JPH09109725A - 管理機等における緊急停止装置 - Google Patents
管理機等における緊急停止装置Info
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- JPH09109725A JPH09109725A JP26986395A JP26986395A JPH09109725A JP H09109725 A JPH09109725 A JP H09109725A JP 26986395 A JP26986395 A JP 26986395A JP 26986395 A JP26986395 A JP 26986395A JP H09109725 A JPH09109725 A JP H09109725A
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- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
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Abstract
いて、危険防止のための緊急停止が、他の操作を全く必
要とせず、ただハンドルを握っているだけで可能となる
ようにする。 【解決手段】 管理機のハンドルに嵌装されているグリ
ップ体(2)を、摺動自在に構成するとともに、このグ
リップ体(2)の摺動と連動するエンジン停止装置を設
けて構成する。
Description
ンを自動的かつ強制的に停止させることができる緊急停
止装置に関するものである。
耕耘作業時等に、危険を回避するためにエンジンを緊急
停止させる装置としては、ハンドルの手元に装設されて
いるスイッチを操作してエンジンを停止させるものや、
左右のハンドル間にワイヤーを張設し、このワイヤーを
引っ張る等の操作をしてエンジンを停止させるもの等が
あった。
ようにスイッチやワイヤー等を操作してエンジンを停止
させるものは、結局、手等を使って、他に何らかの操作
をしなければならず、特に作業をする上でハンドルから
手が離せないときに管理機等を緊急停止させなければな
らない場合には不適当であった。そこで、本発明は、管
理機等によるロータリー耕耘作業時等において、危険防
止のための緊急停止が、他の操作を全く必要とせず、た
だハンドルを握っているだけで可能となる管理機等にお
ける緊急停止装置を得ることを目的とするものである。
目的を達成させるために、次のような管理機等における
緊急停止装置を提供するものである。すなわち、機体前
部にエンジンを搭載し、後方にハンドルを延設した管理
機等において、前記ハンドルに摺動機構を形成するとと
もに、この摺動機構と連動するエンジン停止装置を設け
たことを特徴とする管理機等における緊急停止装置であ
る。
ら説明する。図1で示すように、管理機(A)の機体の
前部にはエンジン(E)が搭載されており、機体後方に
はハンドル(H)が延設されている。ハンドル(H)の
ハンドルパイプ(1)の終端には、この終端部分(1
a)を閉塞するように、筒型のグリップ体(2)が嵌装
されている。このような管理機(A)にあっては、通
常、作業者がハンドル(H)のグリップ体(2)を持っ
て歩行しながらロータリー耕耘作業等を行う。また、管
理機(A)には、電気的手段によって構成されたエンジ
ン停止回路が設けられており、ハンドル(H)のグリッ
プ体(2)の近傍に装設されているエンジン停止スイッ
チ(図示しない)等を操作することによって、エンジン
を強制的に停止させることができるようになっている。
等を行う場合、堅い圃場等を耕耘作業中には、管理機が
急激に前方へ発進するダッシング現象が起きたり、逆転
耕耘作業時には、石咬み現象によって管理機が手元の方
へ急激に跳ねてくることがある。そして、前記ダッシン
グ時には、作業者によって握られたハンドル(H)のグ
リップ体(2)は後方に摺動しようとするし、また、前
記石咬み現象時や、管理機等が後進する際に後方に障害
物等があると、作業者が握っているハンドル(H)のグ
リップ体(2)は前方に摺動しようとする。しかして、
本発明は、このようなグリップ体(2)の前後方向への
摺動を利用し、このグリップ体(2)のある一定の長さ
の摺動が、エンジン停止回路のスイッチとなるように構
成することによって、ハンドル(グリップ体)を握って
いるだけでエンジンを強制的に、しかも、自動的に停止
させることができるようにし、これらの危険な現象が起
きたときには、従来のようなエンジン停止スイッチ等の
他の操作を一切する必要なくエンジンを緊急停止させ
て、ロータリー耕耘作業時等における作業者の安全を確
実に図るようにしたものである。
在とする本発明の実施の形態について説明する。このグ
リップ体(2)内部のハンドルパイプ(1)の外周に
は、図2で示しているように、バネ体(3)が嵌入され
ており、このバネ体(3)の一端はハンドルパイプ
(1)の終端部分(1a)に形成されたフランジ部(1
b)に固着され、他端はグリップ体(2)の内壁面(2
a)に形成された段差部(2b)に固着されている。し
たがって、管理機がダッシングしたときには、グリップ
体(2)はハンドルパイプ(1)に対して後方に摺動し
てバネ体(3)を圧縮するように縮め、石咬み等の現象
が起きたときや管理機の後進時に後方に障害物がある
と、グリップ体(2)は前方に摺動してバネ体(3)を
引き伸ばすことになる。本発明は、このようにグリップ
体(2)が前後に摺動したときに、自動的かつ強制的に
管理機のエンジンが停止するように装置を構成し、グリ
ップ体(2)の摺動が、エンジン停止回路のスイッチと
なるようにしたものである。なお、グリップ体(2)
は、通常、バネ体(3)が伸縮していない状態で保持さ
れており、また、ハンドルパイプ(1)に対して摺動自
在となるようにするものであれば、バネ体(3)の代わ
りに、適当な弾性体を嵌入してもよい。
リップ体(2)の内部に摺動させる機構を組み込むので
はなく、図1で示すようなハンドル(H)の中途部に、
図3で示すような摺動機構を組み込み、ハンドルパイプ
(1)を摺動自在に形成したものについて説明する。図
3で示すように、ハンドル(H)のハンドルパイプ
(1)を、互いに嵌合し合うような2重構造にし、内側
のハンドルパイプ(1’)の内部に圧縮バネ(4)を挿
入するとともに、この圧縮バネ(4)を止めるためのピ
ン(5)を前方に設け、圧縮バネ(4)の一端を、この
ピン(5)に固着する。また、内側のハンドルパイプ
(1’)と外側のハンドルパイプ(1”)の嵌合部分
で、内側のハンドルパイプ(1’)の側方には長孔
(6)が形成されており、外側のハンドルパイプ
(1”)の側方には孔(7)が形成されている。そし
て、これらの孔(6)(7)を一緒に嵌挿するようにピ
ン(8)が設けられており、圧縮バネ(4)のもう一方
の端は、このピン(8)に固着されている。このような
構成のものによれば、外側のハンドルパイプ(1”)
は、内側のハンドルパイプ(1’)に長孔(6)が形成
されていることと、ピン(5)(8)に圧縮バネ(4)
が固着していることによって、前後方向に摺動自在とな
るものである。なお、ハンドルパイプ(1)を2重構造
にする場所は、図1で示された部分に限定されるもので
はなく、圧縮バネ(4)によって前後に摺動自在となる
ようなハンドル中途部であればどこでもよい。そして、
前記グリップ体(2)の場合と同様に、ハンドル(H)
の中途部に形成したハンドルパイプ(1)の摺動が、エ
ンジン停止回路のスイッチとなるように構成し、ダッシ
ングや石咬み等の危険な現象が起きたときには、エンジ
ンを緊急停止させて、作業者の安全を図るようにするも
のである。
パイプ(1)の摺動によって、エンジンを緊急停止させ
る具体的な装置を示す実施例を図面を参照しながら説明
する。 (実施例1)まず、図2で示すグリップ体(2)による
実施例から説明する。この図2で示すように、ハンドル
パイプ(1)内部の内壁面(1c)に、固定バネで付勢
された接触体(9)を設け、グリップ体(2)終端の内
壁から突出した接触突部(10)の接触面(11)と、
この接触体(9)とを接触させるようにする。なお、言
うまでもなく、ハンドルパイプ(1)の内部は空洞にな
っているため、グリップ体(2)の接触突部(10)
は、ハンドルパイプ内部まで侵入できる。そして、これ
ら接触体(9)及び接触面(11)とで、電気的にスイ
ッチを形成するようにし、互いに接触しているときに
は、エンジンが稼動し、離れたときにはエンジンが停止
するように構成する。このようなものによれば、ロータ
リー耕耘作業時に管理機がダッシングし、グリップ体
(2)が後方に摺動すると、図2(ロ)で示すように、
接触突部(10)の接触面(11)がグリップ体(2)
とともに後方に摺動して接触体(9)と離れ、また、石
咬み現象や管理機の後進時に障害物等によってグリップ
体(2)が前方に摺動すると、図2(ハ)で示すよう
に、接触体(9)は、接触突部(10)の根元側、すな
わち、グリップ体(2)終端の内壁面(2c)側に摺動
し、いずれにしても接触面(11)と離れることにな
る。したがって、このような危険を伴う現象が起きた場
合には、グリップ体(2)の摺動によって自動的にエン
ジン(E)が停止することになり、咄嗟のときの緊急停
止が他の操作を必要とせずに可能となって、作業者の安
全が図れることになる。なお、ハンドルパイプ内部に設
ける接触体(9)は、図示された位置に限定されて取り
付けられるものではない。
(H)の中途部が摺動する場合の実施例を説明する。図
3で示すように、外側のハンドルパイプ(1”)が摺動
して、その嵌合部先端(12)がピン(5)に接触した
ときに、エンジン(E)が停止するように構成するとと
もに、内側のハンドルパイプ(1’)の内部で、外側の
ハンドルパイプ(1”)が後方に摺動したときに、ピン
(8)が接触できるような位置に接触体(13)を設
け、この接触体(13)とピン(8)が接触したときに
はエンジン(E)が停止するように構成する。このよう
なものによれば、管理機がダッシングした時には、外側
のハンドルパイプ(1”)が後方に摺動するから、図3
(ロ)で示すように、接触体(13)とピン(8)とが
接触してエンジン(E)が停止し、また、石咬み現象や
管理機の後進時に障害物等によって外側のハンドルパイ
プ(1”)が前方に摺動すると、図3(ハ)で示すよう
に、外側のハンドルパイプ(1”)の嵌合部先端(1
2)とピン(5)とが接触してエンジン(E)が停止す
る。したがって、この実施例の場合においても、外側の
ハンドルパイプ(1”)の摺動によって、エンジン
(E)が自動的に停止することになり、咄嗟のときの緊
急停止が他の操作を必要とせずに可能となって、作業者
の安全が図れることになる。
ルに形成された摺動機構と連動するエンジン停止装置に
より、ロータリー耕耘作業時におけるダッシング現象や
逆転耕耘作業時における石咬み現象等によって生じる管
理機の急激な動きによる危険性を、ハンドルを持ってい
るだけで防止することができるため、咄嗟の場合に他の
スイッチを操作する等してエンジンを停止させる必要が
なく、作業者の安全を図る装置としては、きわめて有効
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 機体前部にエンジンを搭載し、後方にハ
ンドルを延設した管理機等において、前記ハンドルに摺
動機構を形成するとともに、この摺動機構と連動するエ
ンジン停止装置を設けたことを特徴とする管理機等にお
ける緊急停止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26986395A JP3660032B2 (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 管理機における緊急停止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26986395A JP3660032B2 (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 管理機における緊急停止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09109725A true JPH09109725A (ja) | 1997-04-28 |
JP3660032B2 JP3660032B2 (ja) | 2005-06-15 |
Family
ID=17478263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26986395A Expired - Fee Related JP3660032B2 (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 管理機における緊急停止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3660032B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000085675A (ja) * | 1998-09-09 | 2000-03-28 | Suzuki Motor Corp | 電動補助自転車 |
-
1995
- 1995-10-18 JP JP26986395A patent/JP3660032B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2000085675A (ja) * | 1998-09-09 | 2000-03-28 | Suzuki Motor Corp | 電動補助自転車 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3660032B2 (ja) | 2005-06-15 |
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