JPH0897400A - 真空電子線干渉装置 - Google Patents

真空電子線干渉装置

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JPH0897400A
JPH0897400A JP23478294A JP23478294A JPH0897400A JP H0897400 A JPH0897400 A JP H0897400A JP 23478294 A JP23478294 A JP 23478294A JP 23478294 A JP23478294 A JP 23478294A JP H0897400 A JPH0897400 A JP H0897400A
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JP
Japan
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electron beam
electrons
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hole
electron
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JP23478294A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Nishiyama
英利 西山
Katsuhiro Kuroda
勝広 黒田
Taku Oshima
卓 大嶋
Masakuni Okamoto
政邦 岡本
Akihiro Kitagawa
明弘 北川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】電子線源1とこれに対向する位置に配置された
陽極2に電圧を印加することによって電子を真空中にと
りだす部分と、電子の通る経路に負の電圧を独立に印加
可能な電子の通る孔4を一つ、もしくは複数開けた遮蔽
板3と、孔から放出される電子を収集する電子収集電極
7を一つ、もしくは複数からなり、孔4を電子線源1に
対して負の電圧を印加することにより電子のエネルギが
量子化される程度の大きさにまで変化させることを可能
にし、孔4に印加する負の電圧を変化させることによ
り、電子線干渉効果によって電子収集電極7から得られ
る電流値を変化させ、スイッチ,増幅素子や論理回路を
構成する。 【効果】真空中での電子の干渉効果により室温、放射線
下でも正常に動作可能なスイッチ,増幅素子や論理回路
を構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスイッチ,増幅素子や論
理回路に係わり、特に、高集積化,高速化,機能化に適
する電子波干渉効果を用いた素子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスイッチ,増幅素子や論理回路は
全て半導体中に作られていた。また、高集積化,高速
化,多機能化のために電子波干渉効果が用いられてい
る。例えば、特開平5−7005 号公報「干渉効果半導体装
置」がある。すなわち、図5に示す半導体ヘテロ界面に
生じる二次元電子ガスを用いたもので、この装置ではソ
ース領域52から取り出された電子の通る経路は全て半
導体51中であり、ゲート電極53に電圧を印加して電
子の通るポイントコンタクト54を狭め、この時、電子
がポイントコンタクト54を通過するときエネルギが量
子化され、左右のポイントコンタクトを通過した電子の
干渉効果により空間的な電子の強度分布が生じる。そし
て、左右のゲート電極53の印加する電圧の大きさを変
えることにより、左右のポイントコンタクト54を通る
電子の波長が異なるため、空間的な電子の強度分布が変
化し、その効果を利用してドレイン領域55から得る電
流量を調節している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術の干渉効
果半導体装置では、電子の通る経路は全て固体中であ
り、固体中の電子と格子による散乱の影響を避けるた
め、超微細加工,液体ヘリウム温度程度の極低温が必要
であった。また、材料として半導体を用いているため
に、放射線の入射により容易に電荷を発生し、その結果
回路に誤動作が生じるため、放射線に弱いという問題点
があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、本発明における電子線装置は、電子線源とこれに
対向して配置された電子を取り出すための陽極と、取り
出された電子の通る経路に置かれた孔の少なくとも一つ
開いた少なくとも一つの遮蔽板と、前記孔を通過した電
子を収集する少なくとも一つの電子収集電極を全て真空
中に構成する。ただし、前記孔の周囲は導電性の物質で
構成、もしくはコーティングされており、前記孔に前記
電子線源に対して独立に、もしくは同時に負の電圧を加
えることが可能であり、その結果、前記孔の電子の通り
うる大きさが電子のエネルギが量子化される程度、さら
には、全く通さなくなる程度にまで変化できるようにす
る。
【0005】
【作用】図1(a)のように電子の通る経路は真空中で
あり、電子線源1と対向して配置された陽極2の後方に
孔4の開いた遮蔽板3と、さらに後方に電子線源1に対
して正の電圧を印加できる電子収集電極7がある。この
とき孔4は電子線源に対して負の電圧を印加可能であ
り、次に説明するように電子の通ることの可能な領域を
電子のエネルギが量子化される程度にまで変化させるこ
とができる。電圧印加により大きさが変化する一辺の長
さがdの正方形の孔4の場合、正方形の孔のある一辺に
沿った横軸,縦軸をそれぞれx軸,y軸とすれば、とり
うる波長は定在波の立つ条件である数1,数2となる
(図1b)。
【0006】
【数1】λx=2d/nx (nx=1,2,……)
【0007】
【数2】λy=2d/ny (ny=1,2,……) このときλx,λyはそれぞれx軸,y軸方向の定在波
長、nx,nyはx軸,y軸方向の量子数である。実際
の孔の形は正方形とは限らないが、現象の理解のために
は問題はない。また、x軸,y軸に垂直なz軸を考え、
電子線源1に対して電子収集電極7に正の電圧Vを印加
するとき、フェルミエネルギEFからeV(eは電子の
素電荷)低いエネルギまでが電流に寄与するので、n
x,nyは数3を満たさなければならない。
【0008】
【数3】EF−eV<h×h/(8×π×π×m)×(4
×π×π/(d×d)×(nx×nx+ny×ny)+kz
×kz)<EF ただし、hはプランク定数、mは電子の質量、kzはz
軸方向の波数である。ここで、孔4に印加する電圧の絶
対値を増し、dを非常に小さくすれば、この条件を満た
すnx,nyは存在しなくなり、したがって電流は流れ
なくなる。孔が一個でdが十分小さくnx,nyの取り
うる値が数個であり、それに対応する波長がλ1,λ2
……である場合、異なる波長間で干渉が起こり空間的な
電子の強度分布が生じる。また、印加電圧を変えるとd
が変わり、その結果、孔の中の定在波の波長が変わるた
め、空間的な電子の強度分布が変化する。そのため図1
(c)のように孔4に印加する電圧V4を変えると電子
収集電極7で得られる電流値Iが変わり、それを利用し
てスイッチ,増幅素子を構成できる。
【0009】また、同様の効果から、孔を二個以上設
け、各孔に印加する電圧V1,V2……を入力として各
孔の大きさを変化させ、各々から出る電子の干渉の結果
生じる空間的な電子の強度分布を利用し、電子収集電極
から得られる電流値を出力とした論理回路を構成でき
る。
【0010】さらに、この装置全体の寸法は数μmで構
成可能であるため超微細加工を必要とせず、さらに電子
は真空中を通るため液体ヘリウム程度の低温や、放射線
対策も不要である。
【0011】
【実施例】
(実施例1)図1(a)に、本発明に係わる第1の実施
例を示す。ただし、全体は10の−7乘Pa以上の高真
空度の容器に入っている。電界放出型電子線源1に対向
して2μm程度離れたところに配置された陽極2に、電
子線源の先端の電場が数V/nm程度になるように、正
の高電圧をかけると電子が陽極2に向かって真空中に取
り出される。電圧印加によって加速された電子は陽極2
より後方に進むように陽極2には2μm程度の孔が開い
ている。さらに、孔4を開けた厚さ0.1μmのWの板か
らなる遮蔽板3を電子の通る経路である陽極2の後方に
置く。また、孔4は電界放出型電子線源1に対して負の
電圧を印加することにより電子エネルギが量子化される
程度(図1b)にまで電子の通る領域を小さくすること
や電子の流れを完全に止めることも可能である。このと
き孔4は、加工が容易、かつ、電圧印加で量子準位がで
きるような、直径0.1μm 程度の円である。その結
果、孔4を通過した電子の波数は数個に限られるため、
異なる波数の電子の間の干渉効果により空間的な電子の
強度分布が生じる。したがって、孔4に印加する電圧V
4を変化させることにより、電子線源1から見て遮蔽板
3より後方に一つ置かれた電子収集電極7から得られる
電流値Iを変化させることができる(図1c)。このよう
な電流値変化を利用して、スイッチあるいは増幅素子と
して用いられる。電子波の干渉効果を用いているため、
極めて小さな入力信号でも敏感に反応する、あるいは、
極めて増幅率が高い素子が得られる。
【0012】本実施例では、電子線源として電界放射型
電子線源を用いたが、指向性が良く、輝度が高く、エネ
ルギ幅の狭い電子線源であれば良く、例えば、共鳴トン
ネル効果あるいはCs及びCsOを半導体表面に吸着さ
せ負の電子親和力を利用した電子線源等のエネルギの単
色性の良いものを用いるといっそう効果がある。
【0013】また、ここでは遮蔽板3としてW板を用い
たが導電体であれば、Au,Al,Ag,Mg,Mo等
の金属でも良く、遮蔽板3としてSiO2 ,SiN等の
絶縁体を用いても、孔の周囲に前記導電体を真空蒸着等
の手段によりコーティングすれば同様の効果がある。
【0014】一方、ここでは孔4として直径0.1μm
程度の円を用いたが、孔4に印加する電圧により孔4の
中に量子準位ができれば、孔の形状は楕円でも多角形で
も良い。
【0015】さらに、電子収集電極7を複数個配置すれ
ば、一つの入力に対して複数個に応答するスイッチある
いは増幅素子として用いられる。
【0016】(実施例2)図2に本発明に係わる第2の
実施例として論理回路を構成するのに必要かつ十分であ
るNANDゲートの構成,動作を示す。
【0017】構成を図2(a)に示す。ただし、全体は
10の−7乘Pa以上の高真空度の容器に入っている。
電界放射型電子線源1に対向して2μm程度離れたとこ
ろに配置された陽極2に、電子線源の先端の電場が数V
/nm程度になるように、正の高電圧をかけると電子が
陽極2に向かって真空中に取り出される。電圧印加によ
って加速された電子は陽極2より後方に進むように陽極
2には2μm程度の孔を開けておく。さらに、孔24,
25を開けた厚さ0.1μmのSiO2からなる遮蔽板2
3を電子の通る経路である陽極2の後方に置く。孔2
4,25の周囲は電圧を印加できるようにAuを真空蒸
着によってコーティングしてある。
【0018】また、遮蔽板23に開けた孔24,25は
それぞれ独立に電圧を印加できるように絶縁体26で絶
縁してあり、電子線源1に対して負の電圧を印加するこ
とにより電子のエネルギが量子化される程度にまで電子
の通る領域を小さくすることが可能である。このとき孔
24,25は、加工が容易、かつ、電圧印加で量子準位
ができるような、直径0.1μm 程度の円である。ま
た、絶縁体26の電子線によるチャージアップを防ぐた
めに、電子線が絶縁体26に当たらぬよう接地された金
属の遮蔽板(図示略)を絶縁体26の前方に置いてあ
る。さらに、遮蔽板23の後方には孔24,25を通過
した電子を収集する電子収集電極7を一つ置く。
【0019】孔24に電圧V4を、孔25に電圧V5を
印加するとき、V4及びV5が、1.0Vと低い(L)と
きのz軸(遮蔽板に垂直な軸)方向の波動関数ψ分布は
図2(b)の曲線28となり、1.2Vと高い(H)とき
は同図の曲線29となる。このとき点線の位置に電子収
集電極7があるので、両者の干渉の結果、電子収集電極
7から得られる出力(OUT)は図2(c)の表にな
る。これはNANDゲートの真理表であり、このゲート
によりあらゆる論理回路が作成可能となる。
【0020】また、ここでは遮蔽板23としてSiO2
板に孔を開けたものを用いたが、絶縁体であればSiN
等でも良い。さらに、孔の周囲にAuを真空蒸着した
が、導電体であればAl,Ag,Mg,Mo,W等の金
属でも良いし、孔の周囲にコーティングする手段もスパ
ッタ等を用いても良い。
【0021】ここでは、孔24,25として直径0.1
μm 程度の円を用いたが、各孔に印加する電圧によ
り、孔の中に量子準位ができれば孔の形状は楕円でも、
多角形でも良い。
【0022】一方、電子収集電極7を複数個配置すれ
ば、複数のNANDゲート等のゲートが作成可能とな
る。
【0023】(実施例3)基板上に形成する例を図3,
図4に示す。まず、Si(100)基板31にSiN層
32をCVD法で2.5μm の厚さに堆積する(図3
a)。次に直径2μmのレジスト33を付け、SF6
スでSiN層32をプラズマエッチングする(図3
b)。この後、KOH:H2O:IPA(isopropyl alc
ohol)=40:400:100の異方性エッチング液を
用いてSi(100)基板31に図3(c)のように円
錐状の電子線源34を形成する。
【0024】さらにCVD法でSiO2 層35(厚さ1.
5μm),W層36(厚さ0.3μm),SiO2 層37
(厚さ0.5μm)を順に堆積する(図3d)。次に、超
音波洗浄でSiN層32のマスクを除去し、異方性エッ
チング液で電子線源34先端を曲率0.1μm 以下に最
終加工し、さらにSiO2 層35,37の内壁を軽いH
Fエッチングして、レジスト38を流し込み、その上に
CVD法でSiO2 層39(厚さ0.1μm)を堆積する
(図3e)。
【0025】次に直径0.1μm 程度の孔を二つ開けた
レジスト40をマスクとしてHF−NH4OF混合水溶
液によりSiO2 層39に孔41,42を開ける(図4
a)。レジストを除去後それぞれの孔の周囲にAu蒸着
膜43を二つの孔の開いたマスクを通して蒸着し形成す
る(図4b)。その後、直径2μm,厚さ2μmのレジ
スト44を堆積(図4c)、さらにCVD法でSiO2
層45(厚さ1.0μm),W層46(厚さ0.05μ
m),SiO2 層47(厚さ0.5μm)を順に堆積する
(図4d)。最後にレジスト38、44を除去して、図
4(e)のような真空電子線干渉装置が得られる。
【0026】各電極には引き出し配線が設けられ、これ
を真空容器中で用いる。W層36の電極に電子線源34
に対して300V程度の電圧を印加すると、電子線源3
4から電子が放出される。放出された電子は孔41,4
2を通り、W層46の電子収集電極に達する。また、電
子線源34に対してAu蒸着膜43に負の電圧を印加す
ることにより孔41,42の電子の通りうる大きさを電
子線の干渉効果があらわれる程度にまで変化可能であ
り、その結果、W層46の電子収集電極から得られる電
流値を変化させることができる。
【0027】この素子を基板上に二つ以上集積すること
で所望の回路が得られる。
【0028】なお、ここでは真空容器中で用いたが、素
子形成後、真空度10の−7乘Pa以上の高真空中で全
体にふたをすると、極めてコンパクトな回路が得られ
る。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、電子線源から取り出さ
れた電子の通る経路に、印加電圧によって電子の通りう
る大きさを制御可能な遮蔽板を有する電子線干渉装置
で、電子の通る経路が全て真空中であるように構成され
た装置や、それを組み合わせた装置によって室温,放射
線下でも正常に動作可能なスイッチ,増幅素子や論理回
路を構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の真空電子線干渉装置の説明
図。
【図2】本発明の真空電子線干渉装置でNANDゲート
を構成した実施例を示す説明図。
【図3】本発明の一実施例の真空電子線干渉装置の製作
工程を示す断面図。
【図4】本発明の一実施例の真空電子線干渉装置の製作
工程を示す断面図。
【図5】従来の電子干渉素子の説明図。
【符号の説明】
1…電界放射型電子線源、2…陽極、3…遮蔽板、4…
孔、7…電子収集電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 政邦 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 北川 明弘 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子線源とこれに対向して配置された陽極
    と、前記電子線源から放出された電子の通る経路に電子
    の通る孔が少なくとも一つ開いた遮蔽板を少なくとも一
    つ置き、さらに、前記遮蔽板の後方に電子収集電極を少
    なくとも一つ有する電子線装置において、前記孔の周囲
    は導電性の物質で構成、もしくはコーティングされてお
    り、各孔に前記電子線源に対して負の電圧を独立に、も
    しくは同時に加えることにより、前記孔の電子の通るこ
    とができる有効的な大きさを電子のエネルギが量子化さ
    れる程度、電子を全く通さなくする程度にまで変化させ
    ることが可能であり、さらに、前記電子線源から放出さ
    れた電子の通る経路は全て真空中であることを特徴とす
    る真空電子線干渉装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記遮蔽板に開けた孔
    に電圧を印加する手段と、前記電子収集電極に入る電流
    の検出手段からなり、前記孔に電圧を印加し、前記孔の
    電子の通ることのできる有効的な大きさを電子のエネル
    ギが量子化される程度以下にすることによって、前記電
    子収集電極から得られる電流値を変化させ出力とする信
    号処理機能を設けた真空電子線干渉装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、電界放
    出効果、もしくは共鳴トンネル効果等を利用した電子線
    源を使用する真空電子線干渉装置。
  4. 【請求項4】請求項1,2または3において、前記電子
    線源先端と前記陽極との距離が0.0〜5.0μm であ
    り、前記電子線源から見て前記陽極より後方0.1〜5.
    0μmの距離に前記遮蔽板を有し、前記遮蔽板は0.0
    1〜2.0μmの厚さであり、さらに後方0.1〜5.0
    μmに前記電子収集電極を有する真空電子線干渉装置。
  5. 【請求項5】請求項1,2,3もまたは4において、遮
    蔽板がSiO2 等の絶縁体から成り、前記遮蔽板に開け
    た孔に電圧を加えられるよう、前記孔の周囲にAu,A
    l,Ag,Mg,Mo,W等の導電体材料膜を蒸着等の
    手段で設けた、もしくは、遮蔽板そのものが前記導電体
    から構成されている真空電子線干渉装置。
  6. 【請求項6】請求項1,2,3,4または5において、
    遮蔽板に開けた孔の形状が円,楕円、もしくは、多角形
    であり、円の直径,楕円の長軸,短軸,多角形の一辺,
    対角線の長さが0.01〜2.0μmである真空電子線干
    渉装置。
  7. 【請求項7】基板表面上に電子線源を構成する工程と、
    前記電子線源に対向する位置に陽極を形成する工程と、
    前記陽極の後方に電子の通ることの可能な、導電性の物
    質で構成、もしくはコーティングされた孔が少なくとも
    一つ開いた遮蔽板を少なくとも一つ形成する工程と、さ
    らに後方に電子収集電極を少なくとも一つ形成する工程
    とを有することを特徴とする真空電子線干渉装置の製造
    方法。
JP23478294A 1994-09-29 1994-09-29 真空電子線干渉装置 Pending JPH0897400A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017017694A (ja) * 2015-06-24 2017-01-19 ブリティッシュ・テレコミュニケーションズ・パブリック・リミテッド・カンパニーBritish Telecommunications Public Limited Company 印刷論理ゲート
US10428465B2 (en) 2016-10-27 2019-10-01 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. High strength and low stiffness agave tissue
US11261568B2 (en) 2016-10-27 2022-03-01 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. High bulk wet-pressed agave tissue

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