JPH09126207A - 圧力制御装置 - Google Patents

圧力制御装置

Info

Publication number
JPH09126207A
JPH09126207A JP7283963A JP28396395A JPH09126207A JP H09126207 A JPH09126207 A JP H09126207A JP 7283963 A JP7283963 A JP 7283963A JP 28396395 A JP28396395 A JP 28396395A JP H09126207 A JPH09126207 A JP H09126207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yoke
bobbin
sleeve
axial direction
electromagnetic force
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7283963A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Ida
田 雅 宏 位
Yoshiyuki Kato
藤 嘉 幸 加
Akihiko Sugiura
浦 彰 彦 杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP7283963A priority Critical patent/JPH09126207A/ja
Priority to DE19644963A priority patent/DE19644963B4/de
Priority to US08/741,364 priority patent/US5823507A/en
Publication of JPH09126207A publication Critical patent/JPH09126207A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T8/00Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
    • B60T8/32Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration
    • B60T8/34Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition
    • B60T8/36Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force responsive to a speed condition, e.g. acceleration or deceleration having a fluid pressure regulator responsive to a speed condition including a pilot valve responding to an electromagnetic force
    • B60T8/3615Electromagnetic valves specially adapted for anti-lock brake and traction control systems
    • B60T8/3675Electromagnetic valves specially adapted for anti-lock brake and traction control systems integrated in modulator units
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T15/00Construction arrangement, or operation of valves incorporated in power brake systems and not covered by groups B60T11/00 or B60T13/00
    • B60T15/02Application and release valves
    • B60T15/025Electrically controlled valves
    • B60T15/028Electrically controlled valves in hydraulic systems
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K27/00Construction of housing; Use of materials therefor
    • F16K27/003Housing formed from a plurality of the same valve elements
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D16/00Control of fluid pressure
    • G05D16/20Control of fluid pressure characterised by the use of electric means
    • G05D16/2006Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means
    • G05D16/2013Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means using throttling means as controlling means
    • G05D16/2022Control of fluid pressure characterised by the use of electric means with direct action of electric energy on controlling means using throttling means as controlling means actuated by a proportional solenoid

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Servomotors (AREA)
  • Valve Housings (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電子制御ユニットを一体的に備えた圧力制御
装置において、電子制御ユニットと電磁力発生部との接
続に際して、金属接続端子を用いて接続することでより
組付の簡素化を計った圧力制御装置を提供すること。 【解決手段】 ベース板部3cに固定された電子制御ユ
ニット1に、ソレノイド6が巻かれたボビン7が、接続
孔2とガイド孔4とを貫通し一端部がボビン7に固定さ
れてソレノイド6の巻末端が接続され他端部が接続孔に
接続される接続端子11を介して接続され、フック部3
dが穴10bに係合されてヨーク8が支持されて、電磁
力発生部5がケーシング3に組付けられ、ヨーク8とボ
ビン7とには空隙18、21が生じヨーク8はボビン7
に対しスリーブ13の軸方向に且つ軸方向垂直方向に相
対的に移動可能とされる。ケーシング3とバルブハウジ
ング14との組付時には、スリーブ13が電磁力発生部
5にスムーズに挿入され、ヨーク8はリングスプリング
12によりバルブハウジング14に押圧付勢される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子制御ユニット
を一体的に備えた圧力制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子制御ユニットを一体的に備え
た圧力制御装置としては、WO92/12878号公報
に開示される圧力制御装置が知られている。このWO9
2/12878号公報に開示の圧力制御装置は、電子制
御ユニットと、該電子制御ユニットに電気的に接続され
るソレノイドと該ソレノイドが巻かれるボビンと該ボビ
ンに固定され同ボビンの少なくとも両端部側と前記ソレ
ノイドが巻かれる面側とを囲み磁束通路を構成するヨー
クとから成る電磁力発生部と、前記ソレノイドの通電に
より駆動される可動プランジャを収容し前記ヨークと前
記ボビンとに挿入されるスリーブを有したバルブハウジ
ングと、該バルブハウジングに固定され前記電子制御ユ
ニットと前記電磁力発生部と前記スリーブとを覆うケー
シングとから成り、前記ケーシングは同ケーシング内に
おいて前記スリーブの軸方向垂直方向で前記電子制御ユ
ニットが配設される部屋と前記電磁力発生部が配設され
る部屋とを区画し一側に同電子制御ユニットが固定され
るベース板部を有し、前記電子制御ユニットは接続孔を
有し、前記ベース部は該接続孔に対向する位置にガイド
孔を有し、前記電子制御ユニットと前記電磁力発生部と
は前記ソレノイドのソレノイド巻末端が前記ガイド孔を
介して前記接続孔に電気的に接続されることにより接続
され、前記ベース板部の他側に前記電磁力発生部を支持
する弾性体の電磁力発生部支持部材が設けられた圧力制
御装置である。
【0003】この圧力制御装置は、電子制御ユニットに
電磁力発生部がソレノイド巻末端がガイド孔を介して接
続孔に接続されて組付けられ、電磁力発生部が電磁力発
生部支持部材によりベース板部、ひいては、ケーシング
に支持された後に、これら電子制御ユニットと電磁力発
生部とが備えられたケーシングがバルブハウジングに組
付けられることにより、ボビンとヨークとに、即ち、電
磁力発生部にスリーブが挿入され、電磁力発生部はバル
ブハウジングに当接して押圧され、電磁力発生部支持部
材が弾性変形されて電磁力発生部がスリーブ軸方向に押
し上げられるが、電磁力発生部支持部材の復元力により
電磁力発生部がバルブハウジングに向かって押圧付勢さ
れることとなる。
【0004】電子制御ユニットと電磁力発生部とが備え
られたケーシングがバルブハウジングに組付けられる際
に、電磁力発生部とスリーブとの間で、即ち、ヨークと
ボビンとのスリーブ挿入用の穴とスリーブとの間で若干
の位置ずれが生じた場合でも弾性体からなる電磁力発生
部支持部材が弾性変形することによってこの位置ずれが
吸収されることから、電磁力発生部とスリーブとの組付
がスムーズに行われることとなる。
【0005】又、電磁力発生部は電磁力発生部支持部材
によりバルブハウジングに向かって押圧付勢されている
ため、電磁力発生部はその位置を保持され、従って、電
磁力発生部ががたつく虞れもない。又、電気部品である
電磁力発生部と電子制御ユニットと、機械部品であるス
リーブとバルブハウジングとを、それぞれ別々に組付け
ることで組付作業の部品別の分離化を図ることを可能と
している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た圧力制御装置は、弾性体の電磁力発生部支持部材を備
える為に、電子制御ユニットと電磁力発生部との接続に
際してはソレノイド巻末端のような柔軟な部材によって
接続されることが必要不可欠となる。なぜならば、電子
制御ユニットと電磁力発生部との接続が、たとえば、金
属接続端子を介した接続であるならば弾性体の電磁力発
生部支持部材の効果を得ることができないからであり、
それは、即ち、電子制御ユニットと電磁力発生部とが備
えられたケーシングがバルブハウジングに組付けられる
際に、電磁力発生部がバルブハウジングに当接して押圧
された場合、電磁力発生部が電子制御ユニットに対して
金属接続端子を介して固定された状態であるため、電磁
力発生部支持部材を弾性変形させて電磁力発生部をスリ
ーブ軸方向に押し上げることが不可能であり、又、ヨー
クとボビンとのスリーブ挿入用の穴とスリーブとの間で
若干の位置ずれが生じた場合でも、弾性体からなる電磁
力発生部支持部材が弾性変形することができず、この位
置ずれが吸収されることができなくなるということであ
り、従って、電磁力発生部とスリーブとの組付がスムー
ズに行われなくなる虞れが生じ、又、電磁力発生部とバ
ルブハウジング、又は、スリーブとの接触により、電子
制御ユニットと金属接続端子との接続部位に衝撃が伝わ
って接続不良の発生の虞れも考えられる。
【0007】一般的に、こうした電子制御ユニットと電
磁力発生部との接続に際しては、金属接続端子を用いて
接続される方が組付けにおいて容易であるのは言うまで
もないことである。従って、前述した圧力制御装置は、
電子制御ユニットと電磁力発生部との接続が容易である
とは言えないものである。
【0008】本発明は、電磁力発生部とスリーブとの組
付がスムーズに行われ、又、電気部品である電磁力発生
部と電子制御ユニットと、機械部品であるスリーブとバ
ルブハウジングとを、それぞれ別々に組付けることで組
付作業の部品別の分離化をも図りつつ、電子制御ユニッ
トと電磁力発生部との接続は少なくとも導体金属製の接
続端子により接続されることで、より組付の簡素化を図
った圧力制御装置を提供することを、その技術的課題と
するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記技術的課題を解決す
るために、電子制御ユニットと、該電子制御ユニットに
電気的に接続されるソレノイドと該ソレノイドが巻かれ
るボビンと該ボビンの少なくとも両端部側と前記ソレノ
イドが巻かれる面側とを囲み磁束通路を構成するヨーク
とから成る電磁力発生部と、前記ソレノイドの通電によ
り駆動される可動プランジャを収容し前記ヨークと前記
ボビンとに挿入されるスリーブを有したバルブハウジン
グと、該バルブハウジングに固定され前記電子制御ユニ
ットと前記電磁力発生部と前記スリーブとを覆うケーシ
ングとから成り、前記ケーシングは同ケーシング内にお
いて前記電子制御ユニットが配設される部屋と前記電磁
力発生部が配設される部屋とを区画し一側に同電子制御
ユニットが固定されるベース板部を有し、前記ボビンは
前記ソレノイドの巻末端が接続される導体金属から成る
接続端子を備え、前記電子制御ユニットと前記電磁力発
生部とは少なくとも前記接続端子により電気的に接続さ
れ、前記ヨークと前記ボビンとの前記スリーブの軸方向
で対向する部位間に変移許容部が設けられて同ヨークが
同ボビンに対して同スリーブの軸方向に相対的に移動可
能とされた圧力制御装置を構成した。
【0010】好ましくは、前記ヨークと前記ボビンとの
前記スリーブの軸方向垂直方向で対向する部位間にも変
移許容部が設けられて同ヨークが同ボビンに対して同ス
リーブの軸方向垂直方向にも相対的に移動可能とされた
圧力制御装置が望ましい。
【0011】好ましくは、前記ヨークを前記バルブハウ
ジングに向けて付勢する付勢部材が配設された圧力制御
装置が望ましい。
【0012】好ましくは、前記ケーシング内において、
前記ベース板部は前記スリーブの軸方向垂直方向に配設
され、前記ベース板部の他側を支持面として前記ヨーク
を前記バルブハウジングに向けて付勢する前記付勢部材
が配設された圧力制御装置が望ましい。
【0013】好ましくは、前記ヨークを前記ボビンに対
して前記スリーブの軸方向に相対的に移動可能な状態で
支持する保持部を有した圧力制御装置が望ましい。
【0014】好ましくは、前記保持部は前記ヨークを前
記ボビンに対して前記スリーブの軸方向垂直方向にも相
対的に移動可能な状態で支持する圧力制御装置が望まし
い。
【0015】好ましくは、前記ヨークは穴を有し、前記
ベース板部の他側には前記ヨークの穴に係合して前記ヨ
ークを前記ボビンに対して前記スリーブの軸方向に相対
的に移動可能な状態で支持する前記保持部としてのフッ
ク部が設けられた圧力制御装置が望ましい。
【0016】好ましくは、前記ヨークは穴を有し、前記
ベース板部の他側には前記ヨークの穴に係合して前記ヨ
ークを前記ボビンに対して前記スリーブの軸方向に、及
び、前記スリーブの軸方向垂直方向にも相対的に移動可
能な状態で支持する前記保持部としてのフック部が設け
られた圧力制御装置が望ましい。
【0017】好ましくは、前記ケーシング内において前
記ベース板部は前記スリーブの軸方向垂直方向に配設さ
れ、前記ヨークは穴を有し、前記ベース板部の他側には
前記バルブハウジング向かって突出する突出部が設けら
れ、少なくとも前記ケーシングの前記スリーブの軸方向
に平行な面と前記突出部とのいずれか一方には係合用凹
部が設けられ、前記ベース板部の他側を支持面として前
記ヨークを前記バルブハウジングに向かって付勢する付
勢部と前記ヨークの穴に係合し同ヨークを前記ボビンに
対して前記スリーブの軸方向に相対的に移動可能な状態
で支持する第1フック部と前記係合用凹部に係合する第
2フック部とを備えたヨーク保持部材が配設された圧力
制御装置が望ましい。
【0018】好ましくは、前記第1フック部は前記ヨー
クの穴に係合し同ヨークを前記ボビンに対して前記スリ
ーブの軸方向垂直方向にも相対的に移動可能な状態で支
持する圧力制御装置が望ましい。
【0019】好ましくは、前記ヨークは、前記ボビンの
両端部の内で前記ハウジング側の一端部側と前記ソレノ
イドが巻かれる面側とに対向するヨーク本体部と前記ボ
ビンの他端部側に対向するヨーク端部とから成り、前記
ヨーク本体部と前記ヨーク端部とはそれぞれ前記ボビン
の穴に嵌入され且つ前記スリーブが挿入される凸部を備
え、前記ヨークの穴は前記ヨーク本体部の前記ソレノイ
ドが巻かれる面側とに対向する部位に設けられた圧力制
御装置が望ましい。
【0020】請求項1の圧力制御装置は、電子制御ユニ
ットに接続端子を介して電磁力発生部が組付けられ、ボ
ビンは少なくとも接続端子の電子制御ユニット側への接
続箇所、又は、電子制御ユニット、又は、ベース板部の
いずれかに支持されつつ固定され、ヨークとボビンとの
スリーブの軸方向で対向する部位間に変移許容部が設け
られたことからヨークがボビンに対してスリーブの軸方
向に相対的に移動可能とされる。これら電子制御ユニッ
トと電磁力発生部とが備えられたケーシングがバルブハ
ウジングに組付けられることにより、ボビンとヨークと
にスリーブが挿入され、ヨークはバルブハウジングに当
接し押圧されてスリーブ軸方向に押し上げられて移動さ
れる。
【0021】請求項2の圧力制御装置は、請求項1の作
用に加えて、ヨークとボビンとのスリーブの軸方向垂直
方向で対向する部位間に変移許容部が設けられたことか
らヨークがボビンに対してスリーブの軸方向垂直方向に
相対的に移動可能とされる。
【0022】又、電子制御ユニットと電磁力発生部とが
備えられたケーシングがバルブハウジングに組付けられ
る際に、電磁力発生部とスリーブとの間で、即ち、ヨー
クとボビンとのスリーブ挿入用の穴とスリーブとの間で
若干の位置ずれが生じた場合、ヨークとスリーブとが当
接して、ヨークがボビンに対してスリーブの軸方向垂直
方向に相対的に移動されることによってこの位置ずれが
吸収され、電磁力発生部とスリーブとの組付がスムーズ
に行われる。
【0023】請求項3の圧力制御装置は、請求項1又は
請求項2の作用に加えて、ヨークがバルブハウジングに
押されることでヨークを介して付勢部材が圧縮され、ヨ
ークが付勢部材の圧縮に伴いスリーブ軸方向に移動され
るが、付勢部材の復元力によりヨークはハウジングに押
圧付勢されることになる。
【0024】請求項4の圧力制御装置は、請求項3の作
用に加えて、ヨークがバルブハウジングに押されること
でヨークを介して付勢部材が圧縮され、ヨークが付勢部
材の圧縮に伴いスリーブ軸方向に移動されるが、ベース
板部の他側を支持面とした付勢部材の復元力によりヨー
クはハウジングに押圧付勢されることになる。
【0025】請求項5の圧力制御装置は、請求項1〜4
のいずれか一に記載の作用に加えて、ヨークはボビンに
対してスリーブ軸方向に相対的に移動可能な状態で保持
部によりその位置を保持される。
【0026】請求項6の圧力制御装置は、請求項5の作
用に加えて、ヨークはボビンに対してスリーブ軸方向垂
直方向にも相対的に移動可能な状態で保持部によりその
位置を保持される。
【0027】請求項7の圧力制御装置は、請求項5の作
用に加えて、ヨークの穴にフック部が係合して、ヨーク
はボビンに対してスリーブ軸方向に相対的に移動可能な
状態でケーシングによりその位置を保持される。
【0028】請求項8の圧力制御装置は、請求項5の作
用に加えて、ヨークの穴にフック部が係合して、ヨーク
はボビンに対してスリーブ軸方向に且つスリーブ軸方向
垂直方向に相対的に移動可能な状態でケーシングにより
その位置を保持される。
【0029】請求項9の圧力制御装置は、請求項1又は
請求項2のの作用に加えて、ヨークの穴にヨーク保持部
材の第1フック部がヨークがボビンに対してスリーブ軸
方向に相対的に移動可能な状態で係合され、ヨーク保持
部材の第2フック部がベース板部からの突出部の係合用
凹部又はケーシングの係合用凹部に係合して、ヨークは
ケーシングによりその位置を保持される。電子制御ユニ
ットと電磁力発生部とが備えられたケーシングがバルブ
ハウジングに組付けられることにより、ボビンとヨーク
とにスリーブが挿入され、ヨークがバルブハウジングに
押されることでヨークを介してヨーク保持部材の付勢部
が圧縮され、ヨークが付勢部の圧縮に伴いスリーブ軸方
向に移動されるが、ベース板部の他側を支持面とした付
勢部の復元力によりヨークはハウジングに押圧付勢され
ることになる。
【0030】請求項10の圧力制御装置は、請求項9の
作用に加えて、ヨーク保持部材の第1フック部がヨーク
がボビンに対してスリーブ軸方向垂直方向にも相対的に
移動可能な状態で係合され、電子制御ユニットと電磁力
発生部とが備えられたケーシングがバルブハウジングに
組付けられる際に、電磁力発生部とスリーブとの間で、
即ち、ヨークとボビンとのスリーブ挿入用の穴とスリー
ブとの間で若干の位置ずれが生じた場合、ヨークとスリ
ーブとが当接して、ヨークがボビンに対してスリーブの
軸方向垂直方向に相対的に移動されることによってこの
位置ずれが吸収され、電磁力発生部とスリーブとの組付
がスムーズに行われる。
【0031】請求項11の圧力制御装置は、請求項5〜
10のいずれか一に記載の作用に加えて、ヨーク本体部
とヨーク端部との凸部がボビンの穴に挿入されてボビン
にヨークが組付けられ、スリーブがヨーク本体部とヨー
ク端部との凸部に挿入されて、ボビン、ひいては電磁力
発生部に挿入されることになる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態により
具体的に説明する。
【0033】(実施の形態1)図1は、請求項8及び請
求項11に関した圧力制御装置を使用した自動車のアン
チロックブレーキシステム(ABS)用アクチュエータ
の断面図であり、ケーシング3とバルブハウジング14
との組付け前の状態を示している。図2は、電磁力発生
部5の分解斜視図であり、図3は、ヨーク8が組付けら
れたボビン7の上面図であり、図4はケーシング3とバ
ルブハウジング14との組付け後の状態を示す断面図で
ある。図1に示すように、1は電子制御ユニットであ
り、接続孔2とスリーブ挿入用の凹部1aを有し、ケー
シング3のケーシング本体部3bにスリーブ13の軸方
向垂直方向に一体的に形成されて電子制御ユニット1が
配設される部屋と電磁力発生部5が配設される部屋とを
区画するベース板部3cの一側に固定される。ベース板
部3は接続孔2に対向する位置にガイド孔4を有し、ス
リーブ13の挿入用の穴3gを有している。電磁力発生
部5は、ソレノイド6と、ソレノイド6が巻かれるボビ
ン7と、ボビン7を囲み磁束通路を形成する磁性材製の
ヨーク8とから構成される。電磁力発生部5に組付けら
れるスリーブ13がバルブハウジング14に組付けられ
ている。スリーブ13は内部にソレノイド6の通電によ
って駆動されて弁部15の開閉を行う可動プランジャ1
6と固定コア17とを収容しており、バルブハウジング
14は車両のブレーキマスタシリンダから車輪のブレー
キ(図示省略)に至る液圧経路の一部を形成するもので
ある。
【0034】図2において、ボビン7の上部(ベース板
部3c側端部)の凸部7bには導体金属から成る接続端
子11の一端部が固定され、ソレノイド6の巻末端が接
続端子11の一端部に接続されている。ヨーク8は四角
枠状を呈し、ボビン7の上部に対向するヨーク端部9
と、ボビン7の側部(ソレノイド6が巻かれた面側)と
下部(バルブハウジング14側端部)とに対向するヨー
ク本体部10との二部材から成り、ヨーク端部9とヨー
ク本体部10とにはそれぞれボビン7の穴7aに挿入さ
れて、且つ、スリーブ13が挿入される円筒状凸部9
a、10aが備えられ、ヨーク端部9にはボビン7の凸
部7b、7bとの間に係合するフランジ部9bが設けら
れ、ヨーク本体部10のボビン7のソレノイド6が巻か
れた面側に対向する部位である側面には、穴10bが設
けられている。ヨーク本体部10の穴10bに係合する
フック部3dがベース板部3cの他側に一体的に形成さ
れている。
【0035】図1〜図3に示すように、ソレノイド6が
巻かれたボビン7の穴7aにヨーク端部9の凸部9aが
挿入されてフランジ部9bが凸部7b、7bとの間に係
合され、ヨーク本体部10の凸部10aが挿入されてボ
ビン7にヨーク8が組付けられ、ヨーク端部9の上面に
付勢部材であるウエーブワッシャ12が配設されてヨー
ク8の穴10b、10bにフック部3d、3dが弾撥的
に係合され、接続端子11の他端部がガイド孔4を介し
て電子制御ユニット1の接続孔2に挿入されてハンダ付
けにより接続されることにより、電磁力発生部5が電子
制御ユニット1とケーシング3とにより保持されること
となる。特にボビン7は接続端子11を介して電子制御
ユニット1に、ヨーク8はフック部3dを介してベース
板部3cに保持されることとなる。加えて、ウエーブワ
ッシャ12はヨーク端部9とベース板部3cとの間に介
装されることになり、更に、ヨーク8とボビン7とのス
リーブ13の軸方向で対向する部位間、即ち、ヨーク端
部9内面とボビン7の上部との間、ヨーク本体部10の
ボビン7の下部に対向する内面とボビン7の下部との間
には変移許容部としての空隙18が設けられ、ヨーク8
とボビン7とのスリーブ13の軸方向垂直方向で対向す
る部位間、即ち、ヨーク8の凸部9a、10aの外周と
ボビン7の穴7aの内周との間、ヨーク本体部10のボ
ビン7の側部に対向する側部内面との間、ヨーク端部9
とフランジ部9bとのボビン7の凸部7bに対向する端
面と凸部7bとの間に変移許容部としての空隙21、2
2が設けられることになる。
【0036】図4において、電子制御ユニット1を覆う
ケーシング3のケーシング上部3aがケーシング本体部
3bに図示しないボルトにより水密的に固定され、電子
制御ユニット1と電磁力発生部5とが組付けられたケー
シング3がバルブハウジング14に図示しないボルトに
より水密的に固定されることにより、ヨーク8の凸部9
a、10aとにスリーブ13が挿入されて、ボビン7、
ひいては、電磁力発生部5、更に、ウエーブワッシャ1
2、ベース板部3cの穴3g、電子制御ユニット1の凹
部1aにスリーブ13が挿入されることとなり、ヨーク
8のヨーク本体部10がバルブハウジング14に当接し
押圧され、ヨーク8とボビン7とのスリーブ13の軸方
向で対向する部位間には空隙18が設けられていること
からヨーク8はボビン7に対して相対的にスリーブ13
の軸方向に移動可能であり、且つ、ヨーク8の穴10b
とフック部3dとがヨーク8がボビン7に対し相対的に
スリーブ13の軸方向に移動可能なように係合されてい
ることから、図4の上方に向かって押し上げられ、ヨー
ク本体部10が押圧されることによりヨーク端部9も押
圧され、ウエーブワッシャ12が圧縮されてヨーク8が
ウエーブワッシャ12の圧縮に伴いスリーブ13の軸方
向に移動されるが、ベース板部3cの他側を支持面とし
たウエーブワッシャ12の復元力によりヨーク8はバブ
ルハウジング14に押圧付勢されることとなる。
【0037】ケーシング3がバルブハウジング14に組
付けられる際に、電磁力発生部5とスリーブ13との間
で、即ち、ヨーク8の凸部9a、10aとスリーブ13
との間で若干の位置ずれが生じた場合、ヨーク8とボビ
ン7とのスリーブ13の軸方向垂直方向で対向する部位
間には空隙21、22が設けられていることからヨーク
8はボビン7に対して相対的にスリーブ13の軸方向垂
直方向に移動可能であり、且つ、ヨーク8の穴10bと
フック部3dとがヨーク8がボビン7に対し相対的にス
リーブ13の軸方向垂直方向にも移動可能なように係合
されていることから、ヨーク8とスリーブ13とが当接
して、ヨーク13がボビン7に対してスリーブ13の軸
方向垂直方向に相対的に移動されることによって、この
ヨーク8の凸部9a、10aとスリーブ13との位置ず
れが吸収され、電磁力発生部5とスリーブ13との組付
がスムーズに行われることとなる。
【0038】以上説明したように、本実施の形態の圧力
制御装置によれば、ヨーク8とボビン7とのスリーブ1
3の軸方向に対向する部位間に空隙18が設けられ、ヨ
ーク8の穴10bとフック部3dとがヨーク8がボビン
7に対して相対的にスリーブ13の軸方向に移動可能な
ように係合されていることにより、電子制御ユニット1
と電磁力発生部5とを備えたケーシング3がバルブハウ
ジング14に組付けられて、ヨーク8がバルブハウジン
グ14に当接しバルブハウジング14によって押し上げ
られた場合、ヨーク8はスリーブ軸方向に移動でき、
又、ヨーク8はボビン7に接触しないことから、バルブ
ハウジング14からの押圧力がボビン7に、ひいては、
接続端子11と電子制御ユニット1の接続孔2との接続
部位に加わることは無い。即ち、接続端子11と接続孔
2即ち電子制御ユニット1との接続は常に安全な状態で
保持されることとなる。又、ヨーク8とボビン7とのス
リーブ13の軸方向垂直方向に対向する部位間に空隙2
1、22が設けられ、ヨーク8の穴10bとフック部3
dとがヨーク8がボビン7に対して相対的にスリーブ1
3の軸方向垂直方向に移動可能なように係合されている
ことにより、電子制御ユニット1と電磁力発生部5とを
備えたケーシング3がバルブハウジング14に組付けら
れる際に、電磁力発生部5とスリーブ13との間で若干
の位置ずれが生じた場合でも、ヨーク8とスリーブ13
とが当接して、ヨーク13がボビン7に対してスリーブ
13の軸方向垂直方向に相対的に移動されることによっ
て、この電磁力発生部5とスリーブ13との位置ずれを
吸収でき、電磁力発生部5とスリーブ13との組付がス
ムーズに行われることとなる。
【0039】従って、電磁力発生部5とスリーブ13と
の組付がスムーズに行われ、又、電気部品である電磁力
発生部5と電子制御ユニット1と、機械部品であるスリ
ーブ13とバルブハウジング14とを、それぞれ別々に
組付けることで組付作業の部品別の分離化をも図りつ
つ、電子制御ユニット1と電磁力発生部5との接続に際
して、導体金属製の接続端子11を用いて接続されるこ
とでより組付の簡素化を図った圧力制御装置を提供する
ことを可能としている。
【0040】更に、ヨーク8は、ウエーブワッシャ12
によりバルブハウジング14に向かって押圧付勢される
ことから、ケーシング3のバルブハウジング14への組
付後は、ヨーク8は常にバルブハウジング14に当接し
た状態を保持することができ、従って、ケーシング3内
でのヨーク8のがたつきを抑制している。加えて、ヨー
ク8はヨーク端部9とヨーク本体部10との二部材から
成り、ケーシング3のバルブハウジング14への組付後
は、ヨーク8はウエーブワッシャ12によりバルブハウ
ジング14に向けて付勢されることから、ヨーク端部9
とヨーク本体部10の側面上端とは常に接続した状態を
維持でき、従って、例えば、凸部9aから可動プランジ
ャ16、固定コア17、凸部10a、ヨーク本体部1
0、ヨーク端部9、凸部9aへと巡回する磁気をロス無
く伝達することができる。
【0041】更に、ヨーク8は、フック部3dによりケ
ーシング3に支持されることから、常に安定してその位
置を保持することができる。
【0042】更に、ヨーク8は、ヨーク端部9と、ヨー
ク本体部10との二部材から構成され、円筒凸部9a、
10aとを備えることから、ボビン7への組付がより容
易にでき、且つ、ヨーク8とボビン7とのそれぞれのス
リーブ13の挿入用の穴の位置ずれをなくすことができ
ることから、スリーブ13の挿入もより容易になされ
る。又、ヨーク8と可動プランジャ16と固定コア17
との磁気の伝達をもよりよくすることができる。
【0043】更に、ボビン7の上部には凸部7b、7b
が設けられ、ヨーク端部9にはフランジ部9bが設けら
れて、フランジ部9bが凸部7b、7bの間に係合され
ることから、ヨーク端部9はボビン7に対してスリーブ
13の軸方向を中心として相対的に回動することを規制
されている。
【0044】本実施の形態においては、ヨーク8は、四
角枠状を呈しているが、とくにこの形状に限定されるも
のではなく、例えば、ボビン7の全体を囲む立方体状、
又は、円柱状のヨークを用いた本発明の圧力制御装置に
おいても同様の作用効果が得られる。
【0045】又、本実施の形態においては、ヨーク8に
は二つの穴10b、10bが配設され、この二つの穴1
0b、10bに係合する二つのフック3d、3dがベー
ス板部3cに備えられて、一つのヨーク8について二つ
のフック3d、3dにより係合支持されているが、特に
これに限定するものではなく、例えば、ヨークはボビン
7の全体を囲む立方体状を呈し、この立方体状ヨークの
側面に三つの穴が設けられ、この三つの穴に係合する三
つのフック部がベース板部に配設されて、一つのヨーク
について三つのフック部が係合する本発明の圧力制御装
置においても同様の作用効果が得られる。
【0046】又、本実施の形態においては、ヨーク8に
は、フック部3dの係合用の穴10bが設けられている
が、特にこれに限定するものではなく、フック部が係合
可能な形状であればよく、例えば、溝や、凹部がヨーク
に設けられた本発明の圧力制御装置においても、同様の
作用効果が得られる。
【0047】又、本実施の形態においては、ウエーブワ
ッシャ12が配設されているが、特にこの付勢部材に限
定するものではなく、例えば、コイルスプリングや板バ
ネを用いた本発明の圧力制御装置においても同様の作用
効果が得られる。
【0048】又、本実施の形態においては、スペースの
有効利用の点から、ベース板部3cと電子制御ユニット
1とに、スリーブ13の挿入用の穴3g、又は、凹部1
aが設けられスリーブ13が挿入されているが、特にこ
の形状に限定するものではなく、例えば、スリーブがベ
ース板部と電子制御ユニットとに挿入されないケーシン
グ構造を呈した本発明の圧力制御装置においても同様の
作用効果が得られる。
【0049】又、本実施の形態においては、接続端子1
1がガイド孔4を介して接続孔2に挿入されてハンダ付
けにより接続されることにより電子制御ユニット1と電
磁力発生部5、即ちボビン7とが接続されているが、特
にこれに限定するものではなく、例えば、電子制御ユニ
ット1が接続端子11に接続される接続端子を備え、こ
の接続端子と接続端子11とが溶接により接続されるこ
とで電子制御ユニット1と電磁力発生部5、即ちボビン
7とが接続され、ボビン7はこの接続端子と接続端子1
1との接続箇所を支持点として支持固定される本発明の
圧力制御装置においても同様の作用効果が得られる。
【0050】又、本実施の形態においては、変移許容部
として空隙18、21、22が設けられているが、例え
ば、変移許容部として弾性部材を設けた本発明の圧力制
御装置においても同様の作用効果が得られる。
【0051】以上、本発明を上記実施の形態に則して説
明したが、本発明は上記態様にのみ限定されるものでは
なく、本発明の原理に準ずる各種態様を含むものであ
る。
【0052】(実施の形態2)図5は、請求項10及び
請求項11に関した圧力制御装置を使用した自動車のア
ンチロックブレーキシステム(ABS)用アクチュエー
タの断面図であり、ケーシング3とバルブハウジング1
4との組付け前の状態を示している。図6は、図5の電
磁力発生部5の分解斜視図であり、図7は、ケーシング
3とバルブハウジング14との組付け後の状態を示す断
面図である。又、ヨーク8が組付けられたボビン7の上
面図は実施の形態1の図3と同様であるので図3を用い
て説明する。尚、実施の形態1と同一の部材には同符号
を付してある。図5に示すように、1は電子制御ユニッ
トであり、接続孔2とスリーブ13の挿入用の凹部1a
とを有し、ケーシング3のケーシング本体部3bにスリ
ーブ13の軸方向垂直方向に一体的に形成されて電子制
御ユニット1が配設される部屋と電磁力発生部5が配設
される部屋とを区画するベース板部3cの一側に固定さ
れる。ベース板部3cは、接続孔2に対向する位置にガ
イド孔4を有し、スリーブ13の挿入用の穴3gを有し
ている。電磁力発生部5は、ソレノイド6と、ソレノイ
ド6が巻かれるボビン7と、ボビン7を囲み磁束通路を
形成する磁性材製のヨーク8とから構成される。電磁力
発生部5に組付けられるスリーブ13がバルブハウジン
グ14に組付けられている。スリーブ13は内部にソレ
ノイド6の通電によって駆動されて弁部15の開閉を行
う可動プランジャ16と固定コア17を収容しており、
バルブハウジング14は車両のブレーキマスターシリン
ダから車輪のブレーキ(図示省略)に至る液圧経路の一
部を形成するものである。
【0053】図6において、ボビン7の上部(ベース板
部3c側端部)の凸部7bには、導体金属から成る接続
端子11の一端部が固定され、ソレノイド6の巻末端が
接続端子11の一端部に接続されている。ヨーク8は四
角枠状を呈し、ボビン7の上部に対向するヨーク端部9
と、ボビン7の側部(ソレノイド6が巻かれた面側)と
下部(バルブハウジング14側端部)とに対向するヨー
ク本体部10との二部材から成り、ヨーク端部9とヨー
ク本体部10とはそれぞれボビン7の穴7aに挿入され
て、且つ、スリーブ13が挿入される円筒状凸部9a、
10aを備え、ヨーク端部9には凸部7b、7b間に係
合するフランジ部9bが設けられ、ヨーク本体部10の
ボビン7のソレノイド6が巻かれた面側に対向する部位
である側面には、穴10bが設けられている。
【0054】ヨーク保持部材19は、略コの字状を呈
し、ヨーク端部9に対向する面にスリーブ13が挿入さ
れる穴19dと上方に折れ曲がった板バネ状の付勢部1
9aを有し、ヨーク本体部10の側面に対向する面にヨ
ーク8の穴10bに係合するよう内方に折れ曲がった第
1フック部19bを有し、第1フック部19bを有した
面から下方に延在して外方に拡がった第2フック部とし
ての舌部19cを有し、一体的に形成されている。
【0055】図3、図5、図6において、ベース板部3
cの他側にバルブハウジング14に向かって突出した突
出部3eが一体的に形成されている。突出部3eと、ボ
ビン7の側部に対向するケーシング本体部3bの側部内
面にはヨーク保持部材19の舌部19cの係合用の凹部
3fが設けられている。
【0056】ソレノイド6が巻かれたボビン7の穴7a
にヨーク端部9の凸部9aが挿入されてフランジ部9b
がボビン7の凸部7b、7b間に係合され、ヨーク本体
部10の凸部10aが挿入されてボビン7にヨーク8が
組付けられ、ヨーク8の穴10b、10bにヨーク保持
部材19の第1フック部19a、19aが弾撥的に係合
されて、ヨーク保持部材19にヨーク8及びボビン7が
組付けられ、接続端子11の他端部がガイド孔4を介し
て電子制御ユニット1の接続孔2にハンダ付けにより接
続され、ヨーク保持部材19の舌部19cが、突出部3
e、及び、ケーシング本体部3bの凹部3fに係合され
て、電磁力発生部5が電子制御ユニット1とケーシング
3とにより保持されることとなる。特にボビン7は接続
端子11を介して電子制御ユニット1に、ヨーク8はヨ
ーク保持部材19を介してベース板部3c及びケーシン
グ本体部3bに保持されることになり、更に、ヨーク8
とボビン7とのスリーブ13の軸方向で対向する部位
間、即ち、ヨーク端部9内面とボビン7の上部との間、
ヨーク本体部10のボビン7下部に対向する内面とボビ
ン7の下部との間には変移許容部としての空隙18が設
けられ、ヨーク8とボビン7とのスリーブ13の軸方向
垂直方向で対向する部位間、即ち、ヨーク8の凸部9
a、10aの外周とボビン7の穴7aの内周との間、ヨ
ーク本体部10のボビン7の側部に対向する側部内面と
の間、ヨーク端部9とフランジ部9bとのボビン7の凸
部7bに対向する端面と凸部7bとの間に変移許容部と
しての空隙21、22が設けられることになる。
【0057】図7において、電子制御ユニット1を覆う
ケーシング3のケーシング上部3aがケーシング本体部
3bに図示しないボルトにより水密的に固定され、電子
制御ユニット1と電磁力発生部5とが組付けられたケー
シング3がバルブハウジング14に図示しないボルトに
より水密的に固定されることにより、ヨーク8の凸部9
a、10aとヨーク保持部材19の穴19dとにスリー
ブ13が挿入されて、ボビン7、ひいては、電磁力発生
部5と、ベース板部3cの穴3g、及び、電子制御ユニ
ット1の凹部1aとにスリーブ13が挿入されることと
なり、ヨーク8のヨーク本体部10がバルブハウジング
14に当接して押圧され、ヨーク8とボビン7とのスリ
ーブ13の軸方向で対向する部位間には空隙18が設け
られていることからヨーク8はボビン7に対して相対的
にスリーブ13の軸方向に移動可能であり、且つ、ヨー
ク8の穴10bとヨーク保持部材19の第1フック部1
9bとがヨーク8がボビン7に対し相対的にスリーブ1
3の軸方向に移動可能なように係合されていることか
ら、図7の上方に向かって押し上げられ、ヨーク本体部
10が押圧されることによりヨーク端部9も押圧され、
ヨーク保持部材19の付勢部19aが圧縮され、ヨーク
8が付勢部19aの圧縮に伴いスリーブ13の軸方向に
移動されるが、付勢部19aの復元力によりヨーク8は
バブルハウジング14に押圧付勢されることになる。
【0058】ケーシング3がバルブハウジング14に組
付けられる際に、電磁力発生部5とスリーブ13との間
で、即ち、ヨーク8の凸部9a、10aとスリーブ13
との間で若干の位置ずれが生じた場合、ヨーク8とボビ
ン7とのスリーブ13の軸方向垂直方向で対向する部位
間には空隙21、22が設けられていることからヨーク
8はボビン7に対して相対的にスリーブ13の軸方向垂
直方向に移動可能であり、且つ、ヨーク8の穴10bと
ヨーク保持部材19の第1フック部19bとがヨーク8
がボビン7に対し相対的にスリーブ13の軸方向垂直方
向にも移動可能なように係合されていることから、ヨー
ク8とスリーブ13とが当接して、ヨーク13がボビン
7に対してスリーブ13の軸方向垂直方向に相対的に移
動されることによって、このヨーク8の凸部9a、10
aとスリーブ13との位置ずれが吸収され、電磁力発生
部5とスリーブ13との組付がスムーズに行われること
となる。
【0059】以上説明したように、本実施の形態の圧力
制御装置によれば、ヨーク8とボビン7とのスリーブ1
3の軸方向に対向する部位間に空隙18が設けられ、ヨ
ーク8がヨーク保持部材19によりヨーク8がボビン7
に対して相対的にスリーブ13の軸方向に移動可能なよ
うに支持されていることにより、電子制御ユニット1と
電磁力発生部5とを備えたケーシング3がバルブハウジ
ング14に組付けられて、ヨーク8がバルブハウジング
14に当接しバルブハウジング14によって押し上げら
れた場合、ヨーク8はボビン7に対してスリーブ13の
軸方向に相対的に移動でき、又、ヨーク8はボビン7に
接触しないことから、バルブハウジング14からの押圧
力がボビン7、ひいては、接続端子11と電子制御ユニ
ット1の接続孔2との接続部位に加わることは無い。即
ち、接続端子11と接続孔2即ち電子制御ユニット1と
の接続は常に安全な状態で保持されることとなる。更
に、ヨーク8とボビン7とのスリーブ13の軸方向垂直
方向に対向する部位間に空隙21、22が設けられ、ヨ
ーク8がヨーク保持部材19によりヨーク8がボビン7
に対して相対的にスリーブ13の軸方向垂直方向にも移
動可能なように支持されていることにより、電子制御ユ
ニット1と電磁力発生部5とを備えたケーシング3がバ
ルブハウジング14に組付けられ、電磁力発生部5とス
リーブ13との間で若干の位置ずれが生じた場合でも、
ヨーク8とスリーブ13とが当接して、ヨーク13がボ
ビン7に対してスリーブ13の軸方向垂直方向に相対的
に移動されることによって、この電磁力発生部5とスリ
ーブ13との位置ずれを吸収でき、電磁力発生部5とス
リーブ13との組付がスムーズに行われることとなる。
【0060】従って、電磁力発生部5とスリーブ13と
の組付がスムーズに行われ、又、電気部品である電磁力
発生部5と電子制御ユニット1と、機械部品であるスリ
ーブ13とバルブハウジング14とを、それぞれ別々に
組付けることで組付作業の部品別の分離化をも図りつ
つ、電子制御ユニット1と電磁力発生部5との接続に際
して、金属接続端子11を用いて接続されることでよ
り、組付の簡素化を図った圧力制御装置を提供すること
を可能としている。
【0061】更に、ヨーク8は、ヨーク保持部材19の
付勢部19aによりベース板部3cを支持面としてバル
ブハウジング14に向かって押圧付勢されることから、
ケーシング3のバルブハウジング14への組付後は、ヨ
ーク8は常にバルブハウジング14に当接した状態を保
持することができ、従って、ケーシング3内でのヨーク
8のがたつきを抑制することができる。加えて、ヨーク
8はヨーク端部9とヨーク本体部10との二部材から成
り、ケーシング3のバルブハウジング14への組付後
は、ヨーク8は付勢部19aによりバルブハウジング1
4に向けて付勢されることから、ヨーク端部9とヨーク
本体部10の側面上端とは常に接続した状態を維持で
き、従って、例えば、凸部9aから可動プランジャ1
6、固定コア17、凸部10a、ヨーク本体部10、ヨ
ーク上部9、凸部9aへと巡回する磁気をロス無く伝達
することができる。
【0062】更に、ヨーク8は、ヨーク保持部材19に
よりケーシング3に支持されることから、常に安定して
その位置を保持することができる。
【0063】更に、ヨーク8は、ヨーク端部9と、ヨー
ク本体部10との二部材から構成され、円筒凸部9a、
10aとを備えることから、ボビン7への組付がより容
易にでき、且つ、ヨーク8とボビン7とのそれぞれのス
リーブ13の挿入用の穴の位置ずれをなくすことができ
ることから、スリーブ13の挿入もより容易になされ
る。又、ヨーク8と可動プランジャ16と固定コア17
との磁気の伝達をもよりよくすることができる。
【0064】更に、ボビン7の上部には凸部7b、7b
が設けられ、ヨーク端部9にはフランジ部9bが設けら
れて、フランジ部9bが凸部7b、7bの間に係合され
ることから、ヨーク上部9はボビン7に対してスリーブ
13の軸方向を中心として相対的に回動することを規制
されている。
【0065】本実施の形態においては、ヨーク8は、四
角枠状を呈しているが、とくにこの形状に限定されるも
のではなく、例えば、ボビン7の全体を囲む立方体状、
又は、円柱状のヨークを用いた本発明の圧力制御装置に
おいても同様の作用効果が得られる。
【0066】又、本実施の形態において、ヨーク8には
二つの穴10b、10bが配設され、この二つの穴10
b、10bに係合する二つの第1フック部19b、19
bがヨーク保持部材19に備えられて、一つのヨーク8
について二つの第1フック部19b、19bにより係合
支持されているが、特にこれに限定するものではなく、
例えば、ヨークはボビン7の全体を囲む立方体状を呈
し、この立方体状ヨークの側面に三つの穴が設けられ、
この三つの穴に係合する三つの第1フック部がヨーク保
持部材に配設されて、一つのヨークについて三つの第1
フック部が係合する本発明の圧力制御装置においても同
様の作用効果が得られる。
【0067】又、本実施の形態においては、ヨーク8に
は第1フック部19bが係合する穴10bが設けられて
いるが、特にこれに限定するものではなく、第1フック
部19bが係合可能な形状であればよく、例えば、溝や
凹部がヨーク8に設けられた本発明の圧力制御装置にお
いても同様の作用効果が得られる。
【0068】又、本実施の形態においては、ヨーク保持
部材19は第2フック部として舌部19cを二つ備え、
この舌部19cに対応するべく、突出部3eとケーシン
グ本体部3bとに係合用凹部3fが設けられているが、
特にこれに限定するものではなく、例えば、ヨーク保持
部材は第2フック部としての舌部を三つ備え、この舌部
に対応すべく、突出部とケーシング本体部とに係合用凹
部が設けられた本発明の圧力制御装置においても同様の
作用効果が得られる。
【0069】又、本実施の形態においては、ヨーク保持
部材19の舌部19cの係合用凹部3fが、突出部3e
とケーシング本体部3bとに設けられているが、特にこ
れに限定するものではなく、例えば、ヨーク保持部材1
9の舌部19cの係合用凹部が突出部3eのみに設けら
れた本発明の圧力制御装置においても同様の作用効果が
得られる。
【0070】又、本実施の形態において、ヨーク保持部
材19の舌部19cの係合用に凹部3fが設けられてい
るが、特にこれに限定するものではなく、例えば、係合
用の切欠き溝や、係合用の穴であってもよく、又、ヨー
ク保持部材19の第2フック部として舌部19cが形成
されているが、特にこれに限定するものではない。
【0071】又、本実施の形態においては、ヨーク保持
部材19の付勢部19aは板バネ状を呈しているがとく
にこれに限定するものではなく、例えば、皿バネ状の付
勢部を有したヨーク保持部材を用いた本発明の圧力制御
装置においても同様の作用効果が得られる。
【0072】又、本実施の形態においては、スペースの
有効利用の点から、ベース板部3cと電子制御ユニット
1とに、スリーブ13の挿入用の穴3g、又は、凹部1
aが設けられスリーブ13が挿入されているが、特にこ
の形状に限定するものではなく、例えば、スリーブがベ
ース板部と電子制御ユニットとに挿入されないケーシン
グ構造を呈した本発明の圧力制御装置においても同様の
作用効果が得られる。
【0073】又、本実施の形態においては、接続端子1
1がガイド孔4を介して接続孔2に挿入されてハンダ付
けにより接続されることにより電子制御ユニット1と電
磁力発生部5、即ちボビン7とが接続されているが、特
にこれに限定するものではなく、例えば、電子制御ユニ
ット1が接続端子11に接続される接続端子を備え、こ
の接続端子と接続端子11とが溶接により接続されるこ
とで電子制御ユニット1と電磁力発生部5、即ちボビン
7とが接続され、ボビン7はこの接続端子と接続端子1
1との接続箇所を支持点として支持固定される本発明の
圧力制御装置においても同様の作用効果が得られる。
【0074】又、本実施の形態においては、変移許容部
として空隙18、21、22が設けられているが、例え
ば、変移許容部として弾性部材を設けた本発明の圧力制
御装置においても同様の作用効果が得られる。
【0075】以上、本発明を上記実施の形態に則して説
明したが、本発明は上記態様にのみ限定されるものでは
なく、本発明の原理に準ずる各種態様を含むものであ
る。
【0076】(実施の形態3)図8は、請求項8及び請
求項10に関した圧力制御装置を使用した自動車のアン
チロックブレーキシステム(ABS)用アクチュエータ
の電磁力発生部5の分解斜視図である。尚、プレート2
0以外は、実施の形態1と同様であるので説明は省略す
る。図8に示すように、ボビン7の上部(ベース板部3
c側端部)の凸部7bには導体金属から成る接続端子1
1の一端部が固定され、ソレノイド6の巻末端が接続端
子11の一端部に接続されている。ヨーク8は四角枠状
を呈し、ボビン7の上部に対向するヨーク端部9と、ボ
ビン7の側部(ソレノイド6が巻かれた面側)と下部
(バルブハウジング14側端部)とに対向するヨーク本
体部10との二部材から成り、ヨーク端部9とヨーク本
体部10とにはそれぞれボビン7の穴7aに挿入され
て、且つ、スリーブ13が挿入される円筒状凸部9a、
10aが備えられ、ヨーク端部9には、ボビン7の凸部
7b、7bとの間に係合するフランジ部9bが設けら
れ、ヨーク本体部10のボビン7のソレノイド6が巻か
れた面側に対向する部位である側面には、穴10bが設
けられている。ヨーク本体部10の穴10bに係合する
フック部3dがベース板部3cの他側に一体的に形成さ
れている。付勢部材としてのプレート20は、上方に向
かって跳ね上がった付勢部20aとスリーブ13の挿入
用の穴20bとボビン7の凸部7b、7bとの間に嵌合
するフランジ部20cを有している。
【0077】ソレノイド6が巻かれたボビン7の穴7a
に、ヨーク端部9の凸部9aが挿入されフランジ部9b
が凸部7b、7bとの間に嵌合され、ヨーク本体部10
の凸部10aが挿入されてボビン7にヨーク8が組付け
られ、ヨーク上部9の上面にプレート20がフランジ部
20Cをボビン7の凸部7b、7bとの間に係合されつ
つ配設されてヨーク8の穴10b、10bにフック部3
d、3dが弾撥的に係合され、接続端子11の他端部が
ガイド孔4を介して電子制御ユニット1の接続孔2にハ
ンダ付けにより接続されることにより、電磁力発生部5
が電子制御ユニット1とケーシング3とにより保持され
ることとなる。特にボビン7は接続端子11を介して電
子制御ユニット1に、ヨーク8はフック部3dを介して
ベース板部3cに保持されることとなる。加えて、プレ
ート12はヨーク端部9とベース板部3cとの間に介装
されることになり、更に、ヨーク8とボビン7とのスリ
ーブ13の軸方向で対向する部位間、即ち、ヨーク端部
9内面とボビン7の上部との間、ヨーク本体部10のボ
ビン7下部に対向する内面とボビン7の下部との間には
変移許容部としての空隙18が設けられ、ヨーク8とボ
ビン7とのスリーブ13の軸方向垂直方向で対向する部
位間、即ち、ヨーク8の凸部9a、10aの外周とボビ
ン7の穴7aの内周との間、ヨーク本体部10のボビン
7の側部に対向する側部内面との間、ヨーク端部9とフ
ランジ部9bとのボビン7の凸部7bに対向する端面と
凸部7bとの間に変移許容部としての空隙21、22が
設けられることになる。
【0078】電子制御ユニット1を覆うケーシング3の
ケーシング上部3aがケーシング本体部3bに図示しな
いボルトにより水密的に固定され、電子制御ユニット1
と電磁力発生部5とが組付けられたケーシング3がバル
ブハウジング14に図示しないボルトにより水密的に固
定されることにより、ヨーク8の凸部9a、10aとに
スリーブ13が挿入されて、ボビン7、ひいては、電磁
力発生部5、更に、リングスプリング12、ベース板部
3cの穴3g、電子制御ユニット1の凹部1aにスリー
ブ13が挿入されることとなり、ヨーク8のヨーク本体
部10がバルブハウジング14に当接し押圧され、ヨー
ク8とボビン7とのスリーブ13の軸方向で対向する部
位間には空隙18が設けられていることからヨーク8は
ボビン7に対して相対的にスリーブ13の軸方向に移動
可能であり、且つ、ヨーク8の穴10bとフック部3d
とがヨーク8がボビン7に対し相対的にスリーブ13の
軸方向に移動可能なように係合されていることから、上
方に向かって押し上げられ、ヨーク本体部10が押圧さ
れることによりヨーク端部9も押圧され、付勢部20a
が圧縮されてヨーク8が付勢部20aの圧縮に伴いスリ
ーブ13の軸方向に移動されるが、ベース板部3cの他
側を支持面とした付勢部20aの復元力によりヨーク8
はバブルハウジング14に押圧付勢されることとなる。
【0079】ケーシング3がバルブハウジング14に組
付けられる際に、電磁力発生部5とスリーブ13との間
で、即ち、ヨーク8の凸部9a、10aとスリーブ13
との間で若干の位置ずれが生じた場合、ヨーク8とボビ
ン7とのスリーブ13の軸方向垂直方向で対向する部位
間には空隙21、22が設けられていることからヨーク
8はボビン7に対して相対的にスリーブ13の軸方向垂
直方向に移動可能であり、且つ、ヨーク8の穴10bと
フック部3dとがヨーク8がボビン7に対し相対的にス
リーブ13の軸方向垂直方向にも移動可能なように係合
されていることから、ヨーク8とスリーブ13とが当接
して、ヨーク13がボビン7に対してスリーブ13の軸
方向垂直方向に相対的に移動されることによって、この
ヨーク8の凸部9a、10aとスリーブ13との位置ず
れが吸収され、電磁力発生部5とスリーブ13との組付
がスムーズに行われることとなる。
【0080】プレート20は、フランジ部20cがボビ
ン7の凸部7b、7b間に係合されることにより、スリ
ーブ13の軸方向を中心として電磁力発生部5に対して
相対的に回動することが規制されている。その他の作用
効果は実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
【0081】(実施の形態4)図9は、請求項7及び請
求項10に関した圧力制御装置を使用した自動車のアン
チロックブレーキシステム(ABS)用アクチュエータ
の断面図である。尚、空隙21、22が設けられていな
いことを除いては、実施の形態1と同様であるので説明
は省略する。図9に示すように、1は電子制御ユニット
であり、接続孔2とスリーブ挿入用の凹部1aを有し、
ケーシング3のケーシング本体部3bにスリーブ13の
軸方向垂直方向に一体的に形成されて電子制御ユニット
1が配設される部屋と電磁力発生部5が配設される部屋
とを区画するベース板部3cの一側に固定される。ベー
ス板部3は接続孔2に対向する位置にガイド孔4を有
し、スリーブ13の挿入用の穴3gを有している。電磁
力発生部5は、ソレノイド6と、ソレノイド6が巻かれ
るボビン7と、ボビン7を囲み磁束通路を形成する磁性
材製のヨーク8とから構成される。電磁力発生部5に組
付けられるスリーブ13がバルブハウジング14に組付
けられている。スリーブ13は内部にソレノイド6の通
電によって駆動されて弁部15の開閉を行う可動プラン
ジャ16と固定コア17とを収容しており、バルブハウ
ジング14は、車両のブレーキマスタシリンダから車輪
のブレーキ(図示省略)に至る液圧経路の一部を形成す
るものである。 ボビン7の上部の凸部7bには導体金
属から成る接続端子11の一端部が固定され、ソレノイ
ド6の巻末端が接続端子11の一端部に接続されてい
る。
【0082】ヨーク8は四角枠状を呈し、ボビン7の上
部(ベース板部3c側端部)に対向するヨーク端部9
と、ボビン7の側部(ソレノイド6が巻かれた面側)と
下部(バルブハウジング14側端部)とに対向するヨー
ク本体部10との二部材から成り、ヨーク端部9とヨー
ク本体部10とにはそれぞれボビン7の穴7aに挿入さ
れて、且つ、スリーブ13が挿入される円筒状凸部9
a、10aが備えられ、ヨー端部9にはボビン7の凸部
7b、7bとの間に係合するフランジ部9bが設けら
れ、ヨーク本体部10のボビン7のソレノイド6が巻か
れた面側に対向する部位である側面には、穴10bが設
けられている。ヨーク本体部10の穴10bに係合する
フック部3dがベース板部3cの他側に一体的に形成さ
れている。
【0083】ソレノイド6が巻かれたボビン7の穴7a
にヨーク端部9の凸部9aが挿入されてフランジ部9b
が凸部7b、7bとの間に係合され、ヨーク本体部10
の凸部10aが挿入されてボビン7にヨーク8が組付け
られ、ヨーク端部9の上面に付勢部材であるウエーブワ
ッシャ12が配設されてヨーク8の穴10b、10bに
フック部3d、3dが弾撥的に係合され、接続端子11
の他端部がガイド孔4を介して電子制御ユニット1の接
続孔2に挿入されてハンダ付けにより接続されることに
より、電磁力発生部5が電子制御ユニット1とケーシン
グ3とにより保持されることとなる。特にボビン7は接
続端子11を介して電子制御ユニット1に、ヨーク8は
フック部3dを介してベース板部3cに保持されること
となる。
【0084】加えて、ウエーブワッシャ12はヨーク端
部9とベース板部3cとの間に介装されることになり、
更に、ヨーク8とボビン7とのスリーブ13の軸方向で
対向する部位間、即ち、ヨーク端部9内面とボビン7の
上部との間、ヨーク本体部10のボビン7下部に対向す
る内面とボビン7の下部との間には変移許容部としての
空隙18が設けられることになる。
【0085】電子制御ユニット1を覆うケーシング3の
ケーシング上部3aがケーシング本体部3bに図示しな
いボルトにより水密的に固定され、電子制御ユニット1
と電磁力発生部5とが組付けられたケーシング3がバル
ブハウジング14に図示しないボルトにより水密的に固
定されることにより、ヨーク8の凸部9a、10aとに
スリーブ13が挿入されて、ボビン7、ひいては、電磁
力発生部5、更に、リングスプリング12、ベース板部
3cの穴3g、電子制御ユニット1の凹部1aにスリー
ブ13が挿入されることとなり、ヨーク8のヨーク本体
部10がバルブハウジング14に当接し押圧され、ヨー
ク8とボビン7とのスリーブ13の軸方向で対向する部
位間には空隙18が設けられていることからヨーク8は
ボビン7に対して相対的にスリーブ13の軸方向に移動
可能であり、且つ、ヨーク8の穴10bとフック部3d
とがヨーク8がボビン7に対し相対的にスリーブ13の
軸方向に移動可能なように係合されていることから、図
9の上方に向かって押し上げられ、ヨーク本体部10が
押圧されることによりヨーク端部9も押圧され、ウエー
ブワッシャ12が圧縮されてヨーク8がウエーブワッシ
ャ12の圧縮に伴いスリーブ13の軸方向に移動される
が、ベース板部3cの他側を支持面としたウエーブワッ
シャ12の復元力によりヨーク8はバブルハウジング1
4に押圧付勢されることとなる。
【0086】以上説明したように、本実施の形態の圧力
制御装置によれば、ヨーク8とボビン7とのスリーブ1
3の軸方向に対向する部位間に空隙18が設けられ、ヨ
ーク8の穴10bとフック部3dとがヨーク8がボビン
7に対して相対的にスリーブ13の軸方向に移動可能な
ように係合されていることにより、電子制御ユニット1
と電磁力発生部5とを備えたケーシング3がバルブハウ
ジング14に組付けられて、ヨーク8がバルブハウジン
グ14に当接しバルブハウジング14によって押し上げ
られた場合、ヨーク8はスリーブ軸方向に移動でき、
又、ヨーク8はボビン7に接触しないことから、バルブ
ハウジング14からの押圧力がボビン7に、ひいては、
接続端子11と電子制御ユニット1の接続孔2との接続
部位に加わることは無い。即ち、接続端子11と接続孔
2即ち電子制御ユニット1との接続は常に安全な状態で
保持されることとなる。
【0087】従って、電磁力発生部5とスリーブ13と
の組付がスムーズに行われ、又、電気部品である電磁力
発生部5と電子制御ユニット1と、機械部品であるスリ
ーブ13とバルブハウジング14とを、それぞれ別々に
組付けることで組付作業の部品別の分離化をも図りつ
つ、電子制御ユニット1と電磁力発生部5との接続に際
して、導体金属製の接続端子11を用いて接続されるこ
とでより組付の簡素化を図った圧力制御装置を提供する
ことを可能としている。
【0088】特に、ヨーク8の円筒状凸部9a、10a
の内周面とスリーブ13の外周面とにおいて空隙を設け
ることにより、電子制御ユニット1と電磁力発生部5と
を備えたケーシング3がバルブハウジング14に組付け
られる際に、電磁力発生部5とスリーブ13との間で若
干の位置ずれが生じた場合でも、この電磁力発生部5と
スリーブ13との位置ずれを吸収でき、電磁力発生部5
とスリーブ13との組付がスムーズに行われることとな
る。
【0089】その他の作用効果は、ヨーク8がボビン7
に対してスリーブ13の軸方向垂直方向に相対的に移動
可能である旨の作用効果を除いた実施の形態1の作用効
果と同様であるので説明は省略する。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、ヨークとボビンとのスリーブの軸方向に対向す
る部位間に変移許容部が設けられてボビンに対してヨー
クがスリーブの軸方向に相対的に移動可能とされたこと
により、電子制御ユニットと電磁力発生部とを備えたケ
ーシングがバルブハウジングに組付けられて、ヨークが
バルブハウジングに当接しバルブハウジングによって押
し上げられた場合、ヨークはスリーブ軸方向に移動で
き、又、ヨークはボビンに接触しないことから、バルブ
ハウジングからの押圧力がボビンを介して接続端子の電
子制御ユニット側との接続部位に加わることは無い。即
ち、接続端子と電子制御ユニット側との接続は常に安全
な状態で保持されることとなる。従って、電磁力発生部
とスリーブとの組付がスムーズに行われ、又、電気部品
である電磁力発生部と電子制御ユニットと機械部品であ
るスリーブとバルブハウジングとを、それぞれ別々に組
付けることで組付作業の部品別の分離化をも図りつつ、
電子制御ユニットと電磁力発生部との接続に際して、金
属接続端子を用いて接続されることでより、組付の簡素
化を図った圧力制御装置を提供することを可能としてい
る。
【0091】請求項2の発明によれば、請求項1の効果
に加えて、ヨークとボビンとのスリーブの軸方向垂直方
向に対向する部位間に変移許容部が設けられてボビンに
対してヨークがスリーブの軸方向垂直方向に相対的に移
動可能とされたことにより、ヨークはボビンに対して相
対的に三次元方向に移動可能とされ、電子制御ユニット
と電磁力発生部とを備えたケーシングがバルブハウジン
グに組付けらる際に、電磁力発生部とスリーブとの間で
若干の位置ずれが生じた場合でも、ヨークがスリーブに
当接してボビンに対してスリーブの軸方向垂直方向に相
対的に移動されることにより、この電磁力発生部とスリ
ーブとの位置ずれを吸収でき、電磁力発生部とスリーブ
との組付がスムーズに行われることとなる。
【0092】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2の発明の効果に加えて、ヨークは、付勢部材によ
りバルブハウジングに向かって押圧付勢されることか
ら、ケーシングのバルブハウジングへの組付後は、ヨー
クは常にバルブハウジングに当接した状態を保持するこ
とができ、従って、ケーシング内でのヨークのがたつき
を抑制している。
【0093】請求項4の発明によれば、請求項3の発明
の効果に加えて、ヨークは、付勢部材によりベース板部
の他側を支持面としてバルブハウジングに向かって押圧
付勢されることから、ケーシングのバルブハウジングへ
の組付後は、ヨークは常にバルブハウジングに当接した
状態を保持することができ、従って、ケーシング内での
ヨークのがたつきを抑制している。
【0094】請求項5の発明によれば、請求項1〜4の
いずれか一に記載の発明の効果に加えて、ヨークは保持
部により、ボビンに対してスリーブの軸方向に相対的に
移動可能に支持されつつ、常に安定した位置を保持する
ことができる。
【0095】請求項6の発明によれば、請求項5の発明
の効果に加えて、ヨークは保持部により、ボビンに対し
てスリーブの軸方向垂直方向にも相対的に移動可能に支
持されつつ、常に安定した位置を保持することができ
る。
【0096】請求項7の発明によれば、請求項5の発明
の効果に加えて、ヨークは、フック部によりボビンに対
してスリーブの軸方向に相対的に移動可能な状態でケー
シングに支持されることから、常に安定した位置を保持
することができる。
【0097】請求項8の発明によれば、請求項6の発明
の効果に加えて、ヨークは、フック部によりボビンに対
してスリーブの軸方向に、且つ、スリーブの軸方向垂直
方向にも相対的に移動可能な状態でケーシングに支持さ
れることから、常に安定した位置を保持することができ
る。
【0098】請求項9の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加えて、ヨークは、ヨーク保持部材の付勢部に
よりバルブハウジングに向かって押圧付勢されることか
ら、ケーシングのバルブハウジングへの組付後は、ヨー
クは常にバルブハウジングに当接した状態を保持するこ
とができ、従って、ケーシング内でのヨークのがたつき
を抑制でき、ヨーク保持部材の第1フック部がヨークの
穴にボビンに対してスリーブの軸方向に相対的に移動可
能なように係り、ヨーク保持部材の第2フック部が突出
部又はケーシングの係合用凹部に係ることによりケーシ
ングに支持されることから、常に安定した位置を保持す
ることができる。
【0099】請求項10の発明によれば、請求項9の発
明の効果に加えて、ヨーク保持部材の第1フック部がヨ
ークの穴にボビンに対してスリーブの軸方向垂直方向に
も相対的に移動可能なように係る。
【0100】請求項11の発明によれば、請求項5〜1
0の発明の効果に加えて、ヨークは、ヨーク端部と、ヨ
ーク本体部との二部材から構成され、ヨーク端部とヨー
ク本体部とはそれぞれ、ボビンの穴に挿入される凸部を
備えることから、ヨークのボビンへの組付がより容易に
でき、ヨークとボビンとの穴の位置ずれをなくすことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の自動車ABS用アクチュエータ
の断面図。
【図2】図1の一部拡大斜視図。
【図3】図1の一部拡大上面図。
【図4】図1の組付時の断面図。
【図5】実施の形態2の自動車ABS用アクチュエータ
の断面図。
【図6】図5の一部拡大斜視図。
【図7】図5の組付時の断面図。
【図8】実施の形態3の電磁力発生部の分解斜視図。
【図9】実施の形態4の自動車ABS用アクチュエータ
の断面図。
【符号の説明】
1 電子制御ユニット 3 ケーシング 3c ベース板部 3d フック部 3e 突出部 3g 凹部 5 電磁力発生部 6 ソレノイド 7 ボビン 8 ヨーク 9 ヨーク端部 9a 円筒凸部 10 ヨーク本体部 10a 円筒凸部 10b 穴 11 接続端子 12 ウエーブワッシャ 13 スリーブ 14 バルブハウジング 15 弁部 16 可動プランジャ 18 空隙 19 ヨーク保持部材 19a 付勢部 19b 第1フ
ック部 19c 舌部 20 プレート 20a 付勢部 21、22 空隙

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子制御ユニットと、該電子制御ユニッ
    トに電気的に接続されるソレノイドと該ソレノイドが巻
    かれるボビンと該ボビンの少なくとも両端部側と前記ソ
    レノイドが巻かれる面側とを囲み磁束通路を構成するヨ
    ークとから成る電磁力発生部と、前記ソレノイドの通電
    により駆動される可動プランジャを収容し前記ヨークと
    前記ボビンとに挿入されるスリーブを有したバルブハウ
    ジングと、該バルブハウジングに固定され前記電子制御
    ユニットと前記電磁力発生部と前記スリーブとを覆うケ
    ーシングとから成り、前記ケーシングは同ケーシング内
    において前記電子制御ユニットが配設される部屋と前記
    電磁力発生部が配設される部屋とを区画し一側に同電子
    制御ユニットが固定されるベース板部を有し、前記ボビ
    ンは前記ソレノイドの巻末端が接続される導体金属から
    成る接続端子を備え、前記電子制御ユニットと前記電磁
    力発生部とは少なくとも前記接続端子により電気的に接
    続され、前記ヨークと前記ボビンとの前記スリーブの軸
    方向で対向する部位間には変移許容部が設けられて同ヨ
    ークが同ボビンに対して同スリーブの軸方向に相対的に
    移動可能とされた圧力制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ヨークと前記ボビンとの前記スリー
    ブの軸方向垂直方向で対向する部位間にも変移許容部が
    設けられて、同ヨークが同ボビンに対して同スリーブの
    軸方向垂直方向にも相対的に移動可能とされた請求項1
    の圧力制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ヨークを前記バルブハウジングに向
    けて付勢する付勢部材が配設された請求項1又は請求項
    2の圧力制御装置。
  4. 【請求項4】 前記ケーシング内において、前記ベース
    板部は前記スリーブの軸方向垂直方向に配設され、前記
    ベース板部の他側を支持面として前記ヨークを前記バル
    ブハウジングに向けて付勢する前記付勢部材が配設され
    た請求項3の圧力制御装置。
  5. 【請求項5】 前記ヨークを前記ボビンに対して前記ス
    リーブの軸方向に相対的に移動可能な状態で支持する保
    持部を有した請求項1〜4のいずれか一に記載の圧力制
    御装置。
  6. 【請求項6】 前記保持部は前記ヨークを前記ボビンに
    対して前記スリーブの軸方向垂直方向にも相対的に移動
    可能な状態で支持する請求項5の圧力制御装置。
  7. 【請求項7】 前記ヨークは穴を有し、前記ベース板部
    の他側には前記ヨークの穴に係合して前記ヨークを前記
    ボビンに対して前記スリーブの軸方向に相対的に移動可
    能な状態で支持する前記保持部としてのフック部が設け
    られた請求項5の圧力制御装置。
  8. 【請求項8】 前記ヨークは穴を有し、前記ベース板部
    の他側には前記ヨークの穴に係合して前記ヨークを前記
    ボビンに対して前記スリーブの軸方向に、及び、前記ス
    リーブの軸方向垂直方向にも相対的に移動可能な状態で
    支持する前記保持部としてのフック部が設けられた請求
    項6の圧力制御装置。
  9. 【請求項9】 前記ケーシング内において前記ベース板
    部は前記スリーブの軸方向垂直方向に配設され、前記ヨ
    ークは穴を有し、前記ベース板部の他側には前記バルブ
    ハウジング向かって突出する突出部が設けられ、少なく
    とも前記ケーシングの前記スリーブの軸方向に平行な面
    と前記突出部とのいずれか一方には係合用凹部が設けら
    れ、前記ベース板部の他側を支持面として前記ヨークを
    前記バルブハウジングに向かって付勢する付勢部と前記
    ヨークの穴に係合し同ヨークを前記ボビンに対して前記
    スリーブの軸方向に相対的に移動可能な状態で支持する
    第1フック部と前記係合用凹部に係合する第2フック部
    とを備えたヨーク保持部材が配設された請求項1又は請
    求項2の圧力制御装置。
  10. 【請求項10】 前記第1フック部は前記ヨークの穴に
    係合し同ヨークを前記ボビンに対して前記スリーブの軸
    方向垂直方向にも相対的に移動可能な状態で支持する請
    求項9の圧力制御装置。
  11. 【請求項11】 前記ヨークは、前記ボビンの両端部の
    内で前記バルブハウジング側の一端部側と前記ソレノイ
    ドが巻かれる面側とに対向するヨーク本体部と、前記ボ
    ビンの他端部側に対向するヨーク端部とから成り、前記
    ヨーク本体部と前記ヨーク端部とはそれぞれ前記ボビン
    の穴に嵌入され且つ前記スリーブが挿入される凸部を備
    え、前記ヨークの穴は前記ヨーク本体部の前記ボビンの
    前記ソレノイドが巻かれる面側に対向する部位に設けら
    れた請求項5〜10のいずれか一に記載の圧力制御装
    置。
JP7283963A 1995-10-31 1995-10-31 圧力制御装置 Pending JPH09126207A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7283963A JPH09126207A (ja) 1995-10-31 1995-10-31 圧力制御装置
DE19644963A DE19644963B4 (de) 1995-10-31 1996-10-29 Druckregelgerät
US08/741,364 US5823507A (en) 1995-10-31 1996-10-30 Pressure control apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7283963A JPH09126207A (ja) 1995-10-31 1995-10-31 圧力制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09126207A true JPH09126207A (ja) 1997-05-13

Family

ID=17672499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7283963A Pending JPH09126207A (ja) 1995-10-31 1995-10-31 圧力制御装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5823507A (ja)
JP (1) JPH09126207A (ja)
DE (1) DE19644963B4 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010076163A (ko) * 1999-08-03 2001-08-11 모치즈키 아키히로 압력 제어 장치
JP2001253338A (ja) * 2000-02-26 2001-09-18 Wabco Gmbh & Co Ohg ブレーキ圧力変調器の予備制御ユニットのための弁装置
KR20010088198A (ko) * 2000-03-11 2001-09-26 밍 루 차량용 전자제어유닛 어셈블리
CN100348899C (zh) * 2003-05-26 2007-11-14 株式会社日立制作所 电磁阀单元
JPWO2021038376A1 (ja) * 2019-08-29 2021-03-04

Families Citing this family (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3617022B2 (ja) * 1997-03-26 2005-02-02 日清紡績株式会社 液圧制御装置
DE19728303A1 (de) * 1997-07-03 1999-01-07 Itt Mfg Enterprises Inc Elektrohydraulische Druckregelvorrichtung
JPH1143031A (ja) * 1997-07-25 1999-02-16 Nisshinbo Ind Inc 液圧ブレーキ制御装置
US6000679A (en) * 1997-12-11 1999-12-14 General Motors Corporation Solenoid coil attachment mechanism
JP3627485B2 (ja) * 1997-12-17 2005-03-09 三菱電機株式会社 車両用圧力制御装置
US6309541B1 (en) * 1999-10-29 2001-10-30 Ontogen Corporation Apparatus and method for multiple channel high throughput purification
JP3749026B2 (ja) * 1998-11-27 2006-02-22 三菱電機株式会社 ソレノイドバルブの固定装置
DE19940696A1 (de) 1999-04-15 2000-10-19 Continental Teves Ag & Co Ohg Ventilspulenträger
DE10003205A1 (de) * 1999-05-14 2000-11-30 Continental Teves Ag & Co Ohg Elektromagnet
WO2000070628A1 (de) 1999-05-14 2000-11-23 Continental Teves Ag & Co. Ohg Elektromagnet
DE19934697B4 (de) * 1999-07-23 2008-04-24 Zf Friedrichshafen Ag Proportionalventil
DE10003055B4 (de) * 2000-01-25 2004-09-09 Fci Automotive Deutschland Gmbh Steuereinheit einer Ventilmechanik
EP1132274B1 (de) 2000-02-26 2004-04-07 WABCO GmbH & CO. OHG Bremsdruckmodulator für elektronische Bremsanlage
DE10009117B4 (de) 2000-02-26 2009-07-30 Wabco Gmbh Konstruktion eines Bremsdruckmodulators für Anhänger mit elektronischer Bremsanlage
KR100413319B1 (ko) * 2000-04-20 2003-12-31 주식회사 만도 안티록 브레이크 시스템의 코일조립체 고정장치
US6899118B1 (en) * 2000-08-31 2005-05-31 Emerson Electric Co. Single coil two operator controller
US6731192B1 (en) 2000-11-03 2004-05-04 Delphi Technologies, Inc. Solenoid coil positioning assembly and method
DE10063471A1 (de) * 2000-12-19 2002-06-20 Claas Industrietechnik Gmbh Kontaktierungsvorrichtung und eine Magnetspule
GB2388962B (en) * 2001-01-12 2005-08-03 Kelsey Hayes Co Coil assembly
US6633216B2 (en) * 2001-01-12 2003-10-14 Kelsey-Hayes Company Self-locating coil assembly
KR20030020108A (ko) * 2001-09-03 2003-03-08 주식회사 만도 전자제어식 브레이크 시스템용 솔레노이드밸브의코일조립체 고정장치
KR100653406B1 (ko) * 2003-11-12 2006-12-04 주식회사 만도 전자제어식 브레이크 시스템용 솔레노이드밸브의코일조립체 고정장치
DE102007009162A1 (de) * 2007-02-26 2008-08-28 Robert Bosch Gmbh Fluidaggregat
WO2010023806A1 (ja) * 2008-09-01 2010-03-04 三菱電機株式会社 キャニスタ・ベント・ソレノイドバルブおよびその保護カバー
DE102011006309A1 (de) * 2011-03-29 2012-10-04 Continental Teves Ag & Co. Ohg Elektronische Kontrolleinheit für Kraftfahrzeugbremssysteme
CN103542137A (zh) * 2013-10-28 2014-01-29 厦门松霖科技有限公司 水路控制组件及水路控制模组
JP2017007461A (ja) * 2015-06-19 2017-01-12 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ブレーキ液圧制御装置及びブレーキ液圧制御装置の製造方法
JP6333230B2 (ja) * 2015-11-17 2018-05-30 三菱重工業株式会社 バルブブロック、流体機械及び再生可能エネルギー発電装置
JP6681812B2 (ja) 2016-09-20 2020-04-15 日立オートモティブシステムズ株式会社 液圧制御装置およびブレーキ制御装置
DE102017200550B4 (de) * 2017-01-16 2018-10-25 Festo Ag & Co. Kg Befestigungseinrichtung und damit ausgestattete elektromagnetische Antriebseinrichtung sowie Magnetventileinrichtung
JP6527909B2 (ja) * 2017-06-02 2019-06-05 矢崎総業株式会社 コネクタ設置構造及び端子台
EP4166829A1 (en) * 2021-10-13 2023-04-19 ZF CV Systems Europe BV Pre-assembled fixation device with snap-lock

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3729216A1 (de) * 1987-09-02 1989-03-16 Teves Gmbh Alfred Hydraulikaggregat
US5127440A (en) * 1987-12-14 1992-07-07 Alfred Teves Gmbh Valve block assembly
DE58901887D1 (de) * 1988-04-20 1992-08-27 Teves Gmbh Alfred Elektrohydraulische druckregelvorrichtung.
DE3816748A1 (de) * 1988-05-17 1989-11-30 Teves Gmbh Alfred Hydraulikaggregat
DE4001017A1 (de) * 1990-01-16 1991-07-18 Bosch Gmbh Robert Montageeinheit aus einem ventilblockaggregat sowie einem steuergeraet
DE4013481A1 (de) * 1990-04-27 1991-10-31 Teves Gmbh Alfred Ventilblock, insbesondere fuer schlupfgeregelte bremsanlagen
JP3329455B2 (ja) * 1991-01-15 2002-09-30 アルフレッド・テヴェス・ゲーエムベーハー 電気油圧圧力制御装置
DE4232205C2 (de) * 1992-09-25 1996-05-15 Siemens Ag Ventilsteuergerät und Verfahren zu seiner Herstellung
DE4306769A1 (de) * 1993-03-04 1994-09-08 Bosch Gmbh Robert Druckregelvorrichtung für eine schlupfgeregelte hydraulische Bremsanlage, insbesondere für Kraftfahrzeuge
DE4330827A1 (de) * 1993-09-11 1995-03-16 Teves Gmbh Alfred Elektrohydraulische Druckregelvorrichtung
US5449227A (en) * 1994-07-08 1995-09-12 Ford Motor Company Solenoid attachment for antilock brake system

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010076163A (ko) * 1999-08-03 2001-08-11 모치즈키 아키히로 압력 제어 장치
JP2001253338A (ja) * 2000-02-26 2001-09-18 Wabco Gmbh & Co Ohg ブレーキ圧力変調器の予備制御ユニットのための弁装置
KR20010088198A (ko) * 2000-03-11 2001-09-26 밍 루 차량용 전자제어유닛 어셈블리
CN100348899C (zh) * 2003-05-26 2007-11-14 株式会社日立制作所 电磁阀单元
JPWO2021038376A1 (ja) * 2019-08-29 2021-03-04

Also Published As

Publication number Publication date
DE19644963A1 (de) 1997-05-07
DE19644963B4 (de) 2004-09-02
US5823507A (en) 1998-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09126207A (ja) 圧力制御装置
US5307038A (en) Electromagnetic coupling apparatus
EP2860747B1 (en) Contact device
JP4250823B2 (ja) 直流ブラシモータ
JP4190379B2 (ja) 複合型電磁継電器
JP3338216B2 (ja) 切換スイッチ
CN110383401B (zh) 线圈组装体和制动控制装置
JP2008088965A (ja) スタータ
JP2006518028A (ja) 2重運動アクチュエーター
WO2018151264A1 (ja) 電気部品組立体および車両用ブレーキ液圧制御装置
JPH08247324A (ja) 圧力制御装置
JPWO2018151266A1 (ja) 電気部品組立体および車両用ブレーキ液圧制御装置
JP2018133547A (ja) コイル組立体およびブレーキ制御装置
JPH10189331A (ja) 電磁弁ユニット
JP3690009B2 (ja) 封止接点装置
JP6843198B2 (ja) 電磁リレー
JP7468277B2 (ja) 電磁継電器
WO2023190711A1 (ja) 電気部品組立体、電気部品組立体の製造方法及び車両用ブレーキ液圧制御装置
JP2005319868A (ja) 流体制御装置およびその組み付け方法
JP3985400B2 (ja) 電磁継電器のコイルボビン構造および電磁継電器の鉄芯固定方法
JP4941609B2 (ja) 電磁継電器
JPH0228054Y2 (ja)
JP2533657Y2 (ja) ソレノイド
JPH019083Y2 (ja)
JP3752188B2 (ja) モータ