JPH0896004A - デザインルール検証システム - Google Patents

デザインルール検証システム

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JPH0896004A
JPH0896004A JP6230067A JP23006794A JPH0896004A JP H0896004 A JPH0896004 A JP H0896004A JP 6230067 A JP6230067 A JP 6230067A JP 23006794 A JP23006794 A JP 23006794A JP H0896004 A JPH0896004 A JP H0896004A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動レイアウトシステムから出力されるネッ
トとオブジェクト種類を持つ配線線分パスとコンタクト
点の集合データを入力し、オブジェクト端点がずれてい
ても、各オブジェクト間のデザインルール検証を高速に
行う。 【構成】 自動レイアウトシステム11から出力された
オブジェクトデータをオブジェクトデータ入力手段12
で入力し、オブジェクトデータ分類手段13で層ごとの
集合に分別し、隣接オブジェクト検索手段14で各層ご
とに隣接するオブジェクトの組を全て求める。コンタク
ト矩形包含判別手段16は、この隣接するオブジェクト
の組の中で、同じネットでしかも配線線分パス端点がコ
ンタクト矩形化手段15で付加されたコンタクト矩形に
含まれる場合は、この組を検証対象から除外する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動レイアウトシステ
ムの出力データの正当性を保証するためのデザインルー
ル検証システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動レイアウト結果のデザインル
ール検証システムとしては、2つの方法がある。第1の
システムを図7に示す。自動レイアウトシステム31か
ら出力されるデータは、図8に示すように、配線線分パ
ス52〜56とコンタクト点50,51のオブジェクト
の集合となり、かつ配線線分パス52の両端点上でのみ
配線線分パス53,56とコンタクト点50が接続する
ものであり、この各オブジェクトには、ネット(接続情
報)とオブジェクト種類(コンタクトまたは線分)の属
性が付加されている。また、デザインルールは、各オブ
ジェクト間最小間隔とコンタクト種類(例えば1−2層
用コンタクト、2−3層用コンタクト)ごとの接続可能
な層対が表現されている。ここで、一般に1つのネット
情報は、あるゲートの出力端子から接続すべき複数のゲ
ートの入力端子で表現される。これは、通常回路情報の
ため、これらの端子間を繋ぐ配線線分には存在しない。
本発明ではこのネット情報をオブジェクトに持たせるこ
とを前提としている。これにより、ある2つの線分をみ
た場合に、この線分が属するネットが判別できるように
なる。このデータをオブジェクトデータ入力手段32で
入力し、オブジェクトデータ分類手段33で各層ごとの
オブジェクトの集合に分類する。この時コンタクトは、
接続する層対の各層に登録する。次に、各層のオブジェ
クト集合に対して、隣接オブジェクト検索手段34を用
い、隣接オブジェクトの組を全て求める。次に、オブジ
ェクト端点一致判別手段35で、この隣接オブジェクト
の組のなかで、ネット情報が同じで、かつ線分パス端点
とコンタクト点が一致するオブジェクトを、検証対象か
ら除外する。例えば、図8の配線線分パス52の両端点
はコンタクト点50と配線線分パス56の端点と一致
し、かつ同一ネット(同一のネット情報内にある線分)
であるため、隣接オブジェクトの検証対象から除外され
る。そして、残った各隣接オブジェクトA,Bに対し
て、オブジェクト種類に応じて、配線線分間隔検証手段
36、コンタクト間隔検証手段37、配線線分−コンタ
クト間隔検証手段38により検証を行い、この最小間隔
を満たさないものは、エラーデータ出力手段39により
エラーファイルに出力する。
【0003】次に、第2のシステムを図9に示す。この
システムは、自動レイアウトシステム41から出力され
るデータを矩形データ入力手段42、矩形データ分類手
段43、隣接矩形検索手段44、ネット属性一致判別手
段45、間隔検証手段46、エラーデータ出力手段47
で処理する構成となっている(例えば、特開平1−23
0248)。
【0004】自動レイアウトシステム41によって生成
された図形は、全て矩形であり、しかも各矩形は、それ
が含まれる層及びネット情報を属性として持っている。
これらのデータは、矩形データ入力手段42により入力
し、各図形は矩形データ分類手段43により層ごとの集
合に分けられる。次に、各層の矩形集合に対して、隣接
矩形検索手段44によって隣接矩形の組を全て求める。
この隣接矩形検索手段44によって求まる各隣接矩形
A,Bに対して、ネット属性一致判別手段45と間隔検
証手段46を用いて、A,Bが次の条件を満足するかど
うかを判別する。 (条件)隣接矩形A,Bが同一ネットでなく、しかも同
一層Lを属性として持つ場合に、両者は層Lにおける最
小間隔以上離れて配置されていること。この条件を満足
しない矩形は、エラーデータ出力手段47を用いてエラ
ーファイルに出力する。この間隔検証手段46では、片
方の矩形を最小間隔だけ拡張し、2つ矩形の交差を調べ
る方法を採っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の第1のシステム
では、入力データの構成は、任意のオブジェクトが配線
線分パスに接続する場合に、必ず配線線分パスの端点が
コンタクト点もしくは他の配線線分パスの端点と重なる
必要があり、コンタクト点と配線線分パス端点がずれて
いる場合は検証不能となってしまうという問題点があ
る。また、従来の第2のシステムでは、同一ネット内の
データに対しては、検証を除外しているため、同一ネッ
ト内のデザインルールエラーの検出ができないという問
題点と間隔検証を行う際に2矩形間の交差を検出してい
るため処理時間が多くなるという問題点があった。
【0006】本発明の目的は、配線線分パスの端点がコ
ンタクト点もしくは他の配線線分パスの端点と一致して
いなくてもデザインルールの検証が可能で、かつ処理時
間が短いデザインルール検証システムを提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のデザインルール
検証システムは、両端の座標と層と配線幅を持つ配線線
分パスと、コンタクトの配置位置を持つコンタクト点を
含むオブジェクトの集合であり、各オブジェクトには、
ネットと、コンタクト点または線分かの判別であるオブ
ジェクト種類の属性を持つデータと、層別に各オブジェ
クト間の最小間隔とコンタクト種類ごとの接続可能な層
対および各層ごとの矩形が定義されているデザインルー
ルを入力するオブジェクトデータ入力手段と、前記デー
タを層ごとにオブジェクトの集合に分類するオブジェク
ト分類手段と、各層のオブジェクト集合から互いに隣接
する2つのオブジェクトを取り出す隣接オブジェクト検
索手段と、隣接オブジェクト検索手段で取り出されたオ
ブジェクトの組の中にコンタクト点が含まれている場合
には、このコンタクト点と前記オブジェクトの組が属す
る層に対応する所定の大きさのコンタクト矩形を追加す
るコンタクト矩形化手段と、前記コンタクト矩形が追加
された前記オブジェクトの組の内、同一ネットで、かつ
コンタクト矩形内に配線線分パス端点が含まれている場
合は、前記オブジェクトの組を検証対象から除外するコ
ンタクト矩形包含判別手段と、前記オブジェクトの組が
配線線分パス同士の場合、同一ネットでしかも配線線分
パス端点が一致していれば、前記オブジェクトの組を検
証対象から除外する配線線分パス端点一致判別手段と、
前記オブジェクトの組の配線線分パス間隔、コンタクト
間隔、配線線分−コンタクト間隔が、該オブジェクトの
組が属する層のオブジェクト種類別に定義されている最
小間隔以上かどうか判別する配線線分間隔検証手段、コ
ンタクト間隔検証手段、および配線線分−コンタクト間
隔検証手段を有する。
【0008】本発明の他のデザインルール検証システム
は、両端の座標と層と配線幅を持つ配線線分パスと、コ
ンタクトの配置位置を持つコンタクト点を含むオブジェ
クトの集合であり、各オブジェクトには、ネットと、コ
ンタクト点または線分かの判別であるオブジェクト種類
の属性を持つデータと、層別に各オブジェクト間の最小
間隔とコンタクト種類ごとの接続可能な層対および各層
ごとの矩形が定義されているデザインルール入力するオ
ブジェクトデータ入力手段と、前記データを層ごとにオ
ブジェクトの集合に分類するオブジェクト分類手段と、
各層のオブジェクト集合から互いに隣接する2つのオブ
ジェクトを取り出す隣接オブジェクト検索手段と、隣接
オブジェクト検索手段で取り出されたオブジェクトの組
の中にコンタクト点が含まれている場合には、このコン
タクト点と前記オブジェクトの組が属する層に対応する
所定の大きさのコンタクト矩形を追加するコンタクト矩
形化手段と、前記コンタクト矩形が追加された前記オブ
ジェクトの組の内、同一ネットで、かつコンタクト矩形
内に配線線分パス端点が含まれている場合は、前記オブ
ジェクトの組を検証対象から除外するコンタクト矩形包
含判別手段と、前記オブジェクトの組のオブジェクトの
種類が両方とも配線線分パスの場合、一方の配線線分パ
スを矩形化したデータを追加する配線線分パス矩形化手
段と、同一ネットであり、前記矩形化された配線線分パ
スの中に他方の配線線分パス端点が含まれている場合
は、前記オブジェクトの組を検証対象から除外する配線
線分矩形包含判別手段と、前記オブジェクトの組の配線
線分パス間隔、コンタクト間隔、配線線分−コンタクト
間隔が、該オブジェクトの組が属する層のオブジェクト
種類別に定義されている最小間隔以上かどうか判別する
配線線分間隔検証手段、コンタクト間隔検証手段、およ
び配線線分−コンタクト間隔検証手段を有する。
【0009】
【作用】配線線分パスの端点がどのオブジェクトと物理
的に接続しているかをみる時に、相手のオブジェクトを
矩形化し、その矩形の中にこの配線パス端点が含まれて
いるかで判別しているため、配線線分端点がコンタクト
点もしくは他の配線線分端点と一致していなくても接続
していることを認識可能となる。そして、この接続して
いるオブジェクト同士が同一ネットであれば、処理対象
から除外する。この後、デザインルールに定義されてい
る各オブジェクトごとの最小間隔を満たしているかをチ
ェックすることでデザインルール検証が行われる。この
時に矩形ではなく、オブジェクト単位でルール検証をす
るためチェック時間が短縮される。オブジェクト単位の
ルール検証とは、 1.配線線分間隔検証・・・・・2線分の最短距離を求める
ことと等価 2.コンタクト間隔検証・・・2点間の距離を求めること
と等価 3.配線線分−コンタクト検証・・・・・1線分と1点の最
短距離を求めることと等価となり、容易に求められる形
になる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0011】図1は本発明の第1の実施例のデザインル
ール検証システムのブロック図、図3は本実施例におけ
る入力データの構成図、図4はコンタクト矩形化の入力
データの構成図である。
【0012】本実施例のデザインルール検証システム
は、図1に示すように、オブジェクトデータ入力手段1
2と、オブジェクトデータ分類手段13と、隣接オブジ
ェクト検索手段14と、コンタクト矩形化手段15と、
コンタクト矩形包含判別手段16と、配線線分パス端点
一致判別手段21と、配線線分間隔検証手段17と、コ
ンタクト間隔検証手段18と、配線線分−コンタクト間
隔検証手段19と、エラーデータ出力手段20で構成さ
れている。
【0013】オブジェクトデータ入力手段12は、両端
の座標と層と配線幅を持つ配線線分パスと、コンタク点
トの配置位置を持つコンタクト点であるオブジェクトの
集合であり、各オブジェクトには、ネットと、コンタク
ト点または線分かの判別であるオブジェクト種類の属性
を持つデータと、層別に各オブジェクト間の最小間隔と
コンタクト種類ごとの接続可能な層対および各層ごとの
矩形が定義されているデザインルールを自動レイアウト
システム11から入力する。オブジェクトデータ分類手
段13は、前記データを層ごとにオブジェクトの集合に
分類する。隣接オブジェクト検索手段14は、各層のオ
ブジェクト集合から互いに隣接する2つのオブジェクト
を取り出す。コンタクト矩形化手段15は、隣接オブジ
ェクト検索手段14で取り出されたオブジェクトの組の
中にコンタクト点が含まれている場合には、このコンタ
クト点と前記オブジェクトの組が属する層に対応する所
定の大きさのコンタクト矩形を追加する。コンタクト矩
形包含判別手段16は、前記コンタクト矩形が追加され
た前記オブジェクトの組の内、同一ネットで、かつコン
タクト矩形内に配線線分パス端点が含まれている場合
は、前記オブジェクトの組を検証対象から除外する。配
線線分パス端点一致判別手段21は、前記オブジェクト
の組が配線線分パス同士の場合、同一ネットでしかも配
線線分パス端点が一致していれば、前記オブジェクトの
組を検証対象から除外する。配線線分間隔検証手段1
7、コンタクト間隔検証手段18、配線線分−コンタク
ト間隔検証手段19はそれぞれ前記オブジェクトの組の
配線線分パス間隔、コンタクト間隔、配線線分−コンタ
クト間隔が、該オブジェクトの組が属する層のオブジェ
クト種類別に定義されている最小間隔以上かどうか判別
する。エラーデータ出力手段20は、前記オブジェクト
の組の配線線分パス間隔、コンタクト間隔、配線線分−
コンタクト間隔が、該オブジェクトの組が属する層のオ
ブジェクト種類別に定義されている最小間隔以上でない
場合、前記オブジェクトの組をエラーファイル(不図
示)に出力する。
【0014】次に、本実施例の動作を説明する。自動レ
イアウトシステム11から出力されるデータは、図3に
示すように、配線線分パス52〜56とコンタクト点5
0,51のオブジェクトの集合とし、かつ配線線分パス
52と56の接続はパス端点57上でのみ行なうものと
し、この各オブジェクトには、ネットとオブジェクト種
類の属性が付加されているものとする。デザインルール
は、層別に各オブジェクト間の最小間隔とコンタクト種
類ごとの接続可能な層対及び各層の大きさが定義されて
いる。これらのデータをオブジェクトデータ入力手段1
2により入力し、オブジェクトデータ分類手段13によ
り層ごとにオブジェクトの集合に分けられる。この時、
コンタクト点50,51は、2つの層(デザインルール
で定義された層対のことで、上層と下層)をもつため、
2つのオブジェクト集合に属するものとする。
【0015】次に、このオブジェクト集合から隣接する
オブジェクトの組を隣接オブジェクト検索手段14によ
り、全て求める。次に、この隣接オブジェクトの組の中
にコンタクト点が含まれている場合は、コンタクト矩形
化手段15により、このコンタクト種類と隣接オブジェ
クトの組が属する層に対応するコンタクト矩形を追加す
る。この追加が完了した隣接オブジェクトの内、同一ネ
ットでかつコンタクト矩形内に配線線分パス端点が含ま
れている場合は、コンタクト矩形包含判別手段16によ
り検証対象から除外する。また、この隣接オブジェクト
の組が配線線分パス同士の場合は、配線線分パス端点一
致判別手段21により、同一ネットでしかも配線線分パ
ス端点が一致している場合は、検証対象から除外する。
例えば、図3のデータを入力し、配線線分パス52の隣
接オブジェクトの組を全て求めると図4になる。同一ネ
ットである配線線分パス52とコンタクト点50を見た
場合には、コンタクト矩形化手段15で付加されたコン
タクト矩形59に配線線分パス端点58が含まれるため
検証対象から除外する。更に、同一ネットの配線線分パ
ス52と配線線分パス56は、配線線分パス端点が配線
線分パス端点57で一致しているため配線線分パス端点
一致判別手段21により検証対象から除外する。
【0016】次に、隣接オブジェクトの組のオブジェク
ト種類別に最小オブジェクト間隔の検証を行う。オブジ
ェクト種類としては、配線線分パスとコンタクト点が存
在するため、検証方法としては、配線線分パス間、コン
タクト間、配線線分−コンタクト間の3つの方法があ
る。隣接オブジェクトの組が配線線分パス同士の場合
は、配線線分間隔検証手段17により、2線分間の距離
がデザインルールで定義されている配線線分パスの最小
間隔より離れているかを判定する。また、隣接オブジェ
クトの組がコンタクト点同士の場合は、コンタクト間隔
検証手段18により、2点間の距離がデザインルールで
定義されているコンタクト間の最小間隔より離れている
かを判定する。更に、隣接オブジェクトの組が配線線分
パス−コンタクト点である場合は、配線線分−コンタク
ト間隔検証手段19により、点−線分間の距離がデザイ
ンルールで定義されている配線線分−コンタクト間の最
小間隔より離れているか判定する。これらの条件を満た
さない場合は、エラーデータ出力手段20により、エラ
ーファイルに出力する。図4のデータの場合、配線線分
間隔検証手段17により、配線線分パス52と55が、
配線線分−コンタクト間隔検証手段19により、コンタ
クト点51と配線線分パス52がデザインルールで定義
されている最小間隔より離れているか判定される。
【0017】図2は本発明の第2の実施例のデザインル
ール検証システムのブロック図、図5は本実施例におけ
る入力データの構成図、図6は配線線分矩形後の入力デ
ータの構成図である。
【0018】本実施例は、第1の実施例の配線線分パス
端点一致判別手段21の代りに、隣接オブジェクトの組
のオブジェクトの種類が両方とも配線線分パスの場合、
一方の配線線分パスを矩形化したデータを追加する配線
線分パス矩形化手段22と、同一ネットであり前記矩形
化された配線線分パスの中に他方の配線線分パス端点が
含まれている場合は、前記オブジェクトの組を検証対象
から除外する配線線分矩形包含判別手段23を備えたも
のである。
【0019】次に、本実施例の動作を説明する。自動レ
イアウトシステム21から出力されるデータは、第1の
実施例と同様のデータであるが、データの構成として
は、図5に示すように配線線分パス52,56同士を接
続する場合に配線線分パス端点57上でなくても良いデ
ータを対象とする。次に、オブジェクトデータ入力手段
12、オブジェクトデータ分類手段13、隣接オブジェ
クト検索手段14を通して隣接オブジェクトの組を全て
求める。次に、隣接オブジェクトの組にコンタクト種類
が含まれている場合は、第1の実施例と同様に、コンタ
クト矩形化手段15とコンタクト矩形包含判別手段16
により、検証対象外の組を判別する。また、隣接オブジ
ェクトの種類が両方とも配線線分パスの場合は、配線線
分パス矩形化手段22により、一方の配線線分パスを矩
形化したデータを追加し、配線線分矩形包含判別手段2
3により、同一ネットであり矩形化された線分の中に、
他方の配線線分パス端点が含まれている場合は、検証対
象から除外する。例えば、図5のデータを入力し、配線
線分パス52の隣接オブジェクトの組を全て求めると図
6になる。ここで、同一ネットの配線線分パス52とコ
ンタクト点50は、第1の実施例と同様にコンタクト矩
形化手段15とコンタクト矩形包含判別手段16により
検証対象から除外される。また、同一ネットの配線線分
パス52と配線線分パス56は、配線線分パス矩形化手
段22により付加された配線線分矩形60に配線線分パ
ス56の配線線分パス端点60が含まれているため、配
線線分矩形包含判別手段23により検証対象から除外す
る。後の処理は、第1の実施例と同様にオブジェクト種
類別に最小オブジェクト間隔の検証を行う。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、配線線分
パス端点とコンタクト点もしくは他の配線パス端点と一
致していなくても、デザインルールの検証が可能となっ
た。また、図形演算処理、矩形の重なり判定処理などが
ないため高速に処理可能となった。実際に、0.8μプ
ロセスの場合では、コンタクトは約3000個/mm2
あり、10x10mmのLSIでは約30万個となる。
これを、矩形で処理するよりは、本発明のように検証不
要な組合せだけ除いて配線線分パスとコンタクト点で処
理する方が、メモリ量と計算量が少なくてすみ、大規模
データに対しても高速に検証可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例の入力データの構成図で
ある。
【図3】本発明の第1の実施例のコンタクト矩形化後の
入力データの構成図である。
【図4】本発明の第2の実施例のブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施例の入力データの構成図で
ある。
【図6】本発明の第2の実施例の配線線分矩形化後の入
力データの構成図である。
【図7】従来のシステムのブロック図である。
【図8】従来のシステムの入力データ構成図である。
【図9】他の従来のシステムのブロック図である。
【符号の説明】
11,21,31,41 自動レイアウトシステム 12,32 オブジェクトデータ入力手段 13,33 オブジェクトデータ分類手段 14,34 隣接オブジェクト検索手段 15 コンタクト矩形化手段 16 コンタクト矩形包含判別手段 21 配線線分パス端点一致判別手段 17,36 配線線分間隔検証手段 18,37 コンタクト間隔検証手段 19,38 配線線分−コンタクト間隔検証手段 20,39,47 エラーデータ出力手段 22 配線線分パス矩形化手段 23 配線線分矩形包含判別手段 35 オブジェクト端点一致判別手段 42 矩形データ入力手段 43 矩形データ分類手段 44 隣接矩形検索手段 45 ネット属性一致判別手段 46 間隔検証手段 50,51 コンタクト点 52〜56 配線線分パス 57,58,60 配線線分パス端点 59 コンタクト矩形 61 配線線分矩形

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両端の座標と層と配線幅を持つ配線線分
    パスと、コンタクトの配置位置を持つコンタクト点であ
    るオブジェクトの集合であり、各オブジェクトには、ネ
    ットと、コンタクト点または線分かの判別であるオブジ
    ェクト種類の属性を持つデータと、層別に各オブジェク
    ト間の最小間隔とコンタクト種類ごとの接続可能な層対
    および各層ごとの矩形が定義されているデザインルール
    を入力するオブジェクトデータ入力手段と、 前記データを層ごとにオブジェクトの集合に分類するオ
    ブジェクト分類手段と、 各層のオブジェクト集合から互いに隣接する2つのオブ
    ジェクトを取り出す隣接オブジェクト検索手段と、 隣接オブジェクト検索手段で取り出されたオブジェクト
    の組の中にコンタクト点が含まれている場合には、この
    コンタクト点と前記オブジェクトの組が属する層に対応
    する所定の大きさのコンタクト矩形を追加するコンタク
    ト矩形化手段と、 前記コンタクト矩形が追加された前記オブジェクトの組
    の内、同一ネットで、かつコンタクト矩形内に配線線分
    パス端点が含まれている場合は、前記オブジェクトの組
    を検証対象から除外するコンタクト矩形包含判別手段
    と、 前記オブジェクトの組が配線線分パス同士の場合、同一
    ネットでしかも配線線分パス端点が一致していれば、前
    記オブジェクトの組を検証対象から除外する配線線分パ
    ス端点一致判別手段と、 前記オブジェクトの組の配線線分パス間隔、コンタクト
    間隔、配線線分−コンタクト間隔が、該オブジェクトの
    組が属する層のオブジェクト種類別に定義されている最
    小間隔以上かどうか判別する配線線分間隔検証手段、コ
    ンタクト間隔検証手段、および配線線分−コンタクト間
    隔検証手段を有するデザインルール検証システム。
  2. 【請求項2】 両端の座標と層と配線幅を持つ配線線分
    パスと、コンタクトの配置位置を持つコンタクト点であ
    るオブジェクトの集合であり、各オブジェクトには、ネ
    ットと、コンタクト点または線分かの判別であるオブジ
    ェクト種類の属性を持つデータと、層別に各オブジェク
    ト間の最小間隔とコンタクト種類ごとの接続可能な層対
    および各層ごとの矩形が定義されているデザインルール
    を入力するオブジェクトデータ入力手段と、 前記データを層ごとにオブジェクトの集合に分類するオ
    ブジェクト分類手段と、 各層のオブジェクト集合から互いに隣接する2つのオブ
    ジェクトを取り出す隣接オブジェクト検索手段と、 隣接オブジェクト検索手段で取り出されたオブジェクト
    の組の中にコンタクト点が含まれている場合には、この
    コンタクト点と前記オブジェクトの組が属する層に対応
    する所定の大きさのコンタクト矩形を追加するコンタク
    ト矩形化手段と、 前記コンタクト矩形が追加された前記オブジェクトの組
    の内、同一ネットで、かつコンタクト矩形内に配線線分
    パス端点が含まれている場合は、前記オブジェクトの組
    を検証対象から除外するコンタクト矩形包含判別手段
    と、 前記オブジェクトの組のオブジェクトの種類が両方とも
    配線線分パスの場合、一方の配線線分パスを矩形化した
    データを追加する配線線分パス矩形化手段と、 同一ネットであり、前記矩形化された配線線分パスの中
    に他方の配線線分パス端点が含まれている場合は、前記
    オブジェクトの組を検証対象から除外する配線線分矩形
    包含判別手段と、 前記オブジェクトの組の配線線分パス間隔、コンタクト
    間隔、配線線分−コンタクト間隔が、該オブジェクトの
    組が属する層のオブジェクト種類別に定義されている最
    小間隔以上かどうか判別する配線線分間隔検証手段、コ
    ンタクト間隔検証手段、および配線線分−コンタクト間
    隔検証手段を有するデザインルール検証システム。
  3. 【請求項3】 前記オブジェクトの組の配線線分パス間
    隔、コンタクト間隔、配線線分−コンタクト間隔が、該
    オブジェクトの組が属する層のオブジェクト種類別に定
    義されている最小間隔以上でない場合、前記オブジェク
    トの組をエラーファイルに出力するエラーデータ出力手
    段をさらに有する請求項1または2記載のデザインルー
    ル検証システム。
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