量および3,4−ビニル
結合量の合計量が50〜80%である少なくとも1個の
イソプレンとブタジエンの共重合体ブロックBとからな
るブロック共重合体を水素添加してなる水添ブロック共
重合体1〜30重量部を配合して成ることを特徴とする
制振性および低温衝撃性に優れた樹脂組成物を提供する
ものである。
【0013】本発明で(a)成分として用いるポリプロ
ピレン樹脂は、結晶性プロピレンホモポリマーおよび、
重合の第一工程で得られる結晶性プロピレンホモポリマ
ー部分と重合の第二工程以降でプロピレン、エチレンお
よび/もしくは少なくとも1つの他のα−オレフィン
(例えば、ブテン−1、ヘキセン−1等)を共重合して
得られるプロピレン−エチレンランダム共重合体部分を
有する結晶性プロピレン−エチレンブロック共重合体で
あり、さらにこれら結晶性プロピレンホモポリマーと結
晶性プロピレン−エチレンブロック共重合体の混合物で
あってもかまわない。
【0014】かかるポリプロピレン樹脂は、通常、三塩
化チタン触媒または塩化マグネシウムなどの担体に担持
したハロゲン化チタン触媒等とアルキルアルミニウム化
合物の存在下に、重合温度0〜100℃の範囲で、重合
圧力3〜100気圧の範囲で重合して得られる。この
際、重合体の分子量を調製するために水素等の連鎖移動
剤を添加することも可能であり、また重合方法としてバ
ッチ式、連続式いずれの方法でも可能で、ブタン、ペン
タン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の溶媒下での溶
液重合、スラリー重合等の方法も選択でき、さらには無
溶媒下モノマー中での塊状重合、ガス状モノマー中での
気相重合方法などが適用できる。
【0015】また、さらには、上記した重合触媒の他に
得られるポリプロピレンのアイソタクティシティおよび
重合活性を高めるため、第三成分として電子供与性化合
物を内部ドナー成分または外部ドナー成分として用いる
ことができる。
【0016】これらの電子供与性化合物としては公知の
ものが使用でき、例えば、ε−カプロラクトン、メタク
リル酸メチル、安息香酸エチル、トルイル酸メチルなど
のエステル化合物、亜リン酸トリフェニル、亜リン酸ト
リブチルなどの亜リン酸エステル、ヘキサメチルホスホ
リックトリアミドなどのリン酸誘導体などや、アルコキ
シエステル化合物、芳香族モノカルボン酸エステルおよ
び/または芳香族アルキルアルコキシシラン、脂肪族炭
化水素アルコキシシラン、各種エーテル化合物、各種ア
ルコール類および/または各種フェノール類などが挙げ
られる。
【0017】本発明で供するポリプロピレン樹脂は上記
した方法で得られるものであれば、いかなる結晶性や融
点を有するものでも単独または二種以上を併用して用い
ることができる。
【0018】また、本発明で用いるポリプロピレン樹脂
は、上記したポリプロピレン樹脂のほかに、該ポリプロ
ピレン樹脂とα,β−不飽和カルボン酸またはその誘導
体とをラジカル発生剤の存在下、非存在下で溶融状態、
溶液状態で30〜350℃の温度下で反応させることに
よって得られる公知の変性(該α,β−不飽和カルボン
酸またはその誘導体が0.01〜10重量%グラフトま
たは付加)ポリプロピレン樹脂であってもよく、さらに
上記したポリプロピレン樹脂と該変性ポリプロピレン樹
脂の任意の割合の混合物であってもかまわない。
【0019】つぎに本発明で用いる(b)成分のポリフ
ェニレンエーテル樹脂(以下、単にPPEと略記)は、
本発明のポリマー組成物に耐熱性および難燃性を付与す
るうえで必須な成分であり、該PPEは、結合単位:
【0020】
【化1】
【0021】(ここで、R1,R2,R3,およびR4はそ
れぞれ、水素、ハロゲン、炭素数1〜7までの第一級ま
たは第二級低級アルキル基、フェニル基、ハロアルキル
基、アミノアルキル基、炭化水素オキシ基または少なく
とも2個の炭素原子がハロゲン原子と酸素原子とを隔て
ているハロ炭化水素オキシ基からなる群から選択される
ものであり、互いに同一でも異なっていてもよい)から
なり、還元粘度(0.5g/dl,クロロホルム溶液,
30℃測定)が、0.15〜0.70の範囲、より好ま
しくは0.20〜0.60の範囲にあるホモ重合体およ
び/または共重合体である。
【0022】このPPEの具体的な例としては、例えば
ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテ
ル)、ポリ(2−メチル−6−エチル−1,4−フェニ
レンエーテル)、ポリ(2−メチル−6−フェニル−
1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2,6−ジクロ
ロ−1,4−フェニレンエーテル)等が挙げられ、さら
に2,6−ジメチルフェノールと他のフェノール類(例
えば、2,3,6−トリメチルフェノールや2−メチル
−6−ブチルフェノール)との共重合体のごときポリフ
ェニレンエーテル共重合体も挙げられる。中でもポリ
(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)、
2,6−ジメチルフェノールと2,3,6−トリメチル
フェノールとの共重合体が好ましく、さらにポリ(2,
6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)が好まし
い。
【0023】かかるPPEの製造方法は公知の方法で得
られるものであれば特に限定されるものではなく、例え
ば、米国特許第3,306,874号記載のHayによ
る第一銅塩とアミンのコンプレックスを触媒として用
い、例えば2,6−キシレノールを酸化重合することに
より容易に製造でき、そのほかにも米国特許第3,30
6,875号、同第3,257,357号および同第
3,257,358号、特公昭52−17880号公報
および特開昭50−51197号公報および同63−1
52628号公報等に記載された方法で容易に製造でき
る。
【0024】また、本発明で用いるPPEは、上記した
PPEのほかに、該PPEとスチレン系モノマーおよび
/もしくはα,β−不飽和カルボン酸またはその誘導体
とをラジカル発生剤の存在下、非存在下で溶融状態、溶
液状態、スラリー状態で80〜350℃の温度下で反応
させることによって得られる公知の変性(該スチレン系
モノマーおよび/もしくはα,β−不飽和カルボン酸ま
たはその誘導体が0.01〜10重量%グラフトまたは
付加)PPEであってもよく、さらに上記したPPEと
該変性PPEの任意の割合の混合物であってもかまわな
い。
【0025】また、本発明で用いるPPEは上記したP
PEのほかに、これらPPE100重量部に対してポリ
スチレンまたはハイインパクトポリスチレンを400重
量部を超えない範囲で加えたものも好適に用いることが
できる。
【0026】つぎに本発明で(c)成分として用いる水
添ブロック共重合体は、(a)成分のポリプロピレン樹
脂と(b)成分のポリフェニレンエーテル樹脂を溶融混
合した際に、(b)成分のポリフェニレンエーテル樹脂
を(a)成分のポリプロピレン樹脂中に好適に微分散さ
せたり、(a)成分のポリプロピレン樹脂を(b)成分
のポリフェニレンエーテル樹脂中に好適に微分散させる
能力を有する水添ブロック共重合体である。すなわち、
本発明では、ブロック共重合体が、ビニル芳香族化合物
を主体とする少なくとも1個の重合体ブロックAと、イ
ソプレンとブタジエンの重量比率が80/20〜20/
80であり、かつ1,2−ビニル結合量および3,4−
ビニル結合量の合計量が50〜80%である少なくとも
1個のイソプレンとブタジエンの共重合体ブロックBと
からなるブロック共重合体を水素添加してなる水添ブロ
ック共重合体を用いる。
【0027】このような構造を示すブロック共重合体と
しては、例えば、A−B、A−B−A、A−B−A−
B、A−B−A−B−A、A−B−A−B−A−B、B
−A−B等のブロック共重合体を水素添加して得られ
る。
【0028】ここで、水添する前の重合体ブロックBを
構成するイソプレンとブタジエンの比率は、80/20
〜20/80(重量比)、好ましくは70/30〜30
/70、より好ましくは60/40〜40/60であ
る。かかる重合体ブロックBのイソプレンを含む割合が
80重量%を越えると得られる樹脂組成物の低温衝撃性
が顕著に劣り好ましくない。また、かかる重合体ブロッ
クBのイソプレンを含む割合が20重量%に満たないと
得られる樹脂組成物の制振性が悪化し好ましくない。
【0029】また、1,2−ビニル結合量および3,4
−ビニル結合量の合計量(以下、ビニル結合量と略記す
る)は、50〜80%、好ましくは50〜75%、より
好ましくは50〜65%である。かかる重合体ブロック
Bのビニル結合量が50%未満であるとポリプロピレン
樹脂とポリフェニレンエーテル樹脂の混和性は悪化し、
層剥離現象が起こり好ましくない。さらに、かかる重合
体ブロックBのビニル結合量が80%を超えるとポリプ
ロピレン樹脂とポリフェニレンエーテル樹脂の混和性は
良好でかつ制振性能も優れるが低温衝撃性が顕著に悪化
し好ましくない。 これらの1,2−ビニル結合量もし
くは3,4−ビニル結合量は通常、赤外分光光度計やN
MR等で知ることができる。
【0030】この(C)成分の水添ブロック共重合体
は、その水素添加する前のブロック共重合体において結
合したビニル芳香族化合物を15〜95重量%、好まし
くは20〜70重量%、さらに好ましくは35〜50重
量%含んでいる。
【0031】またブロック構造に言及すると、ビニル芳
香族化合物を主体とする重合体ブロックAが、ビニル芳
香族化合物のホモ重合体ブロックまたは、ビニル芳香族
化合物を50重量%を超え好ましくは70重量%以上含
有するビニル芳香族化合物と共役ジエン化合物との共重
合体ブロックの構造を有している。
【0032】なお、該ビニル芳香族化合物を主体とする
重合体ブロックAおよび該イソプレンとブタジエンの重
量比率が80/20〜20/80、かつ1,2−ビニル
結合量および3,4−ビニル結合量の合計量が50〜8
0%である共重合体ブロックBとからなるブロック共重
合体はそれぞれA、Bが少なくとも1個以上であり、各
重合体ブロックはそれぞれ分子量およびモノマー構成割
合が同一構造であってもよく、異なる構造であってもよ
い。
【0033】このブロック共重合体を構成するビニル芳
香族化合物としては、例えば、スチレン、α−メチルス
チレン、ビニルトルエン、p−tert−ブチルスチレ
ン、ジフェニルエチレン等のうちから1種または2種以
上が選択でき、中でもスチレンが好ましい。また、この
ビニル芳香族化合物と共重合可能な共役ジエン化合物と
しては、例えば、ブタジエン、イソプレン、1,3−ペ
ンタジエン、2,3−ジメチル−1,3−ブタジエン等
のうちから1種または2種以上が選ばれ、中でもブタジ
エン、イソプレンおよびこれらの組み合わせが好まし
い。
【0034】また、上記の構造を有するブロック共重合
体の数平均分子量は5,000〜1,000,000、
好ましくは10,000〜800,000、さらに好ま
しくは30,000〜500,000の範囲であり、分
子量分布〔ゲルパーミエーションクロマトグラフィーで
測定し、検量線として用いた単分散ポリスチレン分子量
で換算した重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(M
n)の比〕は10以下である。さらに、このブロック共
重合体の分子構造は、直鎖状、分岐状、放射状あるいは
これらの任意の組み合わせのいずれであってもよい。
【0035】このような構造を持つブロック共重合体
は、上記したブロック共重合体のイソプレンとブタジエ
ンの重量比率が80/20〜20/80、かつ1,2−
ビニル結合量および3,4−ビニル結合量の合計量が5
0〜80%である少なくとも1個のイソプレンとブタジ
エンの共重合体ブロックBの脂肪族系二重結合を水素添
加反応することにより水添ブロック共重合体として本発
明の(c)成分として用いることができる。かかる脂肪
族系二重結合の水素添加率は少なくとも60%を超え、
好ましくは80%以上、より好ましくは耐熱安定性の観
点より85%以上である。そしてこの水素添加率は通
常、水添反応の前後のヨウ素価滴定、赤外分光光度計や
NMR等で知ることができる。
【0036】これらの上記した(c)成分の水添ブロッ
ク共重合体は、上記した構造を有するものであればどの
ような製造方法で得られるものであってもかまわない。
公知の製造方法の例としては、例えば、特開昭47−1
1486号公報、特開昭49−66743号公報、特開
昭50−75651号公報、特開昭54−126255
号公報、特開昭56−10542号公報、特開昭56−
62847号公報、特開昭56−100840号公報、
特開平2−300218号公報、英国特許第1,13
0,770号および米国特許第3,281,383号お
よび同第3,639,517号に記載された方法や英国
特許第1,020,720号および米国特許第3,33
3,024号および同第4,501,857号に記載さ
れた方法がある。
【0037】また、本発明で用いる(c)成分の水添ブ
ロック共重合体は、上記した水添ブロック共重合体のほ
かに、該水添ブロック共重合体とα,β−不飽和カルボ
ン酸またはその誘導体とをラジカル発生剤の存在下、非
存在下で溶融状態、溶液状態、スラリー状態で80〜3
50℃の温度下で反応させることによって得られる公知
の変性(該α,β−不飽和カルボン酸またはその誘導体
が0.01〜10重量%グラフトまたは付加)水添ブロ
ック共重合体であってもよく、さらに上記した水添ブロ
ック共重合体と該変性水添ブロック共重合体の任意の割
合の混合物であってもかまわない。
【0038】本発明の樹脂組成物は、上記した(a)〜
(c)成分を基本成分として構成される。(a)成分の
ポリプロピレン樹脂の配合量は、5〜95重量%であ
り、好ましくは10〜90重量%である。かかる配合量
が5重量%未満では、得られるポリマー組成物の耐熱性
は優れるものの、制振性能、成形加工性、耐溶剤性が劣
り好ましくない。また、95重量%を超える場合は成形
加工性、耐溶剤性は良好なものの、耐熱性が劣り耐熱性
材料として利用できない。
【0039】(b)成分のポリフェニレンエーテルの配
合量は95〜5重量%、好ましくは90〜10重量%で
ある。かかる配合量が95重量%を超える場合、得られ
るポリマー組成物の耐熱性は極度に優れるものの、制振
性能、成形加工性、耐溶剤性が劣り好ましくない。ま
た、5重量%未満では成形加工性、耐溶剤性に優れるも
のの、耐熱性が劣り耐熱材料として利用できない。
【0040】(c)成分の水添ブロック共重合体の配合
量は、上記(a)、(b)成分の合計100重量部に対
して、1〜30重量部である。かかる配合量が1重量部
未満では混和剤としての効果、制振性および低温衝撃強
度の改良効果が見られず好ましくない。また、かかる配
合量が30重量部を超えても、制振性および低温衝撃強
度の改良効果は顕著でなく、逆に(a)、(b)成分が
示す作用効果の耐熱性、耐溶剤性、剛性および機械的強
度に対して低下をもたらし好ましくない。
【0041】本発明では、上記の成分の他に、本発明の
特徴および効果を損なわない範囲で必要に応じて他の附
加的成分、例えば、結合スチレン量10〜90%のスチ
レン−ブタジエンブロック共重合体、結合スチレン量1
0〜90%のスチレン−イソプレンブロック共重合体お
よびこれらブロック共重合体の共役ジエン化合物に起因
する脂肪族系二重結合の80%以上を水素添加した本発
明とは異なる構造の水添ブロック共重合体、酸化防止
剤、金属不活性化剤、難燃剤(有機リン酸エステル系化
合物、無機リン系化合物、芳香族ハロゲン系難燃剤、シ
リコーン系難燃剤など)、フッ素系ポリマー、可塑剤
(オイル、低分子量ポリエチレン、エポキシ化大豆油、
ポリエチレングリコール、脂肪酸エステル類等)、三酸
化アンチモン等の難燃助剤、耐候(光)性改良剤、ポリ
オレフィン用造核剤、スリップ剤、無機または有機の充
填材や強化材(ガラス繊維、カーボン繊維、ポリアクリ
ロニトリル繊維、ウィスカー、マイカ、タルク、カーボ
ンブラック、酸化チタン、炭酸カルシウム、チタン酸カ
リウム、ワラストナイト、導電性金属繊維、導電性カー
ボンブラック等)、各種着色剤、離型剤等を添加しても
かまわない。
【0042】本発明の樹脂組成物は、上記した各成分を
用いて、(b)成分と(c)成分を前もって溶融混練し
たものを再度(a)成分と一緒に溶融混練する方法、
(c)成分の一部を前もって(a)成分や(b)成分と
予備混練しこれらの予備混練物を再度一緒に溶融混練す
る方法、押出機の最初のフィード口より(b)成分と
(c)成分を供給し、溶融状態のこれらの組成物中に押
出機の中間口より(a)成分を供給し溶融混練する方法
や、押出機の最初のフィード口より(b)成分と(a)
成分の一部を供給し、溶融状態のこれらの組成物中に押
出機の中間フィード口より残部の(a)成分と(c)成
分を供給し溶融混練する方法などの種々の方法で製造す
ることができる。これらの方法として例えば、単軸押出
機、二軸押出機、ロール、ニーダー、ブラベンダープラ
ストグラフ、バンバリーミキサー等による加熱溶融混練
方法が挙げられるが、中でも二軸押出機を用いた溶融混
練方法が最も好ましい。この際の溶融混練温度は特に限
定されるものではないが、通常200〜350℃の中か
ら任意に選ぶことができる。
【0043】このようにして得られる本発明の樹脂組成
物は、従来より公知の種々の方法、例えば、射出成形、
押出成形、中空成形により各種部品の成形体として成形
できる。これら各種部品としては、例えば自動車部品が
挙げられ、具体的には、バンパー、フェンダー、ドアー
パネル、各種モール、エンブレム、エンジンフード、ホ
イールキャップ、ルーフ、スポイラー、各種エアロパー
ツ等の外装品や、インストゥルメントパネル、コンソー
ルボックス、トリム等の内装部品等に適している。さら
に、電気機器の内外装部品としても好適に使用でき、具
体的には各種コンピューターおよびその周辺機器、その
他のOA機器、テレビ、ビデオ、各種ディスクプレーヤ
ー等のキャビネット、シャーシー、トレーや冷蔵庫等の
部品用途に適している。
【0044】
【発明の実施の形態】本発明を実施例によって、さらに
詳細に説明するが、これらの実施例により限定されるも
のではない。
【0045】実施例に使用した(a)成分のポリプロピ
レン樹脂 (a):ホモ−ポリプロピレン 融点=161℃、MFI=2.1 実施例に使用した(b)成分のPPE (b):2,6−キシレノールを酸化重合して得た、還
元粘度0.43のポリフェニレンエーテル 実施例に使用した(c)成分の水添ブロック共重合体 (c−1):ポリスチレン−水素添加されたイソプレン
/ブタジエン共重合体(イソプレン/ブタジエン=30
重量%/70重量%、全ビニル結合量76%)−ポリス
チレンの構造を有し、結合スチレン量45%、ポリスチ
レンの数平均分子量20000、イソプレン/ブタジエ
ン共重合部の全水素添加率が98.3%の水添ブロック
共重合体を合成し、このポリマーを(c−1)とした。
【0046】(c−2):ポリスチレン−水素添加され
たイソプレン/ブタジエン共重合体(イソプレン/ブタ
ジエン=70重量%/30重量%、全ビニル結合量54
%)−ポリスチレンの構造を有し、結合スチレン量25
%、ポリスチレンの数平均分子量16000、イソプレ
ン/ブタジエン共重合部の全水素添加率が97.7%の
水添ブロック共重合体を合成し、このポリマーを(c−
2)とした。
【0047】(c−3):ポリスチレン−水素添加され
たイソプレン/ブタジエン共重合体(イソプレン/ブタ
ジエン=40重量%/60重量%、全ビニル結合量52
%)−ポリスチレンの構造を有し、結合スチレン量33
%、ポリスチレンの数平均分子量18000、イソプレ
ン/ブタジエン共重合部の全水素添加率が98.9%の
水添ブロック共重合体を合成し、このポリマーを(c−
3)とした。
【0048】(c−4):ポリスチレン−水素添加され
たイソプレン/ブタジエン共重合体(イソプレン/ブタ
ジエン=50重量%/50重量%、全ビニル結合量66
%)−ポリスチレンの構造を有し、結合スチレン量48
%、ポリスチレンの数平均分子量21000、イソプレ
ン/ブタジエン共重合部の全水素添加率が96.5%の
水添ブロック共重合体を合成し、このポリマーを(c−
4)とした。
【0049】(c−5):ポリスチレン−水素添加され
たポリイソプレン(イソプレン/ブタジエン=100重
量%/0重量%、全ビニル結合量46%)−ポリスチレ
ンの構造を有し、結合スチレン量25%、ポリスチレン
の数平均分子量16000、ポリイソプレン部の水素添
加率が90.1%の水添ブロック共重合体を合成し、こ
のポリマーを(c−5)とした。
【0050】(c−6):ポリスチレン−水素添加され
たポリブタジエン(イソプレン/ブタジエン=0重量%
/100重量%、全ビニル結合量48%)−ポリスチレ
ンの構造を有し、結合スチレン量33%、ポリスチレン
の数平均分子量19000、ポリブタジエン部の水素添
加率が99.2%の水添ブロック共重合体を合成し、こ
のポリマーを(c−6)とした。
【0051】(c−7):ポリスチレン−水素添加され
たポリブタジエン(イソプレン/ブタジエン=0重量%
/100重量%、全ビニル結合量80%)−ポリスチレ
ンの構造を有し、結合スチレン量44%、ポリスチレン
の数平均分子量20000、ポリブタジエン部の水素添
加率が99.7%の水添ブロック共重合体を合成し、こ
のポリマーを(c−7)とした。
【0052】(c−8):ポリスチレン−水素添加され
たポリイソプレン(イソプレン/ブタジエン=100重
量%/0重量%、全ビニル結合量60%)−ポリスチレ
ンの構造を有し、結合スチレン量20%、ポリスチレン
の数平均分子量96000、ポリイソプレン部の水素添
加率が88.6%の水添ブロック共重合体を合成し、こ
のポリマーを(c−8)とした。
【0053】なお、得られた樹脂組成物の各特性は下記
に示す方法で求めた。
【0054】(1)耐熱性試験 ASTM D648に準拠し、荷重18.6Kgにて熱
変形温度(HDT)を測定した。
【0055】(2)低温衝撃試験 ASTM D256に準拠し、厚さ1/8インチの射出
成形片にて−15℃のノッチ付きアイゾット衝撃強度を
測定した。
【0056】(3)制振性(損失係数η) 2チャンネル高速フーリエ変換装置を用いて、非接触ラ
ンダム加振による片持ち梁法により測定温度23℃にお
いて測定した。
【0057】実施例1〜7、および比較例1〜6 ポリプロピレン樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂およ
び水添ブロック共重合体を表1に示した組成で配合し、
260〜280℃に設定したベントポート付き二軸押出
機(ZSK−25;WERNER&PFLEIDERE
R社製、ドイツ国)を用いて溶融混練しペレットとして
得た。
【0058】このペレットを用いて240〜280℃に
設定したスクリューインライン型射出成形機に供給し、
金型温度60℃の条件でアイゾット衝撃試験用テストピ
ースおよび熱変形温度測定用テストピースを射出成形し
た。また、さらに制振性能測定用テストピースとして厚
さ1/8インチ、幅0.5インチ、長さ5インチのテス
トピースを射出成形した。これらのテストピースを前記
した方法で熱変形温度(HDT)、低温アイゾット衝撃
強度、制振性能を測定した。これらの結果を併せて表1
に載せた。
【0059】
【表1】
【0060】これらの結果より、水添ブロック共重合体
として、ビニル芳香族化合物を主体とする少なくとも1
個の重合体ブロックAと、イソプレンとブタジエンの重
量比率が80/20〜20/80であり、かつ1,2−
ビニル結合量および3,4−ビニル結合量の合計量が5
0〜80%である少なくとも1個のイソプレンとブタジ
エンの共重合体ブロックBとからなるブロック共重合体
を水素添加してなる水添ブロック共重合体を用いること
により、制振性と低温衝撃強および熱変形温度のバラン
スに優れた樹脂組成物が得られる。
【0061】また、本発明外の水添ブロック共重合体と
して重合体ブロックBが、単にイソプレンの1,2−ビ
ニル結合量および3,4−ビニル結合量の合計量が50
〜80%である少なくとも1個のイソプレン重合体ブロ
ックだけで構成される水添ブロック共重合体を用いた場
合、制振性能は優れるが低温衝撃強度が極度に悪化す
る。また、水添ブロック共重合体として重合体ブロック
Bが、単にブタジエンの1,2−ビニル結合量50〜8
0%である少なくとも1個のブタジエン重合体ブロック
だけで構成される水添ブロック共重合体を用いた場合、
低温衝撃強度に優れるものの制振性が悪化し、制振性と
低温衝撃強度のバランスが悪化した樹脂組成物となる。
【0062】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、ポリプロピレン
樹脂とポリフェニレンエーテル樹脂および水添ブロック
共重合体を含んでなり、水添ブロック共重合体として、
特定した構造を有する水添ブロック共重合体を用いたた
め、従来技術では困難であったポリプロピレン樹脂とポ
リフェニレンエーテルを含む樹脂組成物の耐熱性、低温
耐衝撃性および制振性能が改善される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 23/00 - 23/36 C08L 71/12 C08L 53/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂組成物において、 (a)ポリプロピレン樹脂 5〜95重量% (b)ポリフェニレンエーテル樹脂 95〜5重量% 上記(a)、(b)成分の合計100重量部に対して、
    (c)ブロック共重合体が、ビニル芳香族化合物を主体
    とする少なくとも1個の重合体ブロックAと、イソプレ
    ンとブタジエンの重量比率が80/20〜20/80で
    あり、かつ1,2−ビニル結合量および3,4−ビニル
    結合量の合計量が50〜80%である少なくとも1個の
    イソプレンとブタジエンの共重合体ブロックBとからな
    るブロック共重合体を水素添加してなる水添ブロック共
    重合体1〜30重量部を配合して成ることを特徴とする
    制振性および低温衝撃性に優れた樹脂組成物。
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