JPH09120369A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JPH09120369A
JPH09120369A JP7298794A JP29879495A JPH09120369A JP H09120369 A JPH09120369 A JP H09120369A JP 7298794 A JP7298794 A JP 7298794A JP 29879495 A JP29879495 A JP 29879495A JP H09120369 A JPH09120369 A JP H09120369A
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JP
Japan
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file
communication terminal
communication
storage device
center device
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JP7298794A
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English (en)
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Susumu Fujioka
進 藤岡
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信端末におけるファイル蓄積装置の容量満
杯によるファイル受信失敗が起こらないようにし、ま
た、ファイルをフロッピーディスク等の記録媒体にコピ
ーする手間を省き、装置の利便性を向上する。 【解決手段】 ファイル蓄積装置を具備する通信端末
と、通信端末から受信したファイルを管理する機能を有
するセンター装置とから成り、通信端末は、そのファイ
ル蓄積装置の空き容量が所定値以下となった場合、セン
ター装置へ発呼して、ファイル蓄積装置内の所定の条件
を満たすファイルをセンター装置へ送信するとともに、
それらのファイルを削除し、センター装置は、通信端末
から受信したファイルを通信端末毎に保存し、管理する
ようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファイル蓄積装置
を具備した通信端末とセンター装置との間でファイル管
理を行う通信装置に関するものである。本発明に係る通
信端末としては、静止画像データ、動画像データさらに
は音声データ等の各種メディアデータをファイル化して
扱うことができるマルチメディア通信端末や、受信した
画像データをファイル化して蓄積しておき、ユーザの操
作により画像データをディスプレイに表示するソフトコ
ピーファクシミリ装置や、通信機能を持った携帯データ
処理端末等がある。
【0002】
【従来の技術】従来、ファイル蓄積装置(ハードディス
ク装置等)を具備したデータ通信端末においては、ファ
イル蓄積装置の空き容量が無くなった場合、その旨をユ
ーザに通知し、ユーザがファイルの必要性を考慮しなが
らファイル削除操作を行うことでファイル蓄積装置に空
き容量を作るようにしていた。また、この場合、削除す
るファイルが必要なものである場合には、フロッピーデ
ィスク等の記録媒体にコピーしてからファイルの削除を
行っていた。
【0003】また、携帯データ処理端末では、センター
装置と通信を行い、必要なデータを受信あるいは送信す
る機能を持っているが、この種の端末は軽量化、コスト
ダウンに重点が置かれているため、多くのファイルを蓄
積できるハードディスク装置等の大容量のファイル蓄積
装置を具備することが困難であった。
【0004】ところで、特開平5−167768号公報
には、電話機からホストコンピュータに蓄積されたファ
クシミリ画像データのファイル管理を遠隔操作するファ
イル管理システムが開示されている。
【0005】また、特開平3−18944号公報には、
設定された日時以降に更新されたファイルのみを保存す
るファイル管理方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、ファ
イル蓄積装置を具備したデータ通信端末においては、フ
ァイル蓄積装置の空き容量が無くなった場合、ユーザが
ファイルの必要性を考慮しながらファイル削除操作を行
う必要があり、この操作が煩わしいという問題があっ
た。
【0007】また、保存を必要とするファイルの場合に
は、削除する前にフロッピーディスク等の記録媒体にコ
ピーする必要があり、記録媒体の保管管理が面倒である
といった問題があった。
【0008】一方、留守録機能を具備し、受信した動画
像データや音声データをファイル化してファイル蓄積装
置に保存するテレビ会議装置等の通信端末においては、
ファイル蓄積装置の空き容量が無い状態において留守録
データを受信しようとした場合、受信ができないという
問題があった。
【0009】同様に、ソフトコピーファクシミリ装置に
おいても、ファイル蓄積装置の空き容量が無い状態にお
いて、着信があると画像データが受信できないという問
題があった。
【0010】また、特開平3−18944号公報に開示
されたものは、設定された日時以降に更新されたファイ
ルのみを保存するため、ファイルの保存量をコントロー
ルできるが、この場合にも、更新されるファイルの数が
多くなると、ファイル蓄積装置の空き容量がなくなると
いった問題があった。
【0011】また、特開平5−167768号公報に開
示されたものは、電話機からファイル管理操作を行う
が、ホストコンピュータへ所望のファイルの送信要求を
出してファイルを受信することができないという問題が
あった。
【0012】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたものであり、ファイル蓄積装置の空き容量が
少なくなった場合、ユーザの操作を必要とせずに、いく
つかのファイルを通信によりセンター装置へ移動し、フ
ァイル蓄積装置に十分な空き容量を作ることにより、フ
ァイル蓄積装置の容量の満杯によるファイル受信失敗が
起こらないようにすることを目的とする。また、ファイ
ルをフロッピーディスク等の記録媒体にコピーする手間
を省き、装置の利便性を向上させることを目的とする。
【0013】また、センター装置に一旦移動したファイ
ルを、通信端末において容易に再利用することができる
ようにすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】このため、本願の請求項
1に記載の発明は、ファイル蓄積装置を具備する通信端
末と、当該通信端末と通信網を介して接続されるととも
に、ファイル蓄積装置を具備して前記通信端末から受信
したファイルを管理する機能を有するセンター装置とか
ら成り、前記通信端末は、そのファイル蓄積装置の空き
容量が所定値以下となった場合、前記センター装置へ発
呼して、ファイル蓄積装置内の所定の条件を満たすファ
イルをセンター装置へ送信するとともに、それらのファ
イルを削除し、前記センター装置は、前記通信端末から
受信したファイルを通信端末毎にファイル蓄積装置に保
存し、管理するようにしたものである。
【0015】また、請求項2に記載の発明は、ファイル
蓄積装置を具備する通信端末と、当該通信端末と通信網
を介して接続されるとともに、遠隔診断機能を具備し
て、管理している通信端末へ定期的に発呼し、通信端末
のファイル蓄積装置の空き容量を含む診断情報を受信す
るとともに、ファイル蓄積装置を具備して前記通信端末
から受信したファイルを管理する機能を有するセンター
装置とから成り、前記センター装置は、通信端末から診
断情報を受信すると、それに含まれるファイル蓄積装置
の空き容量を調べ、これが所定値以下の場合には、ファ
イルの送信及び削除の要求を当該通信端末に対して行
い、前記通信端末は、前記センター装置からの要求に基
づき、ファイル蓄積装置内の所定の条件を満たすファイ
ルをセンター装置へ送信するとともに、それらのファイ
ルを削除し、前記センター装置は、前記通信端末から受
信したファイルを通信端末毎にファイル蓄積装置に保存
し、管理するようにしたものである。
【0016】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2に記載の通信装置において、前記通信
端末は、前記センター装置へ発呼して、自端末に係わる
ファイル情報を要求し、前記センター装置は、前記通信
端末からのファイル情報要求を受けると、その通信端末
から受信したファイルに関する情報を当該通信端末に送
信し、前記通信端末は、そのファイル情報を受信する
と、受信したファイル情報を表示部に表示し、表示した
ファイル情報の中から特定のファイルが指定されると、
指定されたファイルをセンター装置に要求し、前記セン
ター装置は、前記通信端末からのファイル要求を受ける
と、ファイル蓄積装置に保存している該当ファイルを当
該通信端末に送信し、前記通信端末は、センター装置か
らのファイルを受信し、受信したファイルを再びファイ
ル蓄積装置に蓄積するようにしたものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。
【0018】本発明の通信は、通信端末とセンター装置
から成る通信装置において実行される。この通信装置の
構成例を図1に示す。図中、1はセンター装置、2a〜
2cは通信端末である。これらの装置はISDN(Inte
grated Services Digital Network;サービス総合デジ
タル網)3に接続している。
【0019】まず、通信端末について説明する。本発明
の通信端末として、音声データ、動画像データ、カラー
静止画像データ、テレライティングデータ、および文書
画像データ等の多重通信を行う通信会議装置を例にとっ
て説明する。通信会議装置のシステム構成図を図2に示
す。
【0020】図中、2は通信端末としての本実施形態の
通信会議装置であり、システムバス11、システム制御
部12、ROM(Read Only Memory;読み出し専用メモ
リ)13、RAM(Random Access Memory;読み書き可
能メモリ)14、符号化・復号化部15、ハードディス
クインターフェイス(HD I/F)16、ハードディ
スク装置17、通信制御部18、送受話器19、マイク
20、スピーカ21、タッチパネル制御部22、タッチ
パネル23、LCD表示制御部24、LCD25、動画
像コーデック26、テレビカメラ27、CRT制御部2
8、CRT29、静止画像コーデック30、書画カメラ
31、スキャナインターフェイス(I/F)32、スキ
ャナ33、プリンタインターフェイス(I/F)34、
プリンタ35等を備えている。
【0021】システムバス11を介して各部が接続され
ており、システム制御部12は、ROM13内のプログ
ラムに従って本装置の各部を制御する。ROM13は、
本装置の制御プログラム等を格納しており、RAM14
は、装置の制御に必要な各種データ等を記憶する。
【0022】符号化・復号化部15は、スキャナ33か
ら入力した画像データをファクシミリ通信で使用されて
いるMH、MR、MMR等に符号化したり、受信画像デ
ータを復号化する。
【0023】ハードディスク装置17は、ハードディス
クインターフェイス16を介してシステムバス11に接
続されており、スキャナ33にて読み取った画像データ
を蓄積したり、受信画像データを蓄積する。
【0024】通信制御部18は、送受話器19、マイク
20、スピーカ21等が接続され、また、音声信号のA
/D(Analog/Digital)変換、D/A(Digital/Analo
g)変換を行う音声コーデック、ITU−T(旧CCI
TT)勧告(以下、単に勧告と記す)H.221に準拠
した各種メディアデータの多重・分離制御部、Dチャネ
ルを用いた呼の接続や切断を実行するDチャネル制御部
およびISDNインターフェイス等を含んでおり、主に
通信制御のハードウエア部分を処理する。
【0025】タッチパネル制御部22は、タッチパネル
23上で専用のペン先が接触した部分を検出し、その位
置情報を取り込む。タッチパネル23はLCD25と重
ね合わせて密着している。LCD表示制御部24は、L
CD25の表示画面を制御する。
【0026】動画像コーデック26は、テレビカメラ2
7から入力されるアナログNTSC(National Televis
ion System Committee)信号をA/D変換した後にNT
SC/CIF(Common Intermediate Format)変換し、
これを勧告H.261で規定された形式で符号化して通
信制御部18に渡すとともに、通信制御部18から入力
される符号化された動画像データに対して勧告H.26
1で規定された復号化を行い、これをCIF/NTSC
変換し、さらにD/A変換してCRT表示制御部28に
出力する。テレビカメラ27は、入力される映像情報を
NTSC信号として出力する。
【0027】CRT表示制御部28は、動画像コーデッ
ク26から入力される動画像信号や静止画像コーデック
30から入力される静止画像信号をCRT29へ表示さ
せ、また表示画面の分割制御等を行う。CRT29は、
NTSC端子を有し、CRT表示制御部28から出力さ
れる信号を表示する。
【0028】静止画像コーデック30は、書画カメラ3
1から入力されるNTSC信号をA/D変換した後に、
JPEG(Joint Photographic Expert Group)方式に
従った符号化を行い、通信制御部18またはハードディ
スク装置17に出力するともに、通信制御部18または
ハードディスク装置17から入力される符号化された静
止画像データに対してJPEG方式に従った復号化を行
い、それをD/A変換してCRT表示制御部28に出力
する。書画カメラ31は、入力される静止画像情報をN
TSC信号として静止画像コーデック30に出力する。
【0029】スキャナ33は、スキャナインターフェイ
ス32を介してシステムバス11に接続されており、C
CD(Charge Coupled Device)を用い、1ライン毎に
原稿を読み取って画像データとして出力する。プリンタ
35は、プリンタインターフェイス34を介してシステ
ムバス11に接続されており、画像データを1ページ毎
に普通紙等に記録出力する。
【0030】装置の操作メニューは、全てLCD25に
表示され、オペレータが専用のペンを用いてタッチパネ
ル23上のそのメニューの表示エリアにポイントするこ
とで、そのメニューに従った処理が実行される。また、
文書画像データとテレライティングによる描画データ
は、LCD25に表示される。
【0031】次に、本実施形態の通信会議装置間で実行
される通信会議の方法について説明する。
【0032】会議で使用される通信方式として、音声、
動画像、データの多重通信については、勧告H.221
およびH.242に基づいて実行され、前記データの1
つであるテレライティングデータは、勧告H.221に
規定されたMLP(Multi Layer Protocol)で伝送され
る。また、前記データの1つである文書画像データと同
じくカラー静止画像データは、勧告H.221に規定さ
れたHSD(High Speed Data)で伝送される。
【0033】MLPを使用したテレライティングデータ
の送受信、すなわちテレライティング通信について説明
する。このMLPで実行されるプロトコル構成を図3に
示す。テレライティング通信は、レイヤ2(データリン
クレイヤ)〜レイヤ5(セションレイヤ)まではOSI
(Open Systems Interconnection)の参照モデルに準拠
し、レイヤ5の上位層に、レイヤ6(プレゼンテーショ
ンレイヤ)の機能を含むテレライティングアプリケーシ
ョンがある。
【0034】HSDを使用した文書画像データの送受信
は、ファクシミリ通信により実施される。また、カラー
静止画像データの送受信は、図4のプロトコル構成によ
る静止画像通信により実施される。このプロトコルは、
レイヤ2〜レイヤ5まではOSIの参照モデルに準拠
し、レイヤ5の上位層に、レイヤ6の機能を含むカラー
静止画像アプリケーションがある。
【0035】次に、会議の通信手順について説明する。
【0036】まず、Dチャネルを用いて呼が接続する
と、勧告H.221を用いたインチャネル手順に入り、
能力BAS(Bit rate Allocation Signal)の交換を行
う。ここで、相手端末がMLPおよびHSDを使用した
通信が実行可能であり、また転送レート能力が2×64
kbit/sであることを確認し、付加チャネルを接続
する。そして、第1チャネルとの同期がとれるとBAS
コマンドを用いたモード切り換えシーケンスに移る。こ
のモード切り換えにより、自端末および相手端末とも、
音声は56kbit/sで7kHzオーディオ、データ
はMLP−6.4k、動画像は残りの容量(62.4k
bit/s)に割り当てられる。続いてMLPでテレラ
イティング通信用のコネクションを確立し、テレライテ
ィング通信が実行可能な状態となる。
【0037】スキャナ33から読み込んだ文書画像デー
タを相手端末へ送信する場合には、BASコマンドを用
いたモード切り換えを行い、両端末とも動画像をオフ
し、HSDチャネルを設定する。そして、このHSDチ
ャネル上でファクシミリ通信を行うことによって、文書
画像データを送信する。文書画像データの送信が完了す
ると、BASコマンドを用いたモード切り換えを行い、
HSDチャネルを解除し、両端末とも再び動画像をオン
とする。
【0038】また、書画カメラ31から入力されたカラ
ー静止画像を相手端末へ送信する場合には、BASコマ
ンドを用いたモード切り換えを行い、両端末とも動画像
をオフし、HSDチャネルを設定する。そして、このH
SDチャネル上で静止画像通信を行うことによって、カ
ラー静止画像を送信する。カラー静止画像の送信が完了
すると、BASコマンドを用いたモード切り換えを行
い、HSDチャネルを解除し、両端末とも再び動画像を
オンとする。
【0039】このように、会議中にテレライティングデ
ータから成るファイル、文書画像ファイル、カラー静止
画像ファイル等が作成される。
【0040】また、この通信会議装置には留守録機能が
あり、留守録モードに設定されているときに他の通信会
議装置から着呼があると、受信する音声データと動画像
データを留守録メッセージファイルに書き込んでいき、
留守録メッセージファイルが作成される。
【0041】上記の各種ファイルは、ハードディスク装
置17に作成、保存される。
【0042】次に、複数の端末から受信したファイルを
端末毎に分けて管理するセンター装置について説明す
る。装置のシステム構成図を図5に示す。
【0043】図中、1は本実施形態のセンター装置であ
り、システムバス41、システム制御部42、ROM4
3、RAM44、光磁気ディスクインターフェイス(I
/F)45、光磁気ディスク装置46、通信制御部4
7、タッチパネル制御部48、タッチパネル49、LC
D表示制御部50、LCD51、プリンタインターフェ
イス(I/F)52、プリンタ53等を備えている。シ
ステムバス41、システム制御部42、ROM43、R
AM44、タッチパネル制御部48、タッチパネル4
9、LCD表示制御部50、LCD51、プリンタイン
ターフェイス52、プリンタ53は、図2に示されたも
のとほぼ同様であるため、これらの説明は省略する。な
お、ROM43,RAM44に記憶される制御プログラ
ムやデータは異なる。
【0044】光磁気ディスク装置46は、光磁気ディス
クインターフェイス(I/F)45を介してシステムバ
ス41に接続されており、通信端末から受信したファイ
ルを蓄積する。通信制御部47は、勧告H.221に準
拠した各種メディアデータの多重・分離制御部、Dチャ
ネルを用いた呼の接続や切断を実行するDチャネル制御
部およびISDNインターフェイス等を含んでおり、主
に通信制御のハードウエア部分を処理する。
【0045】センター装置1では、相手の通信端末から
受信した端末識別子に基づいて光磁気ディスク装置46
内にディレクトリを作成し、通信端末とディレクトリと
を1対1に対応づけて管理する。すなわち、受信した端
末識別子が新規である場合には、その端末識別子をRA
M44に記憶するとともに、新規にディレクトリを作成
し、受信ファイルをそのディレクトリ内に蓄積する。ま
た、受信した端末識別子が既に記憶されている場合に
は、その端末識別子に対応したディレクトリ内に受信フ
ァイルを蓄積する。なお、端末識別子とディレクトリ名
とは組にしてRAM44に記憶する。
【0046】次に、通信端末2とセンター装置1との間
で送受信されるファイル及びファイルに関する情報の通
信方法について説明する。端末2からDチャネルを用い
て発呼し、センター装置1と呼が接続すると、勧告H.
221を用いたインチャネル手順に入り、能力交換の
後、双方向ともMLP−62.4kにモード変更する。
このMLP上で、図6に示すプロトコル構成を用いてフ
ァイル及びファイルに関する情報を転送する。
【0047】以下、請求項1記載の発明の実施形態につ
いて説明する。なお、本実施形態は、通信端末(通信会
議装置)2側のシステム制御部12を構成するCPUで
図7のフローチャートで示すプログラムを実行し、セン
ター装置1側のシステム制御部42を構成するCPUで
図9のフローチャートで示すプログラムを実行すること
により実現される。
【0048】さて、通信端末2においては、図7のフロ
ーチャートに示すように、ハードディスク装置17の空
き容量が所定値以下となった場合、予め登録(RAM1
4に記憶)されたセンター装置1のISDN番号へ発呼
し、MLP上で図6に示したプロトコルを用いた通信を
開始する(判断101のyes→処理102)。このM
LP上のセションレイヤの通信シーケンスを図8に示
す。“CN(CONNECT)SPDU(SESSION PROTOCOL DAT
A UNIT)”のセション利用者要求機能では、半二重機能
単位、大同期機能単位、アクティビティ管理機能単位、
受信能力データ交換機能単位等を選択する。送信するフ
ァイルのファイル名、およびそのファイルが存在してい
たディレクトリ名は、図8中の“AS(ACTIVITY STAR
T) SPDU”の利用者データPVフィールドに含め
て送信する(処理103)。また、送信するファイルが
複数の場合、2つ目以降は“MAP(MAJOR SYNC POIN
T)SPDU”の利用者データPVフィールドに含めて
送信する(処理106)。
【0049】このようにして、ハードディスク装置17
内の所定数のファイルをセンター装置1へ送信し(処理
103〜処理107)、送信終了後、通信を終了すると
ともに(判断105のno→処理108)、送信したフ
ァイルをハードディスク装置17から削除する(処理1
09)。なお、センター装置1へ移動するファイルの選
定方法は、ファイルの作成(更新)日付の古い順に所定
数を選択する方法や、未使用の期間の長い順に所定数を
選択する方法などがあり、これらの条件を満たすファイ
ルを選択して、送信と削除を行う。
【0050】一方、センター装置1では、図9のフロー
チャートに示すように、着呼時(判断201のye
s)、呼設定メッセージの発番号情報要素中の発番号を
RAM44の端末識別用領域に記憶されたISDN番号
と比較する(処理202)。もし、一致した番号が無い
場合には(判断203のno)、受信した発番号をRA
M44の端末識別用領域にコピーするとともに、その番
号と対応づけてディレクトリ名を生成する。そして、そ
のディレクトリ名をRAM44の端末識別用領域に、発
番号と組にして記憶するとともに(処理204)、その
ディレクトリ名のディレクトリを光磁気ディスク装置4
6に作成する(処理205)。
【0051】そして、“AS SPDU”を受信する
と、その利用者データPVフィールドに含まれたディレ
クトリ名のディレクトリを先に作成したディレクトリ下
に作成し、そのディレクトリ中に、受信したファイル名
のファイルを作成する(処理206)。そして、続いて
受信するファイルデータを、その作成したファイルに蓄
積する(処理207)。
【0052】“DT(DATA TRANSFER) SPDU”の
後に、“MAP SPDU”を受信した場合には(判断
208のyes)、その利用者データPVフィールドに
含まれたディレクトリ名とファイル名を用いて、上記と
同様の方法でファイルを作成し(処理209)、続いて
受信するファイルデータを、その生成したファイルに蓄
積する(処理210)。“MAP SPDU”を受信し
ない場合は通信を終了する(判断208のno→処理2
12)。
【0053】上記ディレクトリ構成の一例を図10に示
す。図中、ディレクトリIは端末毎にその発番号と対応
付けて作成されたものであり、ディレクトリA,ディレ
クトリBおよびファイルa,ファイルb,ファイルc
は、“AS SPDU”または“MAP SPDU”の
パラメータに従って作成されたものである。なお、この
新規に作成されたディレクトリ名とファイル名は、光磁
気ディスク装置46のファイル管理領域に登録される。
【0054】一方、上記着呼時、呼設定メッセージの発
番号情報要素中の発番号をRAM44の端末識別用領域
に記憶されたISDN番号と比較し、一致した番号があ
る場合には(判断203のyes)、その番号と組にし
て記憶されたディレクトリ名のディレクトリ下に、受信
する“AS SPDU”または“MAP SPDU”の
利用者データPVフィールドに含まれたディレクトリ名
のディレクトリを作成する。そして、そのディレクトリ
中に、受信したファイル名のファイルを作成し、続いて
受信するファイルデータを、その作成したファイルに蓄
積する(処理211→処理207〜処理210)。以
下、上記と同様の処理(判断208〜処理212)を行
う。
【0055】以上のように、通信端末2のファイル蓄積
装置であるハードディスク装置17の空き容量が少なく
なった場合、ユーザの操作を必要とせずに、所定数のフ
ァイルを通信によりセンター装置1へ移動してハードデ
ィスク装置17に十分な空き容量を作ることにより、ハ
ードディスク装置17の容量の満杯によるファイル受信
失敗が起こらなくなる。また、ファイルをフロッピーデ
ィスク等の記録媒体にコピーする手間が省け、装置の利
便性が向上する。
【0056】次に、請求項3記載の発明の実施形態につ
いて説明する。なお、請求項3記載の発明は、上記実施
形態に加えて、通信端末2側のシステム制御部12を構
成するCPUで図11のフローチャートで示すプログラ
ムを実行し、センター装置1側のシステム制御部42を
構成するCPUで図13のフローチャートで示すプログ
ラムを実行することにより実現される。
【0057】まず、通信端末2の動作を図11のフロー
チャートに従って説明する。ユーザによるセンター装置
1へのファイル情報問い合わせ操作により、端末2から
センター装置1のISDN番号へ発呼し、MLP上で図
6に示したプロトコルを用いた通信を開始する(判断3
01のyes→処理302)。このMLP上のセション
レイヤの通信シーケンスを図12に示す。“CN SP
DU”のセション利用者要求機能では、全二重機能単
位、大同期機能単位、アクティビティ管理機能単位、受
信能力データ交換機能単位等を選択する。この場合、
“AS SPDU”には、ディレクトリ名やファイル名
は含めない。
【0058】次に、ファイル情報の受信を要求するコマ
ンドを最初の“DT SPDU”に含めて送信する(処
理303)。そして、センター装置1からディレクトリ
名とファイル名のリストを受信すると、その情報をLC
D25に表示する(判断304のyes→処理30
5)。なお、これらのファイルは、以前にその端末2か
らセンター装置1へ移動したファイルである。ここで、
ユーザが表示されたファイルの中から1つまたは複数を
選択すると、それらのディレクトリ名とファイル名をフ
ァイルの受信要求コマンドとともに送信する(判断30
6のyes→処理307)。
【0059】そして、続いて、“GT(GIVE TOKENS)
SPDU”を、そのトークン項目PVフィールドに大
同期アクティビティトークンをセットして送信する(処
理308)。その後、センター装置1から“MAP S
PDU”を受信し、それにディレクトリ名とファイル名
が含まれているため、そのディレクトリ名のディレクト
リに受信したファイル名のファイルを生成する(処理3
09)。そして、続いて受信するファイルデータを、そ
の生成したファイルに蓄積する(処理310)。“MA
P SPDU”を受信する間は上記処理309,310
を繰り返し実行し、受信しなくなると、通信を終了する
(判断311のno→312)。
【0060】一方、センター装置1では、図13のフロ
ーチャートに従い、着呼があると、呼設定メッセージの
発番号情報要素中の発番号をRAM44に記憶し、ML
P上で図6に示したプロトコルを用いた通信を開始する
(判断401のyes→処理402)。このMLP上の
セションレイヤの通信シーケンスは図12に示されてい
る。
【0061】次に、ファイル情報の受信を要求するコマ
ンドを含んだ“DT SPDU”を受信すると、先に記
憶した発番号をRAM44の端末識別用領域に記憶され
たISDN番号と比較する(判断403のyes→処理
404)。そして、一致した番号と組にして記憶された
ディレクトリ名のディレクトリ内に存在する全てのディ
レクトリ名とファイル名を端末2へ送信する(処理40
5)。
【0062】その後、ディレクトリ名とファイル名を伴
ったファイルの受信要求コマンドを受信すると(判断4
06のyes)、“GT SPDU”の到着を待つ(判
断407のnoループ)。“GT SPDU”を受信す
ると、“MAP SPDU”を、その利用者データPV
フィールドに最初に送るファイルのディレクトリ名とフ
ァイル名を含めて送信する(判断407のyes→処理
408)。そして、“MAA SPDU”を受信する
と、ファイルデータを送信する(処理409)。要求の
あったファイルが2つ以上ある場合には、ファイルデー
タの送信終了後、次に送るファイルのディレクトリ名と
ファイル名を含めた“MAP SPDU”を送信する
(判断410のyes→処理408)。そして、“MA
A SPDU”を受信すると、ファイルデータを送信す
る(処理409)。
【0063】要求のあった全てのファイルデータの送信
を終了すると、“AE(ACTIVITY END) SPDU”を
送信し、通信終了手順を実行する(判断410のno→
処理411)。なお、上記判断403でファイル情報の
受信要求コマンドを受信しない場合は他の処理を実行す
る(判断403のno→処理412)。また、判断40
6でファイルの受信要求コマンドを受信しない場合には
通信を終了する(判断406のno→処理411)。
【0064】以上のように、センター装置1は、管理下
の任意の端末2からの要求により、その通信端末2から
受信したファイルに関する情報やファイルを当該通信端
末2に送信するようにしたことにより、通信端末2は、
センター装置1へ移動したファイルの中からユーザが指
定したファイルをセンター装置1から受信できるため、
通信端末2において、一旦センター装置1へ移動したフ
ァイルを容易に再利用することができ、装置の利便性が
更に向上する。
【0065】次に、遠隔診断機能を利用した請求項2記
載の発明の実施形態について説明する。なお、請求項2
記載の発明は、センター装置1側のシステム制御部42
を構成するCPUで図14,図15のフローチャートで
示すプログラムを実行し、通信端末2側のシステム制御
部12を構成するCPUで図18のフローチャートで示
すプログラムを実行することにより実現される。
【0066】センター装置1は、いくつかの通信端末2
を管理しており、それらの端末2へ定期的に発呼し、端
末2の診断情報を収集する。この診断情報は、端末のエ
ラー情報(ハードウエアエラー、ソフトウエアエラー
等)の履歴であるエラーロギングデータやハードディス
ク装置17の空き容量等から成る。ここで、受信した診
断情報の1つであるハードディスク装置17の空き容量
が所定値以下の場合には、所定数のファイルをセンター
装置1へ移動する要求を出し、端末2ではこの要求に従
って、所定数のファイルをセンター装置1へ送信し、送
信したファイルを削除する。この動作をセンター装置1
と端末2に分けて説明する。
【0067】センター装置1は、図14,図15のフロ
ーチャートに示すように、ある決められた日時、例えば
月末の深夜等に、管理下にある端末2へ発呼し、MPL
上で図16に示すプロトコルを用いた通信を開始し、発
番号(宛先のISDN番号)をRAM44に記憶する
(図14の判断501のyes→処理502→処理50
3)。
【0068】このMLP上のセションレイヤの通信シー
ケンスを図17に示す。“CN SPDU”のセション
利用者要求機能では、全二重機能単位、大同期機能単
位、アクティビティ管理機能単位、受信能力データ交換
機能単位等を選択する。そして、診断情報の受信要求コ
マンドを最初の“DT SPDU”に入れて送信する
(処理504)。端末からの診断情報を受信すると、そ
の情報の1つであるハードディスク装置17の空き容量
が所定値以下であるかを調べる(判断505のyes→
処理506→判断507)。所定値以下でなければ通信
を終了する(判断507のno→処理508)。もし、
所定値以下の場合には、所定数のファイルをセンター装
置1へ移動する要求コマンドを送信する(判断507の
yes→処理509)。これに続いて、“GT SPD
U”を、そのトークン項目PVフィールドに大同期アク
ティビティトークンをセットして送信する(処理51
0)。
【0069】そして、先に記憶した発番号に対応したデ
ィレクトリがあるかどうかを調べ、なければ、発番号と
対応づけてディレクトリ名を生成し、この発番号とディ
レクトリ名をRAM44の端末識別用領域に記憶する
(図15の判断511のno→処理512)。そして、
生成したディレクトリ名のディレクトリを光磁気ディス
ク装置46に作成する(処理513)。
【0070】その後、端末2から“MAP SPDU”
を受信し、それにはディレクトリ名とファイル名が含ま
れているため、そのディレクトリ名のディレクトリに受
信したファイル名のファイルを生成する(判断514の
yes→処理515)。そして、続いて受信するファイ
ルデータを、その生成したファイルに蓄積する(処理5
16)。“MAP SPDU”を受信する間は上記処理
515,516を繰り返し実行し、受信しなくなると、
通信を終了する(判断517のno→処理518)。な
お、“MAP SPDU”中のディレクトリ名のディレ
クトリは、端末毎に作成したディレクトリ内に作成され
たものである。
【0071】一方、端末2は、図18のフローチャート
に示すように、センター装置1から着呼があると、ML
P上で図16に示したプロトコルを用いた通信を開始す
る(判断601のyes→処理602)。
【0072】このMLP上のセションレイヤの通信シー
ケンスは図17に示されている。“DT SPDU”に
て診断情報の受信要求コマンドを受信すると、エラーロ
ギングデータやハードディスク装置17の空き容量等の
診断情報を送信する(判断603のyes→処理60
5)。そして、ファイルの移動要求コマンドを受信した
場合には(判断606のyes)、“GT SPDU”
の到着を待つ(判断608のnoループ)。“GT S
PDU”を受信すると、“MAP SPDU”を、その
利用者データPVフィールドに最初に送るファイルのデ
ィレクトリ名とファイル名を含めて送信する(判断60
8のyes→処理609)。そして、“MAA SPD
U”を受信すると、ファイルデータを送信する(処理6
10)。次に送信するファイルがある間(判断611の
yes)、上記処理609,610を繰り返す。
【0073】このようにして、所定数のファイルデータ
の送信を終了すると、“AE SPDU”を送信し、通
信終了手順を実行する(判断611のno→処理61
2)。そして、送信したファイルをハードディスク装置
17から削除する(処理613)。
【0074】以上のように、遠隔診断機能を有効に用い
て、センター装置1が自動的に通信端末2のファイル蓄
積装置であるハードディスク装置17の空き容量を調
べ、もし少ない場合にはファイルの移動を行い、ハード
ディスク装置17に十分な空き容量を作るため、ハード
ディスク装置17の容量の満杯によるファイル受信失敗
が起こらなくなる。また、ファイルをフロッピーディス
ク等の記録媒体にコピーする手間が省け、装置の利便性
が向上する。
【0075】上記請求項2記載の発明の実施形態に対し
ても、前述した請求項3記載の発明の実施形態を同様に
適用することができ、その場合も、同様の作用と効果が
得られる。
【0076】なお、上記各実施形態においては、通信端
末2のファイル蓄積装置であるハードディスク装置17
の空き容量が所定値以下になった場合、予め決められた
所定数までのファイルをセンター装置1に送信して削除
するようにしたが、ハードディスク装置17の空き容量
が所定の容量になるまで送信して削除するようにしても
よく、本発明を適用するシステム等に応じて、センター
装置1に送信し削除するファイルの条件を設定するよう
にすればよい。
【0077】また、上記各実施形態においては、通信会
議装置を通信端末とするシステムに本発明を適用した場
合について説明したが、前述したソフトコピーファクシ
ミリ装置や携帯データ処理端末等にも適用できる。通信
会議装置の場合は画像と音声、ソフトコピーファクシミ
リ装置の場合も画像を扱うためファイルが大容量化する
ので本発明は効果的である。また、携帯データ処理端末
の場合、ハードディスク装置等の大容量のファイル蓄積
装置を具備することが困難なため本発明は効果的であ
る。
【0078】
【発明の効果】以上のように、本願の請求項1記載の発
明によれば、ファイル蓄積装置を具備する通信端末と、
当該通信端末と通信網を介して接続されるとともに、フ
ァイル蓄積装置を具備して前記通信端末から受信したフ
ァイルを管理する機能を有するセンター装置とから成
り、通信端末は、そのファイル蓄積装置の空き容量が所
定値以下となった場合、センター装置へ発呼して、ファ
イル蓄積装置内の所定の条件を満たすファイルをセンタ
ー装置へ送信するとともに、それらのファイルを削除
し、センター装置は、通信端末から受信したファイルを
通信端末毎にファイル蓄積装置に保存し、管理するよう
にしたので、通信端末におけるファイル蓄積装置の空き
容量が少なくなった場合、ユーザの操作を必要とせず
に、いくつかのファイルを通信によりセンター装置へ移
動して、ファイル蓄積装置に十分な空き容量を作ること
ができる。従って、ファイル蓄積装置の容量の満杯によ
るファイル受信失敗が起こるのを未然に防ぐことができ
る効果がある。また、ファイルをフロッピーディスク等
の記録媒体にコピーする手間を省き、装置の利便性を向
上することができる効果がある。
【0079】また、請求項2記載の発明によれば、ファ
イル蓄積装置を具備する通信端末と、当該通信端末と通
信網を介して接続されるとともに、遠隔診断機能を具備
して、管理している通信端末へ定期的に発呼し、通信端
末のファイル蓄積装置の空き容量を含む診断情報を受信
するとともに、ファイル蓄積装置を具備して通信端末か
ら受信したファイルを管理する機能を有するセンター装
置とから成り、センター装置は、通信端末から診断情報
を受信すると、それに含まれるファイル蓄積装置の空き
容量を調べ、これが所定値以下の場合には、ファイルの
送信及び削除の要求を当該通信端末に対して行い、通信
端末は、センター装置からの要求に基づき、ファイル蓄
積装置内の所定の条件を満たすファイルをセンター装置
へ送信するとともに、それらのファイルを削除し、セン
ター装置は、通信端末から受信したファイルを通信端末
毎にファイル蓄積装置に保存し、管理するようにしたの
で、遠隔診断機能を有効に利用して、センター装置が自
動的に通信端末のファイル蓄積装置の空き容量を調べ、
もし少ない場合にはファイルの移動を行い、ファイル蓄
積装置に十分な空き容量を作ることができる。従って、
ファイル蓄積装置の容量の満杯によるファイル受信失敗
が起こらなくなり、また、ファイルをフロッピーディス
ク等の記録媒体にコピーする手間が省け、装置の利便性
が向上する効果がある。
【0080】さらに、請求項3記載の発明によれば、前
記請求項1または請求項2に記載の通信装置において、
通信端末は、センター装置へ発呼して、自端末に係わる
ファイル情報を要求し、センター装置は、通信端末から
のファイル情報要求を受けると、その通信端末から受信
したファイルに関する情報を当該通信端末に送信し、通
信端末は、そのファイル情報を受信すると、受信したフ
ァイル情報を表示部に表示し、表示したファイル情報の
中から特定のファイルが指定されると、指定されたファ
イルをセンター装置に要求し、センター装置は、通信端
末からのファイル要求を受けると、ファイル蓄積装置に
保存している該当ファイルを当該通信端末に送信し、通
信端末は、センター装置からのファイルを受信し、受信
したファイルを再びファイル蓄積装置に蓄積するように
したので、前記請求項1または請求項2と同様の効果が
得られるとともに、センター装置へ移動したファイルの
中からユーザが指定したファイルをセンター装置から受
信できるため、通信端末において一旦移動したファイル
を容易に再利用することができ、装置の利便性が更に向
上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願に係る通信装置の構成例を示すブロック
図。
【図2】上記通信装置における通信端末の実施形態であ
る通信会議装置のシステム構成図。
【図3】上記実施形態におけるテレライティング通信で
のプロトコル構成を示す図。
【図4】上記実施形態におけるカラー静止画像通信での
プロトコル構成を示す図。
【図5】上記通信装置におけるセンター装置の実施形態
を示すシステム構成図。
【図6】上記実施形態におけるファイルおよびその関連
情報の通信でのプロトコル構成を示す図。
【図7】請求項1記載の発明の実施形態における通信端
末の動作フローを示す図。
【図8】上記実施形態におけるファイル転送のセション
レイヤのシーケンス例を示す図。
【図9】請求項1記載の発明の実施形態におけるセンタ
ー装置の動作フローを示す図。
【図10】上記実施形態においてセンター装置が管理す
るファイルのディレクトリ構成例を示す図。
【図11】請求項3記載の発明の実施形態における通信
端末の動作フローを示す図。
【図12】上記実施形態におけるファイル情報の転送と
ファイル転送のセションレイヤのシーケンス例を示す
図。
【図13】請求項3記載の発明の実施形態におけるセン
ター装置の動作フローを示す図。
【図14】請求項2記載の発明の実施形態におけるセン
ター装置の動作フローの前半部分を示す図。
【図15】同じく請求項2記載の発明の実施形態におけ
るセンター装置の動作フローの後半部分を示す図。
【図16】上記実施形態における遠隔診断およびファイ
ル転送のプロトコル構成を示す図。
【図17】上記実施形態における診断情報の転送とファ
イル転送のセションレイヤのシーケンス例を示す図。
【図18】請求項2記載の発明の実施形態における通信
端末の動作フローを示す図。
【符号の説明】
1 センター装置 2a〜2c 通信端末 2 通信会議装置(通信端末) 3 ISDN(通信網) 11,41 システムバス 12,42 システム制御部 13,43 ROM 14,44 RAM 15 符号化・復号化部 17 ハードディスク装置 18,47 通信制御部 22,48 タッチパネル制御部 23,49 タッチパネル 24,50 LCD制御部 25,51 LCD 26 動画像コーデック 27 テレビカメラ 28 CRT表示制御部 29 CRT 30 静止画像コーデック 31 書画カメラ 33 スキャナ 35,53 プリンタ 46 光磁気ディスク装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイル蓄積装置を具備する通信端末
    と、当該通信端末と通信網を介して接続されるととも
    に、ファイル蓄積装置を具備して前記通信端末から受信
    したファイルを管理する機能を有するセンター装置とか
    ら成り、 前記通信端末は、そのファイル蓄積装置の空き容量が所
    定値以下となった場合、前記センター装置へ発呼して、
    ファイル蓄積装置内の所定の条件を満たすファイルをセ
    ンター装置へ送信するとともに、それらのファイルを削
    除し、 前記センター装置は、前記通信端末から受信したファイ
    ルを通信端末毎にファイル蓄積装置に保存し、管理する
    ことを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 ファイル蓄積装置を具備する通信端末
    と、当該通信端末と通信網を介して接続されるととも
    に、遠隔診断機能を具備して、管理している通信端末へ
    定期的に発呼し、通信端末のファイル蓄積装置の空き容
    量を含む診断情報を受信するとともに、ファイル蓄積装
    置を具備して前記通信端末から受信したファイルを管理
    する機能を有するセンター装置とから成り、 前記センター装置は、通信端末から診断情報を受信する
    と、それに含まれるファイル蓄積装置の空き容量を調
    べ、これが所定値以下の場合には、ファイルの送信及び
    削除の要求を当該通信端末に対して行い、 前記通信端末は、前記センター装置からの要求に基づ
    き、ファイル蓄積装置内の所定の条件を満たすファイル
    をセンター装置へ送信するとともに、それらのファイル
    を削除し、 前記センター装置は、前記通信端末から受信したファイ
    ルを通信端末毎にファイル蓄積装置に保存し、管理する
    ことを特徴とする通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の通信装
    置において、 前記通信端末は、前記センター装置へ発呼して、自端末
    に係わるファイル情報を要求し、 前記センター装置は、前記通信端末からのファイル情報
    要求を受けると、その通信端末から受信したファイルに
    関する情報を当該通信端末に送信し、 前記通信端末は、そのファイル情報を受信すると、受信
    したファイル情報を表示部に表示し、表示したファイル
    情報の中から特定のファイルが指定されると、指定され
    たファイルをセンター装置に要求し、 前記センター装置は、前記通信端末からのファイル要求
    を受けると、ファイル蓄積装置に保存している該当ファ
    イルを当該通信端末に送信し、 前記通信端末は、センター装置からのファイルを受信
    し、受信したファイルを再びファイル蓄積装置に蓄積す
    ることを特徴とする通信装置。
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