JPH09107437A - 原稿ホルダおよびその原稿ホルダを使用する画像読取り装置 - Google Patents

原稿ホルダおよびその原稿ホルダを使用する画像読取り装置

Info

Publication number
JPH09107437A
JPH09107437A JP7286836A JP28683695A JPH09107437A JP H09107437 A JPH09107437 A JP H09107437A JP 7286836 A JP7286836 A JP 7286836A JP 28683695 A JP28683695 A JP 28683695A JP H09107437 A JPH09107437 A JP H09107437A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder
read
document
original
range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7286836A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Maruyama
貴史 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alps Electric Co Ltd filed Critical Alps Electric Co Ltd
Priority to JP7286836A priority Critical patent/JPH09107437A/ja
Publication of JPH09107437A publication Critical patent/JPH09107437A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Image Input (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Sheet Holders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のイメージスキャナにあっては、イメー
ジスキャナの読取り幅が原稿幅とほぼ同一である。この
ため、読込む必要のない範囲をも読込むため、不必要な
時間を生じる。 【解決手段】 被読取り範囲を特定する情報を備えたこ
とを特徴とする原稿ホルダを用い、原稿の被読取り範囲
を特定する情報から被読取り範囲の形状情報や位置情報
に変換するCPU26を有することを特徴とする画像読
取り装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えばイメージスキ
ャナを有するプリンタ等の装置においてイメージスキャ
ナによりイメージ情報を読取る原稿を保持するための原
稿ホルダおよびそのホルダを使用した画像読取り装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、搬送ローラおよびこれに圧接
される圧接ローラとの間に所定の印刷用紙を挟持してプ
ラテンとサーマルヘッドとの間に搬送し、その後、サー
マルヘッドを印刷用紙に対して所定の圧接力で圧接さ
せ、この状態で、キャリッジを移動させるとともに、リ
ボンカセットのインクリボンを巻取りながら、所望の印
字信号に基づいてサーマルヘッドに形成された発熱素子
に通電し、この発熱素子を加熱してインクリボンのイン
クを溶融して用紙に転写することにより、前記印刷用紙
に所望の印字を行なう熱転写プリンタが多く用いられて
いる。
【0003】そして、近年、出願人らは、キャリッジに
イメージスキャナを取付け、キャリッジとプラテンとの
間に所定の原稿を搬送した状態で、前記キャリッジを移
動させながらイメージスキャナを走査させることにより
前記原稿のイメージ情報を読取り、このイメージ情報に
基づいて所定の印刷用紙に印字を行なうようにした熱転
写プリンタを開発した。
【0004】このような熱転写プリンタにおいては、原
稿の読取りを行なう場合に、この原稿を保持する原稿ホ
ルダを用い、この原稿ホルダを断続的に搬送しながら、
前記イメージスキャナにより原稿の読み取りを行なうよ
うにしている。
【0005】図1乃至図3は本願の発明者等が開発して
いる熱転写プリンタに用いられる原稿ホルダを示したも
ので、原稿ホルダ1は、平面状のホルダベース2を有し
ており、このホルダベース2の一面側には、透明材料か
らなるホルダカバー3が前記ホルダベース2の一端部に
対して接着剤4により接着することにより一体に取付け
られている。そして、前記ホルダカバー3をめくり上げ
ることにより前記ホルダベース2に対してホルダカバー
3を開閉できるようになっており、前記ホルダベース2
とホルダカバー3との間に所定の原稿を保持するように
なされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のイメージスキャ
ナにあっては、イメージスキャナの読取り幅が原稿幅と
ほぼ同一である。従って、このイメージスキャナを使用
したラインタイプのプリンタの場合は、読込みスピード
が早いため原稿全面を読込んでも読込みにかかる時間は
短いので大きな問題とはならない。しかし、上記した本
願の発明者等が開発したシリアルタイプのプリンタの場
合は、1スキャン毎に読込みと原稿送りとを繰り返すた
め読込み時間がかかる。
【0007】本発明は前述した点に鑑みてなされたもの
で、被読取り範囲を特定することにより必要箇所だけ読
込ませるようにすることができ、それにより原稿の読込
み時間を短縮することができる原稿ホルダおよび画像読
取り装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に記載の原稿ホルダは、原稿の被読取り範囲を
特定するための原稿ホルダであって、被読取り範囲を特
定する情報を備えたことを特徴とするものである。
【0009】請求項2の画像読取り装置は、原稿ホルダ
の原稿の被読取り範囲を特定する情報を読取る読取り部
であるイメージスキャナと、この読取り部からの信号に
よって被読取り範囲の形状情報や位置情報に変換するデ
ータ変換部と、この変換部によって変換された前記形状
情報や位置情報のデータを記憶するメモリ部と、メモリ
部からの信号に基づきイメージスキャナを駆動制御する
制御部とを有し、前記イメージスキャナにより原稿の被
読取り範囲のみをスキャニングすることを特徴とする。
【0010】
【作用】本発明によれば、原稿の被読取り範囲を特定す
るために、被読取り範囲を特定する情報を備えた原稿ホ
ルダを用い、前記被読取り範囲を特定する情報を、被読
取り範囲の形状情報や位置情報に変換する処理を行な
い、必要箇所のみ読込むための制御回路を有したイメー
ジスキャナによって原稿を読込む。これにより、被読取
り範囲外はスキャニングしないため、その分原稿の読取
り時間が短縮される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図1乃至
図17を参照して説明する。
【0012】図4は本発明に係わる原稿ホルダの一実施
例を示している。原稿ホルダ50の基本構造は図1乃至
図3に示すように、平板状のホルダベース2を有してい
る。このホルダベース2の一面側には、透明材料からな
るホルダカバー3が前記ホルダベース2の上端部に対し
て接着剤4等の連結手段にて一体に取付けられている。
前記ホルダベース2とホルダカバー3との間には、この
ホルダベース2とホルダカバー3との間に弱い粘着力を
付与する微弱粘着部5が形成されている。そして、前記
ホルダカバー3を前記微弱粘着部5の粘着力に抗してめ
くり上げることにより前記ホルダベース2に対してホル
ダカバー3を開閉できるようになっており、前記ホルダ
ベース2とホルダカバー3との間に所定の原稿を保持す
るようになされている。
【0013】原稿ホルダ50の先頭部Aに原稿の被読取
り範囲51を特定するイメージ情報が表示されている。
図5に示す被読取り範囲51を特定するイメージ情報5
2はバーコードで形成している。ホルダカバー3は、被
読取り範囲51を透明のままとする。被読取り範囲外の
部分は、原稿を読取らない領域であることを操作者が認
識するため、例えば印刷等による白色の着色あるいは例
えばシボ掛け等の加工的処置を施す。
【0014】被読取り範囲51は原稿ホルダ枠に平行し
た矩形である。被読取り範囲51を特定する情報とし
て、被読取り範囲51の最上位左端B点と最下位右端C
点の位置情報からなる。上下に関する位置情報は、それ
ぞれ原稿ホルダ50の上端からの距離y1 、y2 によ
る。左右に関する位置情報は、それぞれ原稿ホルダ50
の左端からの距離x1 、x2 による。
【0015】図6乃至図9は原稿ホルダ50を使用する
イメージスキャナを有するプリンタの一実施例を示して
いる。プリンタのフレーム6には、長手方向に沿って延
在する平板状のプラテン7が配設されており、前記フレ
ーム6の両側面の間には、前記プラテン7の前方に位置
し前記プラテン7と平行に延在するキャリッジシャフト
8が支持されている。このキャリッジシャフト8には、
キャリッジ9がこのキャリッジシャフト8に沿って往復
動自在に取付けられており、このキャリッジ9の先端部
には、前記プラテン7に対抗するようにサーマルヘッド
10が接離動作自在に取付けられている。また、前記キ
ャリッジ9の上面には、図示しないインクリボンを収納
し、このインクリボンを前記サーマルヘッド10とプラ
テン7との間に案内するリボンカセット11が着脱自在
に装着されるようになされており、前記キャリッジ9の
上面には、前記リボンカセット11のインクリボンを巻
取るための巻取りボビン12およびインクリボンを送出
す送出しボビン13がそれぞれ配設されている。
【0016】また、本実施例においては、図7に示すよ
うに、前記キャリッジ9の一側には、イメージスキャナ
14が配設されており、図8に示すように、前記イメー
ジスキャナ14の前記プラテン7に対抗する面には、開
口部15が形成されている。また、前記イメージスキャ
ナ14の内部であって前記開口部15の両側には、例え
ばランプ等からなる2つの発行部材16、16が前記開
口部15に指向するように配設されており、前記イメー
ジスキャナ14の内部には、前記発行部材16から原稿
に対して照射した光の反射光を受光し所定のイメージを
読取るイメージセンサユニット17が配設されている。
【0017】また、前記フレーム6の一端部下側には、
キャリッジ駆動モータ18がその出力軸が前記フレーム
6の上側に貫通するように配設されており、このキャリ
ッジ駆動モータ18の前記出力軸には、このキャリッジ
駆動モータ18により回転駆動される駆動プーリ19配
設されている。また、前記フレーム6の多端部上面に
は、従動プーリ20が回転自在に配設されており、前記
駆動プーリ19と従動プーリ20との間には、一部が前
記キャリッジ9の下面に連結されたキャリッジ駆動ベル
ト21が掛け渡されている。そして、前記キャリッジ駆
動モータ18を回転駆動して前記駆動プーリ19を介し
てキャリッジ駆動ベルト21を駆動させることにより、
前記キャリッジ9をキャリッジシャフト8に沿ってプラ
テン7と平行に往復動させるようになされている。
【0018】また、前記プラテン7の後部下方には、所
定の記録媒体を所定速度で搬送する搬送ローラ22が配
設されており、この搬送ローラ22の下方には、この搬
送ローラ22に圧接される複数の圧接ローラ23が回転
自在に配設されている。更に、前記フレーム6の後方に
は、図示しない給紙装置が配置されるようになされてお
り、この給紙装置には、例えば、所定の原稿を保持した
原稿ホルダ50と印刷用紙とが交互に重ねた状態で収納
されるようになされている。そして、図示しない搬送モ
ータにより前記搬送ローラ22を回転駆動させることに
より、前記給紙装置から前記搬送ローラ22とこの圧接
ローラ23との間に供給される原稿ホルダ50および印
刷用紙をサーマルヘッド10とプラテン7との間に搬送
するようになされている。さらに、前記プラテン7の上
方には、印字後の印刷用紙を案内する排紙ローラ24が
配設されている。
【0019】さらに、前記フレーム6のプラテン7の一
側には、位置決めマーカ25が形成されており、前記イ
メージスキャナ14によりこの位置決めマーカ25を読
取ることにより、キャリッジ9の停止位置を認識するよ
うになされている。
【0020】図10は前述したイメージスキャナ14を
有するプリンタの制御装置の一実施例を示している。C
PU26にはROM27、RAM28、演算回路29、
各種駆動回路が接続されている。ROM27には使用さ
れる記録媒体の種類に応じた印刷条件が記憶されてい
る。RAM28にはCPU26によって変換された被読
取り範囲51の形状情報や位置情報と原稿のイメージ情
報等の各種データを記憶する。
【0021】CPU26には、イメージスキャナ14に
より読取られた原稿のイメージ情報の他、原稿ホルダ5
0に表示された被読取り範囲51を特定するイメージ情
報52が送られる。このCPU26からは、前記サーマ
ルヘッド10への通電制御を行なうサーマルヘッド駆動
回路30、前記サーマルヘッド10をプラテン7に対し
て接離動作させるサーマルヘッド接離駆動回路31、前
記イメージスキャナ14の駆動制御を行なうイメージス
キャナ駆動回路32、キャリッジ駆動モータ駆動回路3
3および搬送ローラ駆動回路34に対してそれぞれ制御
信号が送られるようになされている。
【0022】次に、本実施例の作用について説明する。
【0023】まず、前記ホルダカバー3を前記微弱粘着
部5の粘着力に抗してめくり上げた状態で、前記ホルダ
カバー3に所定の原稿を設置し、ホルダカバー3を閉じ
ることにより、前記ホルダベース2とホルダカバー3と
の間に原稿を挟持させる。この場合に、本実施例におい
ては、ホルダベース2とホルダカバー3との間に微弱粘
着部5の粘着力により、ホルダベース2とホルダカバー
3との間に前記原稿が確実に保持されるとともに、ホル
ダベース2とホルダカバー3とが密着保持されることに
なる。
【0024】原稿が保持された状態のまま原稿ホルダ5
0を給紙装置に設置する。CPU26からの制御信号に
よりキャリッジ駆動モータ18を駆動してキャリッジ9
を移動させてイメージスキャナ14を原稿に対して横方
向に操作させながら、各発行部材16から原稿に光を照
射するとともに、この原稿からの反射光をイメージセン
サユニット17により受光して原稿の横方向のイメージ
情報52を読取り、この情報をCPU26を介してRA
M28に記憶させておく。
【0025】最初に被読取り範囲51を特定するイメー
ジ情報52を読込む。搬送ローラ22を駆動して原稿ホ
ルダ50を所定量搬出し、再度、キャリッジ9を移動さ
せながら、イメージスキャナ14により被読取り範囲5
1を特定するイメージ情報52を読取り、RAM28に
記憶させる。このような動作を、被読取り範囲51を特
定するイメージ情報52を全て読込むまで繰り返して行
なう。その被読取り範囲51を特定するイメージ情報5
2に基づき、CPU26が被読取り範囲51の形状情報
や位置情報となるデータに変換を行ない、前記形状情報
や位置情報のデータをRAM28に記憶させる。
【0026】RAM28に記憶された位置情報に基づ
き、さらに搬出ローラ22を駆動し、原稿ホルダ50を
被読取り範囲51の最上部まで搬出する。被読取り範囲
51の左端から右端まで距離x3 (図4を参照)でキャ
リッジ9を移動させ、イメージスキャナ14により原稿
のイメージ情報を読取り、RAM28に記憶させる。こ
のような動作を被読取り範囲51の最下部に達するまで
繰り返しながら、被読取り範囲51のみの原稿のイメー
ジ情報を全て読込み、RAM28に記憶させ、原稿ホル
ダ50を排出することにより、原稿のイメージ情報の読
込み動作が終了する。
【0027】原稿ホルダ50での被読取り範囲51を特
定するイメージ情報52は、前述実施例ではバーコード
であるが、他には文字による数値表現でも可能である。
【0028】図11乃至図13は原稿ホルダの他の実施
例をそれぞれ示している。図11に示す原稿ホルダ60
は図4に示す原稿ホルダ50と同様に被読取り範囲61
が原稿ホルダ枠に平行した矩形である。図12に示す原
稿ホルダ62は被読取り範囲63が円形である。被読取
り範囲63の情報として、円形であるという形状情報
と、円の中心座標の位置情報と、円の半径または直径の
値rからなる。上下に関する位置情報は、原稿ホルダ6
2の上端からの距離yC による。左右に関する位置情報
は、それぞれ原稿ホルダ62の左端からの距離xC によ
る。円形の場合、矩形の場合とは異なり、読取り範囲6
3でのキャリッジ9の移動量が変化する。
【0029】これによる被読取り範囲63のイメージ情
報を読込む場合、RAM28に記憶された被読取り範囲
63の位置情報に基づき、搬出ローラ22を駆動し、原
稿ホルダ62を被読取り範囲の最上部まで搬出する。C
PU26は、円の中心座標の位置情報yC 、xC と円の
半径値rと原稿搬出量yT を演算回路29に与え、演算
回路29からは被読取り範囲63の左端の位置情報xC1
と右端の位置情報xC2を受け取る。この左右両端の位置
情報xC1、xC2に基づき、キャリッジ9を移動させ、イ
メージスキャナ14により原稿のイメージ情報を読取
り、RAM28に記憶させる。イメージスキャニング中
に、演算回路29によって次の原稿搬出位置での、被読
取り範囲の左右両端の位置情報を算出しておく。このよ
うな動作を被読取り範囲最下部に達するまで繰り返しな
がら、被読取り範囲63のみの原稿のイメージ情報を全
て読込み、RAM28に記憶させ、原稿ホルダ62を排
出することにより、原稿のイメージ情報の読込み動作が
終了する。
【0030】図9に示す原稿ホルダ64は被読取り範囲
65が菱型である例を示している。被読取り範囲65の
情報として、菱型であるという形状情報と、菱型の中心
座標の位置情報yH 、xH と、横幅αと縦幅βの値から
なる。菱型の場合も、図12に示す円形の場合と同様被
読取り範囲65でのキャリッジ9の移動量が変化する。
イメージスキャニング中に、CPU26のみあるいは演
算回路29によって次の原稿搬出位置yT での、被読取
り範囲の左右両端の位置情報を算出する事が可能であれ
ば、被読取り範囲は上記各実施例に限定されものではな
い。
【0031】また、原稿ホルダの被読取り範囲外を白色
で着色してある場合、イメージスキャナによる読取り範
囲が広くずれた場合でも、この白色部のデータは読込ま
れることがないため、所望の読取りデータが得られる。
【0032】次に図4とは異なる本発明に係わる原稿ホ
ルダの実施例を図14に基づき説明する。
【0033】原稿ホルダ70の基本構造は図4に示す原
稿ホルダ50と同様である。ホルダカバー2の透明シー
トには縦横それぞれに一定間隔で複数本の直線が表示さ
れ格子状になっている。直線には各々符号が付けられ、
例えば縦線にはA、B、C、‥‥、横線には1、2、
3、‥‥等である。これらの符号の組合せによって各直
線の交点は座標となる。これらの座標点の組合せによっ
て、被読取り範囲が決定される。
【0034】図15は上記原稿ホルダ70を使用したイ
メージスキャナを示す。前記原稿ホルダ70を使用する
イメージスキャナは、座標入力部35を備えている。操
作者は原稿を原稿ホルダ70に挟持した後、被読取り範
囲を確認し、前記座標入力部35にて被読取り範囲の最
上部左端と最下部右端の座標値を入力する。例えば、図
16において実線部分の範囲を特定するには、‘B2D
5’と入力する。座標値入力後、原稿を原稿ホルダ70
より取り出し、給紙装置に設置する。入力された座標値
はCPU26によって、被読取り範囲の位置情報に変換
を行ない、RAM28に記憶させる。
【0035】RAM28に記憶された位置情報に基づ
き、搬出ローラ22を駆動し、原稿を被読取り範囲の最
上部まで搬出する。被読取り範囲の左端から右端の範囲
でキャリッジ9を移動させ、イメージスキャナ14によ
り原稿のイメージ情報を読取り、RAM28に記憶させ
る。このような動作を被読取り範囲最下部に達するまで
繰り返しながら、被読取り範囲のみの原稿のイメージ情
報を全て読込み、RAM28に記憶させ、原稿を排出す
ることにより、原稿のイメージ情報の読込み動作が終了
する。
【0036】この実施例によれば、原稿ホルダ50(図
4)を用いた被読取り範囲を特定した原稿の読取りに対
し、座標入力という人為的操作が加わるものの、被読取
り範囲の設定が原稿ホルダによって固定されず、逐次設
定を変える事が可能となる。
【0037】また、図11および図12は本発明に係わ
る原稿ホルダのさらに他の実施例を示し、特に被読取り
範囲の部分を示している。図11では2点座標による矩
形の設定であり、最も簡単な入力設定である。図12で
は3点以上の多数点座標による多角形の設定である。例
えば、実線部分の範囲を特定するには、‘C2F2F3
E3E5B5B3C3’と入力する。この様に原稿ホル
ダ50と同様、被読取り範囲の設定形状は、被読取り範
囲の左右両端の位置情報を算出する事が可能であれば、
被読取り範囲は上記各実施例に限定されものではない。
【発明の効果】以上により、被読取り範囲を特定する原
稿ホルダと、必要箇所だけ読込むことができるイメージ
スキャナを提供できる。また、原稿の被読取り範囲を特
定したイメージスキャナによる読取りは、読取らなくて
も良い範囲はスキャニングされない。その分原稿の読取
り時間が短縮される。さらには範囲特定のイメージ情報
はその分情報量が少なくなるため、イメージ情報のデー
タ転送の時間短縮や、印刷処理などの時間短縮にも波及
し、総合的な時間短縮ができる。前述した効果は、当然
ながらイメージスキャナのみに限らず、イメージスキャ
ナを有した装置、例えば、シリアルプリンタ、ラインプ
リンタ、複写機、ファクシミリなどにも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原稿ホルダのホルダカバーの平面図
【図2】本発明の原稿ホルダのホルダベースの平面図
【図3】本発明の原稿ホルダの側面図
【図4】本発明の原稿ホルダの一実施例を示す平面図
【図5】被読取り範囲のバーコードによる実施例
【図6】本発明のイメージスキャナを有する熱転写プリ
ンタの一実施例を示す平面図
【図7】図6のキャリッジ部分の平面図
【図8】図6のイメージスキャナ部分の平面図
【図9】図13のキャリッジ部分の平面図
【図10】本発明のイメージスキャナを有する熱転写プ
リンタの制御装置の一実施例を示すブロック図
【図11】図4の原稿ホルダにおける被読取り範囲の一
実施例(矩形)を示す平面図
【図12】図4の原稿ホルダにおける被読取り範囲の一
実施例(円形)を示す平面図
【図13】図4の原稿ホルダにおける被読取り範囲の一
実施例(菱型)を示す平面図
【図14】本発明の原稿ホルダの一実施例を示す平面図
【図15】本発明のイメージスキャナの制御装置の一実
施例を示すブロック図
【図16】図14の原稿ホルダにおける被読取り範囲の
一実施例(矩形)を示す平面図
【図17】図14の原稿ホルダにおける被読取り範囲の
一実施例(多角形)を示す平面図
【符号の説明】
1 原稿ホルダ 2 ホルダベース 3 ホルダカバー 5 微弱粘着部 6 フレーム 7 プラテン 9 キャリッジ 10 サーマルヘッド 14 イメージスキャナ 16 発行部材 17 イメージセンサユニット 18 キャリッジ駆動モータ 26 CPU 27 ROM 28 RAM 35 座標入力部 50 原稿ホルダ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を保持する原稿ホルダであって、イ
    メージスキャニング時に被読取り範囲を特定する情報を
    備えたことを特徴とする原稿ホルダ。
  2. 【請求項2】 原稿ホルダの原稿の被読取り範囲を特定
    する情報を読取る読取り部であるイメージスキャナと、
    この読取り部からの信号によって被読取り範囲の形状情
    報や位置情報に変換するデータ変換部と、この変換部に
    よって変換された前記形状情報や位置情報のデータを記
    憶するメモリ部と、メモリ部からの信号に基づきイメー
    ジスキャナを駆動制御する制御部とを有し、前記イメー
    ジスキャナにより原稿の被読取り範囲のみをスキャニン
    グすることを特徴とする画像読取り装置。
JP7286836A 1995-10-06 1995-10-06 原稿ホルダおよびその原稿ホルダを使用する画像読取り装置 Withdrawn JPH09107437A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7286836A JPH09107437A (ja) 1995-10-06 1995-10-06 原稿ホルダおよびその原稿ホルダを使用する画像読取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7286836A JPH09107437A (ja) 1995-10-06 1995-10-06 原稿ホルダおよびその原稿ホルダを使用する画像読取り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09107437A true JPH09107437A (ja) 1997-04-22

Family

ID=17709670

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7286836A Withdrawn JPH09107437A (ja) 1995-10-06 1995-10-06 原稿ホルダおよびその原稿ホルダを使用する画像読取り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09107437A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005088956A1 (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Pfu Limited 画像処理装置及び方法及びキャリアシート
JP2006191259A (ja) * 2005-01-05 2006-07-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd スキャナ装置
JP2010175929A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Seiko Epson Corp 電子ペーパー装置、画像読取装置及び画像読取システム

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005088956A1 (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Pfu Limited 画像処理装置及び方法及びキャリアシート
US7649659B2 (en) 2004-03-10 2010-01-19 Pfu Limited Image processing apparatus and method for using mark detection to combine multiple images present on the front and rear surfaces of a medium
JP2006191259A (ja) * 2005-01-05 2006-07-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd スキャナ装置
JP2010175929A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Seiko Epson Corp 電子ペーパー装置、画像読取装置及び画像読取システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5191357A (en) Method and apparatus for preheating a thermally activated printing head
JPH09107437A (ja) 原稿ホルダおよびその原稿ホルダを使用する画像読取り装置
JPH0930073A (ja) 記録媒体および印刷装置
US5682253A (en) Dot printer with recording head and scanner mounted on same carriage and operation controlled based on marker identification on manuscript
JP2004074706A (ja) 記録装置、記録方法、プログラム、およびコンピュータシステム
JPH09191374A (ja) シリアルプリンタ
JPH0918662A (ja) 熱転写プリンタ
JPH09222681A (ja) シェーディング補正用の原稿ホルダ
JPH0967034A (ja) 原稿ホルダ
JP3798911B2 (ja) 画像読み書き一体ヘッド
JPH09197728A (ja) 記録装置
JP3593258B2 (ja) 熱転写記録方法
JPH09200509A (ja) 記録装置
JPH09123563A (ja) 記録装置およびこの記録装置に使用されるフォーマット原稿
JPH09141939A (ja) シリアル式ドットプリンタおよびその運転制御方法
JPH09307711A (ja) ドットプリンタ
JP2000006491A (ja) 記録装置および被記録媒体
JPH1051585A (ja) 原稿ホルダおよびプリンタ
KR100262156B1 (ko) 승화형 칼라프린터의 잉크시트 색상 검출장치
JPH09130552A (ja) 記録装置
JPS63102460A (ja) 複写装置
JPH0918663A (ja) 原稿ホルダおよびこの原稿ホルダを使用するシリアルプリンタ
JPH08336018A (ja) 記録装置
JPH0993400A (ja) イメージスキャナを搭載したシリアルプリンタ
JPS6282755A (ja) 印字装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20030107