JPH0893544A - 診断データ記憶システム - Google Patents

診断データ記憶システム

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JPH0893544A
JPH0893544A JP6254464A JP25446494A JPH0893544A JP H0893544 A JPH0893544 A JP H0893544A JP 6254464 A JP6254464 A JP 6254464A JP 25446494 A JP25446494 A JP 25446494A JP H0893544 A JPH0893544 A JP H0893544A
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JP
Japan
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data
diagnostic data
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JP6254464A
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English (en)
Inventor
Sanae Hirata
佐奈恵 平田
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
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  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 優先度の低い異常の診断データを優先度の高
い異常の診断データに強制的に更新する途中に、電源が
オフされた場合でも誤診断を防ぐ。 【構成】 各種の診断データを周期的にメモリのフレー
ムに更新記憶し、異常が発生したときに以後の診断デー
タの更新を禁止する。この後、フレームに記憶されてい
る異常よりも優先度が高い異常が発生したときに、フレ
ームデータの更新禁止状態を一時的に解除して、フレー
ムデータを優先度の高い異常の診断データに強制的に更
新する。この際、データ更新に先立って、フレームデー
タを診断データと区別可能な値(例えば0)で初期化し
た上で、フレームデータを更新する。従って、この更新
処理の途中で、万一、電源がオフされたとしても、フレ
ームデータが本当の診断データであるのか、電源供給遮
断により未更新で残されたデータ(初期値)であるのか
をデータの値から容易に判別することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、機器の異常の有無を監
視するダイアグノーシス(自己診断装置)に用いられる
診断データ記憶システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、近年の電子制御化が進んだ自動
車においては、エンジン,排出ガス関連装置等の車載機
器の動作状況に異常が発生していないか否かをダイアグ
ノーシスによって常時監視し、異常発生時には警告灯等
によって運転者にその異常を知らせると共に、異常発生
時の診断データ(各種センサデータ,制御データ)をメ
モリに保存し、サービス工場でメモリから診断データを
読み出すことで、異常原因を正確に把握できるようにし
ている。
【0003】このようなダイアグノーシスにおいて、異
常発生時の診断データをメモリに保存する方法は、特開
昭62−142849号公報,特開昭63−90738
号公報に示すように、機器の異常を診断するのに必要な
診断データを常時一定周期でメモリに更新記憶してゆ
き、異常が発生したときに以後の診断データの更新を禁
止(フリーズ)することで、異常発生時の診断データを
メモリに保持させるようになっている。
【0004】しかしながら、このような診断データ記憶
方法では、一旦、何等かの異常が発生して診断データの
更新が禁止されてしまうと、その後、これよりも重大な
異常が発生しても、その診断データをメモリに保存する
ことができないという欠点がある。
【0005】そこで、この欠点を解消するために、本出
願人は、特開平6−66197号公報に示すように、異
常の重大度に応じて診断データ更新の優先度をつけ、優
先度の高い異常の診断データと低い異常の診断データと
をメモリの別々の記憶領域に更新記憶し、優先度の低い
異常の診断データの更新が禁止された後でも、別の記憶
領域で、優先度の高い異常の診断データを更新記憶でき
るようにしたものを提案している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成では、異常の優先度に応じて複数の診断データ記憶領
域を必要とするので、メモリ容量を大幅に増大しなけれ
ばならず、最近の重要な技術的課題である低コスト化の
要求に反する。
【0007】これを解決するため、本発明者は、優先度
の低い異常が発生した後に、優先度が高い異常が発生し
たときに、優先度の低い異常の診断データを優先度の高
い異常の診断データに強制的に更新するようにすれば良
いと考えている。
【0008】しかしながら、この場合には、診断データ
の更新途中に、イグニッションスイッチがオフされて電
源供給が遮断されると、メモリの診断データ記憶領域の
一部に未だデータ更新の終了していない部分が残ってし
まい、却って誤った診断データを与えてしまうという不
具合が発生する。これを避けるために、イグニッション
スイッチのオフ後も暫く電源供給を続けるリレー回路を
設けることも考えられるが、これではハード構成が複雑
化して低コスト化の要求に反する。
【0009】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、優先度の高い異常を
優先させながら優先度の異なる異常の診断データを同じ
記憶領域に記憶できると共に、診断データの更新途中に
電源供給が遮断された場合でも、それをデータの値から
判断することができて、誤診断を防止することができる
診断データ記憶システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の診断データ記憶システムは、機
器の異常を診断するのに必要な診断データを繰り返し更
新記憶する記憶手段を備え、前記機器の異常が発生した
ときに以後の診断データの更新を禁止することにより異
常発生時の診断データを保持するようにしたものにおい
て、前記機器の異常の重大度に応じて診断データ更新の
優先度を判定する優先度判定手段と、前記記憶手段に記
憶されている異常よりも優先度が高い異常が発生したと
きに前記診断データの更新禁止状態を一時的に解除して
優先度の高い異常の診断データに強制的に更新する優先
データ更新手段と、前記診断データを更新する際にそれ
に先立って前記記憶手段の診断データ記憶領域を前記診
断データと区別可能な値で初期化する初期化手段とを備
えた構成としたものである。
【0011】この場合、請求項2のように、前記診断デ
ータを更新する際に重要度の高いデータの順に更新する
ようにしても良い。更に、請求項3のように前記初期化
手段により前記記憶手段の診断データ記憶領域を初期化
する際に重要度の低いデータの順に初期化するようにし
ても良い。また、請求項4のように、前記記憶手段の診
断データの更新が最後のアドレスまで正常に終了したか
否かを判定するデータ更新正常終了判定手段を設けても
良い。
【0012】この構成において、請求項5のように、前
記データ更新正常終了判定手段により、データ更新が最
後のアドレスまで正常に終了していないと判定された場
合には、前記記憶手段に記憶されている異常の優先度と
同等若しくはそれより高い優先度の異常が発生したとき
に前記診断データの更新禁止状態を一時的に解除して診
断データを強制的に更新するようにしても良い。
【0013】また、請求項6のように、前記データ更新
正常終了判定手段は、前記記憶手段の診断データ記憶領
域のうちデータ更新が最後に行われるアドレスに記憶さ
れているデータを見ることによってデータ更新が最後の
アドレスまで正常に終了したか否かを判定するようにし
ても良い。
【0014】
【作用】上述した請求項1の構成によれば、診断データ
を繰り返し記憶手段に更新記憶し、前記機器の異常が発
生したときに以後の診断データの更新を禁止することに
より異常発生時の診断データを記憶手段に保持させる。
この後、別の異常が発生した場合には、その異常の重大
度に応じて診断データ更新の優先度を優先度判定手段に
より判定し、前記記憶手段に記憶されている異常よりも
優先度が高い異常が発生したときに、優先データ更新手
段により前記診断データの更新禁止状態を一時的に解除
して、記憶手段に記憶されている診断データを優先度の
高い異常の診断データに強制的に更新する。この際、デ
ータ更新に先立って、初期化手段により記憶手段の診断
データ記憶領域を診断データと区別可能な値で初期化し
た上で、診断データを更新する。従って、この更新処理
の途中で、万一、電源供給が遮断されたとしても、診断
データ記憶領域に記憶されているデータが、本当の診断
データであるのか、電源供給遮断により未更新で残され
たデータ(初期値)であるのかをデータの値から容易に
判別することができ、誤診断を防止することができる。
この場合でも、電源供給遮断前に更新が完了した診断デ
ータについては信頼でき、このデータを利用して異常原
因をある程度推定可能である。
【0015】この場合、請求項2のように、診断データ
を更新する際に重要度の高いデータの順に更新するよう
にすれば、更新処理の途中で、万一、電源供給が遮断さ
れたとしても、重要度の高いデータは既に更新済みであ
り、被害が最小限にとどめられる。
【0016】更に、請求項3のように、初期化手段によ
り記憶手段の診断データ記憶領域を初期化する際に重要
度の低いデータの順に初期化するようにすれば、初期化
処理の途中で、万一、電源供給が遮断されたとしても、
重要度の高いデータは初期化されずに最後まで残ってお
り、被害が最小限にとどめられる。
【0017】また、請求項4では、データ更新正常終了
判定手段が記憶手段の診断データの更新が最後のアドレ
スまで正常に終了したか否かを判定する。これにより、
データ更新が最後のアドレスまで正常に終了していない
場合には、これを自動的に判定することができる。但
し、データ更新が最後のアドレスまで正常に終了したか
否かの判定は、人が行うようにしても良い。
【0018】この場合、請求項5では、データ更新正常
終了判定手段により、データ更新が最後のアドレスまで
正常に終了していないと判定された場合には、記憶手段
に記憶されている異常の優先度と同等若しくはそれより
高い優先度の異常が発生したときに、診断データの更新
禁止状態を一時的に解除して診断データを強制的に更新
する。これにより、データ更新が途中で終わってしまっ
た場合には、再度、優先度に応じて診断データを更新し
直すことができる。
【0019】また、請求項6では、データ更新正常終了
判定手段が記憶手段の診断データ記憶領域のうちデータ
更新が最後に行われるアドレスに記憶されているデータ
を見ることによってデータ更新が最後のアドレスまで正
常に終了したか否かを判定する。つまり、データ更新が
最後に行われるアドレスのデータが初期値のままであれ
ば、データ更新が最後のアドレスまで行われなかったと
判定され、そうでなければ、全てのデータ更新が正常終
了と判定される。
【0020】
【実施例】以下、本発明をV型エンジン搭載の自動車の
ダイアグノーシス(自己診断装置)に適用した一実施例
を図面に基づいて説明する。まず、図1及び図2に基づ
いてエンジン制御系システム全体の概略構成を説明す
る。エンジン11の吸気ポート12に接続された吸気管
13の上流側にはエアフローメータ14が設けられ、こ
のエアフローメータ14で測定した吸入空気流量がポテ
ンショメータ15で電圧信号に変換されて出力される。
また、エアフローメータ14の下流側には吸入空気温度
を検出する吸気温センサ16とスロットル弁17が設け
られ、このスロットル弁17の開度がスロットルセンサ
18によって検出される。更に、吸気ポート12の近傍
には燃料噴射弁19が設けられている。
【0021】一方、エンジン11の排気ポート20に接
続された排気管21には、排出ガス中の酸素濃度を検出
するO2 センサ22や排出ガス浄化触媒23が設けられ
ている。また、エンジン11を冷却するウォータジャケ
ット24には、冷却水温を検出する水温センサ25が取
り付けられている。また、エンジン11の各シリンダの
点火プラグ26に高圧電流を配給するディストリビュー
タ27には、特定気筒のクランク角基準位置を判別する
ための気筒判別センサ28と、エンジン回転数に応じた
周波数のパルス信号を出力する回転角センサ29が設け
られている。上記ディストリビュータ27にはイグナイ
タ30の高圧二次電流が供給される。
【0022】尚、図1には図示されていないが、この実
施例のエンジン11はV型エンジンであるため、吸排気
系がAバンクとBバンクの2系統あり、図2に示すよう
に、エアフローメータ14のポテンショメータ15やO
2 センサ22が2個ずつ設けられている。
【0023】一方、エンジン11を制御する制御ユニッ
ト31は、図2に示すように、各種センサデータをマル
チプレクサ32,A/D変換回路33,波形成形回路3
4,入出力ポート35,36,データバス45を介して
CPU37に読み込んで演算し、その演算により求めた
制御信号を出力ポート38,39,40から駆動回路4
1,42,33に出力して、警告灯等の異常警告手段4
4,イグナイタ30,燃料噴射弁19の動作を制御す
る。
【0024】この制御ユニット31には、CPU37に
クロックを与える発振回路46,RAM47,スタンバ
イRAM48(記憶手段),ROM49が設けられてい
る。上記RAM47は、データを一時的に記憶する揮発
性メモリであり、スタンバイRAM48は、バックアッ
プ電源付きのRAM(EEPROMでも可)であり、イ
グニッションスイッチ(IG)のオフにより制御ユニッ
ト31への電源供給が遮断されたときにも記憶データが
保持される書換え可能な不揮発性メモリである。また、
ROM49には、各種のエンジン制御プログラムの他、
図3〜図7に示す自己診断機能(ダイアグノーシス)の
プログラムが記憶されている。この自己診断プログラム
を実行することにより、異常が検出されたときには、警
告灯等の異常警告手段44によってその異常を運転者に
知らせると共に、異常発生時の診断データは後述するよ
うにスタンバイRAM48の診断データ記憶領域(フレ
ーム)に記憶保持される。異常発生時の診断データをス
タンバイRAM48から読み出す場合には、制御ユニッ
ト31の相互通信回路50に外部から故障診断装置51
をコネクタ等で接続すれば、故障診断装置51で異常発
生時の診断データを読み出して、異常の発生状況を解析
できるようになっている。
【0025】次に、制御ユニット31によって実行され
る図3〜図7の自己診断プログラムについて説明する。
図3は燃料系の異常を検出するルーチンであり、例えば
128m秒ごとに周期的に実行される。このルーチンで
は、まず、ステップ301,302で、空燃比補正係数
FAFが上限値若しくは下限値であるか否かを判定す
る。ここで、空燃比補正係数FAFは、O2 センサ22
の出力を積分・スキップ処理して求められた値である。
上記ステップ301,302で、空燃比補正係数FAF
が上限値又は下限値のいずれかであると判定されると、
その状態が10秒続いたか否かを判定し(ステップ30
4)、10秒続けば、燃料系の異常が発生したものとみ
なして燃料系異常フラグを通常のRAM47の所定アド
レスにセットする(ステップ304)。しかし、空燃比
補正係数FAF=上・下限値の状態が10秒以内に終わ
れば、ステップ303の判定が「No」となり、燃料系
異常フラグをセットせずに本ルーチンを終了する。ま
た、ステップ301,302で、空燃比補正係数FAF
が上限値,下限値のいずれでもないと判定されれば、燃
料系異常フラグをクリアして(ステップ305)、本ル
ーチンを終了する。
【0026】一方、図4はスロットルセンサ18の異常
を検出するルーチンであり、例えば64m秒ごとに周期
的に実行される。このルーチンでは、まず、ステップ4
01,402で、スロットルセンサ18から出力される
スロットル開度信号が正常範囲内(0.1V<スロット
ル開度信号≦4.9V)であるか否か判定し、この範囲
内にあれば、スロットルセンサ18は正常であるので、
ステップ405に進んで、通常のRAM47中のスロッ
トルセンサフェイルカウンタをクリアすると共に、スロ
ットルセンサフェイルフラグもクリアする(ステップ4
06)。一方、スロットル開度信号が正常範囲外であれ
ば、ステップ403に進んで、その状態が500m秒続
いたか否かを判定し、500m秒続けば、スロットルセ
ンサ18の異常が発生したものとみなしてスロットルセ
ンサ異常フラグを通常のRAM47中にセットする(ス
テップ404)。しかし、スロットル開度信号が正常範
囲外の状態が500m秒以内に終われば、ステップ40
3の判定が「No」となり、スロットルセンサ異常フラ
グをセットせずに本ルーチンを終了する。
【0027】次に、スタンバイRAM48内の診断デー
タ記憶領域(以下「フレーム」という)に更新記憶され
る診断データについて説明する。この実施例における診
断データとしては、図8に示すように、例えば、エンジ
ン回転数,エンジン水温,車速,エンジン負荷(Aバン
ク),エンジン負荷(Bバンク),吸入空気温度,燃料
系学習値(Aバンク),燃料系学習値(Bバンク),空
燃比補正係数FAF(Aバンク),空燃比補正係数FA
F(Bバンク)がフレームの各アドレスに更新記憶され
る(以下これらの診断データを総称して「フレームデー
タ」という)。フレームの先頭のアドレスには、異常の
種類を示す異常コードが記憶される。この異常コードの
値は、図9に示すように、例えばスロットルセンサ異常
であれば“0121”となり、燃料系異常であれば“0
300”となる。この異常コードは、異常の重大度、つ
まり更新記憶の優先度を判定するデータとしても用いら
れる。この実施例では、フレームデータは、重要度の高
いデータほど上位のアドレスに記憶され、データ更新時
に、重要度の高いデータの順に更新されるようになって
いる。
【0028】このフレームデータは、図5に示すルーチ
ンを周期的に実行することにより、例えば64m秒ごと
に最新の診断データに更新され(ステップ502)、そ
の後、異常コードが記憶された時点、つまり何等かの異
常が発生した時点で、以後のフレームデータの更新が禁
止され、フリーズされる(ステップ501)。
【0029】ところで、従来のものは、一旦、何等かの
異常が発生してフレームデータがフリーズされてしまう
と、その後、これよりも重大な異常が発生しても、フレ
ームデータを更新することができないという欠点があっ
た。
【0030】そこで、この実施例では、上記欠点を解消
するため、図6に示す優先データ更新処理ルーチンを例
えば64m秒ごとに周期的に実施することにより、優先
度の高い異常が発生したときに診断データの更新禁止状
態(フレームデータのフリーズ)を一時的に解除してフ
レームデータを優先度の高い異常の診断データに更新す
る。更に、データ更新が最後のアドレスまで正常に終了
していない(つまりフリーズフレームデータ異常)と判
定された場合には、フレームに記憶されている異常の優
先度と同等若しくはそれより高い優先度の異常が発生し
たときに、フレームデータのフリーズを一時的に解除し
てフレームデータを強制的に更新する。以下、この優先
データ更新処理ルーチンの処理の流れを図6のフローチ
ャートに従って説明する。
【0031】まず、ステップ601で、優先度の高い異
常コードがフレームの先頭アドレスに記憶されているか
否かによって優先度の高い異常発生時のフレームデータ
が既にフリーズ済みか否かを判定する。この実施例で
は、異常の優先度を異常コードの種類によって判定し、
スロットルセンサ異常(異常コード=0121)より
も、燃料系異常(異常コード=0300)の方が優先度
が高いと判定する。優先度の高い異常のコードが未だ記
憶されていない場合には、ステップ601の判定が「N
o」となってステップ602に進むが、優先度の高い異
常のコードが既に記憶済みであれば、ステップ601の
判定が「Yes」となってステップ612に進む。
【0032】(1)優先度の高い異常のフレームデータ
が未だフリーズされていない場合ステップ602に進ん
で、優先度の高い異常が発生しているか否かを、図3の
燃料系異常検出ルーチンの説明で述べた燃料系異常フラ
グにより判定し、発生していなければ、ステップ603
に進んで、優先度の低い異常コードが記憶されているか
否かによって優先度の低い異常発生時のフレームデータ
が既にフリーズ済みか否かを判定する。優先度の低い異
常コードも記憶されていなければ、ステップ604に進
んで、優先度の低い異常が発生しているか否かを、図4
のスロットルセンサ異常検出ルーチンの説明で述べたス
ロットルセンサフェイルフラグにより判定し、発生して
いなければ、フレームデータをフリーズせずに、本ルー
チンを終了する。もし、上述したステップ604で、優
先度の低い異常が発生していると判定されれば、ステッ
プ605に進んで、異常コードをフレームの先頭のアド
レスに記憶し、優先度の低い異常が発生したときのフレ
ームデータをフリーズする。
【0033】一方、上述したステップ603で、優先度
の低い異常コードを記憶済みと判定されれば、ステップ
606に進んで、フリーズフレームデータが正常か否か
を判定する。つまり、フレームデータの更新途中に、イ
グニッションスイッチ(IG)のオフにより電源がオフ
され、図9(c)に示すように、フレームデータの一部
に未だデータ更新の終了していない部分が残っているか
否かを判定する。データ更新が最後まで正常に終了して
いれば、上記ステップ606の判定が「Yes」とな
り、本ルーチンを終了する。つまり、優先度の低い異常
のフレームデータが正常な状態で記憶済みであれば、そ
の後に、優先度の高い異常が発生するまで、フリーズフ
レームデータは更新されず、保持される。
【0034】これに対し、上記ステップ606で、フリ
ーズフレームデータが異常と判定されれば、ステップ6
07に進み、優先度の低い異常が発生していれば、ステ
ップ608に進んで、異常コードを初期化(クリア)し
て、フリーズ状態を一時的に解除すると共に、フレーム
データを初期化する。ここで、“初期化”とは、図9
(a)に示すようにフレームの各アドレスに書き込まれ
た値を図9(b)に示すように診断データと区別可能な
値に書き換えることを意味し、この実施例では、全ての
アドレスのデータを“0”クリアするようにしている。
但し、“初期化”は“0”クリアに限定されず、診断デ
ータと区別可能な値であれば、どの様な値で初期化して
も良い。上記ステップ608で、フレームデータをクリ
アした後、ステップ609に進んで、発生した優先度の
低い異常に対応する異常コードの記憶とフレームデータ
の更新を行い、フレームデータをフリーズする。尚、フ
リーズフレームデータが異常と判定された場合でも、優
先度の低い異常が発生していなければ、ステップ607
の判定が「No」となり、フレームデータの更新を行わ
ずに、本ルーチンを終了する。
【0035】一方、優先度の高い異常が初めて発生した
場合には、ステップ601,602を経てステップ61
0へ進み、優先度の低い異常コードを記憶済みか否かを
判定し、記憶済みでなければ、ステップ605に進み、
異常コードを記憶してフレームデータをフリーズする。
これに対し、上記ステップ610で、優先度の低い異常
コードを記憶済みと判定されれば、ステップ611に進
んで、異常コードをクリアして、フリーズ状態を一時的
に解除すると共に、フレームデータをクリアする。この
際、図9(a)に示すようなフレームデータは、図9
(b)に示すように重要度の低いアドレス(この実施例
では最下位のアドレス)のデータからクリアされる。こ
の後、ステップ615に進み、発生した優先度の高い異
常に対応する異常コードの記憶とフレームデータの更新
を行い、フレームデータをフリーズして、本ルーチンを
終了する。
【0036】(2)優先度の高い異常のフレームデータ
が既にフリーズ済みの場合この場合には、ステップ60
1の判定が「Yes」となってステップ612に進み、
フリーズフレームデータが正常か否かを判定し、正常で
あれば、本ルーチンを終了して、優先度の高い異常のフ
リーズフレームデータを更新せずに保持する。もし、フ
リーズフレームデータが異常であれば、ステップ613
に進んで、優先度の高い異常が発生しているか否かを判
定し、発生していなければ、本ルーチンを終了する。一
方、優先度の高い異常が発生している場合には、ステッ
プ614に進んで、異常コードをクリアして、フリーズ
状態を一時的に解除すると共に、フレームデータをクリ
アする。次いで、ステップ615に進み、異常コードの
記憶とフレームデータの更新を行い、フレームデータを
フリーズする。
【0037】以上説明した優先データ更新処理ルーチン
の各ステップの処理は、特許請求の範囲で言う“優先度
判定手段”,“優先データ更新手段”,“初期化手段”
としての役割を果たす。
【0038】尚、前述したステップ606,612にお
けるフリーズフレームデータの正常・異常の判定は図7
に示すルーチンによって行われる。このルーチンは、特
許請求の範囲で言う“データ更新正常終了判定手段”と
しての役割を果たし、ステップ701で、異常コードの
記憶無し(CODE=$0000)と判定されれば、未
だフレームデータはフリーズされていないので、以下の
処理を行わずに本ルーチンを終了する。一方、異常コー
ドが記憶されている場合には、ステップ702に進ん
で、フレームの最終アドレスに記憶されるデータFAF
Bが“0”であるか否かを判定し、“0”であれば、図
9(c)に示すように、データ更新中に電源がオフされ
てデータ更新が途中で終わってしまっているので、フリ
ーズフレームデータの異常と判定する(ステップ70
3)。もし、FAFBが“0”でなければ、データ更新
がフレームの最終アドレスまで終了しているので、フリ
ーズフレームデータは正常と判定する(ステップ70
3)。
【0039】以上説明した実施例によれば、優先度の低
い異常が発生した後に、優先度が高い異常が発生した場
合には、優先度の低い異常の診断データを優先度の高い
異常の診断データに強制的に更新するようにしたので、
1つのフレームに優先度の異なる異常の診断データを更
新記憶することができ、メモリ容量を少なくすることが
できる。しかも、優先度の低い異常の診断データを優先
度の高い異常の診断データに更新する場合には、データ
更新に先立って、フレームを診断データと区別可能な値
で初期化した後に診断データを更新するようにしたの
で、図9(c)に示すように、データ更新処理の途中
で、万一、電源(IG)がオフされたとしても、フレー
ムデータが、本当の診断データであるのか、電源オフに
より未更新で残されたデータ(初期値)であるのかをデ
ータの値から容易に判別することができて、誤診断を防
止することができる。この場合でも、電源オフ前に更新
が完了したデータ[図9の(c)の例ではCODE,N
E,THW]については信頼でき、このデータを利用し
て異常原因をある程度推定可能である。
【0040】しかも、この実施例では、重要度の高い診
断データほどフレームの上位のアドレスに記憶して、デ
ータ更新時に重要度の高いデータの順に更新するように
したので、更新処理の途中で、万一、電源がオフされた
としても、重要度の高いデータは既に更新済みであり、
被害が最小限にとどめられる利点がある。しかしなが
ら、本発明は、診断データを重要度の高い順に更新する
ものに限定されるものではなく、重要度の高い順に更新
しない場合でも、本発明の所期の目的は十分に達成でき
る。
【0041】更に、この実施例では、フレームデータを
初期化(クリア)する際に重要度の低いデータの順に初
期化するようにしたので、初期化処理の途中で、万一、
電源がオフされたとしても、重要度の高いデータは初期
化されずに最後まで残っており、被害が最小限にとどめ
られる利点がある。しかしながら、本発明は、フレーム
データを重要度の低い順に初期化するものに限定される
ものではなく、重要度の低い順に初期化しない場合で
も、本発明の所期の目的は十分に達成できる。
【0042】また、この実施例では、フレームデータの
うちデータ更新が最後に行われるアドレス(最下位のア
ドレス)に記憶されているデータを見ることによってデ
ータ更新が最後のアドレスまで正常に終了したか否かを
判定するようにしたので、フレームデータの正常・異常
の判定を簡単・迅速且つ正確に行うことができる。
【0043】しかも、データ更新が最後のアドレスまで
正常に終了していないと判定された場合には、フレーム
に記憶されている異常の優先度と同等若しくはそれより
高い優先度の異常が発生したときに、診断データの更新
禁止状態(フレームデータのフリーズ)を一時的に解除
して診断データを強制的に更新するようにしたので、デ
ータ更新が途中で終わってしまった場合には、再度、優
先度に応じて診断データを更新し直すことができる。
【0044】尚、この実施例では、スロットルセンサ異
常と燃料系異常とを例示して説明したが、失火等の他の
エンジン異常や、排出ガス浄化装置,エアバッグシステ
ム等のエンジン以外の車載機器の異常を診断データとし
て記憶するようにしても良く、勿論、自動車以外の種々
の機器の自己診断装置(ダイアグノーシス)に本発明を
適用して実施できることは言うまでもない。
【0045】また、上記実施例では、優先度が高いか低
いかの2段階だけであったが、優先度を3段階以上に分
類するようにしても良い。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1の構成によれば、1つの診断データ記憶領域
に優先度の異なる異常の診断データを更新記憶すること
ができ、メモリ容量を少なくすることができる。しか
も、データ更新に先立って、診断データ記憶領域を診断
データと区別可能な値で初期化した後に診断データを更
新するようにしたので、データ更新処理の途中で、万
一、電源供給が遮断されたとしても、診断データ記憶領
域に記憶されているデータが、本当の診断データである
のか、電源供給遮断により未更新で残されたデータ(初
期値)であるのかをデータの値から容易に判別すること
ができて、誤診断を防止することができる。
【0047】しかも、請求項2では、データ更新時に重
要度の高いデータの順に更新するようにしたので、更新
処理の途中で、万一電源供給が遮断されたとしても、重
要度の高いデータは既に更新済みであり、被害を最小限
にとどめることができる。
【0048】更に、請求項3では、診断データ記憶領域
を初期化する際に重要度の低いデータの順に初期化する
ようにしたので、初期化処理の途中で、万一、電源供給
が遮断されたとしても、重要度の高いデータは初期化さ
れずに最後まで残っており、被害を最小限にとどめるこ
とができる。
【0049】また、請求項4では、診断データの更新が
最後のアドレスまで正常に終了したか否かを判定するよ
うにしたので、記憶されているデータが正常であるか否
かの判定を人手によらず自動的に判定することができ
る。
【0050】しかも、請求項5では、データ更新が最後
のアドレスまで正常に終了していないと判定された場合
には、診断データ記憶領域に記憶されている異常の優先
度と同等若しくはそれより高い優先度の異常が発生した
ときに、診断データの更新禁止状態を一時的に解除して
診断データを強制的に更新することができて、フレーム
データ異常を正常な状態に直すことができる。
【0051】また、請求項6では、診断データ記憶領域
のうちデータ更新が最後に行われるアドレスに記憶され
ているデータを見ることによってデータ更新が最後のア
ドレスまで正常に終了したか否かを判定するようにした
ので、記憶されている診断データの正常・異常の判定を
簡単・迅速且つ正確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるエンジン制御系シス
テム全体の概略構成を示す図
【図2】制御系の電気的構成を示すブロック図
【図3】燃料系異常検出ルーチンの処理の流れを示すフ
ローチャート
【図4】スロットルセンサ異常検出ルーチンの処理の流
れを示すフローチャート
【図5】フレームデータ更新処理ルーチンの処理の流れ
を示すフローチャート
【図6】優先データ更新処理ルーチンの処理の流れを示
すフローチャート
【図7】フリーズフレームデータ正常・異常判定ルーチ
ンの処理の流れを示すフローチャート
【図8】フレーム内の各アドレスに更新記憶される診断
データの種類を示すメモリマップ
【図9】フレームデータのクリア・更新と電源(IG)
オフとの関係を説明する図
【符号の説明】
11…エンジン、31…制御ユニット、47…RAM、
48…スタンバイRAM(記憶手段)、51…故障診断
装置。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の異常を診断するのに必要な診断デ
    ータを繰り返し更新記憶する記憶手段を備え、前記機器
    の異常が発生したときに以後の診断データの更新を禁止
    することにより異常発生時の診断データを保持するよう
    にした診断データ記憶システムにおいて、 前記機器の異常の重大度に応じて診断データ更新の優先
    度を判定する優先度判定手段と、 前記記憶手段に記憶されている異常よりも優先度が高い
    異常が発生したときに前記診断データの更新禁止状態を
    一時的に解除して優先度の高い異常の診断データに強制
    的に更新する優先データ更新手段と、 前記診断データを更新する際にそれに先立って前記記憶
    手段の診断データ記憶領域を前記診断データと区別可能
    な値で初期化する初期化手段とを備えた診断データ記憶
    システム。
  2. 【請求項2】 前記診断データを更新する際に重要度の
    高いデータの順に更新するようにしたことを特徴とする
    請求項1に記載の診断データ記憶システム。
  3. 【請求項3】 前記初期化手段により前記記憶手段の診
    断データ記憶領域を初期化する際に重要度の低いデータ
    の順に初期化するようにしたことを特徴とする請求項1
    又は2に記載の診断データ記憶システム。
  4. 【請求項4】 前記記憶手段の診断データの更新が最後
    のアドレスまで正常に終了したか否かを判定するデータ
    更新正常終了判定手段を設けたことを特徴とする請求項
    1乃至3のいずれかに記載の診断データ記憶システム。
  5. 【請求項5】 前記データ更新正常終了判定手段によ
    り、データ更新が最後のアドレスまで正常に終了してい
    ないと判定された場合には、前記記憶手段に記憶されて
    いる異常の優先度と同等若しくはそれより高い優先度の
    異常が発生したときに、前記診断データの更新禁止状態
    を一時的に解除して診断データを強制的に更新するよう
    にしたことを特徴とする請求項4に記載の診断データ記
    憶システム。
  6. 【請求項6】 前記データ更新正常終了判定手段は、前
    記記憶手段の診断データ記憶領域のうちデータ更新が最
    後に行われるアドレスに記憶されているデータを見るこ
    とによってデータ更新が最後のアドレスまで正常に終了
    したか否かを判定することを特徴とする請求項4に記載
    の診断データ記憶システム。
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