JP3753763B2 - 3次元画像を認識させる装置及びその方法 - Google Patents

3次元画像を認識させる装置及びその方法 Download PDF

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  • Testing, Inspecting, Measuring Of Stereoscopic Televisions And Televisions (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本明細書で開示する発明は、各種情報を表示する表示装置および表示方法に関する。特に複数の観察者によりそれぞれ異なる画像を認識することができる表示装置および表示方法に関する。例えば、同一の画面において表示される複数の画像を複数の観察者により、それぞれ独立に見ることができる表示装置および表示方法に関する。また、複数の画像が同時に表示されている中から特定の情報のみを選択的に認識する装置および表示方法に関する。また、特定の情報のみを選択的に見ることができる装置および表示方法に関する。そして観察者に認識される画像を3次元画像とすることができる表示装置および表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、同一の画面上に異なる画像を表示する技術が知られている。例えば、一つの画面を分割して、複数のテレビ番組を同時に表示する方法や、一つの画面上に複数の画像を重ねて表示する方法が知られている。
【0003】
前者の方法は、個々の画像が独立して表示されるので、比較的容易に同時に多数の番組や画像を見ることができる。しかし、後者の方法は、複数の画像が重なってしまうので、非常に見にくいものとなってしまう問題がある。
【0004】
またどちらの方法においても複数の画像が同時に表示されてしまうので、見る側の方で見る対象を選択しなければならない。
【0005】
このことは、複数の異なる画面を複数人で同時に見ようとする場合に問題となる。例えば、Aという観察者には見えて、Bという観察者には見えない画像を表示するような場合には、上述の方法は利用することができない。
【0006】
また、画像として3次元画像(立体画像ともいう)を表示する技術が知られている。(産業図書,増田千尋著,3次元ディスプレイ,平成2年5月25日初版参照)
【0007】
しかし、前述の複数人で異なる画像を同時に見る技術において、3次元画像を見ることができる技術は知られていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本明細書で開示する発明は、同一の画面上に表示される異なる画像を複数の観察者が独立に見ることができる構成を提供することを課題とする。即ち、同一の画面上に表示された画像を別々に選択して見ることができる構成を提供することを課題する。またこの画像をそれぞれ3次元画像とすることができる構成を提供することを課題とする。またこのような課題を解決した表示方法を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本明細書で開示する発明の一つは、
複数の観察者のそれぞれが異なる画像を見ることができる表示装置であって、
同一の画面上に異なる複数の画像を表示する手段と、
前記複数の画像を観察者毎に選択する手段と、
観察者毎に見える画像を3次元表示にする手段と、
を有することを特徴とする。
【0010】
上記構成の具体的な例を図1〜図4に示す。図3に示す構成は、図1にその詳細を示す制御回路511とそれに制御される図2に示す集積化された液晶パネル507とによって3次元画像(立体画像)を形成し、所定の偏光状態の選択と時分割方式を併用することにより、2人の観察者または2グループ分けられた観察者に対して異なる3次元画像を提供することができる。
【0011】
他の発明の構成は、
複数の観察者のそれぞれが異なる画像を見ることができる表示装置であって、
同一の画面上に異なる複数の画像を表示する手段と、
前記複数の画像を観察者毎に選択する手段と、
観察者毎に見える画像を2次元表示または3次元表示から選択する手段と、
を有することを特徴とする。
【0012】
上記構成は、図1〜図4にその例を示す構成において特に図1に示す制御回路において、2次元画像と3次元画像とを適時選択することができることを特徴とする。
【0013】
他の発明の構成は、
それぞれ時分割された複数の画像を形成する手段と、
前記複数の画像の一方と他方に対してそれぞれ異なる偏光状態を与える手段と、
前記複数の画像を重ねて投影する手段と、
光学シャッターにより前記時分割された画像を分離する手段と、
前記異なる偏光状態をそれぞれ選択的に透過させる手段と、
を有することを特徴とする。
【0014】
上記発明の具体的な例を図1〜図4に示す。図1〜図4に示す構成においては、図3の液晶パネル511(その詳細は図2に示す)によって、時分割された2つのカラー画像が形成され、それを偏光板(または適当な偏光付与手段)512と513を透過させることによって、2つの異なる偏光状態を付与し、この画像を光学系508からミラー509で反射させてスクリーン510に重ねて投影し、そのスクリーン510に投影された画像を図4の偏光板404と405、液晶シャッター406と407とによって選択する。こうして、眼鏡402を掛けた観察者は所定の3次元画像を見ることができる。
【0015】
他の発明の構成は、
nを1以上の自然数として、
同一の画面上に異なる2n種類の画像を表示する方法であって、
前記2n種類の画像は、時分割によってn個に分離され、さらに2つの偏光状態を与えることによって分離されていることを特徴とする。
【0016】
上記構成の具体的な例を図7に示す。図7に示すのは、図6に示す構成を動作させる場合の動作タイミングチャートである。図7には、ABCで示される3つの3次元画像が表示され、それをそれぞれ分離する場合の例が示されている。
【0017】
3次元画像は、右目用と左目用の画像が必要とされるので、3つの3次元画像を表示させる場合には、2×3の6種類の独立した画像が必要とされる。図7に示す動作を行わせる場合は、n=3の場合であるといえる。
【0018】
図7に示す動作においては、光学シャッターの動作によってA01, 02、さらにB01, 02、さらにC01,C02というように時分割された画像をさらに2つの偏光状態を選択的に透過するフィルターによって、A01とA02とを分離し、さらにB01とB02とを分離し、さらにC01とC02とを分離する。こうして、3人の観察者(または3グループに分けられた多数の観察者)のそれぞれにおいて、右目用の画像と左目用の画像を提供することができ、それぞれ個別に3次元画像を見ることができる。
【0019】
他の発明の構成は、
RGBでなる一方の画像とR’G’B’でなる他方の画像とを同一の投影面上に投影する方法であって、
前記一方の画像と他方の画像とは異なる偏光状態が付与されており、
前記一方の画像と他方の画像とは時分割されたさらに複数の異なる画像からなることを特徴とする。
【0020】
他の発明の構成は、
第1の偏光状態を有し、かつ右目用画像と左目用画像とに時分割された第1の画像と、
前記第1の偏光状態と異なる第2の偏光状態を有し、かつ右目用画像と左目用画像とに時分割された第2の画像と、
とにおいて、
前記第1の偏光状態を選択的に透過させる光学手段によって前記第1の画像を選択的に透過させ、該透過した第1の画像を光学シャッターを用いて左右の目で時間的に分割して見ることにより、第1の3次元画像を選択的に得、
前記第2の偏光状態を選択的に透過させる光学手段によって前記第2の画像を選択的に透過させ、該透過した第2の画像を光学シャッターを用いて左右の目で時間的に分割して見ることにより、第2の3次元画像を選択的に得ることを特徴とする。
【0021】
上記構成の具体的な例を図5に示す。図5には、第1の偏光状態を有する画像Ai,i (iは0を含む自然数)、第2の偏光状態を有する画像Ci,i が示されている。またAとB、CとDはそれぞれ右目用の画像と左目用の画像であることを示す。
【0022】
i,i で示される第1の偏光状態は、図4に示される偏光板404と405で選択的に透過され、その透過した画像は液晶シャッター(光学シャッター)406と407とによって時間的に分割し右目用の画像Ai と左目用の画像Bi とを得る。
【0023】
また、Ci,i で示される第2の偏光状態は、図4に示される偏光板408と409で選択的に透過され、その透過した画像は液晶シャッター(光学シャッター)410と411とによって時間的に分割され右目用の画像Ci と左目用の画像Di とを得る。
【0024】
他の発明の構成は、
第1の偏光状態を有し、かつ右目用と左目用の画像に時分割された第1の画像と、
前記第1の偏光状態と異なる第2偏光状態を有し、かつ右目用と左目用の画像とに時分割された第2の画像と、
において、
前記第1の画像と第2の画像を光学シャッターを用いて異なる2つの偏光状態を有する画像が重ねられた画像として得、該画像を前記第1の偏光状態を選択的に透過させる第1の光学手段と前記第2の偏光状態を選択的に透過させる第2の光学手段とによって、右目用および左目用の画像として分離することを特徴とする表示方法。
【0025】
上記構成の具体的な例としては、前述した図4に示す構成において、眼鏡部分における偏光板と液晶シャッターの位置関係を入れ換えた場合の例を挙げることができる。
【0026】
他の発明の構成は、
第1の偏光状態を有し、かつ複数の異なる3次元画像の右目用あるいは左目用の画像が時分割表示された第1の画像と、
前記第1の偏光状態とは異なる第2の偏光状態を有し、かつ複数の異なる3次元画像の左目用あるいは右目用の画像が時分割表示された第2の画像と、
を第1の3次元画像と第2の3次元画像としてそれぞれ個別に得る方法であって、 光学シャッターでもって前記第1の画像および第2の画像から時分割された特定の画像を選択し、該選択された画像から前記第1の偏光状態を選択的に透過する光学手段でもって右目用あるいは左目用の画像を得、さらに前記第2の偏光状態を選択的に透過する光学手段でもって左目用あるいは右目用の画像を得ることを特徴とする。
【0027】
上記構成の具体的な例の動作タイミングチャートを図7に示す。図7に示すのは、図6に示す構成を動作させる場合の動作タイミングチャートである。
【0028】
図7に示す動作においては、表示画面1と表示画面2が異なる偏光状態を有している。表示画面1には、ABC3つの3次元画像の右目用の画像が表示されている。また表示画面2には、ABC3つの3次元画像の左目用の画像が表示されている。
【0029】
まず図6に示す液晶シャッター(光学シャッター)によって画像Aの右目用の画像と左目用の画像が選択される。例えば画像Aの右目用の画像はA01で左目用の画像はA02で示される。同様に液晶シャッターによって画像BとCの右目用の画像と左目用の画像が選択される。
【0030】
そしてそれぞれの偏光状態を選択的に透過させる手段である偏光板を利用して、例えば右目用の画像A01と左目用の画像A02とを分離する。こうして、ABCそれぞれの右目用の画像と左目用の画像とを個別に選択することができる。そして3人(または3グループに分けられた複数人)において、それぞれ個別に3次元画像を見ることができる。
【0031】
他の発明の構成は、
第1の偏光状態を有し、かつ複数の異なる3次元画像の右目用あるいは左目用の画像が時分割表示された第1の画像と、
前記第1の偏光状態とは異なる第2の偏光状態を有し、かつ複数の異なる3次元画像の左目用あるいは右目用の画像が時分割表示された第2の画像と、
を第1の3次元画像と第2の立体画像としてそれぞれ個別に得る方法であって、
前記第1の偏光状態を透過する光学手段でもって前記第1の画像を得、該画像から光学シャッターでもって時分割された特定の画像の右目用あるいは左目用の画像を得、さらに前記第2の偏光状態を透過する光学手段でもって前記第2の画像を得、該画像から光学シャッターでもって時分割された特定の画像の左目用あるいは右目用の画像を得ることを特徴とする。
【0032】
上記構成の具体的な例をとしては、図6に示す構成において、液晶シャッターと偏光板の位置関係を入れ換えた場合の動作例を挙げることができる。
【0033】
【作用】
本明細書で開示する発明の理解を助けるために図7にそのタイミングチャートを示す例を説明する。図7に示すのは、ABCの3つの3次元画像を同一画面上に表示し、それを3人の観察者によってそれぞれ分離して観察する例である。
【0034】
例えばAで示される3次元画像は、iを0含む自然数としてAi1で示されるフレームでなる画像Aの右目用の画像と、Ai2で示されるフレームでなる画像Aの左目用の画像とで構成される。
【0035】
表示画面1と表示画面2とは異なる偏光状態が与えられている。例えば、表示画面1が垂直偏光、表示画面2が水平偏光というような異なる偏光状態が与えられている。
【0036】
例えば画像Aを選択的に見たい観察者は、図6の601で示される眼鏡を掛けて画面(スクリーン)510を見る。画面510には図7の表示画面1と表示画面2とが重なって表示されている。
【0037】
ここで眼鏡601に備えられた液晶シャッター604と605を同時に開閉することにより、Aの画像のフレームだけを選択的に透過させる。そして、表示画面1の偏光状態を透過させる偏光板603によって右目用の画像Ai1と左目用の画像Ai2とを分離する。こうして、眼鏡601を掛けた観察者は、3次元画像Aを選択的に見ることができる。
【0038】
【実施例】
〔実施例1〕
本実施例は、RGBの画像を2組形成することができる同一基板上に集積化された液晶パネルを用いた表示装置に関する。この表示装置を利用すると、3次元画像を表示でき、しかもその画像を2つ異なるものとして表示し、それを異なる観察者が独立に認識することができる。
【0039】
図1に示すのは、後述する図2に示す集積化された液晶パネルを駆動するための構成のブロック図である。図1に示す構成は、2次元画像と3次元画像とを適時選択して表示できる構成である。図1において、2次元画像I/Fは、外部から入力されるTV信号(NTSC信号)やRGB画像信号(以上は2次元画像の信号)をシステムのタイミングに合わせた画像信号Rt t t に変換し、さらに液晶パネルの動作を制御するパネルコントロール信号HSTA2D、VSTA2D、CLKH2D、CLKV2Dを生成する機能を有している。
【0040】
タイミング発生器は、システムの動作クロック、および動作クロックの分周クロックの生成を行う。
【0041】
リセット回路は、電源投入時の初期化信号およびスイッチ、もしくはシーケンサからの要求による強制初期化信号を生成する。
【0042】
3次元画像I/Fは、画像バッファRや画像バッファLに書き込んだ画像データを液晶パネルの動作レートに合わせて制御信号とともに出力する。また、出力される画像データはDA変換器を介してアナログ信号として出力される。
【0043】
シーケンス制御回路は、外部バスより入力されるコマンドを解釈し、画像メモリへの書込みや読出モードの設定を行う。また読出による動作状況の確認、強制リセット要求に対する処理を行う。
【0044】
画像バッファコントローラは、シーケンサからの要求による画像バッファメモリへの書込み、および液晶パネルの動作レートクロックに同期した画像データの出力制御を行う。
【0045】
AP(アドレスポインタ)は、画像バッファメモリの物理アドレスを示すポインターである。ここでは画像バッファコントローラによりインクリメント等の制御が行われる。
【0046】
ここで示す3次元画像2/Fは、右目用と左目用の2組のRGB信号を生成するためのものである。従って、2組のRGB信号は基本的に異なっている(当然同一の部分もある)。
【0047】
また2組のRGB信号を全く同一な信号とした場合は、同じ画像を重ね合わせることになる。従って、通常の2次元画像データが表示されることになる。このような場合、高輝度、高解像度の2次元画像を得ることができる。
【0048】
図1において、CKLH2Dは、2次元表示を行うための水平走査制御回路の動作クロックのことを示す。またHSTA2Dは、2次元表示を行うための水平走査タイミングイネーブル信号のことを示す。またCKLH3Dは、3次元表示を行うための水平走査制御回路の動作クロックのことを示す。またHSTA3Dは、3次元表示を行うための水平走査タイミングイネーブル信号のことを示す。
【0049】
t 、Gt 、Bt は、一般のTV画像等の2次元像の画像データを示す。CLKV2Dは、2次元表示を行うための垂直走査制御回路の動作クロックを示す。VSTA2Dは、2次元表示を行うための垂直走査タイミングイネーブル信号を示す。
【0050】
MODSELはモードセレクターのことを示す。モードセレクターは、2次元と3次元の表示を切り換える機能を有している。図に示す構成では、このモードセレクターを動作させない状態においては2次元表示を行うように設定されている。
【0051】
VSTA3Dは、3次元表示を行うための垂直走査タイミングイネーブル信号を示す。CLKV3Dは、3次元表示を行うための垂直走査制御回路の動作クロックを示す。
【0052】
r 、Gr 、Br は、右(right) 用のRGB画像データであることを示す。Rl 、Gl 、Bl は、左(left)用のRGB画像データであることを示す。
【0053】
CLRはリセット信号のことであり、液晶パネル部の回路のリセットを行う信号を示す。図2には、CLRの信号が伝達される配線が省略されているが、実際には各フリップフロップ回路にCLRの信号が伝達されるように配線が形成されている。(図が煩雑になるので省略した)
【0054】
図1に示す構成においては、2D/3D画像切り換え部において、画像信号を選択することにより、2D表示と3D表示を選択して表示することができる。即ち、1つの表示装置でもって、2次元表示と3次元表示とを選択して表示させることができる。例えば、アナログ信号で送られてくる普通のTV画像を表示することもできるし、デジタル信号で送られてくる3次元のコンピュターグラフィックス画像を表示することもできる。
【0055】
図2に集積化されたアクティブマトリクス型の液晶パネル部の概略の構成を示す。図2に示す構成は、
MおよびNを2以上の自然数として、
基板上に、
M×N個の画像を形成するためのアクティブマトリクス領域と、
M+N個の周辺回路領域と、
が配置された構成を有し、
前記M個の周辺回路のそれぞれは、N個のアクティブマトリクス領域の水平走査制御を同時に行い、
前記N個の周辺回路のそれぞれは、M個のアクティブマトリクス領域の垂直走査制御を同時に行うことを特徴とする。
【0056】
図2には、上記構成においてM=2、N=3の場合が示されている。図2には、(M=2)×(N=3)個配置されたアクティブマトリクス領域103、104、105、106、107、108が示されている。
【0057】
また、これらアクティブマトリクス回路を駆動するための周辺回路領域として、2+3個の周辺回路101、102、109、110、111が配置されている。この周辺回路の中で101と102が水平走査制御回路である。また109、110、111が垂直走査制御回路である。
【0058】
図2に示す構成においては、水平走査制御回路101と102がそれぞれアクティブマトリクス回路103と104と105、さらには106と107と108の水平走査制御を同時に行う構成となっている。
【0059】
即ち、周辺回路101がアクティブマトリクス領域103と104と105の水平走査制御を同時に行う構成となっている。また周辺回路102がアクティブマトリクス領域106と107と108の水平走査制御を同時に行う構成となっている。
【0060】
また、周辺回路109と110と111がそれぞれアクティブマトリクス領域103と106、さらには104と107、さらには105と108の垂直走査制御を同時に行う構成となっている。
【0061】
即ち、周辺回路109がアクティブマトリクス領域103と106の垂直走査制御を同時に行う構成となっている。また周辺回路110がアクティブマトリクス領域104と107の垂直走査制御を同時に行う構成となっている。また周辺回路111がアクティブマトリクス領域105と108の垂直走査制御を同時に行う構成となっている。
【0062】
図2に示す構成は、RGBのカラー画像を得るために、N=3の構成となっている。しかしM=N=2(即ち2×2)としてもよい。またM=2、N=1とするのでもよい。またM=1、N=2としてもよい。この場合は、各アクティブマトリクス領域でRGBのカラーフィルタを利用してカラー像を得る構成にするか、モノクロ像を得る構成とすればよい。
【0063】
図2に示すように一般にM×N個のアクティブマトクス領域はマトリクス状に配置される。
【0064】
また、アクティブマトリクス領域には画素がマトリクス状に配置されており、
前記画素には、少なくとも一つの薄膜トランジスタが配置されており、
前記薄膜トランジスタのソースに加わる信号はM個の周辺回路のそれぞれでもって行われる水平走査制御によって制御され、
前記薄膜トランジスタのゲイトに加わる信号はN個の周辺回路のそれぞれでもって行われる垂直走査制御によって制御される。
【0065】
上記構成における画素としては、例えば図2に示す(0,0),(1,0),・・・(m,0) の番地で示される領域を挙げることができる。図2に示す構成においては、この各画素に薄膜トランジスタが一つづつ配置された構成となっている。
【0066】
なお、各画素に配置される薄膜トランジスタの数は1つのみに限定されるのではない。その配置方法としては、複数個を直列に接続することや、MOS容量と組み合わせて配置するのでもよい。また、同一チャネル型の組み合わせのみではく、異なるチャネル型を組み合わせるのでもよい。
【0067】
なお、図2に示すような構成は、液晶パネルを光が透過する必要があるので、基板として透光性を有する材料を用いる必要がある。具体的には、ガラス基板や石英基板を利用する必要がある。
【0068】
そしてアクティブマトリクス領域に配置される薄膜トランジスタや周辺回路を構成する薄膜トランジスタは、同一基板上に集積化して構成される。このような構成は、装置に小型化や軽量化、さらに生産コストの削減を得るために非常に有用な構成となる。
【0069】
図2に示す構成の動作例について簡単に説明する。図2に示す構成においては、CLKVで示される垂直走査制御回路の動作クロックによって109〜110で示される垂直走査制御回路の動作が基本的に制御される。またCLKHで示される水平走査制御回路の動作クロックによって、101と102で示される水平走査制御回路の動作が基本的に制御される。
【0070】
以下においては、説明を簡単にするためアクティブマトリクス領域103における画像の表示方法について説明する。なお、他のアクティブマトリクス領域の動作もアクティブマトリクス領域103に準ずる。
【0071】
まず、CLKV(垂直走査制御回路の動作クロック)の立ち上がりパルスが垂直走査制御回路109のフリップフロップ回路202に入力することにより、VSTA(垂直走査タイミングイネーブル信号)が打ち抜かれる。この時フリップフロップ回路202の出力はH(論理レベルでhigh) レベルとなる。また垂直走査制御回路109の他のフリップフロップ回路の出力レベルはL(論理レベルでLow)のままとなる。
【0072】
この結果、Y0 行で示されるゲイト信号線211がHレベルとなる。そして、(0,0),(1,0),・・・・(m,0) 番地の薄膜トランジスタが全てON動作となる。
【0073】
この状態において、水平走査制御回路101のフリップフロップ回路201においてCLKH(水平走査制御回路の動作クロック)によってHSTA(水平走査タイミングイネーブル信号)が打ち抜かれ、X0 の点における信号レベルがHになる。この時、X1 以降の点はL(論理レベルでLow)である。
【0074】
この結果、画像サンプリング信号線208を介してサンプリングホールド回路204にHの信号が入力し、Rの画像データ信号がサンプリングホールド回路204に取り込まれる。
【0075】
そして画像信号線209に画像データが流れる。即ち、(0,0),(0,1),(0,2) ・・・(0,n) で示される番地の薄膜トランジスタのソースに画像データの信号が印加される。
【0076】
この状態においては、(0,0),(1,0),・・・・(m,0) 番地の薄膜トランジスタが全てON状態であり、(0,0),(0,1),(0,2) ・・・(0,n) 番地の薄膜トランジスタのソースに画像データ信号が印加されている。従って、(0,0) 番地の画素において画像データの書込みが行われる。
【0077】
この後次のCLKHのパルスの立ち上がりエッジによって、フリップフロップ回路201の出力はLレベルとなる。即ち、X0 の点はLレベルとなる。一方、206のフリップフロップ回路においては、このCLKHのパルスの立ち上がりエッジが入力することで、その出力がHレベルに変化する。即ち、X1 の点はHレベルとなる。
【0078】
この結果、(1,0) 番地において情報の書込みが行われる。このようにして、CLKHの動作クロックに従って、フリップフロップ回路Xm の出力が順次Hレベルにシフトしていく。そして、(m,0) 番地において順次画像情報の書込みが行われていく。
【0079】
0 行における情報の書込みの終了後、CLKV信号の立ち上がりエッジによって、フリップフロップ回路202の出力レベルがL、フリップフロップ回路203の出力レベルがHとなる。この結果Y1 行の信号レベルがHとなる。
【0080】
そしてY1 行において、(0,1),(1,1),(2,1) ・・・(m,1) 番地に対して順次画像データ情報が書き込まれていく。このようにして、(n,m) 番地までの情報の書込みが終了した時点で1 フレームが終了する。
【0081】
以上の動作は、103以外の他のアクティブマトリクス領域においても同じタイミングで行われていく。
【0082】
図2に示す集積化された液晶パネルを用いると、RGBでなるカラー画像を2つ同時に得ることができる。勿論このカラー画像はそれぞれ異なる内容のものとすることができる。
【0083】
ここでは、6つのアクティブマトリクス領域を集積化する構成を示した。しかし、集積化されるアクティブマトリクス領域の数をさらに多くすることも可能である。例えば、RGB、R’G’B’、R,,,,,,と9領域のアクティブマトリクス領域を集積化した構成とすることができる。
【0084】
この場合、図2に示す構成において、水平走査制御回路をさらに一つ増やすだけでよい。そしてこの場合はカラー画像を3組得ることができる。
【0085】
このように図2にその基本的な構成を示す集積化されたアクティブマトリクス型の液晶パネルは、集積化するアクティブマトリクス領域を増やしていっても、周辺駆動回路をそれ程増やす必要がないという特徴を有する。
【0086】
具体的には、集積化するアクティブマトリクス領域の数をM×N個とすると、必要とされる周辺駆動回路の数はM+N個でよいという特徴を有する。このことは、より集積化を高めていった場合に非常に有用なこととなる。
【0087】
図3に図2に示す集積化された液晶パネルを用いた表示装置の概要を示す。図3において、500が装置の筐体であり、この筐体500に配置されたスクリーン510に内部から拡大投影された画像が表示される。
【0088】
ここでは、スクリーン510に投影された面側の反対側から画像を見る構成(一般にリアプロジェクションと称される)を示すが、スクリーンに投影された面側から画像を見る構成(一般に投射型プロジェクションと称される)の場合も画像が反転する点を除けば、基本的な構成は同じである。ただし、投射型プロジェクションの場合は、筐体とスクリーンが一体化されていない点が異なる。
【0089】
また筐体500内には、図1にその概要を示す2次元/3次元画像制御回路511が組み込まれており、2次元画像と3次元画像とを適時選択して表示することが可能な構成となっている。また507が画像を形成するための液晶パネルであり、その概要は図2に示される。
【0090】
図3において、白色光を発する光源501からの光はまずハーフミラー502によって反射され、ダイクロイックミラー504、505、506でGBRに対応した波長領域を有する光に分光される。
【0091】
また、ミラー503によって反射された光も図示しないダイクロイックミラーによってB(青)G(緑)R(赤)の各波長領域に分光される。即ち、2組のRGB用のダイクロイックミラーによって、2組のRGBの光線(計6射線)が生成される。
【0092】
これらの光線は、図2にその概略を示す集積化された液晶パネル507に入射する。そして集積化された液晶パネル507で光学変調されることによって所定の画像が形成される。ここでは2組のRGBの像が形成される。これらの像は、光学系508からミラー509を介してスクリンーン(投影面)510に投影され、そこでカラー像として合成される。
【0093】
光学系508には、拡大投影用のレンズ系が内蔵されている。このレンズ系は、投影面510において各像を重合わせることができるようにその諸パラメータが設定され、またその配置方法が決められる。
【0094】
また、光学系508から投影される各像には、512と513で示される偏光板から特定の偏光状態が与えられる。ここでは、互いに90°異なる2つの直線偏光状態が与えられる。
【0095】
異なる偏光状態が与えられる組は、図2に示すアクティブマトリクス領域103と104と105で形成されるRGBの画像に対してと、図2に示すアクティブマトリクス領域106と107と108で形成されるR’G’B’の画像に対してとにである。
【0096】
即ち、図2に示すアクティブマトリクス領域103と104と105で形成されるRGBの画像に対して耐えられる直線偏光状態と、アクティブマトリクス領域106と107と108で形成されるR’G’B’の画像に対して与えられる直線偏光状態とは、90°その偏光方向が異なったものとなる。
【0097】
以下に図3に示す表示装置を用いて2つの異なる3次元画像を表示し、二人の観察者により、異なる3次元画像を見ることができる構成について説明する。図4にこの構成の概略を示す。図4に示すのは、図3に示す表示装置の投影面(スクリーン)510に投影される画像を特殊な眼鏡402と403を用いて見ることによって、それぞれの観察者にとって異なる3次元画像を見ることができる構成である。
【0098】
上記のような表示を行わすためには、図5に示すような動作チャートに従って装置を動作させればよい。図5に示す方法は、図2のアクティブマトリクス領域103〜105で形成されるカラー画像Ai i と、アクティブマトリクス領域106〜108で形成されるカラー画像Ci i とをそれぞれ眼鏡402を掛けている人と眼鏡403を掛けている人とに個別に認識させるものである。
【0099】
図6に示されるように、画像Ai i は右目用の画像Ai と左目用の画像Bi とで構成される。なおここでiは0を含む自然数である。画像Ai i は図3の偏光板512で所定の方向を有する直線偏光となり、スクリーン510上に投影される。また画像Ai と画像Bi とは1フレーム毎に交互に表示が行われる。
【0100】
また同様に画像Ci i は右目用の画像Ci と左目用の画像Di とで構成される。ここでiは0を含む自然数である。画像Ci i は図3の偏光板513によって画像Ai i とは90°異なる方向を有する直線偏光状態とされる。そして、スクリーン510上に投影される。また画像Ci と画像Di とは1フレーム毎に交互に表示が行われる。
【0101】
画像Ai i と画像Ci i とはスクリーン510に重ねて投影される。即ち、図5の表示画面に示す偏光状態1と偏光状態2の画像データが同時に表示される。
【0102】
この表示を眼鏡402と403とでもってそれぞれ個別に観察する。眼鏡402は、偏光板512で与えられた偏光状態を透過するようにその偏光方向が決められた偏光板404と405を備えている。即ち、偏光板404と405は同じ偏光方向を有した偏光板で構成されている。
【0103】
こうして眼鏡402においては、偏光板404と405を図5の偏光状態1で示されるA0,0,1,1,2,2 ・・・の画像が透過する。
【0104】
眼鏡402にはその偏光板404と405の後ろに光学シャッター(本実施例の場合は液晶シャッター)406と407が備えてある。なお、直線偏光を利用する場合には液晶シャッターに配置された偏光板の偏光方向に注意する必要がある。この問題を避けるためには、偏光板を使用しない分散型の液晶パネルを利用て液晶シャッターを構成すればよい。
【0105】
液晶シャッター407は画像A0,1,2 ・・・を透過するようにその表示に同期して開閉する。
【0106】
また液晶シャッター406は画像B0,1,2 ・・・を透過するようにその表示に同期して開閉する。
【0107】
この結果、眼鏡402の右目部分ではA0,1,2 ・・・で示される画像が選択的に見え、眼鏡402の左目部分ではB0,1,2 ・・・で示される画像が選択的に見える状態となる。
【0108】
こうして眼鏡402では3次元画像Ai i を選択的に見ることができる。
【0109】
一方、眼鏡403においては偏光板408と409とが偏光板513で付与された偏光状態の画像を透過するようにその偏光方向が設定されている。よって、偏光板408と409を透過するのは、C0,0,1,2 ・・・・で示される画像となる。
【0110】
そして、液晶シャッター410と410とが図6に示すようなタイミングで動作することにより、眼鏡403の右目部分においてC0,1 ・・・の画像を選択的に見、眼鏡403の左目部分においてD0,1 ・・・の画像を選択的に見ることができる。
【0111】
こうして眼鏡403では3次元画像Ci i を選択的に見ることができる。
【0112】
このようにして、眼鏡402と眼鏡403を掛けた人とで異なる3次元画像を同時に見ることができる。
【0113】
本実施例においては、与える偏光状態を直線偏光とした。しかし直線偏光を利用した場合は、眼鏡を傾けると偏波面がずれてしまい、そのフィルター効果が低下してしまうという問題がある。この問題を解決するには、偏光状態として右回り円偏光と左回り円偏光を利用すればよい。
【0114】
即ち、画像Ai i には右回り円偏光を与え、画像Ci i には左回り円偏光を与え、眼鏡402では右回り円偏光を選択的に透過させ、眼鏡403では左回り円偏光を選択的に透過させるような構成とすればよい。
【0115】
また、画像を見やすくするために、液晶シャッターの開とする時間を時分割された1フレームの画像の表示時間よりも短くすることは有効である。
【0116】
本実施例に示す構成は、そのまま普通の2次元画像の表示装置になる。即ち、図1に示す構成の2D/3D画像切り換え部で2D画像と3D画像の切り換えを行うことで、通常のTV画像やビデオ画像を表示させることができる。
【0117】
この場合も2つの独立な画像の表示を行うことができる。普通の2次元画像の表示において、2つの独立な画像の表示を行う場合には、眼鏡の液晶シャッターは常に開の状態とし、また時分割表示を行わなければよい。
【0118】
また、本実施例における液晶シャッターと偏光板との位置関係は逆であってもよい。液晶シャッターと偏光板との位置関係が逆であっても最終的に右目あるいは左目で見える画像は変化しない。
【0119】
また本実施例においては、眼鏡に偏光板と液晶シャター板とを備えた構成とした。しかし、偏光板404と405は同じ方向を有するものであるから、眼鏡に装備せずに1枚の大型の偏光フィルターを眼鏡を掛けている人の前に配置する構成としてもよい。
【0120】
この場合、直線偏光を利用した場合でも眼鏡を掛けている人の視線が傾いても偏光板によるフィルター効果が変化しないという有意性がある。しかし、眼鏡を掛けている人の視覚位置が限定されてしまうという欠点もある。
【0121】
また図5に示す動作方法において、時分割表示をやめ、即ちAi,i というような右目と左目用の画像を形成をやめ、さらにAi i 画像とCi i 画像を同じものとすると普通のTV受像機またはディスプレイと同様の機能を有するものとなる。
【0122】
〔実施例2〕
本実施例は、時分割表示を利用することにより複数の3次元画像を分離し、自分割表示された3次元画像をさらに偏光特性を利用して右目用の画像と左目用の画像とに分離する構成に関する。
【0123】
本実施例に示す構成を利用した場合、2人以上の観察者によってそれぞれ異なる3次元画像を見ることが可能となる。
【0124】
図4に本実施例で示す構成の概略を示す。図に示すように本実施例においても図2に示すような液晶パネルを利用した図3に示す投影型の表示装置を用いて画像の形成を行う。
【0125】
図6に示す構成は、スクリーン510に表示される画像を液晶シャッターと偏光板を備えた眼鏡601、606、611で見て、それぞれ異なる3次元画像を見ることができるものである。液晶シャッターはスクリーン510に表示される画像のタイミングに同時させてその開閉が制御される。ここでは光学的なシャッターとして液晶シャッターを利用するが、所定の動作速度が得られ、また使用に際して負担にならない程度の軽量なものであれば、他の手段を利用してもよい。
【0126】
本実施例は図7に示す動作タイミングチャートに従って動作させる。まず、スクリーン510には、図7の表示画面で示されるような6種類の画像が表示される。ここでA01とA02とは同時に重なった状態で表示される。またB01とB02、さらにはC01とC02も同時に重なった状態で表示される。
【0127】
図において1フレームは1/100秒以下とすることがその画質を維持する上で好ましい。また、通常のTV画像等と同等以上の画質を維持するのであれば、1フレームの長さを1/180秒以下とすることが好ましい。
【0128】
01とA02とで示されるのはそれぞれ3次元画像を形成する右目用の画像と左目用の画像である。また、B01とB02で示されるのは3次元画像を形成するための右目用の画像と左目用の画像である。また、同様にC01とC02で示されるのは3次元画像を形成する右目用の画像と左目用の画像である。
【0129】
図7において表示画面1というのは、図2の103〜105のアクティブマトリクス領域で形成されるカラー画像である。また表示画面2というのは、図2の106〜108のアクティブマトリクス領域で形成されるカラー画像である。
【0130】
本実施例で示す動作方法で特徴とするのは、図2の103〜105及び106〜108で示されるアクティブマトリクス領域で形成されるRGBの画像がそれぞれ時分割された3次元画像の右目用の画像と左目用の画像という点にある。
【0131】
即ち、アクティブマトリクス領域103〜105では、3次元画像Aの右目の画像A01の1フレームの形成を行った後、次のフレームでは3次元画像Bの右目の画像B01の1フレームの形成を行い。さらにその後に3次元画像Cの右目の画像C01の1フレームの形成を行う。というように動作する。
【0132】
他方、アクティブマトリクス領域106〜108では、3次元画像Aの左目の画像A02の1フレームの形成を行った後、次のフレームでは3次元画像Bの左目の画像B02の1フレームの形成を行い。さらにその後に3次元画像Cの右目の画像C02の1フレームの形成を行う。というように動作する。
【0133】
従って、共通の水平走査制御回路101で制御される1組のアクティブマトリクス領域103〜105で形成される画像だけを見ても時分割された3次元画像の右目用の画像が見えるだけとなる。
【0134】
同様に共通の水平走査制御回路102で制御される1組のアクティブマトリクス領域106〜108で形成される画像だけを見ても時分割された3次元画像の左目用の画像が見えるだけとなる。
【0135】
このような動作は水平走査制御回路101で共通に制御されるアクティブマトリクス領域で複数の3次元画像の右目用の画像を時分割で形成し、水平走査制御回路102で共通に制御されるアクティブマトリクス領域で複数の3次元画像の左目用の画像を時分割で形成する動作であるといえる。
【0136】
そしてスクリーン510上には、右目用の左目用の画像が同時に表示され、かつそのような表示が3種類時分割表示される状態となる。
【0137】
また、アクティブマトリクス領域103〜105で形成される画像は、図3に示す表示装置の偏光板512によって所定の方向に直線偏光した状態が与えられる。
【0138】
また、アクティブマトリクス領域106〜108で形成される画像は、図3に示す表示装置の偏光板513によって前記偏光板512で与えられる所定の方向とは90°異なる角度に直線偏光した状態が与えられる。
【0139】
即ち、A01、B01、C01、A11、B11、C11・・・で示される画像は、所定の方向に直線偏光した状態となる。またA02、B02、C02、A12、B12、C12・・・で示される画像は、前記所定の方向と90°異なる方向に直線偏光した状態となる。
【0140】
そしてスクリーン510に表示された画像を液晶シャッターと偏光板を備えた特殊な眼鏡601、606、611で3人の観察者が見る。この時、各眼鏡に配置された液晶シャッターは図7に示すように所定のタイミングでもって左右の目において同時に開閉する。
【0141】
例えば、眼鏡601の液晶シャッター604と605は3次元画像Aを選択的に透過するように開閉する。シャッター604と605の動作によって、偏光板602と603には、画像A01とA02との重なったものが入射する。この画像A01の偏光状態は偏光板512で所定の方向を有する直線偏光状態にされたものである。また、画像A02の偏光状態は偏光板513で前記所定の偏光状態とは90°異なる方向を有する直線偏光状態にされたものである。
【0142】
一方、眼鏡601に備えられた偏光板603は偏光板512で所定の偏光状態にされた画像A01の偏光状態を選択的に透過するようにその偏光方向が設定されている。
【0143】
他方、眼鏡601に備えられた偏光板602は偏光板513で所定の偏光状態にされた画像A02の偏光状態を選択的に透過するようにその偏光方向が設定されている。
【0144】
即ち、偏光板602と603とはその偏光方向が90°異なったものとして配置されている。
【0145】
また画像A01とA02とはその偏光方向が90°異なる直線偏光状態を有している。従って、偏光板602を画像A02は選択的に透過する。しかし画像A01は偏光板602は透過しない。
【0146】
一方、偏光板603を画像A01は選択的に透過する。しかし画像A02は偏光板603は透過しない。
【0147】
この結果、眼鏡601を掛けた人には、その右目にA01の画像が選択的に見え、その左目にはA02の画像が選択的に見えることになる。
【0148】
同様な原理により、眼鏡606の液晶シャッター609と610を透過する画像はB01とB02とであり、偏光板607は画像B02を選択的に透過するように配置されており、偏光板608は画像B01を選択的に透過するように配置されている。そして、眼鏡606を掛けた人には、その右目にB01の画像が選択的に見え、その左目にはB02の画像が選択的に見えることになる。
【0149】
さらに同様な原理により、眼鏡611を掛けた人には、その右目にC01の画像が選択的に見え、その左目にはC02の画像が選択的に見える。即ち、右目にはC02の画像が見えずにC01の画像のみが見え、左目にはC01の画像が見えずにC02の画像のみが見える状態となる。こうして、眼鏡601、606、611を掛けたそれぞれの人が異なる3次元画像A〜Cを選択的に見ることができる。
【0150】
本実施例では時分割する画像を3つとしたので、3つの異なる3次元画像を見ることができる。しかし、時分割する画像を2つとすれば、実施例1と同様に2つの異なる3次元画像を見ることができる。また、3つ以上のさらに多くの時分割画面を形成すれば、さらに多くの異なる3次元画像を見ることができる。
【0151】
なお液晶シャッターの制御手段としては、電磁波や赤外線によるワイヤレス方式を利用することが使用しやすさという点から好ましい。
【0152】
また、本実施例における液晶シャッターと偏光板との位置関係は逆であってもよい。液晶シャッターと偏光板との位置関係が逆であっても最終的に右目あるいは左目で見える画像は同じものとなる。
【0153】
例えば、眼鏡601において偏光板602と603がスクリーン510側にあるとした場合を考える。この場合、偏光板602を透過する画像はA02,B02, 02, 12,B12, 12である。また、偏光板603を透過する画像はA01,B01, 01, 11,B11, 11である。また、液晶シャッター604と605によってA01とA02とが選択的に透過される。即ち、右目でA01の画像を選択的に見ることができ、そして左目でA02の画像を選択的に見ることができる。
【0154】
また本実施例においては、眼鏡に偏光板と液晶シャターとを配置した構成とした。しかし、一つの眼鏡に配置される液晶シャッターは同じタイミングで動作するものであるから、眼鏡に装備せずに1枚の大型の液晶シャッターを眼鏡を掛けている人の前にそれおぞれ配置する構成としてもよい。
【0155】
この場合、眼鏡には偏光板のみが配置され、眼鏡に配置される液晶シャッターを制御する構成が不要となるという特徴を有する。
【0156】
図6に示す構成は、そのまま通常の2次元画像が表示されるTV受像機やディスプレイとして利用することができる。またA01、A02で示されるような3次元画像用の右目用の画像と左目用の画像を同じものとすれば、普通の2次元画面を複数の観察者で観察できる構成を実現できる。
【0157】
上記ようなさまざまな表示方法の切り換えは、図1に示す制御部分によって行うことができるので、利用に際して、異なる装置を用意する必要がないという有意性がある。
【0158】
またこのような有意性は、図2に示すように集積化された液晶パネルを利用することによって、より有用なものとなる。即ち、図2に示すように周辺回路を共通化し、しかもアクティブマトリクス回路と周辺駆動回路とを集積化することによって、上述のようないくつかの表示方式の切り換えに必要とする構成を簡略化することができる。これは作製コストの低減や信頼性の向上といった点で極めて有意なこととなる。
【0159】
〔実施例3〕
本実施例は、図2に示す集積化された液晶パネルの別の構成に関する。図2に示すは、基本的にRGBの3つの画像を2組形成することができる機能を有している。また駆動方法によって、さらに時分割方式に異なる複数の画像や3次元画像用の画像を形成することができる。
【0160】
本実施例に示す集積化された液晶パネルは、3原色でなく4原色、または3原色プラスさらに補償用の色彩を加えて、カラー像を形成することができるものである。
【0161】
本実施例に示すのは、R(赤)G(緑)B(青)W(白)でカラー画像を形成する場合の構成である。なお、カラー表示を行うために必要とする原色は上記構成に限定されるものでなく、適時設定することができる。
【0162】
図8の本実施例に示す集積化された液晶パネルを示す。図8に示す構成においては、ガラス基板または石英基板上に8つのアクティブマトリクス領域とこのアクティブマトリクス領域を駆動するための2つの水平走査制御回路と4つの垂直走査制御回路を備えている。
【0163】
図8に示す構成においては、R(赤)用の画像を形成するアクティブマトリクス領域1401、G(緑)用の画像を形成するアクティブマトリクス領域1406、B(青)用の画像を形成するアクティブマトリクス領域1409、W(白)用の画像を形成するアクティブマトリクス領域1412に対して、その水平走査を行う水平走査制御回路1415が共通に配置されている。
【0164】
また、R’G’B’W’の画像を形成するアクティブマトリクス領域1402、1407、1410、1413に対しては、共通の水平走査制御回路1418が配置されている。
【0165】
RとR’の画像を形成するアクティブマトリクス領域1401と1402に対しては、共通の垂直走査制御回路1403が配置されている。またGとG’の画像を形成するアクティブマトリクス領域1406と1407に対しては、共通の垂直走査制御回路1408が配置されている。またBとB’の画像を形成するアクティブマトリクス領域1409と1410に対しては、共通の垂直走査制御回路1411が配置されている。またWとW’の画像を形成するアクティブマトリクス領域1412と1413に対しては、共通の垂直走査制御回路1414が配置されている。
【0166】
基本的な動作は、実施例1に示したように例えば水平走査制御回路1415に配置されたフリップフロップ回路1416と1417が順次動作することによって行われる。この動作によってアクティブマトリクス領域1401の(0,0) 番地から(m,0) 番地への情報の書込みが順次行われていき、1フレームの画像の形成が行われる。
【0167】
図8に示すような構成を採用するとカラー画像の画質をさらに高めることができる。また、図2に示す構成に比較して垂直走査制御回路1414を増やすのみでよいので、それほど構成が複雑化しないという有意性がある。
【0168】
【発明の効果】
独立に複数の画像を形成することのできるアクティブマトリクス領域を同一基板上に集積化した液晶パネルを利用し、時分割方式と偏光状態の違いを利用した表示方法を採用することにより、同一の画面上に2つの異なる3次元画像を表示することができる。この2つの3次元画像は光学シャターと偏光板を組み合わせた眼鏡を用いることにより、他と独立に見ることができる。
【0169】
また時分割によって異なる画像を表示する方法を用いることで、2つ以上の異なる3次元画像を表示させることができる。
【0170】
また、異なる画像表示をやめ、全てを同じ画像とすることで、普通の表示装置と同様な画像表示を行うことができる。この切り換えは、制御回路の切り換えで簡単に行うことができ、非常に汎用性の高いものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例の表示装置の制御回路の概要を示す図。
【図2】 集積化された液晶パネルの構成を示す図。
【図3】 投影型の液晶表示装置の概要を示す図。
【図4】 個別に3次元画像を見ることができる構成を示す図。
【図5】 個別に3次元画像を見る場合に利用されるタイミングチャート図。
【図6】 個別に3次元画像を見ることができる構成を示す図。
【図7】 個別に3次元画像を見る場合に利用されるタイミングチャート図。
【図8】 集積化された液晶パネルの構成を示す図。
【符号の説明】
101、102 水平走査制御回路
103、104、105 RGBの像を光学変調するためのアクティブマトリクス領域(画素領域)
106、107、108 R’G’B’の像を光学変調するためのアクティブマトリクス領域(画素領域)
109、110、111 垂直走査制御回路
201、206 水平走査制御回路のフリップフロップ回路
202、203 垂直走査制御回路のフリップフロップ回路
204、205 サンプリングホールド回路
207、211 ゲイト信号線
208、210 画像サンプリング信号線
209 画像信号線
500 装置を構成する筐体
501 光源
502 ハーフミラー
503 ミラー
504、505、506 RGBに分光するためのダイクロイックミラー
507 液晶パネル
508 光学系
509 ミラー
510 スクリーン
511 2次元/3次元画像制御回路
402、403 光学シャッターと偏光板を備えた眼鏡
601 眼鏡
602 左目用偏光板
603 右目用偏光板
604、605 液晶シャッター
606 眼鏡
607 左目用偏光板
608 左目用偏光板
609、610 液晶シャッター
611 眼鏡
612 左目用偏光板
613 左目用偏光板

Claims (15)

  1. 2つの領域を有する液晶パネルの一方の領域に第1の画像及び第3の画像を、他方の領域に第2の画像及び第4の画像を表示する手段と、前記第1の画像及び前記第3の画像を成す光に第1の偏光状態を与える第1の偏光板と、前記第2の画像及び前記第4の画像を成す光に第2の偏光状態を与える第2の偏光板と、前記第1の画像及び前記第2の画像を同時に表示した後、切り替えて前記第3の画像及び前記第4の画像を同時に表示する時分割手段とを有する表示装置と、
    前記切り替えに合わせて開閉する第1のシャッター及び第2シャッターと、
    前記第1の偏光状態を有する光を選択的に透過させる第1の手段と、
    前記第2の偏光状態を有する光を選択的に透過させる第2の手段とを有し、
    前記第1の偏光状態が与えられた前記第1の画像を前記第1のシャッター及び前記第1の手段を透過して第1の観察者の一方の目に認識させ、前記第2の偏光状態が与えられた前記第2の画像を前記第1のシャッター及び前記第2の手段を透過して前記第1の観察者の他方の目に認識させ、
    前記第1の偏光状態が与えられた前記第3の画像を前記第2のシャッター及び前記第1の手段を透過して前記第1の観察者と異なる第2の観察者の一方の目に認識させ、前記第2の偏光状態が与えられた前記第4の画像を前記第2のシャッター及び前記第2の手段を透過して前記第2の観察者の他方の目に認識させることを特徴とする、3次元画像を認識させる装置。
  2. 2つの領域を有する液晶パネルの一方の領域に第1の画像及び第3の画像を、他方の領域に第2の画像及び第4の画像を表示する手段と、前記第1の画像及び前記第3の画像を成す光に第1の偏光状態を与える第1の偏光板と、前記第2の画像及び前記第4の画像を成す光に第2の偏光状態を与える第2の偏光板と、前記第1の画像及び前記第2の画像を同時に表示した後、切り替えて前記第3の画像及び前記第4の画像を同時に表示する時分割手段とを有する表示装置と、
    前記切り替えに合わせて開閉する第1のシャッター及び第2のシャッターと、
    前記第1の偏光状態を有する光を選択的に透過させる第3の偏光板と、
    前記第2の偏光状態を有する光を選択的に透過させる第4の偏光板とを有し、
    前記第1の偏光状態が与えられた前記第1の画像を前記第1のシャッター及び前記第3の偏光板を透過して第1の観察者の一方の目に認識させ、前記第2の偏光状態が与えられた前記第2の画像を前記第1のシャッター及び前記第4の偏光板を透過して前記第1の観察者の他方の目に認識させ、
    前記第1の偏光状態が与えられた前記第3の画像を前記第2のシャッター及び前記第3の偏光板を透過して前記第1の観察者と異なる第2の観察者の一方の目に認識させ、前記第2の偏光状態が与えられた前記第4の画像を前記第2のシャッター及び前記第4の偏光板を透過して前記第2の観察者の他方の目に認識させることを特徴とする、3次元画像を認識させる装置。
  3. 2つの領域を有する液晶パネルの一方の領域に第1の画像及び第3の画像を、他方の領域に第2の画像及び第4の画像を表示する手段と、前記第1の画像及び前記第3の画像を成す光に第1の偏光状態を与える第1の偏光板と、前記第2の画像及び前記第4の画像を成す光に第2の偏光状態を与える第2の偏光板と、前記第1の画像及び前記第2の画像を同時に表示した後、切り替えて前記第3の画像及び前記第4の画像を同時に表示する時分割手段とを有する表示装置と、
    第1のシャッターと、第3の偏光板と、第4の偏光板とを有する第1の眼鏡と、
    第2のシャッターと、第5の偏光板と、第6の偏光板とを有する第2の眼鏡とを有し、
    前記第1のシャッター及び第2のシャッターは前記切り替えに合わせて開閉し、
    前記第3の偏光板及び前記第5の偏光板は前記第1の偏光状態を有する光を選択的に透過し、
    前記第4の偏光板及び前記第6の偏光板は前記第2の偏光状態を有する光を選択的に透過し、
    前記第1の偏光状態が与えられた前記第1の画像を前記第1のシャッター及び前記第3の偏光板を透過して第1の観察者の一方の目に認識させ、前記第2の偏光状態が与えられた前記第2の画像を前記第1のシャッター及び前記第4の偏光板を透過して前記第1の観察者の他方の目に認識させ、
    前記第1の偏光状態が与えられた前記第3の画像を前記第2のシャッター及び前記第5の偏光板を透過して前記第1の観察者と異なる第2の観察者の一方の目に認識させ、前記第2の偏光状態が与えられた前記第の画像を前記第2のシャッター及び前記第6の偏光板を透過して前記第2の観察者の他方の目に認識させることを特徴とする、3次元画像を認識させる装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか1項において、
    前記第1のシャッター及び前記第2のシャッターは光学シャッターまたは液晶シャッターであることを特徴とする、3次元画像を認識させる装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項において、
    前記第1の画像と前記第2の画像とを同一とするか否かを選択する手段を有することを特徴とする、3次元画像を認識させる装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項において、
    前記第3の画像と前記第4の画像とを同一とするか否かを選択する手段を有することを特徴とする、3次元画像を認識させる装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項において、
    前記第1の画像乃至第4の画像はカラー表示であることを特徴とする、3次元画像を認識させる装置。
  8. 2つの領域を有する液晶パネルの一方の領域に第1の画像、第3の画像及び第5の画像を、他方の領域に第2の画像、第4の画像及び第6の画像を表示する手段と、前記第1の画像、前記第3の画像及び前記第5の画像を成す光に第1の偏光状態を与える第1の偏光板と、前記第2の画像、前記第4の画像及び前記第6の画像を成す光に第2の偏光状態を与える第2の偏光板と、前記第1の画像及び前記第2の画像を同時に表示した後、切り替えて前記第3の画像及び前記第4の画像を同時に表示し、その後さらに切り替えて前記第5の画像及び前記第6の画像を同時に表示する時分割手段とを有する表示装置と、
    前記切り替えに合わせて開閉する第1のシャッター、第2のシャッター及び第3のシャッターと、
    前記第1の偏光状態を有する光を選択的に透過させる第1の手段と、
    前記第2の偏光状態を有する光を選択的に透過させる第2の手段とを有し、
    前記第1の偏光状態が与えられた前記第1の画像を前記第1のシャッター及び前記第1の手段を透過して第1の観察者の一方の目に認識させ、前記第2の偏光状態が与えられた前記第2の画像を前記第1のシャッター及び前記第2の手段を透過して前記第1の観察者の他方の目に認識させ、
    前記第1の偏光状態が与えられた前記第3の画像を前記第2のシャッター及び前記第1の手段を透過して第1の観察者と異なる第2の観察者の一方の目に認識させ、前記第2の偏光状態が与えられた前記第4の画像を前記第2のシャッター及び前記第2の手段を透過して前記第2の観察者の他方の目に認識させ、
    前記第1の偏光状態が与えられた前記第5の画像を前記第3のシャッター及び前記第1の手段を透過して前記第1及び第2の観察者と異なる第3の観察者の一方の目に認識させ、
    前記第2の偏光状態が与えられた前記第6の画像を前記第3のシャッター及び前記第2の手段を透過して前記第3の観察者の他方の目に認識させることを特徴とする、3次元画像を認識させる装置。
  9. 請求項8おいて、
    前記第1のシャッター乃至前記第3のシャッターは光学シャッターまたは液晶シャッターであることを特徴とする、3次元画像を認識させる装置。
  10. 請求項8または請求項9において、
    前記第1の画像乃至前記第6の画像はカラー表示であることを特徴とする、3次元画像を認識させる装置。
  11. 請求項7または請求項10において、
    前記カラー表示は、赤、緑、青で構成されていることを特徴とする、3次元画像を認識させる装置。
  12. 請求項7または請求項10において、
    前記カラー表示は、赤、緑、青、白で構成されていることを特徴とする、3次元画像を認識させる装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか1項において、
    前記液晶パネルは、Nを2以上の自然数として、
    基板上に形成された2×N個のアクティブマトリクス領域と、
    前記アクティブマトリクス領域を駆動するための2+N個の周辺回路とを有し、
    前記N個の周辺回路は前記液晶パネルの2つの領域の間に位置し、
    前記2個の周辺回路のそれぞれは、N個のアクティブマトリクス領域の水平走査制御を同時に行い、
    前記N個の周辺回路のそれぞれは、2個のアクティブマトリクス領域の垂直走査制御を同時に行うことを特徴とする、3次元画像を認識させる装置。
  14. 2つの領域を有する液晶パネルの一方の領域に第1の画像及び第3の画像を、他方の領域に第2の画像及び第4の画像を表示し、前記第1の画像及び前記第3の画像を成す光を第1の偏光状態に偏光し、前記第2の画像及び前記第4の画像を成す光を第2の偏光状態に偏光し、前記第1の画像及び前記第2の画像を同時に表示した後、切り替えて前記第3の画像及び前記第4の画像を同時に表示する表示装置において、
    前記第1の画像及び前記第2の画像を同時に表示するとき、
    第1のシャッターを開けて第2のシャッターを閉じ、
    前記第1の画像を成す前記第1の偏光状態を有する光を選択的に透過させて前記第1の画像を第1の観察者の一方の目に認識させ、前記第2の画像を成す前記第2の偏光状態を有する光を選択的に透過させて前記第2の画像を前記第1の観察者の他方の目に認識させ、
    表示を切り替えて前記第3及び前記第4の画像を同時に表示するとき、
    前記切り替えに合わせて前記第2のシャッターを開けて前記第1のシャッターを閉じ、
    前記第3の画像を成す前記第1の偏光状態を有する光を選択的に透過させて前記第3の画像を第2の観察者の一方の目に認識させ、前記第4の画像を成す前記第2の偏光状態を有する光を選択的に透過させて前記第4の画像を前記第2の観察者の他方の目に認識させることを特徴とする、3次元画像を認識させる方法。
  15. 請求項14おいて、
    前記第1のシャッター及び前記第2のシャッターは光学シャッターまたは液晶シャッターであることを特徴とする、3次元画像を認識させる方法。
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