JPH0889835A - 流動性処理物質の有機成分を連続的に分解する方法および装置 - Google Patents

流動性処理物質の有機成分を連続的に分解する方法および装置

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JPH0889835A
JPH0889835A JP7231507A JP23150795A JPH0889835A JP H0889835 A JPH0889835 A JP H0889835A JP 7231507 A JP7231507 A JP 7231507A JP 23150795 A JP23150795 A JP 23150795A JP H0889835 A JPH0889835 A JP H0889835A
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outlet
stirring
grinding
central axis
chamber
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JP7231507A
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Norbert Stehr
シュテーア ノルベルト
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EE V V FUERUMEEGENSUFUERUBUARUTSUNGUSU GmbH
EVV VERMOEGENSVERWALTUNGS GmbH
Original Assignee
EE V V FUERUMEEGENSUFUERUBUARUTSUNGUSU GmbH
EVV VERMOEGENSVERWALTUNGS GmbH
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F11/00Treatment of sludge; Devices therefor

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  • Organic Chemistry (AREA)
  • Treatment Of Sludge (AREA)
  • Crushing And Grinding (AREA)
  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
  • Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理物質の有機成分の連続的な分解を非常に
簡単に可能にする。 【解決手段】 流動性でかつ不溶性の無機粒子を含む処
理物質の有機成分、特に汚泥を連続的に分解するため
に、処理物質は粉砕室16内で中心軸線17回りに回転
させられる。この場合、不溶性の無機粒子は粉砕室16
内で濃縮される。特別な粉砕補助体は設けられていな
い。粉砕補助体通過阻止装置も不要である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流動性でかつ不溶
性の無機粒子を含む処理物質の有機成分、特に汚泥を連
続的に分解(砕解)するための方法およびこの方法を実
施するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許第3919176
号明細書により、浄化汚泥や農業廃棄物や魚の廃棄物か
ら出る汚泥のような有機汚泥を嫌気性分解することが知
られてる。この嫌気性分解を改善するため、あるいは一
部可能にするために、汚泥の細胞壁を機械的に破壊する
ことにより、汚泥の有機成分が機械的に分解される。そ
のために、ロールミル、振動するボールミル、遠心式ボ
ールミル、中型の攪拌ミルおよびコロイドミルで湿式粉
砕処理を行うことが提案される。この場合具体的には、
円筒状容器に組み込まれた回転する円板を高回転数で駆
動する装置が使用される。この円板の高速回転により、
ケーシング内に含まれる小さなボール、すなわち粉砕補
助体は強く攪拌される。この小さなボールは処理物質に
剪断力を加え、処理物質を粉砕する。可溶性の汚泥に
は、0.05〜1mmの直径の粉砕補助体が使用される。こ
の大きさの粉砕補助体を使用する場合には、回転円板の
回転速度は1000〜3000回転/分であり、周速は
10〜30m/秒である。普通の汚泥を処理する場合に
は、処理時間は5〜60分である。
【0003】このような流動性処理物質、特に汚泥は、
粘性が非常に低いので、攪拌ミル内での粉砕補助体摩耗
がきわめて大きい。更に、このような処理物質は往々に
して比較的に大きな異物粒子を含んでいる。この異物粒
子は分離装置を詰まらせ、連続運転時に、処理された物
質からの粉砕補助体の分離に非常に悪影響を与える。従
って、連続運転時には処理された物質からの粉砕補助体
の分離がきわめて困難である。
【0004】ドイツ連邦共和国特許出願公開第4030
668号明細書により、生物学的に形成された汚泥を砕
解によって破砕することが知られている。この場合、汚
泥の有機成分を形成する微生物の細胞壁が破壊される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の根底をなす課
題は、処理物質の有機成分の連続的な分解をきわめて簡
単に可能にする、冒頭に述べた種類の方法と装置を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この課題は、冒頭に述べ
た種類の方法においては、処理物質を処理室内で中心軸
線回りに回転させ、不溶性の無機粒子を処理室内で濃縮
することによって解決される。更に、冒頭に述べた種類
の装置においては、粉砕補助体を含まない粉砕室を取り
囲む粉砕容器と、粉砕容器の中心軸線と同心的にこの粉
砕容器内に回転可能に設けられた攪拌装置と、撹拌装置
に取付けられた撹拌器具と、攪拌装置に連結された駆動
モータと、粉砕室に開口する少なくとも一つの処理物質
用の流入管と、中心軸線の範囲に設けられ、粉砕補助体
通過阻止装置を備えていない少なくとも一つの処理済み
処理物質用の出口(出口管、出口開口、出口短管)とを
備えていることによって解決される。
【0007】本発明の要部は、分解すべき有機成分より
も大きな比重を有する、処理物質内に含まれる不溶性無
機粒子が、処理室内でそれに遠心作用を加えることによ
って濃縮され、そこで粉砕補助体として使用されること
にある。すなわち、粉砕補助体は使用されない。更に、
粉砕補助体通過阻止装置も不要である。なぜなら、粉砕
補助体として機能する不溶性無機成分が処理物質の成分
であるからである。処理室は好ましくは、攪拌ミルのよ
うに構成された装置の粉砕室である。遠心分離機等は適
当に適合させた後で使用可能である。
【0008】多数の実施形が従属請求項から明らかであ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の他の特徴、詳細および効
果は、図に基づく、五つの実施の形態の次の説明から明
らかになる。
【0010】図1〜3に示した実施の形態は基本的には
いわゆる攪拌ミルである。この攪拌ミルは通常のごと
く、床2に支持された台1を備えている。台1の前側3
には、支持アーム4が取付けられている。
【0011】台内には場合によっては回転数を調節可能
である駆動モータ5が収納されている。この駆動モータ
はVベルトプーリ6を備えている。このVベルトプーリ
からVベルト7と他のVベルトプーリ8を介して、駆動
軸9を回転駆動可能である。駆動軸9は複数の軸受10
によって台1に回転可能に軸受されている。
【0012】支持アーム4には適当な受け部材11を介
してほぼ円筒状の粉砕容器12が支持されている。この
粉砕容器12は円筒状の壁13を備え、台1寄りの端部
が蓋14によって閉鎖され、反対側の端部が底15によ
って閉鎖されている。この粉砕容器は粉砕室16を形成
している。
【0013】粉砕容器12と駆動軸9の共通の縦中心軸
線17と同心的に、攪拌軸18が粉砕室16内に設けら
れている。この攪拌軸17は蓋14を貫通している。粉
砕室16は蓋14と攪拌軸18の間でシール19によっ
てシールされている。攪拌軸18は片持ち支承されてい
る。すなわち、底15の範囲では支承されていない。攪
拌軸は攪拌室16内にその全長にわたって、攪拌器具2
0を備えている。本実施の形態の場合には、攪拌器具は
攪拌円板である。この攪拌円板21は図1の右側に示す
ように、中心軸線17に対して平行に延びる、籠の形に
配置された攪拌棒22を付加的に備えている。この攪拌
棒によって遠心力が大きくなる。
【0014】蓋14に隣接したところで、流入管23が
粉砕容器12に取付けられている。この流入管を通っ
て、処理すべき物質、通常は汚泥が供給される。攪拌容
器12の壁13の下側には、攪拌容器12の長さの大部
分にわたって受け部材11の間で延びる排出フラップ2
4が取付けられている。
【0015】すべての実施の形態の場合、粉砕容器12
は出口を備えている。この出口はそれぞれの実施の形態
で異なるように形成されている。すべての出口にとっ
て、攪拌ミルの場合一般的であるような粉砕補助体通過
阻止装置が設けられていない点が共通している。このよ
うな粉砕補助体通過阻止装置は、いろいろな実施形のス
クリーンまたは例えばドイツ連邦共和国特許第1482
391号明細書(英国特許第1056257号明細書に
対応する)に記載されているようないわゆる分離隙間式
分離装置である。
【0016】図1に示した実施の形態の場合、底15に
は軸17と同軸に排出管25が設けられている。この排
出管は端側に開口26を備えている。この排出管25は
攪拌軸18の近くまで、すなわち端側の攪拌円板21の
近くまで達している。この端側の攪拌円板21には、例
えば円錐台状の、底15の方へ開放した短い管部分27
が取付けられている。この管部分は底15に対して通路
28を形成している。排出管25と管部分27は中心軸
線17方向において互いにオーバーラップしている。
【0017】図2に示した実施の形態の場合には、攪拌
軸18はその自由端に隣接したところに、しかも最後の
両攪拌円板21の間に、出口29を備えている。この出
口は中空の攪拌軸18内の排出通路30に開口してい
る。排出通路30は粉砕容器12の外にある攪拌軸18
の端部の範囲において、この攪拌軸から外へ開口してい
る。遠心作用を強めるために、開口29の範囲に、前記
の攪拌棒22を設けることができる。
【0018】図3に示した実施の形態の場合には、攪拌
軸18はその自由端の範囲に、しかも互いに隣接する最
後の両攪拌円板21の間に出口31を備えている。この
出口は攪拌軸18の自由端の方へ開放した排出通路32
に開口している。この排出通路は、底15内に設けられ
た排出管33に開口している。この排出管の端側は攪拌
軸18の自由端に対してできるだけ小さな隙間を形成し
ている。
【0019】図4に示した実施の形態は垂直型攪拌ミル
によって形成されている。図1〜3の部品と同じ部品に
は同じ参照番号が用いてあり、構造が異なり機能が同じ
部品には、図1〜3に示した実施の形態の場合と同じ参
照番号に′(ダッシュ)が付けてある。この場合、流入
管23は下側にある底15′の範囲に設けられている。
この底は排出フラップ24′を備えている。出口は蓋1
4′に設けられている。そこでは、攪拌軸18に対して
シールは不要であるし、設けられていない。出口は攪拌
軸18を取り囲む出口短管34によって形成されてい
る。この出口短管と攪拌軸18の間には、環状の出口通
路35が形成されている。この出口通路は蓋14′の上
方にある出口カップ36に開口している。この出口カッ
プから更に排出管37が外へ開口している。
【0020】蓋14′に隣接する攪拌円板21は蓋1
4′に対して、非常に狭い出口隙間38を形成するよう
配置されているので、出口隙間38内で大きな遠心力が
発生する。
【0021】図1〜4に示した実施の形態が攪拌ミルで
あるのに対し、図5に示した実施の形態は、高速回転駆
動可能なミキサのように形成されている。図1〜3の実
施の形態と機能的に同じ部品には同じ参照番号が用いら
れ、そして″(ツーダッシュ)が付けられている。この
場合、新たな説明は不要である。
【0022】攪拌軸18″は一方では、蓋14″の範囲
において軸受10″に支承され、底15″の範囲におい
て軸受10″に支承されている。すなわち、攪拌軸は片
持ち支承されないで、両端で支承されている。一方で蓋
14″を通過する攪拌軸18″の通過部に、他方では底
15″を通過する攪拌軸18″の通過部に、シール1
9″が設けられている。攪拌軸18″は攪拌器具20を
備えている。この攪拌器具は攪拌円板21とすることが
できる。しかし、攪拌器具は図5に示すように、古典的
なシャベル状の混合器具39として形成可能である。
【0023】蓋14″に隣接して流入管23が設けられ
ている。この流入管は粉砕室16″に開口している。底
15″に隣接して、しかも最後の両攪拌円板21の間に
おいて、出口31″が攪拌軸18″に形成されている。
この出口は攪拌ミルに形成された排出通路32″に開口
している。この排出通路は蓋側の軸受10″の前方で開
放している。この場合にも勿論、前記の攪拌棒22を設
けることができる。
【0024】図5に示すように、処理物質は処理プロセ
スに何度も供給される。そのために、貯蔵容器40が設
けられている。この貯蔵容器は供給管41を介して流入
管23に接続されている。この供給管41には、モータ
42によって駆動されるポンプ43が接続配置されてい
る。このポンプによって、処理物質の搬送が行われる。
排出通路32″は更に、戻し管44を介して貯蔵容器4
0に接続されている。
【0025】図6の実施の形態の場合には、粉砕容器1
2″′はその全長にわたって蓋14″′と底15″′の
間に分配配置された複数の流入管23″′を備えてい
る。この流入管には共通の1本の供給管41から処理物
質が供給される。底15″′から出口短管25″′が外
へ開口している。この出口管は縦方向中心軸線17と同
心的に延びている。駆動軸9は鉢状の攪拌装置を備えて
いる。この攪拌装置は駆動軸9に取付けられたロータ円
板45によって形成されている。このロータ円板には、
縦方向中心軸線17に対して同心的に延びる平行な棒4
6が取付けられている。この棒は粉砕容器12″′のほ
ぼ全長にわたって延びている。棒は底15″′に隣接し
たその端部を、補強のために、連結リング47に連結す
ることができる。従って、棒46を備えたロータ円板4
5は一種の籠を形成する。棒46には、攪拌器具20と
しての働きをするシャベルまたはパドル48が取付けら
れている。このシャベルまたはパドルは粉砕容器1
2″′の壁13″′の近くまで延びている。攪拌器具2
0は粉砕室16″′の半径方向外側の範囲内で動く。図
6において、同じ部品には、前記の図で用いた参照番号
と同じ参照番号が用いてある。機能が同じで構造的に少
し異なる部品には、″′(スリーダッシュ)を有する同
じ参照番号が付けてある。
【0026】連続的に作動する装置の前記の実施の形態
は一般的に、いろいろな個所で発生する汚泥の細胞を機
械的に分解(砕解)するために、浄化装置として使用さ
れる。前述の説明から判るように、すべての装置は連続
的に作動する。機械的に分解可能な細胞壁を有する有機
成分を含むあらゆる汚泥がこの機械的な処理に適してい
る。汚泥は有機成分のほかに、若干の無機成分を含んで
いる。例えば沈澱によって生じる新しい汚泥の場合ある
いはレーキによって大きな爽雑物を除去した未加工の汚
泥の場合、このような機械的な細胞分解の前に、有機成
分は約60重量パーセントの乾燥分を有し、無機成分は
40重量パーセントの乾燥分を有する。更に、浮遊する
戻し汚泥を機械的に処理することができる。更に、機械
的な細胞分解を行うために、腐敗塔から排出される腐敗
汚泥を装置のいろいろな実施の形態に供給することがで
きる。腐敗容器から排出される腐敗汚泥の場合には、有
機成分は通常は約50重量パーセントの乾燥分を有し、
無機成分は50重量パーセントの乾燥分を有する。この
ような腐敗汚泥は、腐敗容器から取り出すことによって
直ちに循環させられ、装置内で機械的な細胞分解を行
い、そして再び腐敗容器に供給することができる。
【0027】無機成分は細かく分散した砂や多数の不溶
性金属化合物等である。この金属化合物は通常は塩、例
えばカルシウムリン酸塩、カルシウム炭酸塩、鉄リン酸
塩の形をしている。前記の処理物質は流入短管23また
は流入短管23″′から粉砕容器12または12′また
は12″または12″′に供給され、攪拌軸18または
18″と共に高速回転する攪拌器具20によって強く動
かされる。粉砕容器12または12′または12″また
は12″′には処理物質が完全に充填される。まだ処理
されていないこの処理物質は、大きな粒子直径、例えば
100μmよりも大きな粒子直径を有する少量の無機成
分を有する。処理物質内に含まれる大径のこの無機粒子
は、その比重が有機成分よりも大きいので、外側範囲
へ、すなわち粉砕容器12,12′,12″,12″′
の壁13または13″または13″′の方へ加速され
る。無機成分は壁13,13″または13″′の近くに
材料リングを形成する。処理物質が中心軸線17あるい
は軸18または18″の範囲において前記出口25,2
9,31,31″,34,25″′を経て粉砕室16,
16″,16″′から流出するので、この大きな無機粒
子 − および小さな無機粒子も − は、粉砕室1
6,16″,16″′内に留まる。無機粒子は粉砕室1
6,16″,16″′内で濃縮(集積)される。攪拌器
具によって動かされるこの粒子は、粉砕補助体として、
処理物質の有機成分の細胞壁を破壊することにより、処
理物質を分解する。このような大径の無機粒子が処理さ
れた粉砕物質と共に排出される限り、無機粒子が通過阻
止装置を閉塞することはない。なぜなら、このような通
過阻止装置が設けられないからである。これと同じこと
が処理物質内に存在する大径の異物粒子についても言え
る。すべての出口は、大径の無機粒子または大径の異物
粒子よりもはるかに大きな最小幅aを有する。出口の最
小幅aは少なくとも5mm、一般的には少なくとも10
mmである。
【0028】排出フラップ24または24′または2
4″または24″′は、必要時に無機爽雑物を除去する
ために使用することが可能である。粉砕室16,1
6″,16″′内の不溶性の無機粒子の成分は、機械的
な細胞分解をできるだけ強力に行うために、非常に多く
すべきである。このような無機成分が粉砕室内で強く濃
縮(集結)されるようにするために、攪拌器具回転数と
処理物質の処理量を互いに最適に調和させなければなら
ない。そのための指数として、駆動モータ5または5″
の駆動出力または電力消費量が役立つ。制御の基本的な
目的は、駆動出力の最大値を達成することである。これ
は大径の無機粒子の強い濃縮によって達成される。処理
量が増えて駆動出力が減少すると、大径の無機粒子が粉
砕室16,16″から処理された粉砕物質と共に排出さ
れ、粉砕効果が弱まることが推察される。この場合、処
理物質の装入量を減らすかまたは駆動モータ5の回転数
が調節可能であるときには攪拌軸18,18″の回転数
を高めなければならない。
【0029】制御は具体的には、図7に示した方法で行
うことができる。駆動軸9、ひいては攪拌軸18には、
回転数検出ユニット49が連結されている。この回転数
検出ユニットは回転数に対応する信号を調節−および制
御装置50に供給する。更に、駆動モータ5の駆動出力
が出力検出器51によって検出され、調節−および制御
装置50に供給される。更に、ポンプ43には流量検出
装置が付設されている。この流量検出装置は単位時間あ
たりの流量に対応する信号を調節−および制御装置50
に供給する。流量検出装置52は回転数測定器とするこ
とができる。なぜなら、スリップをしないでまたは一定
のスリップで作動するポンプの場合には、回転数が流量
の尺度であるからである。更に、駆動モータ5には回転
数調節装置53が付設されている。この回転数調節装置
は例えば周波数コンバータである。同様に、ポンプ43
の駆動モータ42には回転数調節装置54が付設されて
いる。この回転数調節装置は同様に周波数コンバータと
することができる。駆動軸9の回転数、駆動モータ5の
駆動出力およびポンプ43の流量が、入力55,56,
57として調節−および制御装置50に入力される。更
に、駆動出力の目標値が入力58を介して調節−および
制御装置50に入力される。前記の制御回路に従って、
出力59,60を介して調節−および制御装置50によ
り、駆動モータ5の回転数調節装置53と、ポンプ43
のモータ41の回転数調節装置が制御される。駆動モー
タ5の回転数調節装置が制御されると、攪拌装置の回転
数が変化する。ポンプ43のモータ41の回転数調節装
置が制御されると、ポンプ43の流量が変化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】攪拌ミルのように構成された、汚泥を分解する
装置の第1の実施の形態の概略的な垂直断面図である。
【図2】攪拌ミルのように構成された、汚泥を分解する
装置の第2の実施の形態の概略的な垂直断面図である。
【図3】攪拌ミルのように構成された、汚泥を分解する
装置の第3の実施の形態の概略的な垂直断面図である。
【図4】攪拌ミルのように構成された、汚泥を分解する
装置の第4の実施の形態の概略的な垂直断面図である。
【図5】攪拌ミルのように構成された、汚泥を分解する
装置の第5の実施の形態の概略的な垂直断面図である。
【図6】攪拌ミルのように構成された、汚泥を分解する
装置の第6の実施の形態の概略的な垂直断面図である。
【図7】攪拌ミルのための制御ブロック線図である。
【符号の説明】
5,5″ 駆動モータ 12,12′,12″,12″′ 処理容器(粉砕容
器) 13″′ 壁 14′ 蓋 15,15′ 底 16,16″,16″′ 処理室 17 縦方向中心軸線 18,18″ 攪拌軸 20 攪拌器具 22 攪拌棒 23,23″′ 流入短管 24,24″,24″′ 排出フラップ 25,25″′ 出口管 27 管部分 28 通路 29 出口開口 30,32,32″ 排出通路 31,31″ 出口開口 34 出口短管 35 出口通路 46 棒 48 シャベルまたはパドル 50 調節−および制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 11/00 ZAB A 11/12 CDV Z

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動性でかつ不溶性の無機粒子を含む処
    理物質の有機成分、特に汚泥を連続的に分解するための
    方法において、 処理物質を処理室(16,16″,16″′)内で中心
    軸線(17)回りに回転させ、 不溶性の無機粒子を処理室(16,16″,16″′)
    内で濃縮することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 大きな比重およびまたは大きな直径の無
    機粒子を、小さな直径の粒子よりも過度に濃縮すること
    を特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 処理物質が、中心軸線(17)に関連し
    て、処理室(16,16″)の一端から供給され、他端
    で中心軸線(17)の範囲において処理室(16,1
    6″)から排出されることを特徴とする請求項1または
    2記載の方法。
  4. 【請求項4】 処理物質が、中心軸線(17)方向にお
    いて処理室(16″′)の全長にわたって供給され、処
    理室の一端で中心軸線(17)の範囲において処理室
    (16″′)から排出されることを特徴とする請求項1
    または2記載の方法。
  5. 【請求項5】 大きな比重およびまたは大きな直径の無
    機粒子を処理室(16,16″,16″′)から排出す
    る際に、処理室(16,16″,16″′)への処理物
    質の供給が減らされ、およびまたは、回転数が高められ
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一つに記載の方
    法を実施するための装置において、 粉砕補助体を含まない粉砕室(16,16″,1
    6″′)を取り囲む粉砕容器(12,12′,12″,
    12″′)と、 粉砕容器(12,12′,12″,12″′)の中心軸
    線(17)と同心的にこの粉砕容器内に回転可能に設け
    られた攪拌装置と、 撹拌装置に取付けられた撹拌器具(20)と、 攪拌装置に連結された駆動モータ(5,5″)と、 粉砕室(16,16″,16″′)に開口する少なくと
    も一つの処理物質用の流入管(23,23″′)と、 中心軸線(17)の範囲に設けられ、粉砕補助体通過阻
    止装置を備えていない少なくとも一つの処理済み処理物
    質用の出口(25,25″′,29,31,31″,3
    4)とを備えていることを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 出口が片持ち支承された攪拌軸(18)
    と同心的に設けられかつこの攪拌軸の端面側で開放して
    いる出口管(25)によって形成されていることを特徴
    とする請求項6記載の装置。
  8. 【請求項8】 中心軸線(17)方向において、出口管
    (25)の少なくとも一部が、攪拌軸(18)に連結さ
    れた管部分(27)によって覆われていることを特徴と
    する請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】 管部分(27)と粉砕容器(12)の隣
    接する底(15)の間およびまたは出口管(25)と攪
    拌軸(18)の間に通路(28)が形成されていること
    を特徴とする請求項7または8記載の装置。
  10. 【請求項10】 出口が少なくとも一つの出口開口(2
    9,31,31″)によって形成され、この出口開口が
    攪拌軸(18,18″)に形成され、攪拌軸(18,1
    8″)内にある排出通路(30,32,32″)に開口
    していることを特徴とする請求項6〜9のいずれか一つ
    に記載の装置。
  11. 【請求項11】 出口が攪拌軸(18)を取り囲む環状
    の出口通路(35)によって形成さていることを特徴と
    する請求項6〜10のいずれか一つに記載の装置。
  12. 【請求項12】 出口通路(35)が粉砕容器(1
    2′)の蓋(14′)に形成されかつ攪拌軸(18)の
    ための貫通部を形成する出口短管(34)によって画成
    されていることを特徴とする請求項11記載の装置。
  13. 【請求項13】 出口(25,25″′,29,31,
    31″,34)に隣接して少なくとも1個の攪拌器具
    (20)が設けられていることを特徴とする請求項6〜
    12のいずれか一つに記載の装置。
  14. 【請求項14】 中心軸線(17)方向において少なく
    とも一つの出口開口(29,31,31″)の両側で、
    それぞれ少なくとも一つの攪拌器具(20)が攪拌軸
    (18,18″)に取付けられていることを特徴とする
    請求項10または13記載の装置。
  15. 【請求項15】 攪拌器具(20)が攪拌円板(21)
    によって形成されていることを特徴とする請求項6〜1
    4のいずれか一つに記載の装置。
  16. 【請求項16】 攪拌器具(20)に、中心軸線(1
    7)に対してほぼ平行に籠のように設けられた攪拌棒
    (22)が設けられていることを特徴とする請求項6〜
    15のいずれか一つに記載の装置。
  17. 【請求項17】 粉砕容器(12,12″,12″′)
    がぼ水平に設けられていることを特徴とする請求項6〜
    16のいずれか一つに記載の装置。
  18. 【請求項18】 粉砕容器(12′)がほぼ垂直に設け
    られ、流入管(23)が粉砕容器(12′)の下側範囲
    に開口し、出口(35)が粉砕容器(12′)の上側範
    囲に設けられていることを特徴とする請求項6〜16の
    いずれか一つに記載の装置。
  19. 【請求項19】 粉砕容器(12,12″,12″′)
    の円筒状壁に、排出フラップ(24,24″,2
    4″′)が設けられていることを特徴とする請求項17
    記載の装置。
  20. 【請求項20】 底(15′)に排出フラップ(2
    4′)が設けられていることを特徴とする請求項18記
    載の装置。
  21. 【請求項21】 攪拌装置が中心軸線(17)に対して
    同心的にかつ平行に延びる棒(46)を備えた鉢状の籠
    のように形成され、この棒に、シャベルまたはパドル
    (48)のような攪拌器具(20)が取付けられている
    ことを特徴とする請求項6記載の装置。
  22. 【請求項22】 粉砕容器(12″′)の全長にわたっ
    て粉砕容器の壁(13″′)に分配配置された複数の流
    入管(23″′)が粉砕室(16″′)に開口している
    ことを特徴とする請求項6記載の装置。
  23. 【請求項23】 処理された処理物質のための少なくと
    も一つの出口(25,25″′,29,31,31″,
    34)が少なくとも5mm、特に少なくとも10mmの
    最小幅(a)を有することを特徴とする請求項6記載の
    装置。
  24. 【請求項24】 駆動モータ(5,5″)の駆動出力が
    低下したときに、攪拌装置の回転数を高めるため、およ
    びまたは処理物質の供給を減らすために、調節−および
    制御装置(50)が設けられていることを特徴とする請
    求項6〜23のいずれか一つに記載の装置。
JP7231507A 1994-09-09 1995-09-08 流動性処理物質の有機成分を連続的に分解する方法および装置 Pending JPH0889835A (ja)

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