JP3940144B2 - 自動二輪車の燃料系配置構造 - Google Patents
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Description
また、この発明によれば、上下の2分割体の合わせ面となる燃料タンクのフランジに切欠きを設け、この切欠きに燃料ホースを通すことにより、タンク上側の燃料ポンプ吐出口とタンク下側のインジェクタとを接続する燃料ホースをスペース的にコンパクトに配設できる。また、切欠きのあるフランジに沿って燃料ホースを配設することができ、タンク側面のスペースを効率よく利用して燃料ホースをインジェクタまで最短距離で配設することができる。
図1は本発明が適用される小型自動二輪車の外観図である。
車体1は、前部にハンドル2を有し、ハンドル2はヘッドパイプ3を挿通するステアリング軸4を介して前輪5に連結される。ヘッドパイプ3に車体フレーム6が結合される。車体フレーム6は車体全体のフレーム構造を形成する。車体前部はカウリング7で覆われる。車体1は、車体フレーム6の外側から車体カバー8で覆われる。車体中央にシート9が備わり、その下側に燃料タンク10が設けられ、その後方にヘルメットボックス(物入れ)11が備わる。燃料タンク10は不図示の燃料ホースを介してインジェクタ(不図示)に燃料を供給する。燃料タンク10の上部にブリーザホース12の一端が接続されその他端はキャニスタ13に接続される。キャニスタ13はパージホース14を介して吸気系(例えばスロットルボディ)に連結される。不図示の右側ハンドル部分のスロットルグリップ(又はレバー)にスロットルワイヤ15が装着され吸気系のスロットルバルブに連結される。同じくハンドル部分のブレーキレバー(不図示)にブレーキケーブル16が装着され後輪17のブレーキカムシャフト18に連結される。
燃料タンク10の下方にエンジン29が備わる。このエンジン29は、燃料噴射インジェクタを備えた4サイクル単気筒エンジンである。エンジン29のクランクケース(不図示)は例えばVベルト式の無段減速機構からなる減速機24と一体結合され全体でスイングユニットエンジン形式のエンジンユニット19を構成する。減速機24の前部にダクト30が接続されその開放端部30aから外気を吸引して減速機5内に供給し内部を冷却する。減速機24の後部出力軸(不図示)は後輪17の車軸に連結される。
燃料タンク10内に燃料107が収容される。108はフロート式の燃料ゲージである。燃料タンク10内に燃料ポンプ109が備わり、フィルター110を介して燃料107を吸上げる。燃料ポンプ109は圧力レギュレータ111とともにインタンク式のポンプユニット112を構成し、円板状の蓋113を介して複数本のボルト114により燃料タンク10に固定される。蓋113の上面側に電気配線のためのカプラ115が備わる。ポンプユニット112の吐出口116にゴム製の燃料ホース62が嵌め込まれる。燃料タンク10は、その後部側に高さが低くなった窪み部117が形成される。ポンプユニット112は、この窪み部117に取付けられる。
図6に示すように、燃料タンク10は、その前部の左右がブラケット60を介して車体フレーム部材61に固定され、後部がタンクフランジ118を介してボルト119によりそれぞれ左右の後部車体フレーム部材34に固定される。燃料タンク10の後部に右側が広く左側が狭い窪み部117が形成され、この窪み部117の右側部分にインタンクポンプユニット112がキャップ113を介して6本のボルト114により固定される。キャップ113の上面のカプラ115はケーブル120を介してエンジン制御ユニット47(図3)に接続される。燃料ホース62は、窪み部117の左側部分(狭い部分)を通って下側に屈曲し、インジェクタ50(図7参照)に接続される。燃料ホース62は、後部車体フレーム部材34に固定されたスティ63に保持される(後述)。燃料タンク10の後方には、サクションピストン51やバッテリ65が配設されている。
この実施例の自動二輪車の燃料配管系はリターンレス配管であり、図7に示すように、インジェクタ50には燃料ホース62のみが接続され戻り配管は接続されていない。したがって、サクションピストン48やバッテリ65等により狭められた燃料タンク10の後方のエンジン周りの狭いスペースに効率的に配管系を配設できる。この燃料ホース62は可撓性の大きい柔軟なゴム製である。
車体フレーム139は、車体前部のヘッドパイプ3に固着された中央のダウンチューブ139と、このダウンチューブ139の左右両側に設けた前部車体フレーム部材140と、左右の前部車体フレーム部材140にエルボフレーム145を介して連続する後部車体フレーム部材34とにより構成される。左右の後部車体フレーム部材34間にクロスメンバー142が設けられる。このクロスメンバー142の途中にバッテリブラケット143が固着され、バッテリ65(図3、図6参照)が搭載される。車体左側の後部車体フレーム部材34の後部下側にダンパーブラケット144が固着され、ダンパー23(図2参照)の上端33(図2参照)が枢着されるダンパー取付孔33aが設けられる。
燃料タンク10は上下2分割構成であり、上下分割体のそれぞれの周囲にフランジを有し、フランジ同士を接合してタンクフランジ118が形成される。燃料タンク10の上側分割体(タンクフランジ118より上側部分)の後部に、前述のように窪み部117が形成される。この窪み部117の右側部分にポンプユニット112が装着される。ポンプユニット112の上面に突出するカプラ115等の部品の頂部が燃料タンク10の上面より突出しないように窪み部117の深さ(フランジ面からの高さ)が定められる。この窪み部117の深さは部品の高さに応じ、フランジ面とほぼ同じ又はこれより幾分高くなる。
燃料タンク10内に前述のように、インタンク式のポンプユニット112が取付けられる。このインタンク式のポンプユニット112は、燃料タンク10の後部右側に設けられ、これを避けた位置の燃料タンク10の底面側(タンクフランジ118より下側部分)に凹部154が形成される。この凹部154内にインジェクタ50及び水温センサ46が設けられる。燃料ポンプ109とインジェクタ50と水温センサ46は、車幅方向に関しほぼ並べて横並び状に配設される。
5:前輪、6:車体フレーム、7:カウリング、8:車体カバー。
9:シート、10:燃料タンク、11:ヘルメットボックス。
12:ブリーザホース、13:キャニスタ、14:パージホース。
15:スロットルワイヤ、16:ブレーキケーブル、17:後輪。
18:ブレーキカムシャフト、19:エンジンユニット。
20:エンジンブラケット、21:下部車体フレーム部材、22:ピボット。
23:ダンパー、24:減速機、25:エアクリーナl。
25a:空気取入用開口、26:防塵カバー、27:スタンド。
28:キックレバー、29:エンジン、30:ダクト、30a:開放端部。
31:軸、32:リンクプレート、33:上端、33a:ダンパー取付孔。
34:後部車体フレーム部材、35:下端、36:ブラケット。
37:シリンダ、38:クランク軸、39:吸気マニホルド、40:吸気管。
41:排気管、42:断熱材、43:フランジ、44:ボルト。
45:整備用カバー、46:水温センサ、47:エンジン制御ユニット。
48:スロットルボディ、49:ジョイント、49a:ジョイント端部。
50:インジェクタ、51:サクションピストン、52:ダイヤフラム室。
53:大気通路、54:大気取入口、55:リンク、56:オートチョーク。
57:吸気圧センサ、58:負圧ホース、59:吸気温センサ。
60:ブラケット、61:車体フレーム部材、62:燃料ホース。
62a:固定ホース部、62b:揺動ホース部、63:スティ。
64:オーバーフローパイプ、65:バッテリ。
66:リカバリータンク、72:ワイヤハーネス、74:スロットルバルブ。
78:ゴムジョイント、78a:凹部、79:ピストン。
80:ダイヤフラム、81:第1室、82:第2室、83:負圧ポート。
84:スプリング、86:二次空気導入システム。
87:負圧ホース、88:エアホース、89:水温信号ケーブル。
90:ブローバイガスホース。
107:燃料、108:フロート式燃料ゲージ、109:燃料ポンプ。
110:フィルタ、111:圧力レギュレータ、112:ポンプユニット。
113:蓋、114:ボルト、115:カプラ、116:吐出口。
117:窪み部、118:タンクフランジ、118a:切欠き。
119:ボルト、120:ケーブル、121:フィラーカバー。
122:燃料注入口、123:キャップ、124:ロールオーバーバルブ。
138:車体フレーム、139:ダウンチューブ。
140:前部車体フレーム部材、141:支持部材、142:クロスメンバー。
143:バッテリブラケット、144:ダンパーブラケット。
145:エルボフレーム、146:ボルト、147:ボルト孔。
148,149:ボルト、150:ホルダー、151:ブリーザパイプ。
152:バンド、153:グロメット、154:凹部。
156:電気ケーブル、157:電極。
Claims (2)
- エンジンと、
前記エンジンより上方であってシートの下に、このシートによって前端部から後端部まで上方から覆われるように配置された燃料タンクと、
燃料をエンジンに供給するインジェクタと、
燃料タンク内の燃料を前記インジェクタに供給するための燃料供給用部品とを備え、
前記燃料タンクは、周囲のタンクフランジを介して接合された上下の2分割体で構成され、
前記燃料タンクの上部における前記インジェクタ側となる一端部に、タンク上面より低い窪み部を平面視において前記インジェクタ側と前記一端部の左右両側とに開放された形状に形成し、
この窪み部の開放部分は、一側方に広くかつ他側方に狭く開放するように形成され、
前記燃料供給用部品は、前記燃料タンク内の下面近傍に配置される燃料の吸込み側のフィルターと、このフィルターを介して吸込んだ燃料を燃料タンク外へ送るための燃料ポンプとからなる燃料ポンプユニットとを含み、
前記燃料供給用部品は、前記窪み部を貫通して配設され、
前記窪み部は、燃料タンクの上部における窪み部に隣接する相対的に高い部位の上面より上に前記燃料供給用部品が突出することがない深さに形成され、
前記窪み部の広い部分に前記燃料ポンプユニットが固定され、
前記窪み部の狭い部分と隣接する前記タンクフランジに切欠きが形成され、
前記燃料ポンプユニットと前記インジェクタとを繋ぐ燃料ホースは、前記窪み部の広い部分から前記狭い部分と前記切欠きとを通して配設されていることを特徴とする自動二輪車の燃料系配置構造。 - 前記窪み部は平らな部分を有し、この平らな部分の下側の燃料タンク内に前記燃料ポンプユニットを配設したことを特徴とする請求項1に記載の自動二輪車の燃料系配置構造。
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