JPH0890983A - 軸心入り鉛筆用合板の押圧接合方法および押圧接合装置 - Google Patents

軸心入り鉛筆用合板の押圧接合方法および押圧接合装置

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JPH0890983A
JPH0890983A JP35670791A JP35670791A JPH0890983A JP H0890983 A JPH0890983 A JP H0890983A JP 35670791 A JP35670791 A JP 35670791A JP 35670791 A JP35670791 A JP 35670791A JP H0890983 A JPH0890983 A JP H0890983A
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plywood
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pencils
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center
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JP35670791A
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Tamotsu Ueno
保 上野
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SANYU ENPITSU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸心入り鉛筆用合板に何らの変形を生じさせ
ない。 【構成】 重ね方向両端面を中心方向に向かって押圧す
る押圧部材30と、重 ね方向両端の軸心入り鉛筆用
合板10との間に、少なくとも一箇所を押圧部 材3
0に固定し他の部分は該押圧部材30との間に若干の空
隙を設けた中間 押圧部材40を介在させて、重ね方
向両端面を中心方向に向かって長時間押 圧する軸心
入り鉛筆用合板の押圧接合方法及び押圧接合装置10
0。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木製鉛筆の製造工程に
おける軸心入り鉛筆用合板の押圧接合方法および押圧接
合装置に関し、詳しくは、接着剤を用いて2片の略矩形
状板材を張り合わせた軸心入り鉛筆用合板を多数枚重ね
て長時間押圧し、該軸心入り鉛筆用合板の確実な接合を
図る軸心入り鉛筆用合板の押圧接合方法および押圧接合
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】木製鉛筆の製造工程は、一般に、複数の
直線状筋溝を矩形状板材の片面(接合面)に形成する第
一工程と、この矩形状板材の該筋溝に軸心用鉛筆材を装
着し、片面(接合面)に接着剤を塗布した他の矩形状板
材をこの矩形状板材と対向密着させて張合わせ軸心入り
鉛筆用合板を形成する第二工程と、この軸心入り鉛筆用
合板を多数枚(約50枚程度)重ね合わせた状態で重ね
方向両端面を中心方向に向かって長時間(半日ないし1
日程度)押圧して軸心入り鉛筆用合板の合板を確実にす
る第三工程と、押圧後の軸心入り鉛筆用合板を所定形状
にカットして個々の鉛筆を形成する第四工程とからな
る。
【0003】この製造工程中の第三工程において、従来
は、軸心入り鉛筆用合板を多数枚重ね合わせた状態で、
重ね方向両端面に金属製板状部材を密着介在させ、この
全体を押圧万力によって中心方向に向かって一旦押圧し
た後、該金属製板状部材の外側からこの全体に金属製の
枠タガを嵌めて押圧状態を保持し、この状態のままの軸
心入り鉛筆用合板多数枚を工場内又は温度管理した乾燥
室内に長時間置いて、合板の接合を確実にする方法を採
っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように軸
心入り鉛筆用合板を多数枚重ね合わせた状態で重ね方向
両端面に金属製板状部材を密着介在させ、金属製板状部
材の外側からこの全体に金属製の枠タガを嵌めて押圧状
態を保持し、この状態のまま長時間置いて合板の接合を
確実とする従来の押圧接合方法では、常に、重ね方向両
端に近い軸心入り鉛筆用合板十数枚が重ね方向中心から
みて略ア−チ状に変形してしまうという問題があり、こ
の変形の防止が十数年来の課題となっていた。
【0005】しかも、この変形は、重ね方向両端に近い
軸心入り鉛筆用合板ほど変形度合いが大きく、特に、重
ね方向両端から数えて各数枚は廃棄処分とするしかない
ほど変形が大きいため、第三工程の終了後において、軸
心入り鉛筆用合板の約2割〜3割程度が廃棄処分になる
という著しい損失が生じていた。
【0006】そこで、請求項1記載の本発明の軸心入り
鉛筆用合板の押圧接合方法は、軸心入り鉛筆用合板を多
数枚重ね合わせた状態で重ね方向両端面を中心方向に向
かって長時間押圧しても、軸心入り鉛筆用合板に何らの
変形を生じない押圧接合方法を開発提供するものであ
る。
【0006】また、請求項2記載の本発明の軸心入り鉛
筆用合板の押圧接合装置は、軸心入り鉛筆用合板を多数
枚重ね合わせた状態で重ね方向両端面を中心方向に向か
って長時間押圧しても、軸心入り鉛筆用合板に何らの変
形を生じない押圧接合装置を開発提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために、請求項1記載の本発明の軸心入り鉛筆用合板の
押圧接合方法は、複数の直線状筋溝を形成した接合面を
有する矩形状板材2片を一方片の該筋溝に軸心用鉛筆材
を装着した状態で対向密着させて接着剤により張合わせ
た軸心入り鉛筆用合板を多数枚重ね合わせ、重ね方向両
端面を中心方向に向かって長時間押圧する軸心入り鉛筆
用合板の押圧接合方法において、重ね方向両端面を中心
方向に向かって押圧する押圧部材と重ね方向両端に位置
する軸心入り鉛筆用合板との間に、少なくとも一個所を
該押圧部材に固定し他の部分は該押圧部材との間に若干
の空隙を設けた中間押圧部材を介在させて、この中間押
圧部材を介して重ね方向両端面を中心方向に向かって長
時間押圧するようにした。
【0008】また、請求項2記載の本発明の軸心入り鉛
筆用合板の押圧接合装置は、複数の直線状筋溝を形成し
た接合面を有する矩形状板材2片を一方片の該筋溝に軸
心用鉛筆材を装着した状態で対向密着させて接着剤によ
り張合わせた軸心入り鉛筆用合板を多数枚重ね合わせた
状態で、押圧部材を用いて重ね方向両端面を中心方向に
向かって長時間押圧する軸心入り鉛筆用合板の押圧接合
装置であって、この押圧部材と重ね方向両端に位置する
軸心入り鉛筆用合板との間に、少なくとも一個所を該押
圧部材に固定し他の部分は該押圧部材との間に若干の空
隙を設けた中間押圧部材を介在させたものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の本発明の軸心入り鉛筆用合板の
押圧接合方法によれば、軸心入り鉛筆用合板多数枚の重
ね方向両端面を中心方向に向かって押圧する押圧部材と
重ね方向両端に位置する軸心入り鉛筆用合板との間に、
少なくとも一個所を押圧部材に固定し他の部分は該押圧
部材との間に若干の空隙を設けた中間押圧部材を介在さ
せて、この中間押圧部材を介して重ね方向両端面を中心
方向に向かって長時間押圧するので、押圧部材との間に
空隙を設けた中間押圧部材の存在により、重ね方向両端
面から中心方向に向かう押圧力が、重ねた多数枚の軸心
入り鉛筆用合板全体に均等に分散される。
【0010】したがって、重ね方向両端位置近傍の軸心
入り鉛筆用合板のみが特別な押圧力を受けることがない
ので、長時間押圧しても、重ね方向両端近傍に位置する
軸心入り鉛筆用合板にひずみや変形を生じることがな
い。
【0011】なお、この中間押圧部材は、押圧部材に対
して、中心位置の一個所で固定するか、又は均等な間隔
をあけた二以上の個所で固定するのが望ましく、特に、
押圧面の周辺部において広い範囲の空隙を確保すること
が望ましい。
【0012】また、請求項2記載の本発明の軸心入り鉛
筆用合板の接合装置においては、特に、押圧部材と重ね
方向両端に位置する軸心入り鉛筆用合板との間に、少な
くとも一個所を該押圧部材に固定し他の部分は該押圧部
材との間に若干の空隙を設けた中間押圧部材を介在させ
てあるので、この中間押圧部材の存在により、重ね方向
両端面から中心方向に向かう押圧力が、重ねた多数枚の
軸心入り鉛筆用合板全体に均等に分散される。
【0013】したがって、重ね方向両端位置近傍の軸心
入り鉛筆用合板のみが特別な押圧力を受けることがない
ので、この接合装置に多数枚重ねた軸心入り鉛筆用合板
をセットして長時間押圧を行なっても、軸心入り鉛筆用
合板にひずみや変形を生じることがない。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図示例に従って説明
する。図1は、本発明の軸心入り鉛筆用合板の押圧接合
方法の説明図であり、図2は、軸心入り鉛筆用合板を構
成する2片の矩形状板材並びに軸心用鉛筆材の分解斜視
図であり、図3は、本発明の鉛筆用合板の押圧接合装置
の一実施例を示す押圧接合装置の主要部分を示す斜視図
である。
【0015】まず、本発明方法が用いられる鉛筆の製造
工程について説明し、次いで、本発明の軸心入り鉛筆用
合板の押圧接合方法および押圧接合装置について説明す
る。
【0016】図示しない木製鉛筆の製造工程は、一般
に、複数の直線状筋溝3,3・・・を矩形状板材1の片
面(接合面)2に形成する第一工程と、この矩形状板材
1の該筋溝3,3・・・に軸心用鉛筆材4を装着し、片
面(接合面)2に接着剤を塗布した他の矩形状板材1を
この矩形状板材1と対向密着させて張合わせ軸心入り鉛
筆用合板10を形成する第二工程と、この軸心入り鉛筆
用合板10を多数枚(約50枚程度)重ね合わせた状態
で重ね方向両端面20,20を中心方向に向かって長時
間(半日ないし1日程度)押圧して軸心入り鉛筆用合板
10の合板を確実にする第三工程と、押圧後の軸心入り
鉛筆用合板10を所定形状にカットして図示しない個々
の鉛筆を形成する第四工程とからなる。
【0017】本発明方法では、上記第三工程において、
多数枚(約50枚程度)重ねた軸心入り鉛筆用合板1
0.10・・・の重ね方向両端面20,20を中心方向
に向かって押圧する略矩形状の押圧部材30,30と、
重ね方向両端に位置する軸心入り鉛筆用合板10,10
との間に、少なくとも一個所を該押圧部材30,30に
固定し他の部分は押圧部材30,30との間に若干の空
隙50,50を設けた略矩形状の中間押圧部材40,4
0を介在させ、この中間押圧部材40,40の押圧当接
面41,41で、軸心入り鉛筆用合板10,10の重ね
方向両端面20,20を中心部に向かって長時間押圧す
るようにしてある。
【0018】図1に示す説明図では、この押圧部材3
0,30と中間押圧部材40,40との固定は、平座金
などの中間部材60,60を用いて、中心部近傍のみを
該押圧部材30,30に固定し他の部分は押圧部材3
0,30との間に若干の空隙50,50を設けるように
してある。図1の場合は、中間部材60,60を用いて
中心部近傍の一個所のみを固定してあるが、本発明方法
の実施にあたっては、均等な間隔をあけた二個所以上の
固定個所を生じるよう構成してもよく、望ましくは、中
間押圧部材40,40の押圧当接面41,41反対面の
周辺部の広い範囲において、押圧部材30,30との間
に空隙を確保することが望ましい。
【0019】この押圧接合方法によれば、押圧部材3
0,30との間に空隙を設けた中間押圧部材40,40
の存在により、軸心入り鉛筆用合板10,10・・・の
重ね方向両端面20,20から中心方向に向かう押圧力
が、重ねた多数枚の軸心入り鉛筆用合板10,10・・
・全体に均等に分散される。
【0020】したがって、重ね方向両端位置近傍の軸心
入り鉛筆用合板10,10・・・のみが特別な押圧力を
受けることがないので、長時間押圧しても、軸心入り鉛
筆用合板10,10・・・にひずみや変形を生じること
がない。
【0021】次に、本発明の軸心入り鉛筆用合板の押圧
接合装置の一実施例について説明する。図3は、その実
施例を示す押圧接合装置の主要部分を示す斜視図であ
る。
【0022】この押圧接合装置100は、主として、略
矩形状の金属製台板101と、この金属製台板101の
上面102の4隅近傍から垂直方向上方に向けて突設し
た金属製の4本の支柱103,103,103,103
と、この4本の支柱103,103,103,103を
挿通すると共に、上下方向に垂直に移動可能な略矩形状
の金属製押圧台104とから構成される。
【0023】ここで、金属製台板101の極近上方に
は、中間部材60を介して、略矩形状の金属製の中間押
圧板105が固定してある。この中間部材60は、本装
置では、厚さ約1mmの平座金を用いており、金属製台
板101の中心部位置に固定してある。よって、中間部
材60の存在しない部分において、金属製台板101の
上面102と中間押圧板105との間には厚さ1mmの
空隙50を設けてある。
【0024】また、ここで金属製押圧台104は、その
4隅近傍に、4本の支柱103,103,103,10
3を挿通するための4つの貫通孔106,106,10
6,106を形成してあると共に、金属製押圧台104
の極近下方には、中間部材60を介して、略矩形状の金
属製の中間押圧板107が固定してある。この中間部材
60は、本装置では、厚さ約1mmの平座金を用いてお
り、金属製押圧台104の下面の中心部位置に固定して
ある。よって、中間部材60の存在しない部分におい
て、金属製押圧台104の下面と中間押圧板107との
間には厚さ1mmの空隙50を設けてある。
【0025】そして、この押圧接合装置100の金属製
押圧台101は、図示しない押圧台上下駆動固定機構が
一体的に接続してあり、この押圧台駆動固定機構によ
り、金属製押圧台101の上下方向の位置決めを行うよ
うに構成してある。
【0026】なお、少なくとも2本の支柱103,10
3の上部位置には、一定間隔で複数の係止凹部108,
108・・・を設けてあり、図示しない押圧台駆動固定
機構に設けた係止凸部とこの係止凹部108,108・
・・とによって、金属製押圧台101の固定位置を調整
するように構成してある。
【0027】次に、この押圧接合装置100の使用につ
いて説明する。
【0028】まず、多数枚の軸心入り鉛筆用合板10,
10・・・を、その反接合面が重なるようにして、金属
製台板101極上方の中間押圧板104の上面に一列に
重ねる。この状態で、図示しない押圧台駆動固定機構を
用いて、金属製押圧台101を降下させ、中間押圧板1
07の下面を、重ね合わせた軸心入り鉛筆用合板10,
10・・・の最上部に位置する軸心入り鉛筆用合板10
の一面に接面させる。更に、この状態で金属製押圧台1
01をなおも若干降下させて、中間押圧板104と中間
押圧板107とで、重ね合わせた軸心入り鉛筆用合板1
0,10・・・を押圧する。
【0029】そして、この押圧状態を維持するため、押
圧台駆動固定機構により、その位置で金属製押圧台10
1を固定する。このようにして、押圧状態を維持し、長
時間(例えば4時間〜1日)押圧を続け、所定時間経過
後、押圧駆動固定機構により金属製押圧台101を上昇
させて押圧状態を開放し、軸心入り押圧用合板10,1
0・・・を、押圧接合装置100から取出すようにする
ものである。
【0030】したがって、この押圧接合装置100によ
れば、中間押圧板101,107の存在により、軸心入
り鉛筆用合板10,10・・・の重ね方向両端面から中
心方向に向かう押圧力が、重ねた多数枚の軸心入り鉛筆
用合板10,10・・・全体に均等に分散される。よっ
て、多数枚重ねた軸心入り鉛筆用合板10,10・・・
をセットして長時間押圧を行なっても、軸心入り鉛筆用
合板10,10・・・にひずみや変形を生じることがな
い。
【0031】以上説明した本発明の軸心入り鉛筆用合板
10の押圧接合装置100においては、金属製台板10
1と金属製押圧台104とに、厚さ1mmの平座金から
なる中間部材60,60を介して中間押圧板105,1
07を固定し、厚さ1mmの空隙を設けるようにしてあ
るが、中間部材60,60の材質・形状および厚さは上
記のものに限らず、実施に応じて適宜選択し得る。ま
た、この中間部材60,60は、均等な間隔をあけて二
個所以上の固定個所を生じるよう構成してもよく、望ま
しくは、中間押圧板105,107の広い範囲におい
て、金属製台板101の上面102,金属製押圧板10
4の下面との間に空隙50を確保することが望ましい。
【0032】また、上記した押圧接合装置100は、本
発明の押圧接合装置の一例であり、図示しない押圧台駆
動固定機構の構造はもとより、支柱103,103,1
03,103や、係合凹部108,108・・・などを
設けずに、従来の万力様の押圧接合装置に、単に中間部
材60,60を介して中間押圧板105,107を取り
付けたものであっても差し支えない。すなわち、押圧接
合装置の押圧部材と、重ね方向両端に位置する軸心入り
鉛筆用合板との間に、少なくとも一個所を該押圧部材に
固定し他の部分は該押圧部材との間に若干の空隙を設け
た中間押圧部材を介在させた押圧構造を有する押圧装置
であれば、他の構造の押圧接合装置としてもよいのは言
うまでもない。
【0033】
【発明の効果】以上説明した本発明の軸心入り鉛筆用合
板の押圧接合方法によれば、軸心入り鉛筆用合板を多数
枚重ね合わせた状態で重ね方向両端面を中心方向に向か
って長時間押圧しても、軸心入り鉛筆用合板に何らの変
形を生じないので、軸心入り鉛筆用合板の押圧接合工程
において十数年来にわたって常に生じていた約2割〜3
割もの不良品損失を完全に解消でき、鉛筆製造コストの
大幅な軽減はもとより、貴重な木材資源の効率的有効活
用を図ることができるものである。
【0034】また、本発明の軸心入り鉛筆用合板の押圧
接合装置によれば、極めて簡易な構造の装置によって、
長時間押圧する軸心入り鉛筆用合板に何らの変形を生じ
ずに軸心入り鉛筆用合板の押圧接合ができ、軸心入り鉛
筆用合板の押圧接合工程において十数年来にわたって常
に生じていた約2割〜3割もの不良品損失を完全に解消
して、鉛筆製造コストの大幅な軽減はもとより、貴重な
木材資源の効率的有効活用を図ることができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軸心入り鉛筆用合板の押圧接合方法の
説明図である。
【図2】軸心入り鉛筆用合板を構成する2片の矩形状板
材並びに軸心用鉛筆材の分解斜視図である。
【図3】本発明の鉛筆用合板の押圧接合装置の一実施例
を示す押圧接合装置の主要部分を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 矩形状板材 2 片面(接合面) 3 直線状筋溝 4 軸心用鉛筆材 10,10・・・軸心入り鉛筆用合板 20,20 重ね方向両端面 30,30 押圧部材 40,40 中間押圧部材 41,41 押圧当接面 50,50 空隙 60,60 中間部材 100 押圧接合装置 101 金属製台板 102 上面 103,103,10
3,103 支柱 104 金属製押圧台 105,107 中間押
圧板 106,106,106,106 貫通孔 108,108・・・係止凹部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の直線状筋溝を形成した接合面を有
    する矩形状板材2片を一方片の該筋溝に軸心用鉛筆材を
    装着した状態で対向密着させて接着剤により張合わせた
    軸心入り鉛筆用合板を多数枚重ね合わせ、重ね方向両端
    面を中心方向に向かって長時間押圧する軸心入り鉛筆用
    合板の押圧接合方法において、重ね方向両端面を中心方
    向に向かって押圧する押圧部材と重ね方向両端に位置す
    る軸心入り鉛筆用合板との間に、少なくとも一個所を押
    圧部材に固定し他の部分は該押圧部材との間に若干の空
    隙を設けた中間押圧部材を介在させて、この中間押圧部
    材を介して重ね方向両端面を中心方向に向かって長時間
    押圧することを特徴とする軸心入り鉛筆用合板の押圧接
    合方法。
  2. 【請求項2】 複数の直線状筋溝を形成した接合面を有
    する矩形状板材2片を一方片の該筋溝に軸心用鉛筆材を
    装着した状態で対向密着させて接着剤により張合わせた
    軸心入り鉛筆用合板を多数枚重ね合わせた状態で、押圧
    部材を用いて重ね方向両端面を中心方向に向かって長時
    間押圧する軸心入り鉛筆用合板の押圧接合装置であっ
    て、この押圧部材と重ね方向両端に位置する軸心入り鉛
    筆用合板との間に、少なくとも一個所を該押圧部材に固
    定し他の部分は該押圧部材との間に若干の空隙を設けた
    中間押圧部材を介在させたことを特徴とする軸心入り鉛
    筆用合板の押圧接合装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002254886A (ja) * 2001-03-06 2002-09-11 Mitsubishi Pencil Co Ltd 鉛筆およびその製造方法
JP2015110253A (ja) * 2015-03-17 2015-06-18 日本軽金属株式会社 接合方法

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