JPH0894317A - 変位計 - Google Patents

変位計

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JPH0894317A
JPH0894317A JP6233666A JP23366694A JPH0894317A JP H0894317 A JPH0894317 A JP H0894317A JP 6233666 A JP6233666 A JP 6233666A JP 23366694 A JP23366694 A JP 23366694A JP H0894317 A JPH0894317 A JP H0894317A
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light
splitter
optical path
light beam
polarization plane
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JP6233666A
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Inventor
Atsushi Kogo
淳 向後
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Nikon Corp
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Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 測定光と参照光の分割に消光比の良い複屈折
性結晶を利用したビームスプリッターを用いることがで
きるとともに、参照光路光学系と測定光路光学系を異な
る構成にすることなく参照光と測定光の光路長を同程度
にすることができ、測定精度の良い変位計を提供する。 【構成】 光源1から出射され位相板1を通過した光波
は、直交偏光ビームスプリッター3により、P偏光の測
定光束とS偏光の参照光束に分割される。直交偏光ビー
ムスプリッター3とともに測定光束の光路を形成する測
定光路光学系は、4分の1波長板4、移動平面鏡5及び
コーナーキューブプリズム6を備える。直交偏光ビーム
スプリッター3とともに参照光束の光路を形成する参照
光路光学系は、直交偏光ビームスプリッター23、4分
の1波長板24、固定平面鏡25及びコーナーキューブ
プリズム26を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光束を参照光と測定光
とに分割し、測定光の光路長の変化を参照光と測定光の
干渉により測定する変位計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】精密工業において、精密測長器は重要な
キーパーツであり、その性能が装置全体の性能を大きく
左右する。
【0003】干渉計を用いた測長器では、測定する環
境、必要とされる精度に応じて最も適切な方法が採用さ
れる。例えば、極めて安定した環境で測定を行うのであ
れば、測定レーザの時間的コヒーレンスをできる限り長
くしたり、スクイージングの手法を導入することも考え
られる。逆に、非常に不安定な環境では、時間的に変動
する環境パラメータ、例えば空気ゆらぎなどが測長に影
響を及ぼさない方法が提案されている。2波長干渉法は
その代表的な方法である。
【0004】次に、2波長干渉法を使った変位計の原理
について説明する。同じ位相特性を持つ2つの異なる波
長のレーザ光を共軸で単一の干渉計に入射する場合を考
える。それぞれの波長で観測される光路長をD1,D2
とすれば、次式(1)及び(2)が成り立つ。
【0005】 D1=n1(ρ, λ1)d ・・・(1) D2=n2(ρ, λ2)d ・・・(2) ここで、ρは適当な熱力学的パラメータ、λ1 及びλ2
はそれぞれのレーザ光の波長、n1、n2はそれぞれレ
ーザ光の波長における空気の屈折率、d は距離であ
る。物理的経験則から、近似的に次式が成り立つ。
【0006】 (n1−1)/(n2−1)=k(λ1 、λ2) ・・・(3) 式(3)を考慮すると、上記の連立方程式(1)及び
(2)は、観測量2つ、未知数2つとなり、確定解dが
求まる。
【0007】このように、2波長干渉法を採用した変位
計は、空気分散を利用して空気ゆらぎによる観測データ
の誤差を消す方法である。
【0008】2波長干渉法を採用した変位計の実験例
が、J.Jpn.Appl.Phys.,Vol.28,L478(1989)、及び特開平
1−98902号公報に詳細に述べられている。
【0009】次に、図3を参照して、2波長干渉法を使
った従来の変位計の一例を説明する。
【0010】図3は、2波長干渉法を使った従来の変位
計の一例を示す構成図である。
【0011】この従来の変位計は、図3に示すように、
共軸な位相特性の揃った2つの異なる波長の光束(角周
波数がω1の光束と角周波数がω2の光束)を出射する
光源1と、位相板2と、直交偏光ビームスプリッター3
と、4分の1波長板4と、移動平面鏡5と、コーナーキ
ューブプリズム6,7と、反射鏡8と、前記2つの異な
る波長の光束を分離するためのダイクロイックミラー9
と、波長選択フィルター10,11と、偏光子12,1
3と、各波長で干渉信号を検出する光検出器14,15
と、検出した信号を処理して移動平面鏡5の変位を算出
する信号処理系16と、から構成されている。
【0012】前記位相板2は、光源1から出射された前
記2つの光束の各々を直交偏光ビームスプリッター3に
よりほぼ等しい強度で2つの光束に分割できるように、
光源1から発した2つの光束の各々を円偏光又は偏光面
が紙面に対して45度傾いた直線偏光にする。
【0013】前記直交偏光ビームスプリッター3は、光
源1から出射され前記位相板2を通過した前記2つの異
なる波長の光束の各々を、偏光面が紙面に平行なP偏光
成分の透過光束(本例では、この光束が測定光束)と偏
光面が紙面に垂直なS偏光成分の反射光束(本例では、
この光束が参照光束)とに分割し、また、P偏光の光束
を透過するとともに、S偏光の光束を反射する。このよ
うな偏光分割において測定精度を上げるためには、P偏
光成分とS偏光成分とを完全に分離することが望まし
い。そこで、複屈折性結晶を利用したビームスプリッタ
ーは薄膜を利用したビームスプリッターに比べて消光比
が良いことから、直交偏光ビームスプリッター3とし
て、グランテーラー型直交偏光ビームスプリッターなど
の複屈折性結晶を利用したビームスプリッターが用いら
れている。そして、直交偏光ビームスプリッター3は、
S偏光の光束を常光線として反射し、したがって、P偏
光の光束を異常光線として透過する。また、直交偏光ビ
ームスプリッター3の複屈折性結晶の光学軸の方向は、
光源1から出射された光束の方向と直交するように設定
されている。
【0014】前記4分の1波長板4、移動平面鏡5及び
コーナーキューブプリズム6は、前記測定光束の光路を
直交偏光ビームスプリッター3とともに形成する測定光
路光学系を、構成している。4分の1波長板4は、直交
偏光ビームスプリッター3から最初に出射された前記測
定光束及びこの光束と同一方向に向かう光束が入射され
るように、配置されている。移動平面鏡5は、4分の1
波長板4から直交偏光ビームスプリッター3と反対側の
方向に出射した光束を元の方向に反射するように、配置
されている。コーナーキューブプリズム6は、直交偏光
ビームスプリッター3から2回目に出射した光束を元の
方向に反射するように、配置されている。
【0015】前記コーナーキューブプリズム7は、前記
参照光束の光路を直交偏光ビームスプリッター3ととも
に形成する参照光路光学系を、構成している。コーナー
キューブプリズム7は、直交偏光ビームスプリッター3
から出射された前記参照光束を元の方向に反射するよう
に、配置されている。
【0016】反射鏡8、ダイクロイックミラー9、波長
選択フィルター10,11及び偏光子12,13は、前
記2つの異なる波長の光束の各々に関して、前記測定光
路光学系から出射した測定光束と前記参照光路光学系か
ら出射した参照光束とをそれぞれ合波する光合成部を構
成している。なお、波長選択フィルター10,11は、
各波長の光束のみを透過する光学的フィルターであり、
所定の波長の光束のみを選別するダイクロイックミラー
9の機能を補助するために挿入されているものである。
また、偏光子12,13は、紙面に対して45度の偏光
方向を有している。
【0017】前記光検出器14,15は、前記2つの異
なる波長の光束の各々に関して、前記光合成部により合
波された光束をそれぞれ受光する。
【0018】前記信号処理系16は、光検出器14,1
5の出力信号(すなわち、干渉信号)に基づいて、前記
測定光束の光路と前記参照光束の光路との間の光路差の
変化量、すなわち、移動平面鏡5の変位を得る。
【0019】このように構成された図3に示す従来の変
位計では、光源1から出射され位相板2を通過した前記
2つの異なる波長の光束の各々は、直交偏光ビームスプ
リッター3により、P偏光成分の透過光束である測定光
とS偏光成分の反射光束である参照光とに分割される。
【0020】直交偏光ビームスプリッター3を透過した
P偏光の測定光は、4分の1波長板4を通って円偏光に
なってから移動平面鏡5によって元の方向に反射され
る。反射された光束は、再び4分の1波長板4を通るこ
とによりS偏光の光束となり直交偏光ビームスプリッタ
ー3で反射される。反射されたS偏光の光は、コーナー
キューブプリズム6によって元の方向に反射された後、
再び直交偏光ビームスプリッター3によって移動平面鏡
5の方向に反射される。反射されたS偏光の光は、4分
の1波長板4を通り円偏光になってから移動平面鏡5に
よって元の方向に反射される。反射された円偏光の光
は、4分の1波長板4を通ることにより再びP偏光にな
って直交偏光ビームスプリッター3を透過し、反射鏡8
へ向かう。
【0021】一方、直交偏光ビームスプリッター3で反
射されたS偏光の参照光は、コーナーキューブプリズム
7によって元の方向に反射された後、直交偏光ビームス
プリッター3で反射され、直交偏光ビームスプリッター
3を透過してきたP偏光の測定光と共軸にされ、反射鏡
8へ向かう。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】図3に示す従来の変位
計では、前述の説明から明かなように、測定光の光路と
参照光の光路との間に、直交偏光ビームスプリッター3
と移動平面鏡4との間の距離の4倍の光路長差がある。
【0023】ところで、一般的なマイケルソン干渉計で
移動鏡の変位を測定する場合、理想的な干渉計,環境を
仮定したとすると、移動鏡の変位δxに関する測定誤差
εは、測定に用いた光の周波数をν0、その光の周波数
の変動量をΔν0、及び、参照光と測定光との間の光路
長差をLとすると、次式(4)で表される。
【0024】ε=(L+δx)・σ ・・・(4) 式(4)中、σは光周波数安定度であり、σ=Δν0
ν0で定義されている。
【0025】式(4)から、測定に用いた光の周波数の
変動(不安定さ)から生ずる測定誤差は参照光と測定光
との間の光路長差が大きいほど大きく、その測定誤差を
小さくするためには参照光の光路長と測定光の光路長を
同程度にすることが望ましいことがわかる。このこと
は、図3に示す従来の変位計についても同様である。
【0026】したがって、図3に示す従来の変位計で
は、前述したように測定光の光路と参照光の光路との間
に大きな光路長差があったので、測定に用いた光(すな
わち、光源1から発する光)の周波数の変動から生ずる
測定誤差が大きいという欠点があった。
【0027】なお、コーナーキューブプリズム7を移動
し、直交偏光ビームスプリッター3からコーナーキュー
ブプリズム7までの距離を直交偏光ビームスプリッター
3と移動平面鏡4との間の距離の2倍にすることによ
り、参照光と測定光の光路長を同程度にすることが可能
である。しかし、そのような方法を採用した場合、前記
参照光路光学系を構成する部分が長い干渉計となり、実
用的でない。
【0028】そこで、本件発明者は、測定に用いた光の
周波数の変動から生ずる測定誤差を小さくするために参
照光の光路長と測定光の光路長を同程度にすべく、図3
に示す従来の変位計において、図4に示すように、前記
参照光路光学系を前記測定光路光学系と同様の構成にし
てみた。すなわち、図4に示すように、図3におけるコ
ーナーキューブプリズム7の代わりに、4分の1波長板
104及び平面鏡105を採用した。
【0029】図4は、図3中の光源1から出射され位相
板2を通過した2つの異なる波長の光束の各々が直交偏
光ビームスプリッター3によりP偏光成分の透過光束で
ある測定光とS偏光成分の反射光束である参照光とに分
割され、P偏光の測定光が4分の1波長板4を通り平面
鏡5で元の方向に反射されて4分の1波長板4を再び通
りS偏光となって直交偏光ビームスプリッター3内に戻
る様子と、S偏光の参照光が4分の1波長板104を通
り平面鏡105で元の方向に反射されて4分の1波長板
104を再び通りP偏光となって直交偏光ビームスプリ
ッター3内に戻る様子と、を示している。図4中の矢印
Xは、直交偏光ビームスプリッター3の複屈折性結晶の
光学軸の方向を示す。なお、各平面鏡5,105に入射
する光束と各平面鏡5,105で反射された光束はそれ
ぞれ実際にはずれていないが、理解を容易にするため、
図4ではそれぞれ両光束をずらして表現している。
【0030】しかし、図4に示すように、図3における
コーナーキューブプリズム7の代わりに、4分の1波長
板104及び平面鏡105を採用した場合には、測定光
と参照光の干渉が生じなくなり、変位計として作用しな
くなった。その原因は、図4に示すように、平面鏡10
5で反射された光束が直交偏光ビームスプリッター3の
複屈折効果のために直交偏光ビームスプリッター3内で
元の光路の方向からずれてしまうためであることが、本
件発明者の研究により判明した。
【0031】その原因について詳細に説明する。前述し
たように、P偏光の光が直交偏光ビームスプリッター3
の異常光線であり、S偏光の光が直交偏光ビームスプリ
ッター3の常光線である。既に説明した所から明らかな
ように、測定光は、S偏光になって直交偏光ビームスプ
リッター3に入射する場合とP偏光になって直交偏光ビ
ームスプリッター3に入射する場合の両方がある。この
ように、測定光が異常光線になって直交偏光ビームスプ
リッター3に入射する場合がある。この場合であって
も、移動平面鏡5で反射した測定光の光路が直交偏光ビ
ームスプリッター3内で元の光路の方向からずれないよ
うに、直交偏光ビームスプリッター3の複屈折性結晶の
光学軸の方向Xが設定されている。すなわち、前述した
ように、直交偏光ビームスプリッター3の複屈折性結晶
の光学軸の方向Xは、光源1から出射された光束の方向
と直交するように設定されている(図4参照)。図3に
示す従来の変位計では、参照光としては、S偏光の参照
光(すなわち、常光線)のみが直交偏光ビームスプリッ
ター3に入射するので、コーナーキューブプリズム7で
反射された参照光が直交偏光ビームスプリッター3内で
元の光路の方向からずれるようなことはない。ところ
が、図3においてコーナーキューブプリズム7の代わり
に4分の1波長板104及び平面鏡105を採用した場
合(図4参照)には、その平面鏡105で反射してその
4分の1波長板104を通過した参照光はP偏光(すな
わち、異常光線)となって直交偏光ビームスプリッター
3に入射する。そして、その入射方向は前述の如く設定
された光学軸の方向Xと直交する方向に対して傾いてい
るので、P偏光となって直交偏光ビームスプリッター3
に入射した参照光は、図4に示すように、直交偏光ビー
ムスプリッター3内で元の光路の方向からずれてしま
う。このように平面鏡105で反射された光束が直交偏
光ビームスプリッター3の複屈折効果のために直交偏光
ビームスプリッター3内で元の光路の方向からずれてし
まうのである。
【0032】したがって、図3に示す従来の変位計で
は、コーナーキューブプリズム7の代わりに4分の1波
長板104及び平面鏡105が使えないため、直交偏光
ビームスプリッター3で分割された参照光の光路長と測
定光の光路長を同程度にすることができず、それゆえ、
測定に用いた光の周波数の変動から生ずる測定誤差が大
きいという欠点があった。
【0033】なお、直交偏光ビームスプリッター3とし
て、薄膜直交偏光ビームスプリッターなどの複屈折性結
晶を利用しないビームスプリッターを用いた場合には、
前述した複屈折効果による問題が生じないので、図3に
おいてコーナーキューブプリズム7の代わりに4分の1
波長板104及び平面鏡105を採用することができ、
測定に用いた光の周波数の変動により生ずる測定誤差に
ついては小さくすることができる。しかし、この場合、
複屈折性結晶を利用したビームスプリッターに比べて薄
膜直交偏光ビームスプリッターなどの複屈折性結晶を利
用しないビームスプリッターの消光比は良くないので、
複屈折性結晶を利用したビームスプリッターに比べてP
偏光成分とS偏光成分とを完全に分離することができ
ず、したがって、この点から、測定精度が悪化してしま
う。
【0034】以上説明した事情は、2波長干渉法を採用
した変位計のみならず、任意の1つの光束を直交偏光ビ
ームスプリッターで測定光と参照光とに分割し、参照光
と測定光の光路差の変化を参照光と測定光の干渉により
測定する変位計についても、同様である。
【0035】本発明は、前記事情に鑑みてなされたもの
で、測定光と参照光の分割に消光比の良い複屈折性結晶
を利用したビームスプリッターを用いることができると
ともに、参照光路光学系と測定光路光学系を異なる構成
にすることなく参照光と測定光の光路長を同程度にする
ことができ、測定精度の良い変位計を提供することを目
的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様による変位計は、共軸か又は空
間的に近接した状態で平行になるように、少なくとも2
つ以上の互いに異なる波長の光束を出射する光源と、前
記光源から出射された前記2つ以上の互いに異なる波長
の光束の各々を、偏光面が第1の偏光面である第1の光
束と偏光面が前記第1の偏光面と直交する第2の偏光面
である第2の光束とに分割するとともに、偏光面が前記
第1の偏光面である光束を透過し、かつ、偏光面が前記
第2の偏光面である光束を反射する第1の光分割器と、
前記2つ以上の互いに異なる波長の光束の各々の前記第
1及び第2の光束のうちの一方である測定光束の光路
を、前記第1の光分割器とともに形成する測定光路光学
系と、前記2つ以上の互いに異なる波長の光束の各々の
前記第1及び第2の光束のうちの他方である参照光束の
光路を、前記第1の光分割器とともに形成する参照光路
光学系と、前記2つ以上の互いに異なる波長の光束の各
々に関して、前記測定光路光学系から出射した測定光束
と前記参照光路光学系から出射した参照光束とをそれぞ
れ合波する光合成部と、前記2つ以上の互いに異なる波
長の光束の各々に関して、前記光合成部により合波され
た光束をそれぞれ受光する光検出部と、前記光検出部の
出力信号に基づいて、前記測定光束の光路と前記参照光
束の光路との間の光路差の変化量を得る信号処理手段
と、を備えた構成としたものである。そして、前記測定
光路光学系及び前記参照光路光学系のうちの一方は、前
記第1の光分割器から最初に出射された前記第1の光束
及びこの光束と同一方向に向かう光束が入射される第1
の4分の1波長板と、前記第1の4分の1波長板から前
記第1の光分割器と反対側の方向に出射した光束を元の
方向に反射する第1の反射器と、前記第1の光分割器か
ら2回目に出射された光束を元の方向に反射する第2の
反射器と、を備える。また、前記測定光路光学系及び前
記参照光路光学系のうちの他方は、前記第1の光分割器
から最初に出射された前記第2の光束が入射され、偏光
面が前記第1の偏光面である光束を透過し、かつ、偏光
面が前記第2の偏光面である光束を反射する第2の光分
割器と、前記第2の光分割器から最初に出射された前記
第2の光束及びこの光束と同一方向に向かう光束が入射
される第2の4分の1波長板と、前記第2の4分の1波
長板から前記第2の光分割器と反対側の方向に出射した
光束を元の方向に反射する第3の反射器と、前記第2の
光分割器から2回目に出射された光束を元の方向に反射
する第4の反射器と、を備える。
【0037】また、本発明の第2の態様による変位計
は、光束を出射する光源と、前記光源から出射された前
記光束を、偏光面が第1の偏光面である第1の光束と偏
光面が前記第1の偏光面と直交する第2の偏光面である
第2の光束とに分割するとともに、偏光面が前記第1の
偏光面である光束を透過し、かつ、偏光面が前記第2の
偏光面である光束を反射する第1の光分割器と、前記第
1及び第2の光束のうちの一方である測定光束の光路
を、前記第1の光分割器とともに形成する測定光路光学
系と、前記第1及び第2の光束のうちの他方である参照
光束の光路を、前記第1の光分割器とともに形成する参
照光路光学系と、前記測定光路光学系から出射した測定
光束と前記参照光路光学系から出射した参照光束とを合
波する光合成部と、前記光合成部により合波された光束
を受光する光検出部と、前記光検出部の出力信号に基づ
いて、前記測定光束の光路と前記参照光束の光路との間
の光路差の変化量を得る信号処理手段と、を備えた構成
としたものである。そして、前記測定光路光学系及び前
記参照光路光学系のうちの一方は、前記第1の光分割器
から最初に出射された前記第1の光束及びこの光束と同
一方向に向かう光束が入射される第1の4分の1波長板
と、前記第1の4分の1波長板から前記第1の光分割器
と反対側の方向に出射した光束を元の方向に反射する第
1の反射器と、前記第1の光分割器から2回目に出射さ
れた光束を元の方向に反射する第2の反射器と、を備え
る。また、前記測定光路光学系及び前記参照光路光学系
のうちの他方は、前記第1の光分割器から最初に出射さ
れた前記第2の光束が入射され、偏光面が前記第1の偏
光面である光束を透過し、かつ、偏光面が前記第2の偏
光面である光束を反射する第2の光分割器と、前記第2
の光分割器から最初に出射された前記第2の光束及びこ
の光束と同一方向に向かう光束が入射される第2の4分
の1波長板と、前記第2の4分の1波長板から前記第2
の光分割器と反対側の方向に出射した光束を元の方向に
反射する第3の反射器と、前記第2の光分割器から2回
目に出射された光束を元の方向に反射する第4の反射器
と、を備える。
【0038】さらに、本発明の第3の態様による変位計
は、前記第1又は第2の態様による変位計において、前
記第1の光分割器が複屈折性結晶を利用したビームスプ
リッターであり、該ビームスプリッターは偏光面が前記
第2の偏光面である光束を常光線として反射し、前記ビ
ームスプリッターの前記複屈折性結晶の光学軸の方向を
前記光源から出射された光束の方向と直交させ、前記測
定光束と前記参照光束の光路長を同程度にしたものであ
る。
【0039】
【作用】本発明によれば、光源から出射された2つ以上
の互いに異なる波長の光束の各々は、第1の光分割器に
より、偏光面が第1の偏光面である第1の光束と偏光面
が第1の偏光面と直交する第2の偏光面である第2の光
束とに分割される。
【0040】今、説明の便宜上、第1の光束が測定光束
であり、第2の光束が参照光束であるものとする。ま
た、測定光路光学系が、第1の4分の1波長板、第1の
反射器及び第2の反射器を備えているものとする。さら
に、参照光路光学系が、第2の光分割器、第2の4分の
1波長板、第3の反射器及び第4の反射器を備えている
ものとする。
【0041】まず、測定光路光学系及び第1の光分割器
により形成される測定光束の光路について、説明する。
第1の光分割器から最初に出射された第1の光束(すな
わち、ここでは、測定光束)は、第1の4分の1波長板
を通って円偏光になってから第1の反射器によって元の
方向に反射される。反射された光束は、再び第1の4分
の1波長板を通ることにより偏光面が第2の偏光面であ
る光束となり第1の光分割器で反射される。第1の光分
割器で反射され第1の光分割器から2回目に出射された
偏光面が第2の偏光面である光束は、第2の反射器によ
って元の方向に反射された後、再び第1の光分割器によ
って第1の反射器の方向に反射される。反射された偏光
面が第2の偏光面である光束は、第1の4分の1波長板
を通り円偏光になってから第1の反射器によって元の方
向に反射される。反射された円偏光の光は、第1の4分
の1波長板を通ることにより再び偏光面が第1の偏光面
の光束になって第1の光分割器を透過する。すなわち、
測定光束は、偏光面が第1の偏光面の光束になって測定
光路光学系から出射する。
【0042】次に、参照光路光学系及び第1の光分割器
により形成される参照光束の光路について説明する。第
1の光分割器から最初に出射された第2の光束(すなわ
ち、ここでは、参照光束)は、第2の光分割器で反射さ
れる。第2の光分割器で反射され最初に第2の光分割器
から出射された参照光束は、第2の4分の1波長板を通
って円偏光になってから第3の反射器によって元の方向
に反射される。反射された光束は、再び第2の4分の1
波長板を通ることにより偏光面が第1の偏光面である光
束となり第2の光分割器を透過する。第2の光分割器を
透過し第2の光分割器から2回目に出射された偏光面が
第1の偏光面である光束は、第4の反射器によって元の
方向に反射された後、再び第2の光分割器を透過する。
透過した偏光面が第1の偏光面である光束は、第2の4
分の1波長板を通り円偏光になってから第3の反射器に
よって元の方向に反射される。反射された円偏光の光
は、第2の4分の1波長板を通ることにより再び偏光面
が第2の偏光面である光束になって第2の光分割器によ
り反射される。反射された偏光面が第2の偏光面である
光束は、第1の光分割器で反射される。すなわち、参照
光は、偏光面が第2の偏光面である光束となって参照光
路光学系から出射する。
【0043】以上の説明からわかるように、測定光束
は、偏光面が第1の偏光面の光束となって第1の光分割
器に入射する場合と偏光面が第2の偏光面である光束と
なって第1の光分割器に入射する場合の両方があるが、
参照光束については、偏光面が第2の偏光面である光束
のみが第1の光分割器に入射する。
【0044】したがって、本発明によれば、第1の光分
割器として複屈折性結晶を利用したビームスプリッター
を用いた場合であっても、第2の偏光面である光束が第
1の光分割器の常光線となるように設定する(すなわ
ち、偏光面が第2の偏光面である光束を常光線として反
射するビームスプリッターを採用する)とともに、第1
の偏光面である光束(第1の光分割器の異常光線)とな
った測定光束が第1の光分割器に入射してもその光路が
第1の光分割器内で元の光路の方向からずれないように
第1の光分割器の光学軸の方向を設定しておく(すなわ
ち、前記複屈折性結晶の光学軸の方向を光源から出射さ
れた光束の方向と直交させておく)ことによって、前述
した複屈折効果による問題が生じない。このため、第1
の光分割器として消光比の良い複屈折性結晶を利用した
ビームスプリッターを用いることができ、偏光面が第1
の偏光面である成分と偏光面が第2の偏光面である成分
とを比較的完全に分離することができる。
【0045】そして、本発明によれば、前述したよう
に、測定光束の光路及び参照光束の光路が形成されるの
で、参照光と測定光の光路長を同程度にすることができ
る。
【0046】このように、本発明によれば、測定光と参
照光の分割に消光比の良い複屈折性結晶を利用したビー
ムスプリッターを用いることができるとともに、参照光
路光学系と測定光路光学系を異なる構成にすることなく
参照光と測定光の光路長を同程度にすることができ、し
たがって、測定精度の良い変位計を提供することができ
る。
【0047】なお、本発明の第1の態様では2波長干渉
法が採用されているのに対し、本発明の第2の態様では
任意の1波長の光束のみが用いられている点で、両者は
異なる。しかし、本発明の第2の態様でも、本発明の第
1の態様と同様に、測定光と参照光の分割に消光比の良
い複屈折性結晶を利用したビームスプリッターを用いる
ことができるとともに、参照光路光学系と測定光路光学
系を異なる構成にすることなく参照光と測定光の光路長
を同程度にすることができ、したがって、測定精度の良
い変位計を提供することができる。
【0048】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を
説明する。
【0049】図1は、本発明の一実施例による変位計を
示す構成図である。なお、図1において、図3に示す構
成要素と同一の構成要素には同一符号を付してある。
【0050】この変位計は、図1に示すように、共軸な
(共軸でなくても、空間的に接近した状態で平行であれ
ばよい)位相特性の揃った2つの異なる波長の光束(角
周波数がω1の光束と角周波数がω2の光束)を出射す
る光源1と、位相板2と、直交偏光ビームスプリッター
(第1の光分割器)3と、第1の4分の1波長板4と、
移動平面鏡(第1の反射器)5と、コーナーキューブプ
リズム(第2の反射器)6と、直交偏光ビームスプリッ
ター(第2の光分割器)23と、第2の4分の1波長板
24と、固定平面鏡(第3の反射器)25と、コーナー
キューブプリズム26(第4の反射器)と、反射鏡8
と、前記2つの異なる波長の光束を分離するためのダイ
クロイックミラー9と、波長選択フィルター10,11
と、偏光子12,13と、各波長で干渉信号を検出する
光検出器(光検出部)14,15と、検出した信号を処
理して移動平面鏡5の変位を算出する信号処理系16
と、から構成されている。
【0051】前記位相板2は、光源1から出射された前
記2つの光束の各々を直交偏光ビームスプリッター3に
よりほぼ等しい強度で2つの光束に分割できるように、
光源1から発した2つの光束の各々を円偏光又は偏光面
が紙面に対して45度傾いた直線偏光にする。
【0052】前記直交偏光ビームスプリッター3は、光
源1から出射され前記位相板2を通過した前記2つの異
なる波長の光束の各々を、偏光面が紙面に平行なP偏光
成分の透過光束(本実施例では、この光束が測定光束)
と偏光面が紙面に垂直なS偏光成分の反射光束(本実施
例では、この光束が参照光束)とに分割し、また、P偏
光の光束を透過するとともに、S偏光の光束を反射す
る。このような偏光分割において測定精度を上げるため
には、P偏光成分とS偏光成分とを完全に分離すること
が望ましい。そこで、複屈折性結晶を利用したビームス
プリッターは薄膜を利用したビームスプリッターに比べ
て消光比が良いことから、直交偏光ビームスプリッター
3として、グランテーラー型直交偏光ビームスプリッタ
ーやグラントムソン型直交偏光ビームスプリッターなど
の複屈折性結晶を利用したビームスプリッターが用いら
れている。そして、直交偏光ビームスプリッター3は、
S偏光の光束を常光線として反射し、したがって、P偏
光の光束を異常光線として透過する。また、直交偏光ビ
ームスプリッター3の複屈折性結晶の光学軸の方向は、
光源1から出射された光束の方向と直交するように設定
されている。
【0053】本実施例では、前記4分の1波長板4、移
動平面鏡5及びコーナーキューブプリズム6が、前記測
定光束の光路を直交偏光ビームスプリッター3とともに
形成する測定光路光学系を、構成している。4分の1波
長板4は、直交偏光ビームスプリッター3から最初に出
射された前記測定光束及びこの光束と同一方向に向かう
光束が入射されるように、配置されている。移動平面鏡
5は、4分の1波長板4から直交偏光ビームスプリッタ
ー3と反対側の方向に出射した光束を元の方向に反射す
るように、配置されている。コーナーキューブプリズム
6は、直交偏光ビームスプリッター3から2回目に出射
した光束を元の方向に反射するように、配置されてい
る。
【0054】また、本実施例では、前記直交偏光ビーム
スプリッター23、4分の1波長板24、固定平面鏡2
5及びコーナーキューブプリズム26が、前記参照光束
の光路を直交偏光ビームスプリッター3とともに形成す
る参照光路光学系を、構成している。直交偏光ビームス
プリッター23は、直交偏光ビームスプリッター3から
最初に出射された参照光束が入射され、P偏光の光束を
透過するとともに、S偏光の光束を反射する。直交偏光
ビームスプリッター23には、P偏光及びS偏光の光束
がそれぞれ単独で入射されるだけであり、入射光をP偏
光成分とS偏光成分とに分割するわけではないので、直
交偏光ビームスプリッター23としては、必ずしも消光
比の良い複屈折性結晶を利用したビームスプリッターを
用いる必要はなく、例えば薄膜直交偏光ビームスプリッ
ターを用いることができる。4分の1波長板24は、直
交偏光ビームスプリッター23から最初に出射された前
記参照光束及びこの光束と同一方向に向かう光束が入射
されるように、配置されている。固定平面鏡25は、4
分の1波長板24から直交偏光ビームスプリッター23
と反対側の方向に出射した光束を元の方向に反射するよ
うに、配置されている。コーナーキューブプリズム26
は、直交偏光ビームスプリッター23から2回目に出射
した光束を元の方向に反射するように、配置されてい
る。
【0055】反射鏡8、ダイクロイックミラー9、波長
選択フィルター10,11及び偏光子12,13は、前
記2つの異なる波長の光束の各々に関して、前記測定光
路光学系から出射した測定光束と前記参照光路光学系か
ら出射した参照光束とをそれぞれ合波する光合成部を構
成している。なお、波長選択フィルター10,11は、
各波長の光束のみを透過する光学的フィルターであり、
所定の波長の光束のみを選別するダイクロイックミラー
9の機能を補助するために挿入されているものである。
また、偏光子12,13は、紙面に対して45度の偏光
方向を有している。
【0056】前記光検出器14,15は、前記2つの異
なる波長の光束の各々に関して、前記光合成部により合
波された光束をそれぞれ受光する。
【0057】前記信号処理系16は、光検出器14、1
5の出力信号(すなわち、干渉信号)に基づいて、周知
の2波長干渉法の原理に従って演算処理を行い、前記測
定光束の光路と前記参照光束の光路との間の光路差の変
化量、すなわち、移動平面鏡5の変位を得る。
【0058】このように構成された図1に示す変位計で
は、光源1から出射され位相板2を通過した前記2つの
異なる波長の光束の各々は、直交偏光ビームスプリッタ
ー3により、P偏光成分の透過光束である測定光とS偏
光成分の反射光束である参照光とに分割される。
【0059】直交偏光ビームスプリッター3を透過した
P偏光の測定光は、4分の1波長板4を通って円偏光に
なってから移動平面鏡5によって元の方向に反射され
る。反射された光束は、再び4分の1波長板4を通るこ
とによりS偏光の光束となり直交偏光ビームスプリッタ
ー3で反射される。反射されたS偏光の光はコーナーキ
ューブプリズム6によって元の方向に反射された後、再
び直交偏光ビームスプリッター3によって移動平面鏡5
の方向に反射される。反射されたS偏光の光は、4分の
1波長板4を通り円偏光になってから移動平面鏡5によ
って元の方向に反射される。反射された円偏光の光は、
4分の1波長板4を通ることにより再びP偏光になって
直交偏光ビームスプリッター3を透過し、反射鏡8へ向
かう。
【0060】一方、直交偏光ビームスプリッター3で反
射されたS偏光の参照光は、直交偏光ビームスプリッタ
ー23でもう1度反射される。反射された参照光は、4
分の1波長板24を通って円偏光になってから固定平面
鏡25によって元の方向に反射される。反射された光束
は、再び4分の1波長板24を通ることによりP偏光の
光束となり直交偏光ビームスプリッター23を透過す
る。透過したP偏光の光は、コーナーキューブプリズム
26によって元の方向に反射された後、再び直交偏光ビ
ームスプリッター23を透過する。透過したP偏光の光
は、4分の1波長板24を通り円偏光になってから固定
平面鏡25によって元の方向に反射される。反射された
円偏光の光は、4分の1波長板24を通ることにより再
びS偏光になって直交偏光ビームスプリッター23で反
射される。反射されたS偏光の参照光は、直交偏光ビー
ムスプリッター3で再び反射され、直交偏光ビームスプ
リッター3を透過してきたP偏光の測定光と共軸にさ
れ、反射鏡8へ向かう。
【0061】共軸にされ直交偏光ビームスプリッター3
から出射された、P偏光の測定光及びS偏光の参照光
が、反射鏡8で反射された後に、ダイクロイックミラー
9により各波長ごとに分離される。角周波数がω1であ
るP偏光の測定光及びS偏光の参照光が、ダイクロイッ
クミラー9を透過し、角周波数がω1の光束のみを透過
させる波長選択フィルター10を透過し、偏光子12で
両者の偏光面が揃えられて合波された(干渉させられ
た)後に、光検出器14によって受光される。一方、角
周波数がω2であるP偏光の測定光及びS偏光の参照光
が、ダイクロイックミラー9で反射され、角周波数がω
2の光束のみを透過させる波長選択フィルター11を透
過し、偏光子13で両者の偏光面が揃えられて合波され
た後に、光検出器15によって受光される。光検出器1
4,15から出力された検出信号が、信号処理系16に
より周知の2波長干渉法の原理に従って演算処理され、
空気のゆらぎ等による誤差を除去した移動平面鏡5の変
位量を得る。
【0062】以上の説明からわかるように、本実施例で
は、測定光束は、P偏光となって直交偏光ビームスプリ
ッター3に入射する場合とS偏光となって直交偏光ビー
ムスプリッター3に入射する場合の両方があるが、参照
光束については、S偏光の光束のみが直交偏光ビームス
プリッター3に入射する。
【0063】したがって、本実施例によれば、直交偏光
ビームスプリッター3として複屈折性結晶を利用したビ
ームスプリッターを用いた場合であっても、S偏光であ
る光束が直交偏光ビームスプリッター3の常光線となる
ように設定する(すなわち、S偏光である光束を常光線
として反射するビームスプリッターを採用する)ととも
に、P偏光(直交偏光ビームスプリッター3の異常光
線)となった測定光束が直交偏光ビームスプリッター3
に入射してもその光路が直交偏光ビームスプリッター3
内で元の光路の方向からずれないように直交偏光ビーム
スプリッター3の光学軸の方向を設定しておく(すなわ
ち、前記複屈折性結晶の光学軸の方向を光源1から出射
された光束の方向と直交させておく)ことによって、前
述した複屈折効果による問題が生じない。このため、直
交偏光ビームスプリッター3として消光比の良い複屈折
性結晶を利用したビームスプリッターを用いることがで
き、P偏光成分とS偏光成分とを比較的完全に分離する
ことができる。
【0064】そして、本実施例によれば、前述したよう
に、測定光束の光路及び参照光束の光路が形成されるの
で、参照光と測定光の光路長を同程度にすることができ
る。
【0065】このように、本実施例によれば、測定光と
参照光の分割に消光比の良い複屈折性結晶を利用したビ
ームスプリッターを用いることができるとともに、参照
光路光学系と測定光路光学系を異なる構成にすることな
く参照光と測定光の光路長を同程度にすることができ、
したがって、測定精度の良い変位計を提供することがで
きる。
【0066】次に、本発明の他の実施例による変位計に
ついて説明する。
【0067】図2は、この実施例による変位計を示す構
成図である。なお、図2において、図1に示す構成要素
と同一の構成要素には同一符号を付し、その説明は省略
する。
【0068】図2に示す実施例が図1に示す実施例と異
なる所は、光源、光合成部及び信号処理系の構成が異な
る点のみである。
【0069】本実施例では、光源として、図1中の光源
1の代わりに、光源31、反射鏡32及びダイクロイッ
クミラー33が用いられている。光源31は、波長の異
なる2つの光束(角周波数がω1の光束と角周波数がω
2の光束)を空間的に異なる場所から出射する。出射さ
れた波長の異なる2つの光束は反射鏡32とダイクロイ
ックミラー33によって共軸にされる。なお、光源31
としては、例えば、半導体レーザ励起Nd:YAGレーザ光と
その光の一部をMgO:LiNbO3(マグネシウムオキサイトド
ープリチウムナイオベート)結晶で作られた共振器に集
光することによって生じる第2高調波とが出射される2
波長光源を使用することができる。この場合、光源31
からは、波長1064nmの光が出力150mW、波長53
2nmの光が出力20mWで発振される。
【0070】また、本実施例では、位相板2を通過した
光束が直交偏光ビームスプリッター3に入射する位置が
図1に示す実施例の場合と異なっており、直交偏光ビー
ムスプリッター3から最終的に出射されるP偏光の測定
光及びS偏光の参照光は、直交偏光ビームスプリッター
3から空間的に分別されて出射されるようになってい
る。
【0071】そして、本実施例では、図1に示す実施例
とは異なる構成の光合成部及び信号処理系44を採用す
ることによって、ヘテロダイン法が適用されるようにな
っている。
【0072】すなわち、本実施例では、光合成部は、反
射鏡34,35と、光周波数をそれぞれ互いに異なる一
定の値だけ変化させる音響光学素子36,37と、空間
的に分別された光束を合波するための反射鏡38,40
と、直交偏光ビームスプリッター39,41と、偏光子
42,43と、から構成されている。偏光子42,43
は、紙面に対して45度の偏光方向を有している。音響
光学素子36.37としては、例えば、PbMoO3(モリブ
デン酸鉛)を圧電素子で駆動したものや、二酸化テルル
やガラス等を圧電素子で駆動したものを用いることがで
きる。
【0073】直交偏光ビームスプリッター3から空間的
に分別されて最終的に出射された、P偏光の測定光及び
S偏光の参照光はそれぞれ、反射鏡34,35で反射さ
れた後に、別々の音響光学素子36,37に入射する。
各波長の(すなわち、各角周波数ω1,ω2の)P偏光
の測定光は、音響光学素子36によって、一定値、すな
わち、角周波数ω3だけ変調されて、角周波数ω1+ω
3のP偏光の光束と角周波数ω2+ω3のP偏光の光束
となる。この際、音響光学素子36の回折角が波長によ
って異なるため、角周波数ω1+ω3のP偏光の光束と
なった測定光と角周波数ω2+ω3のP偏光の光束とな
った測定光は、空間的に分別されて直交偏光ビームスプ
リッター41,39にそれぞれ入射する。同様に、各波
長の(すなわち、各角周波数ω1,ω2の)S偏光の参
照光は、音響光学素子37によって、一定値、すなわ
ち、角周波数ω4だけ変調されて、角周波数ω1+ω4
のS偏光の光束と角周波数ω2+ω4のS偏光の光束と
なる。この際、音響光学素子37の回折角が波長によっ
て異なるため、角周波数ω1+ω4のS偏光の光束とな
った参照光と角周波数ω2+ω4のS偏光の光束となっ
た参照光は、空間的に分別されて反射光40,38でそ
れぞれ反射された後に直交偏光ビームスプリッター4
1,39にそれぞれ入射する。
【0074】角周波数ω1+ω3のP偏光の光束となっ
た測定光及び角周波数ω1+ω4のS偏光の光束となっ
た参照光が、直交偏光ビームスプリッター41により共
軸とされ、偏光子42で両者の偏光面が揃えられて合波
された(干渉させられた)後に、光検出器14によって
受光される。なお、ω3とω4の差が適切に定められて
おり、検出器14が光のビートを受光する。同様に、角
周波数ω2+ω3のP偏光の光束となった測定光及び角
周波数ω2+ω4のS偏光の光束となった参照光が、直
交偏光ビームスプリッター39により共軸とされ、偏光
子43で両者の偏光面が揃えられて合波された(干渉さ
せられた)後に、光検出器15によって受光される。検
出器15も、光のビートを受光する。
【0075】光検出器14,15から出力された検出信
号が、信号処理系44により周知の2波長干渉法の原理
及びヘテロダイン法の原理に従って演算処理され、空気
のゆらぎ等による誤差を除去した移動平面鏡5の変位量
を得る。
【0076】本実施例によっても、図1に示す実施例と
同様に、測定光と参照光の分割に消光比の良い複屈折性
結晶を利用したビームスプリッターを用いることができ
るとともに、参照光路光学系と測定光路光学系を異なる
構成にすることなく参照光と測定光の光路長を同程度に
することができ、したがって、測定精度の良い変位計を
提供することができる。
【0077】以上、本発明の各実施例について説明した
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0078】例えば、図2に示す実施例では、波長の異
なる2光束を半導体レーザ励起リングNd:YAGレーザ光と
その光束の一部をMgO:LiNbO3(マグネシウムオキサイト
ドープリチウムナイオベート)結晶で作られた共振器に
集光することによって得られる第2高調波を利用する場
合について説明したが、半導体レーザ光とその光束の一
部をKNbO3(ポタシウムナイオベート)結晶に集光するこ
とによって得られる第2高調波等も使用できる。ここで
必要に応じ、光源の発振波長を分子の光吸収線、例えば
ヨウ素(I 2)の吸収線などを用いて固定化しても良
い。
【0079】また、図1及び図2中の、平面鏡5,25
及びコーナーキューブプリズム6,26の各々は、平面
鏡、コーナーキューブプリズム、コーナーミラー及び直
角プリズム等の他の反射器で置き換えることができる。
【0080】さらに、測定光路光学系と参照光路光学系
との区別は相対的なものである。例えば、図1及び図2
中の平面鏡5を固定するとともに図1及び図2中の平面
鏡25を移動可能にしてもよく、この場合には前記実施
例の場合に対して測定光路光学系と参照光路光学系とが
入れ替わることになる。
【0081】また、図1及び図2中の平面鏡5,25及
びコーナーキューブプリズム6,26のうちのいずれの
一つを移動可能にしてもよい。
【0082】さらに、図2に示す実施例では、ヘテロダ
イン法が適用されるように光合成部及び信号処理系44
が構成されていたが、本発明では、例えば、90度位相
差法等が適用されるように、光合成部、光検出部及び信
号処理系を変形してもよい。そのような変形は、これま
での説明と90度位相差法等に関する周知事項から明ら
かである。
【0083】また、前記各実施例では、2波長干渉法を
適用した変位計の例について説明したが、本発明では、
互いに異なる3つ以上の光束を用いるように前記各実施
例を変形してもよいし、1つの光束のみを用いるように
変形してもよい。
【0084】例えば、2波長干渉法を適用せずに、1つ
の光束のみを用いる場合には、図1及び図2を以下のよ
うに変形すればよい。
【0085】すなわち、図1において、光源1の代わり
に任意の1波長の光束のみを出射する光源を用い、ダイ
クロイックミラー9、波長選択フィルター11、偏光子
13及び光検出器15を取り除き、信号処理系16にお
ける演算方法を変更すればよい。また、図2において、
光源31、反射鏡32及びダイクロイックミラー33の
代わりに任意の1波長の光束のみを出射する光源を用
い、直交偏光ビームスプリッター39、偏光子43及び
光検出器15を取り除き、信号処理系44における演算
方法を変更すればよい。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、測定光と参照光の分割
に消光比の良い複屈折性結晶を利用したビームスプリッ
ターを用いることができるとともに、参照光路光学系と
測定光路光学系を異なる構成にすることなく参照光と測
定光の光路長を同程度にすることができ、したがって、
測定精度の良い変位計を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による変位計を示す構成図で
ある。
【図2】本発明の他の実施例による変位計を示す構成図
である。
【図3】従来の変位計を示す構成図である。
【図4】図3に示す従来の変位計の変形を示す図であ
る。
【符号の説明】
1、31 光源 2 位相板 3,23,39,41 直交偏光ビームスプリッター 4,24 4分の1波長板 5 移動平面鏡 6,7,26 コーナーキューブプリズム 8,32,34,35,38,40 反射鏡 9,33 ダイクロイックミラー 10,11 波長選択フィルター 12,13,42,43 偏光子 14,15 光検出器 16,44 信号処理系 25 固定平面鏡 36,37 音響光学素子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共軸か又は空間的に近接した状態で平行に
    なるように、少なくとも2つ以上の互いに異なる波長の
    光束を出射する光源と、 前記光源から出射された前記2つ以上の互いに異なる波
    長の光束の各々を、偏光面が第1の偏光面である第1の
    光束と偏光面が前記第1の偏光面と直交する第2の偏光
    面である第2の光束とに分割するとともに、偏光面が前
    記第1の偏光面である光束を透過し、かつ、偏光面が前
    記第2の偏光面である光束を反射する第1の光分割器
    と、 前記2つ以上の互いに異なる波長の光束の各々の前記第
    1及び第2の光束のうちの一方である測定光束の光路
    を、前記第1の光分割器とともに形成する測定光路光学
    系と、 前記2つ以上の互いに異なる波長の光束の各々の前記第
    1及び第2の光束のうちの他方である参照光束の光路
    を、前記第1の光分割器とともに形成する参照光路光学
    系と、 前記2つ以上の互いに異なる波長の光束の各々に関し
    て、前記測定光路光学系から出射した測定光束と前記参
    照光路光学系から出射した参照光束とをそれぞれ合波す
    る光合成部と、 前記2つ以上の互いに異なる波長の光束の各々に関し
    て、前記光合成部により合波された光束をそれぞれ受光
    する光検出部と、 前記光検出部の出力信号に基づいて、前記測定光束の光
    路と前記参照光束の光路との間の光路差の変化量を得る
    信号処理手段と、 を備え、 前記測定光路光学系及び前記参照光路光学系のうちの一
    方は、前記第1の光分割器から最初に出射された前記第
    1の光束及びこの光束と同一方向に向かう光束が入射さ
    れる第1の4分の1波長板と、前記第1の4分の1波長
    板から前記第1の光分割器と反対側の方向に出射した光
    束を元の方向に反射する第1の反射器と、前記第1の光
    分割器から2回目に出射された光束を元の方向に反射す
    る第2の反射器と、を備え、 前記測定光路光学系及び前記参照光路光学系のうちの他
    方は、前記第1の光分割器から最初に出射された前記第
    2の光束が入射され、偏光面が前記第1の偏光面である
    光束を透過し、かつ、偏光面が前記第2の偏光面である
    光束を反射する第2の光分割器と、前記第2の光分割器
    から最初に出射された前記第2の光束及びこの光束と同
    一方向に向かう光束が入射される第2の4分の1波長板
    と、前記第2の4分の1波長板から前記第2の光分割器
    と反対側の方向に出射した光束を元の方向に反射する第
    3の反射器と、前記第2の光分割器から2回目に出射さ
    れた光束を元の方向に反射する第4の反射器と、を備え
    た、ことを特徴とする変位計。
  2. 【請求項2】光束を出射する光源と、 前記光源から出射された前記光束を、偏光面が第1の偏
    光面である第1の光束と偏光面が前記第1の偏光面と直
    交する第2の偏光面である第2の光束とに分割するとと
    もに、偏光面が前記第1の偏光面である光束を透過し、
    かつ、偏光面が前記第2の偏光面である光束を反射する
    第1の光分割器と、 前記第1及び第2の光束のうちの一方である測定光束の
    光路を、前記第1の光分割器とともに形成する測定光路
    光学系と、 前記第1及び第2の光束のうちの他方である参照光束の
    光路を、前記第1の光分割器とともに形成する参照光路
    光学系と、 前記測定光路光学系から出射した測定光束と前記参照光
    路光学系から出射した参照光束とを合波する光合成部
    と、 前記光合成部により合波された光束を受光する光検出部
    と、 前記光検出部の出力信号に基づいて、前記測定光束の光
    路と前記参照光束の光路との間の光路差の変化量を得る
    信号処理手段と、 を備え、 前記測定光路光学系及び前記参照光路光学系のうちの一
    方は、前記第1の光分割器から最初に出射された前記第
    1の光束及びこの光束と同一方向に向かう光束が入射さ
    れる第1の4分の1波長板と、前記第1の4分の1波長
    板から前記第1の光分割器と反対側の方向に出射した光
    束を元の方向に反射する第1の反射器と、前記第1の光
    分割器から2回目に出射された光束を元の方向に反射す
    る第2の反射器と、を備え、 前記測定光路光学系及び前記参照光路光学系のうちの他
    方は、前記第1の光分割器から最初に出射された前記第
    2の光束が入射され、偏光面が前記第1の偏光面である
    光束を透過し、かつ、偏光面が前記第2の偏光面である
    光束を反射する第2の光分割器と、前記第2の光分割器
    から最初に出射された前記第2の光束及びこの光束と同
    一方向に向かう光束が入射される第2の4分の1波長板
    と、前記第2の4分の1波長板から前記第2の光分割器
    と反対側の方向に出射した光束を元の方向に反射する第
    3の反射器と、前記第2の光分割器から2回目に出射さ
    れた光束を元の方向に反射する第4の反射器と、を備え
    た、ことを特徴とする変位計。
  3. 【請求項3】前記第1の光分割器が複屈折性結晶を利用
    したビームスプリッターであり、該ビームスプリッター
    は偏光面が前記第2の偏光面である光束を常光線として
    反射し、前記ビームスプリッターの前記複屈折性結晶の
    光学軸の方向を前記光源から出射された光束の方向と直
    交させ、前記測定光束と前記参照光束の光路長を同程度
    にしたことを特徴とする請求項1又は2記載の変位計。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003279309A (ja) * 2002-03-27 2003-10-02 Pioneer Electronic Corp レーザ測長器及びレーザ測長方法
JP2018054406A (ja) * 2016-09-28 2018-04-05 Ckd株式会社 三次元計測装置

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