JPH09101669A - 現像剤収納容器及びその製造方法 - Google Patents

現像剤収納容器及びその製造方法

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JPH09101669A
JPH09101669A JP7279836A JP27983695A JPH09101669A JP H09101669 A JPH09101669 A JP H09101669A JP 7279836 A JP7279836 A JP 7279836A JP 27983695 A JP27983695 A JP 27983695A JP H09101669 A JPH09101669 A JP H09101669A
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JP
Japan
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seal member
container
sealing
tear
developer
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JP7279836A
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English (en)
Inventor
Yasuo Fujiwara
靖夫 藤原
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 トナーの充填量を増加し、且つコンパクト化
を達成する。 【解決手段】 引き裂きシール部材1と容器本体3のシ
ール部分2を、容器本体3の胴部3の外周面と同一面と
する。シールはシール部分2の直受けをせずに、底部5
を保持し、容器本体3を回転させながら各辺を順次行な
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電記録式あるい
は電子写真式複写機、プリンタ等とされる画像形成装置
の現像装置に現像剤を供給するために用いられる現像剤
収納容器及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真記録装置がプリンタや複
写機等に使用されている。この電子写真記録装置の現像
装置には、現像剤(以下トナーと称する)が使用されて
おり、画像形成プロセスの進行に伴い消費され、適時に
トナー補給を行なう必要がある。このトナー補給には、
現像剤収納容器(以下トナー容器と称する)が用いられ
ている。
【0003】その中で、複写機等にトナーを補給するト
ナー容器には、丸筒型、ボトル型あるいはボックスタイ
プ等がある。ボックスタイプのトナー容器は、底部と胴
部からなり、また底部に対向して開口部が設けられてお
り、この開口部にはトナーシール受け面となるフランジ
部が設けられている。このボックスタイプのトナー容器
は、コンピュータ、ファクシミリ、CAD等の情報機器
の端末装置のプリンタに使用されるプロセスカートリッ
ジのトナー容器としても用いられている。
【0004】ところで、上述のトナー容器は、底部、胴
部、及び開口部をシールする開口フランジ部からなるト
ナー容器本体と、トナーシールとからなり、トナー容器
本体は例えばABS樹脂、耐衝撃性ポリスチレン(HI
PS)、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂のエ
ンジニアリングプラスチックをモールド成型にて作製さ
れ、一方トナーシールは、イージーピールフィルムや、
カバーフィルムとテアテープからなる引き裂きシール部
材等が用いられている。
【0005】トナーシールのシール方法としては、トナ
ー容器の開口面に対し略水平方向に容器外周面に突出し
た開口フランジ面にヒートシールやインパルスシール等
にてシールするのが一般的である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
トナー容器を用いた場合、次の点が問題であった。 (1)トナー容器の外周サイズ、すなわち開口フランジ
部の外周サイズはプリンタや複写機等の本体設計上より
規定されるが、開口フランジ部がトナーシール時の受け
面となっているので、トナー容器胴部のサイズよりも開
口フランジ部サイズをシール部分及びシール余白として
3mm〜6mm確保する必要があり、トナー容器及び装
置本体のコンパクト化の妨げとなっており、逆に開口フ
ランジ部のサイズまでトナー容器胴部のサイズを広げて
トナー容器の内容積を増やすことでトナー充填量の増加
を行なうことができない。 (2)トナー容器に落下・衝撃等に加圧が掛かった場
合、開口フランジ部の変形によるシール剥がれが生じ易
く、又、耐圧時のシールの引っ張られる方向が30度〜
45度程度となり、トナーシールのシール剥がれが発生
し易い。
【0007】従って、本発明の第1の目的は、現像剤の
充填量を増加できると共に、コンパクト化を達成できる
現像剤収納容器を提供することである。
【0008】本発明の第2の目的は、落下・衝撃等の加
圧時においても、シール剥がれが発生しにくい現像剤収
納容器を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
現像剤収納容器及びその製造方向にて達成される。要約
すれば、本発明は、底部と胴部とを有する容器本体、及
び前記底部の対向面に形成された開口部を封止する引き
裂きシール部材を備えた現像剤収納容器において、前記
引き裂きシール部材と前記容器本体とのシール部分が前
記胴部の外周面と同一面であることを特徴とする現像剤
収納容器である。
【0010】前記引き裂きシール部材は、一軸延伸され
た基材及びシーラント層を備えたカバーフィルムと、該
カバーフィルムの長手方向に対する直角方向の接着部よ
りも幅が狭く、一方の端部が把持部に該当する自由端で
ある基材及びシーラント層を備えたテアテープとを有す
ることが好ましい。前記引き裂きシール部材は、ミシン
目シール、またはハーフカットシールであることが好ま
しい。前記胴部の上端にはR取りを行なうことが好まし
い。前記容器本体の肉厚は1.5mm〜4mmであるこ
とが好ましい。前記底面に対する前記胴部の立ち上り角
度は90度〜91度であることが好ましい。前記底面と
前記胴体の根元とに内リブが設けられていることが好ま
しい。
【0011】前記引き裂きシール部材のシーラント層が
酢酸ビニル共重合体を含み、そのシーラント含有比が約
10%〜20%であり、その分子量100000未満に
少なのとも1つの極大を有していることが好ましい。前
記引き裂きシール部材のシール条件が1kgf〜2kg
fのシール圧力、150℃〜180℃のシール温度、4
秒〜7秒のシール時間であることが好ましい。前記引き
裂きシール部材は熱収縮フィルムを基材とし、フレーム
シール方法により作製されることが好ましい。
【0012】前記引き裂きシール部材には四隅トリミン
グを設けることが好ましい。前記引き裂きシール部材は
シート成型にて作製され、その四隅が前記胴体の角部と
ほぼ同一なR取り、又はC面取りが設けられることが好
ましい。
【0013】本発明による他の態様によれば、底部と胴
部とを有する容器本体の、前記底部の対向面に形成され
た開口部を引き裂きシール部材により封止する現像剤収
納容器の製造方法において、前記引き裂きシール部材と
前記容器本体とのシール部分が前記胴部の外周面と同一
面とすることを特徴とする製造方法が提供される。
【0014】前記シール部分の真裏を直受けしないでシ
ールすることが好ましい。前記底部を保持し、前記容器
本体を回転させながら、前記シール部分を順次シールす
ることが好ましい。前記底部を保持し、前記胴部の近接
する側面2辺にL形シール手段によって前記シール部分
をシールすることが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る現像剤収納容
器及びその製造方法を図面に則して更に詳しく説明す
る。
【0016】実施例1 図1及び2において、ボックスタイプのトナー容器A
は、箱形の容器本体3と容器本体の上部開口部4を封止
する引き裂きシール部材1とからなり、容器本体3は矩
形の底部5と底部5の4辺から立設した胴部6とからな
り、また、引き裂きシール部材1は、カバーフィルム1
a及びテアテープ1bから構成されている。
【0017】容器本体3としては、形状等は特に限定さ
れないが、ABS樹脂、耐衝撃性ポリスチレン樹脂(H
IPS)、ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂等
のエンジニアリングプラスチックに、必要な場合は適宜
難燃剤等を混入し、モールド成型にて作製されるが、本
実施例では、HIPSを使用した。
【0018】この際、本実施例においては、図1及び図
2に示すように、開口部4のシール部分2が胴部6の上
部に位置しているので、シール時の圧力による変形がで
きるだけないように、容器本体3の肉厚は、たわみや容
器のコンパクト化を考慮し、1.5mm〜4mmが望ま
しく、更に望ましくは2mm〜3.5mmが望ましく、
最も望ましくは2.5mm〜3mmが望ましい。本実施
例では2.5mmの肉厚とした。
【0019】また、同様にシール時の圧力による胴部の
変形ができるだけないように、モールド成型の際、容器
本体3の抜き方向としては開口4側より底面5側に抜く
方向が好ましく、この抜きテーパーがモールド成型であ
るために必要であり、その角度、すなわち底部5に対す
る胴部6の立ち上がり角度θは、開口面とシール面との
角度安定性、すなわちシールの安定性を確保するため、
90度〜91度が望ましく、更に望ましくは、90度〜
90.1度、最も望ましくは90度〜90.01度であ
る。本実施例では90.1度とした。
【0020】ところで、本実施例の引き裂きシール部材
1により封止する箇所、すなわちシール部分2は、容器
本体3の胴部6の外周面と同一面に設けられた。
【0021】このため、図3に示すように、シール部分
2の開口部頂部であるエッジ3aにはR取りを設け、カ
バーフィルム1aが接触するエッジ3aにてフィルム切
れが発生しにくい構成とした。本実施例ではR=0.3
に設定した。
【0022】次に、カバーフィルム1a及びテアテープ
1bからなる引き裂きシール部材1について説明する。
【0023】カバーフィルム1aとしては、図4に示す
ように、容器開口部4の気密性を十分に保つことができ
ると共に、一方向への引き裂き性を有する、一軸延伸さ
れたフィルム材、又は、シート材を利用することがで
き、例えば一軸延伸ポリエチレン、一軸延伸ポリプロピ
レン、一軸延伸発泡ポリプロピレン等の各種フィルム又
はシート材が基材11aとして好ましく用いられ、EV
A系等のシーラント層12aを備える。本実施例では一
軸延伸ポリプロピレンを用い、EVA系等のシーラント
を備えたものをカバーフィルム1aとして使用した。
【0024】又、テアテープ1bとしては、図5に示す
ように、カバーフィルム1aを引き裂くのに十分な強度
を持っていることが必要であり、カバーフィルム1aの
約3倍程度の引張強度を持つことが望ましい。その材質
としては、例えば、二軸延伸ポリエステル、二軸延伸ナ
イロン等の各種フィルム又はシート材が基材11bとし
て好ましく用いられ、EVA系等のシーラント層12b
を備える。
【0025】尚、図5ではシーラント層12bを両面に
備えるように図示したが、片面でもよく、その場合はカ
バーフィルム1aとの接着はカバーフィルムのシーラン
ト層12aで行ない、容器との接着にテアテープのシー
ラント層12bを用いる。本実施例では二軸延伸ポリエ
ステルを用い、片面シーラント層を備えたテアテープ1
bを使用した。
【0026】図6及び図7に示すように、カバーフィル
ム1aとテアテープ1bは溶着され、一体的にして引き
裂きシール部材1を作製した。
【0027】尚、引き裂きシール部材1のトナー容器本
体3へのシール位置は、必要な開口位置である部分にテ
アテープ1bが位置するようにシールした。
【0028】引き裂きシール部材1のトナー容器本体3
へのシール方法としては、熱圧着(以下ヒートシールと
称する)、又はインパルスシール、高周波加熱シール等
によりシールされるが主にヒートシールが望ましく用い
られる。本実施例では、ヒートシール方法を用いた。
【0029】ヒートシール方法としては、図8に示すよ
うに、シール部分の真裏を直受けせずに、シールバー1
0によりトナー容器胴部6の4辺を順次シールしていく
方法を用いた。
【0030】4辺順次シールする場合、図8及び図9に
示すように、トナー容器底部5を確実に保持しながら、
胴部6の各面61、62、63、64を、図に示さない
受け台を一方向に90度づつ回転させながら、4回でシ
ールを完了するようにシールを行なった。
【0031】尚、シール部分2は、胴部6の開口部4の
外周部に設けられるため、シール時の圧力により胴部3
のたわみが発生し、均一なシールあたりが得られない場
合があるため、図8に示すように、底部5と胴部6の根
元に内リブ7を適宜設けて胴部6のたわみを防止するの
がよい。本実施例では長手面に左右4カ所ずつ、幅方向
の面に左右3カ所ずつ設けた。
【0032】内リブ7は、三角形や三日月形など、特に
限定はないができるだけシール時のたわみ防止効果を発
揮できるように多数個設けられ、本実施例では三角形状
のものを使用した。
【0033】又、シール時に直受けできないため、シー
ル圧力をあまりかけられないので、およそ1kgf〜2
kgfのシール圧力、110℃〜140℃程度の低圧・
低温シールでも十分なシール性を確保できるようなシー
ラント特性、即ちシーラントの酢酸=ビニル共重合体
(以下EVAと称する)のシーラント重量比が約10%
〜20%と多めとし、且つ、EVAのゲルパーミエーシ
ョン(GPC)による分子量分布の分子量100000
未満に少なくとも1つの極大を有する低分子量成分も含
んだシーラント特性を備え、更に、実際のシール条件と
しては、シール圧力が低い分、シール温度を150℃〜
180℃、シール時間を4秒〜7秒程度とすることで、
ヒートシールの3要素である温度、圧力、時間のバラン
スをうまく調整した。
【0034】又、図10に示すように、シールバー10
のシール面に適宜シリコンラバー101を設け、容器胴
部6の隅部6aもシールが十分に行なえるようにしても
よく、本実施例では2mm厚のシリコンラバーを用い
た。
【0035】以上のように作製された本実施例のトナー
容器Aは胴部サイズまで容量を増やすことでトナー充填
量を大幅に増やすことができ、又、落下・衝撃等の耐圧
時には図11に示すように引き裂きシール部材1が点線
のように膨らんだ場合でも、シール部分2ではほとんど
シールの引っ張られる↑方向の点線のように膨み、図1
2に示すようにシール部分2ではほとんどシールの引っ
張られる↑方向(=θ’)が0度から変化せず、最大の
容器変形を考えた場合でも約5度程度であったので、非
常にシール剥がれが起こりにくいことが確認された。
【0036】実施例2 実施例1では引き裂きシール部材1のシール方法として
トナー容器の胴部6を4辺順次シールする方法を用いた
が、実施例2においては、図13に示すようにトナー容
器の底部5を確実に保持しつつ、胴部6の近接する2辺
の側面にL形のシール手段であるシールバー10によっ
て開口部の胴部外周部に左右よりシールした。
【0037】この場合、できれば左右より同時にシール
する方がよいが、左右のシールバー10の先端101、
すなわち接触する箇所が確実に位置精度を出せれば問題
ないが、トナー容器本体3の型及びキャビ上のブレにて
充分な位置精度が得られない場合が考えられるで、左右
のシールバー10を同時ではなく、一方向ずつからシー
ルし、左右のシールバー10の各先端101を2mm〜
5mm延長し、オーバーラップさせてシールした。
【0038】オーバーラップしたシール部分2は2度シ
ールすることになるが、実施例1と同様にシール時の直
受けができないためにシール圧力を極端に低下させてシ
ールするため、特にシール性を阻害することはない。
【0039】又、シールバー10には実施例1と同様に
図に示さないシリコンラバーをシール面に設けてシール
した。
【0040】実施例3 実施例1及び2では、トナーシールとしてカバーフィル
ム1a及びテアテープ1bからなる引き裂きシール部材
1を用いたが、図14及び図15に示すように開口部と
なる箇所にミシン目や直線状のハーフカットシール21
を用いてもよい。
【0041】ハーフカット部分20は、図15に示す一
軸延伸フィルム等からなる基材21aのみとし、シーラ
ント層21bは特にハーフカットは設けない。
【0042】実施例1と同様に、所定の開口部分のみ引
き裂き開封することができた。
【0043】実施例4 実施例4では、前述した実施例とは異なり、引き裂きシ
ール部材1のカバーフィルム1aとして熱収縮フィルム
(=シュリンクフィルム)を用いた。
【0044】この熱収縮フィルムのシール方法として
は、ヒートシール方式やインパルスシール方式ではな
く、フレームシール方式、すなわち約70℃〜120℃
程度の熱風を数秒間シール部分にあてて、シール面の四
隅のフィルムのシワをなくしてから、実施例1と同様に
ヒートシールを行なった。
【0045】この熱収縮フィルムを用いる利点として
は、容器胴部外周部の四隅のシールが通常のフィルムを
用いた場合にはフィルムのシワ等が入り易いが、本実施
例では四隅のシールもフィルムのシワ等が入らず、全面
均一なシールを得ることができた。
【0046】実施例5 実施例5では、前述した実施例とは異なり、図16及び
図17に示すように、引き裂きシール部材31に四隅ト
リミング部30を設けた。通常のトリミングがない引き
裂きシール部材を用いた場合、四隅のシールがフィルム
のシワ等が入り易く、角部のシールが不安定になり易い
が、本実施例では、四隅のシールもフィルムのシワ等が
入らず、全面均一なシールを行なうことができた。
【0047】実施例6 実施例6においては、前述した実施例とは異なり、図1
8に示すように引き裂きシール部材41をシート成型に
て作製した。シート成型としては、一般的に用いられる
ポリプロピレン等の約0.2〜0.5mm厚のシートを
図18に示すように蓋状に成型し、予めミシン目等のハ
ーフカットを設けるか、テアテープを合体するかにて作
製してよく、本実施例ではハーフカットシール42を設
けた。四隅の角部40は、その後にシールされる容器胴
部角部と、ほぼ同一なR取り又はC面取りを設ける。こ
れにより、角部40のシール安定性につながり、全面均
一なシールを得ることができた。
【0048】比較例1 図19に示すように、前述した実施例とは異なり、従来
通りトナー容器本体50に開口フランジ部51を設け
た。ところで、開口フランジ部51の長さLは、シール
部分52及びシール余白として3mm〜6mm設ける必
要があり、本実施例の場合よりも大幅にトナー容器A’
のサイズを大きくしなくてはならず、トナー容器及び装
置本体のコンパクト化ができず、逆に開口フランジ部5
1の長さLまで容器胴部53を広げて内容積を増し、ト
ナー充填量を増加することができなかった。
【0049】更に、トナー容器に落下・衝撃等の加圧が
かかった場合、開口フランジ部51の根元部分54が変
形してシール55が剥がれ易く、又耐圧時のシールが引
っ張られる↑方向(=θ”)が30度〜45度程度とな
るので、シール剥がれが前述の実施例に比較して発生し
易いことが確認された。
【0050】比較例2 前述した実施例ではトナーシールとして引き裂きシール
部材を用いたが、図20に示すようにシール部分から層
間剥離するイージーピールフィルム61を用いた。とこ
ろが、シール面62が折れ曲がっているため非常に引き
剥し難く、更にシーラント残りも発生し易く、実際上使
用できなかった。
【0051】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
による現像剤収納容器は、引き裂きシール部材と容器本
体とのシール部分が胴部の外周面と同一面であることに
より、現像剤の充填量を増加できると共に、コンパクト
化を達成でき、また、落下・衝撃等の加圧時において
も、シール剥がれが発生しにくい。
【0052】また、引き裂きシール部材と容器本体との
シール部分が胴部の外周面と同一面とする現像剤収納容
器の製造方法により上記と同様な作用効果を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のトナー容器を示す断面図である。
【図2】図1のトナー容器のシール部分を示す説明図で
ある。
【図3】図1のトナー容器のシール部分付近を示す拡大
図である。
【図4】図1のトナー容器のカバーフィルムを示す断面
図である。
【図5】図1のトナー容器のテアテープを示す断面図で
ある。
【図6】カバーフィルムとテアテープの溶着後の断面図
である。
【図7】引き裂きシール部材を示す斜視図である。
【図8】引き裂きシール部材のシール方法を示す説明図
である。
【図9】4辺を順次シールするシール方法を示す説明図
である。
【図10】シールバーにシリコンラバー取付けを行なっ
た場合のシール工程を示す説明図である。
【図11】トナー容器に内圧がかかった場合を示す説明
図である。
【図12】引き裂きシール部材の耐圧時の引っ張られ方
向を示す説明図である。
【図13】引き裂きシール部材の製造方法の実施例2を
示す説明図である。
【図14】実施例3の引き裂きシール部材を示す平面図
である。
【図15】図14の引き裂きシール部材を示す断面図で
ある。
【図16】実施例5における引き裂きシール部材にトリ
ミングを施した状態を示す平面図である。
【図17】図16の引き裂きシール部材をシールする状
態を示す説明図である。
【図18】実施例6の引き裂きシール部材を示す説明図
である。
【図19】比較例としてのトナー容器及びその耐圧時を
示す説明図である。
【図20】図19のトナー容器のトナーシール開封を説
明するための説明図である。
【符号の説明】
A トナー容器(現像剤収納容器) 1 引き裂きシール部材 1a カバーフィルム 1b テアテープ 3a 開口部エッジ 4 開口部 5 底部 6 胴部 6a 隅部 7 内リブ 10 シールバー(シール手段) 11a カバーフィルム基材 11b テアテープ基材 12a カバーフィルムシーラント層 12b テアテープシーラント層

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部と胴部とを有する容器本体、及び前
    記底部の対向面に形成された開口部を封止する引き裂き
    シール部材を備えた現像剤収納容器において、前記引き
    裂きシール部材と前記容器本体とのシール部分が前記胴
    部の外周面と同一面であることを特徴とする現像剤収納
    容器。
  2. 【請求項2】 前記引き裂きシール部材が、一軸延伸さ
    れた基材及びシーラント層を備えたカバーフィルムと、
    該カバーフィルムの長手方向に対する直角方向の接着部
    よりも幅が狭く、一方の端部が把持部に該当する自由端
    である基材及びシーラント層を備えたテアテープとを有
    することを特徴とする請求項1の現像剤収納容器。
  3. 【請求項3】 前記引き裂きシール部材が、ミシン目シ
    ール、またはハーフカットシールであることを特徴とす
    る請求項1又は2の現像剤収納容器。
  4. 【請求項4】 前記胴部の上端にR取りを行なうことを
    特徴とする請求項1の現像剤収納容器。
  5. 【請求項5】 前記容器本体の肉厚が1.5mm〜4m
    mであることを特徴とする請求項1の現像剤収納容器。
  6. 【請求項6】 前記底面に対する前記胴部の立ち上り角
    度が90度〜91度であることを特徴とする請求項1の
    現像剤収納容器。
  7. 【請求項7】 前記底面と前記胴体の根元とに内リブが
    設けられていることを特徴とする請求項1の現像剤収納
    容器。
  8. 【請求項8】 前記引き裂きシール部材のシーラント層
    が、酢酸ビニル共重合体を含み、そのシーラント含有比
    が約10%〜20%であり、その分子量100000未
    満に少なくとも1つの極大値を有していることを特徴と
    する請求項1、2又は3の現像剤収納容器。
  9. 【請求項9】 前記引き裂きシール部材のシール条件が
    1kgf〜2kgfのシール圧力、150℃〜180℃
    のシール温度、4秒〜7秒のシール時間であることを特
    徴とする請求項1の現像剤収納容器。
  10. 【請求項10】 前記引き裂きシール部材が熱収縮フィ
    ルムを基材とし、フレームシール方法により作製される
    ことを特徴とする請求項1の現像剤収納容器。
  11. 【請求項11】 前記引き裂きシール部材に四隅トリミ
    ングを設けたことを特徴とする請求項1の現像剤収納容
    器。
  12. 【請求項12】 前記引き裂きシール部材がシート成型
    にて作製され、その四隅に前記胴体の角部とほぼ同一な
    R取り、又はC面取りが設けられていることを特徴とす
    る請求項1の現像剤収納容器。
  13. 【請求項13】 底部と胴部とを有する容器本体の、前
    記底部の対向面に形成された開口部を引き裂きシール部
    材により封止する現像剤収納容器の製造方法において、
    前記引き裂きシール部材と前記容器本体とのシール部分
    を前記胴部の外周面と同一面とすることを特徴とする製
    造方法。
  14. 【請求項14】 前記シール部分の真裏を直受けしない
    でシールすることを特徴とする請求項13の製造方法。
  15. 【請求項15】 前記底部を保持し、前記容器本体を回
    転させながら、前記シール部分を順次シールすることを
    特徴とする請求項13の製造方法。
  16. 【請求項16】 前記底部を保持し、前記胴部の近接す
    る側面2辺にL形シール手段によって前記シール部分を
    シールすることを特徴とする請求項13の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006297124A (ja) * 2006-06-13 2006-11-02 Pigeon Corp 失禁パッド
AU2007201512B2 (en) * 2006-06-01 2010-02-18 Fujifilm Business Innovation Corp. Container, stored material supply container, image forming unit and image forming apparatus

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