JPH0893948A - 電磁弁装置 - Google Patents

電磁弁装置

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JPH0893948A
JPH0893948A JP23387094A JP23387094A JPH0893948A JP H0893948 A JPH0893948 A JP H0893948A JP 23387094 A JP23387094 A JP 23387094A JP 23387094 A JP23387094 A JP 23387094A JP H0893948 A JPH0893948 A JP H0893948A
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JP
Japan
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fixing member
case
fixed member
magnetic
solenoid coil
Prior art date
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Application number
JP23387094A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Maeda
田 和 彦 前
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低コストな電磁弁装置を提供すること。 【構成】 ソレノイドコイル13と、ソレノイドコイル
13内に配設され内部に流体通路を備え、外周に溝部1
5を備える磁性体の固定部材16と、固定部材16の弁
座17と対向しソレノイドコイル13の内側にスリーブ
18を介して摺動可能に配設された磁性体の可動部材2
0と、ソレノイドコイル13の外側に形成するホルダ部
21と固定部材16の溝部15に嵌め込まれる鍔部22
とを一体に備える磁性体からなるケース23と、を備え
る電磁弁装置10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイルへの通電によっ
て流体の流通を制御する常開型の電磁弁装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の電磁弁装置として、特願昭62−
67422号公報に開示されている電磁弁装置の断面図
を図4に示す。これは流体通路を形成する非磁性体のス
リーブ30と樹脂製のボビン31と、流体通路中に配置
され流体通路に設けられた弁座32と当接、離間して流
体の流通を制御する非磁性体の弁体33を保持した磁性
体の可動部材34と、可動部材34を弁座32に当接、
離間するようにスリーブ30及びボビン31の周りに配
設され磁気回路を形成するとともに軸方向への移動を規
制するフランジ部35を形成する固定部材36と、円筒
状のケース37及びヨーク38と、磁気回路に磁力を発
生させるようにボビン31に配された電磁コイル39と
から構成されている。固定部材36には入力ポート40
が設けられ、また、可動部材34の移動範囲を規制する
ストッパプレート41には出力ポート42が設けられて
いる。
【0003】図4は電磁コイル39に電流が流れていな
い状態を示しており、電磁コイル39に電流が流れる
と、可動部材34が固定部材36側に吸引されることに
より図示左方へ移動して弁座32に着座する。これによ
り流体の流通が遮断される。次に電磁コイル39への通
電と停止すると、流体通路に印加される流体の圧力によ
り弁体33が弁座32から離間し、可動部材34が図示
右方へ移動して可動部材34に設けられた連通溝43を
介して流体通路が連通する。
【0004】
【本発明が解決しようとする課題】図4に示す従来の電
磁弁装置では、固定部材36をケース37に対して相対
移動しないように、固定部材36にケース37の内周と
略同径のフランジ部35を形成して、このフランジ部3
5をケース37の端部でかしめることにより、ケース3
7に対する固定部材36の軸方向への相対移動を規制し
ていた。固定部材36は円柱状の金属部材を切削するこ
とによって入力ポート40およびフランジ部35を形成
している。しかし、この方法では、フランジ部35があ
るために切削による加工部分が多くなってしまい、固定
部材36の加工時の歩留りが悪く、コストが高くなって
しまう、という問題があった。
【0005】また、それ以外の方法として、固定部材3
6とフランジ部35を一体化せずに別部材でそれぞれ形
成することにより固定部材36の歩留りを向上して、上
記と同様にケース37の端部でかしめる、という方法が
考えられていたが、固定部材36とフランジ部35を別
の部材にしたことで、コスト的には従来とあまり変わら
ない、という問題がある。
【0006】そこで本発明では、固定部材の歩留りを向
上するとともに、より低コストな電磁弁装置を提供する
ことを技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1の電磁弁装置は、ソレノイドコイルと、ソレ
ノイドコイル内に配設され、内部に流体通路を備えると
ともに外周に溝部を備える固定部材と、ソレノイドコイ
ル内で固定部材と磁気ギャップを介して配設された可動
部材と、ソレノイドコイルの外側に形成するホルダ部と
固定部材の溝部に嵌め込まれる鍔部とを一体に設けた磁
性体からなるケースと、を備えた。
【0008】請求項1の発明に加えて請求項2の発明
は、固定部材に設けられた溝部を、固定部材の全周に沿
って形成した。
【0009】
【作用】請求項1の発明によると、固定部材、ケース、
ヨーク、可動部材によって磁気回路が構成されており、
ソレノイドコイルが非通電のときには固定部材の流体通
路からの流体圧力により弁体が押されて可動部材が移動
する。ソレノイドコイルが通電すると、可動部材が固定
部材の弁座側に吸引されて移動し、これにより弁体が弁
座に着座して流体の流通が遮断される。
【0010】請求項2の発明によると、溝部を固定部材
の全周に沿って形成したことにより、ケースに対する固
定部材の組付け方向の規制が少なくなる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1ないし図3に本発明の実施例を示す。本実
施例の電磁弁装置としてはコネクタ端子を一体的に備え
る電磁弁装置とする。図1は電磁弁装置が閉弁のときの
断面図であり、図2は電磁弁装置が開弁のときの断面図
である。また、図3は本発明の主要部分である固定部材
のケースへの嵌め込む状態の斜視図を示している。本実
施例において電磁弁装置10は、樹脂製のボビン11に
巻回されたソレノイドコイル13と、ソレノイドコイル
13のボビン11内図示左側に挿入され、内部を貫通す
る入力ポート14を備えるとともに外周に沿って全周に
刻まれた溝部15と、図示右端に形成された弁座17と
を備える円筒状の固定部材16と、ボビン11内図示右
側に挿入され、非磁性体からなるスリーブ18と、ソレ
ノイドコイル13内で固定部材16と磁気ギャップを介
してスリーブ18に沿って摺動可能に配設され、固定部
材16の弁座17と当接、離間して流体の流通を制御す
る非磁性体の弁体19を保持する円筒状の磁性体からな
る可動部材20と、ソレノイドコイル13を図示奥側か
ら下方に向かって覆うホルダ部21と、このホルダ部2
1の図示左側に形成され固定部材16の溝部15と嵌合
する鍔部22とを一体的に備える磁性体からなるケース
23と、から構成される。可動部材20の図示右側に
は、ケース23のホルダ部21の右端に固着され出力ポ
ート24を有するとともに可動部材20の右方向への移
動を規制するストッパプレート25が配されている。
【0012】更にボビン11とストッパプレート25の
間で、且つホルダ部21とスリーブ18の間には磁性体
のヨーク26が配され、ケース23のホルダ部21と可
動部材20の間での磁気の受渡しを行っている。
【0013】次に本実施例の作用を説明する。電磁弁装
置10は、固定部材16からケース23、ケース23か
らヨーク26、ヨーク26からスリーブ18を介して可
動部材20、可動部材20から弁体19を介して固定部
材16へと磁気回路を形成している。ソレノイドコイル
13が励磁されると、磁気吸引力により可動部材20が
固定部材16に吸引される(図1)。これにより弁体1
9が弁座17に着座し、流体の流通が遮断される。また
ソレノイドコイル13が消磁すると、入力ポート14に
印加している流体圧力により弁体19が図示右方向に押
されるために可動部材20が移動して、流体が可動部材
20に設けられた流体貫通孔28を介して出力ポート2
4へ流通する(図2)。ここで、可動部材20の右方向
への移動時において、弁体19が非磁性体であるので、
弁体19は固定部材16との間で残留磁気の影響を受け
ない。よって流体の圧力は弁体19を介して可動部材2
0に伝わるので、常に水平方向の力となり、可動部材2
0はスリーブ18に沿って円滑に摺動することができ
る。
【0014】以上より、ソレノイドコイル13が励磁し
ているときに電磁弁装置10の入力ポート14と出力ポ
ート24は遮断され、、ソレノイドコイル13が消磁す
ると入力ポート14と出力ポート24が連通するように
なっている。
【0015】本発明の特徴とする点は、図3に示すよう
に、固定部材16の外周に溝部15を設け、それに対応
するようにケース23に鍔部22を設けたことであり、
電磁弁装置10の製造時において固定部材16をケース
23に取り付ける際に、固定部材16の外周に設けられ
た溝部15に、ケース23の鍔部22を固定部材16の
溝部15に嵌め込むことによってケース23に対する固
定部材16の軸方向の相対移動を規制することが可能に
なる、という点である。ここで、固定部材16は円柱状
の金属部材を溝部15が全周に設けるように切削して形
成する。
【0016】本実施例によると、固定部材をケースに嵌
合することによりケースに対する固定部材の相対移動を
規制することが可能になるとともに、ケースのかしめを
不要とすることができる。また、溝部を固定部材の全周
に形成したのでケースに対する固定部材の位置決めが容
易になる。
【0017】
【効果】本発明の電磁弁装置によると、固定部材に溝部
を設け、ケースと一体に設けられた鍔部を固定部材の溝
部に嵌め込むことによって、ケースに対する固定部材の
軸方向の相対移動を規制することが可能になり、従来必
要であった固定部材のフランジ部を廃止することができ
る。これによって固定部材は溝部を切削して形成され、
従来に比べて固定部材の材料の切削される部分が少なく
なり、固定部材の歩留りが向上するとともに電磁弁の製
造工数も低減して、電磁弁装置のコストを低くすること
が可能になる。
【0018】請求項1に加えて請求項2の発明による
と、溝部が固定部材の全周に形成されているため、電磁
弁装置の組付時に固定部材の組付ける方向の規制が少な
くなる。これによって固定部材の組付け方向の位置決め
に要する時間が短縮され、電磁弁装置の組付け時間の短
縮に繋がる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の電磁弁装置が閉弁のときの
断面図である。
【図2】本発明の一実施例の電磁弁装置が開弁のときの
断面図である。
【図3】本発明における固定部材のケースへの嵌め込む
状態を示す斜視図である。
【図4】従来の電磁弁装置の断面図である。
【符号の説明】
10・・・電磁弁装置 11・・・ボビン 13・・・ソレノイドコイル 14・・・入力ポート 15・・・溝部 16・・・固定部材 17・・・弁座 18・・・スリーブ 19・・・非磁性体の弁体 20・・・可動部材 21・・・ホルダ部 22・・・鍔部 23・・・ケース 24・・・出力ポート 25・・・ストッパプレート 26・・・ヨーク 27・・・円筒状部 28・・・流体貫通孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンに巻回されたソレノイドコイル
    と、 該ソレノイドコイル内に配設され、内部に流体通路を備
    えるとともに外周に溝部を備える磁性体の固定部材と、 前記ソレノイドコイル内で前記固定部材と磁気ギャップ
    を介して配設され、前記固定部材の弁座と当接、離間し
    て流体の流通を制御する非磁性体の弁体を有する磁性体
    の可動部材と、 前記ソレノイドコイルの外側に形成するホルダ部と前記
    固定部材の溝部に嵌め込まれる鍔部とを一体に設けた磁
    性体からなるケースと、 該ケースのホルダ部と前記可動部材の間に配設された磁
    性体のヨークと、 を備える電磁弁装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の電磁弁装置において、 前記固定部材に設けられた溝部は、前記固定部材の全周
    に沿って形成されていることを特徴とする電磁弁装置。
JP23387094A 1994-09-28 1994-09-28 電磁弁装置 Pending JPH0893948A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010024280A1 (ja) * 2008-08-27 2010-03-04 イーグル工業株式会社 ソレノイドバルブ

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