JPH09119905A - X線小角散乱装置 - Google Patents

X線小角散乱装置

Info

Publication number
JPH09119905A
JPH09119905A JP30068495A JP30068495A JPH09119905A JP H09119905 A JPH09119905 A JP H09119905A JP 30068495 A JP30068495 A JP 30068495A JP 30068495 A JP30068495 A JP 30068495A JP H09119905 A JPH09119905 A JP H09119905A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slit
ray
sample
rays
scattered
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP30068495A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3529068B2 (ja
Inventor
Hitoshi Okanda
等 大神田
Yoshio Iwasaki
吉男 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rigaku Denki Co Ltd
Rigaku Corp
Original Assignee
Rigaku Denki Co Ltd
Rigaku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rigaku Denki Co Ltd, Rigaku Corp filed Critical Rigaku Denki Co Ltd
Priority to JP30068495A priority Critical patent/JP3529068B2/ja
Publication of JPH09119905A publication Critical patent/JPH09119905A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3529068B2 publication Critical patent/JP3529068B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 X線小角散乱装置において、試料で発生する
散乱X線をX線検出器によって測定する際の測定可能領
域を広げる。 【解決手段】 X線源Fから放射されたX線を平行X線
ビームに成形する第1スリット1及び第2スリット2
と、第2スリット2で発生する寄生散乱X線の進行を阻
止しながら平行X線ビームを試料へ導く第3スリット3
と、試料Sから発生する被測定散乱X線を検出するX線
検出器4とを有するX線小角散乱装置である。本発明で
は、第3スリット3と試料Sとを同じ支持部材7によっ
て一体に支持する。距離L4’が小さくなり、それに対
応して距離L3’が大きくなるので、測定不可能領域
E’が狭くなり、それに対応して測定可能領域Gが低角
度側へ広がる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入射X線の光軸を
中心とする小角度領域における散乱X線の強度の変化を
測定するX線小角散乱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】物質によっては、それにX線を照射した
ときに入射X線の光軸を中心とする小角度領域、例えば
0゜〜5゜程度の角度領域において散乱X線が発生する
ことがある。例えば、物質中に10〜1000Å程度の
微細な粒子やこれに相当する大きさの密度の不均一な領
域が存在すると、入射線方向に散漫な散乱、いわゆる中
心散乱が生じる。この中心散乱は粒子の内部構造には無
関係で粒子が小さいほど広がる。この散乱は、結晶質あ
るいは非晶質に関わらず存在し、散乱角すなわち入射X
線の光軸からの角度が0゜〜5゜程度の小角度領域で観
測される。また、小角度領域には上記の中心散乱の他
に、蛋白質の結晶のように格子面間隔が非常に大きい場
合のブラッグ反射や、繊維試料で結晶質と非晶質とが周
期的に並んだ、いわゆる長周期構造の場合のX線回折な
どが観測される。以上のような中心散乱、ブラッグ反射
及びX線回折を含めて、小角度領域において観測される
X線は一般に小角散乱と呼ばれている。
【0003】本発明に係るX線小角散乱装置は、そのよ
うな小角散乱を測定するための装置である。このX線小
角散乱装置は、試料から発生する弱い散乱X線を測定す
ることから、分解能やS/N比を低下させる寄生散乱を
できるだけ除くことが必要である。ここで分解能には、
散乱X線の測定がどれほど小角まで可能かを示す小角分
解能と、隣接した回折線を分離して測定するのに必要と
なる角度分解能とが考えられるが、小角散乱測定ではい
ずれの分解能も高く維持される必要がある。また、寄生
散乱というのは、X線測定系から試料を取り除いたとき
に観測されるX線のことであり、散乱X線に曝される光
学要素からの散漫散乱や白色X線で励起される蛍光X線
などがその主な発生原因と考えられる。
【0004】上記のような測定を高精度に実現するため
に、従来より、種々の形式のX線小角散乱装置が知られ
ている。例えば、図4に示すように、第1スリット5
1、第2スリット52及び第3スリット53の3個のス
リットを用いた、いわゆる3スリット系X線小角散乱装
置が知られている。このX線小角散乱装置では、線源F
から放射されて発散するX線を第1スリット51及び第
2スリット52を用いて平行X線ビームに成形し、さら
に第2スリット52で発生する寄生散乱X線の進行を第
3スリット53によって阻止して、その寄生散乱X線を
除いたX線を試料Sへ照射する。こうして試料Sに平行
X線ビームが照射されると、試料Sの性質に応じて小角
度領域内に散乱X線が発生し、その散乱X線によって二
次元X線検出器54が露光されてそのX線検出器54に
散乱X線に対応したX線潜像が形成される。このX線潜
像を可視像化した後、その可視像を観察することによっ
て試料Sの内部構造などを判定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の3スリット系X
線小角散乱装置では、第1スリット51、第2スリット
52及び第3スリット53のそれぞれが個別のホルダ5
5によって支持され、さらに試料Sも専用のサンプルホ
ルダ56によって支持されていた。また、図5に示すよ
うに、第1スリット51、第2スリット52及び第3ス
リット53を1つのホルダ57によって一体に支持し、
そして試料Sを専用のサンプルホルダ56によって支持
するようにしたX線小角散乱装置も知られている。
【0006】ところで、図4において、X線検出器54
の所に示してある符号Dは、線源Fから出たX線が試料
Sを通過して直接X線検出器54に受け取られる領域、
いわゆるダイレクトビームの照射領域を示している。ま
た、符号Eは、第2スリット52の所で発生する寄生散
乱X線が第3スリット53によって阻止されないでX線
検出器54に到達する領域を示している。これらの領域
D及び領域Eは、それらのダイレクトビーム及び第2ス
リット52からの寄生散乱X線の影響で、試料Sから発
生する測定対象である散乱X線を読みとることができな
い領域、いわゆる測定不可能領域である。
【0007】従来のX線小角散乱装置では、サンプルホ
ルダ56とスリットホルダ55(図4)との機械的な大
きさのために、あるいはサンプルホルダ56とスリット
ホルダ57(図5)との機械的な大きさのために、第3
スリット53と試料Sとの間の距離L4を小さくするこ
とがでなかった。具体的には、最短でも20mm程度に
しかできなかった。距離L4が短くできないということ
は、第3スリット53を通過してX線検出器54に到達
する寄生散乱X線の領域Eを狭くすることができないと
いうことであり、このことは、X線検出器54における
測定不可能領域が広くなって、X線検出器54の広い領
域を観察の対象とすることができないということであ
る。
【0008】また、従来のX線小角散乱装置では、上記
の通り、サンプルホルダ56とスリットホルダ55又は
57が別体であったので、装置全体の光学的な位置関係
を調節する際、試料Sと第3スリットの位置関係を個別
に調節しなければならず、その位置関係の調節作業が非
常に面倒であった。本発明は、従来装置における上記の
問題点を解消するためになされたものであって、X線検
出器における測定可能領域を広げること及び第3スリッ
トと試料の光学的な位置調節を行い易くすることを目的
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明に係るX線小角散乱装置は、X線源から放射
されたX線を平行X線ビームに成形する第1スリット及
び第2スリットと、第2スリットで発生する散乱X線の
進行を阻止しながら平行X線ビームを試料へ導く第3ス
リットと、試料から発生する散乱X線を検出するX線検
出器とを有するX線小角散乱装置において、第3スリッ
トと試料とを同じ支持部材によって一体に支持すること
を特徴とする。
【0010】第3スリット及び試料を同じ支持部材によ
って支持するれば、第3スリットと試料との間の距離を
非常に小さくすることができる。このことは、第3スリ
ットの上流側に配置された第2スリットと試料との間の
距離を一定に維持するときに、第2スリットと第3スリ
ットとの間の距離を大きくできるということである。こ
のように第2スリットと第3スリットとの間の距離を大
きくできるということは、第2スリットから発生する寄
生散乱X線が第3スリットを通過してX線検出器に到達
する領域を狭められるということであり、その結果、試
料から発生する測定対象である散乱X線をX線検出器に
よって捕えることができる領域を低角度側へ広くできる
ということである。また、第3スリットと試料とを同じ
支持部材によって一体に支持すれば、それらを光学的に
位置調節する際、その1つの支持部材を位置調節するだ
けで第3スリットと試料の両方の位置調節が同時に実行
でき、操作性が向上する。
【0011】第3スリット及び試料を同じ支持部材によ
って一体に支持するための具体的な構成としては、例え
ば、第3スリットを形成したスリット板に試料止め具を
設け、その試料止め具によって試料を支持するという構
成が考えられる。この試料止め具としては、例えば、バ
ネ力によって試料をスリット板に押し付ける板バネその
他のバネ部材や、接着剤や、粘着テープなどが考えられ
る。第3スリットのスリット形状は、丸穴及び長穴のい
ずれとすることもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るX線小角散
乱装置の一実施形態を示している。このX線小角散乱装
置は、X線を発生する線源Fと、第1スリット1及び第
2スリット2によって構成されるスリットユニット9
と、スリットユニット9の下流側(図の右側)に配置さ
れた第3スリット3と、そして第3スリット3の下流側
に配置されたX線検出器4とを有している。本実施形態
では、X線検出器4として、X線を平面内で捕えること
のできるX線検出器、すなわち二次元X線検出器を用い
るものとする。この二次元X線検出器としては、例え
ば、蓄積性蛍光体やX線フィルムなどが考えられる。
【0013】X線フィルムというのは、X線に感光して
その部分に潜像を形成し、現像処理によってそれを顕像
とすることができる平面状フィルムのことである。この
顕像を目視によって観察することにより、X線フィルム
の感光に寄与したX線の入射位置及び強度を測定でき
る。
【0014】一方、蓄積性蛍光体というのは、輝尽性蛍
光体とも呼ばれる物質であってX線などに対する平面状
の感光体のことである。この蓄積性蛍光体は、X線など
をエネルギの形で蓄積することができ、さらに、レーザ
光などといった輝尽励起光の照射によりそのエネルギを
外部に光として取り出すことのできる性質を有する物質
である。つまり、蓄積性蛍光体にX線などの放射線を照
射すると、その照射された部分に対応する蓄積性蛍光体
内にエネルギが潜像として蓄積され、さらにその蓄積性
蛍光体にレーザ光などの輝尽励起光を照射すると上記潜
像エネルギが光となって外部へ放出される。この放出さ
れた光を光電管などによって検出することにより、潜像
の形成に寄与したX線、本発明の場合は試料からの散乱
X線の散乱角度及び強度を測定できる。
【0015】本実施形態では、図1において、第1スリ
ット1が専用のスリット支持部材5aによって支持さ
れ、第2スリット2が専用のスリット支持部材5bによ
って支持され、そして、第3スリット3及び試料Sが共
通の支持部材7によって一体に支持されている。支持部
材7は、例えば図2に示すように、丸穴形状の第3スリ
ット3が形成されたスリット板11に試料止め具12を
設けることによって構成される。試料止め具12は、本
実施形態の場合、板バネの外側端をスリット板11の表
面に固着し、それらの内側端を自由移動端とすることに
よって構成する。試料Sは、板バネ状の試料止め具12
の自由移動端に挟み付けられることによってスリット板
11の第3スリット3の下流側位置に置かれる。
【0016】試料Sを支持したスリット板11は、X線
小角散乱装置の所定位置に固定設置された試料支持ステ
ージ8によって支持される。この試料支持ステージ8
は、スリット板11をガタツキ無く支持する一対の支持
ブロック13,13と、それらの支持ブロックを上下方
向へ平行移動可能に支持するZステージ14と、そのZ
ステージ14を前後左右の平面内で平行移動可能に支持
するXYステージ15とを有している。
【0017】本実施形態のX線小角散乱装置は以上のよ
うに構成されているので、図1において、線源Fから放
射されて発散するX線は、第1スリット1及び第2スリ
ット2から成るスリットユニット9によって平行X線ビ
ームに成形され、その平行X線ビームが試料Sに入射す
る。すると、試料2の性質に応じてその試料Sから散乱
X線が発生し、その散乱X線がX線検出器4に到達して
それを感光し、その感光部分に潜像を形成する。この潜
像を読みとれば、散乱X線の散乱角度(すなわち、X線
光軸Lからの角度2θ)及びX線強度を測定できる。
【0018】この測定の際、第2スリット2はX線が当
たったときに寄生散乱X線を発生する。この寄生散乱X
線は測定対象である試料Sからの散乱X線に対するノイ
ズ成分となるものであるから、その寄生散乱X線がX線
検出器4に到達することはできる限り避けなければなら
ない。第3スリット3は、その寄生散乱X線がX線検出
器4へ向かうことを阻止する。具体的には、第2スリッ
ト2と第3スリット3を結ぶ破線L1によって規定され
る領域E’よりも外側の領域Gに寄生散乱X線が漏れ出
ることを防止する。つまり、領域E’内はダイレクトビ
ームや寄生散乱X線によって感光する領域であって、測
定が不可能な領域であり、一方、領域G内はダイレクト
ビームや寄生散乱X線の受けることが無く正常に測定が
できる領域ということになる。
【0019】なお、図2のXYステージ15及びZステ
ージ14は、試料S及び第3スリット3をX線光軸Lに
対して適正な位置に配置させるための光軸調節の際に、
オペレータの手動により又は自動制御により、適宜な距
離だけ平行移動する。
【0020】ところで、図4及び図5に示した従来の装
置では、第3スリット53を支持するホルダ55又は5
7と試料ホルダ56とが別々であったので、それらのホ
ルダの機械的な大きさに起因して、第3スリット53と
試料Sとの間の距離L4を小さくできなかった。そのた
め、従来装置の場合は、第2スリット52と試料Sとの
間の距離を一定に維持するとき、第2スリット2と第3
スリットとの間の距離L3が必然的に小さくならざるを
得ず、その結果、第2スリット2で発生する寄生散乱X
線がX線検出器54に到達する領域Eがかなり広かっ
た。
【0021】これに対して本実施形態に係るX線小角散
乱装置では、図1に示すように、第3スリット3と試料
Sとが一体に支持されるので、第3スリット3と試料S
との間の距離L4’を非常に小さくでき、その結果とし
て、第2スリット2と第3スリット3との間の距離L
3’を大きくとることができる。その結果、第2スリッ
ト2からの寄生散乱X線がX線検出器4に到達できる領
域を符号E’で示すように、従来の領域Eに比べて非常
に小さくできる。そのため、観察に供することができる
領域、すなわち測定可能領域Gを大きくとることが可能
となる。
【0022】さらに、第3スリット3と試料Sとを一体
に支持することにより、それらの光学的な位置を線源F
に対して適切な位置に調節するとき、その調節操作が非
常に簡単になる。
【0023】なお、図2に示す実施形態では第3スリッ
ト3として丸穴形状のスリットを用いたが、図3に示す
ように、第3スリット3を長穴形状のスリットによって
構成することもできる。さらに、正方形状のスリットと
することも可能である。
【0024】以上、好ましい実施形態を用いて本発明を
説明したが、本発明はその実施形態に限定されるもので
はなく、請求の範囲に記載した技術的範囲内で種々に改
変できる。例えば、図2に示した試料止め具12は、板
バネを用いた構造に限られず、接着剤、粘着テープなど
を用いた構造とすることもできる。また、スリット板1
1を支持する構造も、図2に示したような支持ブロック
13を用いる構造以外の任意の構造を採用できる。ま
た、図1の実施形態では、第1スリット1と第2スリッ
ト2とをそれぞれ個別の支持部材5a及び5bによって
支持したが、これらを共通の支持部材によって支持する
こともできる。また、図1の実施形態では、X線検出器
として二次元X線検出器を用いたが、これに代えて、シ
ンチレーションカウンタなどといった一次元X線検出
器、すなわちX線を一点で検出する形式のX線検出器を
用いることもできる。但し、この一次元X線検出器を用
いる場合には、その一次元X線検出器を試料を中心とし
て回転走査移動させながら試料からの散乱X線を検出す
る必要がある。
【0025】
【発明の効果】請求項1記載のX線小角散乱装置によれ
ば、第3スリットと試料とを同じ支持部材によって一体
に支持するようにしたので、第2スリットと第3スリッ
トとの間の距離を大きくすることができ、その結果、X
線検出器によって測定できる試料からの散乱X線の測定
可能領域を低角度側へ広げることができた。また、第3
スリットと試料とを一体に支持することにより、第3ス
リット及び試料の両方の光学的な位置調節を簡単に行う
ことができるようになった。
【0026】請求項2記載のX線小角散乱装置によれ
ば、第3スリットと試料との一体構造をきわめて簡単に
構成できる。また、第3スリットと試料との間の距離を
可能な限り小さくできる。
【0027】請求項3記載のX線小角散乱装置によれ
ば、第3スリットに対する試料の装着及び取り外しをき
わめて簡単に行うことができる。
【0028】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るX線小角散乱装置の一実施形態を
模式的に示す図である。
【図2】図1の要部を具体的に示す斜視図である。
【図3】図2に対応する部分の改変例を示す斜視図であ
る。
【図4】従来のX線小角散乱装置の一例を模式的に示す
図である。
【図5】従来のX線小角散乱装置の他の一例を模式的に
示す図である。
【符号の説明】
1 第1スリット 2 第2スリット 3 第3スリット 4 X線検出器 5a,5b スリット支持部材 7 支持部材 8 試料支持ステージ 9 スリットユニット 11 スリット板 12 試料止め具 13 支持ブロック 14 Zステージ 15 XYステージ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線源から放射されたX線を平行X線ビ
    ームに成形する第1スリット及び第2スリットと、第2
    スリットで発生する寄生散乱X線の進行を阻止しながら
    平行X線ビームを試料へ導く第3スリットと、試料から
    発生する被測定散乱X線を検出するX線検出器とを有す
    るX線小角散乱装置において、 第3スリットと試料とを同じ支持部材によって一体に支
    持することを特徴とするX線小角散乱装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のX線小角散乱装置におい
    て、第3スリットを形成したスリット板に試料止め具を
    設け、その試料止め具によって試料を支持することを特
    徴とするX線小角散乱装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のX線小角散乱装置におい
    て、試料止め具は、バネ力によって試料をスリット板に
    押し付けることを特徴とするX線小角散乱装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のうちの少なくと
    もいずれか1つに記載のX線小角散乱装置において、第
    3スリットは丸穴形状であることを特徴とするX線小角
    散乱装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項3のうちの少なくと
    もいずれか1つに記載のX線小角散乱装置において、第
    3スリットは長穴形状であることを特徴とするX線小角
    散乱装置。
JP30068495A 1995-10-25 1995-10-25 X線小角散乱装置 Expired - Fee Related JP3529068B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30068495A JP3529068B2 (ja) 1995-10-25 1995-10-25 X線小角散乱装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30068495A JP3529068B2 (ja) 1995-10-25 1995-10-25 X線小角散乱装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09119905A true JPH09119905A (ja) 1997-05-06
JP3529068B2 JP3529068B2 (ja) 2004-05-24

Family

ID=17887836

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30068495A Expired - Fee Related JP3529068B2 (ja) 1995-10-25 1995-10-25 X線小角散乱装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3529068B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005221363A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Rigaku Corp X線分析用試料支持装置及びx線分析装置
CN110376231A (zh) * 2018-04-13 2019-10-25 马尔文帕纳科公司 具有对光束发散度的混合控制的x射线分析装置及方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018049002A (ja) * 2016-09-16 2018-03-29 住友金属鉱山株式会社 試料ホルダーおよびx線分析方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005221363A (ja) * 2004-02-05 2005-08-18 Rigaku Corp X線分析用試料支持装置及びx線分析装置
CN110376231A (zh) * 2018-04-13 2019-10-25 马尔文帕纳科公司 具有对光束发散度的混合控制的x射线分析装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3529068B2 (ja) 2004-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2098797C1 (ru) Способ получения проекции объекта с помощью проникающего излучения и устройство для его осуществления
US6054712A (en) Inspection equipment using small-angle topography in determining an object's internal structure and composition
KR20190015531A (ko) 엑스선 현미경 관찰을 위한 방법 및 장치
JP5116014B2 (ja) 小角広角x線測定装置
EP0898704A1 (en) Inspection equipment using small-angle topography in determining an object's internal structure and composition
US5684857A (en) Method for GE-XRF X-ray analysis of materials, and apparatus for carrying out the method
JP2003329617A (ja) 非破壊分析方法および非破壊分析装置、ならびに当該方法・装置による特定物体
JPS63173941A (ja) 放射線による非破壊検査方法及び装置
JP2001524011A (ja) 組織分析装置
JP3529068B2 (ja) X線小角散乱装置
JPH0954050A (ja) X線小角散乱装置
JP3739036B2 (ja) X線小角散乱装置
JP3485287B2 (ja) X線小角散乱装置
US6285736B1 (en) Method for X-ray micro-diffraction measurement and X-ray micro-diffraction apparatus
JPH0781967B2 (ja) 粉末の回折検査装置
JP3519208B2 (ja) 真空チャンバを備えたx線小角散乱装置
TW499566B (en) Fluorescent x-ray analysis apparatus
JP2002250704A (ja) X線測定装置及びx線測定方法
JP4257034B2 (ja) グレージング出射条件におけるx線解析装置
RU2293971C2 (ru) Устройство для радиографии и томографии
JP3090780B2 (ja) X線回折像動的露光装置
JP2002333409A (ja) X線応力測定装置
JP3626965B2 (ja) X線装置及びx線測定方法
JP3819376B2 (ja) X線装置およびその散乱防止キャップ
JP5733908B2 (ja) X線撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20031126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040220

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100305

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100305

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110305

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110305

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120305

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140305

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees