JPH0890234A - アーク溶接ロボットにおけるアーク未発生時の制御方法 - Google Patents

アーク溶接ロボットにおけるアーク未発生時の制御方法

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JPH0890234A
JPH0890234A JP6251550A JP25155094A JPH0890234A JP H0890234 A JPH0890234 A JP H0890234A JP 6251550 A JP6251550 A JP 6251550A JP 25155094 A JP25155094 A JP 25155094A JP H0890234 A JPH0890234 A JP H0890234A
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arc
robot
welding
retry
retry operation
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JP6251550A
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Tetsuya Kosaka
哲也 小坂
Hiromitsu Takahashi
広光 高橋
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Fanuc Corp
Original Assignee
Fanuc Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K9/00Arc welding or cutting
    • B23K9/06Arrangements or circuits for starting the arc, e.g. by generating ignition voltage, or for stabilising the arc
    • B23K9/067Starting the arc
    • B23K9/0672Starting the arc without direct contact between electrodes

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  • Numerical Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アーク未発生時のリトライ動作を改良して、
アーク発生効率を向上させること。 【構成】 予め設定されたリトライ条件の下で、溶接ト
ーチを支持したロボットの動作プログラム再生運転を実
行する。ロボットを初期位置から、ワークW上の溶接開
始点P1 近傍のイチ[2](Q0 )へ移動させる。ロボ
ット制御装置はアーク発生指令を出力し、アーク検出信
号を待つ。指定された待ち時間内にアーク検出信号が得
られた場合には、通常通りロボットを移動させて所定区
間の溶接を実行する。もし、待ち時間内にアーク検出信
号が得られなかった場合にはリトライ動作を開始する。
リトライ動作開始後は、経路Q0 →Q- →Q+ →Q0 →
・・・を辿るようロボット移動を継続させる。但し、リ
トライ動作実行中にアーク検出信号が得られた場合に
は、リトライ動作は中止され、通常のロボット移動が開
始される。設定されたリトライ回数(例:3回)が消化
されるまでアーク検出信号が得られなかった場合には、
アラーム信号を生成し、オペレータに報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、ロボットにアーク溶
接用のトーチを搭載して溶接対象物に対するアーク溶接
作業を行なう際の制御方法に関し、特に、アーク未発生
現象の生起時に適切なリトライ動作を行なってアーク発
生効率を向上させる為の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アーク溶接用のトーチを搭載したロボッ
ト(適宜、「アーク溶接ロボット」と言う。)を用いて
対象物に対するアーク溶接作業を行う際に、アーク未発
生現象が生じることがある。即ち、溶接用の電圧を供給
しながら溶接トーチを要溶接箇所に近接させても、正常
にアーク放電が開始されないことがある。アーク放電が
開始されていない状態でロボットを溶接線に沿って経路
移動させても、目的とする溶接作業が実行されないこと
は明らかである。
【0003】このような事態を避ける為には、アーク未
発生現象が生じた時になんらかの方法によってアークの
発生を促し、アークを発生させてからロボットを溶接線
に沿って移動させる必要がある。このアークの発生を促
す為の動作は、一般にリトライ動作と呼ばれている。従
来より次のようなリトライ動作が知られている。
【0004】(1)溶接開始時にアークが発生しなかっ
た場合に、溶接ワイヤの先端で溶接ワークの面上を引き
掻くことで、アーク未発生現象の原因となるスラグ等を
取り除いてアークの発生を促す方法。リトライ動作は、
通常、図1に示されているような経路動作を溶接トーチ
2を支持したロボット(アーム先端部1のみ図示)に行
なわせる方式で実行される。
【0005】即ち、溶接ワイヤ3の先端4をワークWの
表面に押し付けた状態でロボットを矢印で示したように
溶接開始点P1 からP'1まで移動させる動作をアークが
発生するまで繰り返す。アークが発生した時点でロボッ
トを一旦溶接開始点P1 まで戻し、要溶接区間P1 〜P
2 の溶接を実行する。
【0006】(2)図2に示したように、ワイヤ供給機
5を用いて溶接ワイヤ3を出し入れすることによって、
ワークWの表面に対する接近と離隔を繰り返すことでア
ークの発生を促す方法。溶接ワイヤ3の出し入れによる
リトライ動作は、通常、溶接開始点P1 に向かって溶接
ワイヤ3の先端4を接近させる動作(溶接ワイヤ3の送
り出し)と、接近点(ワークW面に接触させても良い)
から離隔させる動作(溶接ワーヤ3の引き上げ)を繰り
返す方式で実行される。リトライ動作が行なわれている
間、溶接トーチ2を支持したロボット(アーム先端部
1)自体は不動に保たれる。
【0007】アークが発生した時点で、必要に応じて溶
接ワイヤ3の出し入れ調整を行い、更にロボットをP1
からP2 まで移動させ、要溶接区間P1 〜P2 の溶接を
実行する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】アーク発生効率の向上
は、アーク溶接システムを自動化する上で現在最も大き
な問題となっている課題である。この課題を解決する為
に、上記例示したような種々の試みがなされているが、
満足すべき結果が得られていないのが実状である。
【0009】例えば、上記(1)の方法(図1参照)で
は、ロボットが移動中にもワイヤが供給される為、ロボ
ットが移動しているにも拘らずワイヤ先端が殆ど移動し
ない現象が発生し易い。このようなワイヤ先端の滞留現
象が発生すると、ワーク面を引き掻く動作が行なわれな
いので、当然、アーク発生を促す作用が弱くなる。
【0010】また、上記(2)の方法(図2参照)で
は、ワイヤ供給機からの溶接ワイヤの出し入れに際して
ワイヤのたるみが発生し易く、ワイヤ先端がワーク面に
対して適正な接近/離隔運動を行なうようにワイヤ供給
機の制御を行なうことが困難であるという問題がある。
即ち、この方式には、リトライ機能の性能が、その機能
の中で制御する外部機器の性能によって左右されてしま
う為に、システムが本来有している能力が十分に生かさ
れていない欠点がある。
【0011】
【問題点を解決するための手段】本願発明は、上記問題
点を解決する為に、アーク溶接ロボットにおけるアーク
未発生時の制御方法を提案したものである。この制御方
法は、その基本構成として、アーク溶接ロボットに支持
された溶接トーチにアーク未発生現象が生じた際のリト
ライ動作に関する条件を設定する段階と、前記ロボット
を制御する溶接トーチに溶接用の電力を供給する手段に
アーク発生指令を与える段階と、該アーク発生指令が与
えられた後にアーク発生を継続的に検出する段階と、前
記アーク発生の検出状況に基づいてアーク未発生現象の
発生を判定する段階と、アーク未発生現象の発生が判定
された場合に前記設定された条件に従ってリトライ動作
を開始させる段階、を含んでいる。
【0012】そして、前記リトライ動作には、ロボット
に溶接対象物に対する接近運動と離間運動を交番的に行
なわせるロボット動作が含まれている。
【0013】前記リトライ動作に関する条件として、好
ましくは、前記リトライ動作時のロボットの接近運動と
離間運動に関する距離、移動速度、及び制限回数を指定
する内容が含まれる。また、前記制限回数消化までアー
ク発生が検出されなかった場合には、アラーム信号を生
成することが更に好ましい。
【0014】
【作用】本願発明によれば、溶接作業に先だって予めリ
トライ動作の内容を規定する条件設定が、例えば画面入
力によって行なわれる。リトライ動作に、ロボットに溶
接対象物に対する接近運動と離間運動を交番的に行なわ
せるロボット動作が含まれることが本願発明の基本的な
特徴である。
【0015】従って、リトライ動作に関する条件として
設定される内容は、この交番的な接近運動/離間運動の
運動内容を規定するパラメータを指定する形式で行なう
ことが出来る。典型的には、接近運動と離間運動におけ
る移動距離、移動速度、及び制限回数を指定する内容が
含まれる。また、前記制限回数消化までアーク発生が検
出されなかった場合には、アラーム信号を生成すること
により、オペレータにアーク発生の不成功を報知し、以
後の適切な処置を促すことが出来る。
【0016】本願発明の方法は、溶接ワイヤ供給機のよ
うな外部機器の動作によってリトライ動作を達成するの
ではなく、ロボット自身によってリトライ動作が実行さ
れるので、リトライ動作が正確且つ確実に行なわれ、そ
の結果、アーク発生効率が向上する。
【0017】
【実施例】図3は、本願発明を実施する際に利用される
溶接ロボットシステム全体の構成を要部ブロック図で例
示し、更に、本実施例におけるロボットの教示経路を溶
接トーチ周辺部とともに記したものである。同図におい
て、符号10はロボット制御装置で、マイクロプロセッ
サを含む中央演算処理装置(以下、CPUという。)1
1を備えている。CPU11にはROMからなるメモリ
12、RAMからなるメモリ13、不揮発性メモリ1
4、液晶ディスプレイ(LCD)15を備えた教示操作
盤16、サーボ回路18を経てロボット本体RBに接続
されたロボット軸制御部17、溶接ワイヤ供給機5と溶
接電源部6に接続された汎用インターフェイス(I/
F)19が各々バスラインBLを介して接続されてい
る。
【0018】ロボット本体RBのアーム先端部1には、
溶接トーチ2が取り付けられている。溶接トーチ2に
は、溶接ワイヤ供給機5から溶接ワイヤ3が供給される
ととともに、溶接電源部6からは溶接電圧/電流が供給
される。溶接ワイヤ供給機5及び溶接接電源部6は周知
の構造と機能を有するもので、各々ロボット制御装置1
0からの指令を受けて動作する。溶接ワイヤ3の送り出
しは、溶接ワイヤ供給機5に内蔵された給送モータ(図
示省略)によって行われる。
【0019】また、溶接電源部6は、ロボット制御装置
10からのアーク開始指令を受けて溶接トーチ2へ溶接
電圧/電流を供給する一方、アークが実際に発生したこ
とを内部の検出回路で検出し、ロボット制御装置10に
伝達する機能を有している。溶接電源部6のこのような
機能は周知であり、詳しい説明は省略する。なお、符号
4はワイヤ先端を表わし、符号P1 ,P2 は各々溶接開
始点と溶接終了点を表わしている。
【0020】ROM12には、CPU11がロボット本
体1、溶接ワイヤ供給機5、溶接源部6及びロボット制
御装置10自身の制御を行なう為の各種のプログラムが
格納される。RAM13はデ−タの一時記憶や演算の為
に利用されるメモリである。不揮発性メモリ14には、
各種パラメータ設定値や溶接ロボットシステムの動作プ
ログラムが入力/格納される。
【0021】ここでは、動作プログラムとして、図4に
示したものが作成され、不揮発性メモリ14に位置デー
タと共に格納済みであるものとする。図3中に示した
「イチ[1]」〜「イチ[4]」は、この動作プログラ
ムにおける教示位置[1]〜[4]に対応している。従
って、次に説明するトライ動作を別にすれば、ロボット
の移動経路は、イチ[1]→イチ[2]→イチ[3]→
イチ[4]となる。
【0022】更に、溶接トーチ2の先端(溶接ワイヤ3
の先端4)を原点(ツール先端点:TCP)とするツー
ル座標系が、図示された座標軸の向きを以て設定されて
いるものとする。ツール座標系のZ軸は、溶接トーチ2
の先端から基部に向かう方向に一致し、X軸の方向は、
溶接開始点P1 から溶接終了点P2 に向かう向きと18
0度異なっている。Y軸方向は、図上で垂直に手前側を
向いている。
【0023】本実施例における以上の事項は、従来の溶
接ロボットシステムの構成、機能あるいは座標系設定条
件等について基本的に変わるところはない。しかしなが
ら、本実施例では、本願発明の特徴を反映して次の準備
が更になされている。
【0024】(1)図5に示したようなリトライ条件設
定画面を教示操作盤16に付設されたLCD15の画面
上に表示させ、画面入力されたリトライ条件を不揮発性
メモリ14に記憶させる為のプログラム及び関連設定値
がROM12あるいは不揮発性メモリ14に格納されて
いること。
【0025】(2)設定されたリトライ条件に従って、
リトライ動作を実行させる為のプログラム(図7〜図1
0にフローチャートを記載)が、不揮発性メモリ14に
関連設定値と共に格納されていること。なお、この関連
設定値には、図7〜図10に記したフローチャートにお
ける諸フラグ値(初期値)が含まれる。
【0026】以上の前提の下で、アーク未発生時にはリ
トライ動作を行なう溶接作業の実行手順と処理内容につ
いて、以下順を追って説明する。
【0027】先ず、教示操作盤16を操作し、図5に示
したリトライ条件設定画面を教示操作盤16に付設され
たLCD15の画面上に表示させる。ここでは、リトラ
イ動作時におけるロボットの往復運動として図6に示し
たものを実行させる条件設定を、図5に示した画面で実
行する。
【0028】図6に示したように、ロボットのリトライ
動作の開始点Q0 は、図4に示した動作プログラム中で
イチ[2]で教示した点とする。イチ[2]は、ワーク
W上の溶接開始点P1 の直上近傍位置として教示されて
いる点である。リトライ動作開始後、リトライ動作継続
中のロボット移動経路は次のように定める。
【0029】リトライ動作開始点Q0 から先ず、溶接開
始点P1 に接近(場合によっては一致)した近接点Q-
へ向い(接近移動)、近接点Q- でUターンしてリトラ
イ動作開始点Q0 を通り遠隔点Q+ まで移動する(離隔
移動)。遠隔点Q+ から、リトライ動作開始点Q0 を通
過し、再度近接点Q- へ向う。以下、近接点Q- でUタ
ーンして同様の移動を最大で3回繰り返す。
【0030】即ち、リトライ動作中にアークが発生せ
ず、リトライ動作が最後まで継続された場合のロボット
移動経路は、(Q0 →Q- →Q+ )→(Q+ →Q- →Q
+ )→(Q+ →Q- →Q+ )となる。なお、ここでは、
()内の行程を1ストロークとして数えるものとする。
また、Q0 Q- =Q0 Q+ の長さをストローク長と呼ぶ
こととし、数値としては2mmを設定することとする。
更に、往復運動についてのロボット移動速度(指令値)
を60mm/secに設定することとする。
【0031】図5には、以上のリトライ条件を設定する
画面入力内容が表示された状態が描かれている。図5に
示した画面において、1行目の「ストロークチョウ(m
m)」は、ロボットのリトライ動作におけるリトライ動
作開始点からの移動範囲をmm単位で表わしており、上
記設定を希望するリトライ条件に合わせて、2mmが画
面入力される。
【0032】同様に、2行目の「リトライ回数」は、ロ
ボットのリトライ動作における往復運動の制限回数を表
わしており、3回が設定される。更に、3行目の「リト
ライソクド(mm/sec)」は、ロボットのリトライ
動作における往復運動の速度指令値を表わしており、6
0mm/secが設定される。
【0033】図5に示した画面で設定されたリトライ条
件の下で、図4に示した動作プログラムの再生運転を行
なった場合の動作の概要を列記すれば次のようになる。
【0034】1.ロボットは、イチ[1]からイチ
[2]へ、各軸移動の運動形式で移動する。
【0035】2.ロボットがイチ[2](=Q0 )へ到
達後、ロボット制御装置10はアーク発生指令を溶接電
源部20に出力し、溶接電源部20からアーク検出信号
が送られて来るのを待つ態勢に入る。
【0036】3.指定された待ち時間内にアーク検出信
号がロボット制御装置10に送られて来なかった場合に
は、リトライ動作を開始する。但し、指定された待ち時
間内にアーク検出信号がロボット制御装置10に送られ
て来た場合には、通常通りロボットをイチ[3]へ移動
させながら、P1 〜P2 の溶接を実行し、更にイチ
[4]へロボットを退避させて1作業サイクルを終了す
る。
【0037】4.リトライ動作開始後は、ツール先端点
(TCP)が、上述したリトライ動作時の経路Q0 →Q
- →Q+ →Q- →Q+ ・・・を辿るようロボット移動を
継続させる。この動作は、上記設定されたリトライ回数
(ここでは3回)が消化されるまで続行される。但し、
リトライ動作実行中にアーク検出信号がロボット制御装
置10に送られて来た場合には、直ちにリトライ動作は
中止され、イチ[3]へ向かう移動を開始する。イチ
[3]へ移動する過程で、P1 〜P2 の溶接が実行され
る。更にイチ[4]へロボットを退避させて1作業サイ
クルを終了する。
【0038】5.上記設定されたリトライ回数(ここで
は3回)が消化されるまでアーク検出信号がロボット制
御装置10に送られて来なかった場合には、溶接開始を
断念して適宜アラーム信号を生成し、オペレータにLC
D15の画面、アラームブザー(図3中図示省略)等で
報知する。
【0039】以上1.〜5.の態様でシステムを動作さ
せる為の処理内容の概要を図7〜図10のフローチャー
トに示した。図7は、メインループ、図8はアーク命令
ループ、図9はリトライ実行ループ、そして図10はリ
トライ動作中のアーク検出入力信号確認ループの各処理
の概要を各々表わしている。
【0040】先ず、行完了フラグF1の初期値F1=1
の状態でメインループの処理(図7)を開始させ、ステ
ップM1で行完了フラグF1=1を確認する。そして、
行完了フラグF1を0に反転した上で(ステップM
2)、動作プログラム(図4参照)を1行読み込む(ス
テップM3)。読み込まれた行の命令文のカテゴリをス
テップM4〜ステップM6で判別する。
【0041】第1行は、イチ[1]への移動命令である
から、ステップM4からステップM7へ進み、ロボット
をイチ[1]へ移動させる。移動が完了したら、行完了
フラグF1を0から1に反転させた上で(ステップM
9)、ステップM1へ戻る。そして、再びステップM
1、ステップM2を経てステップM3へ進み、動作プロ
グラムの次の1行(第2行)を読み込む。第2行は、イ
チ[2]への移動命令であるから、ステップM4からス
テップM7へ進み、ロボットをイチ[2](図6ではQ
0 )へ移動させる。以下、前回同様にステップM9、ス
テップM1、ステップM2を経て、ステップM3へ進
み、動作プログラムの次の1行(第3行)を読み込む。
【0042】今度は、アーク命令が読み込まれているの
で、ステップM5からステップM8へ進み、図8に記さ
れたアーク命令ループの処理(※A)を実行する。アー
ク命令ループの処理では、先ず、アーク命令完了フラグ
F2をF2=0に初期設定する(ステップA1)。そし
て、アーク命令がアーク開始命令であるか否かが判断さ
れる(ステップA2)。ここでは、動作プログラムの第
3行のアーク開始命令が読み込まれているので、ステッ
プA2からステップA3、ステップA4へ順次進み、ア
ーク発生信号WDO1をオン状態とすると共に減算タイ
マーに予め定められた適当な待ち時間に相当する正の値
をセットする。
【0043】アーク発生信号WDO1がオン状態にされ
ると、溶接電源部20から溶接トーチ2とワークWの間
にアークを発生させる為の電圧が供給される。ステップ
A4に続くステップA5は、アークの発生を確認するス
テップである。即ち、ステップA5では、アーク検出信
号がロボット制御装置10に出力されるとオン状態とな
るアーク検出入力信号WDI2のオン/オフ状態が確認
される。
【0044】アークが発生するまではアーク検出入力信
号WDI2はオフ状態であるから、ステップA5からス
テップA6へ進む。ステップA6では、ステップA4で
セットされた待ち時間の残余がステップA4でセットし
たタイマーの値で確認される。第1回目のステップA6
では、タイマー値はセットされた値のままであるから、
ステップA6からステップA7へ進む。ステップA7で
タイマー値を1減算したならばステップA5に戻り、ア
ーク検出入力信号WDI2のオン/オフ状態を再度チェ
ックする。
【0045】以下、ステップA5でアーク検出入力信号
WDI2のオン状態が確認されるか、ステップA6でタ
イマーの値が0以下であることが確認されるまで、ステ
ップA5〜ステップA7が短い周期で繰り返される。
【0046】以下、前者の場合(リトライ動作なし)と
後者の場合(リトライ動作実行)に分けて説明を行なう
こととする。 <予定された待ち時間内にアークが発生した場合>この
場合には、その直後のステップA5でイエスの判断がな
され、ステップA9へ進んでアーク命令完了フラグF2
がF2=1に反転される。次いで、ステップA12でF
2=1を確認した上で、メインループのステップM9へ
戻る(ステップA13)。
【0047】メインループのステップM9で行完了フラ
グF1を0から1に反転し、ステップM1へ戻る。そし
て、再びステップM1、ステップM2を経てステップM
3へ進み、動作プログラムの次の1行(第4行)を読み
込む。
【0048】第4行は、イチ[3]への移動命令である
から、ステップM4からステップM7へ進み、ロボット
をイチ[2]からイチ[3](溶接終了点P2 に対応し
た教示点)へ向けて移動させる。この過程で、アークが
発生している溶接トーチ2によって区間P1 〜P2 の間
の溶接が遂行される。
【0049】次いで、ステップM9、ステップM1、ス
テップM2を経て、ステップM3へ再度進み、動作プロ
グラムの次の1行(第5行)を読み込む。
【0050】第5行はアーク命令なので、ステップM5
からステップM8へ進み、図8に記されたアーク命令ル
ープの処理(※A)に再度進む。先ず、アーク命令完了
フラグF2をF2=0に初期設定し(ステップA1)、
アーク命令がアーク開始命令であるか否かが判断される
(ステップA2)。今度は、アーク終了命令が読み込ま
れているので、ステップA2からステップA10、ステ
ップA11へ順次進み、アーク発生信号WDO1をオフ
状態とすると共にアーク命令完了フラグF2をF2=1
に反転させる。
【0051】次いで、ステップA12でアーク命令完了
フラグF2=1を確認した上でメインループのステップ
M9へ戻る。
【0052】メインループのステップM9で行完了フラ
グF1を0から1に反転し、ステップM1へ戻る。そし
て、再びステップM1、ステップM2を経てステップM
3へ進み、動作プログラムの次の1行(第6行)を読み
込む。
【0053】第6行は、イチ[4]への移動命令である
から、ステップM4からステップM7へ進み、ロボット
をイチ[3]からイチ[4]へ向けて移動させる。移動
が完了すると、ステップM9、ステップM1、ステップ
M2を経て、ステップM3へ再度進み、動作プログラム
の最終命令である「オワリ」が読み込まれる。従って、
ステップM4から、ステップM5、ステップM6を経て
処理が終了される。
【0054】このように、予定された待ち時間内にアー
クが発生した場合には、リトライ動作は実行されず、再
生運転によって区間P1 P2 間の溶接作業が通常通りに
遂行される。
【0055】<予定された待ち時間内にアークが発生し
なかった場合>この場合には、ステップA5でアーク検
出入力信号WDI2のオン状態が確認されことなく、ス
テップA6でタイマーの値が0以下であるとの判断がな
され、ステップA6からステップA8へ進み、リトライ
実行ループ(※B)の処理が開始される。この時点にお
けるロボット位置(ツール先端点の位置)は言うまでも
なく、イチ[2](図6中のQ0 )である。
【0056】リトライ実行ループの処理(図9参照)で
は、先ず、リトライ完了フラグF3をF3=0に初期設
定し(ステップB1)、次いで、リトライカウンタ値を
図5のリトライ条件設定画面で指定された回数を表わす
値(ここでは3)にセットする(ステップB2)。
【0057】続くステップB3では、ロボットの往復運
動の行程を表わすインクリメンタル量を図5のリトライ
条件設定画面で指定されたストローク長(ここでは2m
m)を表わす値×(−1)にセットする。そして、ロボ
ットの往復運動の復路行程の完了を表わす復路完了フラ
グF4をF4=0に初期設定する。この状態で、インク
リメンタル量を利用したインクリメンタル動作(ワーク
Wへの近接/離隔運動)が、アーク検出入力信号WDI
2のオン/オフ状態を監視しながら実行される。その為
の処理ループ(※C)の概要は、図10に記されてい
る。
【0058】ステップC1では、インクリメンタル量で
指定されたZ軸方向距離のロボット移動が開始される。
ロボットがリトライ動作開始点Q0 から始動する段階で
は、ステップB3で、−2mmのインクリメンタル量が
セットされているから、ロボットは、位置Q0 から−Z
軸方向に沿って近接点Q- に向かって移動を開始する。
ロボット移動の為の処理(ステップC1)とアーク検出
入力信号の監視の為の処理(ステップC2以下は、短周
期で繰り返される。
【0059】即ち、ステップC1に次いで、ステップC
2が実行され、アーク検出入力信号WDI2のオン/オ
フ状態が確認される。
【0060】以下、設定されたリトライ制限回数(ここ
では3回)以内にアーク開始に成功した場合と、不成功
に終わった場合に分けて説明する。便宜上、後者の場合
から説明する。
【0061】[リトライ制限回数(3回)以内にアーク
開始がなされない場合]このケースでは、ロボットはス
テップC1の繰り返しを通してリトライ動作(ワークW
に対する接近/離間動作)を継続する一方、アーク検出
入力信号WDI2はオフのままである。従って、ステッ
プC2における判断結果は毎回ノーである。ここでは、
リトライ動作開始時のロボットの移動方向は−Z軸方向
であるから、ロボットは近接点Q- を目標点として移動
する。
【0062】ロボットは近接点Q- に到達すると、ステ
ップC3でイエスの判断が初めてなされ、※Bのループ
のステップB6へ戻る(ステップC5)。
【0063】この時、リトライ完了フラグF3はF3=
0、復路完了フラグF4はF4=0のままであるから、
ステップB6からステップB7、ステップB8へ進む。
ステップB8では、インクリメンタル量として設定され
たストローク長の2倍(ここでは、4mm)が設定され
る。更に、復路完了フラグの値を1に反転した上でステ
ップB5に進み、※Cのループへ戻る。
【0064】※Cのループの処理は前回と同様である
が、今度はインクリメンタル量がストローク長の2倍
(4mm)に設定されているので、ロボットの移動方向
は近接点Q- から遠隔点Q+ へ向けて移動する。この過
程でアーク開始が検出されなければ、ステップC1→ス
テップC2→ステップC3→ステップC1・・の処理サ
イクルが繰り返され、ロボットはやがて離隔点Q+ へ到
達する。
【0065】ステップC5へ進んで、※Bのループのス
テップB6へ戻るが、今度は、リトライ完了F3はF3
=0、復路完了フラグF4はF4=1である。従って、
ステップB6にの続くステップB7の判断はイエスとな
り、ステップB10へ進む。ステップB10では、イン
クリメンタル量として設定されたストローク長の2倍を
符号反転したもの(ここでは、−4mm)が設定され
る。更に、リトライカウンタの値を1減算してから(ス
テップB11)、リトライカウンタの値が0以下になっ
ていないか否かチェックする。
【0066】リトライカウンタの初期設定値が3である
から、この時点におけるリトライカウンタ値は2で、ス
テップB12の判断はノーである。そこで、再びステッ
プB4に戻り、復路完了フラグF4をF4をF4=0に
反転した上で、ステップB5へ進み、※Cのループへ戻
る。
【0067】※Cのループの処理は前回あるいは前々回
と同様であるが、今度はインクリメンタル量がストロー
ク長の2倍×−1(−4mm)に設定されているので、
ロボットの移動方向は遠隔点Q+ から近接点Q- へ向け
て移動する。この過程でアーク開始が検出されなけれ
ば、ステップC1→ステップC2→ステップC3→ステ
ップC1・・の処理サイクルが繰り返し、ロボットはや
がて近接点Q- へ到達し、ステップC5へ進んで、※B
のループのステップB6へ再び戻る。
【0068】以下、アーク開始検出検出入力がない限
り、同様に※Cと※Bのループが繰り返される。この過
程でロボットが※BのループのステップB11を1回経
る毎にリトライカウンタ値が1づつ減算されて行く。ロ
ボットがリトライ開始点Q0 から往復運動を開始し、Q
0 →Q- →Q+ →Q- →Q+ →Q- →Q+ の経路を辿っ
た時点で、ステップC3からステップC5に進み、※B
のループへ戻ると、リトライ動作の続行が中止される。
即ち、ステップB6、ステップB7、ステップB10を
経て、ステップB11でリトライカウンタ値が1から0
に更新される。すると、続くステップB12で初めてイ
エスの判断がなされ、ステップB13へ進み、アラーム
信号が生成される。また、溶接電源のオフ、ロボットの
ブレーキ作動等必要な処理を行なった上でシステムの動
作と処理が停止される。
【0069】[リトライ制限回数(3回)以内にアーク
開始がなされた場合]ロボットが、リトライ動作開始
後、且つ制限回数のリトライ動作を消化する前のいずれ
かの時点でアークが発生すると、直ちにアーク検出入力
信号WDI2がオン状態となる。従って、その直後にお
けるステップC2における判断結果はイエスとなる。
【0070】すると、ステップC4の処理が初めて実行
され、リトライ完了フラグF3はF3=1に反転され
る。この状態でステップC5で※Bのループのステップ
B6へ戻ると、ステップB6における判断は当然イエス
となる。そこで、ステップB6からステップB14へ進
み、※AのループのステップA9へ戻る。
【0071】ステップA9では、アーク命令完了フラグ
F2がF2=1に反転される。次いで、ステップA12
でF2=1を確認した上で、メインループのステップM
9へ戻る(ステップA13)。
【0072】メインループのステップM9で行完了フラ
グF1を0から1に反転し、ステップM1へ戻る。そし
て、再びステップM1、ステップM2を経てステップM
3へ進み、動作プログラムの次の1行(第4行)を読み
込む。
【0073】第4行は、イチ[3]への移動命令である
から、ステップM4からステップM7へ進み、ロボット
をアークが発生した位置からイチ[3]に向けて移動さ
せる処理が開始される。但し、アークの検出遅れ、CP
U処理周期等の要因で若干のタイムラグがあるので、一
般には、アーク発生後も僅かではあるがロボットはリト
ライ動作を続行する可能性がある。
【0074】以下の動作は、先に説明した「<予定され
た待ち時間内にアークが発生した場合>」の場合とほぼ
同様である。即ち、ロボットがアーク発生点からイチ
[3]へ向かって移動する過程で、アークが発生してい
る溶接トーチ2によって区間P1 〜P2 の間の溶接が遂
行される。
【0075】次いで、ステップM9(行完了フラグF1
をF1=1に反転)、ステップM1(F1値のチェッ
ク)、ステップM2(F1=0に反転)を経て、ステッ
プM3へ再度進み、動作プログラムの次の1行(第5
行)を読み込む。
【0076】第5行はアーク命令なので、ステップM5
からステップM8へ進み、アーク命令ループの処理(※
A)に再度進む。アーク命令完了フラグF2をF2=0
に初期設定し(ステップA1)、アーク命令がアーク開
始命令であるか否かが判断される(ステップA2)。今
度は、アーク終了命令が読み込まれているので、ステッ
プA2からステップA10、ステップA11へ順次進
み、アーク発生信号WDO1をオフ状態とすると共にア
ーク命令完了フラグF2をF2=1に反転させる。
【0077】次いで、ステップA12でアーク命令完了
フラグF2=1を確認した上でメインループのステップ
M9へ戻る。
【0078】メインループのステップM9で行完了フラ
グF1を0から1に反転し、ステップM1へ戻る。そし
て、再びステップM1、ステップM2を経てステップM
3へ進み、動作プログラムの次の1行(第6行)を読み
込む。
【0079】第6行は、イチ[4]への移動命令である
から、ステップM4からステップM7へ進み、ロボット
をイチ[3]からイチ[4]へ向けて移動させる。移動
が完了すると、ステップM9、ステップM1、ステップ
M2を経て、ステップM3へ再度進み、動作プログラム
の最終命令である「オワリ」が読み込まれる。従って、
ステップM4から、ステップM5、ステップM6を経て
処理が終了される。
【0080】このように、リトライ動作中にアークが発
生した場合にも、予定された待ち時間内にアークが発生
した場合と同様に、再生運転によって区間P1 P2 間の
溶接作業が遂行される。
【0081】なお、上記実施例における変形として、リ
トライ中止時後の移動経路として、アーク検出信号を受
けた位置からイチ[3]へ移動する経路に直接入らず
に、一旦、イチ[2]あるいは他の適当な位置へロボッ
トを戻してからイチ[3]へ向かわせる経路を採用する
ことも考えられる。また、リトライ動作時の往復経路に
は種々のバイエーションが可能である。例えば、リトラ
イ動作開始位置Q0 を遠隔点として、近接点Q- との間
の往復運動を設定する方式としても良い。この場合の経
路は、Q0 →Q- →Q0 →Q- →・・・となる。
【0082】
【発明の効果】本願発明によれば、溶接ワイヤ供給機の
ような外部機器の動作によってリトライ動作を達成する
のではなく、ロボット自身によってリトライ動作が実行
されるので、リトライ動作が正確且つ確実に行なわれ、
その結果、アーク発生効率が向上する。また、リトライ
動作の条件がロボット自身の運動内容を指定する形で行
なわれるので、リトライ動作の内容を状況に応じて柔軟
且つ正確に設定することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のリトライ動作の1つの例について説明す
る図である。
【図2】従来のリトライ動作の他の1つの例について説
明する図である。
【図3】本願発明を実施する際に利用される溶接ロボッ
トシステム全体の構成を要部ブロック図で例示し、更
に、本実施例におけるロボットの教示経路を溶接トーチ
周辺部とともに記したものである。
【図4】本実施例において作成されるプログラムの内容
を記した図である。
【図5】本実施例におけるリトライ条件設定画面を表わ
した図である。
【図6】本実施例におけるリトライ動作時のロボットの
運動内容にたういて説明する為の図である。
【図7】本実施例におけるメインループの処理の概要を
表わしたフローチャートである。
【図8】本実施例におけるアーク命令ループ(※A)の
処理の概要を表わしたフローチャートである。
【図9】本実施例におけるリトライ実行ループ(※B)
の処理の概要を表わしたフローチャートである。
【図10】本実施例におけるリトライ動作中のアーク検
出入力信号確認ループ(※C)の処理の概要を表わした
フローチャートである。
【符号の説明】
1 ロボットアーム先端部 2 溶接トーチ 3 溶接ワイヤ 4 溶接ワイヤ先端(ツール先端点) 5 溶接ワイヤ供給機 10 ロボット制御装置 11 CPU 12 メモリ(ROM) 13 メモリ(RAM) 14 不揮発性メモリ 15 液晶ディスプレイ(LCD) 16 教示操作盤 17 ロボット軸制御器 18 サーボ回路 19 汎用インターフェイス BL バス P1 溶接開始点 P2 溶接終了点 Q0 リトライ動作開始点 Q- 近接点 Q+ 離隔点 RB ロボット W ワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーク溶接ロボットに支持された溶接ト
    ーチにアーク未発生現象が生じた際のリトライ動作に関
    する条件を設定する段階と、 前記ロボットを制御する溶接トーチに溶接用の電力を供
    給する手段にアーク発生指令を与える段階と、 該アーク発生指令が与えられた後にアーク発生を継続的
    に検出する段階と、 前記アーク発生の検出状況に基づいてアーク未発生現象
    の発生を判定する段階と、 アーク未発生現象の発生が判定された場合に前記設定さ
    れた条件に従ってリトライ動作を開始させる段階とを含
    み、 前記リトライ動作には、ロボットに溶接対象物に対する
    接近運動と離間運動を交番的に行なわせるロボット動作
    が含まれていることを特徴とするアーク溶接ロボットに
    おけるアーク未発生時の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記リトライ動作に関する条件には、前
    記リトライ動作時のロボットの接近運動と離間運動に関
    する移動距離、移動速度、及び運動制限回数を指定する
    内容が含まれていることを特徴とする請求項1に記載さ
    れたアーク溶接ロボットにおけるアーク未発生時の制御
    方法。
  3. 【請求項3】 前記リトライ動作に関する条件には、前
    記リトライ動作時のロボットの接近運動と離間運動に関
    する移動距離、移動速度、及び運動制限回数を指定する
    内容が含まれており、前記制限回数消化までアーク発生
    が検出されなかった場合には、アラーム信号が生成され
    ることを特徴とする請求項1に記載されたアーク溶接ロ
    ボットにおけるアーク未発生時の制御方法。
JP6251550A 1994-09-21 1994-09-21 アーク溶接ロボットにおけるアーク未発生時の制御方法 Pending JPH0890234A (ja)

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