JPH09120324A - マイクロコンピュータの動作モード設定用入力回路 - Google Patents

マイクロコンピュータの動作モード設定用入力回路

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JPH09120324A
JPH09120324A JP7277324A JP27732495A JPH09120324A JP H09120324 A JPH09120324 A JP H09120324A JP 7277324 A JP7277324 A JP 7277324A JP 27732495 A JP27732495 A JP 27732495A JP H09120324 A JPH09120324 A JP H09120324A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】動作モード設定のための入力回路において、入
力端子のプルアップ素子から流れ出る電流パスを遮断す
る手段を備えた入力回路を提供する。 【解決手段】入力端子I1はPチャネルMOSトランジ
スタP1で電源電位VDDにプルアップされかつNチャ
ネルMOSトランジスタN1を介してNOR回路101
の一方の入力端に接続される。NOR101の他方の入
力端は入力端子I2に接続され、NOR101の出力端
はPチャネルMOSトランジスタP1のゲート電極およ
びインバータ102の入力端にそれぞれ接続される。イ
ンバータ102の出力端はトランジスタN2を介してN
OR101の一方の入力端に接続される。入力端子I2
はさらにディレイ回路103を介してトランジスタN1
のゲート電極およびインバータ104の入力端にも接続
され、インバータ104の出力端はトランジスタN2の
ゲート電極にも接続されて構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は入力回路に係わり、
特にマイクロコンピュータの動作状態を決定するための
動作モード設定回路に用いられる低消費電力の入力回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体素子の微細化に伴ない半導
体装置の集積度が向上し、例えばマイクロコンピュータ
においては1つのチップに複数の機能をもたせるように
設計されている。これは一つのチップで例えばインサー
キットエミュレータ用の機能および通常動作を行う機能
を一つのチップに取り込むことによって開発コストの低
減および開発日程の短縮化を図るというものである。
【0003】この種のマイクロコンピュータを実際に使
用する場合、その目的に応じてこれら2つの機能のうち
どちらか一方だけを使用することになる。その選択方法
は、動作モードを選択する入力回路の入力端子に接続す
るためのボンディングパッドをチップ上にあらかじめ設
けておき、マイクロコンピュータの製造工程においてこ
の動作モード選択用ボンディングパッドを電源電位VD
Dあるいは接地電位GNDにボンディングすることで内
部の動作モードを決定させようとするものである。
【0004】ただし、この動作モード選択用ボンディン
グパッドの左右に電源電位VDDおよび接地電位GND
の両配線を配置することは現実的には不可能であるた
め、通常動作モード選択用ボンディングパッドを接地電
位GNDにボンディングするかどうかでマイクロコンピ
ュータの動作モードの選択を行っている。
【0005】しかしこの動作モード選択用ボンディング
パッドにボンディングをしない場合は、この端子はハイ
インピーダンス状態となり、このハイインピーダンスレ
ベルを入力する論理回路のチャネルトランジスタおよび
Nチャネルトレンジスタのドレインおよびソース間に電
源電位VDDから接地電位GNDへ貫通電流が流れてし
まうという大きな問題があった。これを解決する手段と
して、入力端子にプルアップ抵抗をもつ動作モード設定
用の入力回路を備えた例の回路図を図5、図6および図
7に示す。
【0006】この従来の入力回路の一般的な例の回路図
を示した図5を参照すると、このプルアップ回路は、M
ODE信号の入力端子I1がヒシテリシス特性をもつイ
ンバータ501の入力端に接続され、この入力端および
電源電位VDD間に抵抗素子R1が接続され、インバー
タ501の出力MODEOUTが内部回路へ供給される
構成になっている。
【0007】このプルアップ入力回路を参照すると、M
ODE信号の入力端子I1を接地電位GNDにボンディ
ングしている場合、抵抗素子R1とMODE信号の配線
抵抗によって分圧された電圧がインバータ501に入力
される。ここでMODE信号の配線抵抗の抵抗値が抵抗
素子R1の抵抗値に比べ十分小さいのでインバータ50
1の入力レベルはロウレベル(以下、“L”レベルと称
す)に近いレベルなり、インバータ501の出力MOD
EOUTはハイレベル(以下、“H”レベルと称す)と
なる。
【0008】MODE信号の入力端子I1をボンディン
グせずハイインピーダンスとした場合、インバータ50
1の入力レベルは抵抗素子R1によりプルアップされ
“H”レベルとなる。従ってインバータ501の出力M
ODEOUTは“L”レベルとなる。
【0009】この従来例では、入力端子I1が“L”レ
ベルのときは、プルアップ抵抗素子R1を介して回路電
流が流れるので消費電流が大きくなる。この消費電力削
減のために提案された一例が特開平3ー203409号
公報に記載されている。同公報記載の入力プルアップ回
路の回路図を示した図6を参照すると、このプルアップ
入力回路は、MODE信号入力端子I1が抵抗素子R2
を介してインバータ601の入力端に接続され、この入
力端および電源電位VDD間に抵抗素子R3およびPチ
ャネルMOSトランジスタP2が並列接続状態で挿入さ
れ、かつこのトランジスタのゲート電極をインバータ6
01の出力端に接続するとともにインバータ601の出
力をMODE信号として内部回路へ供給するように構成
されている。
【0010】このプルアップ回路の動作について簡単に
説明すると、MODE信号の入力端子I1を接地電位G
NDにボンディングしている場合は、抵抗素子R2およ
びR3で分圧された電圧がインバータ601に入力され
る。ここで抵抗素子R2の抵抗値が抵抗素子R3の抵抗
値に比べ十分小さい場合、インバータ601の入力レベ
ルは論理レベルの“L”レベルに近いレベルなり、イン
バータ601の出力MODEOUTは“H”レベルとな
る。PチャネルMOSトランジスタP2はゲート電極の
入力が“H”レベルであるので非導通状態になる。
【0011】MODE信号の入力端子I1をボンディン
グせずハイインピーダンス状態とした場合は、インバー
タ601の入力レベルは抵抗素子R3によりプルアップ
され“H”レベルとなる。従ってインバータ601の出
力MODEOUTは“L”レベルとなる。
【0012】このときPチャネルMOSトランジスタP
2はゲート電極の入力が“L”レベルであるので導通す
る。PチャネルMOSトランジスタP2のドレイン電極
には“H”レベルが出力し、この“H”レベルがまたイ
ンバータ601に入力するのでインバータ601の出力
MODEOUTは“L”レベル固定となり状態が安定す
る。
【0013】以上説明したように、MODE信号設定端
子I1のレベル設定により内部の動作モードを決定する
ことができ、プルアップ入力回路にヒステリシス特性を
もたせたまま回路電流を低減している。
【0014】前述した図5の従来例の消費電力削減のた
めに提案された他の例が特開平3ー203409号公報
に記載されている。同公報記載の入力プルアップ回路の
回路図を示した図7を参照すると、このプルアップ入力
回路は、MODE信号の入力端子I1がインバータ70
1の入力端に接続され、この入力端および電源電位VD
D間にパワーセーブ(PS)信号をゲート電極に入力す
るPチャネルMOSトランジスタP3と抵抗素子R4と
が直列接続され、インバータ701の出力MODEOU
Tが内部回路へ供給される構成になっている。
【0015】このプルアップ入力回路は、MODE信号
入力端子I1を接地電位GNDにボンディングしかつ入
力端子I2の信号PSが“H”レベルの場合は、Pチャ
ネルMOSトランジスタP3は非導通である。
【0016】従ってMODE信号のレベルすなはち
“L”レベルがインバータ701に入力され、インバー
タ701の出力MODEOUTは“H”レベルとなる。
【0017】MODE信号入力端子I1をボンディング
せずハイインピーダンスとし、かつ信号PSを“L”レ
ベルとした場合は、PチャネルMOSトランジスタP3
は導通し、そのドレイン電極には“H”レベルが出力す
るので、インバータ701の入力レベルは抵抗素子R4
によりプルアップされ“H”レベルとなる。従ってイン
バータ701の出力MODEOUTは“L”レベルとな
る。
【0018】MODE信号入力端子I1を接地電位GN
Dにボンディングし、信号PSが“L”レベルの場合
は、図5の従来例の説明で述べた動作と同様である。
【0019】MODE信号入力端子I1をボンディング
せずハイインピーダンスとし、信号PSを“H”レベル
とした場合は、インバータ701の入力レベルは決定せ
ず入力がハイインピーダンスとなるのでプルアップ入力
回路としては動作しない。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】上述した3つの従来例
はいずれも以下のような欠点がある。
【0021】(1)図6で示したプルアップ入力回路
は、図5の従来例よりも抵抗素子R3およびR2を介し
て電源電位VDDから流れ出す電流は低減されるが、抵
抗素子R2およびR3は接続されたままであるから定常
的に電流が流れるという大きな欠点がある。
【0022】また電流を減少させる目的で抵抗値を大き
くすると、今度は抵抗素子を半導体集積回路上に実現す
るためのレイアウト面積が大きくなるため、チップサイ
ズも大きくなり、その原価が高くなるという欠点もあ
る。
【0023】(2)上述の(1)項の欠点に鑑みてなさ
れたのが図7に示したプルアップ入力回路であるが、こ
の場合、電源からの電流パスを遮断するために挿入した
PチャネルMOSトランジスタP3の導通、非道通の制
御を行うために外部から信号PSを供給せねばならず、
専用の入力端子を必要とするという欠点がある。
【0024】またこの専用のPS信号入力端子のために
ボンディングパッドを用意せねばならないため、余分な
レイアウトが必要となりレイアウト面積が大きくなるた
め、チップサイズも大きくなり、その原価が高くなると
いう欠点がある。
【0025】また外部から入力するPS信号は前述した
ように複雑な制御が必要で、このPS信号生成のための
回路を外部に設けると、全体的なコストアップになると
いう大きな欠点がある。
【0026】本発明の目的は、上述した欠点に鑑みなさ
れたものであり、動作モード設定のための入力回路にお
いて、入力端子のプルアップ素子から流れ出る電流パス
を遮断する手段を備えた入力回路を提供することにあ
る。
【0027】
【課題を解決するための手段】本発明のマイクロコンピ
ュータの動作モード設定用入力回路の特徴は、1つのチ
ップ内に通常動作モード以外の動作モード機能をも併せ
て有するマイクロコンピュータであって、専用のモード
設定端子を電源電位または接地電位のいずれかに固定し
て一方の前記動作モードに設定されるマイクロコンピュ
ータの動作モード設定用入力回路において、モード設定
端子が電源電位または接地電位のいずれかに固定された
状態のときは前記プルアップ手段を非導通状態にして貫
通電流を遮断し、かつ前記モード設定端子がオープン状
態のときは前記プルアップ手段を導通状態にする機能を
さらに有するとともに、前記状態のいずれの場合であっ
ても所定のモード設定信号を出力するモード設定手段を
備えたことにある。
【0028】また、前記モード設定手段は、前記マイク
ロコンピュータに供給されるリセット信号に応答してハ
イレベルまたはロウレベルを保持する第1のラッチ回路
を有し、前記モード設定端子が接地電位に固定されると
きは、この接地電位を前記第1のラッチ回路が前記リセ
ット信号の遅延信号に応答して読み込んでハイレベル出
力状態に変化してその状態を保持するとともにこの出力
信号を前記モード設定信号とし、かつこのラッチ出力で
前記プルアップ手段を非導通状態にするこによって貫通
電流を遮断する構成を備えることができる。
【0029】さらに、前記モード設定端子がオープン状
態のときは、前記リセット信号で前記第1のラッチ回路
が出力をロウレベルにリセットした後このロウレベルで
前記プルアップ手段を導通状態にして前記モード設定端
子の電位をハイレベルにし、このハイレベルを前記リセ
ット信号の遅延信号で読み込んでロウレベル出力状態に
変化してその状態を保持するとともにこの出力を前記モ
ード設定信号とし、かつこのラッチ出力で前記プルアッ
プ手段を連続して導通状態にする構成を備えることもで
きる。
【0030】さらにまた、前記モード設定手段は、前記
マイクロコンピュータに供給されるリセット信号に応答
してハイレベルまたはロウレベルを保持する第2のラッ
チ回路を有し、前記モード設定端子が電源電位に固定さ
れるときは、この固定された電源電位の反転レベルを前
記第2のラッチ回路が前記リセット信号の遅延信号に応
答して読み込んでハイレベル出力状態に変化するととも
にこの出力を前記モード設定信号とし、かつこのラッチ
出力の反転レベルで前記プルダウン手段を非導通状態に
することによって貫通電流を遮断する構成を備えること
もできる。
【0031】また、前記モード設定端子がオープン状態
のときは、前記リセット信号で前記第2のラッチ回路が
出力をロウレベルにリセットした後このロウレベルの反
転レベルで前記プルダウン手段を導通状態にして前記モ
ード設定端子の電位をロウレベルにし、このロウレベル
の反転レベルを前記リセット信号の遅延信号に応答して
読み込んでロウレベル出力状態に変化してその状態を保
持するとともにこの出力を前記モード設定信号とし、か
つこのラッチ出力の反転レベルで前記プルダウン手段を
連続して導通状態にする構成を備えこともできる。
【0032】さらに、前記モード設定手段は、前記モー
ド設定端子がPチャネルMOSトランジスタで電源電位
にプルアップされかつ第1のNチャネルMOSトランジ
スタを介して第1の2入力NOR回路の一方の入力端に
接続され、この2入力NOR回路の他方の入力端はリセ
ット信号入力端子に接続され、前記第1の2入力NOR
回路の出力端を前記モード設定信号の出力端とするとと
もに前記PチャネルMOSトランジスタのゲート電極お
よび第1のインバータの入力端にもそれぞれ接続され、
このインバータの出力端は第2のNチャネルMOSトラ
ンジスタを介して前記第1の2入力NOR回路の一方の
入力端に接続され、前記リセット信号入力端子はさらに
第1のディレイ回路を介して前記第1のNチャネルMO
Sトランジスタのゲート電極および第2のインバータの
入力端にも接続され、このインバータの出力端は前記第
2のNチャネルMOSトランジスタのゲート電極にも接
続されて構成されもよい。
【0033】さらにまた、前記モード設定手段は、前記
モード設定端子が第3のNチャネルMOSトランジスタ
で接地電位にプルダウンされ、かつ第3のインバータお
よび第4のNチャネルMOSトランジスタを介して第2
の2入力NOR回路の一方の入力端に接続され、前記第
2の2入力NOR回路の他方の入力端は前記リセット信
号入力端子に接続され、前記第2の2入力NOR回路の
出力端は前記モード設定信号の出力端とするとともに第
4のインバータの入力端にも接続され、このインバータ
の出力端は前記第4のNチャネルMOSトランジスタの
ゲート電極および第5のNチャネルMOSトランジスタ
のソース電極にそれぞれ接続され、前記第5のNチャネ
ルMOSトランジスタのドレイン電極は前記第2の2入
力NOR回路の一方の入力端に帰還接続され、前記リセ
ット信号入力端子はさらに第2のディレイ回路を介して
前記第4のNチャネルMOSトランジスタのゲート電極
および前記第4のインバータの入力端にも接続され、こ
のインバータの出力端は前記第5のNチャネルMOSト
ランジスタのゲート電極にも接続されて構成されてもよ
い。
【0034】
【発明の実施の形態】はじめに本発明の第1の実施の形
態について図面を参照しながら説明する。
【0035】図1は本発明の入力回路の第1の実施の形
態を示す回路図であり、図2はMODE信号入力端子が
接地電位GNDにボンディングされ、“L”レベルのと
きの動作説明用タイミングチャートであり、図3はMO
DE信号入力端子I1をボンディングせずオープンにし
てハイインピーダンスにした時の動作説明用タイミング
チャートである。図1を参照すると、この入力回路は、
入力端子I1はPチャネルMOSトランジスタP1で電
源電位VDDにプルアップされかつNチャネルMOSト
ランジスタN1を介して2入力NOR回路101の一方
の入力端に接続される。2入力NOR回路101の他方
の入力端は入力端子I2に接続され、2入力NOR回路
101の出力端はMODEOUT信号の出力端とする一
方、PチャネルMOSトランジスタP1のゲート電極お
よびインバータ102の入力端にそれぞれ接続される。
インバータ102の出力端はNチャネルMOSトランジ
スタN2を介して2入力NOR回路101の一方の入力
端に接続される。入力端子I2はさらにディレイ回路1
03を介してNチャネルMOSトランジスタN1のゲー
ト電極およびインバータ104の入力端にも接続され、
インバータ104の出力端はNチャネルMOSトランジ
スタN2のゲート電極にも接続されて構成されている。
【0036】ここで、NチャネルMOSトランジスタN
1と2入力NOR回路101とインバータ102とNチ
ャネルMOSトランジスタN2とで構成される回路はは
スタティックラッチの機能を有している。
【0037】図1および図2を併せて参照して、MOD
E信号入力端子I1を接地電位GNDにボンディングし
た場合の動作について説明する。
【0038】RES信号入力端子I2が“L”レベルか
ら“H”レベルに変化すると、2入力NOR回路101
の出力は“L”レベルに変化する。2入力NOR回路1
01の出力が“L”レベルに変化するとPチャネルMO
SトランジスタP1は導通し、そのドレイン電極には電
源電位VDDの“H”レベルが出力する。
【0039】ここで、このドレイン電極に接続されてい
るMODE信号入力端子I1は接地電位GNDにボンデ
ィングされているので、“H”レベルと“L”レベルが
ぶつかることになる。
【0040】この時の接続部分のレベル(以下、この部
分のレベルをレベルAとする)を計算する。
【0041】ここで、PチャネルMOSトランジスタP
1のオン抵抗をR1、MODE信号入力端子I1に接続
される配線の抵抗値をR2とすると、レベルAは、 レベルA=(電源レベル)×R2/(R1+R2)……………………(1) の決算式で表わすことができる。
【0042】配線抵抗R2はPチャネルMOSトランジ
スタのオン抵抗R1に比べて十分小さいので、R1>>
R2である。従って上記(1)式は、 レベルA≒(電源レベル)×R2/R1………………………………(2) で表わすことができる。
【0043】また、R2/R1=0であるので(2)式
から、レベルAはほぼ接地電位GNDレベルとなる。
【0044】入力端子I2のRES信号が“H”レベル
へ変化し、この“H”レベルがディレイ回路103によ
り所定の時間遅延され、この遅延された出力RESDの
“H”レベルによりNチャネルMOSトランジスタN1
が導通する。この導通したNチャネルMOSトランジス
タN1のソース電極のレベルAが2入力NOR回路10
1の一方の入力端に供給される。
【0045】2入力NOR回路101は、他方の入力端
に供給されているRES信号が“H”レベルの間は、
“L”レベルを維持しているので、この出力信号を入力
するインバータ102の出力は“H”レベルを出力す
る。このときディレイ回路103の出力RESD信号は
“H”レベルであるから、このレベルを入力するインバ
ータ104の出力は“L”レベルである。したがってこ
の“L”レベルを入力するNチャネルMOSトランジス
タN2は非道通であり、インバータ102の出力は2入
力NOR回路101の一方の入力側にはまだ伝達されな
い。
【0046】RES信号が“H”レベルから“L”レベ
ルに変化すると、2入力NOR回路101の2入力がそ
れぞれ“L”レベルなるので、その出力は“H”レベル
に変化する。この“H”レベルによってPチャネルMO
SトランジスタP1は非導通となるので、そのドレイン
電極はハイインピーダンスになり、前述したレベルAは
MODE信号入力端子I1の接地電位GND、すなはち
“L”レベルになる。
【0047】RES信号が“H”レベルから“L”レベ
ルに変化した後、ディレイ回路103の遅延時間だけ遅
れて“H”レベルから“L”レベルに変化する。ディレ
イ回路103の出力が“L”レベルに変化すると、イン
バータ104の出力は“H”レベルになる。よってNチ
ャネルMOSトランジスタN1は非導通になり、Nチャ
ネルMOSトランジスタN2は導通する。
【0048】一方インバータ102の出力は2入力NO
R回路101の出力が“H”レベルに変化するので、
“L”レベルとなり、その出力が供給されるNチャネル
MOSトランジスタN2は、そのゲート電極に供給され
るインバータ104の出力が“H”レベルであるから導
通し、そのドレイン電極には“L”レベルが出力され
る。
【0049】この“L”レベルが2入力NOR回路10
1の一方の入力端に入力され、他方の入力端にはRES
信号の“L”レベルが入力されているから、2入力NO
R回路101の出力は“H”レベルのままとなる。
【0050】次に、図1および図3を参照して、MOD
E信号入力端子I1を接地電位GNDにボンディングせ
ずオープンにした場合の動作について説明する。RES
信号が“L”レベルから“H”レベルに変化すると、2
入力NOR回路101の出力は“L”レベルに変化す
る。この2入力NOR回路101の出力が“L”レベル
に変化することにより、PチャネルMOSトランジスタ
P1は導通しドレイン電極には電源電位の“H”レベル
が出力する。
【0051】このドレイン電極に接続されているMOD
E信号入力端子I1は、ボンディングしておらずハイイ
ンピーダンスであるのでMODE信号入力端子I1は
“H”レベルに引き上げられる。この“H”レベルがそ
のままNチャネルMOSトランジスタN1のソース電極
の電位になる。
【0052】“H”レベルへ変化したRES信号はディ
レイ回路103により遅延され、この遅延された出力R
ESDが“H”レベルになるとNチャネルMOSトラン
ジスタN1は導通し、このNチャネルMOSトランジス
タN1のドレイン電極の“H”レベルが2入力NOR回
路101の一方の入力端に入力される。すなわち、2入
力NOR回路101の出力は、他方の入力端から入力す
るRES信号が“H”レベルの間は“L”レベルを出力
し続ける。
【0053】2入力NOR回路101の出力“L”レベ
ルは、インバータ102で反転されて“H”レベルとな
り、NチャネルMOSトランジスタN2のソース電極に
供給される。このとき、ディレイ回路103の出力が
“H”レベルであるのでこのレベルを入力するインバー
タ104の出力は“L”レベルとなる。インバータ10
4の出力が“L”レベルであるので、この“L”レベル
をゲート電極に入力するNチャネルMOSトランジスタ
N2は非導通となり、インバータ102で反転された
“H”レベルは2入力NOR回路101の入力には伝達
されない。RES信号入力端子I1が“H”レベルから
“L”レベルに変化しても、2入力NOR回路101の
一方の入力端に接続されるNチャネルMOSトランジス
タN1のドレイン電極は“H”レベルであるので、結局
2入力NOR回路101の出力は“L”レベルのままと
なる。この“L”レベルがゲート電極に供給されるPチ
ャネルMOSトランジスタP1は、出力が“L”レベル
のままとなるので導通し続ける。
【0054】RES信号が“H”レベルから“L”レベ
ルに変化した後、ディレイ回路103の出力はディレイ
回路103の遅延時間だけ遅れて“H”レベルから
“L”レベルに変化する。ディレイ回路103の遅延出
力RESDが“L”レベルに変化すると、NチャネルM
OSトランジスタN1が非導通となり、かつインバータ
104の出力は“H”レベルになる。よって、Nチャネ
ルMOSトランジスタN2も導通するとともに、そのソ
ース電極に供給されているインバータ102の出力
“H”レベルが、NチャネルMOSトランジスタN2の
ドレイン電極から出力される。
【0055】この“H”レベルが2入力NOR回路10
1の一方の入力端に入力され、他方の入力端に入力され
るRES信号が“L”レベルであっても、2入力NOR
回路101の出力MODEOUTは“L”レベルのまま
となる。
【0056】以上説明したように、MODE信号入力端
子I1が接地電位GNDにボンディングされ“L”レベ
ルに設定されている場合は、2入力NOR回路101の
出力MODEOUTは“H”レベルとなり、ディレイ回
路103の出力の“H”レベルから“L”レベルの変化
によって取り込まれ、2入力NOR回路101の出力は
固定される。
【0057】またMODE信号入力端子I1が接地電位
にボンディングされずハイインピーダンスの場合は、P
チャネルMOSトランジスタP1が導通してMODE信
号入力端子I1が“H”レベルになり、2入力NOR回
路101の出力MODEOUTは“L”レベルとなり、
この“H”レベルがインバータ102で反転され、ディ
レイ回路103の出力RESDが“H”レベルから
“L”レベルへ変化するタイミングによってNチャネル
MOSトランジスタN2を介して再び2入力NOR回路
101の入力に帰還され、それ以降2入力NOR回路1
01の出力は変化せずラッチされた状態になる。
【0058】すなわち、MODE信号入力端子I1が接
地電位GNDにボンディングされた状態ではプルアップ
トランジスタP1は非導通になり、MODE信号入力端
子I1がボンディングされずハイインピーダンス状態の
ときはプルアップトランジスタP1は導通してMODE
信号入力端子I1を“H”レベルに固定するので不要な
貫通電流が流れることがない。
【0059】本発明の第2の実施の形態の回路図を示し
た図4を参照すると、この例ではMODE信号入力端子
I1を“H”レベルにしてモード設定を行う場合につい
て示している。図1に示した第1の実施の形態との相違
点は、MODE信号入力端子I1を“L”レベルにプル
ダウンするように、MODE信号入力端子I1および接
地電位GND間にNチャネルMOSトランジスタN3を
挿入し、そのゲート電極に2入力NOR回路401の出
力MODEOUTをインバータ402を介して接続した
ことである。
【0060】すなわち、この第2の実施を形態の入力回
路は、入力端子I1はNチャネルMOSトランジスタN
3で接地電位GNDにプルダウンされ、かつインバータ
405およびNチャネルMOSトランジスタN4を介し
て2入力NOR回路401の一方の入力端に接続され
る。2入力NOR回路401の他方の入力端はRES入
力端子I2に接続され、2入力NOR回路401の出力
端はMODEOUT信号の出力端とする一方、インバー
タ402の入力端に接続される。
【0061】インバータ402の出力端はNチャネルM
OSトランジスタN3のゲート電極およびNチャネルM
OSトランジスタN5のソース電極にそれぞれ接続され
る。
【0062】NチャネルMOSトランジスタN5のドレ
イン電極は2入力NOR回路401の一方の入力端に帰
還接続される。
【0063】入力端子I2はさらにディレイ回路403
を介してNチャネルMOSトランジスタN4のゲート電
極およびインバータ404の入力端にも接続され、イン
バータ404の出力端はNチャネルMOSトランジスタ
N5のゲート電極にも接続されて構成されている。
【0064】ここでも、NチャネルMOSトランジスタ
N4と2入力NOR回路401とインバータ402とN
チャネルMOSトランジスタN5とで構成される回路は
はスタティックラッチの機能を有している。
【0065】図2および図4を併せて参照しながら、ま
ず、MODE信号入力端子I1を電源電位VDDにボン
ディングした場合の動作について説明する。
【0066】RES信号入力端子I2が“L”レベルか
ら“H”レベルに変化すると、2入力NOR回路401
の出力は“L”レベルに変化する。2入力NOR回路4
01の出力が“L”レベルに変化するとインバータ40
2の出力は“H”レベルに変化し、NチャネルMOSト
ランジスタN3は導通してドレイン電極には“L”レベ
ルが出力される。
【0067】MODE信号入力端子I1は電源電位VD
Dにボンディングしているので、この電源電位VDDの
“H”レベルとNチャネルMOSトランジスタN3のド
レイン電極の“L”レベルがぶつかることになる。
【0068】この時の接続部分のレベル(以下、この部
分のレベルをレベルBとする)を計算する。
【0069】ここで、NチャネルMOSトランジスタN
3のオン抵抗をR3、MODE信号の配線抵抗をR2と
すると、レベルBは、 レベルB=(電源電位レベル)×R3/(R2+R3)………………(3) 配線抵抗R2はNチャネルMOSトランジスタN3のオ
ン抵抗値に比べて十分小さいのでR3>>R2である。
従って(3)式は、 レベルB=(電源電位レベル)×R3/R3≒電源レベル……………(4) したがって、レベルBはほぼ電源電位レベルとなる。イ
ンバータ405の出力はレベルBの反転レベル、すなわ
ち“L”レベルとなる。
【0070】入力端子I2のRES信号が“H”レベル
へ変化し、この“H”レベルがディレイ回路403によ
り所定の時間遅延され、この遅延された出力RESDの
“H”レベルによりNチャネルMOSトランジスタN4
が導通する。この導通したNチャネルMOSトランジス
タN4のドレイン電極のレベルBが2入力NOR回路4
01の一方の入力端に供給される。
【0071】2入力NOR回路401は、他方の入力端
に供給されているRES信号が“H”レベルの間は、
“L”レベルを維持しているので、この出力信号を入力
するインバータ402の出力は“H”レベルを出力す
る。このときディレイ回路103の出力RESD信号は
“H”レベルであるから、このレベルを入力するインバ
ータ404の出力は“L”レベルである。したがってこ
の“L”レベルを入力するNチャネルMOSトランジス
タN4は非導通であり、インバータ402の出力は2入
力NOR回路401の一方の入力側にはまだ伝達されな
い。
【0072】RES信号が“H”レベルから“L”レベ
ルに変化すると、2入力NOR回路401の2入力がそ
れぞれ“L”レベルなるので、その出力は“H”レベル
に変化する。インバータ402は入力が“H”レベルに
なるので出力は“L”レベルになり、この“L”レベル
によってNチャネルMOSトランジスタN3は非導通と
なるので、そのドレイン電極はハイインピーダンスにな
り、前述したレベルBはMODE信号入力端子I1の電
源電位VDD、すなはち“H”レベルになる。
【0073】上述したようにRES信号が“H”レベル
から“L”レベルに変化したので、ディレイ回路403
はその所定の遅延時間だけ遅れて“H”レベルから
“L”レベルに変化する。ディレイ回路403の出力が
“L”レベルに変化すると、インバータ404の出力は
“H”レベルになる。よってNチャネルMOSトランジ
スタN4は非導通となり、NチャネルMOSトランジス
タN5は導通する。
【0074】一方インバータ402の出力は2入力NO
R回路401の出力が“H”レベルに変化するので、
“L”レベルとなり、その出力が供給されるNチャネル
MOSトランジスタN4は、そのゲート電極に供給され
るインバータ404の出力が“H”レベルであるから導
通し、そのドレイン電極には“L”レベルが出力され
る。
【0075】この“L”レベルが2入力NOR回路40
1の一方の入力端に入力され、他方の入力端にはRES
信号の“L”レベルが入力されているから、2入力NO
R回路401の出力は“H”レベルのままとなる。
【0076】次に、図3および図4を参照しながら、M
ODE信号入力端子I1を電源電位VDDにボンディン
グせずオープンにした場合の動作について説明する。
【0077】RES信号が“L”レベルから“H”レベ
ルに変化すると、2入力NOR回路401の出力は
“L”レベルに変化する。この2入力NOR回路401
の出力が“L”レベルに変化することにより、インバー
タ402の出力“H”レベルとなり、NチャネルMOS
トランジスタN3は導通してそのドレイン電極は接地電
位GNDレベルが出力する。
【0078】このドレイン電極に接続されているMOD
E信号入力端子I1は、ボンディングしておらずハイイ
ンピーダンスであるのでMODE信号入力端子I1は
“L”レベルに引き下げられる。この“L”レベルがイ
ンバータ405で“H”レベルに反転されてNチャネル
MOSトランジスタN4のソース電極の電位になる。
【0079】“H”レベルへ変化したRES信号はディ
レイ回路403により遅延され、この遅延された出力R
ESDが“H”レベルになるとNチャネルMOSトラン
ジスタN4は導通し、このNチャネルMOSトランジス
タN4のドレイン電極の“H”レベルが2入力NOR回
路401の一方の入力端に入力される。すなわち、2入
力NOR回路401の出力は、他方の入力端から入力す
るRES信号が“H”レベルの間は“L”レベルを出力
し続ける。
【0080】2入力NOR回路401の出力“L”レベ
ルは、インバータ402で反転されて“H”レベルとな
り、NチャネルMOSトランジスタN4のソース電極に
供給される。このとき、ディレイ回路403の出力が
“H”レベルであるのでこのレベルを入力するインバー
タ404の出力は“L”レベルとなる。インバータ40
4の出力が“L”レベルであるので、この“L”レベル
をゲート電極に入力するNチャネルMOSトランジスタ
N4は非導通となり、インバータ402で反転された
“H”レベルは2入力NOR回路101の入力には伝達
されない。
【0081】RES信号入力端子I1が“H”レベルか
ら“L”レベルに変化しても、2入力NOR回路401
の一方の入力端に接続されるNチャネルMOSトランジ
スタN3のドレイン電極は“H”レベルであるので、結
局2入力NOR回路401の出力は“L”レベルのまま
となる。この“L”レベルをインバータ402が“H”
レベルに反転するので、NチャネルMOSトランジスタ
N3はゲート電極が“H”レベルのままとなり、導通状
態を維持する。
【0082】RES信号が“H”レベルから“L”レベ
ルに変化した後、ディレイ回路403の出力はディレイ
回路403で設定された遅延時間だけ遅れて“H”レベ
ルから“L”レベルに変化する。ディレイ回路403の
遅延出力RESDが“L”レベルに変化すると、Nチャ
ネルMOSトランジスタN4が非導通となり、かつイン
バータ404の出力は“H”レベルになる。よって、N
チャネルMOSトランジスタN5は導通するとともに、
そのソース電極に供給されているインバータ402の出
力“H”レベルが、NチャネルMOSトランジスタN5
のドレイン電極から出力される。
【0083】この“H”レベルが2入力NOR回路40
1の一方の入力端に入力され、他方の入力端に入力され
るRES信号が“L”レベルであっても、2入力NOR
回路401の出力MODEOUTは“L”レベルのまま
となる。
【0084】以上説明したように、MODE信号入力端
子I1が電源電位VDDにボンディングされ“H”レベ
ルに設定されている場合は、2入力NOR回路401の
出力MODEOUTは“H”レベルとなり、ディレイ回
路403の出力の“H”レベルから“L”レベルの変化
によって取り込まれ、2入力NOR回路401の出力は
固定される。
【0085】またMODE信号入力端子I1が電源電位
にボンディングされずハイインピーダンスの場合は、N
チャネルMOSトランジスタN3が導通してMODE信
号入力端子I1が“L”レベルになり、2入力NOR回
路401の出力MODEOUTは“L”レベルとなり、
この“L”レベルがインバータ402で反転され、ディ
レイ回路403の出力RESDが“H”レベルから
“L”レベルへ変化するタイミングによってNチャネル
MOSトランジスタN4を介して再び2入力NOR回路
401の入力に帰還され、それ以降2入力NOR回路4
01の出力は変化せずラッチされた状態になる。
【0086】すなわち、MODE信号入力端子I1が電
源電位VDDにボンディングされた状態ではプルダウン
トランジスタN3は非導通になり、MODE信号入力端
子I1がボンディングされずハイインピーダンス状態の
ときはプルダウントランジスタN3は導通してMODE
信号入力端子I1を“L”レベルに固定するので不要な
貫通電流が流れることがない。
【0087】なお、従来実施されていたプルアップ手段
の抵抗素子は電流を減少させるために抵抗値を大きくす
るとその素子レイアウト面積を多く必要とするが、本発
明では貫通電流を遮断する手段と兼用するMOSトラン
ジスタを使用するので、このモード設定用入力回路のレ
イアウト面積の方がラッチ回路を含んでいても抵抗素子
を用いる入力回路よりも面積は小さくなる。
【0088】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、モード設
定端子が電源電位または接地電位のいずれかに固定され
た状態のときは前記プルアップ手段を非導通状態にして
貫通電流を遮断し、かつ前記モード設定端子がオープン
状態のときは前記プルアップ手段を導通状態にする機能
をさらに有するとともに、前記状態のいずれの場合であ
っても所定のモード設定信号を出力するモード設定手段
を備えるので、従来のプルアップ抵抗を使用するモード
設定方法では定常的に流れていた電流パスを遮断し、消
費電流を低減できるという大きな効果がある。
【0089】また従来は定常電流の電流パスを遮断する
ための制御端子を設けていたが、本発明ではマイクロコ
ンピュータで必ず有しているリセット信号を利用し、デ
ィレイ回路によって遅延させたリセット信号で、モード
設定端子が電源電位または接地電位にボンディングされ
ているかどうかを判定して動作モードを決定しているの
で、専用端子を別に設ける必要が無いという効果もあ
る。
【0090】またモード設定端子を電源電位または接地
電位のどちらにボンディングする場合でも対応すること
が出来るのでモード設定回路を含むチップのレイアウト
設計をする場合の効率向上に寄与する。
【0091】さらに従来実施されていたプルアップ手段
の抵抗素子は電流を減少させるために抵抗値を大きくす
るとその素子レイアウト面積を多く必要とするが、本発
明では貫通電流を遮断する手段と兼用するMOSトラン
ジスタを使用するので、このモード設定用入力回路のレ
イアウト面積の方が小さくなるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における入力回路の
回路図である。
【図2】第1の実施の形態におけるMODE信号を
“L”レベルにした場合の動作説明用タイミングチャー
トである。
【図3】第1の実施の形態におけるMODE信号をハイ
インピーダンスにした場合の動作説明用タイミングチャ
ートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態における入力回路の
回路図である。
【図5】従来のプルアップ抵抗を有する入力回路の回路
図である。
【図6】従来のプルアップ抵抗を有する入力回路の他の
例を示す回路図である。
【図7】従来のプルアップ抵抗を有する入力回路のさら
に他の例を示す回路図である。
【符号の説明】
103,403 ディレイ回路 102,104,402,404,405,501,6
01,701 インバータ 104,401 2入力NOR回路 N1,N2,N3,N4 NチャネルMOSトランジ
スタ P1,P2,P3 PチャネルMOSトランジスタ R1,R2,R3,R4 抵抗素子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1つのチップ内に通常動作モード以外の
    動作モード機能をも併せて有するマイクロコンピュータ
    であって、専用のモード設定端子を電源電位または接地
    電位のいずれかに固定して一方の前記動作モードに設定
    されるマイクロコンピュータの動作モード設定用入力回
    路において、モード設定端子が電源電位または接地電位
    のいずれかに固定された状態のときは前記プルアップ手
    段を非導通状態にして貫通電流を遮断し、かつ前記モー
    ド設定端子がオープン状態のときは前記プルアップ手段
    を導通状態にする機能をさらに有するとともに、前記状
    態のいずれの場合であっても所定のモード設定信号を出
    力するモード設定手段を備えたことを特徴とするマイク
    ロコンピュータの動作モード設定用入力回路。
  2. 【請求項2】 前記モード設定手段は、前記マイクロコ
    ンピュータに供給されるリセット信号に応答してハイレ
    ベルまたはロウレベルを保持する第1のラッチ回路を有
    し、前記モード設定端子が接地電位に固定されるとき
    は、この接地電位を前記第1のラッチ回路が前記リセッ
    ト信号の遅延信号に応答して読み込んでハイレベル出力
    状態に変化してその状態を保持するとともにこの出力信
    号を前記モード設定信号とし、かつこのラッチ出力で前
    記プルアップ手段を非導通状態にするこによって貫通電
    流を遮断する構成を備える請求項1記載のマイクロコン
    ピュータの動作モード設定用入力回路。
  3. 【請求項3】 前記モード設定端子がオープン状態のと
    きは、前記リセット信号で前記第1のラッチ回路が出力
    をロウレベルにリセットした後このロウレベルで前記プ
    ルアップ手段を導通状態にして前記モード設定端子の電
    位をハイレベルにし、このハイレベルを前記リセット信
    号の遅延信号で読み込んでロウレベル出力状態に変化し
    てその状態を保持するとともにこの出力を前記モード設
    定信号とし、かつこのラッチ出力で前記プルアップ手段
    を連続して導通状態にする構成を備える請求項2記載の
    マイクロコンピュータの動作モード設定用入力回路。
  4. 【請求項4】 前記モード設定手段は、前記マイクロコ
    ンピュータに供給されるリセット信号に応答してハイレ
    ベルまたはロウレベルを保持する第2のラッチ回路を有
    し、前記モード設定端子が電源電位に固定されるとき
    は、この固定された電源電位の反転レベルを前記第2の
    ラッチ回路が前記リセット信号の遅延信号に応答して読
    み込んでハイレベル出力状態に変化するとともにこの出
    力を前記モード設定信号とし、かつこのラッチ出力の反
    転レベルで前記プルダウン手段を非導通状態にすること
    によって貫通電流を遮断する構成を備える請求項1記載
    のマイクロコンピュータの動作モード設定用入力回路。
  5. 【請求項5】 前記モード設定端子がオープン状態のと
    きは、前記リセット信号で前記第2のラッチ回路が出力
    をロウレベルにリセットした後このロウレベルの反転レ
    ベルで前記プルダウン手段を導通状態にして前記モード
    設定端子の電位をロウレベルにし、このロウレベルの反
    転レベルを前記リセット信号の遅延信号に応答して読み
    込んでロウレベル出力状態に変化してその状態を保持す
    るとともにこの出力を前記モード設定信号とし、かつこ
    のラッチ出力の反転レベルで前記プルダウン手段を連続
    して導通状態にする構成を備える請求項4記載のマイク
    ロコンピュータの動作モード設定用入力回路。
  6. 【請求項6】 前記モード設定手段は、前記モード設定
    端子がPチャネルMOSトランジスタで電源電位にプル
    アップされかつ第1のNチャネルMOSトランジスタを
    介して第1のNOR回路の一方の入力端に接続され、こ
    のNOR回路の他方の入力端はリセット信号入力端子に
    接続され、前記第1のNOR回路の出力端を前記モード
    設定信号の出力端とするとともに前記PチャネルMOS
    トランジスタのゲート電極および第1のインバータの入
    力端にもそれぞれ接続され、このインバータの出力端は
    第2のNチャネルMOSトランジスタを介して前記第1
    のNOR回路の一方の入力端に接続され、前記リセット
    信号入力端子はさらに第1のディレイ回路を介して前記
    第1のNチャネルMOSトランジスタのゲート電極およ
    び第2のインバータの入力端にも接続され、このインバ
    ータの出力端は前記第2のNチャネルMOSトランジス
    タのゲート電極にも接続されて構成される請求項2また
    は3記載のマイクロコンピュータの動作モード設定用入
    力回路。
  7. 【請求項7】 前記モード設定手段は、前記モード設定
    端子が第3のNチャネルMOSトランジスタで接地電位
    にプルダウンされ、かつ第3のインバータおよび第4の
    NチャネルMOSトランジスタを介して第2のNOR回
    路の一方の入力端に接続され、前記第2のNOR回路の
    他方の入力端は前記リセット信号入力端子に接続され、
    前記第2のNOR回路の出力端は前記モード設定信号の
    出力端とするとともに第4のインバータの入力端にも接
    続され、このインバータの出力端は前記第4のNチャネ
    ルMOSトランジスタのゲート電極および第5のNチャ
    ネルMOSトランジスタのソース電極にそれぞれ接続さ
    れ、前記第5のNチャネルMOSトランジスタのドレイ
    ン電極は前記第2のNOR回路の一方の入力端に帰還接
    続され、前記リセット信号入力端子はさらに第2のディ
    レイ回路を介して前記第4のNチャネルMOSトランジ
    スタのゲート電極および前記第4のインバータの入力端
    にも接続され、このインバータの出力端は前記第5のN
    チャネルMOSトランジスタのゲート電極にも接続され
    て構成される請求項5または6記載のマイクロコンピュ
    ータの動作モード設定用入力回路。
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