JPH09100312A - 金属アルコキシド類または金属ジアルキル類からのポリオレフイン触媒、その製造方法および使用 - Google Patents
金属アルコキシド類または金属ジアルキル類からのポリオレフイン触媒、その製造方法および使用Info
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Abstract
造方法および重合方法の提供。 【解決手段】 マグネシウムエトキシドを塩素化するこ
と、アルコールを使用して塩素化マグネシウムエトキシ
ドを炭化水素溶媒中に溶解させること、および次いで四
塩化チタンの滴々の添加によって溶媒から固体を沈殿さ
せることを包含するポリオレフィン触媒成分の製造方法
を提供する。さらに2つのチタン化工程、すなわち電子
供与体を用いる第一チタン化工程と電子供与体を用いな
い第二チタン化工程を行って、改良された収量を与える
触媒を製造する。
Description
法および重合方法に関する。他の態様では、本発明はポ
リオレフィン触媒、ポリオレフィン触媒の製造方法およ
びオレフィンの重合方法に関する。さらに他の態様で
は、本発明は金属アルコキシドまたは金属ジアルキルか
ら誘導されたポリオレフィン触媒、金属アルコキシドま
たは金属ジアルキルからのポリオレフィン触媒の製造方
法およびかかる触媒によるオレフィンの重合方法に関す
る。さらになお他の態様では、本発明は金属アルコキシ
ドまたは金属ジアルキルから誘導された高い活性を有す
るポリオレフィン触媒、一連の洗浄を利用する金属アル
コキシドまたは金属ジアルキルからのポリオレフィン触
媒の製造方法およびかかる触媒によるオレフィンの重合
方法に関する。
グラー型ポリオレフィン触媒、それらの一般的製造方法
およびそれに続く使用については重合業界では良く知ら
れている。
とが知られているが、それらの重合体収量、触媒寿命、
触媒活性、および一定の性質を有するポリオレフィンを
製造するそれらの能力について、不断の改良研究がなさ
れている。
1984年9月18日発行、Bandに付与には、Mg
(OR)2および/またはMn(OR)2を四塩化チタ
ンと接触させ、次いで四塩化チタン、ハロゲン化剤と接
触させ、次いで電子供与体と接触させることによって製
造されたポリオレフィン触媒が開示されている。
1987年6月16日発行、および米国特許第4,72
4,255号明細書、1988年2月9日発行、両方と
もLofgren等に付与には、マグネシウムアルキル
を塩素化して、次いで四塩化チタン、ルイス塩基と接触
させ、次いで少なくとも1回はルイス塩基の不在で四塩
化チタンと接触させることによって製造されたポリオレ
フィン触媒成分が開示されている。Lofgren等は
第一の四塩化チタン処理工程での電子供与体の臨界を教
示し、さらにそれに続くチタン工程で電子供与体を存在
させないことを教示している。
1989年8月8日発行、および米国特許第4,93
7,300号明細書、両方ともMcDaniel等に付
与には、マグネシウムアルコキシドを含侵させ、引き続
いて低級アルミニウムと接触させ、四塩化ケイ素で塩素
化して、引き続いて四塩化チタンでエッチングされたア
ルミナから誘導されたポリオレフィン触媒が教示されて
いる。
1991年12月24日発行、Brun等に付与には、
マグネシウムアルコキシドをアルミノシロキサン誘導体
と反応させ、次いでその生成物を四塩化ケイ素で塩素化
し、次いで四塩化チタンで遷移金属処理し、電子供与体
は場合により遷移金属を伴うことによって製造されたポ
リオレフィン触媒が開示されている。
お改良されたポリオレフィン触媒、それらの製造方法お
よび重合方法に対する要求がある。
媒に対する他の要求がある。
すると当業者に明らかになる。
されたポリオレフィン触媒、それらの製造方法および重
合方法を提供することである。
するポリオレフィン触媒を提供することである。
すると当業者に明らかになる。
ポリオレフィン触媒の製造方法が提供される。この方法
は第一に、マグネシウムエトキシドのような金属アルコ
キシドまたはマグネシウムジブチルのような金属ジアル
キルを、四塩化シリコンのようなハロゲン化剤と接触さ
せて、(A)アルコキシ金属ハロゲン化物またはアルキ
ル金属ハロゲン化物を生成することを含む。この方法は
次に、この生成物(A)を炭化水素溶媒と接触させて、
スラリーを生成することを含む。この生成物(A)は次
いで、アルコールの添加によって溶媒中に溶解させる。
溶液から四塩化チタンの滴々の添加によって固体(B)
を沈殿させる。引き続いて、この沈殿した固体(B)を
電子供与体を含む第二チタン化工程によって処理し、そ
して電子供与体を含まない第三工程によって処理して、
触媒成分(C)を生成する。
ン触媒の製造方法が提供される。この方法は第一に、ア
ルコキシまたはアルキル金属ハロゲン化物を炭化水素溶
媒と接触させてスラリーを生成することを含む。このス
ラリーにアルコールを添加して、アルコキシまたはアル
キル金属ハロゲン化物を炭化水素溶媒中に溶解させて、
溶液を生成することを含む。次に、四塩化チタンを滴々
に添加することによって、溶液から固体を沈殿させる。
引き続き、この固体にさらに2回のチタン化工程を行っ
て、触媒生成物を生成する。
に、金属アルコキシドまたは金属ジアルキルをハロゲン
化する工程、次いで3回の連続チタン化処理を包含す
る。
シドまたは金属ジアルキルには、本発明に利用される場
合、適切なポリオレフィン触媒を与えるものであれば、
いずれのものも包含される。好適な金属アルコキシドお
よび金属ジアルキルとして、第IIA族金属および第V
IIB族金属のアルコキシドおよびジアルキルが挙げら
れる。さらに好適には金属アルコキシドまたは金属ジア
ルキルはマグネシウムまたはマンガンのアルコキシドま
たはジアルキルであり、最も好適にはマグネシウムのア
ルコキシドまたはジアルキルである。金属アルコキシド
は金属ジアルキル以上に好適である。金属アルコキシド
または金属ジアルキルはまた、アルコキシド化合物が反
応液中に溶解できる限り、ヒドロキシル、ハロゲンまた
は他の置換基を含むことができる。
キルの一般式はM(OR)2およびMR2であり、式
中、Mはいづれの適切な金属でもよく、Rは1〜20個
の炭素原子を有するヒドロカルビルまたは置換ヒドロカ
ルビル部分である。
族金属および第VIIB族金属、最も好適にはマグネシ
ウムまたはマンガンである。上記の式において、Rは好
適には2〜10個の炭素原子を有するヒドロカルビルま
たは置換ヒドロカルビル部分であり、さらに好適にはR
は2〜6個の炭素原子を有するヒドロカルビルまたは置
換ヒドロカルビル部分であり、最も好適にはRは2〜4
個の炭素原子を有する。
マグネシウムエトキシド、マグネシウムブトキシド、マ
ンガンエトキシドおよびマンガンブトキシドが挙げられ
る。最も好適には金属アルコキシド種はマグネシウムエ
トキシドである。要求はされないが、マグネシウムジア
ルキルは炭化水素溶媒中で可溶であれば好適である。適
切なマグネシウムジアルキルの例として、ジブチルマグ
ネシウムおよびブチルエチルマグネシウムが挙げられ
る。
ハロゲン化するためのハロゲン化工程で有用なハロゲン
化剤には、本発明中で使用される場合、適切なポリオレ
フィン触媒を与えるものであればいずれのハロゲン化剤
も含まれる。塩素は好適なハロゲン化剤である。
アルキルの1つのアルキル基をハロゲンによって置換す
ることができる化合物である。第III族、第IV族お
よび第V族ハロゲン化物は、ハロゲン化水素およびハロ
ゲンそれ自体のように、使用することができる。好適な
ハロゲン化剤の特定の例は、BCl3、AlCl3、C
Cl4、SiCl4、TiCl4、ZrCl4、VOC
l4、VOCl2、CrOCl2、SbCl5、POC
l2、PCl5、およびHfCl4である。さらに好適
なハロゲン化剤はSiCl4、およびTiCl4であ
り、最も好適なハロゲン化剤はSiCl4である。他の
ハロゲン化剤には、式RxSiX(4−x)(式中、X
はハロゲンであり、Rは1〜20個の炭素原子を有する
置換または非置換ヒドロカルビルであり、Xはハロゲン
である)で示されるアルキルハロシランが含まれる。
この最初のハロゲン化は一般的に不活性雰囲気下で炭化
水素溶媒中で行われる。適切な溶媒の非制限の例とし
て、トルエン、ヘプタン、ヘキサン、オクタンなどが挙
げられる。好適な溶媒はトルエンおよびヘプタンであ
る。
キシドまたは金属ジアルキルのハロゲン化剤に対するモ
ル比は、一般的には約6:1〜約1:3の範囲内、好適
には約3:1〜約1:2の範囲内、さらに好適には約
2:1〜約1:2の範囲内にある。
0℃〜約100℃の範囲内の温度、約15psi〜約5
0psiの範囲内の圧力、約0.5〜約4時間の範囲内
の反応時間で行われる。好適には、ハロゲン化工程は、
約20℃〜約90℃の範囲内の温度、約15psi〜約
30psiの範囲内の圧力、約1時間〜約2時間の範囲
内の反応時間で行われる。
キシドまたは金属ジアルキルがハロゲン化されると、沈
殿固体ハロゲン化生成物(A)はいずれか適切な方法に
よって回収され、炭化水素溶媒で洗浄されてハロゲン化
工程からのいずれの反応物も除去される。次いで、金属
ハロゲン化物は一連の3回のチタン化処理される。
ゲン化生成物(A)をスラリーにすることによって行わ
れる。適切な炭化水素溶媒の非制限の例として、ヘプタ
ン、ヘキサン、トルエン、オクタンなどが挙げられる。
次いで、生成物(A)を、当業界でよく知られているよ
うに、適切なアルコールの添加と加熱によって、炭化水
素中に可溶化させる。ほとんどどのアルコールも使用で
きると考えられているが、高級分枝鎖状アルコール、例
えば、2−エチル−1−ヘキサノールを使用するのが好
適である。一般的に、使用されるアルコールは少なくと
も3個、好適には少なくとも4個、さらに好適には少な
くとも5個、最も好適には少なくとも6個の炭素原子を
有する。
(A)を炭化水素溶媒中に可溶化させるのに適した量で
なければならない。一般的に、アルコールの添加量は約
0.5〜約4当量(当量はマグネシウム化合物全部に関
連するものである)の範囲内、好適には約1〜約3当量
の範囲内である。
溶媒/生成物(A)を加熱して生成物(A)を炭化水素
溶媒中に溶解させる。スラリーは一般的に、固体生成物
(A)の炭化水素溶媒中への可溶化に適した温度まで加
熱する。かかる温度は一般的には約50℃〜約150℃
の範囲内、好適には約70℃〜約115℃の範囲内であ
る。
(B)の可溶化の後、固体生成物(B)を四塩化チタン
の添加によって室温で沈殿させる。
物を沈殿させるのに十分なものでなければならない。一
般的に、四塩化チタンの使用量は一般的には約0.5〜
約5当量の範囲内、好適には約1〜約4の範囲内、最も
好適には約1.5〜約2.5当量(マグネシウム化合物
に基づいて)の範囲内にある。
固体生成物をいずれかの適切な回収技術によって回収し
て、次いで炭化水素溶媒で洗浄する。
溶媒中での第一チタン化工程から回収された固体をスラ
リーにすることによって行われる。第一チタン化工程に
適したものとしてリストされた炭化水素溶媒を使用する
ことができる。次いで、スラリーを約50℃〜約90℃
の範囲内の温度に少し加熱し、四塩化チタンを添加す
る。一般的に、四塩化チタンの使用量は、一般的には約
0.5〜約5当量の範囲内、好適には約1〜約4当量の
範囲内、最も好適には約1.5〜約2.5の範囲内にあ
る。
をさらに約90℃〜約150℃の範囲内の温度、好適に
は約100℃〜約125℃の範囲内の温度に加熱する。
スラリーをこの高温に、約0.5時間〜約8時間の範囲
内の保持期間、好適には約1時間〜約4時間の範囲内の
保持期間保持する。引き続いて、固体を回収し、炭化水
素溶媒で洗浄する。
工程と同様の方法で行われる。第二チタン化工程から回
収された固体を炭化水素溶媒中でスラリーとする。第一
チタン化工程に適するものとしてリストされた炭化水素
溶媒を使用することができる。次いで、スラリーを約5
0℃〜約90℃の範囲内の温度に少し加熱し、四塩化チ
タンを添加する。一般的に、四塩化チタンの使用量は一
般的には約0.5当量〜約5当量の範囲内、好適には約
1当量〜約4当量の範囲内、最も好適には約1.5当量
〜約2.5当量の範囲内にある。
をさらに約90℃〜約150℃の範囲内の温度、好適に
は約100℃〜約125℃の範囲内の温度に加熱する。
スラリーをこの高温に、約0.5時間〜約8時間の範囲
内の保持期間、好適には約1時間〜約4時間の範囲内の
保持期間保持する。引き続いて、回収および炭化水素溶
媒による洗浄の後、生成物(C)、ポリオレフィン触媒
が生成する。
(A)またはチタン化工程の固体生成物(C)のいずれ
かを処理するための電子供与体を使用することが一般的
に望まれる。好適には、電子供与体はハロゲン化工程生
成物(A)を処理するために利用されるか、または第二
チタン化工程で使用される。最も好適には。電子供与体
は第二チタン化工程でスラリーに添加される。
の電子供与体は良く知られていて、適切な触媒を与える
ものであればいずれの適切な電子供与体も本発明で使用
することができる。
いて、触媒に電子対を供与できる、酸素、窒素、リン、
または硫黄の有機化合物である。
は芳香族カルボン酸およびそれらのアルキルエステル、
脂肪族もしくは環状エーテル、ケトン、ビニルエステ
ル、アクリル誘導体の中から選択される一官能化合物ま
たは多官能化合物、特にアルキルアクリレートまたはメ
タクリレートおよびシランとすることができる。適切な
電子供与体の好適な例はジフタレートである。
変化し、一般的には約0.01〜約2当量の範囲内、好
適には約0.05〜約0.5当量の範囲内にある。
〜約4時間の範囲内、好適には約1時間〜約2時間の範
囲内の接触期間の間電子供与体と接触させることができ
る。
的には約20℃〜約90℃の範囲内にあり、適切な圧力
は約15psi〜約50psiの範囲内にある。
は有機アルミニウム助触媒成分と併用して、オレフィン
の重合に適した触媒系を形成することができる。典型的
には、触媒成分を含有する、遷移金属と一緒に使用され
る助触媒は、アルミニウムアルキル、アルミニウムアル
キルヒドリド、リチウムアルミニウムアルキル、亜鉛ア
ルキル、マグネシウムアルキルなどのような第Ia族、
第IIa族および第IIIa族金属の有機金属化合物で
ある。本発明の実施において使用される好適な有機金属
化合物はトリアルキルアルミニウム助触媒、最も好適に
はトリアルキルアルミニウムである。
できる外部供与体には当業界で既知のものが含まれ、ア
ルコキシシランが挙げられる。
ィンの重合にも使用することができる。例えば、本発明
の触媒は、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンテ
ン、ヘキセン、4−メチルペンテンおよび少なくとも2
個の炭素原子を有する他のα−アルケン並びにそれらの
混合物を触媒するのに有用である。好適には、本発明の
触媒はプロピレンを重合してポリプロピレン、最も好適
にはアイソタクチックポリプロピレンを製造するのに使
用される。
方法であり、いずれの適切な方法も使用することができ
る。
エトキシマグネシウムクロリドまたはマグネシウムエト
キシドから触媒を合成した。2−エチル−ヘキサノール
の添加によってヘプタン中に溶解されたEtOMgCl
を四塩化チタンで処理して、高収量かつ高選択性の触媒
を製造した。
前に四塩化ケイ素で処理すると、低収量の触媒が得られ
た。しかし、四塩化ケイ素処理の後に2−エチル−ヘキ
サノールを添加することによって、高収量かつ高選択性
の触媒を製造することができる。
enk)およびカニューレ(cannula)技術を使
用して窒素雰囲気下で行った。チタン分析は過酸化物錯
体の分光光度測定法によって行った。マグネシウム分析
はEDTA滴定法によって、塩素はAgNO3によって
行った。
およびマグネシウム粉末(−15メッシュ)はAldr
ich社から入手したまま使用した。市販のMg(OE
t)2(Huls社)は120℃で一晩真空乾燥した後
使用した。ジ−n−ブチルフタレート(Aldrich
社)は無水炭酸カリウムから減圧蒸留した。ヘプタンお
よびトルエンは3A分子篩、Alcoaの高表面積アル
ミナおよびBASF R3−11触媒(酸素除去剤)の
カラムによる連続処理によって精製した。エタノールお
よび2−エチル−1−ヘキサノールは夫々それらのマグ
ネシウム塩から蒸留した。
4g、0.71モル)およびヨウ素(0.4g)を入
れ、滴下濾斗、凝縮管および隔壁(septum)を装
着した。ヘプタン(500ml)を添加し、スラリーを
90℃に110分間加熱した。このスラリーを撹拌しな
がらクロロブタン(75ml、0.71モル)を注意深
く添加した。反応を90℃でさらに3時間続けた。次い
で、白色固体のブチルマグネシウムクロリドにエタノー
ル(32.86g、0.71モル)を90分間かけて添
加した。スラリーを室温まで冷却させて沈降させた。溶
媒をカニューレによって除去し、固体を真空で乾燥し
た。
タンを添加(試料1、2および3) 500mlの丸底フラスコに10gのエトキシマグネシ
ウムクロリド(EtOMgCl)(0.095モル)を
入れ、次いで250mlのヘプタン中でスラリーとし
た。スラリーを55℃まで加熱し、20mlの2−エチ
ル−1−ヘキサノールをフラスコ中にシリンジ注入し
た。フラスコを65℃まで加熱して、白色固体を溶解さ
せ、少量の微細な灰色固体を残した。溶液をガラスフィ
ルターで、滴下濾斗と凝縮管を備えた3口フラスコ中に
濾過した。溶液を室温まで冷却し、20mlの四塩化チ
タンを滴々に添加し、淡色の沈殿を生成した。次いで、
スラリーを100℃まで30分間かけて加熱し、100
℃に1時間保持した。固体を60℃まで冷却させ、沈降
させた。上澄液をデカントし、固体を60℃のヘプタン
で2回洗浄した。固体をトルエン中でスラリーとして、
85℃まで加熱した。スラリーを撹拌しながら、塩化チ
タン(IV)(20ml)を滴々に添加し、次いで3.
0mlのDNBPを添加した。次いで、スラリーを11
5℃に2.5時間加熱し、90℃のトルエンで2回洗浄
した。固体を80mlのトルエン中でスラリーとして、
20mlの四塩化チタンで処理し、115℃に2時間加
熱した。スラリーを90℃まで冷却させ、固体を沈降さ
せた。上澄液をデカントして、固体を40℃のヘプタン
で5回洗浄した。固体を50℃で真空中で2時間乾燥し
た。
ドに四塩化チタンを添加(試料4) 0℃で可溶化エトキシマグネシウムクロリドに四塩化チ
タンを添加した以外は、実施例1と同一の方法で触媒を
製造した。
シマグネシウムクロリドに四塩化チタンを添加(試料
5) 可溶化EtOMgClおよび第二チタン化処理の後の両
方に2mlのDNBPを添加した以外は、実施例1と同
一の方法で触媒を製造した。
ンを添加し、次いで2−エチル−ヘキサノールを添加
(試料6) EtOMgClから出発する代わりに、次のマグネシウ
ム種を使用した以外は、実施例1の四塩化チタン処理の
ために記載した方法を行った。10gのMg(OEt)
2を80mlのトルエン中でスラリーとして、10ml
のSiCl4(0.087モル)で80℃で1時間処理
した。固体を室温まで冷却した後、27mlの2−エチ
ル−1−ヘキサノールを滴々に添加して、ゼラチン状固
体を生成した。
ンから出発する触媒の製造(試料7および8) Mg(OEt)2(10g、0.088モル)を80m
lのトルエン中でスラリーとして、80℃に加熱した。
SiCl4(20ml、0.17モル)を7分間かけて
添加し、反応液を1時間撹拌した。上澄液をカニューレ
によって除去し、固体を80℃の100mlのトルエン
で2回洗浄した。次いで、固体を80mlのトルエン中
でスラリーとして、20mlのTiCl4および3.0
mlのDNBPで処理した。スラリーを115℃に2時
間加熱し、90℃のトルエンで2回洗浄した。固体を8
0℃の80mlのトルエン中でスラリーとして、20m
lのTiCl4で処理した。スラリーを115℃に2時
間加熱した。次いで、スラリーを90℃に冷却させ、固
体を沈降させた。上澄液をデカントし、固体を90℃の
ヘプタンで5回洗浄した。次いで、固体を50℃で真空
中で2時間乾燥した。触媒試料8は1回だけチタン化を
行って製造したものである。
2lのオートクレーブに1.4lの液体プロピレンおよ
び16ミリモルのH2を装填した。これに10mgの触
媒、10ミリモルのトリエチルアルミニウム(“TEA
L”)および0.1ミリモルのCMDSを装填した。混
合物を70℃に加熱し、60時間維持した。重合はプロ
ピレンを排気し、空気に露呈することによって停止させ
た。次いで、重合体を60℃で乾燥した。
水素を使用する重合化反応によって、触媒を評価した。
重合体の特性決定を次の表3に示す。
注目すること。合成においてEHAを使用する触媒のす
べては高い収量(特に試料No.1)および低いキシレ
ン可溶分を与えた。Mg(OEt)2にSiCl4を反
応させ次いでEHA処理して合成した触媒試料No.6
は、高い供与体レベルで標準と比較して少し低いMWD
を示した。しかし、Al/Si=10では、分布は標準
触媒以上のレベルに増加した。これらの数値の平均は標
準触媒の「正常」値の範囲内にある。最初にMg(OE
t)2にSiCl4を反応させて合成した触媒試料N
o.7は、引き続いてEHAで処理しなかった。この触
媒試料は低い生産性および低い嵩密度フラッフ(flu
ff)を与えた。初期チタン化処理で存在した供与体の
半分を有したものは、低い生産性の触媒(試料5)を与
えた。
No.6と同一である。
(または他のいずれのアルコールも)を添加しなかった
以外は、試料No.6と同一である。
gCl2を用い、SiCl4を最初にMgCl2に添加
した以外は、試料No.6と同一である。
gCl2を用いた以外は、試料No.6と同一である。
較試料No.9〜12についての結果は次の表4に示
す。
載したが、種々の他の改変は、当業者には明らかであ
り、本発明の趣旨および範囲を逸脱することなく当業者
によって容易に行うことができると理解される。したが
って、本出願に添付した特許請求の範囲は、本明細書で
説明した実施例および詳細説明に限定されることは意図
されていない、むしろ特許請求の範囲は、本発明に関連
する当業者によって均等物として取り扱われるすべての
特徴を含めて、特許性のある新規性をもつ特徴のすべて
を包含するものとして解釈されるべきである。
下に記載する。
M(OR)X(式中、Mは第IIA族または第VIIB
族金属であり、Oは酸素であり、Rは1〜20個の炭素
原子を有するヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビル
であり、Xはハロゲンである)で示される金属化合物を
ハロゲン化剤と接触させて、ハロゲン化生成物を生成す
ること; (b)工程(a)のハロゲン化生成物を炭化水素溶媒と
接触させて、スラリーを生成すること; (c)工程(b)のスラリーにアルコールを添加して、
工程(a)のハロゲン化生成物を炭化水素溶媒中に溶解
させて、溶液を生成すること; (d)工程(c)の溶液を四塩化チタンと接触させて、
固体生成物を沈殿させること; (e)工程(d)の固体生成物を四塩化チタンおよび電
子供与体と接触させて、中間体生成物を生成すること; (f)工程(e)の中間体生成物を四塩化チタンと接触
させて、触媒成分を生成すること;を含んでなる触媒の
製造方法。Mがマグネシウムまたはマンガンである上記
1に記載の方法。
載の方法。
子を有する高級分枝鎖状アルコールである上記1に記載
の方法。
る上記1に記載の方法。
接触が約50℃〜約90℃の範囲内の温度で起こり、そ
してそれらの工程がさらに、約90℃〜約150℃の範
囲内の温度に約0.5時間〜約8時間の範囲の期間加熱
することを含む上記4に記載の方法。
囲内の温度、約15psi〜約50psiの範囲内の圧
力、約0.5時間〜約4時間の範囲内の反応時間で行わ
れる上記5に記載の方法。
化チタンの量が金属化合物に基づいて約0.5〜約5当
量の範囲内にある上記4に記載の方法。
(式中、Mは第IIA族または第VIIB族金属であ
り、Oは酸素であり、Rは1〜20個の炭素原子を有す
るヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、X
はハロゲンである)で示される金属化合物を炭化水素溶
媒と接触させて、スラリーを生成すること; (b)工程(a)のスラリーにアルコールを添加して、
ハロゲン化金属を炭化水素溶媒中に溶解させて、溶液を
生成すること; (c)工程(b)の溶液を四塩化チタンと接触させて、
固体生成物を沈殿させること; (d)工程(c)の固体生成物を四塩化チタンおよび電
子供与体と接触させて、中間体生成物を生成すること; (e)工程(d)の中間体生成物を四塩化チタンと接触
させて、触媒成分を生成すること;を含んでなる触媒の
製造方法。
載の方法。
原子を有する高級分枝鎖状アルコールである上記8に記
載の方法。
ある上記8に記載の方法。
合、接触が約50℃〜約90℃の範囲内の温度で起こ
り、そしてそれらの工程がさらに、約90℃〜約150
℃の範囲内の温度に約0.5時間〜約8時間の範囲内の
期間加熱することを含む上記11に記載の方法。
塩化チタンの量が、金属化合物に基づいて約0.5〜約
5当量の範囲内である上記4に記載の方法。
Claims (2)
- 【請求項1】 (a)式M(OR)2、MR2またはM
(OR)X(式中、Mは第IIA族または第VIIB族
金属であり、Oは酸素であり、Rは1〜20個の炭素原
子を有するヒドロカルビルまたは置換ヒドロカルビルで
あり、Xはハロゲンである)で示される金属化合物をハ
ロゲン化剤と接触させて、ハロゲン化生成物を生成する
こと; (b)工程(a)のハロゲン化生成物を炭化水素溶媒と
接触させて、スラリーを生成すること; (c)工程(b)のスラリーにアルコールを添加して、
工程(a)のハロゲン化生成物を炭化水素溶媒中に溶解
させて、溶液を生成すること; (d)工程(c)の溶液を四塩化チタンと接触させて、
固体生成物を沈殿させること; (e)工程(d)の固体生成物を四塩化チタンおよび電
子供与体と接触させて、中間体生成を生成すること; (f)工程(e)の中間体生成物を四塩化チタンと接触
させて、触媒成分を生成すること;を含んでなる触媒の
製造方法。 - 【請求項2】 (a)式M(OR)XまたはMRX(式
中、Mは第IIA族または第VIIB族金属であり、O
は酸素であり、Rは1〜20個の炭素原子を有するヒド
ロカルビルまたは置換ヒドロカルビルであり、Xはハロ
ゲンである)で示される金属化合物を炭化水素溶媒と接
触させて、スラリーを生成すること; (b)工程(a)のスラリーにアルコールを添加して、
ハロゲン化金属を炭化水素溶媒中に溶解させて、溶液を
生成すること; (c)工程(b)の溶液を四塩化チタンと接触させて、
固体生成物を沈殿させること; (d)工程(c)の固体生成物を四塩化チタンおよび電
子供与体と接触させて、中間体生成物を生成すること; (e)工程(d)の中間体生成物を四塩化チタンと接触
させて、触媒成分を生成すること;を含んでなる触媒の
製造方法。
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