JPH09116674A - 通信接続装置 - Google Patents

通信接続装置

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JPH09116674A
JPH09116674A JP7270129A JP27012995A JPH09116674A JP H09116674 A JPH09116674 A JP H09116674A JP 7270129 A JP7270129 A JP 7270129A JP 27012995 A JP27012995 A JP 27012995A JP H09116674 A JPH09116674 A JP H09116674A
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circuit
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JP7270129A
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Kei Hamada
圭 浜田
Shinichi Ishimoto
真一 石本
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話回線を介さずファクシミリモデム装置と
ファクシミリ装置とを直接に接続して通信を行うことが
でき、回路構成が簡単であって安価な通信接続装置を提
供する。 【解決手段】 ファクシミリモデム装置30とファクシ
ミリ装置40との間に接続され、それらの装置30,4
0とを1対の伝送ラインL1,L2を介して接続して通
信を行うための通信接続装置であり、伝送ラインを介し
て重畳して伝送するための直流電圧Vdcを伝送ライン
に対して抵抗11を介して印加する直流電源12を設け
る。また、直流電圧Vdcを伝送ラインL1,L2に印
加するような極性方向で直流電源12と抵抗11との間
に接続されたダイオード13をさらに備えてもよい。さ
らに、伝送ラインL1と抵抗11との間にスイッチSW
1を接続し、電圧検出回路14は伝送ラインL1,L2
の間の電圧V12がしきい値電圧よりも高いときスイッ
チSW1をオフ状態にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリモデ
ム装置とファクシミリ装置とを電話回線を介さず直接に
1対の伝送ラインを介して接続して通信を行うための通
信接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に、ファクシミリモデム装置20と
ファクシミリ装置40とを接続して通信を行うときの第
1の従来例の通信システムの一例を示すブロック図であ
る。図8において、ファクシミリモデム装置20は、デ
ータモデム機能を有するモデム装置と通信を行うデータ
モデム機能と、ファクシミリモデム機能を有するファク
シミリ装置又はモデム装置と通信を行うファクシミリモ
デム機能とを備える。以下、本明細書では、ファクシミ
リモデム装置20とは、データモデム機能と、ファクシ
ミリモデム機能とを備えるモデム装置をいう。ここで、
モデム(MODEM)装置とは、所定の通信回線を介し
て種々のデータを送受信するための変調装置と復調装置
とを備える変復調装置である。
【0003】ファクシミリモデム装置20は、例えばR
S−232Cインターフェースを介してパーソナルコン
ピュータ30に接続される一方、ファクシミリモデム装
置20の発呼によって、ファクシミリモデム装置20
は、公衆電話交換網(PSTN)の電話回線61と電話
交換機60と電話回線62とを介してファクシミリ装置
40に回線接続される。また、ファクシミリ装置40の
発呼によって、ファクシミリ装置40は、公衆電話交換
網の電話回線62と電話交換機60と電話回線61とを
介してファクシミリモデム装置20に回線接続される。
【0004】以上のように構成された第1の従来例の通
信システムにおいては、上述のように、ファクシミリモ
デム装置20とファクシミリ装置40との間で公衆電話
交換網を介して回線接続されて、所定のファクシミリ通
信の通信プロトコルに従って、ファクシミリ通信で画像
データが伝送される。
【0005】第1の従来例では、一般的なファクシミリ
通信のための通信システムを示しているが、必ず、公衆
電話交換網の電話交換機60を介して通信を行う必要が
あり、ファクシミリモデム装置102とファクシミリ装
置とを電話交換機60を介さず直接に接続して通信を行
うことはできなかった。この問題点を解決するために、
特開平4−259050号公報において、ファクシミリ
装置105をパーソナルコンピュータ101のプリンタ
として使用可能とするためのパーソナルコンピュータ情
報をファクシミリ装置105に直接に伝送する直接伝送
方式が提案されており、当該通信方式を用いた通信シス
テムを図9に示す。
【0006】現在行われているパーソナルコンピュータ
通信(いわゆる、パソコン通信)は、一般的に、上記第
1の従来例で示すように、公衆電話交換網の電話回線を
用いて行うものであるために、パーソナルコンピュータ
101と、パーソナルコンピュータ又はファクシミリ装
置105との間には電話交換機が介在し、アナログ信号
でデータ通信が行われる。ところが、パーソナルコンピ
ュータ101から直接にファクシミリ装置105にパー
ソナルコンピュータ情報のデータを伝送しようとする
と、電話交換機が介在しないので、ファクシミリ装置の
構成上ファクシミリ装置105を動作させることはでき
ない。そこで、第2の従来例では、図9に示すように、
電話交換機に代わる機能をアダプタ107に持たせるこ
とにより、ファクシミリ装置105をプリンタとして利
用することができるようにしたものである。
【0007】図9の通信システムにおいて、まず、各装
置101,102,105の電源を投入し、パーソナル
コンピュータ101のファンクションキーを押して指令
コマンドATを送出すると、ファクシミリモデム装置1
02の矩形波信号発生回路21が起動して、例えば、図
7(a)に示すような矩形波信号をトランジスタ122
のベースに送出する。このとき、トランジスタ122が
オン状態になると、ファクシミリモデム装置102の5
Vの直流電源は、リレーRL1とアダプタ107のグラ
ウンドとトランジスタ22とを介してファクシミリモデ
ム装置102のグラウンドに接続されることにより回路
が閉成して、1秒間の間リレーRL1に電流が流れる。
このとき、リレーRL1が動作し、2つの切り換えスイ
ッチ171はb接点に切り換えられる。これにより、伝
送ラインL1,L2はオフの状態になるとともに、アダ
プタ107の出力側伝送ラインL1’,L2’がトラン
ジスタ122と周波数変調回路173のオン/オフ切換
回路175に接続される。このようにして、スイッチ1
71がb接点側に切り換えられると、矩形波信号が矩形
波信号発生回路121からトランジスタ122を介して
オン/オフ切換回路175に与えられ、周波数変調回路
173により変調されて伝送ラインL1’,L2’に図
7(a)に示すような16Hzの擬似リンギング信号が
送出される。
【0008】そして、ファクシミリ装置105がこの擬
似リンギング信号を受信すると、16Hz検出回路15
1が当該擬似リンギング信号を検出してスイッチ152
をオンにする。スイッチ152がオンされて閉じると、
伝送ラインL1’,L2’にファクシミリ装置105内
の600Ωのトランス(図示せず。)が接続されて負荷
が大きくなるので、DC/DCコンバータ172の電流
制限回路が動作し、出力電圧は200Vから5V程度に
低下し、このため、周波数変調回路173がほとんど働
くなくなり、ファクシミリ装置105への過大入力信号
を保護する。そして、所定の時間T1後に、切り換えス
イッチ171がa接点側に切り換わり、所定の時間T2
内にファクシミリ装置105からアンサートーンがファ
クシミリモデム装置102に入力して、当該アンサート
ーンをアンサートーン確認回路123が検知すると、ア
ンサートーン確認回路123からは停止信号が矩形波信
号発生回路121に送出し当該回路121の動作を停止
させる。この間、パーソナルコンピュータ101がアン
サートーンを受信すると、パーソナルコンピュータ通信
と同様にパーソナルコンピュータ101は設定された通
信プロトコルに従ってパーソナルコンピュータ情報のデ
ータをファクシミリ装置105に送信し、ファクシミリ
装置105はパーソナルコンピュータ情報のデータをプ
リントアウトすることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来例では、上
述のように、ファクシミリモデム装置とファクシミリ装
置とを接続して通信を行う場合には、公衆電話交換網の
電話回線に接続して通信を行う必要がある。従って、例
えば、ノート型パーソナルコンピュータなどの携帯用端
末機を外出先で使用する場合に、外出先に当該携帯用端
末機に対応可能なプリンタが無いときは、公衆電話交換
網の電話回線にファクシミリモデム装置を介して当該携
帯用端末機を接続して、当該外出先の事務所に備え付け
のファクシミリ装置に対して発呼することにより、当該
携帯用端末機からファクシミリモデム装置に画像データ
を送信することになる。この場合、電話回線の通信料を
支払う必要があるという問題点があった。
【0010】また、第2の従来例では、以下のような問
題点があった。 (a)一般に販売されているファクシミリモデム装置で
は、2線式であり、直流電源5Vを供給する端子T1や
トランジスタ122に接続される端子T6は備えておら
ず、また、矩形波信号発生回路121やトランジスタ1
22を備えていないので、ファクシミリモデム装置10
2は特別注文品となり、高価なものとなる。 (b)通常の電話回線では、電話交換機60から1対の
伝送ラインに対して−48Vのアナログ電話信号を重畳
して伝送するための直流電圧が印加されているが、アダ
プタ107では、伝送ラインL1,L2及びL1’,L
2’に直流電圧が印加されておらず、これらの伝送ライ
ンの電圧が0Vであるとすれば、15dBm前後のファ
クシミリ信号は、ファクシミリモデム装置102及びフ
ァクシミリ装置105のネットワーク制御装置(NC
U)回路(図示せず。)の直流抵抗により吸収されて減
衰してしまい、当該ファクシミリ信号をファクシミリモ
デム装置102とファクシミリ装置105との間で伝送
することはできないと考えられる。
【0011】本発明の目的は以上の問題点を解決し、電
話回線を介さず、それぞれ一般に販売されているファク
シミリモデム装置とファクシミリ装置とを直接に1対の
伝送ラインを介して接続して通信を行うことができ、回
路構成が簡単であって安価な通信接続装置を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明の通信接続装
置は、ファクシミリモデム装置とファクシミリ装置との
間に接続され、上記ファクシミリモデム装置と上記ファ
クシミリ装置とを1対の伝送ラインを介して接続して通
信を行うための通信接続装置において、上記ファクシミ
リモデム装置又は上記ファクシミリ装置から送信される
アナログファクシミリ信号を上記1対の伝送ラインを介
して重畳して伝送するための所定の直流電圧を、上記1
対の伝送ラインに対して抵抗を介して印加する直流電源
手段を備えたことを特徴とする。
【0013】また、上記第1の発明の通信接続装置にお
いて、上記所定の直流電圧を上記1対の伝送ラインに印
加するような極性方向で、上記直流電源手段と上記抵抗
との間に接続されたダイオード手段をさらに備えたこと
を特徴とする。
【0014】さらに、上記第1の発明の通信接続装置に
おいて、上記1対の伝送ラインのうちの一方の伝送ライ
ンと上記抵抗との間に接続され、通常オン状態にあるス
イッチ手段と、上記1対の伝送ラインの間の電圧を検出
し、検出された電圧が上記所定の直流電圧よりも高い所
定のしきい値電圧よりも高いとき、上記スイッチ手段を
オン状態からオフ状態に切り換えるように制御する電圧
検出手段とをさらに備えたことを特徴とする。
【0015】また、第2の発明の通信接続装置は、ファ
クシミリモデム装置とファクシミリ装置との間に接続さ
れ、上記ファクシミリモデム装置と上記ファクシミリ装
置とを1対の伝送ラインを介して接続して通信を行うた
めの通信接続装置において、上記1対の伝送ラインのう
ちの一方の伝送ラインに挿入され、直流電流を阻止する
が、上記ファクシミリモデム装置又は上記ファクシミリ
装置から送信されるアナログファクシミリ信号を通過さ
せるコンデンサと、上記アナログファクシミリ信号を上
記1対の伝送ラインを介して重畳して伝送するための所
定の直流電圧を、上記ファクシミリモデム装置に接続さ
れたコンデンサの一端に対して第1の抵抗を介して印加
するとともに、上記ファクシミリ装置に接続されたコン
デンサの他端に対してダイオード手段と第2の抵抗とを
介して上記所定の直流電圧を印加する直流電源手段とを
備えたことを特徴とする。
【0016】さらに、上記第2の発明の通信接続装置に
おいて、電話回線の擬似リンギング信号を発生する信号
発生手段と、上記コンデンサの両端間の電圧を検出し、
上記コンデンサの一端の電圧が上記コンデンサの他端の
電圧よりも高いとき、上記信号発生手段から上記ファク
シミリモデム装置に対して上記擬似リンギング信号を送
出させる一方、上記コンデンサの一端の電圧が上記コン
デンサの他端の電圧よりも低いとき、上記信号発生手段
から上記ファクシミリ装置に対して上記擬似リンギング
信号を送出させるように制御する別の電圧検出手段とを
さらに備えたことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明に係
る実施の形態について説明する。
【0018】実施の形態1 図1は、本発明に係る実施の形態1の通信接続装置10
を含む通信システムを示すブロック図であり、図1にお
いて図8と同一のものについては同一の符号を付してい
る。この実施の形態1の通信接続装置10は、図1に示
すように、ファクシミリモデム装置20とファクシミリ
装置40との間に接続され、ファクシミリモデム装置2
0とファクシミリ装置40とを2線式の1対の伝送ライ
ンL1,L2を介して接続して通信を行うための通信接
続装置であり、ファクシミリモデム装置20又は上記フ
ァクシミリ装置40から送信されるアナログファクシミ
リ信号を1対の伝送ラインL1,L2を介して重畳して
伝送するための所定の直流電圧Vdcを、1対の伝送ラ
インL1,L2に対して抵抗11を介して印加する直流
電源12を備えたことを特徴とする。
【0019】通信接続装置10においては、図1に示す
ように、例えば電池又はスイッチングレギュレータなど
の定電圧直流電源である直流電源12の正極は、好まし
くは50Ω乃至100Ωの抵抗値を有する抵抗11を介
して伝送ラインL1に接続される一方、直流電源12の
負極は接地される。また、伝送ラインL2は接地され
る。なお、好ましい実施の形態では、直流電源12の直
流電圧は+5Vであり、また、例えば、−50Vから−
2Vまでの範囲の負の直流電圧、又は+2Vから+50
Vまでの正の直流電圧であってもよい。
【0020】ファクシミリモデム装置20は、ネットワ
ーク制御装置回路(以下、NCU回路という。)21
と、モデム回路22と、インターフェース回路23とを
備える。インターフェース回路23は、ファクシミリモ
デム装置20を制御するパーソナルコンピュータ30と
モデム回路22との間のインターフェース処理を実行す
るインターフェース回路であって、モデム回路22を制
御するための例えばATコマンドなどの制御データや、
送信すべき信号データを、パーソナルコンピュータ20
から受信した後モデム回路22に出力するとともに、モ
デム回路22で受信された信号データや、上記制御デー
タに応答してモデム回路22で発生される応答データを
パーソナルコンピュータ30に出力する。
【0021】モデム回路22は、例えばIC(集積回
路)の形式で提供され、データモデム機能と、ファクシ
ミリモデム機能とを有する変復調回路である。モデム回
路22は、パーソナルコンピュータ30からインターフ
ェース回路23を介して入力される制御データに応答し
てモデム回路22内の制御設定処理を実行する一方、そ
の応答データや、電話回線の例えばリンギング信号(呼
び出し信号)などのNCU回路21からの回線制御信号
に対応した制御データをインターフェース回路23を介
してパーソナルコンピュータ30に出力する。また、モ
デム回路22は、パーソナルコンピュータ30からイン
ターフェース回路23を介して入力される信号データに
従って搬送波信号を、例えばFSK、PSK又はQAM
などのデジタル変調方式で変調信号に変調して、当該変
調信号をNCU回路21及び伝送ラインL1,L2を介
してファクシミリ装置40に送信する一方、ファクシミ
リ装置40から伝送ラインL1,L2とNCU回路21
を介して受信される変調信号を信号データに復調した
後、インターフェース回路23を介してパーソナルコン
ピュータ30に出力する。さらに、モデム回路22は、
パーソナルコンピュータ30から発呼指令データ(例え
ば、ATコマンドでは“ATD”)又は着呼指令データ
(例えば、ATコマンドでは“ATA”)を受信したと
きは、NCU回路21のスイッチSW11をオフ状態か
らオン状態にするように制御する。
【0022】NCU回路21において、伝送ラインL1
は端子T11に接続され、端子T11は通常オフ状態に
ありモデム回路22によって切り換え制御されるフック
スイッチであるスイッチSW11及び、直流電流を阻止
するがアナログファクシミリ信号を通過させるコンデン
サC12を介してトランス24の一次側コイルの一端に
接続される。一方、伝送ラインL2は端子T12に接続
され、端子T12はトランス24の一次側のコイルの他
端に接続される。端子T11と端子T12との間には、
直流電流を阻止するがリンギング信号を通過させるコン
デンサC11と、リンギング信号検出回路23との直列
回路が挿入接続される。リンギング信号検出回路23
は、端子11と端子12間でリンギング信号を検出した
とき、その検出信号をモデム回路22に出力する。
【0023】また、スイッチSW11とコンデンサC1
2との間の接続点と、端子T12との間にDC(直流)
ループ回路22が挿入接続される。DCループ回路22
の一例を図6に示す。図6に示すように、直流バイアス
電圧Vbが抵抗51と抵抗52で分圧された所定のベー
スバイアス電圧VbbがNPN型トランジスタ50のベ
ースに印加される。トランジスタ50のコレクタは直流
バイアス電圧Vbの電圧源に接続されるとともに、スイ
ッチSW11を介して端子T11に接続される。トラン
ジスタ50のエミッタは抵抗53を介して接地され、端
子T12に接続される。以上のように構成されたDCル
ープ回路22においては、ベースバイアス電圧Vbbを
変化することにより、トランジスタ50のコレクタ・エ
ミッタ間電流Iceを変化することができるが、好まし
い実施の形態では、スイッチSW11及びスイッチSW
21がともにオンしたときにおけるループ抵抗が50Ω
乃至300Ωの間で、伝送ラインL1,L2に流れるル
ープ電流が20mA乃至125mAの範囲で流れるよう
にDCループ回路22の各設定値が設定される。
【0024】一方、ファクシミリ装置40は、NCU回
路41とモデム回路42とファクシミリ制御回路43と
スキャナ部44とプリンタ部45とキーボード46とを
備える。NCU回路41は、NCU回路21と同様に構
成され、端子T21,T22と、コンデンサC21,C
22と、スイッチSW21と、DCループ回路42と、
リンギング信号検出回路43と、トランス44とを備
え、各構成要素はNCU21の対応する構成要素と同様
に動作する。
【0025】ファクシミリ制御回路43は、ファクシミ
リ装置40の各回路などの動作を制御する。ファクシミ
リ制御回路43には、送信すべき画像を読み取り画像デ
ータに変換してファクシミリ制御回路43に出力するス
キャナ部44と、ファクシミリ制御回路43からの画像
データに基づいて当該画像データに対応する画像を用紙
にプリントアウトするプリンタ部45と、ファクシミリ
装置40の制御指示データを入力するためのキーボード
46とが接続される。また、ファクシミリ制御回路43
には、モデム回路42を介してNCU回路41が接続さ
れる。例えば、キーボード46を介して着呼の指令デー
タを入力したとき、ファクシミリ制御回路43はモデム
回路42を介してスイッチSW21をオンして閉じる。
そして、NCU回路41を介してモデム回路42で受信
されたファクシミリ信号は復調されて画像データである
信号データに変換された後、ファクシミリ制御回路43
を介してプリンタ部45に出力され、当該画像データの
画像がプリンタ部45でプリントアウトされる。
【0026】以上のように構成された実施の形態1の通
信システムにおいて通信を行うときは、ファクシミリモ
デム装置20が発呼の状態にされる一方、ファクシミリ
装置40が着呼の状態にされる。すなわち、発呼の指令
コマンドをキーボード(図示せず。)を介してパーソナ
ルコンピュータ30に入力し、これに応答して、パーソ
ナルコンピュータ30は発呼の指令データをインターフ
ェース回路23を介してモデム回路22に出力する。こ
れに応答して、モデム回路22は、NCU回路21のス
イッチSW11をオフ状態からオン状態にするように制
御する。一方、キーボード46を介して着呼の指令コマ
ンドを入力したとき、ファクシミリ制御回路43はモデ
ム回路42を介してスイッチSW21をオンして閉じ
る。このとき、NCU回路21のDCループ回路22
と、伝送ラインL1,L2と、NCU回路41のDCル
ープ回路42との間で、DCループが形成される。
【0027】そして、パーソナルコンピュータ30は、
以下、所定のファクシミリの通信プロトコルに従って、
画像データである信号データをインターフェース回路2
3を介してモデム回路22に送出し、これに応答して、
モデム回路22は信号データに従って搬送波信号を変調
して、ファクシミリ信号である変調信号をNCU回路2
1と、伝送ラインL1,L2、ファクシミリ装置40の
NCU回路41を介してモデム回路42に送信する。こ
のとき、伝送ラインL1,L2には、直流電源12から
プルアップ抵抗として動作する抵抗11を介して直流電
圧Vdcが印加されている。従って、ファクシミリ信号
である変調信号を伝送ラインL1,L2を介して、当該
直流電圧Vdcに重畳して伝送することができる。そし
て、モデム回路42で受信されたファクシミリ信号は復
調されて画像データである信号データに変換された後、
ファクシミリ制御回路43を介してプリンタ部45に出
力され、当該画像データの画像がプリンタ部45でプリ
ントアウトされる。
【0028】以上のように構成された実施の形態1の通
信接続装置10においては、所定の直流電圧Vdcを、
直流電源12から抵抗11を介して1対の伝送ラインL
1,L2に対して印加するように構成したので、ファク
シミリ信号を1対の伝送ラインL1,L2を介して重畳
して伝送することができる。当該通信接続装置10は、
きわめて簡単な構成を有し、安価に製造することができ
るという利点がある。
【0029】以上の実施の形態1のNCU回路21,4
1においては、ダイヤルパルス信号(DP信号)又はプ
ッシュボタン信号(PB信号又はDTMF信号)の選択
信号発生回路を備えていないが、本発明はこれに限ら
ず、選択信号発生回路を備えるように構成してもよい。
【0030】図1に示した実施の形態1においては、伝
送ラインL1に正の直流電圧Vdcが印加されるように
構成されているが、本発明はこれに限らず、伝送ライン
L1に負の直流電圧が印加されるように構成してもよ
い。
【0031】実施の形態2 図2は、本発明に係る実施の形態2の通信接続装置10
aを含む通信システムを示すブロック図であり、図2に
おいて図1と同一のものについては同一の符号を付して
いる。この実施の形態2の通信接続装置10aは、図2
に示すように、図1の通信接続装置10に比較して、上
記所定の直流電圧Vdcを1対の伝送ラインL1,L2
に印加するような極性方向で、直流電源12と抵抗11
の間にダイオード13をさらに接続したことを特徴とす
る。以下、実施の形態1との相違点について詳細に説明
する。
【0032】図2に示すように、ダイオード13のアノ
ードが直流電源12の正極に接続される一方、ダイオー
ド13のカソードが抵抗11を介して伝送ラインL1に
接続される。従って、直流電源12の正の直流電圧Vd
cがダイオード13と抵抗11とを介して1対の伝送ラ
インL1,L2に印加され、実施の形態1と同様に、フ
ァクシミリ信号を1対の伝送ラインL1,L2を介して
重畳して伝送することができる。また、例えば伝送ライ
ンL1,L2に誤って、実際の公衆電話交換網の電話回
線を接続した場合であっても、電話回線からの−48V
程度の高電圧は、ダイオード13によって直流電源12
に印加されることを防止して、直流電源12を保護する
ことができるという利点を有する。その他の作用及び効
果は、実施の形態1と同様である。
【0033】図2に示した実施の形態2の通信接続装置
10aにおいては、伝送ラインL1に正の直流電圧Vd
cが印加されるように構成されているが、本発明はこれ
に限らず、伝送ラインL1に負の直流電圧が印加される
ように構成してもよい。この場合、ダイオード13の極
性方向は図2と逆の方向になる。
【0034】実施の形態3 図3は、本発明に係る実施の形態3の通信接続装置10
bを含む通信システムを示すブロック図であり、図3に
おいて図1及び図2と同一のものについては同一の符号
を付している。この実施の形態3の通信接続装置10b
においては、図3に示すように、図1に図示した実施の
形態1の通信接続装置10に比較して、(a)伝送ライ
ンL1と抵抗11との間に、通常オン状態にあるスイッ
チSW1と、(b)伝送ラインL2と接地との間に、通
常オン状態であるスイッチSW2と、(c)1対の伝送
ラインL1,L2の間の電圧V12を検出し、検出され
た電圧V12が上記所定の直流電圧Vdcよりも若干高
い所定のしきい値電圧Vthよりも高いとき、スイッチ
SW1及びSW2をオン状態からオフ状態に切り換える
ように制御する電圧検出回路14とをさらに備えたこと
を特徴とする。
【0035】図3において、直流電源12の正の直流電
圧Vdcは、プルアップ抵抗として動作する抵抗11と
スイッチSW1を介して伝送ラインL1に印加される。
一方、伝送ラインL2はスイッチSW2を介して接地さ
れる。そして、電圧検出回路14は、コンパレータを用
いて構成され、1対の伝送ラインL1,L2の間の電圧
V12を検出し、検出された電圧が上記所定の直流電圧
Vdcよりも若干高い所定のしきい値電圧Vthよりも
高いとき、スイッチSW1及びSW2をオン状態からオ
フ状態に切り換えるように制御する。ここで、上記直流
電圧Vdcが+5Vであるとき、しきい値電圧Vth
は、例えば、好ましくは、+6Vに設定される。
【0036】以上のように構成された実施の形態3の通
信接続装置10bにおいては、直流電源12の正の直流
電圧Vdcが抵抗11及びスイッチSW1を介して1対
の伝送ラインL1,L2に印加され、実施の形態1と同
様に、ファクシミリ信号を1対の伝送ラインL1,L2
を介して重畳して伝送することができる。また、例えば
伝送ラインL1,L2に誤って、実際の公衆電話交換網
の電話回線を接続した場合であっても、電話回線からの
−48V程度の高電圧は、電圧検出回路14によって検
出されて、スイッチSW1,SW2がオフ状態とされる
ので、直流電源12は伝送ラインL1,L2から切り離
される。従って、上記高電圧が直流電源12に印加され
ることを防止して、直流電源12を保護することができ
るという利点を有する。その他の作用及び効果は、実施
の形態1と同様である。
【0037】以上の実施の形態3において、スイッチS
W1,SW2を設けているが、本発明はこれに限らず、
スイッチSW1のみを設けてもよい。
【0038】実施の形態4 図4は、本発明に係る実施の形態4の通信接続装置10
cを含む通信システムを示すブロック図であり、図4に
おいて図1乃至図3と同一のものについては同一の符号
を付している。この実施の形態4の通信接続装置10c
は、図4に示すように、(a)伝送ラインL1に挿入さ
れ、直流電流を阻止するが、ファクシミリモデム装置2
0又はファクシミリ装置40から送信されるアナログフ
ァクシミリ信号を通過させるコンデンサC1と、(b)
アナログファクシミリ信号を1対の伝送ラインL1,L
2を介して重畳して伝送するための所定の直流電圧Vd
cを、ファクシミリモデム装置20に接続されたコンデ
ンサC1の一端に対して抵抗11aを介して印加すると
ともに、ファクシミリ装置40に接続されたコンデンサ
C1の他端に対してダイオード13と抵抗11bとを介
して上記所定の直流電圧Vdcを印加する直流電源12
とを備えたことを特徴とする。
【0039】図4において、直流電流を阻止するが、フ
ァクシミリモデム装置20又はファクシミリ装置40か
ら送信されるアナログファクシミリ信号を通過させるコ
ンデンサC1が、伝送ラインL1に挿入接続される。伝
送ラインL2は接地される。また、直流電源12の正電
極は、抵抗11aを介して、ファクシミリモデム装置2
0の端子T11に接続されたコンデンサC1の一端に接
続されるとともに、直流電源12の正電極と抵抗11a
との接続点はダイオード13のアノードに接続される。
ダイオード13のカソードは抵抗11bを介して、ファ
クシミリ装置40の端子T21に接続されたコンデンサ
C1の他端に接続される。ここで、抵抗11a及び11
bは、好ましくは、50Ω乃至100Ωの抵抗値を有す
る。また、コンデンサC1は、好ましくは、0.1μF
の静電容量値を有する。
【0040】以上のように構成された実施の形態4の通
信システムにおいては、ファクシミリ装置40とファク
シミリモデム装置20とは、コンデンサC1により直流
的に分離されているので、ファクシミリ装置40に、例
えば、実際の公衆電話交換網の電話回線を接続した場
合、当該通信接続装置10cを接続したままでも、公衆
電話交換網の電話交換機からの−48Vの高電圧はファ
クシミリ装置20及び直流電源12に印加されない。ま
た、直流電源12から公衆電話交換網に対して影響を与
えることがない。従って、ファクシミリ装置40は、こ
の状態で、実際の公衆電話交換網の電話回線を介して他
のファクシミリ装置又は他のファクシミリモデム装置と
通信を行うことができる。
【0041】また、実施の形態1と同様に、所定の直流
電圧Vdcを、直流電源12から抵抗11aを介して並
びにダイオード13及び抵抗11bを介して1対の伝送
ラインL1,L2に対して印加するように構成したの
で、ファクシミリ信号を1対の伝送ラインL1,L2を
介して重畳して伝送することができる。当該通信接続装
置10は、きわめて簡単な構成を有し、安価に製造する
ことができるという利点がある。
【0042】実施の形態5 図5は、本発明に係る実施の形態5の通信接続装置10
dを含む通信システムを示すブロック図であり、図5に
おいて図1乃至図4と同一のものについては同一の符号
を付している。この実施の形態5の通信接続装置10d
は、図5に示すように、実施の形態4の通信接続装置1
0cに比較して、(a)図7(a)に示す、電話回線の
擬似リンギング信号を発生する擬似リンギング信号発生
回路16と、(b)コンデンサC1の両端間の電圧V1
20を検出し、端子T11に接続されたコンデンサC1
の一端の電圧が端子T21に接続されたコンデンサC1
の他端の電圧よりも高いとき、スイッチSW3をa接点
側に切り換え、擬似リンギング信号発生回路16からフ
ァクシミリモデム装置20に対して上記擬似リンギング
信号を送出させる一方、コンデンサC1の一端の電圧が
コンデンサC1の他端の電圧よりも低いとき、スイッチ
SW3をb接点側に切り換え、擬似リンギング信号発生
回路16からファクシミリ装置40に対して上記擬似リ
ンギング信号を送出させるように制御する別の電圧検出
回路15とをさらに備えたことを特徴とする。以下、図
4に図示した実施の形態4の通信接続装置10cとの相
違点について説明する。
【0043】図5において、擬似リンギング信号発生回
路16は、図7(a)に示す、電話回線の16Hzの擬
似リンギング信号を発生する。電圧検出回路15は、コ
ンパレータを用いて構成され、端子T21を基準とする
コンデンサC1の両端間の電圧V120を検出する。
【0044】例えば、ファクシミリ装置40がファクシ
ミリモデム装置20側から自動着信したいときは、キー
ボード46を介して自動着信の所定のコマンドを入力す
ることにより、ファクシミリ装置40のNCU回路41
内のスイッチSW21がオンとされてオフフックされ
る。これにより、端子T21の電位は端子T11よりも
低下し、電圧V120は正の電圧となる。このとき、電
圧検出回路15は、正の電圧V120を検出し、スイッ
チSW3をa接点側に切り換え、擬似リンギング信号発
生回路16からファクシミリモデム装置20に対して上
記擬似リンギング信号を送出させる。これに応答して、
ファクシミリモデム装置20のNCU回路21内のリン
ギング信号検出回路23は擬似リンギング信号を検出
し、呼び出しがあったことをモデム回路22に通知し、
以後、ファクシミリ装置40とファクシミリモデム装置
20との間で所定のファクシミリ通信のプロトコルに従
って、ファクシミリ装置40からファクシミリモデム装
置20との間で画像データの伝送のためのファクシミリ
通信を行う。
【0045】一方、ファクシミリモデム装置20がファ
クシミリ装置40側から自動着信したいときは、パーソ
ナルコンピュータ30のキーボード(図示せず。)を介
して自動着信の所定のコマンドを入力することにより、
ファクシミリモデム装置20のNCU回路21内のスイ
ッチSW11がオンとされてオフフックされる。これに
より、端子T11の電位は端子T21よりも低下し、電
圧V120は負の電圧となる。このとき、電圧検出回路
15は、負の電圧V120を検出し、スイッチSW3を
b接点側に切り換え、擬似リンギング信号発生回路16
からファクシミリ装置40に対して上記擬似リンギング
信号を送出させる。これに応答して、ファクシミリ装置
40のNCU回路41内のリンギング信号検出回路43
は擬似リンギング信号を検出し、呼び出しがあったこと
をモデム回路42に通知し、以後、ファクシミリモデム
装置20とファクシミリ装置40との間で所定のファク
シミリ通信のプロトコルに従って、ファクシミリモデム
装置20からファクシミリ装置40との間で画像データ
の伝送のためのファクシミリ通信を行う。
【0046】以上のように構成された実施の形態5にお
いては、コンデンサC1の両端間の電圧V120を検出
する電圧検出回路15と、電話回線の擬似リンギング信
号を発生する擬似リンギング信号発生回路16とを備え
たので、自動着信したい装置側でオフフックすることに
より、相手側の装置に対して擬似リンギング信号を送出
することができ、自動着信のファクシミリ通信を行うこ
とができる。その他の作用及び効果については、実施の
形態4と同様である。
【0047】以上の実施の形態5においては、擬似リン
ギング信号発生回路16は図7(a)に示すタイミング
チャートで擬似リンギング信号を発生しているが、本発
明はこれに限らず、図7(b)に示すタイミングチャー
トで擬似リンギング信号を発生してもよい。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように第1の発明の通信接
続装置によれば、ファクシミリモデム装置とファクシミ
リ装置との間に接続され、上記ファクシミリモデム装置
と上記ファクシミリ装置とを1対の伝送ラインを介して
接続して通信を行うための通信接続装置において、上記
ファクシミリモデム装置又は上記ファクシミリ装置から
送信されるアナログファクシミリ信号を上記1対の伝送
ラインを介して重畳して伝送するための所定の直流電圧
を、上記1対の伝送ラインに対して抵抗を介して印加す
る直流電源手段を備える。従って、所定の直流電圧を、
上記直流電源手段から上記抵抗を介して上記1対の伝送
ラインに対して印加するように構成したので、ファクシ
ミリ信号を上記1対の伝送ラインを介して重畳して伝送
することができる。当該通信接続装置は、きわめて簡単
な構成を有し、安価に製造することができるという利点
がある。
【0049】また、上記第1の発明の通信接続装置にお
いて、上記所定の直流電圧を上記1対の伝送ラインに印
加するような極性方向で、上記直流電源手段と上記抵抗
との間に接続されたダイオード手段をさらに備える。従
って、上記直流電源手段の所定の直流電圧が上記ダイオ
ード手段と上記抵抗とを介して1対の伝送ラインに印加
され、ファクシミリ信号を1対の伝送ラインを介して重
畳して伝送することができる。また、例えば1対の伝送
ラインに誤って、実際の公衆電話交換網の電話回線を接
続した場合であっても、電話回線からの−48V程度の
高電圧は、上記ダイオード手段によって上記直流電源手
段に印加されることを防止して、上記直流電源手段を保
護することができるという利点を有する。
【0050】さらに、上記第1の発明の通信接続装置に
おいて、上記1対の伝送ラインのうちの一方の伝送ライ
ンと上記抵抗との間に接続され、通常オン状態にあるス
イッチ手段と、上記1対の伝送ラインの間の電圧を検出
し、検出された電圧が上記所定の直流電圧よりも高い所
定のしきい値電圧よりも高いとき、上記スイッチ手段を
オン状態からオフ状態に切り換えるように制御する電圧
検出手段とをさらに備える。従って、上記直流電源手段
の所定の直流電圧が上記抵抗及び上記スイッチ手段を介
して1対の伝送ラインに印加され、ファクシミリ信号を
1対の伝送ラインを介して重畳して伝送することができ
る。また、例えば1対の伝送ラインに誤って、実際の公
衆電話交換網の電話回線を接続した場合であっても、電
話回線からの−48V程度の高電圧は、上記電圧検出手
段によって検出されて、上記スイッチ手段がオフ状態と
されるので、上記直流電源手段は1対の伝送ラインから
切り離される。従って、上記高電圧が上記直流電源手段
に印加されることを防止して、上記直流電源手段を保護
することができるという利点を有する。
【0051】また、第2の発明の通信接続装置によれ
ば、ファクシミリモデム装置とファクシミリ装置との間
に接続され、上記ファクシミリモデム装置と上記ファク
シミリ装置とを1対の伝送ラインを介して接続して通信
を行うための通信接続装置において、上記1対の伝送ラ
インのうちの一方の伝送ラインに挿入され、直流電流を
阻止するが、上記ファクシミリモデム装置又は上記ファ
クシミリ装置から送信されるアナログファクシミリ信号
を通過させるコンデンサと、上記アナログファクシミリ
信号を上記1対の伝送ラインを介して重畳して伝送する
ための所定の直流電圧を、上記ファクシミリモデム装置
に接続されたコンデンサの一端に対して第1の抵抗を介
して印加するとともに、上記ファクシミリ装置に接続さ
れたコンデンサの他端に対してダイオード手段と第2の
抵抗とを介して上記所定の直流電圧を印加する直流電源
手段とを備える。上記ファクシミリ装置と上記ファクシ
ミリモデム装置とは、上記コンデンサにより直流的に分
離されているので、上記ファクシミリ装置に、例えば、
実際の公衆電話交換網の電話回線を接続した場合、当該
通信接続装置を接続したままでも、公衆電話交換網の電
話交換機からの−48Vの高電圧は上記ファクシミリ装
置及び上記直流電源手段に印加されない。また、上記直
流電源手段から公衆電話交換網に対して影響を与えるこ
とがない。従って、上記ファクシミリ装置は、この状態
で、実際の公衆電話交換網の電話回線を介して他のファ
クシミリ装置又は他のファクシミリモデム装置と通信を
行うことができる。また、第1の発明の通信接続装置と
同様に、上記所定の直流電圧を、上記直流電源手段から
上記第1の抵抗を介して並びに上記ダイオード手段及び
上記第2の抵抗を介して1対の伝送ラインに対して印加
するように構成したので、ファクシミリ信号を1対の伝
送ラインを介して重畳して伝送することができる。当該
通信接続装置は、きわめて簡単な構成を有し、安価に製
造することができるという利点がある。
【0052】さらに、上記第2の発明の通信接続装置に
おいて、電話回線の擬似リンギング信号を発生する信号
発生手段と、上記コンデンサの両端間の電圧を検出し、
上記コンデンサの一端の電圧が上記コンデンサの他端の
電圧よりも高いとき、上記信号発生手段から上記ファク
シミリモデム装置に対して上記擬似リンギング信号を送
出させる一方、上記コンデンサの一端の電圧が上記コン
デンサの他端の電圧よりも低いとき、上記信号発生手段
から上記ファクシミリ装置に対して上記擬似リンギング
信号を送出させるように制御する別の電圧検出手段とを
さらに備える。従って、自動着信したい装置側でオフフ
ックすることにより、相手側の装置に対して擬似リンギ
ング信号を送出することができ、ファクシミリ通信を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施の形態1の通信接続装置を
含む通信システムを示すブロック図である。
【図2】 本発明に係る実施の形態2の通信接続装置を
含む通信システムを示すブロック図である。
【図3】 本発明に係る実施の形態3の通信接続装置を
含む通信システムを示すブロック図である。
【図4】 本発明に係る実施の形態4の通信接続装置を
含む通信システムを示すブロック図である。
【図5】 本発明に係る実施の形態5の通信接続装置を
含む通信システムを示すブロック図である。
【図6】 図1のDCループ回路を示す回路図である。
【図7】 (a)図5の擬似リンギング信号発生回路で
発生される第1の擬似リンギング信号を示すタイミング
チャートであり、(b)図5の擬似リンギング信号発生
回路で発生される第2の擬似リンギング信号を示すタイ
ミングチャートである。
【図8】 第1の従来例の通信システムの一例を示すブ
ロック図である。
【図9】 第2の従来例のアダプタを含む通信システム
を示すブロック図である。
【符号の説明】
10,10a,10b,10c,10d 通信接続装
置、11,11a,11b抵抗、12 直流電源、13
ダイオード、14 電圧検出回路、15 電圧検出回
路、16 擬似リンギング信号発生回路、20 ファク
シミリモデム装置、21 NCU回路、22 モデム回
路、23 インターフェース回路、30パーソナルコン
ピュータ、40 ファクシミリ装置、41 NCU回
路、42モデム回路、43 ファクシミリ制御回路、4
4 スキャナ部、45 プリンタ部、46 キーボー
ド、L1,L2 伝送ライン、SW1,SW2,SW3
スイッチ、C1 キャパシタ,Vdc 直流電圧。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファクシミリモデム装置とファクシミリ
    装置との間に接続され、上記ファクシミリモデム装置と
    上記ファクシミリ装置とを1対の伝送ラインを介して接
    続して通信を行うための通信接続装置において、 上記ファクシミリモデム装置又は上記ファクシミリ装置
    から送信されるアナログファクシミリ信号を上記1対の
    伝送ラインを介して重畳して伝送するための所定の直流
    電圧を、上記1対の伝送ラインに対して抵抗を介して印
    加する直流電源手段を備えたことを特徴とする通信接続
    装置。
  2. 【請求項2】 上記所定の直流電圧を上記1対の伝送ラ
    インに印加するような極性方向で、上記直流電源手段と
    上記抵抗との間に接続されたダイオード手段をさらに備
    えたことを特徴とする請求項1記載の通信接続装置。
  3. 【請求項3】 上記1対の伝送ラインのうちの一方の伝
    送ラインと上記抵抗との間に接続され、通常オン状態に
    あるスイッチ手段と、 上記1対の伝送ラインの間の電圧を検出し、検出された
    電圧が上記所定の直流電圧よりも高い所定のしきい値電
    圧よりも高いとき、上記スイッチ手段をオン状態からオ
    フ状態に切り換えるように制御する電圧検出手段とをさ
    らに備えたことを特徴とする請求項1記載の通信接続装
    置。
  4. 【請求項4】 ファクシミリモデム装置とファクシミリ
    装置との間に接続され、上記ファクシミリモデム装置と
    上記ファクシミリ装置とを1対の伝送ラインを介して接
    続して通信を行うための通信接続装置において、 上記1対の伝送ラインのうちの一方の伝送ラインに挿入
    され、直流電流を阻止するが、上記ファクシミリモデム
    装置又は上記ファクシミリ装置から送信されるアナログ
    ファクシミリ信号を通過させるコンデンサと、 上記アナログファクシミリ信号を上記1対の伝送ライン
    を介して重畳して伝送するための所定の直流電圧を、上
    記ファクシミリモデム装置に接続されたコンデンサの一
    端に対して第1の抵抗を介して印加するとともに、上記
    ファクシミリ装置に接続されたコンデンサの他端に対し
    てダイオード手段と第2の抵抗とを介して上記所定の直
    流電圧を印加する直流電源手段とを備えたことを特徴と
    する通信接続装置。
  5. 【請求項5】 電話回線の擬似リンギング信号を発生す
    る信号発生手段と、 上記コンデンサの両端間の電圧を検出し、上記コンデン
    サの一端の電圧が上記コンデンサの他端の電圧よりも高
    いとき、上記信号発生手段から上記ファクシミリモデム
    装置に対して上記擬似リンギング信号を送出させる一
    方、上記コンデンサの一端の電圧が上記コンデンサの他
    端の電圧よりも低いとき、上記信号発生手段から上記フ
    ァクシミリ装置に対して上記擬似リンギング信号を送出
    させるように制御する別の電圧検出手段とをさらに備え
    たことを特徴とする請求項4記載の通信接続装置。
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