JPH09107564A - 表示装置および表示方法 - Google Patents

表示装置および表示方法

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JPH09107564A
JPH09107564A JP7290332A JP29033295A JPH09107564A JP H09107564 A JPH09107564 A JP H09107564A JP 7290332 A JP7290332 A JP 7290332A JP 29033295 A JP29033295 A JP 29033295A JP H09107564 A JPH09107564 A JP H09107564A
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images
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舜平 山崎
Yoshiharu Hirakata
吉晴 平形
Jun Koyama
潤 小山
Satoshi Teramoto
聡 寺本
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/30Image reproducers
    • H04N13/332Displays for viewing with the aid of special glasses or head-mounted displays [HMD]
    • H04N13/341Displays for viewing with the aid of special glasses or head-mounted displays [HMD] using temporal multiplexing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/30Image reproducers
    • H04N2013/40Privacy aspects, i.e. devices showing different images to different viewers, the images not being viewpoints of the same scene
    • H04N2013/403Privacy aspects, i.e. devices showing different images to different viewers, the images not being viewpoints of the same scene the images being monoscopic

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一の画面上に異なる3次元画像を同時に表
示し、それを複数人で個別に認識できる表示装置を提供
する。 【構成】 6つのアクティブマトリクス領域が集積化さ
れた液晶パネルを用いて、3次元表示の画像を形成す
る。この画像は時分割表示と偏光方向の組み合わせによ
り、複数の観察者に対して分割して表示することができ
る。また、液晶パネルの垂直走査と水平走査とを共通化
することによって、3次元表示と通常の2次元表示との
切り換えを簡略化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本明細書で開示する発明は、各種
情報を表示する表示装置および表示方法に関する。特に
複数の観察者によりそれぞれ異なる画像を認識すること
ができる表示装置および表示方法に関する。例えば、同
一の画面において表示される複数の画像を複数の観察者
により、それぞれ独立に見ることができる表示装置およ
び表示方法に関する。また、複数の画像が同時に表示さ
れている中から特定の情報のみを選択的に認識する装置
および表示方法に関する。また、特定の情報のみを選択
的に見ることができる装置および表示方法に関する。そ
して観察者に認識される画像を3次元画像とすることが
できる表示装置および表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、同一の画面上に異なる画像を
表示する技術が知られている。例えば、一つの画面を分
割して、複数のテレビ番組を同時に表示する方法や、一
つの画面上に複数の画像を重ねて表示する方法が知られ
ている。
【0003】前者の方法は、個々の画像が独立して表示
されるので、比較的容易に同時に多数の番組や画像を見
ることができる。しかし、後者の方法は、複数の画像が
重なってしまうので、非常に見にくいものとなってしま
う問題がある。
【0004】またどちらの方法においても複数の画像が
同時に表示されてしまうので、見る側の方で見る対象を
選択しなければならない。
【0005】このことは、複数の異なる画面を複数人で
同時に見ようとする場合に問題となる。例えば、Aとい
う観察者には見えて、Bという観察者には見えない画像
を表示するような場合には、上述の方法は利用すること
ができない。
【0006】また、画像として3次元画像(立体画像と
もいう)を表示する技術が知られている。(産業図書,
増田千尋著,3次元ディスプレイ,平成2年5月25日
初版参照)
【0007】しかし、前述の複数人で異なる画像を同時
に見る技術において、3次元画像を見ることができる技
術は知られていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本明細書で開示する発
明は、同一の画面上に表示される異なる画像を複数の観
察者が独立に見ることができる構成を提供することを課
題とする。即ち、同一の画面上に表示された画像を別々
に選択して見ることができる構成を提供することを課題
する。またこの画像をそれぞれ3次元画像とすることが
できる構成を提供することを課題とする。またこのよう
な課題を解決した表示方法を提供することを課題とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本明細書で開示する発明
の一つは、複数の観察者のそれぞれが異なる画像を見る
ことができる表示装置であって、同一の画面上に異なる
複数の画像を表示する手段と、前記複数の画像を観察者
毎に選択する手段と、観察者毎に見える画像を3次元表
示にする手段と、を有することを特徴とする。
【0010】上記構成の具体的な例を図1〜図4に示
す。図3に示す構成は、図1にその詳細を示す制御回路
511とそれに制御される図2に示す集積化された液晶
パネル507とによって3次元画像(立体画像)を形成
し、所定の偏光状態の選択と時分割方式を併用すること
により、2人の観察者または2グループ分けられた観察
者に対して異なる3次元画像を提供することができる。
【0011】他の発明の構成は、複数の観察者のそれぞ
れが異なる画像を見ることができる表示装置であって、
同一の画面上に異なる複数の画像を表示する手段と、前
記複数の画像を観察者毎に選択する手段と、観察者毎に
見える画像を2次元表示または3次元表示から選択する
手段と、を有することを特徴とする。
【0012】上記構成は、図1〜図4にその例を示す構
成において特に図1に示す制御回路において、2次元画
像と3次元画像とを適時選択することができることを特
徴とする。
【0013】他の発明の構成は、それぞれ時分割された
複数の画像を形成する手段と、前記複数の画像の一方と
他方に対してそれぞれ異なる偏光状態を与える手段と、
前記複数の画像を重ねて投影する手段と、光学シャッタ
ーにより前記時分割された画像を分離する手段と、前記
異なる偏光状態をそれぞれ選択的に透過させる手段と、
を有することを特徴とする。
【0014】上記発明の具体的な例を図1〜図4に示
す。図1〜図4に示す構成においては、図3の液晶パネ
ル511(その詳細は図2に示す)によって、時分割さ
れた2つのカラー画像が形成され、それを偏光板(また
は適当な偏光付与手段)512と513を透過させるこ
とによって、2つの異なる偏光状態を付与し、この画像
を光学系508からミラー509で反射させてスクリー
ン510に重ねて投影し、そのスクリーン510に投影
された画像を図4の偏光板404と405、液晶シャッ
ター406と407とによって選択する。こうして、眼
鏡402を掛けた観察者は所定の3次元画像を見ること
ができる。
【0015】他の発明の構成は、nを1以上の自然数と
して、同一の画面上に異なる2n種類の画像を表示する
方法であって、前記2n種類の画像は、時分割によって
n個に分離され、さらに2つの偏光状態を与えることに
よって分離されていることを特徴とする。
【0016】上記構成の具体的な例を図7に示す。図7
に示すのは、図6に示す構成を動作させる場合の動作タ
イミングチャートである。図7には、ABCで示される
3つの3次元画像が表示され、それをそれぞれ分離する
場合の例が示されている。
【0017】3次元画像は、右目用と左目用の画像が必
要とされるので、3つの3次元画像を表示させる場合に
は、2×3の6種類の独立した画像が必要とされる。図
7に示す動作を行わせる場合は、n=3の場合であると
いえる。
【0018】図7に示す動作においては、光学シャッタ
ーの動作によってA01, 02、さらにB01, 02、さら
にC01,C02というように時分割された画像をさらに2
つの偏光状態を選択的に透過するフィルターによって、
01とA02とを分離し、さらにB01とB02とを分離し、
さらにC01とC02とを分離する。こうして、3人の観察
者(または3グループに分けられた多数の観察者)のそ
れぞれにおいて、右目用の画像と左目用の画像を提供す
ることができ、それぞれ個別に3次元画像を見ることが
できる。
【0019】他の発明の構成は、RGBでなる一方の画
像とR’G’B’でなる他方の画像とを同一の投影面上
に投影する方法であって、前記一方の画像と他方の画像
とは異なる偏光状態が付与されており、前記一方の画像
と他方の画像とは時分割されたさらに複数の異なる画像
からなることを特徴とする。
【0020】他の発明の構成は、第1の偏光状態を有
し、かつ右目用画像と左目用画像とに時分割された第1
の画像と、前記第1の偏光状態と異なる第2の偏光状態
を有し、かつ右目用画像と左目用画像とに時分割された
第2の画像と、とにおいて、前記第1の偏光状態を選択
的に透過させる光学手段によって前記第1の画像を選択
的に透過させ、該透過した第1の画像を光学シャッター
を用いて左右の目で時間的に分割して見ることにより、
第1の3次元画像を選択的に得、前記第2の偏光状態を
選択的に透過させる光学手段によって前記第2の画像を
選択的に透過させ、該透過した第2の画像を光学シャッ
ターを用いて左右の目で時間的に分割して見ることによ
り、第2の3次元画像を選択的に得ることを特徴とす
る。
【0021】上記構成の具体的な例を図5に示す。図5
には、第1の偏光状態を有する画像Ai,i (iは0を
含む自然数)、第2の偏光状態を有する画像Ci,i
示されている。またAとB、CとDはそれぞれ右目用の
画像と左目用の画像であることを示す。
【0022】Ai,i で示される第1の偏光状態は、図
4に示される偏光板404と405で選択的に透過さ
れ、その透過した画像は液晶シャッター(光学シャッタ
ー)406と407とによって時間的に分割し右目用の
画像Ai と左目用の画像Bi とを得る。
【0023】また、Ci,i で示される第2の偏光状態
は、図4に示される偏光板408と409で選択的に透
過され、その透過した画像は液晶シャッター(光学シャ
ッター)410と411とによって時間的に分割され右
目用の画像Ci と左目用の画像Di とを得る。
【0024】他の発明の構成は、第1の偏光状態を有
し、かつ右目用と左目用の画像に時分割された第1の画
像と、前記第1の偏光状態と異なる第2偏光状態を有
し、かつ右目用と左目用の画像とに時分割された第2の
画像と、において、前記第1の画像と第2の画像を光学
シャッターを用いて異なる2つの偏光状態を有する画像
が重ねられた画像として得、該画像を前記第1の偏光状
態を選択的に透過させる第1の光学手段と前記第2の偏
光状態を選択的に透過させる第2の光学手段とによっ
て、右目用および左目用の画像として分離することを特
徴とする表示方法。
【0025】上記構成の具体的な例としては、前述した
図4に示す構成において、眼鏡部分における偏光板と液
晶シャッターの位置関係を入れ換えた場合の例を挙げる
ことができる。
【0026】他の発明の構成は、第1の偏光状態を有
し、かつ複数の異なる3次元画像の右目用あるいは左目
用の画像が時分割表示された第1の画像と、前記第1の
偏光状態とは異なる第2の偏光状態を有し、かつ複数の
異なる3次元画像の左目用あるいは右目用の画像が時分
割表示された第2の画像と、を第1の3次元画像と第2
の3次元画像としてそれぞれ個別に得る方法であって、
光学シャッターでもって前記第1の画像および第2の
画像から時分割された特定の画像を選択し、該選択され
た画像から前記第1の偏光状態を選択的に透過する光学
手段でもって右目用あるいは左目用の画像を得、さらに
前記第2の偏光状態を選択的に透過する光学手段でもっ
て左目用あるいは右目用の画像を得ることを特徴とす
る。
【0027】上記構成の具体的な例の動作タイミングチ
ャートを図7に示す。図7に示すのは、図6に示す構成
を動作させる場合の動作タイミングチャートである。
【0028】図7に示す動作においては、表示画面1と
表示画面2が異なる偏光状態を有している。表示画面1
には、ABC3つの3次元画像の右目用の画像が表示さ
れている。また表示画面2には、ABC3つの3次元画
像の左目用の画像が表示されている。
【0029】まず図6に示す液晶シャッター(光学シャ
ッター)によって画像Aの右目用の画像と左目用の画像
が選択される。例えば画像Aの右目用の画像はA01で左
目用の画像はA02で示される。同様に液晶シャッターに
よって画像BとCの右目用の画像と左目用の画像が選択
される。
【0030】そしてそれぞれの偏光状態を選択的に透過
させる手段である偏光板を利用して、例えば右目用の画
像A01と左目用の画像A02とを分離する。こうして、A
BCそれぞれの右目用の画像と左目用の画像とを個別に
選択することができる。そして3人(または3グループ
に分けられた複数人)において、それぞれ個別に3次元
画像を見ることができる。
【0031】他の発明の構成は、第1の偏光状態を有
し、かつ複数の異なる3次元画像の右目用あるいは左目
用の画像が時分割表示された第1の画像と、前記第1の
偏光状態とは異なる第2の偏光状態を有し、かつ複数の
異なる3次元画像の左目用あるいは右目用の画像が時分
割表示された第2の画像と、を第1の3次元画像と第2
の立体画像としてそれぞれ個別に得る方法であって、前
記第1の偏光状態を透過する光学手段でもって前記第1
の画像を得、該画像から光学シャッターでもって時分割
された特定の画像の右目用あるいは左目用の画像を得、
さらに前記第2の偏光状態を透過する光学手段でもって
前記第2の画像を得、該画像から光学シャッターでもっ
て時分割された特定の画像の左目用あるいは右目用の画
像を得ることを特徴とする。
【0032】上記構成の具体的な例をとしては、図6に
示す構成において、液晶シャッターと偏光板の位置関係
を入れ換えた場合の動作例を挙げることができる。
【0033】
【作用】本明細書で開示する発明の理解を助けるために
図7にそのタイミングチャートを示す例を説明する。図
7に示すのは、ABCの3つの3次元画像を同一画面上
に表示し、それを3人の観察者によってそれぞれ分離し
て観察する例である。
【0034】例えばAで示される3次元画像は、iを0
含む自然数としてAi1で示されるフレームでなる画像A
の右目用の画像と、Ai2で示されるフレームでなる画像
Aの左目用の画像とで構成される。
【0035】表示画面1と表示画面2とは異なる偏光状
態が与えられている。例えば、表示画面1が垂直偏光、
表示画面2が水平偏光というような異なる偏光状態が与
えられている。
【0036】例えば画像Aを選択的に見たい観察者は、
図6の601で示される眼鏡を掛けて画面(スクリー
ン)510を見る。画面510には図7の表示画面1と
表示画面2とが重なって表示されている。
【0037】ここで眼鏡601に備えられた液晶シャッ
ター604と605を同時に開閉することにより、Aの
画像のフレームだけを選択的に透過させる。そして、表
示画面1の偏光状態を透過させる偏光板603によって
右目用の画像Ai1と左目用の画像Ai2とを分離する。こ
うして、眼鏡601を掛けた観察者は、3次元画像Aを
選択的に見ることができる。
【0038】
【実施例】
〔実施例1〕本実施例は、RGBの画像を2組形成する
ことができる同一基板上に集積化された液晶パネルを用
いた表示装置に関する。この表示装置を利用すると、3
次元画像を表示でき、しかもその画像を2つ異なるもの
として表示し、それを異なる観察者が独立に認識するこ
とができる。
【0039】図1に示すのは、後述する図2に示す集積
化された液晶パネルを駆動するための構成のブロック図
である。図1に示す構成は、2次元画像と3次元画像と
を適時選択して表示できる構成である。図1において、
2次元画像I/Fは、外部から入力されるTV信号(N
TSC信号)やRGB画像信号(以上は2次元画像の信
号)をシステムのタイミングに合わせた画像信号Rt
t t に変換し、さらに液晶パネルの動作を制御するパ
ネルコントロール信号HSTA2D、VSTA2D、C
LKH2D、CLKV2Dを生成する機能を有してい
る。
【0040】タイミング発生器は、システムの動作クロ
ック、および動作クロックの分周クロックの生成を行
う。
【0041】リセット回路は、電源投入時の初期化信号
およびスイッチ、もしくはシーケンサからの要求による
強制初期化信号を生成する。
【0042】3次元画像I/Fは、画像バッファRや画
像バッファLに書き込んだ画像データを液晶パネルの動
作レートに合わせて制御信号とともに出力する。また、
出力される画像データはDA変換器を介してアナログ信
号として出力される。
【0043】シーケンス制御回路は、外部バスより入力
されるコマンドを解釈し、画像メモリへの書込みや読出
モードの設定を行う。また読出による動作状況の確認、
強制リセット要求に対する処理を行う。
【0044】画像バッファコントローラは、シーケンサ
からの要求による画像バッファメモリへの書込み、およ
び液晶パネルの動作レートクロックに同期した画像デー
タの出力制御を行う。
【0045】AP(アドレスポインタ)は、画像バッフ
ァメモリの物理アドレスを示すポインターである。ここ
では画像バッファコントローラによりインクリメント等
の制御が行われる。
【0046】ここで示す3次元画像2/Fは、右目用と
左目用の2組のRGB信号を生成するためのものであ
る。従って、2組のRGB信号は基本的に異なっている
(当然同一の部分もある)。
【0047】また2組のRGB信号を全く同一な信号と
した場合は、同じ画像を重ね合わせることになる。従っ
て、通常の2次元画像データが表示されることになる。
このような場合、高輝度、高解像度の2次元画像を得る
ことができる。
【0048】図1において、CKLH2Dは、2次元表
示を行うための水平走査制御回路の動作クロックのこと
を示す。またHSTA2Dは、2次元表示を行うための
水平走査タイミングイネーブル信号のことを示す。また
CKLH3Dは、3次元表示を行うための水平走査制御
回路の動作クロックのことを示す。またHSTA3D
は、3次元表示を行うための水平走査タイミングイネー
ブル信号のことを示す。
【0049】Rt 、Gt 、Bt は、一般のTV画像等の
2次元像の画像データを示す。CLKV2Dは、2次元
表示を行うための垂直走査制御回路の動作クロックを示
す。VSTA2Dは、2次元表示を行うための垂直走査
タイミングイネーブル信号を示す。
【0050】MODSELはモードセレクターのことを
示す。モードセレクターは、2次元と3次元の表示を切
り換える機能を有している。図に示す構成では、このモ
ードセレクターを動作させない状態においては2次元表
示を行うように設定されている。
【0051】VSTA3Dは、3次元表示を行うための
垂直走査タイミングイネーブル信号を示す。CLKV3
Dは、3次元表示を行うための垂直走査制御回路の動作
クロックを示す。
【0052】Rr 、Gr 、Br は、右(right) 用のRG
B画像データであることを示す。Rl 、Gl 、Bl は、
左(left)用のRGB画像データであることを示す。
【0053】CLRはリセット信号のことであり、液晶
パネル部の回路のリセットを行う信号を示す。図2に
は、CLRの信号が伝達される配線が省略されている
が、実際には各フリップフロップ回路にCLRの信号が
伝達されるように配線が形成されている。(図が煩雑に
なるので省略した)
【0054】図1に示す構成においては、2D/3D画
像切り換え部において、画像信号を選択することによ
り、2D表示と3D表示を選択して表示することができ
る。即ち、1つの表示装置でもって、2次元表示と3次
元表示とを選択して表示させることができる。例えば、
アナログ信号で送られてくる普通のTV画像を表示する
こともできるし、デジタル信号で送られてくる3次元の
コンピュターグラフィックス画像を表示することもでき
る。
【0055】図2に集積化されたアクティブマトリクス
型の液晶パネル部の概略の構成を示す。図2に示す構成
は、MおよびNを2以上の自然数として、基板上に、M
×N個の画像を形成するためのアクティブマトリクス領
域と、M+N個の周辺回路領域と、が配置された構成を
有し、前記M個の周辺回路のそれぞれは、N個のアクテ
ィブマトリクス領域の水平走査制御を同時に行い、前記
N個の周辺回路のそれぞれは、M個のアクティブマトリ
クス領域の垂直走査制御を同時に行うことを特徴とす
る。
【0056】図2には、上記構成においてM=2、N=
3の場合が示されている。図2には、(M=2)×(N
=3)個配置されたアクティブマトリクス領域103、
104、105、106、107、108が示されてい
る。
【0057】また、これらアクティブマトリクス回路を
駆動するための周辺回路領域として、2+3個の周辺回
路101、102、109、110、111が配置され
ている。この周辺回路の中で101と102が水平走査
制御回路である。また109、110、111が垂直走
査制御回路である。
【0058】図2に示す構成においては、水平走査制御
回路101と102がそれぞれアクティブマトリクス回
路103と104と105、さらには106と107と
108の水平走査制御を同時に行う構成となっている。
【0059】即ち、周辺回路101がアクティブマトリ
クス領域103と104と105の水平走査制御を同時
に行う構成となっている。また周辺回路102がアクテ
ィブマトリクス領域106と107と108の水平走査
制御を同時に行う構成となっている。
【0060】また、周辺回路109と110と111が
それぞれアクティブマトリクス領域103と106、さ
らには104と107、さらには105と108の垂直
走査制御を同時に行う構成となっている。
【0061】即ち、周辺回路109がアクティブマトリ
クス領域103と106の垂直走査制御を同時に行う構
成となっている。また周辺回路110がアクティブマト
リクス領域104と107の垂直走査制御を同時に行う
構成となっている。また周辺回路111がアクティブマ
トリクス領域105と108の垂直走査制御を同時に行
う構成となっている。
【0062】図2に示す構成は、RGBのカラー画像を
得るために、N=3の構成となっている。しかしM=N
=2(即ち2×2)としてもよい。またM=2、N=1
とするのでもよい。またM=1、N=2としてもよい。
この場合は、各アクティブマトリクス領域でRGBのカ
ラーフィルタを利用してカラー像を得る構成にするか、
モノクロ像を得る構成とすればよい。
【0063】図2に示すように一般にM×N個のアクテ
ィブマトクス領域はマトリクス状に配置される。
【0064】また、アクティブマトリクス領域には画素
がマトリクス状に配置されており、前記画素には、少な
くとも一つの薄膜トランジスタが配置されており、前記
薄膜トランジスタのソースに加わる信号はM個の周辺回
路のそれぞれでもって行われる水平走査制御によって制
御され、前記薄膜トランジスタのゲイトに加わる信号は
N個の周辺回路のそれぞれでもって行われる垂直走査制
御によって制御される。
【0065】上記構成における画素としては、例えば図
2に示す(0,0),(1,0),・・・(m,0)の番地で示される領
域を挙げることができる。図2に示す構成においては、
この各画素に薄膜トランジスタが一つづつ配置された構
成となっている。
【0066】なお、各画素に配置される薄膜トランジス
タの数は1つのみに限定されるのではない。その配置方
法としては、複数個を直列に接続することや、MOS容
量と組み合わせて配置するのでもよい。また、同一チャ
ネル型の組み合わせのみではく、異なるチャネル型を組
み合わせるのでもよい。
【0067】なお、図2に示すような構成は、液晶パネ
ルを光が透過する必要があるので、基板として透光性を
有する材料を用いる必要がある。具体的には、ガラス基
板や石英基板を利用する必要がある。
【0068】そしてアクティブマトリクス領域に配置さ
れる薄膜トランジスタや周辺回路を構成する薄膜トラン
ジスタは、同一基板上に集積化して構成される。このよ
うな構成は、装置に小型化や軽量化、さらに生産コスト
の削減を得るために非常に有用な構成となる。
【0069】図2に示す構成の動作例について簡単に説
明する。図2に示す構成においては、CLKVで示され
る垂直走査制御回路の動作クロックによって109〜1
10で示される垂直走査制御回路の動作が基本的に制御
される。またCLKHで示される水平走査制御回路の動
作クロックによって、101と102で示される水平走
査制御回路の動作が基本的に制御される。
【0070】以下においては、説明を簡単にするためア
クティブマトリクス領域103における画像の表示方法
について説明する。なお、他のアクティブマトリクス領
域の動作もアクティブマトリクス領域103に準ずる。
【0071】まず、CLKV(垂直走査制御回路の動作
クロック)の立ち上がりパルスが垂直走査制御回路10
9のフリップフロップ回路202に入力することによ
り、VSTA(垂直走査タイミングイネーブル信号)が
打ち抜かれる。この時フリップフロップ回路202の出
力はH(論理レベルでhigh) レベルとなる。また垂直走
査制御回路109の他のフリップフロップ回路の出力レ
ベルはL(論理レベルでLow)のままとなる。
【0072】この結果、Y0 行で示されるゲイト信号線
211がHレベルとなる。そして、(0,0),(1,0),・・・
・(m,0) 番地の薄膜トランジスタが全てON動作とな
る。
【0073】この状態において、水平走査制御回路10
1のフリップフロップ回路201においてCLKH(水
平走査制御回路の動作クロック)によってHSTA(水
平走査タイミングイネーブル信号)が打ち抜かれ、X0
の点における信号レベルがHになる。この時、X1 以降
の点はL(論理レベルでLow)である。
【0074】この結果、画像サンプリング信号線208
を介してサンプリングホールド回路204にHの信号が
入力し、Rの画像データ信号がサンプリングホールド回
路204に取り込まれる。
【0075】そして画像信号線209に画像データが流
れる。即ち、(0,0),(0,1),(0,2) ・・・(0,n) で示され
る番地の薄膜トランジスタのソースに画像データの信号
が印加される。
【0076】この状態においては、(0,0),(1,0),・・・
・(m,0) 番地の薄膜トランジスタが全てON状態であ
り、(0,0),(0,1),(0,2) ・・・(0,n) 番地の薄膜トラン
ジスタのソースに画像データ信号が印加されている。従
って、(0,0) 番地の画素において画像データの書込みが
行われる。
【0077】この後次のCLKHのパルスの立ち上がり
エッジによって、フリップフロップ回路201の出力は
Lレベルとなる。即ち、X0 の点はLレベルとなる。一
方、206のフリップフロップ回路においては、このC
LKHのパルスの立ち上がりエッジが入力することで、
その出力がHレベルに変化する。即ち、X1 の点はHレ
ベルとなる。
【0078】この結果、(1,0) 番地において情報の書込
みが行われる。このようにして、CLKHの動作クロッ
クに従って、フリップフロップ回路Xm の出力が順次H
レベルにシフトしていく。そして、(m,0) 番地において
順次画像情報の書込みが行われていく。
【0079】Y0 行における情報の書込みの終了後、C
LKV信号の立ち上がりエッジによって、フリップフロ
ップ回路202の出力レベルがL、フリップフロップ回
路203の出力レベルがHとなる。この結果Y1 行の信
号レベルがHとなる。
【0080】そしてY1 行において、(0,1),(1,1),(2,
1) ・・・(m,1) 番地に対して順次画像データ情報が書
き込まれていく。このようにして、(n,m) 番地までの情
報の書込みが終了した時点で1 フレームが終了する。
【0081】以上の動作は、103以外の他のアクティ
ブマトリクス領域においても同じタイミングで行われて
いく。
【0082】図2に示す集積化された液晶パネルを用い
ると、RGBでなるカラー画像を2つ同時に得ることが
できる。勿論このカラー画像はそれぞれ異なる内容のも
のとすることができる。
【0083】ここでは、6つのアクティブマトリクス領
域を集積化する構成を示した。しかし、集積化されるア
クティブマトリクス領域の数をさらに多くすることも可
能である。例えば、RGB、R’G’B’、R,,,,
,,と9領域のアクティブマトリクス領域を集積化した構
成とすることができる。
【0084】この場合、図2に示す構成において、水平
走査制御回路をさらに一つ増やすだけでよい。そしてこ
の場合はカラー画像を3組得ることができる。
【0085】このように図2にその基本的な構成を示す
集積化されたアクティブマトリクス型の液晶パネルは、
集積化するアクティブマトリクス領域を増やしていって
も、周辺駆動回路をそれ程増やす必要がないという特徴
を有する。
【0086】具体的には、集積化するアクティブマトリ
クス領域の数をM×N個とすると、必要とされる周辺駆
動回路の数はM+N個でよいという特徴を有する。この
ことは、より集積化を高めていった場合に非常に有用な
こととなる。
【0087】図3に図2に示す集積化された液晶パネル
を用いた表示装置の概要を示す。図3において、500
が装置の筐体であり、この筐体500に配置されたスク
リーン510に内部から拡大投影された画像が表示され
る。
【0088】ここでは、スクリーン510に投影された
面側の反対側から画像を見る構成(一般にリアプロジェ
クションと称される)を示すが、スクリーンに投影され
た面側から画像を見る構成(一般に投射型プロジェクシ
ョンと称される)の場合も画像が反転する点を除けば、
基本的な構成は同じである。ただし、投射型プロジェク
ションの場合は、筐体とスクリーンが一体化されていな
い点が異なる。
【0089】また筐体500内には、図1にその概要を
示す2次元/3次元画像制御回路511が組み込まれて
おり、2次元画像と3次元画像とを適時選択して表示す
ることが可能な構成となっている。また507が画像を
形成するための液晶パネルであり、その概要は図2に示
される。
【0090】図3において、白色光を発する光源501
からの光はまずハーフミラー502によって反射され、
ダイクロイックミラー504、505、506でGBR
に対応した波長領域を有する光に分光される。
【0091】また、ミラー503によって反射された光
も図示しないダイクロイックミラーによってB(青)G
(緑)R(赤)の各波長領域に分光される。即ち、2組
のRGB用のダイクロイックミラーによって、2組のR
GBの光線(計6射線)が生成される。
【0092】これらの光線は、図2にその概略を示す集
積化された液晶パネル507に入射する。そして集積化
された液晶パネル507で光学変調されることによって
所定の画像が形成される。ここでは2組のRGBの像が
形成される。これらの像は、光学系508からミラー5
09を介してスクリンーン(投影面)510に投影さ
れ、そこでカラー像として合成される。
【0093】光学系508には、拡大投影用のレンズ系
が内蔵されている。このレンズ系は、投影面510にお
いて各像を重合わせることができるようにその諸パラメ
ータが設定され、またその配置方法が決められる。
【0094】また、光学系508から投影される各像に
は、512と513で示される偏光板から特定の偏光状
態が与えられる。ここでは、互いに90°異なる2つの
直線偏光状態が与えられる。
【0095】異なる偏光状態が与えられる組は、図2に
示すアクティブマトリクス領域103と104と105
で形成されるRGBの画像に対してと、図2に示すアク
ティブマトリクス領域106と107と108で形成さ
れるR’G’B’の画像に対してとにである。
【0096】即ち、図2に示すアクティブマトリクス領
域103と104と105で形成されるRGBの画像に
対して耐えられる直線偏光状態と、アクティブマトリク
ス領域106と107と108で形成されるR’G’
B’の画像に対して与えられる直線偏光状態とは、90
°その偏光方向が異なったものとなる。
【0097】以下に図3に示す表示装置を用いて2つの
異なる3次元画像を表示し、二人の観察者により、異な
る3次元画像を見ることができる構成について説明す
る。図4にこの構成の概略を示す。図4に示すのは、図
3に示す表示装置の投影面(スクリーン)510に投影
される画像を特殊な眼鏡402と403を用いて見るこ
とによって、それぞれの観察者にとって異なる3次元画
像を見ることができる構成である。
【0098】上記のような表示を行わすためには、図5
に示すような動作チャートに従って装置を動作させれば
よい。図5に示す方法は、図2のアクティブマトリクス
領域103〜105で形成されるカラー画像Ai
i と、アクティブマトリクス領域106〜108で形成
されるカラー画像Ci i とをそれぞれ眼鏡402を掛
けている人と眼鏡403を掛けている人とに個別に認識
させるものである。
【0099】図6に示されるように、画像Ai i は右
目用の画像Ai と左目用の画像Biとで構成される。な
おここでiは0を含む自然数である。画像Ai i は図
3の偏光板512で所定の方向を有する直線偏光とな
り、スクリーン510上に投影される。また画像Ai
画像Bi とは1フレーム毎に交互に表示が行われる。
【0100】また同様に画像Ci i は右目用の画像C
i と左目用の画像Di とで構成される。ここでiは0を
含む自然数である。画像Ci i は図3の偏光板513
によって画像Ai i とは90°異なる方向を有する直
線偏光状態とされる。そして、スクリーン510上に投
影される。また画像Ci と画像Di とは1フレーム毎に
交互に表示が行われる。
【0101】画像Ai i と画像Ci i とはスクリー
ン510に重ねて投影される。即ち、図5の表示画面に
示す偏光状態1と偏光状態2の画像データが同時に表示
される。
【0102】この表示を眼鏡402と403とでもって
それぞれ個別に観察する。眼鏡402は、偏光板512
で与えられた偏光状態を透過するようにその偏光方向が
決められた偏光板404と405を備えている。即ち、
偏光板404と405は同じ偏光方向を有した偏光板で
構成されている。
【0103】こうして眼鏡402においては、偏光板4
04と405を図5の偏光状態1で示されるA0,0,
1,1,2,2 ・・・の画像が透過する。
【0104】眼鏡402にはその偏光板404と405
の後ろに光学シャッター(本実施例の場合は液晶シャッ
ター)406と407が備えてある。なお、直線偏光を
利用する場合には液晶シャッターに配置された偏光板の
偏光方向に注意する必要がある。この問題を避けるため
には、偏光板を使用しない分散型の液晶パネルを利用て
液晶シャッターを構成すればよい。
【0105】液晶シャッター407は画像A0,1,2
・・・を透過するようにその表示に同期して開閉する。
【0106】また液晶シャッター406は画像B0,1,
2 ・・・を透過するようにその表示に同期して開閉す
る。
【0107】この結果、眼鏡402の右目部分ではA0,
1,2 ・・・で示される画像が選択的に見え、眼鏡4
02の左目部分ではB0,1,2 ・・・で示される画像
が選択的に見える状態となる。
【0108】こうして眼鏡402では3次元画像Ai
i を選択的に見ることができる。
【0109】一方、眼鏡403においては偏光板408
と409とが偏光板513で付与された偏光状態の画像
を透過するようにその偏光方向が設定されている。よっ
て、偏光板408と409を透過するのは、C0,0,
1,2 ・・・・で示される画像となる。
【0110】そして、液晶シャッター410と410と
が図6に示すようなタイミングで動作することにより、
眼鏡403の右目部分においてC0,1 ・・・の画像を
選択的に見、眼鏡403の左目部分においてD0,1
・・の画像を選択的に見ることができる。
【0111】こうして眼鏡403では3次元画像Ci
i を選択的に見ることができる。
【0112】このようにして、眼鏡402と眼鏡403
を掛けた人とで異なる3次元画像を同時に見ることがで
きる。
【0113】本実施例においては、与える偏光状態を直
線偏光とした。しかし直線偏光を利用した場合は、眼鏡
を傾けると偏波面がずれてしまい、そのフィルター効果
が低下してしまうという問題がある。この問題を解決す
るには、偏光状態として右回り円偏光と左回り円偏光を
利用すればよい。
【0114】即ち、画像Ai i には右回り円偏光を与
え、画像Ci i には左回り円偏光を与え、眼鏡402
では右回り円偏光を選択的に透過させ、眼鏡403では
左回り円偏光を選択的に透過させるような構成とすれば
よい。
【0115】また、画像を見やすくするために、液晶シ
ャッターの開とする時間を時分割された1フレームの画
像の表示時間よりも短くすることは有効である。
【0116】本実施例に示す構成は、そのまま普通の2
次元画像の表示装置になる。即ち、図1に示す構成の2
D/3D画像切り換え部で2D画像と3D画像の切り換
えを行うことで、通常のTV画像やビデオ画像を表示さ
せることができる。
【0117】この場合も2つの独立な画像の表示を行う
ことができる。普通の2次元画像の表示において、2つ
の独立な画像の表示を行う場合には、眼鏡の液晶シャッ
ターは常に開の状態とし、また時分割表示を行わなけれ
ばよい。
【0118】また、本実施例における液晶シャッターと
偏光板との位置関係は逆であってもよい。液晶シャッタ
ーと偏光板との位置関係が逆であっても最終的に右目あ
るいは左目で見える画像は変化しない。
【0119】また本実施例においては、眼鏡に偏光板と
液晶シャター板とを備えた構成とした。しかし、偏光板
404と405は同じ方向を有するものであるから、眼
鏡に装備せずに1枚の大型の偏光フィルターを眼鏡を掛
けている人の前に配置する構成としてもよい。
【0120】この場合、直線偏光を利用した場合でも眼
鏡を掛けている人の視線が傾いても偏光板によるフィル
ター効果が変化しないという有意性がある。しかし、眼
鏡を掛けている人の視覚位置が限定されてしまうという
欠点もある。
【0121】また図5に示す動作方法において、時分割
表示をやめ、即ちAi,i というような右目と左目用の
画像を形成をやめ、さらにAi i 画像とCi i 画像
を同じものとすると普通のTV受像機またはディスプレ
イと同様の機能を有するものとなる。
【0122】〔実施例2〕本実施例は、時分割表示を利
用することにより複数の3次元画像を分離し、自分割表
示された3次元画像をさらに偏光特性を利用して右目用
の画像と左目用の画像とに分離する構成に関する。
【0123】本実施例に示す構成を利用した場合、2人
以上の観察者によってそれぞれ異なる3次元画像を見る
ことが可能となる。
【0124】図4に本実施例で示す構成の概略を示す。
図に示すように本実施例においても図2に示すような液
晶パネルを利用した図3に示す投影型の表示装置を用い
て画像の形成を行う。
【0125】図6に示す構成は、スクリーン510に表
示される画像を液晶シャッターと偏光板を備えた眼鏡6
01、606、611で見て、それぞれ異なる3次元画
像を見ることができるものである。液晶シャッターはス
クリーン510に表示される画像のタイミングに同時さ
せてその開閉が制御される。ここでは光学的なシャッタ
ーとして液晶シャッターを利用するが、所定の動作速度
が得られ、また使用に際して負担にならない程度の軽量
なものであれば、他の手段を利用してもよい。
【0126】本実施例は図7に示す動作タイミングチャ
ートに従って動作させる。まず、スクリーン510に
は、図7の表示画面で示されるような6種類の画像が表
示される。ここでA01とA02とは同時に重なった状態で
表示される。またB01とB02、さらにはC01とC02も同
時に重なった状態で表示される。
【0127】図において1フレームは1/100秒以下
とすることがその画質を維持する上で好ましい。また、
通常のTV画像等と同等以上の画質を維持するのであれ
ば、1フレームの長さを1/180秒以下とすることが
好ましい。
【0128】A01とA02とで示されるのはそれぞれ3次
元画像を形成する右目用の画像と左目用の画像である。
また、B01とB02で示されるのは3次元画像を形成する
ための右目用の画像と左目用の画像である。また、同様
にC01とC02で示されるのは3次元画像を形成する右目
用の画像と左目用の画像である。
【0129】図7において表示画面1というのは、図2
の103〜105のアクティブマトリクス領域で形成さ
れるカラー画像である。また表示画面2というのは、図
2の106〜108のアクティブマトリクス領域で形成
されるカラー画像である。
【0130】本実施例で示す動作方法で特徴とするの
は、図2の103〜105及び106〜108で示され
るアクティブマトリクス領域で形成されるRGBの画像
がそれぞれ時分割された3次元画像の右目用の画像と左
目用の画像という点にある。
【0131】即ち、アクティブマトリクス領域103〜
105では、3次元画像Aの右目の画像A01の1フレー
ムの形成を行った後、次のフレームでは3次元画像Bの
右目の画像B01の1フレームの形成を行い。さらにその
後に3次元画像Cの右目の画像C01の1フレームの形成
を行う。というように動作する。
【0132】他方、アクティブマトリクス領域106〜
108では、3次元画像Aの左目の画像A02の1フレー
ムの形成を行った後、次のフレームでは3次元画像Bの
左目の画像B02の1フレームの形成を行い。さらにその
後に3次元画像Cの右目の画像C02の1フレームの形成
を行う。というように動作する。
【0133】従って、共通の水平走査制御回路101で
制御される1組のアクティブマトリクス領域103〜1
05で形成される画像だけを見ても時分割された3次元
画像の右目用の画像が見えるだけとなる。
【0134】同様に共通の水平走査制御回路102で制
御される1組のアクティブマトリクス領域106〜10
8で形成される画像だけを見ても時分割された3次元画
像の左目用の画像が見えるだけとなる。
【0135】このような動作は水平走査制御回路101
で共通に制御されるアクティブマトリクス領域で複数の
3次元画像の右目用の画像を時分割で形成し、水平走査
制御回路102で共通に制御されるアクティブマトリク
ス領域で複数の3次元画像の左目用の画像を時分割で形
成する動作であるといえる。
【0136】そしてスクリーン510上には、右目用の
左目用の画像が同時に表示され、かつそのような表示が
3種類時分割表示される状態となる。
【0137】また、アクティブマトリクス領域103〜
105で形成される画像は、図3に示す表示装置の偏光
板512によって所定の方向に直線偏光した状態が与え
られる。
【0138】また、アクティブマトリクス領域106〜
108で形成される画像は、図3に示す表示装置の偏光
板513によって前記偏光板512で与えられる所定の
方向とは90°異なる角度に直線偏光した状態が与えら
れる。
【0139】即ち、A01、B01、C01、A11、B11、C
11・・・で示される画像は、所定の方向に直線偏光した
状態となる。またA02、B02、C02、A12、B12、C12
・・・で示される画像は、前記所定の方向と90°異な
る方向に直線偏光した状態となる。
【0140】そしてスクリーン510に表示された画像
を液晶シャッターと偏光板を備えた特殊な眼鏡601、
606、611で3人の観察者が見る。この時、各眼鏡
に配置された液晶シャッターは図7に示すように所定の
タイミングでもって左右の目において同時に開閉する。
【0141】例えば、眼鏡601の液晶シャッター60
4と605は3次元画像Aを選択的に透過するように開
閉する。シャッター604と605の動作によって、偏
光板602と603には、画像A01とA02との重なった
ものが入射する。この画像A01の偏光状態は偏光板51
2で所定の方向を有する直線偏光状態にされたものであ
る。また、画像A02の偏光状態は偏光板513で前記所
定の偏光状態とは90°異なる方向を有する直線偏光状
態にされたものである。
【0142】一方、眼鏡601に備えられた偏光板60
3は偏光板512で所定の偏光状態にされた画像A01
偏光状態を選択的に透過するようにその偏光方向が設定
されている。
【0143】他方、眼鏡601に備えられた偏光板60
2は偏光板513で所定の偏光状態にされた画像A02
偏光状態を選択的に透過するようにその偏光方向が設定
されている。
【0144】即ち、偏光板602と603とはその偏光
方向が90°異なったものとして配置されている。
【0145】また画像A01とA02とはその偏光方向が9
0°異なる直線偏光状態を有している。従って、偏光板
602を画像A02は選択的に透過する。しかし画像A01
は偏光板602は透過しない。
【0146】一方、偏光板603を画像A01は選択的に
透過する。しかし画像A02は偏光板603は透過しな
い。
【0147】この結果、眼鏡601を掛けた人には、そ
の右目にA01の画像が選択的に見え、その左目にはA02
の画像が選択的に見えることになる。
【0148】同様な原理により、眼鏡606の液晶シャ
ッター609と610を透過する画像はB01とB02とで
あり、偏光板607は画像B02を選択的に透過するよう
に配置されており、偏光板608は画像B01を選択的に
透過するように配置されている。そして、眼鏡606を
掛けた人には、その右目にB01の画像が選択的に見え、
その左目にはB02の画像が選択的に見えることになる。
【0149】さらに同様な原理により、眼鏡611を掛
けた人には、その右目にC01の画像が選択的に見え、そ
の左目にはC02の画像が選択的に見える。即ち、右目に
はC02の画像が見えずにC01の画像のみが見え、左目に
はC01の画像が見えずにC02の画像のみが見える状態と
なる。こうして、眼鏡601、606、611を掛けた
それぞれの人が異なる3次元画像A〜Cを選択的に見る
ことができる。
【0150】本実施例では時分割する画像を3つとした
ので、3つの異なる3次元画像を見ることができる。し
かし、時分割する画像を2つとすれば、実施例1と同様
に2つの異なる3次元画像を見ることができる。また、
3つ以上のさらに多くの時分割画面を形成すれば、さら
に多くの異なる3次元画像を見ることができる。
【0151】なお液晶シャッターの制御手段としては、
電磁波や赤外線によるワイヤレス方式を利用することが
使用しやすさという点から好ましい。
【0152】また、本実施例における液晶シャッターと
偏光板との位置関係は逆であってもよい。液晶シャッタ
ーと偏光板との位置関係が逆であっても最終的に右目あ
るいは左目で見える画像は同じものとなる。
【0153】例えば、眼鏡601において偏光板602
と603がスクリーン510側にあるとした場合を考え
る。この場合、偏光板602を透過する画像はA02,B
02,02, 12,B12, 12である。また、偏光板60
3を透過する画像はA01,B01, 01, 11,B11,
11である。また、液晶シャッター604と605によっ
てA01とA02とが選択的に透過される。即ち、右目でA
01の画像を選択的に見ることができ、そして左目でA02
の画像を選択的に見ることができる。
【0154】また本実施例においては、眼鏡に偏光板と
液晶シャターとを配置した構成とした。しかし、一つの
眼鏡に配置される液晶シャッターは同じタイミングで動
作するものであるから、眼鏡に装備せずに1枚の大型の
液晶シャッターを眼鏡を掛けている人の前にそれおぞれ
配置する構成としてもよい。
【0155】この場合、眼鏡には偏光板のみが配置さ
れ、眼鏡に配置される液晶シャッターを制御する構成が
不要となるという特徴を有する。
【0156】図6に示す構成は、そのまま通常の2次元
画像が表示されるTV受像機やディスプレイとして利用
することができる。またA01、A02で示されるような3
次元画像用の右目用の画像と左目用の画像を同じものと
すれば、普通の2次元画面を複数の観察者で観察できる
構成を実現できる。
【0157】上記ようなさまざまな表示方法の切り換え
は、図1に示す制御部分によって行うことができるの
で、利用に際して、異なる装置を用意する必要がないと
いう有意性がある。
【0158】またこのような有意性は、図2に示すよう
に集積化された液晶パネルを利用することによって、よ
り有用なものとなる。即ち、図2に示すように周辺回路
を共通化し、しかもアクティブマトリクス回路と周辺駆
動回路とを集積化することによって、上述のようないく
つかの表示方式の切り換えに必要とする構成を簡略化す
ることができる。これは作製コストの低減や信頼性の向
上といった点で極めて有意なこととなる。
【0159】〔実施例3〕本実施例は、図2に示す集積
化された液晶パネルの別の構成に関する。図2に示す
は、基本的にRGBの3つの画像を2組形成することが
できる機能を有している。また駆動方法によって、さら
に時分割方式に異なる複数の画像や3次元画像用の画像
を形成することができる。
【0160】本実施例に示す集積化された液晶パネル
は、3原色でなく4原色、または3原色プラスさらに補
償用の色彩を加えて、カラー像を形成することができる
ものである。
【0161】本実施例に示すのは、R(赤)G(緑)B
(青)W(白)でカラー画像を形成する場合の構成であ
る。なお、カラー表示を行うために必要とする原色は上
記構成に限定されるものでなく、適時設定することがで
きる。
【0162】図8の本実施例に示す集積化された液晶パ
ネルを示す。図8に示す構成においては、ガラス基板ま
たは石英基板上に8つのアクティブマトリクス領域とこ
のアクティブマトリクス領域を駆動するための2つの水
平走査制御回路と4つの垂直走査制御回路を備えてい
る。
【0163】図8に示す構成においては、R(赤)用の
画像を形成するアクティブマトリクス領域1401、G
(緑)用の画像を形成するアクティブマトリクス領域1
406、B(青)用の画像を形成するアクティブマトリ
クス領域1409、W(白)用の画像を形成するアクテ
ィブマトリクス領域1412に対して、その水平走査を
行う水平走査制御回路1415が共通に配置されてい
る。
【0164】また、R’G’B’W’の画像を形成する
アクティブマトリクス領域1402、1407、141
0、1413に対しては、共通の水平走査制御回路14
18が配置されている。
【0165】RとR’の画像を形成するアクティブマト
リクス領域1401と1402に対しては、共通の垂直
走査制御回路1403が配置されている。またGとG’
の画像を形成するアクティブマトリクス領域1406と
1407に対しては、共通の垂直走査制御回路1408
が配置されている。またBとB’の画像を形成するアク
ティブマトリクス領域1409と1410に対しては、
共通の垂直走査制御回路1411が配置されている。ま
たWとW’の画像を形成するアクティブマトリクス領域
1412と1413に対しては、共通の垂直走査制御回
路1414が配置されている。
【0166】基本的な動作は、実施例1に示したように
例えば水平走査制御回路1415に配置されたフリップ
フロップ回路1416と1417が順次動作することに
よって行われる。この動作によってアクティブマトリク
ス領域1401の(0,0) 番地から(m,0) 番地への情報の
書込みが順次行われていき、1フレームの画像の形成が
行われる。
【0167】図8に示すような構成を採用するとカラー
画像の画質をさらに高めることができる。また、図2に
示す構成に比較して垂直走査制御回路1414を増やす
のみでよいので、それほど構成が複雑化しないという有
意性がある。
【0168】
【発明の効果】独立に複数の画像を形成することのでき
るアクティブマトリクス領域を同一基板上に集積化した
液晶パネルを利用し、時分割方式と偏光状態の違いを利
用した表示方法を採用することにより、同一の画面上に
2つの異なる3次元画像を表示することができる。この
2つの3次元画像は光学シャターと偏光板を組み合わせ
た眼鏡を用いることにより、他と独立に見ることができ
る。
【0169】また時分割によって異なる画像を表示する
方法を用いることで、2つ以上の異なる3次元画像を表
示させることができる。
【0170】また、異なる画像表示をやめ、全てを同じ
画像とすることで、普通の表示装置と同様な画像表示を
行うことができる。この切り換えは、制御回路の切り換
えで簡単に行うことができ、非常に汎用性の高いものと
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の表示装置の制御回路の概要を示す
図。
【図2】 集積化された液晶パネルの構成を示す図。
【図3】 投影型の液晶表示装置の概要を示す図。
【図4】 個別に3次元画像を見ることができる構成を
示す図。
【図5】 個別に3次元画像を見る場合に利用されるタ
イミングチャート図。
【図6】 個別に3次元画像を見ることができる構成を
示す図。
【図7】 個別に3次元画像を見る場合に利用されるタ
イミングチャート図。
【図8】 集積化された液晶パネルの構成を示す図。
【符号の説明】
101、102 水平走査制御回路 103、104、105 RGBの像を光学変調する
ためのアクティブマトリクス領域(画素領域) 106、107、108 R’G’B’の像を光学変
調するためのアクティブマトリクス領域(画素領域) 109、110、111 垂直走査制御回路 201、206 水平走査制御回路のフリッ
プフロップ回路 202、203 垂直走査制御回路のフリッ
プフロップ回路 204、205 サンプリングホールド回路 207、211 ゲイト信号線 208、210 画像サンプリング信号線 209 画像信号線 500 装置を構成する筐体 501 光源 502 ハーフミラー 503 ミラー 504、505、506 RGBに分光するためのダ
イクロイックミラー 507 液晶パネル 508 光学系 509 ミラー 510 スクリーン 511 2次元/3次元画像制御回
路 402、403 光学シャッターと偏光板を
備えた眼鏡 601 眼鏡 602 左目用偏光板 603 右目用偏光板 604、605 液晶シャッター 606 眼鏡 607 左目用偏光板 608 左目用偏光板 609、610 液晶シャッター 611 眼鏡 612 左目用偏光板 613 左目用偏光板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺本 聡 神奈川県厚木市長谷398番地 株式会社半 導体エネルギー研究所内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の観察者のそれぞれが異なる画像を見
    ることができる表示装置であって、 同一の画面上に異なる複数の画像を表示する手段と、 前記複数の画像を観察者毎に選択する手段と、 観察者毎に見える画像を3次元表示にする手段と、 を有することを特徴とする表示装置。
  2. 【請求項2】複数の観察者のそれぞれが異なる画像を見
    ることができる表示装置であって、 同一の画面上に異なる複数の画像を表示する手段と、 前記複数の画像を観察者毎に選択する手段と、 観察者毎に見える画像を2次元表示または3次元表示か
    ら選択する手段と、 を有することを特徴とする表示装置。
  3. 【請求項3】それぞれ時分割された複数の画像を形成す
    る手段と、 前記複数の画像の一方と他方に対してそれぞれ異なる偏
    光状態を与える手段と、 前記複数の画像を重ねて投影する手段と、 光学シャッターにより前記時分割された画像を分離する
    手段と、 前記異なる偏光状態をそれぞれ選択的に透過させる手段
    と、 を有することを特徴とする表示装置。
  4. 【請求項4】請求項4において、異なる偏光状態は互い
    に90°異なる直線偏光状態であることを特徴とする表
    示装置。
  5. 【請求項5】請求項4において、異なる偏光状態は右回
    り円偏光と左回り円偏光であることを特徴とする表示装
    置。
  6. 【請求項6】請求項4において、画像を形成する手段と
    してM×N個のアクティブマトリクス領域と該アクティ
    ブマトリクス領域を駆動するためのM+N個の周辺駆動
    回路とを同一基板上の集積化した液晶パネルを用いるこ
    とを特徴とする表示装置。
  7. 【請求項7】請求項4において、画像を形成する手段と
    してM×N個のアクティブマトリクス領域と、 前記M個のアクティブマトリクス領域の垂直走査制御を
    共通に行うN個の垂直走査制御回路と、 前記N個のアクティブマトリクス領域の水平走査制御を
    共通に行うM個の水平走査制御回路と、 を有することを特徴とする表示装置。
  8. 【請求項8】nを1以上の自然数として、 同一の画面上に異なる2n個の画像を表示する方法であ
    って、 前記2n個の画像は、時分割によってn個に分離され、
    さらに2つの偏光状態を与えることによって分離されて
    いることを特徴とする表示方法。
  9. 【請求項9】請求項8において、 光学シャッターを用いて時分割表示された画像を分離
    し、 特定の偏光状態を選択的に透過させるフィルターを用い
    て異なる偏光状態の画像を分離し、2n個の画像を個別
    に得ることを特徴とする表示方法
  10. 【請求項10】同一の画面上に複数の画像を時分割表示
    と異なる偏光状態でもって表示することを特徴とする表
    示方法。
  11. 【請求項11】RGBでなる一方の画像とR’G’B’
    でなる他方の画像とを同一の投影面上に投影する方法で
    あって、 前記一方の画像と他方の画像とは異なる偏光状態が付与
    されており、 前記一方の画像と他方の画像とは時分割されたさらに複
    数の異なる画像からなることを特徴とする表示方法。
  12. 【請求項12】第1の偏光状態を有し、かつ右目用画像
    と左目用画像とに時分割された第1の画像と、 前記第1の偏光状態と異なる第2の偏光状態を有し、か
    つ右目用画像と左目用画像とに時分割された第2の画像
    と、 とにおいて、 前記第1の偏光状態を選択的に透過させる光学手段によ
    って前記第1の画像を選択的に透過させ、該透過した第
    1の画像を光学シャッターを用いて左右の目で時間的に
    分割して見ることにより、第1の3次元画像を選択的に
    得、 前記第2の偏光状態を選択的に透過させる光学手段によ
    って前記第2の画像を選択的に透過させ、該透過した第
    2の画像を光学シャッターを用いて左右の目で時間的に
    分割して見ることにより、第2の3次元画像を選択的に
    得ることを特徴とする表示方法。
  13. 【請求項13】第1の偏光状態を有し、かつ右目用と左
    目用の画像に時分割された第1の画像と、 前記第1の偏光状態と異なる第2偏光状態を有し、かつ
    右目用と左目用の画像とに時分割された第2の画像と、 において、 前記第1の画像と第2の画像を光学シャッターを用いて
    異なる2つの偏光状態を有する画像が重ねられた画像と
    して得、該画像を前記第1の偏光状態を選択的に透過さ
    せる第1の光学手段と前記第2の偏光状態を選択的に透
    過させる第2の光学手段とによって、右目用および左目
    用の画像として分離することを特徴とする表示方法。
  14. 【請求項14】第1の偏光状態を有し、かつ複数の異な
    る3次元画像の右目用あるいは左目用の画像が時分割表
    示された第1の画像と、 前記第1の偏光状態とは異なる第2の偏光状態を有し、
    かつ複数の異なる3次元画像の左目用あるいは右目用の
    画像が時分割表示された第2の画像と、 を第1の3次元画像と第2の3次元画像としてそれぞれ
    個別に得る方法であって、 光学シャッターでもって前記第1の画像および第2の画
    像から時分割された特定の画像を選択し、該選択された
    画像から前記第1の偏光状態を選択的に透過する光学手
    段でもって右目用あるいは左目用の画像を得、さらに前
    記第2の偏光状態を選択的に透過する光学手段でもって
    左目用あるいは右目用の画像を得ることを特徴とする表
    示方法。
  15. 【請求項15】第1の偏光状態を有し、かつ複数の異な
    る3次元画像の右目用あるいは左目用の画像が時分割表
    示された第1の画像と、 前記第1の偏光状態とは異なる第2の偏光状態を有し、
    かつ複数の異なる3次元画像の左目用あるいは右目用の
    画像が時分割表示された第2の画像と、 を第1の3次元画像と第2の3次元画像としてそれぞれ
    個別に得る方法であって、 前記第1の偏光状態を透過する光学手段でもって前記第
    1の画像を得、該画像から光学シャッターでもって時分
    割された特定の画像の右目用あるいは左目用の画像を
    得、さらに前記第2の偏光状態を透過する光学手段でも
    って前記第2の画像を得、該画像から光学シャッターで
    もって時分割された特定の画像の左目用あるいは右目用
    の画像を得ることを特徴とする表示方法。
  16. 【請求項16】請求項12乃至請求項15において、第
    1の偏光状態と第2の偏光状態とは直線偏光を有してお
    り、その偏光方向が互いに90°異なっていることを特
    徴とする表示方法。
  17. 【請求項17】請求項12乃至請求項15において、第
    1の偏光状態と第2の偏光状態とは右回り円偏光と左回
    り円偏光であることを特徴とする表示方法。
  18. 【請求項18】請求項12乃至請求項15において、第
    1の画像と第2の画像とは同一画面上に重ねられてある
    いは少なくともその一部が重ねられて表示されることを
    特徴とする表示方法。
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