JPH0912245A - エレベータ位置検出装置 - Google Patents
エレベータ位置検出装置Info
- Publication number
- JPH0912245A JPH0912245A JP16176395A JP16176395A JPH0912245A JP H0912245 A JPH0912245 A JP H0912245A JP 16176395 A JP16176395 A JP 16176395A JP 16176395 A JP16176395 A JP 16176395A JP H0912245 A JPH0912245 A JP H0912245A
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- JP
- Japan
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- elevator
- car
- speed governor
- position detector
- expansion
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- Pending
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- Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
- Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)
- Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】調速機プーリ２に設置されたロータリエンコー
ダ５による位置検出器において、調速機ロープの伸縮量
を、乗りかご１に設置された絶対位置検出器８とエレベ
ータの加速度及びかご位置から算出する。 【効果】調速機ロープの伸縮による位置検出誤差を、エ
レベータの運転状態により補正できるため、走行中の位
置データの検出精度を向上し、着床誤差を低減できる効
果がある。
ダ５による位置検出器において、調速機ロープの伸縮量
を、乗りかご１に設置された絶対位置検出器８とエレベ
ータの加速度及びかご位置から算出する。 【効果】調速機ロープの伸縮による位置検出誤差を、エ
レベータの運転状態により補正できるため、走行中の位
置データの検出精度を向上し、着床誤差を低減できる効
果がある。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はエレベータの位置検出装
置に係り、特に、高層ビルなどロープの長いエレベータ
や、正確なかご位置検出を要求される運転を備えたエレ
ベータの位置検出装置に関する。
置に係り、特に、高層ビルなどロープの長いエレベータ
や、正確なかご位置検出を要求される運転を備えたエレ
ベータの位置検出装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の装置には、公知である次の技術が
ある。すなわち、電動機軸に取付けられたロータリエン
コーダと、乗りかごに取付けられた絶対位置検出器の信
号により、各階床のロータリエンコーダによる位置デー
タをメモリに記憶する。そして、エレベータ走行中、絶
対位置検出器のエッジ通過時信号の動作により、かご位
置データに予めメモリに記憶された位置データをセット
することで、エレベータ走行中の位置ずれを修正し、最
終的にかごの着床点を補正する。
ある。すなわち、電動機軸に取付けられたロータリエン
コーダと、乗りかごに取付けられた絶対位置検出器の信
号により、各階床のロータリエンコーダによる位置デー
タをメモリに記憶する。そして、エレベータ走行中、絶
対位置検出器のエッジ通過時信号の動作により、かご位
置データに予めメモリに記憶された位置データをセット
することで、エレベータ走行中の位置ずれを修正し、最
終的にかごの着床点を補正する。
【０００３】また、特開平4−323108 号公報に記載のよ
うに、絶対値型ロータリエンコーダによる位置検出器に
おいても、かごの着床点は着床階での絶対位置検出器の
エッジで読み取った位置データに、固定値を加えて設定
している。
うに、絶対値型ロータリエンコーダによる位置検出器に
おいても、かごの着床点は着床階での絶対位置検出器の
エッジで読み取った位置データに、固定値を加えて設定
している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、位置
データの最後の補正点である着床階の絶対位置検出器の
エッジからかごが着床停止するまでの間の移動距離を正
確に検出する必要があった。これは、エレベータが通常
に運転停止する時のつまずき防止や、停止時に乗客の乗
り降りによる微小な着床誤差を修正する床合せ運転時に
要求されるためである。しかし、かごの移動量をロープ
により位置検出器に伝えるため、加減速中のロープの伸
縮による影響を受けて、位置データに誤差を含んでしま
い、特に高層ビルなどロープの長いエレベータでは、誤
差が大きくなりかごが到着した際、建屋側と段差になっ
て乗客に対し危険になるという問題があった。
データの最後の補正点である着床階の絶対位置検出器の
エッジからかごが着床停止するまでの間の移動距離を正
確に検出する必要があった。これは、エレベータが通常
に運転停止する時のつまずき防止や、停止時に乗客の乗
り降りによる微小な着床誤差を修正する床合せ運転時に
要求されるためである。しかし、かごの移動量をロープ
により位置検出器に伝えるため、加減速中のロープの伸
縮による影響を受けて、位置データに誤差を含んでしま
い、特に高層ビルなどロープの長いエレベータでは、誤
差が大きくなりかごが到着した際、建屋側と段差になっ
て乗客に対し危険になるという問題があった。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は調速機に設置したロータリエンコーダに
より、かご位置検出し、少なくとも一つの絶対位置検出
器によりかご位置補正する第一の補正手段をもつエレベ
ータ位置検出装置において、エレベータの運転状態によ
り第一の補正値を更に補正する第二の補正手段を備えた
構成とする。また、第二の補正値はエレベータの加減速
度，かご位置により変更できる構成とする。
めに、本発明は調速機に設置したロータリエンコーダに
より、かご位置検出し、少なくとも一つの絶対位置検出
器によりかご位置補正する第一の補正手段をもつエレベ
ータ位置検出装置において、エレベータの運転状態によ
り第一の補正値を更に補正する第二の補正手段を備えた
構成とする。また、第二の補正値はエレベータの加減速
度，かご位置により変更できる構成とする。
【０００６】
【作用】本発明はこのように構成されるので、エレベー
タ走行中において、調速機ロープ伸縮により発生する位
置検出器の誤差をエレベータの加減速度，かご位置によ
り補正することができる。
タ走行中において、調速機ロープ伸縮により発生する位
置検出器の誤差をエレベータの加減速度，かご位置によ
り補正することができる。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図１および図２に
より説明する。
より説明する。
【０００８】図１に示すように、乗りかごには、調速機
ロープ２の両端が係止され、この調速機ロープ２は、昇
降路の上下端に設けられた調速機プーリ３とテンション
プーリ４との間に張られている。調速機プーリ３には、
ロータリエンコーダ５が結合されており、その信号を位
置検出回路６の内部の位置補正回路７に入力している。
また位置補正回路７には、乗りかご１に取付けられた絶
対位置検出器８の信号も入力している。
ロープ２の両端が係止され、この調速機ロープ２は、昇
降路の上下端に設けられた調速機プーリ３とテンション
プーリ４との間に張られている。調速機プーリ３には、
ロータリエンコーダ５が結合されており、その信号を位
置検出回路６の内部の位置補正回路７に入力している。
また位置補正回路７には、乗りかご１に取付けられた絶
対位置検出器８の信号も入力している。
【０００９】図２に位置補正回路６のブロック図を示
す。位置検出回路６から出力される位置データ９は、加
速度検出回路１０と、調速機プーリ３から乗りかご１ま
での調速機ロープ重量算出回路１１に入力される。これ
らの出力信号α，ｍと、記憶データであるばね定数ｋ１
２を、調速機ロープ伸縮量算出回路１３に入力する。算
出された補正値ｘ１４と位置データ９を加算器１５によ
り加算し、絶対位置検出信号１６がオンすることによ
り、補正後の位置データを得る構成となっている。ここ
で、ｍ，ｘは下式により算出される。
す。位置検出回路６から出力される位置データ９は、加
速度検出回路１０と、調速機プーリ３から乗りかご１ま
での調速機ロープ重量算出回路１１に入力される。これ
らの出力信号α，ｍと、記憶データであるばね定数ｋ１
２を、調速機ロープ伸縮量算出回路１３に入力する。算
出された補正値ｘ１４と位置データ９を加算器１５によ
り加算し、絶対位置検出信号１６がオンすることによ
り、補正後の位置データを得る構成となっている。ここ
で、ｍ，ｘは下式により算出される。
【００１０】［ｍの算出方法］
【００１１】
【数１】 ｍ＝(Ｈ−Ｙ)×Ｍ Ｈ：最下階から機械室までの距離 Ｙ：位置検出値 Ｍ：調速機ロープの単位重量 ［ｍの算出方法］
【００１２】
【数２】 ｍα＝ｋｘより ｋ：調速機ロープのばね定数 ｘ＝ｍα×ｋ α：乗りかごの加速度 図３に位置補正フローチャートを示す。ステップＳ１に
よりエレベータ走行中を確認後、ステップＳ２により位
置データ補正値を算出する。ステップＳ３により乗りか
ごに取付けられた絶対位置検出器が動作したことを確認
後、ステップＳ４で位置データを補正する。ステップＳ
５で着床階の絶対位置検出器が動作したことを確認後、
ステップＳ６着床位置データの補正を行う。ステップＳ
７で乗りかごの停止位置を確認し、ステップＳ８で停止
位置が着床位置に対し、大きくずれていないかを確認
し、大きくずれている場合、ステップＳ９により床合せ
運転を実施する。
よりエレベータ走行中を確認後、ステップＳ２により位
置データ補正値を算出する。ステップＳ３により乗りか
ごに取付けられた絶対位置検出器が動作したことを確認
後、ステップＳ４で位置データを補正する。ステップＳ
５で着床階の絶対位置検出器が動作したことを確認後、
ステップＳ６着床位置データの補正を行う。ステップＳ
７で乗りかごの停止位置を確認し、ステップＳ８で停止
位置が着床位置に対し、大きくずれていないかを確認
し、大きくずれている場合、ステップＳ９により床合せ
運転を実施する。
【００１３】このように本実施例によれば、調速機ロー
プの伸縮による位置検出誤差を、エレベータ走行中の状
態に応じて算出できるため、極めて正確な位置検出を実
現できることとなる。
プの伸縮による位置検出誤差を、エレベータ走行中の状
態に応じて算出できるため、極めて正確な位置検出を実
現できることとなる。
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、調速機ロープの伸縮に
よる位置検出誤差を、エレベータの加減速度，乗りかご
位置により補正できるため、走行中の位置データの検出
精度が向上し、又、着床誤差を低減できる。
よる位置検出誤差を、エレベータの加減速度，乗りかご
位置により補正できるため、走行中の位置データの検出
精度が向上し、又、着床誤差を低減できる。
【図１】本発明の一実施例のブロック図。
【図２】位置補正回路ブロック図。
【図３】位置補正フローチャート。
１…乗りかご、２…調速機ロープ、３…調速機プーリ、
４…テンションプーリ、５…ロータリエンコーダ、６…
位置検出回路、７…位置補正回路、８…絶対位置検出
器。
４…テンションプーリ、５…ロータリエンコーダ、６…
位置検出回路、７…位置補正回路、８…絶対位置検出
器。
Claims (3)
- 【請求項１】調速機プールに設置したロータリエンコー
ダにより、かご位置を検出し、かごに取付けられた絶対
位置検出器によりかご位置補正する第一の補正手段をも
つエレベータ位置検出装置において、エレベータの運転
状態により第一の補正値を更に補正する第二の補正手段
を備えたことを特徴とするエレベータ位置検出装置。 - 【請求項２】請求項１において、前記第二の補正値はエ
レベータの加減速装置により変更できる回路を備えたエ
レベータ位置検出装置。 - 【請求項３】請求項１において、第二の補正値はエレベ
ータのかご位置により変更できる回路を備えたエレベー
タ位置検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16176395A JPH0912245A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | エレベータ位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16176395A JPH0912245A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | エレベータ位置検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0912245A true JPH0912245A (ja) | 1997-01-14 |
Family
ID=15741437
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16176395A Pending JPH0912245A (ja) | 1995-06-28 | 1995-06-28 | エレベータ位置検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0912245A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004277026A (ja) * | 2003-03-13 | 2004-10-07 | Daifuku Co Ltd | 物品保管設備の安全装置 |
| WO2010067435A1 (ja) * | 2008-12-11 | 2010-06-17 | 三菱電機株式会社 | エレベータ装置 |
| JP2013112464A (ja) * | 2011-11-28 | 2013-06-10 | Hitachi Ltd | エレベータの運行管理システム |
| CN106163957A (zh) * | 2014-02-19 | 2016-11-23 | 奥的斯电梯公司 | 电梯张力部件刚度估计和监测 |
| WO2016203650A1 (ja) * | 2015-06-19 | 2016-12-22 | 三菱電機株式会社 | エレベータの制御装置およびガバナロープ伸縮量推定方法 |
| JPWO2016063379A1 (ja) * | 2014-10-22 | 2017-04-27 | 三菱電機株式会社 | エレベータの制御装置 |
| WO2017103968A1 (ja) * | 2015-12-14 | 2017-06-22 | 三菱電機株式会社 | エレベーターの制御装置 |
| KR20190119092A (ko) | 2017-03-22 | 2019-10-21 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 엘리베이터의 제어 장치 및 권상 로프의 신축량 추정 방법 |
| WO2020070795A1 (ja) * | 2018-10-02 | 2020-04-09 | 三菱電機株式会社 | ガバナシステムの特性制御装置、及びエレベータ装置 |
| CN111847143A (zh) * | 2020-08-25 | 2020-10-30 | 陈军 | 一种新型电梯平层方法与平层装置 |
-
1995
- 1995-06-28 JP JP16176395A patent/JPH0912245A/ja active Pending
Cited By (25)
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| CN106163957A (zh) * | 2014-02-19 | 2016-11-23 | 奥的斯电梯公司 | 电梯张力部件刚度估计和监测 |
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| CN107709212A (zh) * | 2015-06-19 | 2018-02-16 | 三菱电机株式会社 | 电梯控制装置及限速器绳索伸缩量估计方法 |
| KR20190128258A (ko) * | 2015-06-19 | 2019-11-15 | 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 | 엘리베이터의 제어 장치 및 가버너 로프 신축량 추정 방법 |
| CN107709212B (zh) * | 2015-06-19 | 2019-11-01 | 三菱电机株式会社 | 电梯控制装置及限速器绳索伸缩量估计方法 |
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| CN108367885A (zh) * | 2015-12-14 | 2018-08-03 | 三菱电机株式会社 | 电梯的控制装置 |
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| WO2017103968A1 (ja) * | 2015-12-14 | 2017-06-22 | 三菱電機株式会社 | エレベーターの制御装置 |
| JPWO2017103968A1 (ja) * | 2015-12-14 | 2018-04-19 | 三菱電機株式会社 | エレベーターの制御装置 |
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