JPH09121525A - 無刷子電動機の回転子 - Google Patents
無刷子電動機の回転子Info
- Publication number
- JPH09121525A JPH09121525A JP27743395A JP27743395A JPH09121525A JP H09121525 A JPH09121525 A JP H09121525A JP 27743395 A JP27743395 A JP 27743395A JP 27743395 A JP27743395 A JP 27743395A JP H09121525 A JPH09121525 A JP H09121525A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sensor magnet
- rotor
- boss
- shaft
- fixing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Brushless Motors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 センサ磁石の固定強度のバラツキを低減さ
せ、かつ製造工程の簡易化が可能な無刷子電動機の回転
子を提供する。 【解決手段】 センサ磁石１０の内周面に凹部１０ａ
を、樹脂製のセンサ磁石固定用ボス２１の外周面に凸部
２１ａを設け、センサ磁石１０の回り止めを行ない、ま
た、その他接する面の寸法はセンサ磁石固定用ボス２１
の寸法を若干小さくしてある。さらに、センサ磁石用ボ
ス２１の内径２１ａの寸法は軸１９と圧入しめしろに設
定し、センサ磁石固定用ボス２１を軸１９に圧入し、セ
ンサ磁石１０を回転子鉄心９に当接させることでセンサ
磁石１０を所定の位置に固定できる無刷子電動機の回転
子が得られる。
せ、かつ製造工程の簡易化が可能な無刷子電動機の回転
子を提供する。 【解決手段】 センサ磁石１０の内周面に凹部１０ａ
を、樹脂製のセンサ磁石固定用ボス２１の外周面に凸部
２１ａを設け、センサ磁石１０の回り止めを行ない、ま
た、その他接する面の寸法はセンサ磁石固定用ボス２１
の寸法を若干小さくしてある。さらに、センサ磁石用ボ
ス２１の内径２１ａの寸法は軸１９と圧入しめしろに設
定し、センサ磁石固定用ボス２１を軸１９に圧入し、セ
ンサ磁石１０を回転子鉄心９に当接させることでセンサ
磁石１０を所定の位置に固定できる無刷子電動機の回転
子が得られる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は家庭用エアコンなど
の送風ファン駆動源として用いられる無刷子電動機の回
転子に関するものである。
の送風ファン駆動源として用いられる無刷子電動機の回
転子に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、家庭用エアコンなど空調機器にお
ける室内側熱交換器の送風ファン駆動源として、高効率
で制御性に優れた無刷子電動機が主流になりつつある。
また、室外側熱交換器の送風ファン駆動源としても使わ
れつつある。
ける室内側熱交換器の送風ファン駆動源として、高効率
で制御性に優れた無刷子電動機が主流になりつつある。
また、室外側熱交換器の送風ファン駆動源としても使わ
れつつある。
【０００３】従来の無刷子電動機は、特願昭６２−２４
６３８５号に挙げられるような構造であった。
６３８５号に挙げられるような構造であった。
【０００４】以下、従来の無刷子電動機の回転子につい
て説明する。図４は、特願昭６２−２４６３８５号の無
刷子電動機の縦断面図である。ホール素子６に相対する
位置にセンサ磁石１０が、軸１９に固定された回転子鉄
心９の端面に接着工法で固定されている。
て説明する。図４は、特願昭６２−２４６３８５号の無
刷子電動機の縦断面図である。ホール素子６に相対する
位置にセンサ磁石１０が、軸１９に固定された回転子鉄
心９の端面に接着工法で固定されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、センサ磁石の径方向に位置決め機構を有し
た接着治具を用いる必要がある。また、乾燥工程におい
てもセンサ磁石が位置ずれを起こさないように接着治具
を装備したまま固着する必要があり、接着治具が固着さ
れる不具合も発生する。一方、速乾性の接着剤を使用し
た場合、接着強度のバラツキにより電動機の使用環境や
高負荷点での回転子の発熱によりセンサ磁石がはずれる
という危険性を有していた。
の構成では、センサ磁石の径方向に位置決め機構を有し
た接着治具を用いる必要がある。また、乾燥工程におい
てもセンサ磁石が位置ずれを起こさないように接着治具
を装備したまま固着する必要があり、接着治具が固着さ
れる不具合も発生する。一方、速乾性の接着剤を使用し
た場合、接着強度のバラツキにより電動機の使用環境や
高負荷点での回転子の発熱によりセンサ磁石がはずれる
という危険性を有していた。
【０００６】本発明は上記課題を解決するもので、簡易
な工法により無刷子電動機の回転子を提供することを目
的としている。
な工法により無刷子電動機の回転子を提供することを目
的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、センサ磁石の内周面に複数個の凹部を設
け、センサ磁石の凹部に相対する位置にセンサ磁石の凹
部と略同一形状の凸部を外周面に有する樹脂製のセンサ
磁石固定用ボスを軸に圧入する構成としている。
するために、センサ磁石の内周面に複数個の凹部を設
け、センサ磁石の凹部に相対する位置にセンサ磁石の凹
部と略同一形状の凸部を外周面に有する樹脂製のセンサ
磁石固定用ボスを軸に圧入する構成としている。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
て、図面を参照しながら説明する。
【０００９】図１は本発明の一実施の形態による無刷子
電動機の回転子の断面図である。図２は本発明の一実施
の形態によるセンサ磁石の斜視図である。図３は本発明
の一実施の形態によるセンサ磁石固定用ボスの斜視図で
ある。センサ磁石１０の凹部１０ａとセンサ磁石固定用
ボス２１の凸部２１ａを合わせて、センサ磁石固定用ボ
ス２１の内径２１ｂを軸１９に圧入してセンサ磁石１０
を軸１９に固定された回転子鉄心９に当接させることに
より、センサ磁石１０を所定の位置に固定されている。
電動機の回転子の断面図である。図２は本発明の一実施
の形態によるセンサ磁石の斜視図である。図３は本発明
の一実施の形態によるセンサ磁石固定用ボスの斜視図で
ある。センサ磁石１０の凹部１０ａとセンサ磁石固定用
ボス２１の凸部２１ａを合わせて、センサ磁石固定用ボ
ス２１の内径２１ｂを軸１９に圧入してセンサ磁石１０
を軸１９に固定された回転子鉄心９に当接させることに
より、センサ磁石１０を所定の位置に固定されている。
【００１０】センサ磁石１０の凹部１０ａとセンサ磁石
固定用ボス２１の凸部２１ａは略同一形状にすることに
よりセンサ磁石１０の回り止めが可能となる。また、２
１ｂの外径寸法は１０ｂの内径寸法より若干小さく、同
様に２１ｃの外形寸法は１０ｃの内径寸法より若干小さ
くしてある。一方センサ磁石固定用ボス２１の内径２１
ｄの寸法は軸１９の外径と圧入しめしろに設定してあ
る。
固定用ボス２１の凸部２１ａは略同一形状にすることに
よりセンサ磁石１０の回り止めが可能となる。また、２
１ｂの外径寸法は１０ｂの内径寸法より若干小さく、同
様に２１ｃの外形寸法は１０ｃの内径寸法より若干小さ
くしてある。一方センサ磁石固定用ボス２１の内径２１
ｄの寸法は軸１９の外径と圧入しめしろに設定してあ
る。
【００１１】センサ磁石１０と反対側の回転子鉄心９の
端面には、スラスト調整用ボス２２さらにはメタルの潤
滑油回収用の油切りワッシャ２３が所定の位置に固定さ
れている。
端面には、スラスト調整用ボス２２さらにはメタルの潤
滑油回収用の油切りワッシャ２３が所定の位置に固定さ
れている。
【００１２】この構成によって、センサ磁石の凹部とセ
ンサ磁石固定用ボスの凸部によりセンサ磁石の回り止め
ができ、センサ磁石端面にセンサ磁石固定用ボスを当接
させ、センサ磁石が回転子鉄心端面に当接するまでセン
サ磁石固定用ボスを軸に圧入することによりセンサ磁石
の固定が可能である。
ンサ磁石固定用ボスの凸部によりセンサ磁石の回り止め
ができ、センサ磁石端面にセンサ磁石固定用ボスを当接
させ、センサ磁石が回転子鉄心端面に当接するまでセン
サ磁石固定用ボスを軸に圧入することによりセンサ磁石
の固定が可能である。
【００１３】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、センサ磁
石と回転子鉄心の固定に接着剤を使うことなく容易にで
きるため、製造工程が簡易になり生産性の向上が図れる
とともに、乾燥設備の省略が図れる。かつセンサ磁石の
固定強度のバラツキもなくなり、電動機の使用環境，高
負荷点での使用による回転子の発熱にも十分対処でき
る。
石と回転子鉄心の固定に接着剤を使うことなく容易にで
きるため、製造工程が簡易になり生産性の向上が図れる
とともに、乾燥設備の省略が図れる。かつセンサ磁石の
固定強度のバラツキもなくなり、電動機の使用環境，高
負荷点での使用による回転子の発熱にも十分対処でき
る。
【図１】本発明の一実施の形態による無刷子電動機の回
転子断面図
転子断面図
【図２】本発明の一実施の形態によるセンサ磁石の斜視
図
図
【図３】本発明の一実施の形態によるセンサ磁石固定用
ボスの斜視図
ボスの斜視図
【図４】従来の無刷子電動機の縦断面図
６ ホール素子 ９ 回転子鉄心 １０ センサ磁石 １０ａ センサ磁石の凹部 １０ｂ，１０ｃ センサ磁石の内径 １４ 駆動用磁石 １９ 軸 ２１ センサ磁石固定用ボス ２１ａ センサ磁石固定用ボスの凸部 ２１ｂ，２１ｃ センサ磁石固定用ボスの外径 ２１ｄ センサ磁石固定用ボスの内径 ２２ スラスト調整用ボス ２３ 油切りワッシャ
Claims (1)
- 【請求項１】センサ磁石を有する無刷子電動機におい
て、前記センサ磁石の内径に複数個の凹部を有し、かつ
前記複数個の凹部と略同一形状の突起を有する樹脂によ
り成形されたボスにより、センサ磁石が固定される無刷
子電動機の回転子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27743395A JPH09121525A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 無刷子電動機の回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27743395A JPH09121525A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 無刷子電動機の回転子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09121525A true JPH09121525A (ja) | 1997-05-06 |
Family
ID=17583501
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27743395A Pending JPH09121525A (ja) | 1995-10-25 | 1995-10-25 | 無刷子電動機の回転子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09121525A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20130082548A1 (en) * | 2011-09-30 | 2013-04-04 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Switched reluctance motor |
| JP2014045639A (ja) * | 2012-08-28 | 2014-03-13 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | スイッチドリラクタンスモータアセンブリ |
| WO2018131693A1 (ja) * | 2017-01-13 | 2018-07-19 | 日本電産株式会社 | センサマグネットアセンブリ、およびモータ |
-
1995
- 1995-10-25 JP JP27743395A patent/JPH09121525A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20130082548A1 (en) * | 2011-09-30 | 2013-04-04 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Switched reluctance motor |
| JP2014045639A (ja) * | 2012-08-28 | 2014-03-13 | Samsung Electro-Mechanics Co Ltd | スイッチドリラクタンスモータアセンブリ |
| WO2018131693A1 (ja) * | 2017-01-13 | 2018-07-19 | 日本電産株式会社 | センサマグネットアセンブリ、およびモータ |
| CN110168879A (zh) * | 2017-01-13 | 2019-08-23 | 日本电产株式会社 | 传感器磁铁组件和马达 |
| JPWO2018131693A1 (ja) * | 2017-01-13 | 2019-11-07 | 日本電産株式会社 | センサマグネットアセンブリ、およびモータ |
| US10958139B2 (en) | 2017-01-13 | 2021-03-23 | Nidec Corporation | Sensor magnet assembly and motor |
| CN110168879B (zh) * | 2017-01-13 | 2021-08-10 | 日本电产株式会社 | 传感器磁铁组件和马达 |
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