JPH09117186A - 直流ブラシレスモータ駆動装置 - Google Patents

直流ブラシレスモータ駆動装置

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JPH09117186A
JPH09117186A JP7290544A JP29054495A JPH09117186A JP H09117186 A JPH09117186 A JP H09117186A JP 7290544 A JP7290544 A JP 7290544A JP 29054495 A JP29054495 A JP 29054495A JP H09117186 A JPH09117186 A JP H09117186A
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drive
signal
commutation
sensorless
magnet rotor
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JP7290544A
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English (en)
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Yoriyuki Takegawa
順之 武川
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Bosch Corp
Original Assignee
Zexel Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/14Electronic commutators
    • H02P6/16Circuit arrangements for detecting position
    • H02P6/18Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements
    • H02P6/182Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements using back-emf in windings
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/20Arrangements for starting
    • H02P6/21Open loop start

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 センサレス運転状態への切り替えを簡単な構
成で極めて短時間で行うことができ、且つ切り替え後に
おける回転子の位置を確実に検出することができるよう
にすること。 【解決手段】 回転子14を回転加速するための外部同
期信号SSをコミュテータ部21へ印加してから一定時
間経過後にその印加を停止させる。停止後、駆動巻線1
1〜13に生じている逆誘起電圧EA ,EB ,EC に基
づいて位置検出回路50からのセンサレス信号ZA 、Z
B 、ZC を用いて位置帰還駆動信号発生部41から転流
制御信号AU 〜BL を出力し、これによりコミュテータ
部21を制御し、駆動巻線への駆動電流の転流を回転子
の位置に応じて行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモータの駆動巻線に
誘起される電圧に基づいて回転子の位置を検出し、駆動
巻線への駆動電流の転流を制御するようにした直流ブラ
シレスモータ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、直流ブラシレスモータにあって
は永久磁石ロータの回転位置を磁気センサ又は光センサ
等を用いて検出し、この検出結果に応じて駆動巻線への
駆動電流を転流している。しかし、このような検出器の
使用が困難な場合等においては、直流ブラシレスモータ
に対して外部同期信号を与えることにより先ず同期モー
タとして起動させて加速し、永久磁石ロータが所定の回
転速度に達して各駆動巻線から充分な大きさの逆誘起電
圧が得られるようになったならばこの逆誘起電圧によっ
て永久磁石ロータの位置を検出し、これに基づいて各駆
動巻線への駆動電流を転流して永久磁石ロータを回転さ
せるセンサレス運転に切り替えるするようにした直流ブ
ラシレスモータ駆動装置が公知である。
【0003】この種の直流ブラシレスモータ駆動装置
は、上述のように同期モータとしての運転状態を途中か
ら直流ブラシレスモータ本来の運転状態に切り替える構
成であるから、同期モータとして加速運転終了後、駆動
巻線の誘起電圧に基づいて駆動電流を転流するセンサレ
ス運転に移行する際の過渡運転状態において不安定な運
転状態が生じる虞がある。これは誘起電圧のレベルが不
十分であること及び駆動用信号と誘起電圧信号との識別
が難しいことの2つの理由による。
【0004】この不具合を解決するため、特開昭59−
36520号公報には、同期信号と逆起(誘起)電圧信
号との間の位相差を検出し、その位相差が零の近傍で同
期運転から逆起電圧に基づくセンサレス運転に切り換え
るようにした構成が提案されている。また、特開平5−
219785号公報には、モータ起動後一定時間は駆動
巻線により発生させる回転磁界の周波数とモータ印加電
圧のデューティ比を所定のパターンで増加させ、一定時
間経過直前にモータ印加電圧のデューティ比を所定値だ
け下げるようにインバータ回路を制御し、一定時間経過
後は、駆動巻線に誘起される電圧から磁石回転子位置を
検出して直流ブラシレスモータの運転を行うようにした
構成が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前者の構成によると、
複雑な位相差検出手段のほか位相差を零近傍に制御する
ためのさらに複雑な手段が必要であるから、大幅なコス
トアップとなるばかりか、加速の手段及び誘起電圧信号
生成手段が限定されてしまい、汎用性に乏しいという問
題点を有している。後者の構成ではこのような不具合は
生じない。しかしながら、両者共同期モータとしての運
転から駆動巻線の誘起電圧に基づくセンサレス運転に切
り替えるために所定の一定の時間を必要とするので短時
間で運転状態の切り替えができないという問題点のほ
か、切り替えの過渡期においても同期信号が駆動巻線に
印加されたままであるためこれが磁石回転子の位置検出
のために必要な逆誘起電圧の取り出しの邪魔となり、磁
石回転子の位置検出を確実に行うことができないという
問題点をも有している。さらに、後者の場合には、回路
構成は比較的簡単で済むが、印加電圧のデューティ制御
のためのチョッピング動作に因る雑音が発生し、制御の
切り替えの過渡期における逆誘起電圧に基づく磁石回転
子の位置検出を余計に困難なものとしている。
【0006】本発明の目的は、従来技術における上述の
問題点を解決することができる、直流ブラシレスモータ
駆動装置を提供することにある。
【0007】すなわち、構成を複雑とすることなしに、
磁石回転子を加速するための同期モータとしての運転状
態からセンサレス運転状態への切り替えを極めて短時間
で行うことができ、且つ切り替え後における回転子の位
置を確実に検出することができるようにした、直流ブラ
シレスモータ駆動装置を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の特徴は、磁石回転子と駆動巻線とを有して成
る直流ブラシレスモータの駆動装置において、前記駆動
巻線に誘起される電圧信号に応答して前記磁石回転子の
回転位置を検出する位置検出回路と、スイッチング素子
を有し前記駆動巻線に駆動電圧を供給するコミュテータ
手段と、前記磁石回転子を回転させるための回転磁界を
前記駆動巻線によって発生させるよう前記コミュテータ
手段のスイッチング素子をオン、オフ制御するための加
速用制御信号を供給するための手段と、前記位置検出回
路での検出結果に応じて前記駆動巻線に対する駆動電流
を転流させるよう前記コミュテータ手段のスイッチング
手段をオン、オフ制御するための転流制御信号を供給す
るための位置帰還駆動信号発生手段とを備え、前記加速
用制御信号を前記磁石回転子の回転速度が所定値に達す
るに充分な所定の一定時間だけ前記コミュテータ手段に
供給し、前記一定時間経過後は前記転流制御信号により
前記コミュテータ手段を制御するようにした点にある。
【0009】一定時間は、加速用制御信号による磁石回
転子の回転により位置信号を取り出すのに充分なレベル
の逆誘起電圧が駆動巻線に発生することになる時間に適
宜に設定される。この一定時間経過後に加速用制御信号
を駆動巻線に供給するのを停止すると、位置検出回路に
は駆動巻線に誘起されている充分に大きなレベルの逆誘
起電圧のみが印加され、これにより磁石回転子の位置を
確実に検出することができる。この結果、位置検出回路
での位置検出結果に基づいて位置帰還駆動信号発生手段
から出力される転流制御信号により、駆動巻線への駆動
電流の所要の転流が加速用制御信号の供給停止直後から
直ちに、且つ確実に実行され、その過渡運転時における
種々の問題を一挙に解決することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態の一例について説明する。
【0011】図1において10は3相Y結線された直流
ブラシレスモータであり、A相の駆動巻線11、B相の
駆動巻線12、C相の駆動巻線13及び永久磁石ロータ
14を備えて成っている。なお、この直流ブラシレスモ
ータ10は公知の構成であるからその詳細な構造説明は
省略する。
【0012】符号20で示されるのは、この直流ブラシ
レスモータ10を駆動するための本発明による駆動装置
であり、駆動巻線11〜13への駆動電流を転流するた
めのコミュテータ部21を備えている。コミュテータ部
21は、スイッチングトランジスタ22〜27及びダイ
オード28〜33が図示の如く接続されて成る公知の構
成のものであり、スイッチングトランジスタ22〜27
の各ベースには、制御ユニット40の位置帰還駆動信号
発生部41から転流制御信号AU 〜CL が与えられるよ
うになっている。スイッチングトランジスタ22〜27
は転流制御信号AU 〜CL に従ってオン/オフし、これ
により、駆動巻線11〜13に対する直流電源34から
の駆動電流の転流が行われ、永久磁石ロータ14が回転
駆動される。
【0013】符号50で示されるのは、永久磁石ロータ
14が回転することにより駆動巻線11〜13のそれぞ
れに誘起される逆誘起電圧から永久磁石ロータ14の回
転位置を判別してその結果を示すセンサレス信号ZA
B 、ZC を出力し、制御ユニット40の位置帰還駆動
信号発生部41に供給するための位置検出回路である。
【0014】図2には、位置検出回路50の詳細回路図
が示されている。51は第1の差動増幅器で、駆動巻線
11の端子電圧VA と駆動巻線12の端子電圧VB とを
入力し、これらの電圧差である第1の電圧差信号VBA
与える。52は第2の差動増幅器で、駆動巻線12の端
子電圧VB と駆動巻線13の端子電圧VC とを入力し、
これらの電圧差である第2の電圧差信号VCBを与える。
53は第3の差動増幅器で、駆動巻線13の端子電圧V
C と駆動巻線11の端子電圧VA とを入力し、これらの
電圧差である第3の電圧差信号VACを与える。
【0015】54は第1の比較器で、第1の電圧差信号
BAと第2の電圧差信号VCBとを入力し、センサレス信
号ZA を位置帰還駆動信号発生部41に与える。55は
第2の比較器で、第2の電圧差信号VCBと第2の電圧差
信号VACとを入力し、センサレス信号ZB を位置帰還駆
動信号発生部41に与える。56は第3の比較器で、第
3の電圧差信号VACと第1の電圧差信号VBAとを入力
し、センサレス信号ZCを位置帰還駆動信号発生部41
に与える。センサレス信号ZA 〜ZC は、図3に示すよ
うにパルス列となり、この立ち上がり部分および立ち下
がり部分が駆動巻線11〜13に発生する誘起電圧のゼ
ロクロスポイントを表わしている。
【0016】図4は、図2に示した位置検出回路50の
等価回路で、スイッチングトランジスタ24、26がオ
ンの場合を示している。第1の差動増幅器51から出力
される第1の電圧差信号VBAはVBA=EB −EA −I・
rとなる。EA はA相の誘起電圧、EB はB相の誘起電
圧、Iはスイッチングトランジスタ24、26のオンに
よって流れる駆動電流、rは駆動巻線11〜13の内部
抵抗である。一方、第3の差動増幅器53から出力され
る第3の電圧差信号VACはVAC=EA −EC −I・rと
なる。EC は相Cの誘起電圧である。共通項I・rを省
略すると、 VBA=EB −EAAC=EA −EC となり、これらが比較器56で比較される。
【0017】図5は図4における誘起電圧EA 、EB
C と第3の比較器56に与えられる第1及び第3の電
圧差信号VBA、VACとの関係を示す波形図である。図か
ら明らかなように、相Aの誘起電圧EA のゼロクロスポ
イントP1 で第1の電圧差信号VBA=第2の電圧差信号
ACとなり、比較器でこれを検出することによってゼロ
クロスポイントを検出することができることが解る。な
お、区間Lはスイッチングトランジスタ24、26のオ
ン区間を示している。また、図5から明らかなように、
ゼロクロスポイントP1 の前後すなわち区間Lにおいて
第1の電圧差信号VBAと第2の電圧差信号VACとの差が
従来の略2倍となり、ノイズの影響をきわめて受けにく
くなる。さらに、駆動巻線11〜13の端子間の電圧差
を比較するので、転流位相が±30度以上ずれた場合で
もセンサレス信号が出力される。
【0018】センサレス信号ZA 〜ZC は、制御ユニッ
ト40の位置帰還駆動信号発生部41に入力される。位
置帰還駆動信号発生部41は、今回の転流の発生からセ
ンサレス信号ZA 〜ZC の立ち上がり部分または立ち下
がり部分までの時間を実ゼロクロス時間tact として検
出する。位置帰還駆動信号発生部41は、今回の転流の
発生からセンサレス信号ZA 〜ZC の立ち上がり部分ま
たは立ち下がり部分が与えられるべき目標時間を表す目
標ゼロクロス時間tref を、 tref =(j/k)・Tn-1 ここで、(j/k)・Tn-1 は今回の転流周期Tn-1
k等分したj番目までの時間を表す、に従って設定す
る。目標ゼロクロス時間tref は、通常、j=1、k=
2として、転流周期の中央となるように設定される。j
およびkの値を換えれば任意に変えることができる。位
置帰還駆動信号発生部41は、目標ゼロクロス時間t
refと実ゼロクロス時間tact との差Δtn-1 =tref
−tact に応じて次回の転流周期の積分値Tinを、 Tin=Ki ・Δtn-1 +Tin-1 ここで、Ki は積分定数、Tin-1は今回の転流周期の積
分値である、に従って積分演算する。位置帰還駆動信号
発生部41は、差Δtn-1 および次回の転流周期の積分
値Tinに応じて次回の転流周期Tn を、 Tn =Kp ・Δtn-1 +Tin ここで、Kp は比例定数である、に従って比例演算によ
り決定する。さらに、位置帰還駆動信号発生部41は、
センサレス信号ZA 〜ZC の状態に応じて転流制御信号
U 〜CL を割り当て、割り当てられた転流制御信号A
U 〜CL を次回の転流タイミング時にスイッチングトラ
ンジスタ22〜27に出力する。
【0019】図6は転流周期の決定を説明するための説
明図である。今回の転流の発生時点t1 からセンサレス
信号ZA 〜ZC の立ち上がりまたは立ち下がり部分hが
実際に与えられるまでの実ゼロクロス時間tact が検出
される。今回の転流周期Tn-1 に基づいて、センサレス
信号ZA 〜ZC の立ち上がりまたは立ち下がり部分hが
与えられるべき目標時間である目標ゼロクロス時間t
ref が設定される。目標ゼロクロス時間tref と実ゼロ
クロス時間tact との差Δtn-1 が演算され、センサレ
ス信号ZA 〜ZC の立ち上がりまたは立ち下がり部分h
が目標ゼロクロス時間tref に与えられるように、差Δ
n-1 に応じて上式から次回の転流周期Tn が決定され
る。
【0020】図3に示すように、センサレス信号ZA
C の状態1〜6に応じて転流制御信号AU 〜CL がそ
れぞれ割り当てられている。センサレス信号ZA 〜ZC
の状態1すなわちZA 〜ZC =(1、0、0)では転流
制御信号AU =0、AL =0、BU =1、BL =0、C
U =0、CL =0が割り当てられ、ZA 〜ZC =(1、
1、0)の状態2では転流制御信号AU =0、AL
1、BU =0、BL =0、CU =1、CL =0が割り当
てられ、ZA 〜ZC =(0、1、0)の状態3では転流
制御信号AU =0、AL =0、BU =0、BL =1、C
U =1、CL =0が割り当てられ、ZA 〜ZC =(0、
1、1)の状態4では転流制御信号AU =1、AL
0、BU =0、BL =1、CU =0、CL =0が割り当
てられ、ZA〜ZC =(0、0、1)の状態5では転流
制御信号AU =1、AL =0、BU =0、BL =0、C
U =0、CL =1が割り当てられ、ZA 〜ZC =(1、
0、1)の状態6では転流制御信号AU =0、AL
0、BU =1、BL =0、CU =0、CL =1が割り当
てられる。割り当てられた転流制御信号AU 〜CL はオ
アゲート42〜47をそれぞれ介してスイッチングトラ
ンジスタ22〜27に与えられ、これによって駆動巻線
11〜13において転流が発生する。
【0021】位置帰還駆動信号発生部41での上述の転
流制御信号発生動作が可能となるように永久磁石ロータ
14の回転を零から所要の速度値まで上昇させる目的で
1組の加速用制御信号をコミュテータ部21に供給する
ため、制御ユニット40は加速駆動信号発生部48を備
えている。
【0022】加速駆動信号発生部48は、直流ブラシレ
スモータ10を同期運転によって起動し、加速するため
の加速制御信号として、永久磁石ロータ14に回転磁界
を与えるための励磁電流を駆動巻線11〜13に対して
与えることができる1組の外部同期信号SSを出力し、
外部同期信号SSはオアゲート42〜47を介してスイ
ッチングトランジスタ22〜27のベースに印加され
る。なお、直流ブラシレスモータ10を同期運転させる
ためにコミュテータ部21のスイッチングトランジスタ
22〜27のそれぞれに印加するための1組の外部同期
信号は公知であるから、ここでは、加速駆動信号発生部
48の詳細な回路構成について説明するのを省略する
が、加速駆動信号発生部48は、図示しない電源スイッ
チをオンすることにより一定時間だけ外部同期信号SS
を出力し、この一定時間が経過した後外部同期信号SS
の出力が停止される。この一定時間は、外部同期信号S
Sにより永久磁石ロータ14の回転が開始され、その後
センサレス信号ZA 〜ZC を正常に得ることができるの
に充分なレベルの端子電圧VA 、VB 、VC が駆動巻線
11、12、13からそれぞれ発生することになる時間
に適宜設定される。この一定時間は、したがって、実験
等により適宜に定めることができる。
【0023】図1に示した駆動装置20は、このよう
に、電源投入後制御ユニット40の加速駆動信号発生部
48からの外部同期信号SSに応答してコミュテータ部
21のスイッチングトランジスタ22〜27がオン、オ
フ制御され、これにより永久磁石ロータ14に回転磁界
が与えられ、直流ブラシレスモータ10はこの回転磁界
にしたがって永久磁石ロータ14が回転する同期モータ
として運転される。一定時間経過後、位置検出回路50
からセンサレス信号ZA 〜ZC が確実に得られるように
なった時点で外部同期信号SSの出力が停止し、これ以
後はセンサレス信号ZA 〜ZC に基づく転流制御信号A
U 〜CL が位置帰還駆動信号発生部41から出力され、
オアゲート42〜47を介してコミュテータ部21のス
イッチングトランジスタ22〜27のベースに印加され
る。この結果、外部同期信号SSの供給停止と同時に位
置帰還駆動信号発生部41からの転流制御信号AU 〜C
L がコミュテータ部21に供給され、直流ブラシレスモ
ータ10の駆動巻線11〜13への駆動電流が永久磁石
ロータ14の位置に応じて転流し、直流ブラシレスモー
タ10がセンサレス運転状態に入る。
【0024】次に、駆動装置20の動作について、図
7、図8を参照して詳細に説明する。
【0025】図7は、時刻TM0以前においては外部同
期信号SSが加速駆動信号発生部48からコミュテータ
部21に供給されており、時刻TM0において加速駆動
信号発生部48による外部同期信号SSの供給が停止
し、その後数十分の1秒程度の短時間経過後の時刻TM
1において直流ブラシレスモータ10が転流制御信号A
U 〜CL に従うセンサレス運転状態に入る様子を説明す
るための各部の波形図である。
【0026】時刻TM0以前は、外部同期信号SSによ
って直流ブラシレスモータ10が同期モータとして運転
されており、これにより駆動巻線11〜13には外部同
期信号SSに従う駆動電流が流れている。この場合にお
いても、駆動巻線11〜13には端子電圧VA 、VB
C がそれぞれ誘起されており、永久磁石ロータ14の
回転速度が上昇するにつれ、それらの誘起電圧のレベル
が大きくなる。図7の(A)、(B)、(C)の各波形
において正弦波状の成分が誘起電圧によるレベル変化を
示している。
【0027】時刻TM0において外部同期信号SSの印
加が停止されると駆動巻線11〜13には逆誘起電圧E
A 、EB 、EC のみが生じ、これが電圧VA 、VB 、V
C として位置検出回路50に印加される。したがって、
位置検出回路50では、電圧VA 、VB 、VC により永
久磁石ロータ14の位置を示すセンサレス信号ZA 、Z
B 、ZC を、駆動巻線11〜13に外部から印加される
外部同期信号SSの影響を受けることなしに確実に出力
することができる。図7に示した例では、時刻TM0か
ら僅かな時間ΔTが経過した時刻TM1において位置検
出回路50において最初の位置検出が行われ、センサレ
ス信号ZC のレベルが「0」から「1」に変化してい
る。位置検出回路50での位置検出動作については図2
乃至図5を参照して既に説明した通りである。
【0028】この結果、位置帰還駆動信号発生部41で
は転流制御信号AU と転流制御信号CL のレベルのみが
「1」となり、スイッチングトランジスタ22、27の
みがオンとなり、A相とC相の駆動巻線11、13に駆
動電流が流れることになる。この状態は、時刻TM2に
おいて位置検出回路50で次の位置検出が行われセンサ
レス信号ZC のレベルが「1」から「0」に変化するま
で続く。時刻TM2において転流制御信号AU のレベル
が「1」から「0」となり、転流制御信号BUのレベル
が「0」から「1」となる。この結果、スイッチングト
ランジスタ23、27のみがオンとなり、B相とC相の
駆動巻線12、13に駆動電流が流れることになる。す
なわち、駆動巻線に対する駆動電流の転流が行われる。
駆動電流の転流は永久磁石ロータ14が60度回転する
毎に行われる。
【0029】図8は図1の位置帰還駆動信号発生部41
のフローチャートである。以下、図8を併用して位置帰
還駆動信号発生部41における上述の転流制御につき説
明する。
【0030】時刻TM1以降においては、第1の差動増
幅器51から駆動巻線12の端子電圧と駆動巻線11の
端子電圧との差電圧である第1の電圧差信号VBAが与え
られ、第2の差動増幅器52から駆動巻線13の端子電
圧と駆動巻線12の端子電圧との差電圧である第2の電
圧差信号VCBが与えられ、第3の差動増幅器53から駆
動巻線11の端子電圧と駆動巻線13の端子電圧との差
電圧である第3の電圧差信号VACが与えられる。第1の
比較器54は第1の電圧差信号VBAと第2の電圧差信号
CBとの大小比較を介して相Bの誘起電圧のゼロクロス
ポイントを表すセンサレス信号ZA を位置帰還駆動信号
発生部41に与え、第2の比較器55は第2の電圧差信
号VCBと第3の電圧差信号VACとの大小比較を介して相
Cの誘起電圧のゼロクロスポイントを表すセンサレス信
号ZB を位置帰還駆動信号発生部41に与え、第3の比
較器56は第1の電圧差信号VBAと第3の電圧差信号V
ACとの大小比較を介して相Aの誘起電圧のゼロクロスポ
イントを表すセンサレス信号ZC を位置帰還駆動信号発
生部41に与えている。位置帰還駆動信号発生部41
は、先ずステップ60で所定の転流周期を設定し、次の
ステップ61で所定の転流制御信号AU 〜CL をスイッ
チングトランジスタ22〜27に与えて転流を行わせ、
センサレス信号ZA 〜ZC に基づくセンサレス運転を開
始する。
【0031】位置帰還駆動信号発生部41は、ステップ
62で転流周期から次回の転流タイミングを設定し、ス
テップ63で内部タイマをリセットしスタートさせて実
ゼロクロス時間tact の計測を開始する。次いでステッ
プ64に入り、センサレス信号ZA 〜ZC の立ち上がり
部分または立ち下がり部分が発生したか否かを判断す
る。センサレス信号ZA 〜ZC の立ち上がり部分または
立ち下がり部分が発生することで、ステップ65に入
り、実ゼロクロス時間tact を記憶し、ステップ66に
入る。センサレス信号ZA 〜ZC の立ち上がり部分また
は立ち下がり部分が発生していなければ、直ちにステッ
プ66に入る。ステップ66で転流タイミングか否かを
判断し、まだ転流タイミングでなければステップ64に
戻り、転流タイミングであることでステップ67に入
る。位置帰還駆動信号発生部41は、ステップ67で、
現在のセンサレス信号ZA 〜ZC の状態に応じて転流制
御信号AU 〜CL を割り当て、スイッチングトランジス
タ22〜27に与える。これにより新たな転流が発生す
る。ステップ67の後はステップ68に入り、目標ゼロ
クロス時間tref を設定した後、ステップ69で、目標
ゼロクロス時間tref と実ゼロクロス時間tact との差
Δtn-1 に基づいて積分演算により次回の転流周期の積
分値Tinを求め、差Δtn-1 および次回の転流周期の積
分値Tinに基づいて比例演算により次回の転流周期Tn
を決定する。次のステップ70では直流ブラシレスモー
タ10の停止指令を制御ユニット40が受け取ったか否
かが判別される。停止指令を受け取っていない場合には
ステップ70の判別結果はNOとなり、ステップ62に
戻る。一方、停止指令を受け取った場合にはステップ7
0の判別結果はYESとなり、直流ブラシレスモータ1
0の回転は停止に戻ることになる。
【0032】時刻TM1以降においては、永久磁石ロー
タ14の位置に応じて駆動巻線11〜13に流れる駆動
電流が転流され、これに従って永久磁石ロータ14が回
転する。図7の(A)、(B)、(C)の各波形におい
て、矩形波成分A1、A2、A3、B1、B2、C1、
C2、C3が位置帰還駆動信号発生部41による転流制
御の結果駆動巻線11〜13に流れる駆動電流成分を示
している。
【0033】時刻TM1以降においては、永久磁石ロー
タ14の位置に応じて駆動巻線11〜13に流れる駆動
電流が転流され、永久磁石ロータ14が回転する。図7
の(A)、(B)、(C)の各波形において矩形波成分
A1、A2、A3、B1、B2、C1、C2、C3が位
置帰還駆動信号発生部41による転流制御の結果駆動巻
線11〜13に流れる駆動電流成分を示している。
【0034】以上説明したように、この駆動装置20
は、外部同期信号SSによって永久磁石ロータ14を回
転させ、その加速を行った後外部同期信号SSの通電を
オフとした後にセンサレス運転に入ることを特徴として
いる。このため構成が極めて簡単であり、コストの上昇
を招くことがなく、且つ切り替え時間が極めて短くて済
む。さらに、センサレス運転への移行時のタイミングが
最適で安定した移行ができる、移行時に通電をしないの
で永久磁石ロータの回転位置検出の際にノイズによる影
響がないので移行時における位置検出を確実に行うこと
ができる、加速方法、誘起電圧の処理方法に影響されず
汎用性の高い技術である、モータ停止時に慣性でロータ
が回転中であれば加速手段なしに再運転可能である、等
の利点をも有している。
【0035】以上、本発明の実施の一形態について図1
に示す構成に基づいて説明してきたが、本発明はこの実
施の形態にのみ限定されるものではなく、例えば、公知
のハード構成の汎用のマイクロコンピュータを用いて制
御ユニット40を構成するようにした実施の形態も可能
である。
【0036】図9は、図1に示す駆動装置20の構成に
おいてその制御ユニット40をマイクロコンピュータに
よって構成する場合の制御プログラムの一例を示すフロ
ーチャートである。このフローチャートに基づいてマイ
クロコンピュータにより構成された制御ユニット40の
動作を説明する。この制御プログラムの起動後、先ずス
テップ71で直流ブラシレスモータ10の永久磁石ロー
タ14を回転させて加速するための加速制御用信号が出
力され、コミュテータ部21に供給される。次のステッ
プ72では加速制御用信号をコミュテータ部21に供給
しはじめてから所定の一定時間TXが経過したか否かが
判別される。所定の一定時間TXが経過していない場合
はステップ72の判別結果はNOとなりステップ71に
戻って加速制御用信号をコミュテータ部21に供給しつ
づける。一方、一定時間TXが経過しているとステップ
72の判別結果はYESとなり、ステップ73に進む。
ステップ73では加速制御用信号の出力を停止し、ステ
ップ74に進む。
【0037】ステップ74では一検出回路50からのセ
ンサレス信号ZA 、ZB 、ZC に応答して永久磁石ロー
タ14の回転位置を検出することができる状態になった
か否かが判別される。この判別動作は、図7に示した時
刻TM1のタイミングが発生したか否かの判別である。
ステップ74でセンサレス信号ZA 、ZB 、ZC に応答
して永久磁石ロータ14の回転位置を検出することがで
きる状態になっていないと判別されるとその判別結果は
NOとなりステップ74の実行を繰り返す。ステップ7
4でセンサレス信号ZA 、ZB 、ZC に応答して永久磁
石ロータ14の回転位置を検出することができる状態に
なったと判別されるとステップ74の判別結果はYES
となり、次のステップ75に進む。
【0038】ステップ75では、位置検出回路50から
入力されるセンサレス信号ZA 、ZB 、ZC に基づいて
転流制御信号AU 〜CL を出力する。このステップ75
での処理の詳細は図8に示した通りである。これについ
ては既に詳細に説明したので、ここで再度同じ説明を行
うことは省略するが、直流ブラシレスモータ10の停止
指令を制御ユニット40が受け取っていない場合には転
流制御信号が出力され続けるが、直流ブラシレスモータ
10の停止指令を制御ユニット40が停止指令を受け取
った場合にはこの制御プログラムの実行が終了し、直流
ブラシレスモータ10の回転は停止に戻ることになる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、上述の如く、直流ブラ
シレスモータの起動を加速用制御信号を用いて行ない、
これにより磁石回転子を回転させ、その加速を行った後
加速用制御信号の供給を停止させることによりセンサレ
ス運転に入るようにした構成であるから、構成が極めて
簡単であり、コストの上昇を招くことがなく、且つ極め
て短かい切り替え時間でセンサレス運転へ移行させるこ
とができるので不安定となりやすい過渡運転期間を著し
く短縮することができる。さらに、センサレス運転への
移行時に通電をしないのでノイズによる影響がなく、磁
石回転子の回転位置を確実に検出することができる。ま
た、加速方法、誘起電圧の処理方法に影響されない汎用
性の高い技術であるから、応用範囲が広い。その他、モ
ータ停止時に慣性で磁石回転子が回転中であれば加速手
段なしに再運転可能であるという利点をも有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による直流ブラシレスモータ駆動装置の
実施の一形態を示す構成図。
【図2】図1に示される位置検出回路の一具体例を示す
回路図。
【図3】図2の構成におけるセンサレス信号およびこれ
に基づいて生成される転流制御信号を表す波形図。
【図4】図2に示す回路の等価回路を示す図。
【図5】図4に示される誘起電圧と第3の比較器に与え
られる第1および第3の電圧差信号との関係を示す波形
図。
【図6】図1の構成における転流周期の決定を説明する
ための説明図。
【図7】図1の駆動装置による直流ブラシレスモータの
駆動制御を説明するための各部の波形図。
【図8】図1の位置帰還駆動信号発生部作動を説明する
ためのフローチャート。
【図9】図1の制御ユニットをマイクロコンピュータを
用いて構成する場合の制御プログラムの一例を示すフロ
ーチャート。
【符号の説明】
10 直流ブラシレスモータ 11〜13 駆動巻線 14 永久磁石ロータ 20 駆動装置 21 コミュテータ部 22〜27 スイッチングトランジスタ 40 制御ユニット 41 位置帰還駆動信号発生部 48 加速駆動信号発生部 50 位置検出回路 AU 、AL 、BU 、BL 、CU 、CL 転流制御信号 VA 、VB 、VC 端子電圧 ZA 、ZB 、ZC センサレス信号 SS 外部同期信号
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】 54は第1の比較器で、第1の電圧差信
号VBAと第2の電圧差信号VCBとを入力し、センサ
レス信号Zを位置帰還駆動信号発生部41に与える。
55は第2の比較器で、第2の電圧差信号VCBと第
の電圧差信号VACとを入力し、センサレス信号Z
位置帰還駆動信号発生部41に与える。56は第3の比
較器で、第3の電圧差信号VACと第1の電圧差信号V
BAとを入力し、センサレス信号Zを位置帰還駆動信
号発生部41に与える。センサレス信号Z〜Zは、
図3に示すようにパルス列となり、この立ち上がり部分
および立ち下がり部分が駆動巻線11〜13に発生する
誘起電圧のゼロクロスポイントを表わしている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】 図4は、図2に示した位置検出回路50
の等価回路で、スイッチングトランジスタ24、26が
オンの場合を示している。第1の差動増幅器51から出
力される第1の電圧差信号VBAはVBA=E−E
−I・rとなる。EはA相の誘起電圧、EはB相の
誘起電圧、Iはスイッチングトランジスタ24、26の
オンによって流れる駆動電流、rは駆動巻線11〜13
の内部抵抗である。一方、第3の差動増幅器53から出
力される第3の電圧差信号VACはVAC=E−E
−I・rとなる。Eは相Cの誘起電圧である。共通項
I・rを省略すると、 VBA=E−EAC=EA− となり、これらが第3の比較器56で比較される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 図5は図4における誘起電圧E
、Eと第3の比較器56に与えられる第1及び第
3の電圧差信号VBA、VACとの関係を示す波形図で
ある。図から明らかなように、相Aの誘起電圧Eのゼ
ロクロスポイントPで第1の電圧差信号VBA=第
の電圧差信号VACとなり、比較器でこれを検出するこ
とによってゼロクロスポイントを検出することができる
ことが解る。なお、区間Lはスイッチングトランジスタ
24、26のオン区間を示している。また、図5から明
らかなように、ゼロクロスポイントPの前後すなわち
区間Lにおいて第1の電圧差信号VBAと第の電圧差
信号VACとの差が従来の略2倍となり、ノイズの影響
をきわめて受けにくくなる。さらに、駆動巻線11〜1
3の端子間の電圧差を比較するので、転流位相が±30
度以上ずれた場合でもセンサレス信号が出力される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】 時刻TM0において外部同期信号SSの
印加が停止されると駆動巻線11〜13には逆誘起電圧
、E、Eのみが生じ、これが電圧V、V
として位置検出回路50に印加される。したがっ
て、位置検出回路50では、電圧V、V、Vによ
り永久磁石ロータ14の位置を示すセンサレス信号
、Z、Zを、駆動巻線11〜13に外部から印
加される外部同期信号SSの影響を受けることなしに確
実に出力することができる。図7に示した例では、時刻
TM0から僅かな時間ΔTが経過した時刻TM1におい
て位置検出回路50において最初の位置検出が行われ、
センサレス信号Z のレベルが「0」から「1」に変化
している。位置検出回路50での位置検出動作について
は図2乃至図5を参照して既に説明した通りである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁石回転子と駆動巻線とを有して成る直
    流ブラシレスモータの駆動装置において、 前記駆動巻線に誘起される電圧信号に応答して前記磁石
    回転子の回転位置を検出する位置検出回路と、 スイッチング素子を有し前記駆動巻線に駆動電圧を供給
    するコミュテータ手段と、 前記磁石回転子を回転させるための回転磁界を前記駆動
    巻線によって発生させるよう前記コミュテータ手段のス
    イッチング素子をオン、オフ制御するための加速用制御
    信号を供給するための手段と、 前記位置検出回路での検出結果に応じて前記駆動巻線に
    対する駆動電流を転流させるよう前記コミュテータ手段
    のスイッチング手段をオン、オフ制御するための転流制
    御信号を供給するための位置帰還駆動信号発生手段とを
    備え、 前記加速用制御信号を前記磁石回転子の回転速度が所定
    値に達するに充分な所定の一定時間だけ前記コミュテー
    タ手段に供給し、前記一定時間経過後は前記転流制御信
    号により前記コミュテータ手段を制御するようにしたこ
    とを特徴とする直流ブラシレスモータ駆動装置。
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