JPH0910298A - 自浄式膀胱排水装置 - Google Patents
自浄式膀胱排水装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 膀胱からの尿の排出を容易にするために深い
外部排水みぞと、低いプロフィールを有する膀胱保持セ
グメントと、取外し可能な収集セグメントとを有する自
浄式排水装置を提供する。 【解決手段】 低いプロフィールを有する保持装置（２
２）が膀胱の炎症を最小限度にとどめ、かつ深い外部の
みぞ（２０）が感染症の発生を低下させる。外部の尿道
の括約筋（３８）の位置に最も近いカテーテル上に細い
直径の平滑なセグメント（３２）を組み込むことによ
り、患者が正常にかつ随意に排尿することが可能にな
る。この平滑なセグメントのサイズを変えることによ
り、尿の漏洩を制御する場合に欠陥のある括約筋の機能
を助成する。通常の排尿によるフラッシング作用によ
り、尿道内の粒状物質が洗い流され、かつ隠された排水
装置（１０，３０）がさらに汚染を最小限度にとどめ
る。これらの特徴はカテーテルによる導尿を必要とする
患者の生活の質を高める。
外部排水みぞと、低いプロフィールを有する膀胱保持セ
グメントと、取外し可能な収集セグメントとを有する自
浄式排水装置を提供する。 【解決手段】 低いプロフィールを有する保持装置（２
２）が膀胱の炎症を最小限度にとどめ、かつ深い外部の
みぞ（２０）が感染症の発生を低下させる。外部の尿道
の括約筋（３８）の位置に最も近いカテーテル上に細い
直径の平滑なセグメント（３２）を組み込むことによ
り、患者が正常にかつ随意に排尿することが可能にな
る。この平滑なセグメントのサイズを変えることによ
り、尿の漏洩を制御する場合に欠陥のある括約筋の機能
を助成する。通常の排尿によるフラッシング作用によ
り、尿道内の粒状物質が洗い流され、かつ隠された排水
装置（１０，３０）がさらに汚染を最小限度にとどめ
る。これらの特徴はカテーテルによる導尿を必要とする
患者の生活の質を高める。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本願は１９９５年３月２０日
に出願されかつ「自浄式膀胱排水装置」と題する米国特
許出願第０８／４０７，２９７号の部分出願である。本
発明は一般に体液排出装置に関し、かつ特に改良された
性能特性を有する泌尿器排水装置に関する。
に出願されかつ「自浄式膀胱排水装置」と題する米国特
許出願第０８／４０７，２９７号の部分出願である。本
発明は一般に体液排出装置に関し、かつ特に改良された
性能特性を有する泌尿器排水装置に関する。
【０００２】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】尿道カテ
ーテル、例えば、現在、膀胱排水のために使用されてい
るフォーリーカテーテルは、尿を排水装置の中央内腔を
通して排出するために尿道内に配置される本質的に細長
い管状構造体である。管の遠位端部の付近には、膀胱内
でふくらませたときにカテーテルを所定位置に保持する
ことを可能にする膨脹可能なバルーンが配置されてい
る。カテーテルの近位端部は排水口ならびにバルーン膨
脹口（ｂａｌｌｏｎ ｉｎｆｌａｔｉｏｎ ｐｏｒｔ）
とを有している。カテーテルの近位端部は尿道の口を越
えて突出し、かつ尿道からほぼ一定の速度で滴下する尿
を収集するためのバッグ容器に取り付けることができ
る。この収集バッグは、患者が歩行しているときには、
患者の脚に取り付けられ、または患者がベッドで療養し
ているときには、ベッドの側部に取り付けられる。カテ
ーテルの先端部からの尿の漏洩を止めるために、バッグ
の代わりにプラグが時折使用される。
ーテル、例えば、現在、膀胱排水のために使用されてい
るフォーリーカテーテルは、尿を排水装置の中央内腔を
通して排出するために尿道内に配置される本質的に細長
い管状構造体である。管の遠位端部の付近には、膀胱内
でふくらませたときにカテーテルを所定位置に保持する
ことを可能にする膨脹可能なバルーンが配置されてい
る。カテーテルの近位端部は排水口ならびにバルーン膨
脹口（ｂａｌｌｏｎ ｉｎｆｌａｔｉｏｎ ｐｏｒｔ）
とを有している。カテーテルの近位端部は尿道の口を越
えて突出し、かつ尿道からほぼ一定の速度で滴下する尿
を収集するためのバッグ容器に取り付けることができ
る。この収集バッグは、患者が歩行しているときには、
患者の脚に取り付けられ、または患者がベッドで療養し
ているときには、ベッドの側部に取り付けられる。カテ
ーテルの先端部からの尿の漏洩を止めるために、バッグ
の代わりにプラグが時折使用される。
【０００３】フォーリーカテーテルまたは同様な装置が
使用されているときには、患者は排尿したいときに排尿
することができない。それどころか、尿は膀胱から細長
い管の中央内腔を通して収集バッグの中に間断なく排出
されている。それゆえに、歩行している患者は余儀無く
脚に脚用バッグを取り付けざるをえず、このために大き
い不便、目ざわりならびに患者の生活の質に影響をおよ
ぼす諸問題の源が生ずる。尿が膀胱から間断なく排出さ
れる事実のために、膀胱は間断なくほとんど空である。
それゆえに、膀胱のドームがフォーリーカテーテルの水
で満たされた膨脹したバルーン保持部分の上に間断なく
支えられ、それにより組織の圧迫、炎症および微欄と関
係した有害な副作用が発生する。そのうえ、特に、尿路
感染症の増加は、特に長期的に使用されるときに、この
ようなカテーテルを使用する患者に一般的である。不慮
の要素が正確に確認されていないが、導尿時間の長さは
おそらくは尿路への細菌の移行に起因する***の頻
度および苦しさの増大と関連している。しばしば、黄色
の外皮の形成（ｙｅｌｌｏｗ ｅｎｃｌｕｓｔｅｄ）お
よび細菌を含む粘液様の蛋白質の付着がカテーテルの表
面上に認められ、内腔の表面上においてはるかに高い濃
度が見られる。尿容器の強制的な使用により、汚れた衣
類、家具および臭気の付加的な付随したスチグマが発生
する。
使用されているときには、患者は排尿したいときに排尿
することができない。それどころか、尿は膀胱から細長
い管の中央内腔を通して収集バッグの中に間断なく排出
されている。それゆえに、歩行している患者は余儀無く
脚に脚用バッグを取り付けざるをえず、このために大き
い不便、目ざわりならびに患者の生活の質に影響をおよ
ぼす諸問題の源が生ずる。尿が膀胱から間断なく排出さ
れる事実のために、膀胱は間断なくほとんど空である。
それゆえに、膀胱のドームがフォーリーカテーテルの水
で満たされた膨脹したバルーン保持部分の上に間断なく
支えられ、それにより組織の圧迫、炎症および微欄と関
係した有害な副作用が発生する。そのうえ、特に、尿路
感染症の増加は、特に長期的に使用されるときに、この
ようなカテーテルを使用する患者に一般的である。不慮
の要素が正確に確認されていないが、導尿時間の長さは
おそらくは尿路への細菌の移行に起因する***の頻
度および苦しさの増大と関連している。しばしば、黄色
の外皮の形成（ｙｅｌｌｏｗ ｅｎｃｌｕｓｔｅｄ）お
よび細菌を含む粘液様の蛋白質の付着がカテーテルの表
面上に認められ、内腔の表面上においてはるかに高い濃
度が見られる。尿容器の強制的な使用により、汚れた衣
類、家具および臭気の付加的な付随したスチグマが発生
する。
【０００４】スピノサ氏その他の米国特許第３，８１
５，６０８号明細書の図９には、泌尿器の膀胱の内部に
排水穴５６を有するカテーテルの遠位端部を保持するた
めの膨脹可能なバルーン６４を有する代表的なフォーリ
ー泌尿器用カテーテルが開示されている。スピノサ氏そ
の他の特許の図６および図７に開示された別の一実施例
は、膨脹可能なバルーンの代わりに保持装置としてらせ
ん形にねじを切った領域を使用する泌尿器用カテーテル
を示している。この装置は依然として尿路として中央内
腔４６に依存すると共に、らせん形にねじ４４の間に形
成されたみぞ４８が前立腺から放出された滲出液の排出
を可能にしている。
５，６０８号明細書の図９には、泌尿器の膀胱の内部に
排水穴５６を有するカテーテルの遠位端部を保持するた
めの膨脹可能なバルーン６４を有する代表的なフォーリ
ー泌尿器用カテーテルが開示されている。スピノサ氏そ
の他の特許の図６および図７に開示された別の一実施例
は、膨脹可能なバルーンの代わりに保持装置としてらせ
ん形にねじを切った領域を使用する泌尿器用カテーテル
を示している。この装置は依然として尿路として中央内
腔４６に依存すると共に、らせん形にねじ４４の間に形
成されたみぞ４８が前立腺から放出された滲出液の排出
を可能にしている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は圧迫（ｃｏｍｐ
ｒｅｓｓｉｏｎ）および炎症（ｉｒｒｉｔａｔｉｏｎ）
と関連した問題を解決し、患者に毎日生活をより正常に
行うオプションを与えかつ一般的な***症の発生を
減少することにより排水カテーテルを必要とする患者が
生活の質を高めるための解決方法を提供する。本発明の
一実施例は遠位端部において少なくとも一つの深い開口
した流体排出みぞと低いプロフィールの膀胱保持装置と
を有する膀胱排水装置を備えている。それに加えて、こ
の膀胱排水装置は外部尿道括約筋の領域において好まし
くは狭く形成された本質的に平滑なセグメントを含むこ
とができる。尿は膀胱から開口した表面みぞを経て排出
される。狭く形成された平滑なセグメントにより、外部
の尿道の括約筋が膀胱から尿道の下側部分への尿の漏洩
を遮断するために正常に機能することが可能になる。排
水みぞが外部の括約筋の下方に再び見える。括約筋が開
いたときに、尿および流体が平滑な狭い排水領域におけ
る弛緩した括約筋領域を越えて下方の深い表面排水みぞ
に流れる。尿が膀胱から排水カテーテルの内腔を通して
漏洩する態様で間断なく排出されるフォーリー型のカテ
ーテルおよびスピノサその他の米国特許第３，８１５，
６０８号明細書の図６および図７のカテーテルと異な
り、本発明の構成は、患者が排尿する準備を整えたとき
に、全く正規の方法と同様に、多量の排尿ができるま
で、尿を膀胱内にたくわえることをできるようになって
いる。尿の全量を一度に勢いよく流すことによる尿道お
よびみぞの壁部内のこの自然な毎日の複数回の自動的な
フラッシング作用のために、本発明の膀胱排水装置は任
意の付加された外部の加圧された装置、例えば、米国特
許第４，７２３，９４６号明細書に記載の装置または患
者のためのいかなる付加された工程をも伴わない自浄
（自洗）式である。
ｒｅｓｓｉｏｎ）および炎症（ｉｒｒｉｔａｔｉｏｎ）
と関連した問題を解決し、患者に毎日生活をより正常に
行うオプションを与えかつ一般的な***症の発生を
減少することにより排水カテーテルを必要とする患者が
生活の質を高めるための解決方法を提供する。本発明の
一実施例は遠位端部において少なくとも一つの深い開口
した流体排出みぞと低いプロフィールの膀胱保持装置と
を有する膀胱排水装置を備えている。それに加えて、こ
の膀胱排水装置は外部尿道括約筋の領域において好まし
くは狭く形成された本質的に平滑なセグメントを含むこ
とができる。尿は膀胱から開口した表面みぞを経て排出
される。狭く形成された平滑なセグメントにより、外部
の尿道の括約筋が膀胱から尿道の下側部分への尿の漏洩
を遮断するために正常に機能することが可能になる。排
水みぞが外部の括約筋の下方に再び見える。括約筋が開
いたときに、尿および流体が平滑な狭い排水領域におけ
る弛緩した括約筋領域を越えて下方の深い表面排水みぞ
に流れる。尿が膀胱から排水カテーテルの内腔を通して
漏洩する態様で間断なく排出されるフォーリー型のカテ
ーテルおよびスピノサその他の米国特許第３，８１５，
６０８号明細書の図６および図７のカテーテルと異な
り、本発明の構成は、患者が排尿する準備を整えたとき
に、全く正規の方法と同様に、多量の排尿ができるま
で、尿を膀胱内にたくわえることをできるようになって
いる。尿の全量を一度に勢いよく流すことによる尿道お
よびみぞの壁部内のこの自然な毎日の複数回の自動的な
フラッシング作用のために、本発明の膀胱排水装置は任
意の付加された外部の加圧された装置、例えば、米国特
許第４，７２３，９４６号明細書に記載の装置または患
者のためのいかなる付加された工程をも伴わない自浄
（自洗）式である。
【０００６】平滑なセグメントを備えていない本発明の
装置は、常に排尿が必要であり、または不可避である場
合に患者により着用することができる。従って、この排
水装置は膀胱の刺激感応性を減らすための低いプロフィ
ールの保持装置と、細菌およびその他の汚染物が内腔の
内部に住みつくことを最小限度にとどめて、感染症が起
きる可能性を低下させるために尿の流れを尿道の壁部と
接触させる深い外部排水みぞとを備えている利点を有し
ている。
装置は、常に排尿が必要であり、または不可避である場
合に患者により着用することができる。従って、この排
水装置は膀胱の刺激感応性を減らすための低いプロフィ
ールの保持装置と、細菌およびその他の汚染物が内腔の
内部に住みつくことを最小限度にとどめて、感染症が起
きる可能性を低下させるために尿の流れを尿道の壁部と
接触させる深い外部排水みぞとを備えている利点を有し
ている。
【０００７】外部の尿道の括約筋領域の位置における狭
く形成された平滑なセグメントの存在により、括約筋が
正常に機能しているときに、外部の尿道の括約筋の自然
な収縮を可能にして、遠位のふくれたペニスの尿道への
流体の流れを終了する。それゆえに、患者は自身の排尿
頻度を制御することができる。この構成により、歩行し
ている患者は外部尿排出収集用脚用バッグを必要とする
ことなく、排水装置を着用することが可能になる。
く形成された平滑なセグメントの存在により、括約筋が
正常に機能しているときに、外部の尿道の括約筋の自然
な収縮を可能にして、遠位のふくれたペニスの尿道への
流体の流れを終了する。それゆえに、患者は自身の排尿
頻度を制御することができる。この構成により、歩行し
ている患者は外部尿排出収集用脚用バッグを必要とする
ことなく、排水装置を着用することが可能になる。
【０００８】尿失禁で悩んでいる患者は、年齢およびそ
の他の要素の如何により、異なる程度の外部の泌尿器の
括約筋の緊縮性を有している。外部にみぞを有する排水
部材の長さに沿って位置を変えることができかつ外径を
選択することができる平滑な表面部分を設けることによ
り、種々の患者をこの装置に適応させることができる。
の他の要素の如何により、異なる程度の外部の泌尿器の
括約筋の緊縮性を有している。外部にみぞを有する排水
部材の長さに沿って位置を変えることができかつ外径を
選択することができる平滑な表面部分を設けることによ
り、種々の患者をこの装置に適応させることができる。
【０００９】膀胱の内部に配置された排水装置の遠位端
部は、膀胱の首部に保持するための保持装置を含む。こ
の保持装置は排水装置の中央内腔内に配置された真直ぐ
にされる探り針により尿道内に挿入するために当初に真
直ぐにされた可撓性の深く開口したみぞを有する排水装
置のコイル状に巻かれた部分であることが好ましい。排
水装置の配置後にワイヤを除去することにより、カール
が復旧する。低いプロフィールの保持装置が排水セグメ
ントの延長部であるために、バルーンが必要でなく、ま
た尿を通過させるための側部開口部を有する直角の上方
に突出した管も必要でない。この保持装置は平滑な狭く
形成された部分から前立腺の尿道の内部での排水を保証
するための距離だけ隔置されている。尿道から出る前
に、深いみぞは従来の管状構造体、すなわち、尿道の出
口まで延びる収集セグメントと置き換えられる。この収
集セグメントは上記の深い外部のみぞから流体を収集
し、流体をペニスの開口部を越えて運び、かつ排尿収集
尿バッグまたはプラグを近位端部に取り付けることを可
能にする。管状の収集セグメントはみぞを有する主排水
本体から取り外すことができ、従って、排水本体全体が
主排水本体尿道の内部に隠された状態に残される。これ
はさらに外部の汚染からの感染を最小限度にとどめるこ
とを保証し、かつ外部の装置の美学的に不愉快なかつ厄
介な存在を回避することができる。
部は、膀胱の首部に保持するための保持装置を含む。こ
の保持装置は排水装置の中央内腔内に配置された真直ぐ
にされる探り針により尿道内に挿入するために当初に真
直ぐにされた可撓性の深く開口したみぞを有する排水装
置のコイル状に巻かれた部分であることが好ましい。排
水装置の配置後にワイヤを除去することにより、カール
が復旧する。低いプロフィールの保持装置が排水セグメ
ントの延長部であるために、バルーンが必要でなく、ま
た尿を通過させるための側部開口部を有する直角の上方
に突出した管も必要でない。この保持装置は平滑な狭く
形成された部分から前立腺の尿道の内部での排水を保証
するための距離だけ隔置されている。尿道から出る前
に、深いみぞは従来の管状構造体、すなわち、尿道の出
口まで延びる収集セグメントと置き換えられる。この収
集セグメントは上記の深い外部のみぞから流体を収集
し、流体をペニスの開口部を越えて運び、かつ排尿収集
尿バッグまたはプラグを近位端部に取り付けることを可
能にする。管状の収集セグメントはみぞを有する主排水
本体から取り外すことができ、従って、排水本体全体が
主排水本体尿道の内部に隠された状態に残される。これ
はさらに外部の汚染からの感染を最小限度にとどめるこ
とを保証し、かつ外部の装置の美学的に不愉快なかつ厄
介な存在を回避することができる。
【００１０】男性および女性の泌尿器の解剖学的な差異
と、特に女性の尿道の短い長さおよび形状により、女性
用の排水装置は、排水装置が膀胱の中に上方に移行する
ことを阻止するために遠位端部において平坦なコイル状
膀胱保持装置を有しかつ近位端部において対応した保持
装置を有する柔軟な可撓性のプラスチック本体を備えて
いることが好ましい。この近位保持装置は尿道開口部に
最も近い膣の前庭と合致する形状に形成されている。近
位保持装置は下方の組織が空気にさらされることを可能
にするために開口した構造体または穴開けされているこ
とが好ましい。
と、特に女性の尿道の短い長さおよび形状により、女性
用の排水装置は、排水装置が膀胱の中に上方に移行する
ことを阻止するために遠位端部において平坦なコイル状
膀胱保持装置を有しかつ近位端部において対応した保持
装置を有する柔軟な可撓性のプラスチック本体を備えて
いることが好ましい。この近位保持装置は尿道開口部に
最も近い膣の前庭と合致する形状に形成されている。近
位保持装置は下方の組織が空気にさらされることを可能
にするために開口した構造体または穴開けされているこ
とが好ましい。
【００１１】女性のストレスによる尿失禁と取り組む場
合には、患者のために適切な選択されたサイズのカフ部
材を泌尿器の括約筋と協働するために排水部材のまわり
に配置することができ、括約筋がカフに対して改良され
たシールを形成して、尿の流れを閉塞することが可能に
なる。
合には、患者のために適切な選択されたサイズのカフ部
材を泌尿器の括約筋と協働するために排水部材のまわり
に配置することができ、括約筋がカフに対して改良され
たシールを形成して、尿の流れを閉塞することが可能に
なる。
【００１２】従って、本発明の目的は、膀胱排水カテー
テルを必要とする患者のために生活の質を大いに高める
ことにある。
テルを必要とする患者のために生活の質を大いに高める
ことにある。
【００１３】
【発明の実施の形態】本発明の上記の特徴および利点
は、当業者には、いくつかの図面の符号が対応した部分
を指す本発明の以下の詳細な説明から明らかになろう。
先ず、図１の（ａ）を参照すると、本発明の第１実施例
による膀胱排水装置の斜視図を示してある。この膀胱排
水装置は、全般的に符号１０により示されかつ近位端部
１４および遠位端部１６を有しかつ遠位端部１６に向か
って長手方向に延び、しかも該遠位端部から若干離れた
位置まで延びている探り針受入れ内腔１８を有する細長
い可撓性の管状部材１２を備えていることが理解されよ
う。従って、遠位端部１６は本発明の排水装置１０が患
者の尿道の内部の所定位置に配置されているときに体液
の流れを遠位端部１６を通して排除する探り針内腔１８
を覆っている。
は、当業者には、いくつかの図面の符号が対応した部分
を指す本発明の以下の詳細な説明から明らかになろう。
先ず、図１の（ａ）を参照すると、本発明の第１実施例
による膀胱排水装置の斜視図を示してある。この膀胱排
水装置は、全般的に符号１０により示されかつ近位端部
１４および遠位端部１６を有しかつ遠位端部１６に向か
って長手方向に延び、しかも該遠位端部から若干離れた
位置まで延びている探り針受入れ内腔１８を有する細長
い可撓性の管状部材１２を備えていることが理解されよ
う。従って、遠位端部１６は本発明の排水装置１０が患
者の尿道の内部の所定位置に配置されているときに体液
の流れを遠位端部１６を通して排除する探り針内腔１８
を覆っている。
【００１４】図１の（ａ）をひき続いて参照すると、排
水装置１０の本体部材１２はその表面に形成された少な
くとも一つのみぞ２０を含むように示してあり、かつ本
体部材１２は近位端部１４から遠位端部１６までの距離
全体にわたって実質的に延びている。図１の（ａ）にお
いては、みぞ２０は排水本体１２をらせん状に横切るよ
うに示してあるが、１個のみぞ２０または複数個のみぞ
２０を同様に真直ぐに形成することができることを理解
すべきである。限定を意図していないが、５．３mm
（０．２１インチ）の外側寸法を有する排水装置につい
ては、らせん状のみぞ２０はほぼ１．５mm（０．０６イ
ンチ）の深さを有することができる。本体部材１２は可
撓性の重合体材料、例えば、約３０ショアＡと約９５シ
ョアＡとの間のデュロメータショア硬度を有するシリコ
ーン、シラスティック、ポリウレタンまたは別の熱可撓
性エラストマーで製造されることが好ましい。
水装置１０の本体部材１２はその表面に形成された少な
くとも一つのみぞ２０を含むように示してあり、かつ本
体部材１２は近位端部１４から遠位端部１６までの距離
全体にわたって実質的に延びている。図１の（ａ）にお
いては、みぞ２０は排水本体１２をらせん状に横切るよ
うに示してあるが、１個のみぞ２０または複数個のみぞ
２０を同様に真直ぐに形成することができることを理解
すべきである。限定を意図していないが、５．３mm
（０．２１インチ）の外側寸法を有する排水装置につい
ては、らせん状のみぞ２０はほぼ１．５mm（０．０６イ
ンチ）の深さを有することができる。本体部材１２は可
撓性の重合体材料、例えば、約３０ショアＡと約９５シ
ョアＡとの間のデュロメータショア硬度を有するシリコ
ーン、シラスティック、ポリウレタンまたは別の熱可撓
性エラストマーで製造されることが好ましい。
【００１５】膀胱保持セグメント２２は膀胱排水装置１
０の遠位端部１６に最も近い位置に配置されている。膀
胱保持セグメント２２はワイヤ探り針（図示せず）を内
腔１８を通して十分に挿入することにより真直ぐにする
ことができるカールした端部を備えている。しかしなが
ら、遠位部分が膀胱の中に配置された状態で図１に示す
ように排水組立体を膀胱の中に挿入した後に探り針が十
分に引っ込められたときに、排水装置１０の遠位端部を
含むプラスチックの記憶特性が予備成形された遠位端
部、膀胱保持部分２２が例示したようにループまたはカ
ールを描くことを可能にする。当業者は制御された記憶
特性以外の装置が排水装置の遠位端部にカールを形成す
るために入手できることを理解することができよう。探
り針が抜き取られたときにカールの形成を強化するため
に、例えば、予備成形された形状を有する短いワイヤセ
グメントを排水本体の中に埋封することができる。
０の遠位端部１６に最も近い位置に配置されている。膀
胱保持セグメント２２はワイヤ探り針（図示せず）を内
腔１８を通して十分に挿入することにより真直ぐにする
ことができるカールした端部を備えている。しかしなが
ら、遠位部分が膀胱の中に配置された状態で図１に示す
ように排水組立体を膀胱の中に挿入した後に探り針が十
分に引っ込められたときに、排水装置１０の遠位端部を
含むプラスチックの記憶特性が予備成形された遠位端
部、膀胱保持部分２２が例示したようにループまたはカ
ールを描くことを可能にする。当業者は制御された記憶
特性以外の装置が排水装置の遠位端部にカールを形成す
るために入手できることを理解することができよう。探
り針が抜き取られたときにカールの形成を強化するため
に、例えば、予備成形された形状を有する短いワイヤセ
グメントを排水本体の中に埋封することができる。
【００１６】膀胱排水装置１０の近位端部には、全般的
に符号２４で示した流体収集セグメントが取り付けられ
ている。流体収集セグメント２４はこの明細書に後述す
る態様で排水セグメント１２に取り付け、かつ排水セグ
メント１２から取り外すことができる。流体収集セグメ
ント２４は、その最も簡単な形態において、排水セグメ
ント１０の近位端部１４から排水の出口を構成する開口
した遠位端部２８まで延びる内腔を有する細長いプラス
チックチューブを備えている。流体収集セグメント２４
は図示していない排水バッグまたはプラグを受け入れる
ことができる。
に符号２４で示した流体収集セグメントが取り付けられ
ている。流体収集セグメント２４はこの明細書に後述す
る態様で排水セグメント１２に取り付け、かつ排水セグ
メント１２から取り外すことができる。流体収集セグメ
ント２４は、その最も簡単な形態において、排水セグメ
ント１０の近位端部１４から排水の出口を構成する開口
した遠位端部２８まで延びる内腔を有する細長いプラス
チックチューブを備えている。流体収集セグメント２４
は図示していない排水バッグまたはプラグを受け入れる
ことができる。
【００１７】排水の除去を容易にするために、ストラン
ド、例えば、モノフィラメントナイロンロープ２５が排
出セグメント１２の近位端部１４に固定され、かつ流体
収集セグメント１２の近位端部２８を越え、かつペニス
内の尿道開口部外に延びる。モノフィラメントロープ２
５をループ２７により掴みかつロープ２５を引っ張るこ
とにより、固定部材２２の記憶特性が克服され、その結
果、排水装置を尿道を通してペニスの尿道を通してペニ
スの端部外に容易に引き出すことができる。もしも所望
されれば、ロープ２５は流体収集セグメント２４の近位
端部２８に達しない位置で終端することができ、そして
その場合には、ロープ２５と結ばれたループ２７を掴む
ために、フックを有する器具を流体収集セグメント２４
の内腔に通すことができる。さて、器具を引っ張ること
により、排水部材１２を再び取り外すことができる。
ド、例えば、モノフィラメントナイロンロープ２５が排
出セグメント１２の近位端部１４に固定され、かつ流体
収集セグメント１２の近位端部２８を越え、かつペニス
内の尿道開口部外に延びる。モノフィラメントロープ２
５をループ２７により掴みかつロープ２５を引っ張るこ
とにより、固定部材２２の記憶特性が克服され、その結
果、排水装置を尿道を通してペニスの尿道を通してペニ
スの端部外に容易に引き出すことができる。もしも所望
されれば、ロープ２５は流体収集セグメント２４の近位
端部２８に達しない位置で終端することができ、そして
その場合には、ロープ２５と結ばれたループ２７を掴む
ために、フックを有する器具を流体収集セグメント２４
の内腔に通すことができる。さて、器具を引っ張ること
により、排水部材１２を再び取り外すことができる。
【００１８】本発明の一実施例を図２に示してある。図
２の組立体は、図２の排水装置３０においては、管状部
材１２が尿道の外部括約筋と協働するための狭くかつ平
滑な（みぞの無い）セグメント３２を含む。セグメント
３２の遠位端部においては、テーパー肩部３５が形成さ
れ、かつ近位端部においては、より直角をなす肩部３６
が形成されている。セグメント３２の長さは０．５cmか
ら５．０cmまでの範囲内であることが好ましく、かつそ
の外径は０．１cmから２．０cmまでの範囲内とすること
ができる。
２の組立体は、図２の排水装置３０においては、管状部
材１２が尿道の外部括約筋と協働するための狭くかつ平
滑な（みぞの無い）セグメント３２を含む。セグメント
３２の遠位端部においては、テーパー肩部３５が形成さ
れ、かつ近位端部においては、より直角をなす肩部３６
が形成されている。セグメント３２の長さは０．５cmか
ら５．０cmまでの範囲内であることが好ましく、かつそ
の外径は０．１cmから２．０cmまでの範囲内とすること
ができる。
【００１９】図３を参照すると、同図は男性の尿道内に
配置された図２の実施例の膀胱排水装置３０を示す。膀
胱保持部分２２は膀胱３５の首部に最も近い位置に配置
され、かつ設置された探り針（図示せず）が完全に除去
された状態で、膀胱保持部分２２がその平坦ならせん形
の形状を有し、それにより排水装置１２を所定位置に保
持している。テーパー肩部３５の上方に配置された排水
装置３０の部分は、前立腺８６を通り抜ける寸法を有
し、かつ直径が減少した領域３２が外部尿道の括約筋３
８を貫通して延びている。もしも所望されれば、紐また
はモノフィラメント２は排水装置を除去する間に引張力
が加えられるときに直径が減少した領域３２内の排水装
置の延伸を阻止するために図２の排水装置と共に同時に
押出成形することができる。
配置された図２の実施例の膀胱排水装置３０を示す。膀
胱保持部分２２は膀胱３５の首部に最も近い位置に配置
され、かつ設置された探り針（図示せず）が完全に除去
された状態で、膀胱保持部分２２がその平坦ならせん形
の形状を有し、それにより排水装置１２を所定位置に保
持している。テーパー肩部３５の上方に配置された排水
装置３０の部分は、前立腺８６を通り抜ける寸法を有
し、かつ直径が減少した領域３２が外部尿道の括約筋３
８を貫通して延びている。もしも所望されれば、紐また
はモノフィラメント２は排水装置を除去する間に引張力
が加えられるときに直径が減少した領域３２内の排水装
置の延伸を阻止するために図２の排水装置と共に同時に
押出成形することができる。
【００２０】膀胱保持要素を含むらせん形のカール２２
は、排水装置１２の軸線方向の長さに実質的に垂直であ
り、かつ膀胱３４の基部の上方に認めうる程に突出して
いない。この低い平坦なプロフィールは、本発明を液体
が充填されたバルーンにより保持された一般的なフォリ
ーのカテーテルならびにギャロウェー氏に発行された米
国特許第４，７３８，６６７号明細書に示された装置か
ら区別する。ギャロウェー氏の装置における外側シール
ドの除去と比較したときの真直ぐにする探り針を除去す
ることにより、患者の尿道壁部のいかなる炎症をも最小
限度にとどめる。また、外側の真直ぐにするスリーブを
利用する設計と対照すると、内部の真直ぐにするワイヤ
を使用することにより、排水装置それ自体の所定の外径
に対してより深い排水みぞを使用することができる。膀
胱保持部分２２が排水装置を含む本体部材１２の遠位端
部においてらせん形またはカールとして描かれている
が、排水装置をフォーリーカテーテルと共に慣用の方法
で使用される方法と類似の方法で固定するために、管状
本体１２の外側に接着されかつ膨脹式内腔に通ずるバル
ーンにより橋絡されたポートを通して連絡する膨脹式バ
ルーンを使用することができる。このような装置は図１
の（ｂ）に符号３９により識別されるシラスティックバ
ルーンとして示してある。
は、排水装置１２の軸線方向の長さに実質的に垂直であ
り、かつ膀胱３４の基部の上方に認めうる程に突出して
いない。この低い平坦なプロフィールは、本発明を液体
が充填されたバルーンにより保持された一般的なフォリ
ーのカテーテルならびにギャロウェー氏に発行された米
国特許第４，７３８，６６７号明細書に示された装置か
ら区別する。ギャロウェー氏の装置における外側シール
ドの除去と比較したときの真直ぐにする探り針を除去す
ることにより、患者の尿道壁部のいかなる炎症をも最小
限度にとどめる。また、外側の真直ぐにするスリーブを
利用する設計と対照すると、内部の真直ぐにするワイヤ
を使用することにより、排水装置それ自体の所定の外径
に対してより深い排水みぞを使用することができる。膀
胱保持部分２２が排水装置を含む本体部材１２の遠位端
部においてらせん形またはカールとして描かれている
が、排水装置をフォーリーカテーテルと共に慣用の方法
で使用される方法と類似の方法で固定するために、管状
本体１２の外側に接着されかつ膨脹式内腔に通ずるバル
ーンにより橋絡されたポートを通して連絡する膨脹式バ
ルーンを使用することができる。このような装置は図１
の（ｂ）に符号３９により識別されるシラスティックバ
ルーンとして示してある。
【００２１】図２の実施例が図３に例示したように所定
位置に配置されたときに、膀胱３５からの尿の連続した
流れが排水セグメント３０の外壁部に形成された空にな
ったみぞ２０を通って尿収集管２４の内腔中に流入す
る。機能している外部尿道括約筋３８を有する患者につ
いては、排水本体の領域３２内の尿道に作用する圧縮力
が尿道を流体収集セグメント２４に対して閉じて、それ
により尿の流れを閉塞する。患者が膀胱から排尿するこ
とを望むときに、患者は外部尿道括約筋３８を自発的に
弛めて、膀胱３４内の内容液、すなわち、尿が排水装置
３０の壁面に形成されたみぞを通って流れ、みぞ内の尿
が空になるように、収集バッグ（図示せず）に通ずる尿
収集管２４の中に流入する。
位置に配置されたときに、膀胱３５からの尿の連続した
流れが排水セグメント３０の外壁部に形成された空にな
ったみぞ２０を通って尿収集管２４の内腔中に流入す
る。機能している外部尿道括約筋３８を有する患者につ
いては、排水本体の領域３２内の尿道に作用する圧縮力
が尿道を流体収集セグメント２４に対して閉じて、それ
により尿の流れを閉塞する。患者が膀胱から排尿するこ
とを望むときに、患者は外部尿道括約筋３８を自発的に
弛めて、膀胱３４内の内容液、すなわち、尿が排水装置
３０の壁面に形成されたみぞを通って流れ、みぞ内の尿
が空になるように、収集バッグ（図示せず）に通ずる尿
収集管２４の中に流入する。
【００２２】図４ないし図７は図１の（ａ）および図２
にそれぞれ例示した排水セグメント１０および３０を構
成する代替方法を示す。図４においては、排水セグメン
ト１２はその実質的に全長に沿って延びる相互に直径方
向に向き合った２個の真直ぐな長手方向のみぞ４０およ
び４２を含む。また、図４ないし図７には、探り針用内
腔１８を示してある。図５の実施例においては、符号２
０で示した表面みぞが図１および図２の実施例の場合と
同様にらせん形に形成されている。このらせん形のパタ
ーンは冷却前の押出工程の間にセグメント１２を捩じる
ことにより製造工程の間に便利に形成することができ
る。捩りの量を制御することにより、みぞのピッチを制
御することができる。
にそれぞれ例示した排水セグメント１０および３０を構
成する代替方法を示す。図４においては、排水セグメン
ト１２はその実質的に全長に沿って延びる相互に直径方
向に向き合った２個の真直ぐな長手方向のみぞ４０およ
び４２を含む。また、図４ないし図７には、探り針用内
腔１８を示してある。図５の実施例においては、符号２
０で示した表面みぞが図１および図２の実施例の場合と
同様にらせん形に形成されている。このらせん形のパタ
ーンは冷却前の押出工程の間にセグメント１２を捩じる
ことにより製造工程の間に便利に形成することができ
る。捩りの量を制御することにより、みぞのピッチを制
御することができる。
【００２３】図４に示した型式の線形みぞを排出セグメ
ントに設けることができるが、排水装置の外面上の側面
の突起部が尿道の軸線方向に沿った排水装置の移動を遅
らせて、それにより排水装置の望ましくない移行を最小
限度にとどめるように、尿道の壁部と相互に作用する点
で、らせん形のみぞの形状が好ましい。みぞの側壁部は
符号４４（図６）で示すようにアンダーカットされ、ま
たは、くぼんでおり、それにより尿道の炎症を阻止し、
かつ尿道の壁部の組織がみぞの中に陥入することを阻止
抑制することが好ましい。
ントに設けることができるが、排水装置の外面上の側面
の突起部が尿道の軸線方向に沿った排水装置の移動を遅
らせて、それにより排水装置の望ましくない移行を最小
限度にとどめるように、尿道の壁部と相互に作用する点
で、らせん形のみぞの形状が好ましい。みぞの側壁部は
符号４４（図６）で示すようにアンダーカットされ、ま
たは、くぼんでおり、それにより尿道の炎症を阻止し、
かつ尿道の壁部の組織がみぞの中に陥入することを阻止
抑制することが好ましい。
【００２４】図６および図７は、それぞれ、４個のみぞ
および３個のみぞがそれぞれ排水装置の長さに沿って延
びる排水装置の横断面図を示す。
および３個のみぞがそれぞれ排水装置の長さに沿って延
びる排水装置の横断面図を示す。
【００２５】図８の横断面図を参照すると、所定の患者
の外部泌尿器の括約筋と協働するために排水部材１２の
長さに沿って平滑なセグメントを形成する別の一つの方
法は、内腔を有する符号４５で示した短い長さの管であ
って、内腔の側壁部がみぞを有する排水部材１２の外面
と相補的な形状を有する管を提供することである。従っ
て、管４５の平滑な部分は、泌尿器の括約筋がその患者
のために配置されたときに、排水本体１２に沿った位置
まで長手方向に調節することができる。また、除去可能
でありかつ取替え可能な平滑な管状セグメント４５の外
径は、その患者の泌尿器の括約筋の特定の萎縮性に順応
して、高められた抑制を与えるように選択することがで
き、かつ通常０．３cmから１．０cmまでの範囲内にあ
る。
の外部泌尿器の括約筋と協働するために排水部材１２の
長さに沿って平滑なセグメントを形成する別の一つの方
法は、内腔を有する符号４５で示した短い長さの管であ
って、内腔の側壁部がみぞを有する排水部材１２の外面
と相補的な形状を有する管を提供することである。従っ
て、管４５の平滑な部分は、泌尿器の括約筋がその患者
のために配置されたときに、排水本体１２に沿った位置
まで長手方向に調節することができる。また、除去可能
でありかつ取替え可能な平滑な管状セグメント４５の外
径は、その患者の泌尿器の括約筋の特定の萎縮性に順応
して、高められた抑制を与えるように選択することがで
き、かつ通常０．３cmから１．０cmまでの範囲内にあ
る。
【００２６】さらに、女性の尿道排水装置上の平滑な部
材４５が排出部材１２（図１の（ａ））を包囲するふく
らませることができるスリーブを備えることができるこ
とが企図されている。これはスリーブを配置後に膨脹可
能なスリーブと膀胱の首部との間の漏洩を阻止しかつ括
約筋の欠陥を補正するために有効な程度までふくらませ
ることができる点で、女性のストレスによる尿失禁の場
合に有益であると考えられる。
材４５が排出部材１２（図１の（ａ））を包囲するふく
らませることができるスリーブを備えることができるこ
とが企図されている。これはスリーブを配置後に膨脹可
能なスリーブと膀胱の首部との間の漏洩を阻止しかつ括
約筋の欠陥を補正するために有効な程度までふくらませ
ることができる点で、女性のストレスによる尿失禁の場
合に有益であると考えられる。
【００２７】さて、図９を参照すると、流体収集管２４
がみぞを有する排水部材１２の近位端部と結合されてい
る態様を示す膀胱排水装置の拡大一部欠裁部分断面図を
示してある。排水部材１２の近位端部１４は拡大した端
末部分４８が後続する細い首部４６を備えている。流体
収集管２４は端末部分４８をスナップして細い首部４６
に対向する位置を占有するようになった相補的なプロフ
ィール５０を有している。尿道の内壁部と排水装置との
間のみぞ２０に沿って流れる尿は、流体収集管２４の内
腔の中に導かれ、その近位端部外に、図１の（ａ）の実
施例が使用されているときには連続して流れ、または図
２または図８の実施例が利用されているときには制御さ
れた態様で流れる。可撓性のプラスチック流体収集管２
４の離脱は、管２４を近位方向に引っ張ることにより達
成することができ、また排水セグメント１２を所定位置
に保持するために、安定用押棒５２が同時に使用され
る。流体収集管２４の離脱後、排水装置は尿道の内部に
完全に収容される。
がみぞを有する排水部材１２の近位端部と結合されてい
る態様を示す膀胱排水装置の拡大一部欠裁部分断面図を
示してある。排水部材１２の近位端部１４は拡大した端
末部分４８が後続する細い首部４６を備えている。流体
収集管２４は端末部分４８をスナップして細い首部４６
に対向する位置を占有するようになった相補的なプロフ
ィール５０を有している。尿道の内壁部と排水装置との
間のみぞ２０に沿って流れる尿は、流体収集管２４の内
腔の中に導かれ、その近位端部外に、図１の（ａ）の実
施例が使用されているときには連続して流れ、または図
２または図８の実施例が利用されているときには制御さ
れた態様で流れる。可撓性のプラスチック流体収集管２
４の離脱は、管２４を近位方向に引っ張ることにより達
成することができ、また排水セグメント１２を所定位置
に保持するために、安定用押棒５２が同時に使用され
る。流体収集管２４の離脱後、排水装置は尿道の内部に
完全に収容される。
【００２８】図９の（ｂ）は図面の図７に例示されてい
るような真直ぐな（らせん形でない）みぞを有し、かつ
排水本体１２を組み合わされた流体収集管２４と連結す
るための別の装置を例示した排水部材１２の拡大分解部
分断面図である。排水本体１２は図７に最良に示したよ
うな複数個の真直ぐな平行なみぞを有するように成形さ
れ、または押し出される。リング部材５３が排水本体１
２の近位端末部分を包囲している。リング部材５３は隣
接したみぞにより相互に分離した排水本体のローブの外
部に固定されている。尿の流れをより良好に集中させか
つ導くために、排水本体１２の中央部分は、リング５３
の末端の所定の長さの領域内に垂下したローブのみを残
して、除芯される。流体収集管２４は内部の環状みぞ５
５を含み、みぞ５５の中に排水本体１２のリング５３が
挿入されるようになっている。そのような状態であるの
で、中央部分またはコア部分がない排水本体１２上のロ
ーブの部分が流体収集管２４の内腔５７の内部に配置さ
れ、それにより尿の流れが排水本体１２内の長手方向の
みぞに沿って流れ落ち、流体収集管２４の内腔５７の中
に流入するように尿を導く。
るような真直ぐな（らせん形でない）みぞを有し、かつ
排水本体１２を組み合わされた流体収集管２４と連結す
るための別の装置を例示した排水部材１２の拡大分解部
分断面図である。排水本体１２は図７に最良に示したよ
うな複数個の真直ぐな平行なみぞを有するように成形さ
れ、または押し出される。リング部材５３が排水本体１
２の近位端末部分を包囲している。リング部材５３は隣
接したみぞにより相互に分離した排水本体のローブの外
部に固定されている。尿の流れをより良好に集中させか
つ導くために、排水本体１２の中央部分は、リング５３
の末端の所定の長さの領域内に垂下したローブのみを残
して、除芯される。流体収集管２４は内部の環状みぞ５
５を含み、みぞ５５の中に排水本体１２のリング５３が
挿入されるようになっている。そのような状態であるの
で、中央部分またはコア部分がない排水本体１２上のロ
ーブの部分が流体収集管２４の内腔５７の内部に配置さ
れ、それにより尿の流れが排水本体１２内の長手方向の
みぞに沿って流れ落ち、流体収集管２４の内腔５７の中
に流入するように尿を導く。
【００２９】尿が流体収集管２４の中央内腔の中に到達
する能力を高めるために、流体収集管２４の壁部を貫通
した符号５９で示した穴のパターンを含むことが得策で
ある。穴５９のサイズは流体収集管２４の遠位端部に向
かって僅かに大きく形成され、かつ大きい穴５１よりも
近位の位置において符号６１で示したようなより小さい
サイズの穴が形成されている。
する能力を高めるために、流体収集管２４の壁部を貫通
した符号５９で示した穴のパターンを含むことが得策で
ある。穴５９のサイズは流体収集管２４の遠位端部に向
かって僅かに大きく形成され、かつ大きい穴５１よりも
近位の位置において符号６１で示したようなより小さい
サイズの穴が形成されている。
【００３０】当業者は図９の（ａ）の実施例の上記の説
明から理解するように、排水装置１２からプラスチック
収集管２４を取り外すための同じ技術を図９の（ａ）の
実施例により利用することができる。
明から理解するように、排水装置１２からプラスチック
収集管２４を取り外すための同じ技術を図９の（ａ）の
実施例により利用することができる。
【００３１】図４ないし図７の場合のように線形みぞを
有する排水装置の移行を阻止することを助けるために、
図１０に符号５４で示したような一連の長手方向に隔置
されたリングを排水本体１２のまわりに所定の間隔に配
置することができる。リング５４は比較的に平坦であ
り、かつ排水本体１２に適切に接着されることが好まし
い。尿道の内壁部の組織がリング５４の向き合った側の
みぞ４０、４２に陥入して、排水組立体の長手方向の移
動を阻止する。限定を意図していないが、リング５４は
ほぼ２mmの幅と１mmの厚さとを有することができる。さ
らに、リング５４は尿道の括約筋と協働するように意図
された図２に符号３２で示したような直径が減少した任
意の平滑なセグメントの片側または両側における排出本
体１２の長さに沿って相互にほぼ１cmを隔てて配置する
ことができる。リング５４を排水装置１２の長さに沿っ
て設けることにより、中央部探り針受入れ内腔１８を含
むことはもはや必要でない。その代わりに、探り針を表
面みぞ４０および４２の一方の上に経路を定めることが
でき、かつリングにより拘束される。
有する排水装置の移行を阻止することを助けるために、
図１０に符号５４で示したような一連の長手方向に隔置
されたリングを排水本体１２のまわりに所定の間隔に配
置することができる。リング５４は比較的に平坦であ
り、かつ排水本体１２に適切に接着されることが好まし
い。尿道の内壁部の組織がリング５４の向き合った側の
みぞ４０、４２に陥入して、排水組立体の長手方向の移
動を阻止する。限定を意図していないが、リング５４は
ほぼ２mmの幅と１mmの厚さとを有することができる。さ
らに、リング５４は尿道の括約筋と協働するように意図
された図２に符号３２で示したような直径が減少した任
意の平滑なセグメントの片側または両側における排出本
体１２の長さに沿って相互にほぼ１cmを隔てて配置する
ことができる。リング５４を排水装置１２の長さに沿っ
て設けることにより、中央部探り針受入れ内腔１８を含
むことはもはや必要でない。その代わりに、探り針を表
面みぞ４０および４２の一方の上に経路を定めることが
でき、かつリングにより拘束される。
【００３２】図１１は図１０に示した装置の代替固定装
置を示す。排水本体のまわりに延びる隔置されたリング
を組み込む代わりに、小さい側方に突出したまた状部材
（ｔｉｎｅｓ）５６が排水本体１２と流体収集管２４´
との間の接続部と最も近接して配置されている。また状
部材５６は排水組立体の泌尿器の膀胱に向かう遠位方向
の移行を阻止するために尿道の内壁部と係合するように
意図されている。排水本体１２を除去することが所望さ
れるときには、ストランド２５（図１の（ａ））に適用
された力により、また状部材５６が一方にそらされ、ま
たは環状本体１２の壁部と整列するように折りたたまれ
るので、近位方向の移動に対する抗力または抵抗は実際
に発生しない。また状部材５６が排水本体１２を含むエ
ラストマー材料を切断し、または薄く切ることにより形
成されるものとして示してあるが、このようなまた状部
材５６は、代替実施例においては、流体収集管２４´に
設けることができる。そのうえ、図１１において符号５
６で示したようなまた状部材を設けるよりもむしろ、保
持装置は排水本体１２のローブ上に形成された球状突起
部（図示せず）の形態をとることができる。
置を示す。排水本体のまわりに延びる隔置されたリング
を組み込む代わりに、小さい側方に突出したまた状部材
（ｔｉｎｅｓ）５６が排水本体１２と流体収集管２４´
との間の接続部と最も近接して配置されている。また状
部材５６は排水組立体の泌尿器の膀胱に向かう遠位方向
の移行を阻止するために尿道の内壁部と係合するように
意図されている。排水本体１２を除去することが所望さ
れるときには、ストランド２５（図１の（ａ））に適用
された力により、また状部材５６が一方にそらされ、ま
たは環状本体１２の壁部と整列するように折りたたまれ
るので、近位方向の移動に対する抗力または抵抗は実際
に発生しない。また状部材５６が排水本体１２を含むエ
ラストマー材料を切断し、または薄く切ることにより形
成されるものとして示してあるが、このようなまた状部
材５６は、代替実施例においては、流体収集管２４´に
設けることができる。そのうえ、図１１において符号５
６で示したようなまた状部材を設けるよりもむしろ、保
持装置は排水本体１２のローブ上に形成された球状突起
部（図示せず）の形態をとることができる。
【００３３】図１２ないし図１４はストレスによる尿の
失禁に対処するために女性の尿道の中に挿入可能な代替
装置の構成を示す。この代替装置は、この実施例におい
ては、その全長にわたって表面のみぞがない細長い可撓
性のプラスチック棒を備えていることが理解されよう。
プラスチック棒の上端部には、泌尿器の膀胱の内部に配
置されるように意図された保持セグメント６０が予備成
形されている。このような配置は保持セグメント６０の
カールを一時的に真直ぐにしかつ尿道開口部の中に保持
セグメント６０の挿入を可能にするために好適な探り針
を開口部６２を通して挿入することにより強化される。
保持部材６０を構成する装置５８のセグメントが泌尿器
の尿道内に配置されるように装置５８が尿道内に十分に
前進したときに、探り針の除去時に、装置５８を含むプ
ラスチック材料の記憶特性が保持部材６０を例示したよ
うな平坦ならせん形に再び形成することが可能になる。
失禁に対処するために女性の尿道の中に挿入可能な代替
装置の構成を示す。この代替装置は、この実施例におい
ては、その全長にわたって表面のみぞがない細長い可撓
性のプラスチック棒を備えていることが理解されよう。
プラスチック棒の上端部には、泌尿器の膀胱の内部に配
置されるように意図された保持セグメント６０が予備成
形されている。このような配置は保持セグメント６０の
カールを一時的に真直ぐにしかつ尿道開口部の中に保持
セグメント６０の挿入を可能にするために好適な探り針
を開口部６２を通して挿入することにより強化される。
保持部材６０を構成する装置５８のセグメントが泌尿器
の尿道内に配置されるように装置５８が尿道内に十分に
前進したときに、探り針の除去時に、装置５８を含むプ
ラスチック材料の記憶特性が保持部材６０を例示したよ
うな平坦ならせん形に再び形成することが可能になる。
【００３４】装置５８が着用されているときに装置５８
の上方移行を阻止するために、装置５８はまた近位保持
セグメント６４を備えている。図１２においては、近位
保持セグメント６４はまた本体部分６６に対して所定の
角度をなした平面内に配置されかつ膣の前庭と衝接しか
つ小***の下方に配置される寸法を有する平坦なリング
状のセグメントを備えている。このような構成であるの
で、装置５８は通常の性行為が行われることを依然とし
て可能にすると共に患者の体内にとどまることができ
る。
の上方移行を阻止するために、装置５８はまた近位保持
セグメント６４を備えている。図１２においては、近位
保持セグメント６４はまた本体部分６６に対して所定の
角度をなした平面内に配置されかつ膣の前庭と衝接しか
つ小***の下方に配置される寸法を有する平坦なリング
状のセグメントを備えている。このような構成であるの
で、装置５８は通常の性行為が行われることを依然とし
て可能にすると共に患者の体内にとどまることができ
る。
【００３５】保持部材６０を形成するために、排水部材
６６の近位端部を図１２に符号６０で示すような平坦な
らせん形に形成する代わりに、排出本体６６のまわりに
配置されかつ好適な軟質プラスチックから製造された連
結スポークにより排出本体６６に固定された符号６４で
示したような別個の閉ざされたリングが使用されること
もまた企図されている。この実施例は図１２に例示され
た構造である。
６６の近位端部を図１２に符号６０で示すような平坦な
らせん形に形成する代わりに、排出本体６６のまわりに
配置されかつ好適な軟質プラスチックから製造された連
結スポークにより排出本体６６に固定された符号６４で
示したような別個の閉ざされたリングが使用されること
もまた企図されている。この実施例は図１２に例示され
た構造である。
【００３６】細長い真直ぐなセグメント６６が下側保持
部材６４の下方に図１２に符号６８で示すように延びる
ように装置５８を予備成形することが好都合であること
が判明した。尿の流れは表面張力作用のために真直ぐな
部分６６に従って流れる傾向を生じ、かつ尿道から出る
適切な尿の流れを提供する。
部材６４の下方に図１２に符号６８で示すように延びる
ように装置５８を予備成形することが好都合であること
が判明した。尿の流れは表面張力作用のために真直ぐな
部分６６に従って流れる傾向を生じ、かつ尿道から出る
適切な尿の流れを提供する。
【００３７】図１３の実施例は、図１２の近位保持リン
グ６４が高度の可撓性を有する楕円形のプラスチックシ
ート７０と置き換えられていることを除いて、図１２の
実施例と同様である。プラスチックシート７０はその厚
さの寸法を貫通して延びる符号７２で示すような接近し
て隔置された開口部のパターンを有するように示された
プラスチック材料の窓のある性質のために空気の流れに
対して透過性を有している。また、空気透過性保持部材
ディスク７０は膣の前庭の尿道開口部を接近して包囲す
る本体部材６６の領域と合致するようなサイズおよび形
状に形成されている。本体部材６６の近位端部が保持部
材７０の下方に延びかつシート７０に形成された大きい
円形の開口部を横切って延びる符号７３で示すようなウ
エブにより支持されている。この大きい円形開口部は尿
が排水装置から出るときに尿が一つの流れとして流れる
ことを可能にする。
グ６４が高度の可撓性を有する楕円形のプラスチックシ
ート７０と置き換えられていることを除いて、図１２の
実施例と同様である。プラスチックシート７０はその厚
さの寸法を貫通して延びる符号７２で示すような接近し
て隔置された開口部のパターンを有するように示された
プラスチック材料の窓のある性質のために空気の流れに
対して透過性を有している。また、空気透過性保持部材
ディスク７０は膣の前庭の尿道開口部を接近して包囲す
る本体部材６６の領域と合致するようなサイズおよび形
状に形成されている。本体部材６６の近位端部が保持部
材７０の下方に延びかつシート７０に形成された大きい
円形の開口部を横切って延びる符号７３で示すようなウ
エブにより支持されている。この大きい円形開口部は尿
が排水装置から出るときに尿が一つの流れとして流れる
ことを可能にする。
【００３８】図１３の実施例においては、保持部材６０
の重量を低減するための処置が取られている。この実施
例では、カール部分のみが環状に製造され、かつカール
の壁部を貫通してその内腔まで延びる複数個の開口部６
１による窓を有している。この構造は膀胱の外傷を最小
限度にとどめる。
の重量を低減するための処置が取られている。この実施
例では、カール部分のみが環状に製造され、かつカール
の壁部を貫通してその内腔まで延びる複数個の開口部６
１による窓を有している。この構造は膀胱の外傷を最小
限度にとどめる。
【００３９】次に図１４を参照すると、尿失禁制御装置
５８は女性の泌尿器の括約筋に最も近い尿道の形状と合
致した位置において図１２および図１３の真直ぐな軸部
分６６に固定されかつ固定された適切なサイズのカフ
（ｃｕｆｆ）部材７４を含むことができる。女性に排水
装置を取り付ける泌尿器科医は、括約筋が萎縮したとき
に括約筋の筋肉と協働して効果的なシールを形成するカ
フ部材７４の適切なサイズおよび形状を決定する。カフ
部材７４は排水装置および保持部材６０を備えたプラス
チックロッド６６が通過することができるようなサイズ
に形成された長手方向の穴を含むことができる。別の態
様では、カフ部材７４はその側壁面を通して中央穴まで
延び、かつ最初にカフ部材７４を広げかつ該カフ部材を
真直ぐなセグメント６６に取り付けることにより装置５
８上に組み立てることを可能にする細かいスリットを備
えることができる。カフ部材７４を釈放すると、該カフ
部材を軸６６のまわりに閉じることが可能になる。
５８は女性の泌尿器の括約筋に最も近い尿道の形状と合
致した位置において図１２および図１３の真直ぐな軸部
分６６に固定されかつ固定された適切なサイズのカフ
（ｃｕｆｆ）部材７４を含むことができる。女性に排水
装置を取り付ける泌尿器科医は、括約筋が萎縮したとき
に括約筋の筋肉と協働して効果的なシールを形成するカ
フ部材７４の適切なサイズおよび形状を決定する。カフ
部材７４は排水装置および保持部材６０を備えたプラス
チックロッド６６が通過することができるようなサイズ
に形成された長手方向の穴を含むことができる。別の態
様では、カフ部材７４はその側壁面を通して中央穴まで
延び、かつ最初にカフ部材７４を広げかつ該カフ部材を
真直ぐなセグメント６６に取り付けることにより装置５
８上に組み立てることを可能にする細かいスリットを備
えることができる。カフ部材７４を釈放すると、該カフ
部材を軸６６のまわりに閉じることが可能になる。
【００４０】図１５の（Ａ）、図１５の（Ｂ）および図
１５の（Ｃ）は、泌尿器科医が泌尿器の括約筋が萎縮し
たときに尿道と共に最良のシールを提供することを決定
する場合に選択できるカフ部材７４の別の形状を例示し
ている。図１５の（Ａ）のカフ部材７４は全般的に円筒
形であり、しかも該カフ部材を装置５８と共に尿道に挿
入しかつ尿道から除去することを容易にするために円錐
形にテーパーがついた対向した端部を有している。図１
５の（Ｂ）は括約筋が主として二つのより大きい対向し
た端末部分の間の細い領域と共に協働する多少骨の形状
を有している。図１５の（Ｃ）は笑い、咳こみまたはく
しゃみをすることによりひき起こされる膀胱の圧力が突
然に上昇する間に尿道の壁部をカフにより良好に接着す
るために欠陥のある括約筋の筋肉を補助することができ
る複数個の環状の狭い領域を有している。
１５の（Ｃ）は、泌尿器科医が泌尿器の括約筋が萎縮し
たときに尿道と共に最良のシールを提供することを決定
する場合に選択できるカフ部材７４の別の形状を例示し
ている。図１５の（Ａ）のカフ部材７４は全般的に円筒
形であり、しかも該カフ部材を装置５８と共に尿道に挿
入しかつ尿道から除去することを容易にするために円錐
形にテーパーがついた対向した端部を有している。図１
５の（Ｂ）は括約筋が主として二つのより大きい対向し
た端末部分の間の細い領域と共に協働する多少骨の形状
を有している。図１５の（Ｃ）は笑い、咳こみまたはく
しゃみをすることによりひき起こされる膀胱の圧力が突
然に上昇する間に尿道の壁部をカフにより良好に接着す
るために欠陥のある括約筋の筋肉を補助することができ
る複数個の環状の狭い領域を有している。
【００４１】開示した実施例のいずれにおいても、排水
部材の挿入を助けるために排水部材をさらに柔軟にしか
つ滑らかにするために排水部材をヒドロゲルでコーティ
ングすると、意図した効果を生ずるかもしれない。ま
た、このコーティングは泌尿器の感染と闘争し、または
泌尿器を処置するためにその内部に苦痛を徐々に釈放す
る薬剤を混合することができる。
部材の挿入を助けるために排水部材をさらに柔軟にしか
つ滑らかにするために排水部材をヒドロゲルでコーティ
ングすると、意図した効果を生ずるかもしれない。ま
た、このコーティングは泌尿器の感染と闘争し、または
泌尿器を処置するためにその内部に苦痛を徐々に釈放す
る薬剤を混合することができる。
【００４２】本発明は患者の状態に応じかつ当業者にこ
の新規の原理を適用しかつ必要な特殊の構成部分を構成
しかつ使用するために必要な情報を提供するためにこの
明細書にかなり詳細に説明した。しかしながら、本発明
を本質的に異なる設備および装置により実施することが
でき、かつ設備の詳細および操作手続の両方に関する種
々の変型および変更を発明自体の範囲から逸脱すること
なく達成することができる。
の新規の原理を適用しかつ必要な特殊の構成部分を構成
しかつ使用するために必要な情報を提供するためにこの
明細書にかなり詳細に説明した。しかしながら、本発明
を本質的に異なる設備および装置により実施することが
でき、かつ設備の詳細および操作手続の両方に関する種
々の変型および変更を発明自体の範囲から逸脱すること
なく達成することができる。
【図１】本発明の第１実施例による膀胱排水装置の立面
図であり、かつ（ｂ）部は図１の（ａ）の膀胱排水装置
の部分図であるが、代替固定構造を有している。
図であり、かつ（ｂ）部は図１の（ａ）の膀胱排水装置
の部分図であるが、代替固定構造を有している。
【図２】本発明による膀胱排水装置の代替実施例の立面
図。
図。
【図３】男性の尿道内に挿入された図２の実施例を例示
した図。
した図。
【図４】２個の真直ぐな表面みぞを例示した膀胱排水装
置の部分の一部欠載拡大斜視図。
置の部分の一部欠載拡大斜視図。
【図５】らせん状の表面みぞを例示した膀胱排水装置の
部分の一部欠載拡大斜視図。
部分の一部欠載拡大斜視図。
【図６】全長にわたって延びる４個の表面みぞを有する
膀胱排水装置の本体の部分の拡大横断面図。
膀胱排水装置の本体の部分の拡大横断面図。
【図７】長さ寸法に沿って延びる３個の表面みぞを有す
る膀胱排水装置の本体の部分の拡大横断面図。
る膀胱排水装置の本体の部分の拡大横断面図。
【図８】位置決め可能な平滑なスリーブセグメントが固
定された膀胱排水装置の本体の部分の拡大平面図。
定された膀胱排水装置の本体の部分の拡大平面図。
【図９】みぞを有する膀胱排水要素とそれと組み合わさ
れた収集セグメントとの間の接続部に最も接近した図１
の（ａ）または図２の実施例の部分横断面を示した一部
欠載図であり、かつ（ｂ）部は真直ぐな（らせん形でな
い）表面みぞと、それと共に使用される収集用管とを有
する排水部材の分解部分断面図である。
れた収集セグメントとの間の接続部に最も接近した図１
の（ａ）または図２の実施例の部分横断面を示した一部
欠載図であり、かつ（ｂ）部は真直ぐな（らせん形でな
い）表面みぞと、それと共に使用される収集用管とを有
する排水部材の分解部分断面図である。
【図１０】保持リングが組み込まれた図７の排水装置の
セグメントの拡大部分断面図。
セグメントの拡大部分断面図。
【図１１】図７の構成を有しかつ代替排水装置を保持す
る特徴を例示した排水装置の部分側面図。
る特徴を例示した排水装置の部分側面図。
【図１２】女性の尿道内に配置するための本発明の代替
実施例を例示した図。
実施例を例示した図。
【図１３】別の構成の近位保持装置を有する図１２の装
置を例示した図。
置を例示した図。
【図１４】女性のストレスによる尿失禁を処置するとき
にカフ部材が配置された図１２または図１３の装置を例
示した図。
にカフ部材が配置された図１２または図１３の装置を例
示した図。
【図１５】（Ａ）部、（Ｂ）部および（Ｃ）部は図１２
に例示したカフ部材を例示した図である。
に例示したカフ部材を例示した図である。
１０ 膀胱排水装置 １２ 本体部材 １４ 近位端部 １６ 遠位端部 １８ 内腔 ２０ みぞ ２２ 膀胱保持セグメント ２４ 流体収集セグメント ２５ ナイロン索 ２７ ループ ３０ 排水装置 ３２ 平滑なセグメント ３４ 膀胱 ３５ テーパー肩部 ３６ 直角の肩部 ３８ 外部尿道括約筋 ４０ みぞ ４２ みぞ ４５ 管状セグメント ４６ 首部 ４８ 端部 ５１ 大きい穴 ５４ リング部材 ５６ また状部材 ５７ 内腔 ６１ 小さい穴 ７０ エラストマーシート ８６ 前立腺
Claims (35)
- 【請求項１】 膀胱からの尿および流体を患者の尿道を
通して排出するための可撓性の自浄式尿道排水装置にし
て、 （ａ）遠位端部と近位端部とほぼ固いコアとを有する可
撓性の細長い排出本体であって、尿が尿道を通過するこ
とを可能にする外径を有する排水本体と、 （ｂ）排水本体を尿道内の所定位置に保持するために排
水本体の遠位端部と隣接して配置された膀胱保持装置と
を備え、 （ｃ）排水本体が尿を排水本体の外面と尿道の壁部との
間に排水するために十分な深さの外面上の少なくとも一
つの開口した流体排出みぞを有する尿道排水装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の可撓性の自浄式尿道排
水装置にして、さらに、排水本体の近位端部に固定され
た環状の収集セグメントを含み、環状の収集セグメント
は排水本体の少なくとも一つのみぞから尿を受け入れる
ための少なくとも一つのみぞと流体で連絡する内腔を有
し、環状の収集セグメントが尿道の外部の近位端部にお
いて終端する尿道排水装置。 - 【請求項３】 請求項１に記載の可撓性の自浄式尿道排
水装置にして、括約筋が正常に萎縮したときに抑制を与
えかつ括約筋が弛緩したときに尿が少なくとも一つのみ
ぞに沿って移動することを可能にするために、排水本体
が該排水本体の外径よりも小さくかつ患者の外部の尿道
の括約筋と協働するために排水本体に沿って配置された
均一な直径の一体に形成された長手方向セグメントを含
む尿道排水装置。 - 【請求項４】 請求項１に記載の可撓性の自浄式尿道排
水装置にして、さらに、みぞが無い平滑な外面と、少な
くとも一つの開口した流体排出みぞを含む排水本体の外
面と合致した内面とを有する位置決め可能なスリーブ部
材を含む尿道排水装置。 - 【請求項５】 請求項１に記載の可撓性の自浄式尿道排
水装置にして、膀胱保持装置が可撓性の排水本体の遠位
端部においてカールを備えている尿道排水装置。 - 【請求項６】 請求項５に記載の可撓性の自浄式尿道排
水装置にして、少なくとも一つのみぞが前記カールの少
なくと一部分に沿って延びている尿道排水装置。 - 【請求項７】 請求項５に記載の可撓性の自浄式尿道排
水装置にして、カールが平坦なプロフィールを有し、か
つ排水本体の残りの部分の長手方向の軸線に直角に延び
ている尿道排水装置。 - 【請求項８】 請求項５に記載の可撓性の自浄式尿道排
水装置にして、環状本体が探り針受入れ内腔を含み、か
つカールが予備成形されかつ補剛探り針を探り針受入れ
内腔中に挿入することにより可逆的に真直ぐにすること
ができる尿道排水装置。 - 【請求項９】 請求項１に記載の可撓性の自浄式尿道排
水装置にして、膀胱保持装置が膨脹可能な部材を備えて
いる尿道排水装置。 - 【請求項１０】 請求項１に記載の可撓性の自浄式尿道
排水装置にして、排水本体がシリコーン、シラスティッ
ク、ポリウレタンおよびポリエチレンを含むグループか
ら選択された可撓性の重合体材料からなる尿道排水装
置。 - 【請求項１１】 請求項１０に記載の可撓性の自浄式尿
道排水装置にして、重合体材料が３０ショアＡから９５
ショアＡまでの範囲内のデュロメータを有する尿道排水
装置。 - 【請求項１２】 膀胱からの尿および流体を患者の尿道
を通して排出するための可撓性の自浄式尿道排水装置に
して、 （ａ）遠位端部および近位端部を有し、かつ尿道を通し
て通過可能な外径を有する可撓性の細長い排水本体と、 （ｂ）排水本体を尿道内の所定位置に保持するために排
水本体の遠位端部と隣接して配置された膀胱保持装置と
を備え、 （ｃ）排水本体は外面を有し、排水本体は該本体の外面
と尿道壁部との間の尿を排出するために尿道の壁部と協
働する前記外面上に開口した流体排出みぞを有し、さら
に、 （ｄ）尿道壁部に対する前記排水本体の長手方向の移行
を阻止するための排水本体上の装置を備えている尿道排
水装置。 - 【請求項１３】 請求項１２に記載の可撓性の自浄式尿
道排水装置にして、さらに、排水本体の近位端部に固定
された環状収集セグメントを含み、環状収集セグメント
は排水本体の少なくとも一つの開口した流体排出みぞか
ら尿を受け入れるために前記の少なくとも一つの開口し
た流体排出みぞと流体で連絡する内腔を有し、環状収集
セグメントが尿道の外部の近位端部において終端してい
る尿道排水装置。 - 【請求項１４】 請求項１２に記載の可撓性の自浄式尿
道排水装置にして、括約筋が正常に萎縮したときに抑制
を与えかつ括約筋が弛緩したときに尿を少なくとも一つ
のみぞに沿って移動することを可能にするために、排水
本体が該排水本体の外径よりも小さくかつ患者の外部の
尿道の括約筋と協働するために排水本体に沿って配置さ
れた均一の直径の一体に形成された長手方向のセグメン
トを含む尿道排水装置。 - 【請求項１５】 請求項１２に記載の可撓性の自浄式尿
道排水装置にして、さらに、みぞが無い平滑な外面と、
少なくとも一つの開口した流体排出みぞを含む排水本体
の外面と合致した内面とを有する位置決め可能なスリー
ブ部材を含む尿道排水装置。 - 【請求項１６】 請求項１２に記載の可撓性の自浄式尿
道排水装置にして、抑制装置が開口した流体排出みぞを
有する排水本体上に配置された複数個の長手方向に隔置
されたリング部材を備えている尿道排水装置。 - 【請求項１７】 請求項１２に記載の可撓性の自浄式尿
道排水装置にして、抑制装置がその外面の側方に延びる
複数個の一体に形成されたまた状部材を備えている尿道
排水装置。 - 【請求項１８】 請求項１２に記載の可撓性の自浄式尿
道排水装置にして、さらに、みぞが無い平滑な外面と、
排水本体の外面と合致した内面とを有する位置決め可能
なスリーブ部材を含む尿道排水装置。 - 【請求項１９】 請求項１２に記載の可撓性の自浄式尿
道排水装置にして、長手方向のセグメントに最も近い排
水本体のセグメントが長手方向のセグメントと結合され
て、直角の肩部を形成している尿道排水装置。 - 【請求項２０】 請求項１９に記載の可撓性の自浄式尿
道排水装置にして、膀胱保持装置が可撓性の排水本体の
遠位端部においてカールを備えている尿道排水装置。 - 【請求項２１】 請求項２０に記載の可撓性の自浄式尿
道排水装置にして、排水本体の膀胱に向かう移行を阻止
する装置が前記排水本体に前記近位端部において固定さ
れている尿道排水装置。 - 【請求項２２】 請求項１２に記載の可撓性の自浄式尿
道排水装置にして、移行阻止装置が近位端部において排
水本体のまわりに配置されたリングと、該リングを排水
本体と連結する複数個の可撓性のスポーク部材とを備え
ている尿道排水装置。 - 【請求項２３】 請求項１２に記載の可撓性の自浄式尿
道排水装置にして、膀胱保持装置が排水本体の遠位端部
においてカールを備え、かつ移行阻止装置が排水本体の
近位端部に最も近く配置されかつ女性の患者の膣の開口
部および陰核にかぶさることなく前記女性患者の膣前庭
と順応する所定の形状の可撓性のエラストマーシートを
備えている尿道排水装置。 - 【請求項２４】 請求項２２に記載の可撓性の自浄式尿
道排水装置にして、前記の可撓性のエラストマーシート
が空気およびその他の流体が移動することを可能にする
ために窓を有する尿道排水装置。 - 【請求項２５】 請求項２２に記載の可撓性の自浄式尿
道排水装置にして、可撓性のエラストマーシートが排水
本体の遠位端部と近位端部との中間に配置されている尿
道排水装置。 - 【請求項２６】 請求項１８に記載の可撓性の自浄式尿
道排水装置にして、前記の位置決め可能なスリーブ部材
がほぼ円筒形の形状を有する尿道排水装置。 - 【請求項２７】 請求項１８に記載の可撓性の自浄式尿
道排水装置にして、前記の位置決め可能なスリーブ部材
がその長さに沿って不均一な横断面を有する尿道排水装
置。 - 【請求項２８】 請求項１２に記載の可撓性の自浄式尿
道排水装置にして、少なくとも一つのみぞが前記膀胱保
持装置の少なくとも一部分に沿って延びている尿道排水
装置。 - 【請求項２９】 請求項１９に記載の可撓性の自浄式尿
道排水装置にして、カールが平坦なプロフィールを有し
かつ患者の膀胱内に取り付けられたときに排水本体の残
りの部分の長手方向の軸線にほぼ直角に延びている尿道
排水装置。 - 【請求項３０】 請求項１９に記載の可撓性の自浄式尿
道排水装置にして、管状本体が探り針受入れ内腔を含
み、かつカールが予備成形され、かつ補剛探り針を探り
針受入れ内腔中に挿入することにより可逆的に真直ぐに
することができる尿道排水装置。 - 【請求項３１】 請求項１２に記載の可撓性の自浄式尿
道排水装置にして、膀胱保持装置が膨脹可能な部材を備
えている尿道排水装置。 - 【請求項３２】 請求項１２に記載の可撓性の自浄式尿
道排水装置にして、排水本体がシリコーン、シラスティ
ック、ポリエチレンおよびポリウレタンからなるグルー
プから選択された可撓性の重合体材料を備えている尿道
排水装置。 - 【請求項３３】 請求項３１に記載の可撓性の自浄式尿
道排水装置にして、重合体材料が３０ショアＡから９５
ショアＡまでの範囲内のデュロメータを有する尿道排水
装置。 - 【請求項３４】 膀胱からの尿および流体を患者の尿道
を通して排出するための可撓性の自浄式尿道排水装置に
して、 遠位端部および近位端部と尿および流体が尿道を移動す
ることを可能にする外径とを有する可撓性の細長い排出
本体を備え、前記排水本体は該本体を尿道内の所定位置
に保持するために前記遠位端部に最も近い位置にカール
セグメントを含み、排水本体は該本体と尿道壁部との間
の尿およびその他の流体を排出するために尿道の壁部と
協働するようになった外面を有する尿道排水装置。 - 【請求項３５】 請求項３３に記載の可撓性の自浄式尿
道排水装置にして、カールセグメントが内腔を規定した
壁部と、該壁部に形成されかつ内腔と連絡する複数個の
開口部とを有する管を備えている尿道排水装置。
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