JPH09116775A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH09116775A
JPH09116775A JP7271608A JP27160895A JPH09116775A JP H09116775 A JPH09116775 A JP H09116775A JP 7271608 A JP7271608 A JP 7271608A JP 27160895 A JP27160895 A JP 27160895A JP H09116775 A JPH09116775 A JP H09116775A
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JP
Japan
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signal
area
image
black
color
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JP7271608A
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English (en)
Inventor
Kazumitsu Yanai
和満 谷内
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 属性信号の解像度を低下させた場合でも、色
背景中の黒文字周辺部における白抜けを防止でき、高品
位な黒文字を再現できるようにする。 【解決手段】 像域分離回路75において、像域信号A
Sが「1」、すなわち、文字部と識別された領域では、
フィルタ77において、エッジ強調の特性を持たせた係
数として画像処理が施される。また、この文字部と識別
された領域における黒一色信号BSが「1」、すなわ
ち、黒一色であると識別された場合には、デコード回路
82では、デコード信号DSが強制的に「0(絵柄
部)」となる。したがって、文字部で、かつ、黒文字で
ある場合には、文字以外の背景色に対して、絵柄部の領
域に対する処理と同様に、低線数処理で、かつ、滑らか
なガンマ処理を施し、黒文字周辺部における白抜けを防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、文字領域と絵柄
領域とに応じて、各領域の再現する線密度を切り替える
画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、特開平2−228878号や
特開昭62−185465号に開示されているように、
TI分離結果に基づいてスクリーン線を切り替える方法
が知られている。また、黒文字については、特開平3−
64271号や特開昭64−75252号に開示されて
いるように、データ切替手段により、K色単一で黒文字
を再現する方法が知られている。一方、タンデム型のカ
ラー複写機においては、例えば、特開昭64−3348
34号に記載されているように、黒文字信号等の像域信
号を、メモリ節約のために、例えば、その解像度を40
0SPIから100SPIに低下させて記憶する方法が
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
64−334834号に開示されているように、メモリ
節約のために、解像度の低下を実施した場合、背景が白
の場合、黒文字周辺は問題にならないが、色背景中で
は、図5に示す点線で囲んだ領域Pのように、黒文字が
実際の黒文字領域よりも膨らんで文字と判定されてしま
うため、黒文字周辺が文字用スクリーン線数(高線数)
となることで、その部分の画像データY,M,Cの色再
現性が低濃度部で悪化し、文字周辺部で白抜けが生じて
しまうという問題があった。
【0004】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、属性信号の解像度を低下させた場合でも、色背
景中の黒文字周辺部における白抜けを防止でき、高品位
な黒文字を再現できる画像処理装置を提供することを目
的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明では、入力画像の絵柄領
域と線画領域とに応じて、各領域を再現する際の線密度
を切り替える画像処理装置において、前記入力画像の線
画領域に含まれる特定色の画素の線密度に比べ、他の色
の画素の線密度を低下させる線密度低下手段を具備する
ことを特徴とする。
【0006】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載の画像処理装置において、前記入力画像の線画領域
を識別するとともに、該線画領域に含まれる特定色を識
別する像域分離手段を具備することを特徴とする。
【0007】また、請求項3記載の発明では、請求項1
記載の画像処理装置において、前記特定色は、黒色であ
ることを特徴とする。
【0008】また、請求項4記載の発明では、請求項1
記載の画像処理装置において、前記線密度低下手段は、
他の色の画素の線密度を入力画像の絵柄領域と同じにす
ることを特徴とする。
【0009】この発明によれば、像域分離手段は、入力
画像の線画領域を識別するとともに、該線画領域に含ま
れる特定色を識別する。線密度低下手段は、像域分離手
段による識別結果に基づいて、入力画像の線画領域に含
まれる特定色の画素の線密度に比べ、他の色の画素の線
密度を低下させる。このとき、線密度低下手段は、他の
色の画素の線密度を入力画像の絵柄領域と同じにするよ
うにしてもよい。したがって、線画周囲における他の色
の画素に比べて低下させる白抜けを防止することが可能
となる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に図面を参照してこの発明の実
施形態について説明する。 A.実施形態の構成 A−1.カラー複写機の構成 図1は本発明の一実施形態による画像処理装置を適用し
たカラー複写機の構成を示す概念図である。図におい
て、原稿台1は、原稿が載置されるプラテンガラスであ
り、下方には、原稿画像を読み取ってアナログ画像信号
を出力するスキャナ2が配設されている。該スキャナ2
は、原稿を照射する照明ランプ3、原稿からの反射光を
検出して色分解画像を読み取るCCDカラーセンサ4、
色分解画像に所定の信号処理を施すカラー信号処理回路
5等が配設されている。
【0011】照明ランプ3およびCCDカラーセンサ4
は、副走査方向に直角に配置されており、原稿画像の読
み取り際して主走査方向に移動するような構成となって
いる。画像処理回路7は、ケーブル6を介してカラー信
号処理回路5から供給される色分解画像信号(以下、画
像データR,G,B)に対してデジタル画像処理を施し
た後、メモリ8に供給する。
【0012】メモリ8は、2ページ分のフルカラー画像
信号を格納する容量を有している。すなわち、このカラ
ー複写機は、感光ドラム等から構成されている画像形成
部が複数配設されたタンデム型であり、同一時間に、複
数色の画像形成を行うために、少なくとも、隣接する画
像形成間の距離分だけの画像を格納する必要があるため
である。
【0013】半導体レーザ10,11,12,13は、
各色成分の画像データK,Y,M,C毎に設けられてお
り、各々、上記メモリ8に格納された対応する画像デー
タY,M,C,Kによって変調されたレーザビームを出
射する。該レーザビームは、ポリゴンミラー15,1
6,17,18、反射ミラー20,21,22,23に
より反射されて、各色成分毎に設けられた感光ドラム3
0,31,32,33上に照射される。
【0014】図示のカラー複写機は、前述したように、
感光ドラム等から構成される画像形成部が各色成分毎に
設けられたタンデム型の複写機であり、各色成分(K,
Y,M,C)毎に独立して、感光ドラム30,31,3
2,33、1次帯電器35,36,37,38、現像器
40,41,42,43、転写帯電器45,46,4
7,48、およびクリーナ装置50,51,52,53
を有している。感光ドラム30、1次帯電器35、現像
器40、転写帯電器45およびクリーナ装置50は、画
像データKに対して設けられており、感光ドラム31、
1次帯電器36、現像器41、転写帯電器46およびク
リーナ装置51は、画像データYに対して、以下、感光
ドラム32、1次帯電器37、現像器42、転写帯電器
47およびクリーナ装置52は、画像データMに対し
て、感光ドラム33、1次帯電器38、現像器43、転
写帯電器48およびクリーナ装置53は、画像データC
に対して設けられている。
【0015】上記画像形成部は、カセット55から給紙
される用紙の先端が先端検出器56で検出されると、該
先端検出器56から供給される選択信号に同期し、ベル
トコンベア57で搬送される用紙の進行に伴って、各色
成分毎に、感光ドラム30〜33に形成された潜像を用
紙に順次転写するようになっている。
【0016】すなわち、まず、画像データKがメモリ8
から読み出され、半導体レーザ10において、該画像デ
ータKにより変調されたレーザビームが感光ドラム30
に照射され、潜像が形成された後、現像器40で、K色
のトナーが現像され、転写帯電器45により、用紙上に
第1色目のK画像が形成される。引き続き、第2、第
3、第4ステーションで、同様に、Y,M,C色のトナ
ーが現像され、転写された後、定着ローラ58,59に
より定着されて、1枚のコピーが完結する。
【0017】次に、U/I60は、ユーザが所望の機能
を選択してその実行条件を指示するインターフェースで
あり、カラーCRTディスプレイ61とハードコントロ
ールパネル62を備えており、さらに、カラーCRTデ
ィスプレイ61の表面に設けられた赤外線タッチボード
を組み合わせて、画面のソフトボタンで直接指示するよ
うになっている。編集を施す領域は、原稿台1に載置さ
れた原稿を上から固定するエディットパッド63から入
力される。
【0018】A−2.画像処理部のブロック構成 次に、上述したカラー複写機の画像処理部の構成につい
て図2を参照して説明する。図2において、第1マトリ
クス回路71は、上述したスキャナ2から供給される画
像データR,G,Bを、均等色空間の輝度信号L*、第
1色差信号a*および第2色差信号b*に変換し、編集
処理部72に供給する。編集処理部72は、上記均等色
空間の輝度信号L*、第1色差信号a*および第2色差
信号b*に種々の信号処理を施し、第2マトリクス回路
73および像域分離回路75に供給する。
【0019】第2マトリクス回路73は、信号処理が施
された輝度信号L*、第1色差信号a*および第2色差
信号b*を、現像色に対応する画像データY,M,Cに
変換し、縮拡回路74に供給する。縮拡回路74は、多
値データである画像データY,M,Cを2点間補間によ
って主走査方向に縮小または拡大し、フィルタ77に供
給する。
【0020】像域分離回路75は、画像データY,M,
Cに基づいて、原稿上の所定領域(例えば、4×4画
素)毎に、その領域の画像が絵柄部であるか文字部であ
るかを識別し、像域信号ASとして出力するとともに、
文字部である場合にはその文字が黒一色であるか否かを
識別し、黒一色信号BSとして出力する。この実施例で
は、文字部である場合には、像域信号ASを「1」と
し、また、黒一色である場合には、黒一色信号BSを
「1」とする。縮拡回路76は、2値データである像域
信号ASを単純間引きや単純拡大で主走査方向に縮小ま
たは拡大して出力する。
【0021】フィルタ77は、2種類の係数の備え、上
記像域信号ASに応じて係数をリアルタイムで切り替え
ることにより、モアレの除去、中間調データの平滑化や
エッジ強調を行う空間フィルタである。具体的には、像
域信号ASが「1」、すなわち、文字部と識別された領
域では、エッジ強調の特性を持たせた係数とし、像域信
号ASが「0」、すなわち、絵柄部と識別された領域で
は、平滑化特性を持たせた係数とする。画像処理を施し
た画像データY,M,Cは、UCR回路78に供給され
る。
【0022】UCR回路78は、画像データY,M,C
に基づいて、K版および新たな画像データY,M,Cを
生成し、色成分毎の画像データY,M,Cをリセット回
路79に供給するとともに、画像データKをセレクタ8
0に供給する。リセット回路79は、黒一色信号BSに
応じて画像データY,M,Cを消去する回路である。こ
れは、原稿画像が黒一色である場合に、その領域の色を
画像データY,M,Cによって再現するのではなく、後
述するセレクタ80からの明度信号L*によって再現す
ることにより、より鮮明な黒色とするためである。
【0023】また、セレクタ80は、黒一色信号BSが
「0」の場合、すなわち、所定領域が黒一色でない場合
には、画像データY,M,Cから生成された画像データ
K(墨版生成)をメモリ83に供給する一方、黒一色信
号BSが「1」の場合、すなわち、所定領域が黒一色の
場合には、画像データKではなく、輝度信号L*をメモ
リ83に供給する。
【0024】解像度間引き回路81は、像域分離回路7
5で生成された黒一色信号BSと像域信号ASに基づい
て、信号の解像度をメモリを節約するため、間引いてデ
コード回路82およびメモリ83に供給する。デコード
回路82は、解像度間引き回路81から供給される黒一
色信号BSおよび像域信号ASに基づいて、所定領域が
文字部で、かつ黒一色の場合、すなわち、像域信号AS
が「1」で、かつ黒一色信号BSが「1」である場合に
は、「0」となるデコード信号DSを像域信号として画
像データY,M,Cに対応するメモリ83に供給する。
像域信号ASが「0」ということは、この領域が絵柄部
であるとして処理されることを意味する。すなわち、デ
コード回路82は、図3に示すように、2入力AND回
路100と、その一方の入力端に介挿されたNOT回路
102とから構成されており、テーブルに示すように、
黒一色信号BSが「1」で、かつ像域信号ASが「1」
の場合には、デコード信号DSを強制的に「0」とす
る。また、上述した黒一色信号BSと像域信号ASがと
もに、「1」以外の場合には、デコード信号DSは、像
域信号ASをそのまま反映したものとなる。該デコード
信号DSは、画像データY,M,Cの像域信号ASとし
てメモリ83に記憶される。
【0025】上述した像域信号ASおよび黒一色信号B
Sは、一画素毎に付加される属性信号であり、このまま
メモリ83に記憶すると、画像データY,M,Cをせっ
かく圧縮したにもかかわらず、上記属性信号(像域信号
ASおよび黒一色信号BS)のために、膨大なメモリ容
量が必要となってしまう。そこで、一般には、属性信号
を間引きする間引き処理を施してデータ量を削減してい
る。本実施例では、解像度間引き回路81によって、例
えば、図4に示すように、属性信号の各ビット毎に、4
×4の小空間領域毎に1つでも「1(黒)」があれば、
4×4の小空間量領域を全て「1」としてデータを置き
換える。このようにすることで、実際にメモリに記憶す
るデータ量を1/16に削減している。
【0026】しかしながら、像域信号ASを単純に間引
いてしまうと、前述した従来技術で説明したように、図
5に示すように、文字判定が膨らんでしまう。この結
果、黒文字周辺が高線数処理され、かつ、フィルタでH
igh−ガンマ処理されてしまうため、特に、背景が色
背景であった場合には、階調再現特性が悪化し、白抜け
が生じる。
【0027】この白抜けを避けるため、本実施例では、
前述したように、デコード回路82によって、像域信号
ASが「1(文字部)」で、かつ黒一色信号BSが「1
(黒一色)」の場合には、強制的に、デコード信号DS
を「0」とし、画像データY,M,Cを絵柄部とするこ
とにより、その領域に対して、低線数処理で、かつ滑ら
かなガンマ処理を施すようにしている。この結果、階調
再現性が悪化しないので、白抜けを防止できる。
【0028】メモリ83は、リセット回路79から出力
された画像データY,M,C,Kを記憶するための回路
であり、一般には、前述したように、メモリ容量削減の
ために、蓄積の前後に、圧縮/伸長の回路が設けられて
いる。また、メモリ83は、デコード回路82からのデ
コード信号DS(像域信号に相当する)または解像度間
引き回路81からの像域信号ASをも記憶する。なお、
本実施例においては、画像入力装置に同期して一度にメ
モリ83に蓄えられた画像データY,M,C,Kは、画
像形成部が4つあるので、それぞれ異なるタイミングで
読み出されることは言うまでもない。
【0029】TRC回路84は、画像出力装置の色再現
性に応じて設定されたルックアップテーブルであり、上
記メモリ82から読み出された画像データY,M,C,
Kを上記テーブルのアドレスに置き換え、入力されたア
ドレスに対応する画像データを画素単位で出力する。T
RC回路83は、画像データY,M,C,K毎に、2種
類のテーブルを備え、画像データY,M,Cに対して
は、デコード信号DSに応じて、テーブルをリアルタイ
ムで切り替え、一方、画像データKに対しては、像域信
号ASに応じて、テーブルをリアルタイムで切り替え
る。具体的には、エッジ強調の特定を持たせたHigh
−ガンマカーブと、忠実な階調再現が得られるような、
滑らかなガンマカーブとを、画像データY,M,C,K
毎に備えており、像域信号ASまたはデコード信号DS
に応じて切り替える。この最終的な画像データY,M,
C,Kは、前述した半導体レーザに供給される。
【0030】B.実施形態の動作 次に、本実施形態の動作を説明する。なお、以下では、
本発明に係わる部分、すなわち、像域分離回路75の検
知結果に基づいたフィルタ77、リセット回路79、セ
レクタ80、デコード回路82、TRC回路84の動作
について説明する。
【0031】B−1.絵柄部で、かつ黒一色でない領域 まず、像域分離回路75において、像域信号ASが
「0」、すなわち、絵柄部と識別された領域では、フィ
ルタ77において、平滑化特性を持たせた係数として画
像処理が施される。この結果、絵柄は滑らかな画像とな
る。また、この絵柄部と識別された領域における黒一色
信号BSが「0」、すなわち、黒一色でないと識別され
た場合には、画像データY,M,Cは、リセット回路7
9を介して、そのままメモリ83に記憶される。また、
該領域では、セレクタ80において、墨版生成による画
像データKが選択されるので、メモリ83には画像デー
タKが記憶されることになる。また、この場合、デコー
ド回路82では、図3に示すように、デコード信号DS
が「0(絵柄部)」とされる。したがって、TRC回路
84では、デコード信号DSおよび像域信号ASともに
「0」であるので、該領域の画像データY,M,C,K
に対しては、低線数処理で、かつ、滑らかなガンマ処理
が施される。このように、絵柄部で、かつ背景色がある
領域に対しては、通常通り、低線数処理で、かつ滑らか
なガンマ処理が施される。
【0032】B−2.文字部で、かつ黒一色でない領域 次に、像域分離回路75において、像域信号ASが
「1」、すなわち、文字部と識別された領域では、フィ
ルタ77において、エッジ強調の特性を持たせた係数と
して画像処理が施される。この結果、文字輪郭がシャー
プになる。また、この文字部と識別された領域における
黒一色信号BSが「0」、すなわち、黒一色でないと識
別された場合には、上述した通り、画像データY,M,
Cは、リセット回路79を介して、そのままメモリ83
に記憶される。また、該領域では、セレクタ80におい
て、墨版生成による画像データKが選択されるので、メ
モリ83には画像データKが記憶されることになる。ま
た、この場合、デコード回路82では、図3に示すよう
に、デコード信号DSが「1(文字部)」となる。した
がって、TRC回路84では、デコード信号DSおよび
像域信号ASともに「1」であるので、画像データY,
M,C,Kに対しては、高線数処理で、かつ、エッジ強
調されるHigh−ガンマ処理が施される。このよう
に、文字部であっても、黒文字でなければ、通常通り、
高線数処理で、かつエッジ強調されるHigh−ガンマ
処理が施される。
【0033】B−3.絵柄部で、かつ黒一色である領域 次に、像域分離回路75において、像域信号ASが
「0」、すなわち、絵柄部と識別された領域では、フィ
ルタ77において、上述したように、平滑化特性を持た
せた係数として画像処理が施される。この結果、絵柄は
滑らかな画像となる。また、この絵柄部と識別された領
域における黒一色信号BSが「1」、すなわち、黒一色
であると識別された場合には、リセット回路79によっ
て、画像データY,M,Cが「0」とされた後、メモリ
83に記憶される。また、黒一色と識別された領域で
は、セレクタ80において、墨版生成によらない明度信
号L*が選択されるので、メモリ83には、明度信号L
*が記憶されることになる。また、この場合、デコード
回路82では、図3に示すように、デコード信号DSが
「0(絵柄部)」とされる。したがって、TRC回路8
4では、デコード信号DSおよび像域信号ASともに
「0」であるので、低線数処理で、かつ、滑らかなガン
マ処理が施される。このように、絵柄部で、かつ黒一色
である領域に対しては、通常通り、低線数処理で、かつ
滑らかなガンマ処理が施される。
【0034】B−4.文字部で、かつ黒一色である領域 次に、像域分離回路75において、像域信号ASが
「1」、すなわち、文字部と識別された領域では、上述
したように、フィルタ77において、エッジ強調の特性
を持たせた係数として画像処理が施される。この結果、
文字輪郭がシャープになる。また、この絵柄部と識別さ
れた領域における黒一色信号BSが「1」、すなわち、
黒一色であると識別された場合には、リセット回路79
によって、画像データY,M,Cが「0」とされた後、
メモリ83に記憶される。また、黒一色と識別された領
域では、セレクタ80において、墨版生成によらない明
度信号L*が選択されるので、メモリ83には、明度信
号L*が記憶されることになる。また、この場合、デコ
ード回路82では、図3に示すように、デコード信号D
Sが強制的に「0(絵柄部)」となる。したがって、T
RC回路84では、画像データY,M,Cに対しては、
デコード信号DSが「0」であるので、低線数処理で、
かつ、滑らかなガンマ処理が施される。一方、画像デー
タKに対しては、像域信号ASは「1」であるので、高
線数処理で、かつエッジ強調されるHigh−ガンマ処
理が施される。このように、文字部で、かつ、黒文字で
ある場合には、強制的に、黒以外の他の色(Y,M,
C)、すなわち背景色を、絵柄部の領域に対する処理と
同様に、低線数処理で、かつ、滑らかなガンマ処理で画
像形成する。この結果、階調再現性が悪化しないので、
白抜けを防止できる。
【0035】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、入力画像の絵柄領域と線画領域とに応じて、各領域
を再現する際の線密度を切り替える画像処理装置におい
て、前記入力画像の線画領域に含まれる特定色の画素の
線密度に比べ、他の色の画素の線密度を低下させる線密
度低下手段を具備するようにしたので、属性信号の解像
度を低下させた場合でも、色背景中の黒文字周辺部にお
ける白抜けを防止でき、高品位な黒文字を再現できるい
う利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による画像処理装置を適
用したカラー複写機の構成を示す概念図である。
【図2】 本実施形態による画像処理装置を適用したカ
ラー複写機の画像処理部の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 本実施形態によるデコード回路の回路構成お
よびデコード値を示す概念図である。
【図4】 本実施形態による解像度間引き回路の動作を
説明するための概念図である。
【図5】 従来の画像処理装置における黒文字周辺部の
白抜けを説明するための概念図である。
【符号の説明】
75 像域分離回路(像域分離手段) 76 縮拡回路 77 フィルタ 78 UCR 79 リセット回路 80 セレクタ 81 解像度間引き回路 82 デコード回路(線密度低下手段) 83 メモリ 84 TRC

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像の絵柄領域と線画領域とに応じ
    て、各領域を再現する際の線密度を切り替える画像処理
    装置において、 前記入力画像の線画領域に含まれる特定色の画素の線密
    度に比べ、他の色の画素の線密度を低下させる線密度低
    下手段を具備することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記入力画像の線画領域を識別するとと
    もに、該線画領域に含まれる特定色を識別する像域分離
    手段を具備することを特徴とする請求項1記載の画像処
    理装置。
  3. 【請求項3】 前記特定色は、黒色であることを特徴と
    する請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記線密度低下手段は、他の色の画素の
    線密度を入力画像の絵柄領域と同じにすることを特徴と
    する請求項1記載の画像処理装置。
JP7271608A 1995-10-19 1995-10-19 画像処理装置 Pending JPH09116775A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6909522B1 (en) 1997-10-03 2005-06-21 Fourie, Inc. Printing apparatus
JP2014195902A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、印刷方法

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JP2014195902A (ja) * 2013-03-29 2014-10-16 セイコーエプソン株式会社 印刷装置、印刷方法

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