JPH0891660A - タオルの積み重ね装置 - Google Patents

タオルの積み重ね装置

Info

Publication number
JPH0891660A
JPH0891660A JP25766494A JP25766494A JPH0891660A JP H0891660 A JPH0891660 A JP H0891660A JP 25766494 A JP25766494 A JP 25766494A JP 25766494 A JP25766494 A JP 25766494A JP H0891660 A JPH0891660 A JP H0891660A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
towel
holding
towels
stacking
gap
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25766494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3546392B2 (ja
Inventor
Jinichi Taniguchi
仁一 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Barudan Co Ltd
Original Assignee
Barudan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Barudan Co Ltd filed Critical Barudan Co Ltd
Priority to JP25766494A priority Critical patent/JP3546392B2/ja
Publication of JPH0891660A publication Critical patent/JPH0891660A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3546392B2 publication Critical patent/JP3546392B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)
  • Discharge By Other Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 縫製を終えて次々と送り出されてくるタオル
を、相互の面と面とが添い合ってしかもそれらの周縁が
綺麗に揃った状態で積み重ねることが出来、しかも送り
出されてきたタオルは、極めて短時間の受け渡しの手間
でもって、積み重ねのために横方向に向けて引くことが
できるようにする。 【構成】 縫製を終えて送り出されてきたタオルは、そ
の一方の端部近くにおいてテーブル要素から垂下する部
分をそのテーブル要素の下に位置する保持具によって保
持する。然る後、該保持具を駆動機構によって横方向に
移動させることによりタオルはそのまま横方向に向けて
引かれる。これらの動作をタオルが送り出されてくる都
度繰り返すことにより、タオルは順次積み重ねられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、タオルの一方及び他方
の端部を夫々一対のテーブル要素上に保持し且つ中間部
をそれらのテーブル要素の間の間隙に垂下させた状態に
おいて、上記一方及び他方の端部を夫々ミシンにて縫製
し、然る後そのタオルが上記状態で上記間隙に沿って送
り出されてくる場合において、上記のような縫製が行わ
れて次々と送り出されてくるタオルを、受台上に積み重
ねる為のタオル積み重ね装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記縫製を終えて送り出されてきたタオ
ルの垂下部において上記テーブル要素上で保持されてい
る端部近くの部分を補助クランプ装置で保持し、次に上
記テーブル要素上でのタオルの端部の保持を解くと共に
その端部をテーブル要素から引き下ろし、次にその端部
を移送用クランプによって保持し、次に上記補助クラン
プ装置による保持を解き、次に上記移送用クランプを横
動させて上記タオルを上記移送用クランプで保持した端
部から横向きに引き、その横向きとなったタオルを平坦
な受面上に置くようにしている(例えば特開平3−26
1498号公報参照)。
【0003】このような積み重ね装置によれば、次々と
タオルが送り出されてくる場合、それらを上記受面上に
タオル相互の面と面とが添い合ってしかもそれらのタオ
ルの周縁が綺麗に揃った状態で積み重ねることが出来
る。従ってそれら積み重なったタオルのその後の運搬等
の取り扱いが容易となる効果がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来のタオルの積
み重ね装置では、上記縫製を終えて送り出されてきたタ
オルを上記のように横方向に引こうとする場合、上記の
ように、テーブル要素上での保持から補助クランプ装置
による保持への保持替えと、補助クランプ装置による保
持から移送用クランプによる保持への保持替えとの2回
の保持替えを行わねばならぬ為、それに時間を要して作
業能率を低下させる問題点があった。又上記のような二
つの保持替えを行わねばならぬ為、それらのタイミング
合わせが必要になって設計が複雑となる問題点があっ
た。
【0005】本願発明のタオルの積み重ね装置は上記従
来技術の問題点(技術的課題)を解決する為に提供する
ものである。第1の目的は、縫製を終えたタオルが次々
と送り出されてくる場合、それらのタオルを相互の面と
面とが添い合ってしかもそれらのタオルの周縁が綺麗に
揃った状態で積み重ねることが出来るタオル積み重ね装
置を提供することである。第2の目的は、上記送り出さ
れてきたタオルを受け取ってそれを横方向に引こうとす
る場合、送り出されてきたタオルの端部端部近くの部分
を一旦保持したならばそれをそのまま横方向に向けて引
くことが出来て、短時間で能率良く作業を行い得るよう
にすることである。第3の目的は、上記のように送り出
されてきたタオルの端部近くの部分を一旦保持すればそ
れをそのまま横方向に引くようにすることによって、装
置の設計を簡素化できるようにすることである。他の目
的及び利点は図面及びそれに関連した以下の説明により
容易に明らかになるであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本願発明におけるタオルの積み重ね装置は、タオル
の一方及び他方の端部を夫々保持する為の夫々保持及び
解放が自在な保持手段を、タオルの中間部を垂下状に位
置させる為の間隙を隔てて並設し、更に、上記タオルの
垂下部において一方の保持手段により保持された端部近
くの部分を保持し、そのタオルを積み重ね場所の上方に
て解放する為にタオルの保持及び解放を自在にした保持
具を、一方の保持手段の下方においてタオルにおける上
記端部近くの部分に沿う準備位置と、該保持具によるタ
オルの保持部分を上記間隙とは反対側の横方向に引いて
該タオルを上記間隙の下方を避けた側方位置に定める積
み重ね場所の上方位置にもたらす為に、上記準備位置か
ら横方向に離間した終端位置との間での往復動を自在に
備えさせたものである。
【0007】
【作用】タオルは、一方及び他方の端部が夫々一対の保
持手段によって保持され且つ中間部が間隙に垂下する状
態で積み重ね装置にもたらされる。もたらされたタオル
は、その垂下部において一方の端部近くの部分を保持具
によって保持する。然る後上記保持手段による一方の端
部の保持を解き、上記保持具を横方向に移動させてタオ
ルを横方向に向けて引き、積み重ね場所の上方でタオル
を解放する。これらの動作をタオルがもたらされてくる
都度繰り返すことにより、タオルは積み重ね場所に順次
積み重ねられる。
【0008】
【実施例】以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。図1および図2において、Iはタオルの両端のヘム
を縫製する為のヘム縫い装置、IIはヘム縫いが完了して
ヘム縫い装置Iから次々と排出されるタオルを面と面と
が添い合いしかも周縁が綺麗に揃う状態で積み重ねる為
の積み重ね装置を示す。先ずヘム縫い装置Iについて説
明する。Aはタオルを受ける為のテーブル、1,2は該
テーブルにおけるテーブル要素で、図3に示すようにタ
オルのT一方及び他方の端部61,62を夫々個別に乗載さ
せる為のものであり、上面はタオルを円滑に滑らす為に
滑らかな面としている。3は上記タオルTの中間部63を
垂下状に位置させると共に、ミシンのメンテナンスの為
の人の出入を可能にする為の間隙で、幅W1は例えば48
0mmである。尚テーブル上面の高さH1は作業を行い易い
高さにされ、例えば1200mmである。B1,B2は上記テ
ーブル要素1,2上においてタオルの一方及び他方の端
部61,62のヘム61a,62aを縫製する為のミシンであ
る。C1,C2は上記テーブル要素1,2上において上記タ
オルの一方及び他方の端部を保持する為の保持手段で、
上記間隙3を隔てて備えさせてある。該保持手段C1,C2
は、一例としてタオルの端部を上記テーブル要素の上面
に押さえ付けることによって上記保持を行うようにした
押え片を示し、その作用の為に図示外の昇降装置によっ
て矢印4方向への移動を行うようにしてある。又上記手
段C1,C2は上記保持状態でタオルを搬送する為の搬送手
段をも兼ねており、上記保持状態でテーブル要素の上面
に沿って矢印5方向に移動することにより上記搬送を行
うよう図示外の駆動装置による駆動を受るようにしてあ
る。6はヘム縫い装置におけるタオルの排出場所で、図
示の如く上記ミシンB1,B2による縫製場所に対して上記
間隙3に沿った側方位置に定めている。尚ヘム縫い装置
Iは、タオルの一方及び他方の端部を保持してそれを図
1の矢印5aに示すように搬送する為の別の保持及び搬送
用の手段を有している。
【0009】次に上記積み重ね装置IIについて説明す
る。II’はタオルの受入部を示し、上記排出部6のテー
ブル要素1,2及び保持手段C1,C2でもって構成してい
る。Dは後述の符号E〜Hで示される機構を支える為の
フレームで、床面7上に設置した脚体8とその上部に取
付けた枠体9とから構成している。部材8,9は何れも
鋼材製である。Eは保持具Fを上記テーブル要素1,2
の並設方向(図2の左右方向)と平行な水平方向に横動
自在に支える為の支持機構を示す。11,11は該機構Eに
おける一対のガイド軸で、丸棒が用いられ水平状態に配
設しており、11a,11bはガイド軸両端における枠体9
への取付部を示す。12は進退枠で、上記一対のガイド軸
11,11に跨る長さに形成している。13はガイド軸11の挿
通孔を示し、ガイド軸11をがたつきなく且つ円滑な進退
が可能な状態に挿通できるように構成している。14は保
持具の支持及びその進退のガイドの為に進退枠12に設け
た透孔で、上記挿通孔13とは平行に形成している。
【0010】次にFはタオルTの垂下部63において上記
端部62近くの部分(テーブル要素2から垂下する部分
で、図3の符号62b参照)を保持する為の保持及び解放
が自在な保持具を示す。F1は該保持具Fの本体を示す。
16は該本体における支持杆で、上記透孔14に対してがた
つきなく且つ円滑な進退が自在な挿通状態となる太さに
形成している。17はタオルの上記部分62を吊り掛ける為
の保持杆で、予定される最大幅のタオルをその全幅にわ
たって弛みなく吊り掛け状態にするに足る充分な長さを
有しており、図11に示すように支持杆16の先端に取付
けている。図2に示すH2は該保持杆17を配設する高さを
示し、図3に示すように該保持杆17をタオルTにおける
上記の部分62bに沿わす為にテーブル要素2よりもやや
低く定める。図11、12に示す18はタオルの受面で、
次に述べるクランプ装置によってタオルを安定に挟着で
きるようにする為に保持杆17の側面を平らに面取りして
形成している。19は上記受面18に備えさせたタオルの滑
り止め部材で、例えばゴム板を用い、接着によって上記
受面18に止着させている。
【0011】次に図1のF2,F3はタオルTの上記端部近
くの部分62bにおける幅方向(図3に矢印W0で示す方
向)の両縁62c,62dを夫々上記保持杆17に止付る為の
クランプ装置を示す。先ずクランプ装置F2について図1
1,12に基づき説明する。21は基板で、保持杆17に止
付用のビス22でもって取付けている。23は保持具Fの駆
動機構を連結する為の連結部で、基板21の一部を折り曲
げて形成している。24はクランプ体を回動自在に保持す
ると共にそれを回転駆動する為の駆動部材で、例えばエ
アの供給によって回動軸25が正逆回動するロータリアク
チュエータを用いている。ロータリソレノイドを用いて
も良い。26は上記回動軸に取付けたクランプ体を示し、
金属板をプレスして形成している。27はクランプ体26に
おけるアームで、押え片30を回動軸25から離れた位置に
保持した状態で受面18に対して遠近作動させる為のもの
であり、保持杆17を避けた下側の位置に補強用のリブ28
を一体に備える。29はアーム27を上記回動軸25に取付け
る為のボスを示す。押え片30は上記受面18と共にタオル
を保持する為のものであり、タオルを上記受面18に押し
付けてその目的を果たすようにしており、タオルを押さ
え付ける側の面には滑り止め部材例えばゴム板31を接着
によって備えさせている。上記のようなクランプ体26は
駆動部材24の作動によって、図11の(A)に示すよう
にタオルTの侵入軌跡71を避けた退避位置と、(B)に
示すように押え片30がタオルTの縁部62cを受面18に押
え付ける保持位置とに位置替えする。
【0012】次にクランプ装置F3を図13に基づき説明
する。該装置F3は次の2点を除いて上記クランプ装置F2
と均等の構成である。第一点は、幅の異なるタオルへの
対応の為に、保持杆17に対しその長手方向への位置替え
を可能に取付けてある点。第二点は、クランプ体がタオ
ルの侵入軌跡から完全退避する必要がない為にクランプ
体の回動範囲の大きさが異なる点。従って、上記クラン
プ体F2と機能上同一又は均等と考えられる部分は同一の
符号にアルファベットのeを付した符号で示し、その部
分に関しての重複する説明を省略する。33は取付ブロッ
クで、保持杆17の周囲を抱き持つ状態に構成してあり、
保持杆17に沿って矢印34方向への移動が自在となってお
り、該取付ブロック33に基板21eが取付けてある。35は
取付ブロック33を任意の位置にて保持杆17に固定するた
めのクランプレバーである。
【0013】次に再び図1、図2において、Gは上記保
持具Fを上記一方のテーブル要素2の下方位置から上記
間隙3の下方空間とは反対の側(図2における右方向)
に向けて横動させる為の駆動機構を示す。該機構Gは、
保持具Fを一方向及び反対方向へ移動させる各々の過程
において夫々途中と終端の位置との2箇所での位置制御
を、何れもエアシリンダのストロークエンドでの停止を
利用して簡単に行うことが出来るようにする為に、夫々
個別のエアシリンダを用いて構成した第1駆動機構G1と
第2駆動機構G2とにより構成している。第1駆動機構G1
は長いストロークをコンパクトな形態のもので得ること
が出来るようにする為に例えばロッドレスシリンダを用
いている。37は該シリンダにおける本体で、一端37a及
び他端37bを上記枠体9に取付けている。38は上記シリ
ンダにおける進退部材で、上記本体37に沿って進退動す
るものである。39は進退部材38と進退枠12との連結体を
示す。第2駆動機構G2は必要なストロークが比較的短い
為、通常のエアシリンダを用いている。41はその本体で
進退枠12に取付けており、進退ロッド42の先端はクラン
プ装置F2の側にあっては上記連結部23に、クランプ装置
F3の側にあっては保持杆17に夫々取付けている。
【0014】次に図1、2、8に示されるHは、横向き
に引かれるタオルが床面7を引きずることを防止する為
の引きずり防止装置で、図8に示すように左右対称に配
置した支持機構44,45によって構成したものを例示す
る。以下該機構について説明する。46は脚体8に取付け
た支持部材、47はタオルを支える為の支持杆で、軽量で
丈夫なアルミの丸棒を用いて構成しており、その外周面
にはタオルの摺動に対して抵抗を与えるためのラバーを
貼り付けている。48は支持杆47の元部を上記支持部材46
に対して起倒自在に連結する為に該元部に取付けたブラ
ケットで、支持部材46に枢着している。49は支持杆47を
起倒させるための駆動部材で、エアーシリンダを例示
し、その本体の元部50を脚体8に枢着し、ピストンロッ
ドの先端部51を上記ブラケット48に連結している。尚図
3〜7、9に示す52は上記装置Hの制御及び上記第1駆
動機構G1の速度制御のためのリミットスイッチである。
【0015】次に図1、2に示すII”はタオルの積み重
ね場所を示し、上記間隙3を通して受入部II’にもたら
されるタオルとの干渉を避ける為に、間隙3の下方を避
けた側方位置に定めている。Jは上記積み重ね場所II”
においてタオルを次々と積み重ねる為の受台を成すと共
に、そこに積み重ねられたタオルを運び出し易いように
上記保持具支持機構Eや保持具Fの下から外に移す為の
搬送装置で、符号53〜58で示す部材で構成された周知の
ベルトコンベアを例示する。即ち53はベース、54は脚、
55はコンベア枠、56は駆動プーリ、57は従動プーリ、58
は複数のコンベアベルトで、駆動プーリ56の回動により
矢印方向に移動する。上記搬送装置Jの上には所定枚数
例えば20枚のタオルTが積み重ねられる(符号66参
照)。従って該装置Jは、上記脚体8を避けると共に積
み重ねタオル66における厚みT2の垂下部分66bの為の存
置用空間を確保するために、寸法L1(例えば325mm)
だけ間隙3から控えた位置に配置する。搬送装置Jの上
面の高さH3は、上記積み重ねタオル66における積み重ね
部分66aの上面と横動する保持杆17との干渉を防止する
為に、前記高さH2対して、厚みT1の積み重ね部分66aの
為の存置用空間を確保した高さ例えば800mm程度に設
定する。搬送装置Jの幅W3は図14の(D)に示すよう
に短寸のタオルT’の積み重ねを支障無く行い得るに足
る幅に定める。例えば800mm程度である。尚図1、3
〜7、9に示される符号59は前記保持具Fによって横向
きに引き出されたタオルを受る為の受面を示し、本例で
は上記コンベアベルト58のうち保持具Fの横移動の経路
の下に位置する部分の上面をもって構成している。
【0016】次に大型のタオル(例えば図3に示す長さ
L0が1820mm、幅W0が1200mmである。尚長さL0は
1300mm〜1820mm程度の範囲で種々のものがあ
る)を取り扱う場合における上記装置の動作を図3から
図9に基づき説明する。尚それら各々の図は、図10の
タイムチャートに示した各時点での状態を示すものであ
る。先ず準備状態では第1駆動機構G1の進退部材38は図
2の左端に位置し第2駆動機構G2のシリンダは収縮状態
にあって、図3に示すように保持杆17はテーブル要素2
の下方における最も間隙3寄りの準備位置にある。この
状態においてヘム縫い装置においては、タオルTが図3
の(A)の如く中間部63を間隙3に垂らし、一方及び他
方の端部61,62が矢印5aの搬送を行うための押え片によ
りテーブル要素1,2の上面に押え付けられた状態でそ
の上面を滑らせて間隙3に沿って搬送される。そしてそ
の搬送過程において、各端部において夫々折り曲げられ
たヘム61a,62aがミシンB1,B2の場所を通る際にそれ
らによる縫製を受ける。縫製後、ミシンB1,B2を通り過
ぎた場所P2において、タオルは上記矢印5aの搬送を行う
保持手段に代えて押え片C1,C2により保持される。そし
てその押え片C1,C2による搬送によってタオルが排出場
所6に到達する。この場合、端部62においてテーブル要
素2から垂下する部分62bは、積み重ね装置IIにおける
保持杆17に対しては図11の(A)に矢印71で示すよう
に到来し、保持杆17の受面18は上記部分62bに沿う状態
となる。
【0017】上記のように排出場所6へのタオルTの到
達によって、タオル積み重ね装置IIにおいては受入部I
I’にタオルTがもたらされたことになる。タオルTが
受入部II’にもたらされると、クランプ装置F2,F3にお
けるクランプ体26,26eが各々の駆動部材の作動により
矢印72の如く作動し、上記タオルTの端部近くの部分62
bにおける両縁の部分62c,62dを受面18にクランプす
る。次に図4に示すように押え片C2が上昇してタオルT
の端部62を解放し、続いて保持杆17が矢印73のように移
動して上記端部62をテーブル要素2から引き下ろす。上
記矢印73の移動は第2駆動機構G2の作動により行う。尚
保持杆17から垂れ下がる端部62の長さL3は例えば150
mm程度であり、上記矢印73の動き寸法は上記長さL3の端
部をテーブル要素2から引き下ろすに充分な寸法例えば
175mmだけ行う。
【0018】次に図5の矢印74の如く保持具Fが横移動
し、タオルTをその端部62の側から支持杆47の上を通し
て横向きに引き出す。上記矢印74の移動は第1駆動機構
G1の作動により行う。更に図6の如く保持具Fが矢印74
の移動を継続する。そしてタオルTが引っ張り状態とな
る前に押え片C1が矢印75の如く上昇しタオルTの端部61
を解放する。この場合タオルTは支持杆47に図示の如く
垂れ掛かり、端部61が床面7に落ちて汚れることが防止
される。尚垂れ寸法L4は例えば500mm程度である。
【0019】保持具Fは図7の如く引き続き矢印74方向
に移動する。移動過程においてはタオルは支持杆47上を
滑りながら横に引かれる為、その引かれている途中のタ
オルの下面が、既に搬送装置Jの上に置かれているタオ
ルT”の上面と擦れて、その既に置かれているタオル
T”をめくりあげてしまうことが防止される。やがて保
持杆17がリミットスイッチ52を作動させると、第1駆動
機構G1の作動速度が緩められる。又図8に矢印76で示す
如く支持杆47が駆動部材49の作動により解放位置まで下
降され、それまで支持杆47に掛かっていたタオルの後部
が矢印77の如く落ちて、既に搬送装置Jに掛かっている
タオルT”に対して符号78の部分に示すように両者の面
が重合する状態で重なる。その後クランプ装置F2,F3に
おけるクランプ体26,26eが矢印79で示す如く開放さ
れ、両縁の部分62c,62dを解放する。尚上記リミット
スイッチ52の位置P1は、予定される最長のタオルの積み
重ね操作を行う場合において、上記のように支持杆47に
よるタオルの支持の解放を行ってもそのタオルの後端
(保持具Fによる横引き方向に対する後端であり、ヘム
61aの部分となる)と床面7との間に間隙W2を形成でき
る位置に定める。
【0020】次に図9に示すように保持杆17が矢印80の
如く移動し、保持杆17に掛かっていた端部62は矢印81に
示すようにそこから外れ落ちて、既に搬送装置Jに掛か
っているタオルに対して符号82で示す如く重なる。この
保持杆17の移動は第2駆動機構G2によって行われる。又
この動作の場合、タオルTの端部62は保持杆17の進行方
向の前側に垂れ下がっている為、その垂れ下がっている
端部62は上記保持杆17の矢印80の移動に伴いその移動方
向に順次引き延ばされてから矢印81のように落下し、図
示の如き垂れ下がり状態となる。従って必然的に上記符
号82で示す重合状態が達成される。その後引きずり防止
装置Hの支持杆47が支持位置(図8の2点鎖線の位置)
まで復帰され、又保持具Fは第1駆動機構G1により図3
に示される準備位置まで復帰され、一巡の動作が完了す
る。
【0021】ヘム縫い装置からのタオルの排出が行われ
る度に上記のような動作が繰り返され、搬送装置Jの上
には順次タオルが積み重なっていく。所定枚数のタオル
が積み重なると搬送装置Jのコンベアベルト58が図1の
矢印方向に作動され、積み重ねタオル66が枠体9及びそ
こに取り付いている各種機構及び装置の下から取出位置
83まで運び出される。
【0022】次に小型のタオル(例えば前記の長さL0が
600mm、幅W0が500mmである。尚長さL0は600mm
〜1300mm程度の範囲で種々のものがある)を取り扱
う場合における上記装置の動作を示す図14について説
明する。先ず(A)のように小型のタオルT'が前記大型
のタオルの場合と同様に排出場所6に到達する。次に押
え片C1を上昇させて端部61を解放する。その結果(B)
に示すようにタオルT'はテーブル要素2から垂れ下がり
保持杆17に沿う。それ以降の動作は前記大型のタオルの
場合と同様に(C)、(D)と進み(大型のタオルの場
合と同様の動作には同一の符号を付して重複する説明を
省略する)、(D)に矢印83,81で示す如く搬送装置J
の上に積み重ねられる。尚84は保持具Fによって引かれ
るタオルT'が既に搬送装置Jに積み重ねられているタオ
ルの端部85を擦って捲れ上がらせることを防止するため
の支え片で、小型のタオルを取り扱う場合に補助的にフ
レームDに取付けて使用するものである。
【0023】次に図15は受面59の上に対するタオルの
積み重ね状態の異なる例を示すもので、タオルの横引き
方向の先行側の端部62を水平状態で受面59上に積み重ね
る例を示すものである。この例の場合、受面59の幅W4は
上記端部62を水平状態で乗せるに充分な寸法に構成す
る。又タオルTが乗る面(受台87上にタオルが無い場合
は受台87の受面59であり、その上に既にタオルが積まれ
ている場合はそれらのタオルのうち最も上側となってい
るタオルの上面である)と保持杆17が横動する位置との
間隔W5は、保持杆17から端部62が外れ落ちる際にその反
動によって符号86で示すように上側を後方に向けて折り
返ってしまうことを防止する為に、小さく一定に定めて
おくと良い。その為には受台87を昇降機構88によって上
下位置調節可能に構成し、受台87上に積み重なるタオル
の枚数が増すにつれて受台87を順次下降させると良い。
【0024】
【発明の効果】以上のように本願発明にあっては、縫製
を終えたタオルTが次々と送り出されてくる場合、各タ
オルTを一方の端部62の側から横方向に向けて引いて積
み重ね場所II”までもたらし、そこでタオルを解放する
ことを繰り返すことにより、それらのタオルを相互の面
と面とが添い合ってしかもそれらのタオルの周縁が綺麗
に揃った状態で積み重ねることが出来る効果がある。し
かも上記送り出されてきたタオルを受け取ってそれを横
方向に引こうとする場合、タオルのの垂下部63において
一方の端部62近くの部分62bを保持具Fによって保持
し、然る後上記端部62の保持を解けば、そのまま上記保
持具Fを横方向に移動させてタオルTを横方向に向けて
引くことができる特長がある。このことは、タオルの送
り出しを受けてからそれを横向きに引くまでを短時間で
行うことを可能にし、能率向上に効果がある。又、装置
の設計を簡素化できる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】斜視図。
【図2】縦断面図。
【図3】(A)はタオルが排出位置に到来したときにお
けるタオル、保持具、引きずり防止装置及び搬送装置の
状態を示す正面図、(B)は同平面図。
【図4】(A)は保持具がタオルの端部を保持したとき
における図3の(A)と同様の図、(B)は同平面図。
【図5】(A)は保持具がタオルを横方向に中間位置ま
で引き出したときにおける図3の(A)と同様の図、
(B)は同平面図。
【図6】(A)はヘム縫い装置におけるタオル端部の保
持手段が該端部を解放したときにおける図3の(A)と
同様の図、(B)は同平面図。
【図7】(A)は引きずり防止装置がタオルの支持を解
除したときにおける図3の(A)と同様の図、(B)は
同平面図。
【図8】図7と同じときにおける左側面図。
【図9】(A)はタオルが搬送装置に乗せられたときに
おける図3の(A)と同様の図、(B)は同平面図。
【図10】タイムチャート。
【図11】(A)はクランプ装置の解放状態における平
面図、(B)はクランプ装置の保持状態における平面
図。
【図12】図11の(B)の右側面図。
【図13】もう一つのクランプ装置の解放状態における
平面図。
【図14】(A)〜(D)は小型のタオルを積み重ねる
場合の動作説明図。
【図15】受面の上に対するタオルの積み重ね状態の異
なる例を示す図。
【符号の説明】
A テーブル B1,B2 ミシン C1,C2 保持手段 F 保持具 T タオル 3 間隙 61,62 タオルの端部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タオルの一方及び他方の端部を夫々保持
    する為の夫々保持及び解放が自在な保持手段を、タオル
    の中間部を垂下状に位置させる為の間隙を隔てて並設
    し、更に、上記タオルの垂下部において一方の保持手段
    により保持された端部近くの部分を保持し、そのタオル
    を積み重ね場所の上方にて解放する為にタオルの保持及
    び解放を自在にした保持具を、一方の保持手段の下方に
    おいてタオルにおける上記端部近くの部分に沿う準備位
    置と、該保持具によるタオルの保持部分を上記間隙とは
    反対側の横方向に引いて該タオルを上記間隙の下方を避
    けた側方位置に定める積み重ね場所の上方位置にもたら
    す為に、上記準備位置から横方向に離間した終端位置と
    の間での往復動を自在に備えさせたことを特徴とするタ
    オルの積み重ね装置。
JP25766494A 1994-09-27 1994-09-27 タオルの積み重ね装置 Expired - Fee Related JP3546392B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25766494A JP3546392B2 (ja) 1994-09-27 1994-09-27 タオルの積み重ね装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25766494A JP3546392B2 (ja) 1994-09-27 1994-09-27 タオルの積み重ね装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0891660A true JPH0891660A (ja) 1996-04-09
JP3546392B2 JP3546392B2 (ja) 2004-07-28

Family

ID=17309392

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25766494A Expired - Fee Related JP3546392B2 (ja) 1994-09-27 1994-09-27 タオルの積み重ね装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3546392B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109748133A (zh) * 2018-12-10 2019-05-14 安徽兴永锦针织有限公司 一种用于服装加工的布料处理装置
CN113291906A (zh) * 2021-03-02 2021-08-24 阿里巴巴(中国)有限公司 服装片料夹送装置、部件、置放台和相关方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108950900B (zh) * 2018-06-20 2021-01-05 奥美医疗用品股份有限公司 一种横缝机及其制备毛巾的方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109748133A (zh) * 2018-12-10 2019-05-14 安徽兴永锦针织有限公司 一种用于服装加工的布料处理装置
CN113291906A (zh) * 2021-03-02 2021-08-24 阿里巴巴(中国)有限公司 服装片料夹送装置、部件、置放台和相关方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3546392B2 (ja) 2004-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10093439B2 (en) Gripper
US5440810A (en) Apparatus for feeding and spreading laundry articles
JP6929138B2 (ja) 布類展張装置
CN111212943B (zh) 工业洗衣***中的用于处理亚麻物品的机器、用于操作该机器的方法以及工业洗衣***
JP6621731B2 (ja) 布類展張装置
JP2007092255A (ja) 布類展張方法および布類展張機
JPS5822240B2 (ja) 洗濯済シ−ツ等の張り広げ装置
US7827709B2 (en) Linen spreader apparatus and method
JP5240488B2 (ja) 物品受止め装置及び物品処理設備
JP2547360B2 (ja) 第1搬送路に沿って搬送されるずれ重なり形成体から製品を選択的に第2搬送路に移行する装置
JPH0891660A (ja) タオルの積み重ね装置
JP4620597B2 (ja) 折り畳み機における布類投入装置
EP3677714A1 (en) Fabric clamping chuck and fabric handling device
JPH06285300A (ja) 洗濯物を受容し搬送する装置
EP3612672B1 (en) Device and method for automatically binding printed textile panels, or printed textile panels with flexible material strips
JPH0550323A (ja) 板材加工機における板材搬送位置決め装置
WO2018143128A1 (ja) 布類展張装置
JP3014608B2 (ja) シャツ折りたたみ機
JP2927261B2 (ja) 捺染装置
EP0754549A1 (en) Mechanism for gripping a sheet in printer
JP3293877B2 (ja) プレス機械用の材料板供給装置
CN209740318U (zh) 一种退卷机
JP3576260B2 (ja) 布団等の自動装着装置及び積載装置
JP3657492B2 (ja) 結束機械
JP2010163176A (ja) 折丁搬送用ターンテーブル

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20040316

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040402

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees