JPH09124648A - プリン−6−オン誘導体 - Google Patents

プリン−6−オン誘導体

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JPH09124648A
JPH09124648A JP8308604A JP30860496A JPH09124648A JP H09124648 A JPH09124648 A JP H09124648A JP 8308604 A JP8308604 A JP 8308604A JP 30860496 A JP30860496 A JP 30860496A JP H09124648 A JPH09124648 A JP H09124648A
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JP
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carbon atoms
chain
straight
branched
formula
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JP8308604A
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English (en)
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Ulrich Niewoehner
ウルリヒ・ニーベーナー
Erwin Bischoff
エルビン・ビシヨフ
Joachim Huetter
ヨアヒム・ヒユツター
Elisabeth Dr Perzborn
エリザベート・ペルツボルン
Helmuth Dr Schuetz
ヘルムート・シユツツ
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Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D473/00Heterocyclic compounds containing purine ring systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P13/00Drugs for disorders of the urinary system
    • A61P13/02Drugs for disorders of the urinary system of urine or of the urinary tract, e.g. urine acidifiers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P15/00Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P15/00Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives
    • A61P15/10Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives for impotence
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
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    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
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    • A61P9/00Drugs for disorders of the cardiovascular system
    • A61P9/10Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 心臓血管障害、血管系及び尿路生殖器系の障
害の処置に有用なプリン−6−オン誘導体を提供する。 【解決手段】 一般式 〔式中、Rは水素又はアルキル、Rはアシル又はア
ルキル、Aはアルキレン又はアルケニレン、D及びLは
アリール又複素環、Eは−CH−Y−Z−の基、Yは
結合、酸素、硫黄又は−NH基、Zはアルキレン鎖を示
す〕のプリン−6−オン誘導体類並びにそれらの互変異
性体類及び塩類。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリン−6−オン
誘導体類、それらの製造方法並びに、特に心臓血管及び
脳血管障害、末梢血管障害及び尿路生殖器系の疾患の治
療のための、医薬品におけるそれらの使用に関する。
【0002】
【従来の技術】ホスホジエステラーゼ類(PDEs)は
細胞内cGMP及びcAMP濃度の調節において重要な
役目を演ずる。今日までに報告されているホスホジエス
テラーゼイソ酵素群PDE IからPDE V[ビーボ及
びライフスナイダー(Beavo,J.A. and Reifsnyder, D.
H.:Trends in Pharmacol. Sci 11, 150-155(1990)を参
照願いたい)による命名法]のうちで、Caカルモジュ
リン活性化PDE I、cGMP刺激性PDE II及びc
GMP−特異性PDE Vは、本質的にcGMPの代謝
に関与している。これらのcGMP代謝性PDE類の組
織内での異なった分布のために、対応するイソ酵素の組
織分布により、選択的阻害物質類は、対応する組織中の
cGMP濃度を上昇させるにちがいない。このことは特
異的な抗凝集、抗痙攣、血管拡張及び/又は抗不整脈作
用をもたらす可能性がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は今回、一般式
(I)
【0005】
【化5】
【0006】式中、R1は水素、又は8個までの炭素原
子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキルを表し、R2
4個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アシル
を表すか、又は8個までの炭素原子をもつ直鎖状又は分
枝状アルキルを表し、それは場合によっては、ヒドロキ
シル、アジドにより、又は式−NR34もしくは−OS
25の基により置換されていてもよく、ここで、R3
及びR4は同一でも異なったものでもよく、そして3〜
6個の炭素原子をもつシクロアルキル、水素、ホルミ
ル、又は6個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝
状アルキルを表し、それは場合によっては、ヒドロキシ
ル、カルボキシルにより、又はそれぞれ6個までの炭素
原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルコキシもしくはア
ルコキシカルボニルにより、又は式−(CO)a−NR6
7の基により置換されていてもよく、ここで、aは0
又は1の数を表し、R6及びR7は同一でも異なったもの
でもよく、そして水素、ホルミル、ヒドロキシル、フェ
ニル、又は6個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分
枝状アルキルを表し、それは場合によっては、ヒドロキ
シルにより、又は5個までの炭素原子をもつ直鎖状もし
くは分枝状アルコキシにより置換されていてもよく、あ
るいはR3及び/又はR4は6個までの炭素原子をもつ直
鎖状もしくは分枝状アルコキシカルボニル、カルボキシ
ル、又は6個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝
状アシルを表し、それは場合によっては、ヒドロキシ
ル、又は4個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝
状アルコキシにより置換されていてもよく、あるいはR
3及び/又はR4は式−(CO)b−T−NR89、−C
O−R10、−SO211又は−SO2NR1213の基を表
わし、ここで、bは前記のaの意味をもち、そしてこれ
と同一でも異なってもよく、Tは5個までの炭素原子を
もつ直鎖状もしくは分枝状アルキルを表すか又はb≠0
の場合には1個の結合を表すこともでき、R8及びR9
前記のR6及びR7の意味をもち、そしてこれと同一でも
異なってもよく、R10はS、N及び/又はOの群からの
3個までの異種原子類をもつ、飽和、部分的に不飽和も
しくは不飽和の5員〜7員の複素環を表し、それは場合
によってはまた、Nの機能により、それぞれ4個までの
炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキル、アルコ
キシもしくはアルコキシカルボニル、カルボキシル、ベ
ンジルオキシカルボニル又はヒドロキシルにより置換さ
れていてもよく、R11は5個までの炭素原子をもつ直鎖
状もしくは分枝状アルキル、ベンジル又はフェニルを表
し、R12及びR13は同一でも異なってもよく、そして水
素、フェニル、又は6個までの炭素原子をもつ直鎖状も
しくは分枝状アルキルを表し、あるいはR3及びR4は窒
素原子とともに、N、S及び/又はOの群からの3個ま
での異種原子又は基−NR14を含有することができ、そ
して、場合によってはカルボニルにより、5個までの炭
素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルコキシカルボニ
ルにより、又は5個までの炭素原子をもつ直鎖状もしく
は分枝状アルキルにより置換されており、その一部分は
ヒドロキシル、カルボシキシルにより、又はそれぞれ6
個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アシル、
アルコキシもしくはアルコキシカルボニルにより置換さ
れていてもよい、5もしくは6員の飽和、部分的に不飽
和もしくは不飽和の複素環を形成し、ここで、R14は水
素、カルボニル、又はそれぞれ5個までの炭素原子をも
つ直鎖状もしくは分枝状アルキルもしくはアルコキシカ
ルボニルを表し、そしてR5はフェニル、又は5個まで
の炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキルを表す
Aはそれぞれ6個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは
分枝状アルキレンもしくはアルケニレン鎖を表し、D及
びLは同一でも異なったものでもよく、そして6〜10
個の炭素原子をもつアリール、又はS、N及び/又はO
の群からの3個の異種原子をもつ、5〜7員の芳香族
の、場合によってはベンゾ−縮合していてもよい複素環
を表し、それらのそれぞれは場合によっては、同一の又
は異なった、ハロゲン、ヒドロキシル、ニトロ、トリフ
ルオロメチル、カルボキシル、それぞれ6個までの炭素
原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキル、アルコキシ
もしくはアルコキシカルボニルにより、又は式−(V)
c−NR1516及び/又は−OR17の基により3回まで
置換されていてもよく、ここで、cは0又は1の数を表
し、Vは式−CO又は−SO2の基を表し、R15及びR
16は同一でも異なったものでもよく、そして前記のR3
及びR4の意味をもち、R17は水素、8個までの炭素原
子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルケニル、又は8個ま
での炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキルを表
し、それは場合によっては、同一の又は異なった、ヒド
ロキシル、カルボキシル、又は5個までの炭素原子をも
つ直鎖状もしくは分枝状アルコキシカルボニルにより3
回まで置換されていてもよく、そして/又は該環は場合
によっては、6〜10個の炭素原子をもつアリールによ
り、又はS、N及び/又はOの群からの3個までの異種
原子をもつ、5〜7員の芳香族の、場合によってはベン
ゾ−縮合されていてもよい複素環により置換されていて
もよく、それらのそれぞれはその一部が、場合によって
は、同一の又は異なったハロゲン、ヒドロキシル、ニト
ロ、カルボキシル、トリフルオロメチルにより、又はそ
れぞれ5個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状
アルキル、アルコキシもしくはアルコキシカルボニルに
より、又は式(V’)d−NR1819の基により2回置
換されていてもよく、ここで、dは前記のaの意味をも
ち、そしてこれと同一でも異なったものでもよく、R18
及びR19は前記のR3及びR4の意味をもち、そしてこれ
と同一でも異なったものでもよく、V’は前記のVの意
味をもち、そしてこれと同一でも異なったものでもよ
く、そして/又はDについて記載した環系は、場合によ
っては、5個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝
状アシルにより置換されていてもよく、それは場合によ
っては、ヒドロキシル、5個までの炭素原子をもつ直鎖
状もしくは分枝状アルコキシにより、又は式−NR20
21の基により置換されていてもよく、ここで、R20及び
21は同一でも異なったものでもよく、そして前記のR
3及びR4の意味をもち、又はDは式
【0007】
【化6】
【0008】の基を表しそしてEは式−CH2−Y−Z
−の基を表し、ここで、Yは結合又は酸素もしくは硫黄
原子又は−NH基を表し、Zは5個までの炭素原子をも
つ直鎖状もしくは分枝状アルキレン鎖を表す、のプリン
−6−オン誘導体類並びにそれらの互変異性体類及び塩
類に関する。
【0009】本発明による物質はまた塩として存在する
ことができる。本発明に関しては生理学的に許容できる
塩が好ましい。
【0010】生理学的に許容できる塩類は、無機又は有
機酸と本発明による化合物との塩類であることができ
る。好ましい塩類は、例えば塩酸、臭化水素酸、リン酸
又は硫酸のような無機酸との、あるいは、例えば酢酸、
マレイン酸、フマル酸、リンゴ酸、クエン酸、蓚酸、乳
酸、安息香酸又はメタンスルホン酸、エタンスルホン
酸、フェニルスルホン酸、トルエンスルホン酸又はナフ
タレンジスルホン酸のような有機カルボン酸又はスルホ
ン酸類との塩類である。
【0011】本発明による一般式(I)の化合物は、像
及び鏡像として挙動する(エナンチオマー類)か、又は
像及び鏡像として挙動しない(ジアステレオマー類)、
種々の立体化学的形態で存在することができる。本発明
はジアステレオマー混合物類のみならず、鏡像異性体類
及びラセミ形態類の両者に関する。ジアステレオマー類
と同様に、ラセミ形態類は既知の方法で、立体異性体と
して均一な成分に分離することができる。
【0012】本発明において複素環とは、一般に、S、
N及び/又はOの群からの3個までの異種原子を含有し
てもよい、部分的に不飽和の、飽和の又は不飽和の、5
〜7員の、好ましくは5〜6員の複素環を表す。列挙す
ることができる例は:ピリジル、ピロリジニル、ピペラ
ジニル、チエニル、インドリル、フリル、ピロリル、チ
アゾリル、オキサゾリル、イミダゾリル、モルホリニル
又はピペリジルである。ピリジル、チエニル、インドリ
ル、フリル、ピペラジニル、モルホリニル及びピロリジ
ニルが好ましい。
【0013】一般式(I)の好ましい化合物は、R1
水素、又は6個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分
枝状アルキルを表し、R2が6個までの炭素原子をもつ
直鎖状もしくは分枝状アシルを表すか、又は6個までの
炭素原子をもつ直鎖状又は分枝状アルキルを表し、それ
は場合によってはヒドロキシル、アジドにより、又は式
−NR34もしくはO−SO2−R5の基により置換され
ていてもよく、ここでR3及びR4は同一でも異なったも
のでもよく、そしてシクロペンチル、シクロヘキシル、
水素、ホルミル又は、5個までの炭素原子をもつ直鎖状
もしくは分枝状アルキルを表し、それは場合によっては
ヒドロキシル、カルボキシルにより、又はそれぞれ5個
までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルコキシ
もしくはアルコキシカルボニルにより、又は式−(C
O)a−NR67の基により置換されていてもよく、こ
こで、aは0又は1の数を表し、R6及びR7は同一でも
異なったものでもよく、そして水素、ホルミル、ヒドロ
キシル、フェニル、又は5個までの炭素原子をもつ直鎖
状もしくは分枝状アルキルを表し、それは場合によって
は、ヒドロキシルにより、又は4個までの炭素原子をも
つ直鎖状もしくは分枝状アルコキシにより置換されてい
てもよく、あるいはR3及び/又はR4は5個までの炭素
原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルコキシカルボニ
ル、カルボキシル、又は5個までの炭素原子をもつ直鎖
状もしくは分枝状アシルを表し、それは場合によって
は、ヒドロキシル、又は3個までの炭素原子をもつ直鎖
状もしくは分枝状アルコキシにより置換されていてもよ
く、あるいはR3及び/又はR4は式−(CO)b−T−
NR89、−CO−R10、−SO211又は−SO2NR
1213の基を表わし、ここで、bは前記のaの意味をも
ち、そしてこれと同一でも異なってもよく、Tは4個ま
での炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキルを表
すか又はb≠0の場合には結合を表すこともでき、R8
及びR9は前記のR6及びR7の意味をもち、そしてこれ
と同一でも異なってもよく、R10はモルホリニル、イミ
ダゾリル、ピリジル、ピペラジニル、ピペリジニル又は
ピロリジニルを表し、それらのそれぞれは、場合によっ
てはまた、該N官能基を介して、それぞれ3個までの炭
素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキル、アルコキ
シもしくはアルコキシカルボニル、カルボキシル、ベン
ジルオキシカルボニル又はヒドロキシルにより置換され
ていてもよく、R11は4個までの炭素原子をもつ直鎖状
もしくは分枝状アルキル、ベンジル又はフェニルを表
し、R12及びR13は同一でも異なってもよく、そして水
素、フェニル、又は5個までの炭素原子をもつ直鎖状も
しくは分枝状アルキルを表し、あるいはR3及びR4は,
窒素原子とともに、ピロリジニル、モルホリニル、イミ
ダゾリル、ピペリジニル又はピペラジニル環を形成し、
それらのそれぞれは、場合によってはまた、該窒素官能
基を介して、4個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは
分枝状アルコキシカルボニル、カルボキシルにより、又
は4個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アル
キルにより置換されていてもよく、それらの一部分はカ
ルボキシル、ヒドロキシルにより、又はそれぞれ4個ま
での炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アシル、アル
コキシもしくはアルコキシカルボニルにより置換されて
いてもよく、そしてR5はフェニル、又は4個までの炭
素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキルを表し、A
がそれぞれ5個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分
枝状アルキレンもしくはアルケニレン鎖を表し、D及び
Lが同一でも異なったものでもよく、そしてフェニル、
ナフチル、ピリジル、ピリミジル、チエニル、インドリ
ル又はフリルを表し、それらのそれぞれは、場合によっ
ては、同一の又は異なった、フッ素、塩素、臭素、トリ
フルオロメチル、ニトロ、カルボキシル、それぞれ5個
までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキルも
しくはアルコキシカルボニルにより、又は式−(V)c
−NR1516及び/又は−OR17の基により3回まで置
換されていてもよく、ここで、cは0又は1の数を表
し、Vは式−CO又は−SO2の基を表し、R15及びR
16は同一でも異なったものでもよく、そして前記のR3
及びR4の意味をもち、R17は水素、6個までの炭素原
子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルケニル、又は6個ま
での炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキルを表
し、それは場合によっては、同一の又は異なった、ヒド
ロキシル、カルボキシルにより、又は4個までの炭素原
子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルコキシカルボニルに
より2回まで置換されていてもよく、そして/又は該環
が、場合によっては、ナフチル、フェニル、ピリジル、
インドリル、チエニル、フリル、ピリダジニル、ピリジ
ル、ピリル又はピリミヂルにより置換されていてもよ
く、それらのそれぞれはその一部が場合によっては、フ
ッ素、塩素、臭素、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシ
ル、トリフルオロメチルにより、又はそれぞれ3個まで
の炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキル、アル
コキシもしくはアルコキシカルボニルにより、又は式
(V’)d−NR1819の基により置換されていてもよ
く、ここで、dは前記のaの意味をもち、そしてこれと
同一でも異なったものでもよく、V’は前記のVの意味
をもち、そしてこれと同一でも異なったものでもよく、
18及びR19は前記のR3及びR4の意味をもち、そして
/又はDについて記載した環系が、場合によっては、4
個までの炭素原子をもつ直鎖状もしく は分枝状アシル
により置換されていてもよく、それは場合によっては、
ヒドロキシル、4個までの炭素原子をもつ直鎖状もしく
は分枝状アルコキシにより、又は式−NR2021により
置換されていてもよく、ここで、R20及びR21は同一で
も異なったものでもよく、そして前記のR3及びR4の意
味をもち、あるいはDが式
【0014】
【化7】
【0015】の基を表し、Eが式−CH2−Y−Z−の
基を表わし、ここで、Yは結合又は酸素もしくは硫黄原
子又は−NH基を表し、Zは4個までの炭素原子をもつ
直鎖状もしくは分枝状アルキレン鎖を表す、化合物並び
にそれらの互変異性体及び塩類である。
【0016】一般式(I)の特に好ましい化合物は、R
1が水素、又は4個までの炭素原子をもつ直鎖状もしく
は分枝状アルキルを表し、R2が5個までの炭素原子を
もつ直鎖状もしくは分枝状アシルを表すか、又は5個ま
での炭素原子をもつ直鎖状又は分枝状アルキルを表し、
それは場合によってはヒドロキシル、アジドにより、又
は式−NR34もしくはO−SO25の基により置換さ
れていてもよく、ここで、R3及びR4は同一でも異なっ
たものでもよく、そしてシクロペンチル、水素、ホルミ
ル、又は4個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝
状アルキルを表し、それは場合によっては、ヒドロキシ
ル、カルボキシルにより、又はそれぞれ3個までの炭素
原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルコキシもしくはア
ルコキシカルボニルにより、又は式−(CO)a−NR6
7の基により置換されていてもよく、ここで、aは0
又は1の数を表し、R6及びR7は同一でも異なったもの
でもよく、そして水素、ホルミル、ヒドロキシル、又は
3個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキ
ルを表し、それは場合によっては、ヒドロキシルによ
り、又は3個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝
状アルコキシにより置換されていてもよく、あるいはR
3及び/又はR4は3個までの炭素原子をもつ直鎖状もし
くは分枝状アルコキシカルボニル、カルボキシル、又は
3個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アシル
を表し、それは場合によっては、ヒドロキシル、メトキ
シ又はエトキシにより置換されていてもよく、あるいは
3及び/又はR4は式−(CO)b−T−NR89、−
CO−R10、−SO211又は−SO2NR1213の基を
表し、ここで、bは前記のaの意味をもち、そしてこれ
と同一でも異なってもよく、Tは3個までの炭素原子を
もつ直鎖状もしくは分枝状アルキルを表すか又はb≠0
の場合には1個の結合を表すこともでき、R8及びR9
前記のR6及びR7の意味をもち、そしてこれと同一でも
異なってもよく、R10はモルホリニル、ピペリジニル、
ピペラジニル又はピロリジニルを表し、それらのそれぞ
れは、場合によってはまたN官能基を介して、3個まで
の炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキル、アル
コキシもしくはアルコキシカルボニル、ベンジルオキシ
カルボニル、カルボキシル又はヒドロキシルにより置換
されていてもよく、R11は3個までの炭素原子をもつ直
鎖状もしくは分枝状アルキル、ベンジル又はフェニルを
表し、R12及びR13は同一でも異なってもよく、そして
水素、又は4個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分
枝状アルキルを表し、あるいはR3及びR4は,窒素原子
とともに、ピロリジニル、モルホリニル、イミダゾリ
ル、ピペリジニル又はピペラジニル環を形成し、それら
のそれぞれは、場合によってはまた、該窒素官能基を介
して、3個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状
アルキルもしくはアルコキシカルボニル又はカルボキシ
ルにより、又は3個までの炭素原子をもつ直鎖状もしく
は分枝状アルキルにより置換されていてもよく、そして
その一部分はカルボキシル、ヒドロキシルにより、又は
それぞれ3個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝
状アシル、アルコキシもしくはアルコキシカルボニルに
より置換されていてもよく、そしてR5はフェニル、又
は3個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アル
キルを表し、Aが4個までの炭素原子をもつエテニル
(−ビニル)又はアルキレン鎖を表し、D及びLが同一
でも異なったものでもよく、そしてフェニル、ナフチ
ル、フリル、チエニル、インドリル又はピリジルを表
し、それらのそれぞれが場合によっては、同一の又は異
なった、フッ素、塩素、臭素、ニトロ、カルボキシル、
トリフルオロメチル、それぞれ4個までの炭素原子をも
つ直鎖状もしくは分枝状アルキルもしくはアルコキシカ
ルボニルにより、又は式−(V)c−NR151 6及び/
又は−OR17の基により2回まで置換されていてもよ
く、ここで、cは0又は1の数を表し、Vは式−CO又
は−SO2の基を表し、R15及びR16は同一でも異なっ
たものでもよく、そして前記のR3及びR4の意味をも
ち、R17は水素、4個までの炭素原子をもつ直鎖状もし
くは分枝状アルケニル、又は4個までの炭素原子をもつ
直鎖状もしくは分枝状アルキルを表し、それは場合によ
っては、同一の又は異なった、ヒドロキシル、カルボキ
シルにより、又は3個までの炭素原子をもつ直鎖状もし
くは分枝状アルコキシカルボニルにより2回まで置換さ
れていてもよく、そして/又は該環が場合によっては、
フェニル、ピリミジル、ピリダジニル、ピリジル、チエ
ニル又はフリルにより置換されていてもよく、それらの
それぞれはその一部が場合によっては、フッ素、塩素、
臭素、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、トリフル
オロメチルにより、又はそれぞれ3個までの炭素原子を
もつ直鎖状もしくは分枝状アルキル、アルコキシもしく
はアルコキシカルボニルにより、又は式(V’)dNR
1819の基により置換されていてもよく、ここで、dは
前記のaの意味をもち、そしてこれと同一でも異なった
ものでもよく、V’は前記のVの意味をもち、そしてこ
れと同一でも異なったものでもよく、R18及びR19は前
記のR3及びR4の意味をもち、そして/又はDが場合に
よっては、3個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分
枝状アシルにより置換されていてもよく、それは場合に
よっては、ヒドロキシル、3個までの炭素原子をもつ直
鎖状もしくは分枝状アルコキシにより、又は式−NR20
21の基により置換されていてもよく、ここで、R20
びR21は同一でも異なったものでもよく、そして前記の
3及びR4の意味をもち、又はDが式
【0017】
【化8】
【0018】の基を表し、Eが式−CH2−Y−Z−の
基を表し、ここで、Yは1個の結合又は1個の酸素もし
くは硫黄原子又は−NH基を表し、Zは4個までの炭素
原子をもつアルキレン鎖を表す、の基を表す化合物並び
にそれらの互変異性体及び塩類である。
【0019】一般式(I)の極めて特に好ましい化合物
はLが場合によっては、フッ素、塩素、メチル又はメト
キシにより置換されていてもよいフェニルを表し、R1
が水素、メチル又はエチルを表し、そしてR2がCH3
イソプロピル又は基
【0020】
【化9】
【0021】を表す化合物である。
【0022】本発明による一般式(I)の化合物の製造
方法が更に見出され、その方法は、 [A] 最初に、一般式(II)
【0023】
【化10】
【0024】式中、R1、R2、E及びLは前記の意味を
もつ、の化合物を一般式(III) D−A−CO−Cl (III) 式中、A及びDは前記の意味をもつ、の化合物と不活性
溶媒中で塩基の存在下に反応させることにより、一般式
(IV)
【0025】
【化11】
【0026】式中、A、D、E、L、R1及びR2は前記
の意味をもつ、の化合物に転化させ、そして第2段階
で、これらを不活性溶媒類中で塩基の存在下に環化させ
るか、あるいは[B]一般式(II)の化合物をアルコー
ル中で塩基の存在下に、一般式(V) D−A−CO222 (V) 式中、D及びAは前記の意味をもち、そしてR22はC1
−C4−アルキルを表す、の化合物と直接反応させ、そ
して適切な場合には、R2について記載した置換基を、
アシル化、酸化、置換及び/又は還元のようなその後に
続く反応により導入又は誘導し、そしてD及びLについ
て記載した置換基を、同様に導入しそして/又は通常の
方法により変えることを特徴付とする。
【0027】本発明による方法は、次の反応スキームに
よる例により具体的に示すことができる:
【0028】
【化12】
【0029】方法[A]の第1段階に適切な溶媒は、該
反応条件下で変化しない不活性有機溶媒である。これら
は好ましくは例えば、ジエチルエーテル、ジオキサン、
テトラヒドロフラン又はグリコールジメチルエーテルの
ようなエーテル類又はトルエン、ヘキサメチルホスホル
アミド及びピリジンを含む。もちろん前記溶媒の混合物
を使用することもできる。テトラヒドロフラン、トルエ
ン及びピリジンが特に好ましい。
【0030】適切な塩基は、一般に、例えば、水素化ナ
トリウム又はカリウムtert-ブトキシドのようなアルカ
リ金属水素化物又はアルコキシド類、又は例えば、ピペ
リジン、ピリジン、ジメチルアミノピリジンのような環
状アミン類、又は例えば、トリエチルアミンのようなC
1−C4−アルキルアミン類である。水素化ナトリウム、
ピリジン、及び/又はジメチルアミノピリジンが好まし
い。
【0031】塩基は一般に、それぞれ一般式(II)の化
合物1モルに対して、1モルないし4モルの量で、好ま
しくは1.2モルないし3モルの量で使用される。
【0032】反応温度は概括的に、比較的広い範囲内で
変動させることができる。概括的にその反応は−20℃
から200℃、好ましくは0℃から100℃の範囲で実
施される。
【0033】一つの変法として、反応は触媒量のDMA
Pを添加したピリジン中で実施される。適切な場合に
は、トルエンを更に添加することができる。
【0034】環化に適切な溶媒は、通常の有機溶媒であ
る。これらには好ましくは、メタノール、エタノール、
プロパノール、イソプロパノールもしくはブタノールの
ようなアルコール類、又はテトラヒドロフランもしくは
ジオキサンのようなエーテル類、又はジメチルホルムア
ミド又はジメチルスルホキシドが含まれる。特に好まし
くは、メタノール、エタノール、プロパノールもしくは
イソプロパノールのようなアルコール類が使用される。
前記の溶媒の混合物を使用することも可能である。
【0035】環化に適切な塩基は通常の無機塩基であ
る。これらには好ましくは、例えば、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウムもしくは水酸化バリウムのようなア
ルカリ金属水酸化物もしくはアルカリ土類金属水酸化
物、又は炭酸ナトリウムもしくはカリウム又は炭酸水素
ナトリウムのようなアルカリ金属炭酸塩、又はナトリウ
ムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムメトキ
シド、カリウムエトキシドもしくはカリウムtert-ブト
キシドのようなアルカリ金属アルコキシド類が含まれ
る。炭酸カリウム及び水酸化ナトリウムが特に好まし
い。
【0036】環化を実施する際、該塩基は一般に、式
(IV)の化合物1モルに対して、2〜6モル、好ましく
は3〜5モルの量で使用される。
【0037】環化は一般に、0℃ないし160℃の温度
範囲内で、好ましくは各々の溶媒の沸点で実施される。
【0038】環化は一般に常圧下で実施される。しか
し、高圧下又は減圧下で(例えば、0.5〜5バールの
範囲内で)この方法を実施することも可能である。
【0039】方法[B]に適切な溶媒は前記のアルコー
ル類であり、エタノールが好ましい。
【0040】方法[B]に適切な塩基は例えば、ナトリ
ウムメトキシド、エトキシドもしくはイソプロポキシド
又はカリウムtert-ブトキシドのようなアルコキシド類
である。ナトリウムエトキシドが好ましい。
【0041】塩基は、それぞれ一般式(II)の化合物の
1モルに対して、2モルないし8モル、好ましくは3モ
ルないし6モルの量で使用される。
【0042】ケトン類は対応するヒドロキシ化合物から
出発する、既知の方法[スワーン(Swern)酸化又はコリン
グ(Colling)酸化]により製造される。 芳香族類上の置換基の変性は既知の方法により実施され
る。 鏡像異性体として純粋な化合物は、通常の方法により、
例えばキラル相上での一般式(I)のラセミ化合物のク
ロマトグラフィーにより、又はキラル性の出発化合物の
使用により得ることができる。
【0043】一般式(II)の化合物は新規のものであ
り、例えば、式(VI)
【0044】
【化13】
【0045】の2−アミノ−2−シアノアセトアミド
を、一般式(VII) R1C(OC253 (VII) 式中、R1は前記の意味をもつ、の化合物類と反応さ
せ、そして第2段階で、一般式(VIII)
【0046】
【化14】
【0047】式中、R2、E及びLは前記の意味をも
つ、の化合物と、不活性溶媒中で反応させることにより
製造することができる。
【0048】該方法の個々の段階に適切な溶媒は、該反
応条件下で変化しない通常の有機溶媒である。これらに
は好ましくは、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラ
ヒドロフラン、グリコールジメチルエーテルのようなエ
ーテル類、又はベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサ
ン、シクロヘキサンもしくは石油画分のような炭化水素
類、又はジクロロメタン、トリクロロメタン、テトラク
ロロメタン、ジクロロエチレン、トリクロロエチレンも
しくはクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水素類、
又は酢酸エチル、ジメチルホルムアミド、ヘキサメチル
ホスホルアミド、アセトニトリル、アセトンもしくはジ
メトキシエタンが含まれる。前記の溶媒の混合物を使用
することも可能である。アセトニトリルが特に好まし
い。
【0049】本発明による方法は一般に0℃ないし+1
80℃、好ましくは+30℃ないし+150℃の温度範
囲内で実施される。
【0050】本発明による方法の段階は、一般に、常圧
下で実施される。しかし、高圧又は減圧下(例えば0.
5ないし5バールの範囲内)で実施することも可能であ
る。
【0051】式(VI)の化合物は既知である[F.I.Loge
mann,G.Shaw,Chemistry and Industry,1980(13),541-54
2を参照願いたい]。
【0052】一般式(III)及び(VII)の化合物はそれ
ら自体既知であるか又は通常の方法により製造すること
ができる。
【0053】一般式(VIII)のアミン類は既知であるか
又は既知の方法により製造することができる[L.R.Krep
ski et al.,Synthesis,1986,301-303を参照願いた
い]。
【0054】一般式(IV)の化合物は新規であり、前記
のように製造することができる。
【0055】本発明による一般式(I)の化合物は予見
できない、有用な薬理学的作用のスペクトルを示す。
【0056】それらは、1種類以上のc−GMP−代謝
ホスホジエステラーゼ類(PDEI、PDE II及びP
DE V)のいずれかを阻害する。これは独特なc−G
MP−上昇をもたらす。c−GMP濃度の増加は抗血栓
性、血管拡張及び/又は抗リウマチ作用をもたらす可能
性がある。その独特な作用は更に、組織中のイソ酵素類
の分布により測定される。
【0057】更に本発明による化合物は、c−GMP濃
度を上昇させる、例えばEDRF[内皮に由来する弛緩
因子(endothelium-derived relaxing factor)]及びA
NP[心房性ナトリウム***増加性ペプチド(atrial n
atriuretic peptide)]のような物質の作用を増強させ
る。
【0058】従ってそれらは、例えば、高血圧症、神経
性高血圧、安定及び不安定狭心症、末梢及び心臓血管障
害、不整脈の処置のためのような心臓血管障害の処置の
ため、心筋梗塞、脳梗塞、一過性及び虚血性発作、狭心
症、末梢循環障害のような血栓塞栓症及び虚血症類の処
置のため、血栓崩壊治療、経皮経管腔血管形成(PT
A)、経皮経管腔冠状血管形成(PTCA)及びバイパ
ス手術後の再狭窄の予防のための医薬品において使用す
ることができる。平滑筋に対する弛緩作用により、前立
腺肥大、インポテンス及び失禁のような尿路生殖系の障
害の処置に適している。それらは更にまた脳血管障害に
対しても意味をもつ可能性がある。
【0059】ホスホジエステラーゼ類(PDEs)の活
c−GMP−刺激性PDE II、c−GMP−阻害性P
DE III及びc−AMP−特異性PDE IVをブタ又は
ウシの心筋から抽出した。Ca2+カルモジュリン刺激性
PDE Iをブタ大動脈、ブタの脳又は好ましくはウシ
大動脈から抽出した。c−GMP−特異性PDE Vを
ブタ小腸、ブタ大動脈、ヒト血小板及び好ましくはウシ
大動脈から得た。精製は、本質的にM.Hoey and Miles
D. Houslay, Biochemical Pharmacology, Vol.40, 193-
202 (1990) 及び C.Lugman et al.,Biochemical Pharma
cology Vol.35,1743-1751(1986)に従って、MonoQ(R)Pha
rmacia上での陰イオン交換クロマトグラフィーにより実
施した。
【0060】酵素活性を、MgCl25mM、ウシ血清ア
ルブミン0.1mg/ml及び、3HcAMPもしくは3Hc
GMPのどちらかを800Bq含有する、ph7.5のト
リス/HClバッファー20mM中100μlの試験混合
物で測定した。対応するヌクレオチド類の最終濃度は1
-6mol/lである。反応を該酵素の添加により開始す
る;酵素の量は、30分間の培養時間内に約50%の基
質が反応するように配分される。cGMP−刺激性PD
E IIをテストするために、3HcAMPを基質として使
用し、そして非標識cGMP10-6mol/lを該混合物に
添加する。Caカルモジュリン依存性PDE Iをテス
トするために、更に1μMのCaCl2及びカルモジュリ
ン0.1μMを該反応混合物に添加する。反応は、cA
MP1mM及びAMP1mMを含有するアセトニトリル10
0μlの添加により終結させる。反応混合物100μlを
HPLD上で分離しそして、分離生成物を、フローシン
チレーション計数器を使用して「オンライン」で定量測
定する。物質の濃度を、反応速度が50%減少する時に
測定する。更にアマーシャム・ライフ・サイエンス社(A
mersham Life Science)からの「ホスホジエステラーゼ
3H]cAMP−SPA酵素測定法」及び「ホスホジ
エステラーゼ[3H]cGMP−SPA酵素測定法」を
テストに使用した。テストは該製造業者により示された
実験のプロトコールに従って実施した。PDE2の活性
測定には、[3H]cAMPSPA測定法を使用し、酵
素を活性化させるために該反応混合物にcGMP10-6
Mを添加した。PDE1の測定のために、該反応混合物
にカルモジュリン10-7M及びCaCl21μMを添加し
た。[3H]cGMPSPA測定法を使用してPDE5
を測定した。
【0061】
【表1】
【0062】麻酔されたブタにおける、化合物の抗高血
圧活性テストを実施した。
【0063】麻酔ウサギにおいて***誘導作用を測定し
た(C.G.Stief et al., World Journal Urology 1990,p
p.233-236)。
【0064】物質を十二指腸内、直腸内、経口、経皮的
に又は静脈内に、0.03〜10mg/kgの量で直接体海
綿体(corpus cavernosum)中に投与した。
【0065】該新規化合物は既知の方法で、不活性な、
無毒性の、製薬学的に適切な賦形剤又は溶媒を用いて、
錠剤、被覆錠剤、丸剤、顆粒剤、エアゾール剤、シロッ
プ剤、エマルション剤、懸濁液剤及び液剤のような通常
の調製物に転化することができる。これに関して、治療
的に活性な化合物は、それぞれ、全混合物の約0.5〜
90重量%の濃度で、すなわち、前記の投与量範囲を達
成するのに十分な量で存在せねばならない。
【0066】調製物は例えば、適当な場合には乳化剤及
び/又は分散剤を使用して、溶媒及び/又は賦形剤によ
り該活性化合物を増量することにより製造し、例えば希
釈剤として水を使用する場合には、場合によっては補助
溶媒として有機溶媒を使用することが可能である。
【0067】投与は通常の方法で、好ましくは経口、経
皮又は非経口、特には舌下もしくは静脈内投与で実施さ
れる。
【0068】一般に、静脈内投与の場合に、有効な結果
をもたらすためには、約0.01〜10mg/kg体重、好
ましくは約0.1〜10mg/kg体重の量を投与すること
が好都合であることが判明した。
【0069】にも拘らず、適切な場合には、時々、主と
して体重又は投与経路の種類、医薬品に対する個人の動
態、その調製方法及び投与実施時間もしくはその間隔に
応じて、前記の量から外れることが必要であるかも知れ
ない。このようにある場合には、前記の最低量より少な
い量で十分であるかも知れず、一方他の場合には前記の
上限値を越えねばならない。比較的大量を投与する時に
は、これらを1日のうちで分割投与することをアドバイ
スすることができる。
【0070】出発化合物 1.) アミン類(式VII/R2=アルキル)を、対応す
る置換フェネチルハロゲン化物類から、適切なβ−ケト
エステル類への添加、加水分解及び脱炭酸化及びシアノ
水素化ホウ素ナトリウム(sodium cyanoborohydride)に
よる対応するケトン類の還元性アミノ化により製造する
[Lane, Synthesis, 1975, 135-146を参照願いたい]。
【0071】2.) ヒドロキシアミン類(式VII/R2
=ヒドロキシ−置換アルキル)を、アルデヒド又はケト
ンから、トリメチルシリルシアニドの添加、対応するシ
リル化シアノヒドリン類のグリニヤル試薬との反応、そ
して水素化ホウ素ナトリウムによる該イミンの還元によ
りワン・ポット反応で製造する[Krepski, Jansen, Hei
lmann, Rasmussen, Synthesis, 1986, 301-103を参照願
いたい]。
【0072】3.) 1−置換−5−アミノ−イミダゾ
ール−カルボキサミド類(式II)
【0073】
【化15】
【0074】P.R.Birkett, C.B. Chapler and G. Macke
nzie, Synthesis 1991, 157-159 又はG. Shaw, R.W. Wa
rrener, N.D. Butler and R.K.Ralph, J. Chem. Soc.,1
959,1644-1655による、2−アミノ−2−シアノ−アセ
タミド[I.I.Logemann and G.Shaw, Chem.Ind.(London)
541,1980]及び適切なアミン[1.)を参照願いたい]
又はヒドロキシアミン[2.)を参照願いたい]からの
合成。
【0075】
【実施例】製造実施例 プリン−6−オン類の製造 方法A :1−置換−5−アミノ−イミダゾール−4−カ
ルボキサミド22mmolを、30分間、無水THF300
ml中で水素化ナトリウム(60%濃度)1.76g(4
4mmol)とともに還流させる。0℃に冷却後、適切な酸
塩化物40mmolを無水THF50ml中に滴加する。混合
物を室温で一夜撹拌し、メタノール20mlの滴加後に、
回転蒸発機において濃縮させる。残渣をシリカゲル(溶
剤:CH2Cl2/MeOH混合物)を用いたフラッシュ
クロマトグラフィーにより精製すると、次の反応に直接
使用することができる、5−アシルアミノ−イミダゾー
ル−4−カルボキサミド類が得られる。
【0076】5−アシルアミノ−イミダゾール−4−カ
ルボキサミド10mmol及びK2CO35.52g(40mmo
l)をメタノール100ml及び水30ml中で一夜還流さ
せる。混合物を2N塩酸の添加によりpH1から2に酸
性化させる。メタノールを真空除去させ、水100mlを
添加しそして混合物を、毎回酢酸エチル100mlで震盪
することにより2回抽出する。合わせた有機相をNa2
SO4上で乾燥後、混合物を回転蒸発機上で濃縮させそ
して残渣をシリカゲル(溶剤:CH2Cl2/MeOH混
合物)上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製さ
せる。該生成物を含有する画分を合わせ蒸発させる。固
体の残渣を酢酸エチル又は酢酸エチル/ジエチルエーテ
ルから再結晶させる。
【0077】方法B:少量の無水THF中の対応する酸
塩化物3.3mmolを、無水ピリジン20ml中の1−置換
−5−アミノ−イミダゾール−4−カルボキサミド3mm
ol及びDMAP50mgの溶液に室温で滴加する。室温で
30分後、混合物を50℃で更に約5時間撹拌する(T
LC確認)。混合物を蒸発させ、残渣をCH2Cl220
ml中に取り上げ、該溶液を2NのHCl20mlで洗浄す
る。Na2SO4上で該有機相を乾燥後、蒸発させ、残渣
をシリカゲル(溶剤:CH2Cl2/MeOH混合物)上
でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製させる。
方法Aに記載のように、更に次の反応に直接使用され
る、5−アシルアミノ−イミダゾール−4−カルボキサ
ミド類が得られる。
【0078】方法C:1−置換−5−アミノ−イミダゾ
ール−4−カルボキサミド2mmol及び適切なエステル8
mmolを、ナトリウムエトキシド−エタノール溶液[ナト
リウム0.23g(10mmol)及び無水エタノール20ml
から製造された]20ml中で18時間還流させる。冷却
後、混合物を氷酢酸で中和させそして蒸発させる。残渣
をフラッシュクロマトグラフィーにより精製させ、そし
て生成物を含有する画分を合わせて蒸発させる。固体の
残渣を酢酸エチル又は酢酸エチル/エーテルから再結晶
させる。
【0079】方法A、B又はCにより製造されたプリン
−6−オン類を表1及び2に示す。
【0080】
【表2】
【0081】
【表3】
【0082】
【表4】
【0083】
【表5】
【0084】
【表6】
【0085】
【表7】
【0086】
【表8】
【0087】
【表9】
【0088】
【表10】
【0089】
【表11】
【0090】
【表12】
【0091】1) 酢酸エチル又は酢酸エチル/エーテル
から結晶化2) 溶剤CH2Cl2/MeOH10:13) キラルサポートを使用してカラムクロマトグラフィ
ーによりエナンチオマー類を分離4) 混合物は回転蒸発機で濃縮されそして残渣は震盪に
よる抽出をせずに、フラッシュクロマトグラフィーによ
り直接精製された。Rfは溶剤としてCH2Cl2/Me
OH10:1+1%NH3を使用して測定された。
【0092】(実施例78)9−(5−フェニル−2−
ペンチル)−2−(4−p−メトキシフェニルベンジ
ル)−プリン−6−オン
【0093】
【化16】
【0094】9−(5−フェニル−2−ペンチル)−2
−(4−ブロモベンジル)−プリン−6−オン(実施例
6)208mg(0.46mmol)、p−メトキシフェニル
ホウ酸90mg(0.59mmol)及び塩化ビス(トリフェ
ニルホスフィン)−パラジウム(II)210mgを無水T
HF10ml中で1h70℃で撹拌する。次いで2NのN
2CO3溶液0.65mlを添加し、混合物を5h還流さ
せる(TLC確認)。混合物を蒸発させ、残渣をフラッ
シュクロマトグラフィー(シリカゲル、溶剤CH2Cl2
/MeOH30:1)により精製させる。生成物を含有
する画分を合わせて蒸発させる。残渣を酢酸エチル/エ
ーテルから再結晶させる。
【0095】収量:161mg(78.5%) M.p.:172℃ 表3に示される実施例は同様な方法で製造された:
【0096】
【表13】
【0097】
【表14】
【0098】
【表15】
【0099】(実施例93)9−(5−フェニル−2−
ペンチル)−8−エチル−2−ベンジル−プリン−6−
オン
【0100】
【化17】
【0101】1−(5−フェニル−3−ペンチル)−2
−エチル−5−アミノイミダゾール−4−カルボキサミ
ド1.2g(4mmol)を、無水THF30ml及び無水DM
F10ml中で水素化ナトリウム(60%)240mg(6m
mol)とともに、30分間50℃で撹拌する。20℃に冷
却後、無水THF10ml中の塩化フェニルアセチル77
3mg(5mmol)を滴加し、混合物を20℃で一夜撹拌す
る。H2Oを10ml、次いで2NのHClを10ml、次
いで酢酸エチル100mlを緩徐に添加する。有機相を分
離し、Na2SO4上で乾燥させ、そして蒸発させる。残
渣をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、溶剤
CH2Cl2/MeOH50:1>20:1)により精製
させる。
【0102】Rf=0.32(CH2Cl2/MeOH1
0:1) 収量:441mg(26.4%) アシル化されたイミダゾール−カルボキサミド440mg
(1.05mmol)及び炭酸カリウム0.58g(4.2m
mol)を、メタノール20ml及びH2O5ml中で一夜還流
させる。冷却後、10mlの2NのHClを添加し、混合
物を毎回酢酸エチル20mlにより震盪することにより2
回抽出し、合わせた酢酸エチル相を水で1回、飽和Na
Cl溶液で1回洗浄する。Na2SO4上で乾燥後、有機
相を蒸発させ、残渣をフラッシュクロマトグラフィー
(シリカゲル、溶剤CH2Cl2/MeOH30:1>2
0:1)により精製させる。
【0103】収量:161mg(38.3%) Rf=0.33(CH2Cl2/MeOH10:1) 表4に示される実施例は同様な方法で製造される:
【0104】
【表16】
【0105】(実施例97)9−(6−フェニル−2−
オキソ−3−ヘキシル)−2−(4−フェニル−ベンジ
ル)−プリン−6−オン
【0106】
【化18】
【0107】9−(6−フェニル−2−ヒドロキシ−3
−ヘキシル)−2−(4−フェニル−ベンジル)−プリ
ン−6−オン(実施例46)478mg(1mmol)及びト
リエチルアミン1.3mlを、CH2Cl210ml及びDM
SO3ml中に溶解させ、そしてピリジン/SO3複合体
0.7gを0℃で添加する。混合物を20℃で16h撹
拌し、2NのHCl、10ml及び飽和NaHCO3溶液
10mlで各1回ずつ震盪することにより抽出する。Na
2SO4上での有機相の乾燥後、それを蒸発させ、残渣を
シリカゲル上(溶剤:CH2Cl2/MeOH40:1)
でのフラッシュクロマトグラフィーにより精製させる。
【0108】収量:425mg(89.3%)、 Rf=0.52(CH2Cl2/MeOH30:1) 表5に示される化合物類は同様な方法で製造される。
【0109】
【表17】
【0110】
【表18】
【0111】(実施例107)9−(5−フェニル−2
−ペンチル)−2−(4−ヒドロキシベンジル)−プリ
ン−6−オン
【0112】
【化19】
【0113】CH2Cl2中三臭化ホウ素1モル溶液2.
2mlを、無水CH2Cl25ml中の実施例7からの化合物
404mg(1mmol)に−78℃で滴加する。−78℃で
30分後、混合物を2時間20℃で撹拌する。出発物質
がまだ薄相クロマトグラフィーで認められたので、更に
1モルのBBr3溶液1.1mlを−78℃で滴加した。
室温で一夜撹拌後、混合物を−78℃に冷却し、そして
メタノール5mlを滴加する。混合物を蒸発せさ、残渣を
CH2Cl210ml中に取り上げ、該溶液を毎回10%N
aOH、10mlで震盪することにより2回抽出する。合
わせたNaOH相を濃HCl溶液の添加によりpH1−
2に酸性化させ、毎回酢酸エチル30mlで震盪すること
により2回抽出する。合わせた酢酸エチル相を蒸発さ
せ、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲ
ル、溶剤CH2Cl2/MeOH50:1→30:1)に
より精製させる。酢酸エチル/エーテルから再結晶させ
る。
【0114】収量:250mg(64.4%)、 M.p.=184℃ (実施例108)9−(1−ベンジルオキシ−2−プロ
ピル)−2−ベンジル−プリン−6−オン
【0115】
【化20】
【0116】a) 2−アミノ−2−シアノ−アセタミ
ド22g(0.22mol)及びオルソギ酸トリエチル37
mlを1時間、アセトニトリル200ml中で還流させる。
次いで2−アミノ−1−プロパノール17.5mlを添加
し、混合物を更に15分間還流させる。冷却後、濃縮さ
せ、そして残渣を少量のメタノール中に溶解させ、シリ
カゲル(溶剤CH2Cl2/MeOH10:1)上でのフ
ラッシュクロマトグラフィーにより精製させる。結晶5
−アミノ−1−(1−ヒドロキシ−2−プロピル)−イ
ミダゾール−4−カルボキサミドの収量は24.3g
(60%)である。
【0117】b) 段階a)からの化合物24g(0.
13mol)を、無水CH2Cl2100ml中の無水酢酸2
5ml及びピリジン30mlとともに2時間50℃で撹拌す
る。冷却後、混合物を飽和NaClで震盪することによ
り抽出し、そして有機相をNa2SO4上で乾燥させ、蒸
発させる。残渣を酢酸エチル/エーテルから結晶化させ
る。5−アミノ−1−(1−アセトキシ−2−プロピ
ル)−イミダゾール−4−カルボキサミドの収量は2
3.4g(84.2%)である。
【0118】c) 段階b)からの化合物23g(0.
107mol)及びDMAP(ジメチルアミノピリジン)1
gをピリジン100mlに溶解させる。無水トルエン20m
l中塩化フェニルアセチル12.1mlの溶液をこの溶液
に滴加しそしてそれを30分間20℃で撹拌する。次い
で2時間60℃で撹拌し、蒸発させ、残渣を無水トルエ
ン100mlに添加し、混合物を再度蒸発させる。残渣を
塩化メチレンに溶解させ、有機相を水で洗浄する。生成
物を塩化メチレン相から結晶化させ、そして吸引濾過さ
せ、乾燥させ、そして更に精製せずに次の反応に直接使
用する。5−フェニルアセチルアミノ−1−(1−アセ
トキシ−2−プロピル)−イミダゾール−4−カルボキ
サミドの収量は12.8g(36%)である。 d) 段階c)からの化合物12.8g(38.5mmol)
及びNaOH6.2g(155mmol)を、メタノール/水
混合物(1:1)100ml中で3時間還流させる。冷却
後、混合物を10%HClで酸性化させ、酢酸エチルで
2回抽出する。合わせた酢酸エチル相を飽和NaCl溶
液で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、蒸発させる。残
渣を酢酸エチル/エーテルから再結晶化させる。9−
(1−ヒドロキシ−2−プロピル)−2−ベンジルプリ
ン−6−オンの収量は6.2g(55.2%)であり、
M.p.:192℃である。
【0119】e) 段階d)からのプリン−6−オン5
76mg(2mmol)及びNaH(60%濃度)200mgを
無水THF30ml中で30分間還流させる。冷却後、塩
化ベンジル0.3ml(2.4mmol)を少量の無水THF
中に20℃で滴加し、混合物を16時間撹拌する。H2
O5mlを滴加し、次いで混合物を蒸発させ、残渣を酢酸
エチル中にとりこむ。有機相を2NのHCl及び飽和N
aCl溶液で洗浄し、Na2SO4上で乾燥させ、蒸発さ
せる。残渣をシリカゲル上(溶剤:CH2Cl2/MeO
H40:1)でのフラッシュクロマトグラフィーにより
精製する。生成物を含有している画分を合わせ、蒸発さ
せる。残渣をジエチルエーテルを用いて結晶化させる。
【0120】収量510mg(67.5%)、 M.p. 149℃ (実施例109)9−(1−p−クロロベンシルオキシ
−2−プロピル)−2−ベンジル−プリン−6−オン
【0121】
【化21】
【0122】主題の化合物は、実施例108の方法と同
様な方法で製造された。
【0123】収率:59%、m.p.166℃。
【0124】表6に示される実施例は、原則的に方法
c)により、表2からの化合物類と同様に、前記の方法
により製造された。
【0125】
【表19】
【0126】
【表20】
【0127】
【表21】
【0128】1) 酢酸エチル/エーテルから結晶化 2) エーテルから結晶化 3) 溶剤:CH2Cl2/CH3OH10:1 4) 溶剤:CH2Cl2/CH3OH7:1 5) 溶剤:CH2Cl2/MeOH10:1+1%NH3 6) 実施例113の対応するエステルの加水分解によ
り製造 7) 実施例131の対応するエステルの加水分解によ
り製造 8) 実施例137の対応するエステルの加水分解によ
り製造 本発明の特徴と態様を以下に示す。
【0129】1. 一般式(I)
【0130】
【化22】
【0131】式中、R1は水素、又は8個までの炭素原
子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキルを表し、R2
4個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アシル
を表すか、又は8個までの炭素原子をもつ直鎖状又は分
枝状アルキルを表し、それは場合によっては、ヒドロキ
シル、アジドにより、又は式−NR34もしくは−OS
25の基により置換されていてもよく、ここで、R3
及びR4は同一でも異なったものでもよく、そして3〜
6個の炭素原子をもつシクロアルキル、水素、ホルミ
ル、又は6個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝
状アルキルを表し、それは場合によっては、ヒドロキシ
ル、カルボキシルにより、又はそれぞれ6個までの炭素
原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルコキシもしくはア
ルコキシカルボニルにより、又は式−(CO)a−NR6
7の基により置換されていてもよく、ここで、aは0
又は1の数を表し、R6及びR7は同一でも異なったもの
でもよく、そして水素、ホルミル、ヒドロキシル、フェ
ニル、又は6個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分
枝状アルキルを表し、それは場合によっては、ヒドロキ
シルにより、又は5個までの炭素原子をもつ直鎖状もし
くは分枝状アルコキシにより置換されていてもよくある
いはR3及び/又はR4は6個までの炭素原子をもつ直鎖
状もしくは分枝状アルコキシカルボニル、カルボキシ
ル、又は6個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝
状アシルを表し、それは場合によっては、ヒドロキシ
ル、又は4個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝
状アルコキシにより置換されていてもよく、あるいはR
3及び/又はR4は式−(CO)b−T−NR89、−C
O−R10、−SO211又は−SO2NR1213の基を表
し、ここで、bは前記のaの意味をもち、そしてこれと
同一でも異なってもよく、Tは5個までの炭素原子をも
つ直鎖状もしくは分枝状アルキルを表すか又はb≠0の
場合には結合を表すこともでき、R8及びR9は前記のR
6及びR7の意味をもち、そしてこれと同一でも異なって
もよく、R10はS、N及び/又はOの群からの3個まで
の異種原子をもつ飽和、部分的に不飽和もしくは不飽和
の5員〜7員の複素環を表し、それは場合によってはま
た、該N官能基を介して、それぞれ4個までの炭素原子
をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキル、アルコキシもし
くはアルコキシカルボニル、カルボキシル、ベンジルオ
キシカルボニル又はヒドロキシルにより置換されていて
もよく、R11は5個までの炭素原子をもつ直鎖状もしく
は分枝状アルキル、ベンジル又はフェニルを表し、R12
及びR13は同一でも異なってもよく、そして水素、フェ
ニル、又は6個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分
枝状アルキルを表し、あるいはR3及びR4は窒素原子と
ともに、N、S及び/又はOの群からの3個までの異種
原子又は基−NR14を含有することができ、そして、場
合によってはカルボニルにより、5個までの炭素原子を
もつ直鎖状もしくは分枝状アルコキシカルボニルによ
り、又は5個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝
状アルキルにより置換されており、その一部分はヒドロ
キシル、カルボシキシルにより、又はそれぞれ6個まで
の炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アシル、アルコ
キシもしくはアルコキシカルボニルにより置換されてい
てもよい、5もしくは6員の飽和、部分的に不飽和もし
くは不飽和の複素環を形成し、ここで、R14は水素、カ
ルボニル、又はそれぞれ5個までの炭素原子をもつ直鎖
状もしくは分枝状アルキルもしくはアルコキシカルボニ
ルを表し、そしてR5はフェニル、又は5個までの炭素
原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキルを表し、Aは
それぞれ6個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝
状アルキレンもしくはアルケニレン鎖を表し、D及びL
は同一でも異なったものでもよく、そして6〜10個の
炭素原子をもつアリール、又はS、N及び/又はOの群
からの3個の異種原子をもつ5〜7員の芳香族の、場合
によってはベンゾ−縮合していてもよい複素環を表し、
それらのそれぞれは場合によっては、同一の又は異なっ
た、ハロゲン、ヒドロキシル、ニトロ、トリフルオロメ
チル、カルボキシル、それぞれ6個までの炭素原子をも
つ直鎖状もしくは分枝状アルキル、アルコキシもしくは
アルコキシカルボニルにより、又は式−(V)c−NR
1516及び/又は−OR17の基により3回まで置換され
ていてもよく、ここで、cは0又は1の数を表し、Vは
式−CO又は−SO2の基を表し、R15及びR16は同一
でも異なったものでもよく、そして前記のR3及びR4
意味をもち、R17は水素、8個までの炭素原子をもつ直
鎖状もしくは分枝状アルケニル、又は8個までの炭素原
子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキルを表し、それは
場合によっては、同一の又は異なった、ヒドロキシル、
カルボキシル、又は5個までの炭素原子をもつ直鎖状も
しくは分枝状アルコキシカルボニルにより3回まで置換
されていてもよく、そして/又は該環は場合によって
は、6〜10個の炭素原子をもつアリールにより、又は
S、N及び/又はOの群からの3個までの異種原子をも
つ、5〜7員の芳香族の、場合によってはベンゾ−縮合
していてもよい複素環により置換されていてもよく、そ
れらのそれぞれはその一部が、場合によっては、同一の
又は異なったハロゲン、ヒドロキシル、ニトロ、カルボ
キシル、トリフルオロメチルにより、又はそれぞれ5個
までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキル、
アルコキシもしくはアルコキシカルボニルにより、又は
式(V’)d−NR1819の基により2回まで置換され
ていてもよく、ここで、dは前記のaの意味をもち、そ
してこれと同一でも異なったものでもよく、R18及びR
19は前記のR3及びR4の意味をもち、そしてこれと同一
でも異なったものでもよく、V’は前記のVの意味をも
ち、そしてこれと同一でも異なったものでもよく、そし
て/又はDについて記載した環系は、場合によっては、
5個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アシル
により置換されていてもよく、それは場合によっては、
ヒドロキシル、5個までの炭素原子をもつ直鎖状もしく
は分枝状アルコキシにより、又は式−NR2021の基に
より置換されていてもよく、ここで、R20及びR21は同
一でも異なったものでもよく、そして前記のR3及びR4
の意味をもち、又はDは式
【0132】
【化23】
【0133】の基を表しそしてEは式−CH2−Y−Z
−の基を表し、ここで、Yは結合又は酸素もしくは硫黄
原子又は−NH基を表し、Zは5個までの炭素原子をも
つ直鎖状もしくは分枝状アルキレン鎖を表す、のプリン
−6−オン誘導体類並びにそれらの互変異性体類及び塩
類。
【0134】2. R1が水素、又は6個までの炭素原
子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキルを表し、R2
6個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アシル
を表すか、又は6個までの炭素原子をもつ直鎖状又は分
枝状アルキルを表し、それは場合によってはヒドロキシ
ル、アジドにより、又は式−NR34もしくはO−SO
2−R5の基により置換されていてもよく、ここでR3
びR4は同一でも異なったものでもよく、そしてシクロ
ペンチル、シクロヘキシル、水素、ホルミル又は、5個
までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキルを
表し、それは場合によってはヒドロキシル、カルボキシ
ルにより、又はそれぞれ5個までの炭素原子をもつ直鎖
状もしくは分枝状アルコキシもしくはアルコキシカルボ
ニルにより、又は式−(CO)a−NR67の基により
置換されていてもよく、ここで、aは0又は1の数を表
し、R6及びR7は同一でも異なったものでもよく、そし
て水素、ホルミル、ヒドロキシル、フェニル、又は5個
までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキルを
表し、それは場合によっては、ヒドロキシルにより、又
は4個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アル
コキシにより置換されていてもよく、あるいはR3及び
/又はR4は5個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは
分枝状アルコキシカルボニル、カルボキシル、又は5個
までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アシルを表
し、それは場合によっては、ヒドロキシル、又は3個ま
での炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルコキシに
より置換されていてもよく、あるいはR3及び/又はR4
は式−(CO)b−T−NR89、−CO−R10、−S
211又は−SO2NR1213の基を表わし、ここで、
bは前記のaの意味をもち、そしてこれと同一でも異な
ってもよく、Tは4個までの炭素原子をもつ直鎖状もし
くは分枝状アルキルを表すか又はb≠0の場合には結合
を表すこともでき、R8及びR9は前記のR6及びR7の意
味をもち、そしてこれと同一でも異なってもよく、R10
はモルホリニル、イミダゾリル、ピリジル、ピペラジニ
ル、ピペリジニル又はピロリジニルを表し、それらのそ
れぞれは、場合によってはまた、該N官能基を介して、
それぞれ3個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝
状アルキル、アルコキシもしくはアルコキシカルボニ
ル、カルボキシル、ベンジルオキシカルボニル又はヒド
ロキシルにより置換されていてもよく、R11は4個まで
の炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキル、ベン
ジル又はフェニルを表し、R12及びR13は同一でも異な
ってもよく、そして水素、フェニル、又は5個までの炭
素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキルを表し、あ
るいはR3及びR4は,窒素原子とともに、ピロリジニ
ル、モルホリニル、イミダゾリル、ピペリジニル又はピ
ペラジニル環を形成し、それらのそれぞれは、場合によ
ってはまた、該窒素官能基を介して、4個までの炭素原
子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルコキシカルボニル、
カルボキシルにより、又は4個までの炭素原子をもつ直
鎖状もしくは分枝状アルキルにより置換されていてもよ
く、それらの一部分はカルボキシル、ヒドロキシルによ
り、又はそれぞれ4個までの炭素原子をもつ直鎖状もし
くは分枝状アシル、アルコキシもしくはアルコキシカル
ボニルにより置換されていてもよく、そしてR5はフェ
ニル、又は4個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分
枝状アルキルを表し、Aがそれぞれ5個までの炭素原子
をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキレンもしくはアルケ
ニレン鎖を表し、D及びLが同一でも異なったものでも
よく、そしてフェニル、ナフチル、ピリジル、ピリミジ
ル、チエニル、インドリル又はフリルを表し、それらの
それぞれは、場合によっては、同一の又は異なった、フ
ッ素、塩素、臭素、トリフルオロメチル、ニトロ、カル
ボキシル、それぞれ5個までの炭素原子をもつ直鎖状も
しくは分枝状アルキルもしくはアルコキシカルボニルに
より、又は式−(V)c−NR1516及び/又は−OR
17の基により3回まで置換されていてもよく、ここで、
cは0又は1の数を表し、Vは式−CO又は−SO2
基を表し、R15及びR16は同一でも異なったものでもよ
く、そして前記のR3及びR4の意味をもち、R17は水
素、6個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状ア
ルケニル、又は6個までの炭素原子をもつ直鎖状もしく
は分枝状アルキルを表し、それは場合によっては、同一
の又は異なった、ヒドロキシル、カルボキシルにより、
又は4個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状ア
ルコキシカルボニルにより2回まで置換されていてもよ
く、そして/又は該環が、場合によっては、ナフチル、
フェニル、ピリジル、インドリル、チエニル、フリル、
ピリダジニル、ピリジル、ピリル又はピリミヂルにより
置換されていてもよく、それらのそれぞれはその一部が
場合によっては、フッ素、塩素、臭素、ヒドロキシル、
ニトロ、カルボキシル、トリフルオロメチルにより、又
はそれぞれ3個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分
枝状アルキル、アルコキシもしくはアルコキシカルボニ
ルにより、又は式(V’)d−NR1819の基により置
換されていてもよく、ここで、dは前記のaの意味をも
ち、そしてこれと同一でも異なったものでもよく、V’
は前記のVの意味をもち、そしてこれと同一でも異なっ
たものでもよく、R18及びR19は前記のR3及びR4の意
味をもち、そして/又はDについて記載した環系が、場
合によっては、4個までの炭素原子をもつ直鎖状もしく
は分枝状アシルにより置換されていてもよく、それは場
合によっては、ヒドロキシル、4個までの炭素原子をも
つ直鎖状もしくは分枝状アルコキシにより、又は式−N
2021により置換されていてもよく、ここで、R20
びR21は同一でも異なったものでもよく、そして前記の
3及びR4の意味をもち、あるいはDが式
【0135】
【化24】
【0136】の基を表し、Eが式−CH2−Y−Z−の
基を表わし、ここで、Yは結合又は酸素もしくは硫黄原
子又は−NH基を表し、Zは4個までの炭素原子をもつ
直鎖状もしくは分枝状アルキレン鎖を表す、第1項記載
の式のプリン−6−オン誘導体類並びにそれらの互変異
性体類及び塩類。
【0137】3. R1が水素、又は4個までの炭素原
子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキルを表し、R2
5個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アシル
を表すか、又は5個までの炭素原子をもつ直鎖状又は分
枝状アルキルを表し、それは場合によってはヒドロキシ
ル、アジドにより、又は式−NR34もしくはO−SO
25の基により置換されていてもよく、ここで、R3及び
4は同一でも異なったものでもよく、そしてシクロペ
ンチル、水素、ホルミル、又は4個までの炭素原子をも
つ直鎖状もしくは分枝状アルキルを表し、それは場合に
よっては、ヒドロキシル、カルボキシルにより、又はそ
れぞれ3個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状
アルコキシもしくはアルコキシカルボニルにより、又は
式−(CO)a−NR67の基により置換されていても
よく、ここで、aは0又は1の数を表し、R6及びR7
同一でも異なったものでもよく、そして水素、ホルミ
ル、ヒドロキシル、又は3個までの炭素原子をもつ直鎖
状もしくは分枝状アルキルを表し、それは場合によって
は、ヒドロキシルにより、又は3個までの炭素原子をも
つ直鎖状もしくは分枝状アルコキシにより置換されてい
てもよく、あるいはR3及び/又はR4は3個までの炭素
原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルコキシカルボニ
ル、カルボキシル、又は3個までの炭素原子をもつ直鎖
状もしくは分枝状アシルを表し、それは場合によって
は、ヒドロキシル、メトキシ又はエトキシにより置換さ
れていてもよく、あるいはR3及び/又はR4は式−(C
O)b−T−NR89、−CO−R10、−SO211又は
−SO2NR1213の基を表し、ここで、bは前記のa
の意味をもち、そしてこれと同一でも異なってもよく、
Tは3個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状ア
ルキルを表すか又はb≠0の場合には1個の結合を表す
こともでき、R8及びR9は前記のR6及びR7の意味をも
ち、そしてこれと同一でも異なってもよく、R10はモル
ホリニル、ピペリジニル、ピペラジニル又はピロリジニ
ルを表し、それらのそれぞれは、場合によってはまたN
官能基を介して、3個までの炭素原子をもつ直鎖状もし
くは分枝状アルキル、アルコキシもしくはアルコキシカ
ルボニル、ベンジルオキシカルボニル、カルボキシル又
はヒドロキシルにより置換されていてもよく、R11は3
個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキ
ル、ベンジル又はフェニルを表し、R12及びR13は同一
でも異なってもよく、そして水素、又は4個までの炭素
原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキルを表し、ある
いはR3及びR4は,窒素原子とともに、ピロリジニル、
モルホリニル、イミダゾリル、ピペリジニル又はピペラ
ジニル環を形成し、それらのそれぞれは、場合によって
はまた、該窒素官能基を介して、3個までの炭素原子を
もつ直鎖状もしくは分枝状アルキルもしくはアルコキシ
カルボニル又はカルボキシルにより、又は3個までの炭
素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキルにより置換
されていてもよく、そしてその一部分はカルボキシル、
ヒドロキシルにより、又はそれぞれ3個までの炭素原子
をもつ直鎖状もしくは分枝状アシル、アルコキシもしく
はアルコキシカルボニルにより置換されていてもよく、
そしてR5はフェニル、又は3個までの炭素原子をもつ
直鎖状もしくは分枝状アルキルを表し、Aが4個までの
炭素原子をもつエテニル(−ビニル)又はアルキレン鎖
を表し、D及びLが同一でも異なったものでもよく、そ
してフェニル、ナフチル、フリル、チエニル、インドリ
ル又はピリジルを表し、それらのそれぞれが場合によっ
ては、同一の又は異なった、フッ素、塩素、臭素、ニト
ロ、カルボキシル、トリフルオロメチル、それぞれ4個
までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキルも
しくはアルコキシカルボニルにより、又は式−(V)c
−NR1516及び/又は−OR17の基により2回まで置
換されていてもよく、ここで、cは0又は1の数を表
し、Vは式−CO又は−SO2の基を表し、R15及びR
16は同一でも異なったものでもよく、そして前記のR3
及びR4の意味をもち、R17は水素、4個までの炭素原
子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルケニル、又は4個ま
での炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキルを表
し、それは場合によっては、同一の又は異なった、ヒド
ロキシル、カルボキシルにより、又は3個までの炭素原
子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルコキシカルボニルに
より2回まで置換されていてもよく、そして/又は該環
が場合によっては、フェニル、ピリミジル、ピリダジニ
ル、ピリジル、チエニル又はフリルにより置換されてい
てもよく、それらのそれぞれはその一部が場合によって
は、フッ素、塩素、臭素、ヒドロキシル、ニトロ、カル
ボキシル、トリフルオロメチルにより、又はそれぞれ3
個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキ
ル、アルコキシもしくはアルコキシカルボニルにより、
又は式(V’)dNR1819の基により置換されていて
もよく、ここで、dは前記のaの意味をもち、そしてこ
れと同一でも異なったものでもよく、V’は前記のVの
意味をもち、そしてこれと同一でも異なったものでもよ
く、R18及びR19は前記のR3及びR4の意味をもち、そ
して/又はDが場合によっては、3個までの炭素原子を
もつ直鎖状もしくは分枝状アシルにより置換されていて
もよく、それは場合によっては、ヒドロキシル、3個ま
での炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルコキシに
より、又は式−NR2021の基により置換されていても
よく、ここで、R20及びR21は同一でも異なったもので
もよく、そして前記のR3及びR4の意味をもち、又はD
が式
【0138】
【化25】
【0139】の基を表し、Eが式−CH2−Y−Z−の
基を表し、ここで、Yは1個の結合又は1個の酸素もし
くは硫黄原子又は−NH基を表し、Zは4個までの炭素
原子をもつアルキレン鎖を表す、第1項記載の式のプリ
ン−6−オン誘導体類並びにそれらの互変異性体類及び
塩類。
【0140】4. 治療的使用のための第1項ないし
第3項記載のプリン−6−オン誘導体類。
【0141】5. [A] 最初に、一般式(II)
【0142】
【化26】
【0143】式中、R1、R2、E及びLは前記の意味を
もつ、の化合物を一般式(III) D−A−CO−Cl (III) 式中、A及びDは前記の意味をもつ、の化合物と不活性
溶媒中で塩基の存在下に反応させることにより、一般式
(IV)
【0144】
【化27】
【0145】式中、A、D、E、L、R1及びR2は前記
の意味をもつ、の化合物に転化させ、そして第2段階
で、これらを不活性溶媒類中で塩基の存在下に環化させ
るか、あるいは[B]一般式(II)の化合物をアルコー
ル中で塩基の存在下に、一般式(V) D−A−CO222 (V) 式中、D及びAは前記の意味をもち、そしてR22はC1
−C4−アルキルを表す、の化合物と直接反応させ、そ
して適切な場合には、R2について記載した置換基をア
シル化、酸化及び/又はアジド交換により導入又は誘導
し、そしてD及びLについて記載した置換基を同様に導
入しそして/又は通常の方法により変えることを特徴と
する第1項ないし第3項記載のプリン−6−オン誘導体
類の製造方法。
【0146】6. 第1項ないし第3項記載のプリン−
6−オン誘導体類を含有する医薬品類。
【0147】7. 心臓血管障害、末梢血管障害及び尿
路生殖器系の障害の処置のための第6項記載の医薬品
類。
【0148】8. 前記プリン−6−オン誘導体類を、
適切な場合には、通常の補助剤類及び賦形剤類により、
適切な投与形態に転化させることを特徴とする第6項及
び第7項記載の医薬品類の製造方法。
【0149】9. 医薬品類の製造のための第1項ない
し第3項記載のプリン−6−オン誘導体類の使用。
【0150】10.心臓血管障害、末梢血管障害及び尿
路生殖器系の障害の処置のための医薬品類の生産のため
の第9項記載の使用。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨアヒム・ヒユツター ドイツ42349ブツペルタール・テシエン− ズートベルガー−シユトラーセ13 (72)発明者 エリザベート・ペルツボルン ドイツ42327ブツペルタール・アムテシヤ ーブツシユ13 (72)発明者 ヘルムート・シユツツ ドイツ42115ブツペルタール・クラウデイ ウスベーク3

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 式中、 R1は水素、又は8個までの炭素原子をもつ直鎖状もし
    くは分枝状アルキルを表し、 R2は4個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状
    アシルを表すか、又は8個までの炭素原子をもつ直鎖状
    又は分枝状アルキルを表し、それは場合によっては、ヒ
    ドロキシル、アジドにより、又は式−NR34もしくは
    −OSO25の基により置換されていてもよく、 ここで、 R3及びR4は同一でも異なったものでもよく、そして3
    〜6個の炭素原子をもつシクロアルキル、水素、ホルミ
    ル、又は6個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝
    状アルキルを表し、それは場合によっては、ヒドロキシ
    ル、カルボキシルにより、又はそれぞれ6個までの炭素
    原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルコキシもしくはア
    ルコキシカルボニルにより、又は式−(CO)a−NR6
    7の基により置換されていてもよく、 ここで、 aは0又は1の数を表し、 R6及びR7は同一でも異なったものでもよく、そして水
    素、ホルミル、ヒドロキシル、フェニル、又は6個まで
    の炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキルを表
    し、それは場合によっては、ヒドロキシルにより、又は
    5個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルコ
    キシにより置換されていてもよくあるいはR3及び/又
    はR4は6個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝
    状アルコキシカルボニル、カルボキシル、又は6個まで
    の炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アシルを表し、
    それは場合によっては、ヒドロキシル、又は4個までの
    炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルコキシにより
    置換されていてもよく、 あるいはR3及び/又はR4は式−(CO)b−T−NR8
    9、−CO−R10、−SO211又は−SO2NR12
    13の基を表し、 ここで、 bは前記のaの意味をもち、そしてこれと同一でも異な
    ってもよく、 Tは5個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状ア
    ルキルを表すか又はb≠0の場合には結合を表すことも
    でき、 R8及びR9は前記のR6及びR7の意味をもち、そしてこ
    れと同一でも異なってもよく、 R10はS、N及び/又はOの群からの3個までの異種原
    子をもつ飽和、部分的に不飽和もしくは不飽和の5員〜
    7員の複素環を表し、それは場合によってはまた、該N
    官能基を介して、それぞれ4個までの炭素原子をもつ直
    鎖状もしくは分枝状アルキル、アルコキシもしくはアル
    コキシカルボニル、カルボキシル、ベンジルオキシカル
    ボニル又はヒドロキシルにより置換されていてもよく、 R11は5個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状
    アルキル、ベンジル又はフェニルを表し、 R12及びR13は同一でも異なってもよく、そして水素、
    フェニル、又は6個までの炭素原子をもつ直鎖状もしく
    は分枝状アルキルを表し、 あるいはR3及びR4は窒素原子とともに、N、S及び/
    又はOの群からの3個までの異種原子又は基−NR14
    含有することができ、そして、場合によってはカルボニ
    ルにより、5個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分
    枝状アルコキシカルボニルにより、又は5個までの炭素
    原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキルにより置換さ
    れており、その一部分はヒドロキシル、カルボシキシル
    により、又はそれぞれ6個までの炭素原子をもつ直鎖状
    もしくは分枝状アシル、アルコキシもしくはアルコキシ
    カルボニルにより置換されていてもよい、5もしくは6
    員の飽和、部分的に不飽和もしくは不飽和の複素環を形
    成し、 ここで、 R14は水素、カルボニル、又はそれぞれ5個までの炭素
    原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキルもしくはアル
    コキシカルボニルを表し、 そしてR5はフェニル、又は5個までの炭素原子をもつ
    直鎖状もしくは分枝状アルキルを表し、Aはそれぞれ6
    個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルキレ
    ンもしくはアルケニレン鎖を表し、D及びLは同一でも
    異なったものでもよく、そして6〜10個の炭素原子を
    もつアリール、又はS、N及び/又はOの群からの3個
    の異種原子をもつ5〜7員の芳香族の、場合によっては
    ベンゾ−縮合していてもよい複素環を表し、それらのそ
    れぞれは場合によっては、同一の又は異なった、ハロゲ
    ン、ヒドロキシル、ニトロ、トリフルオロメチル、カル
    ボキシル、それぞれ6個までの炭素原子をもつ直鎖状も
    しくは分枝状アルキル、アルコキシもしくはアルコキシ
    カルボニルにより、又は式−(V)c−NR1516及び
    /又は−OR17の基により3回まで置換されていてもよ
    く、 ここで、 cは0又は1の数を表し、 Vは式−CO又は−SO2の基を表し、 R15及びR16は同一でも異なったものでもよく、そして
    前記のR3及びR4の意味をもち、 R17は水素、8個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは
    分枝状アルケニル、 又は8個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状ア
    ルキルを表し、それは場合によっては、同一の又は異な
    った、ヒドロキシル、カルボキシル、又は5個までの炭
    素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルコキシカルボニ
    ルにより3回まで置換されていてもよく、 そして/又は該環は場合によっては、6〜10個の炭素
    原子をもつアリールにより、又はS、N及び/又はOの
    群からの3個までの異種原子をもつ5〜7員の芳香族
    の、場合によってはベンゾ−縮合していてもよい複素環
    により置換されていてもよく、それらのそれぞれはその
    一部が、場合によっては、同一の又は異なったハロゲ
    ン、ヒドロキシル、ニトロ、カルボキシル、トリフルオ
    ロメチルにより、又はそれぞれ5個までの炭素原子をも
    つ直鎖状もしくは分枝状アルキル、アルコキシもしくは
    アルコキシカルボニルにより、又は式(V’)d−NR
    1819の基により2回置換されていてもよく、 ここで、 dは前記のaの意味をもち、そしてこれと同一でも異な
    ったものでもよく、 R18及びR19は前記のR3及びR4の意味をもち、そして
    これと同一でも異なったものでもよく、 V’は前記のVの意味をもち、そしてこれと同一でも異
    なったものでもよく、そして/又はDについて記載した
    環系は、場合によっては、5個までの炭素原子をもつ直
    鎖状もしくは分枝状アシルにより置換されていてもよ
    く、それは場合によっては、ヒドロキシル、5個までの
    炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状アルコキシによ
    り、又は式−NR2021の基により置換されていてもよ
    く、 ここで、 R20及びR21は同一でも異なったものでもよく、そして
    前記のR3及びR4の意味をもち、又はDは式 【化2】 の基を表しそしてEは式−CH2−Y−Z−の基を表
    し、 ここで、 Yは結合又は酸素もしくは硫黄原子又は−NH基を表
    し、 Zは5個までの炭素原子をもつ直鎖状もしくは分枝状ア
    ルキレン鎖を表す、のプリン−6−オン誘導体類並びに
    それらの互変異性体類及び塩類。
  2. 【請求項2】 治療的使用のための請求項1記載のプリ
    ン−6−オン誘導体類。
  3. 【請求項3】[A] 最初に、一般式(II) 【化3】 式中、 R1、R2、E及びLは前記の意味をもつ、の化合物を一
    般式(III) D−A−CO−Cl (III) 式中、 A及びDは前記の意味をもつ、の化合物と不活性溶媒中
    で塩基の存在下に反応させることにより、一般式(IV) 【化4】 式中、A、D、E、L、R1及びR2は前記の意味をも
    つ、の化合物に転化させ、そして第2段階で、これらを
    不活性溶媒類中で塩基の存在下に環化させるか、あるい
    は[B]一般式(II)の化合物をアルコール中で塩基の
    存在下に、一般式(V) D−A−CO222 (V) 式中、 D及びAは前記の意味をもち、そしてR22はC1−C4
    アルキルを表す、の化合物と直接反応させ、そして適切
    な場合には、R2について記載した置換基をアシル化、
    酸化及び/又はアジド交換により導入又は誘導し、そし
    てD及びLについて記載した置換基を、同様に導入しそ
    して/又は通常の方法により変えることを特徴とする請
    求項1記載のプリン−6−オン誘導体類の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のプリン−6−オン誘導体
    類を含有する医薬品類。
  5. 【請求項5】 前記プリン−6−オン誘導体類を、適切
    な場合には、通常の補助剤類及び賦形剤類により、適切
    な投与形態に転化させることに特徴とする請求項4記載
    の医薬品類の製造方法。
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