JPH0888947A - 突極形磁極鉄心 - Google Patents

突極形磁極鉄心

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JPH0888947A
JPH0888947A JP24464494A JP24464494A JPH0888947A JP H0888947 A JPH0888947 A JP H0888947A JP 24464494 A JP24464494 A JP 24464494A JP 24464494 A JP24464494 A JP 24464494A JP H0888947 A JPH0888947 A JP H0888947A
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JP
Japan
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magnetic pole
core
stud
pole core
laminated
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JP24464494A
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English (en)
Inventor
Shoichi Ujima
章一 鵜島
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】積層鉄心の機械加工及び製作工数を要しない、
経済的な突極形磁極鉄心の固定構造を提供する。 【構成】磁極鉄心2を構成する積層鉄心の側面部と、ス
タッド5がネジ結合される底部のネジ孔21の周辺にそ
れぞれ溶接部11と12とを設けて積層鉄心を一体化
し、磁極鉄心2のネジ孔21とネジ結合されているスタ
ッド5の締付け力を保持し、このスタッド5の他方端に
設けられたナット6により磁極鉄心2と回転子ヨーク1
とを締付け固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、大形回転電機の突極
形磁極鉄心に係わり、特に回転子軸に設けられた回転子
ヨークと磁極鉄心とのスタッドによる固定構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4及び図5は従来の突極形磁極鉄心の
断面図を示すもので、図4は突極形磁極鉄心を有する回
転電機の要部縦断面図、図5は図4の磁極鉄心2の V−
V 断面図である。産業用回転電機において、突極形磁極
鉄心を回転子ヨーク等の回転軸へ固定する構造は、磁極
鉄心の底部に設けられた楔状のダブテールによる固定方
式と、スタッドによるネジ結合による固定方式等による
ものがあるが、トルク特性の大きい大形回転電機の中低
速の回転電機等の突極形磁極鉄心の固定にはスタッド方
式が適用されている。図4及び図5に示すように、この
スタッド方式による突極形磁極鉄心からなる回転電機
は、カバー16で被われて固定子枠15に支えられた固
定子コイル14を収納する固定子鉄心13と、回転子軸
10に設けられた回転子ヨーク7にスタッド15により
固定された界磁コイル4を有する磁極鉄心2と、回転子
ヨーク7に結合された機内を空冷するファン17とから
構成されている。
【0003】突極形磁極鉄心は、薄鋼板をレーザ又はプ
レスにて所定の形状に加工したものを複数枚積層してな
る積層鉄心からなる磁極鉄心2と、磁極鉄心2の両端面
に密着配した磁極端板3と、この磁極鉄心2の積層鉄心
中の積層方向と磁極端板3とのそれぞれに設けられた貫
通孔に配された心金7とからなっており、磁極鉄心2は
磁極端板3から加えられた積層方向に所定の面圧を保持
するように心金7と磁極端板3とが溶接接合されてい
る。このようにして得られた突極形磁極鉄心は、磁極鉄
心2の底部から前記心金7までと、回転子ヨーク1とに
それぞれ設けられた貫通孔50にスタッド5の一方端を
挿入し、磁極鉄心2の積層鉄心中の心金7にネジ結合さ
れ、他端をナット6にて締付け回転子ヨーク1に固定さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した突極形磁極鉄
心の回転子ヨーク1への固定は、磁極鉄心2の積層鉄心
中に貫通配置された心金7にスタッド5をネジ結合する
構造を採用しているので、突極形磁極鉄心の回転による
遠心力や電磁力等に対する機械強度には充分耐える構造
となっている。しかしながら、前記したように従来の突
極形磁極鉄心の固定構造は、心金7を貫通配置するため
に積層鉄心及び磁極端板3に貫通孔を設けるため、磁極
鉄心2の積層鉄心の材料及び製作加工費が高くなるとと
もに、その積層作業及び組立て製作作業に時間を要する
という問題があった。
【0005】この発明の目的は、前記の課題を解決した
磁極鉄心の積層鉄心の機械加工及び製作工数を大幅に削
減した、経済的な突極形磁極鉄心の固定構造を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、積層鉄心の側面部と底面部とを溶
接接合して一体とした磁極鉄心と、この磁極鉄心の底面
部に設けられたネジ孔とからなり、このネジ孔にスタッ
ドの一方端がネジ結合され、他方端をナットによりこの
スタッドに貫通し配された回転子ヨークに磁極鉄心を締
付け固定することとする。
【0007】そして、積層鉄心からなる磁極鉄心の側面
部を側板とともに溶接結合するようにするのがよい。
【0008】また、積層鉄心の側面部を溶接接合して一
体とした磁極鉄心の積層鉄心中の積層方向に、スタッド
とネジ結合するネジ座を設け、磁極鉄心の底部に設けら
れたスタッド挿入孔に挿入されたスタッドの一方端がこ
のネジ座にてネジ結合され、他方端をナットによりこの
スタッドに貫通し配された回転子ヨークに磁極鉄心を締
付け固定してなる構成を採用すれば更に好適である。
【0009】
【作用】突極形磁極鉄心と回転子ヨークとのスタッドに
よる締付け固定構造では、磁極鉄心とスタッドとを直接
にネジ結合する構成が最も製作工数及び費用とも少なく
てすむ。しかしながら、この磁極鉄心の積層鉄心にネジ
孔を設け、このネジ孔にスタッドをネジ締付けする構成
では、積層鉄心の鋼板から構成されている積層面間では
面圧を保持することが困難なため、ネジ結合されたスタ
ッド部に充分な締付力を期待できないという問題があ
る。従って、前記したように従来は磁極鉄心の積層鉄心
中に心金を設けて、この心金とスタッドとをネジ結合す
る構造を採用している。
【0010】しかしながら、この発明では、前記の磁極
鉄心とスタッドとを直接にネジ結合する構成として、磁
極鉄心を構成する積層鉄心の両端面から面圧を加えなが
ら側面部と底面部とを溶接接合して一体することによ
り、この積層鉄心の積層面に設けたネジ孔にスタッドを
ネジ締付けしても積層鉄心が充分に面圧を保持させるこ
とができ、磁極鉄心の積層方向へ積層面がずれることに
よるスタッドの締付け力の低下を防ぐことを可能とした
のである。これにより、従来のような積層鉄心を構成す
る薄鋼板に心金が貫通する貫通孔を形成するための機械
加工を必要としないので、材料費及び製作工数を低くで
き経済的な突極形磁極鉄心の固定構造が得られる。
【0011】更に、この発明は、磁極鉄心とスタッドと
を固定する構成として、側面部を溶接接合して一体化
し、前記した従来の積層鉄心を貫通させ配された心金を
設ける構成に代えて、積層鉄心中にスタッドとネジ結合
する部分のみにネジ座を設ける構造を採用した。これに
よっても、ネジ座を収納する積層鉄心部のみ薄鋼板の機
械加工を行えばよいので、積層鉄心の材料費及び製作工
数の削減が可能となる。
【0012】
【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。
図1はこの発明の第1の実施例になる突極形磁極鉄心の
断面図である。なお、図はそれぞれ従来の図4及び図5
に対応するものであり、従来と同じ部分には同一符号を
用いることにより詳細な説明を省略する。図1に示す積
層鉄心からなる磁極鉄心2は、この磁極鉄心2に設けら
れたネジ孔21にスタッド5が直接にネジ結合されてお
り、他端のスタッド5が回転子ヨーク1に設けられた貫
通孔51に挿入され、ナットにより磁極鉄心2と回転子
ヨーク1が締付け固定されている。この磁極鉄心2は、
積層鉄心の両端面に設けた磁極端板3(図4)から面圧
を加えながら、界磁コイル4を巻回し配する積層鉄心の
両側面の部分に鋼板からなる側板8を沿わせてこの側板
8と側面部を積層方向に溶接接合する溶接部11と、底
部のスタッド5が挿入されるネジ孔21部の外側の部分
に積層積層方向に溶接接合する溶接部12とをそれぞれ
設けて積層鉄心を一体化している。
【0013】これにより、積層鉄心の積層面間の面圧を
保持することができるので、積層方向への鋼板の逃げを
防ぐことができ、ネジ孔21を磁極鉄心2の底部に機械
加工にて設けることができる。更にスタッド5のネジ結
合時においても充分にネジ締付けが可能となる。この場
合に、磁極鉄心2の底部の溶接部12は、ネジ孔21の
周辺部の個所にのみ設ける構造でもよい。
【0014】また、この実施例では、磁極鉄心2の側面
部は、鋼板からなる側板8を沿わせて溶接接合して積層
鉄心の積層方向の機械的強度を保つようにしているが、
側板8を用いず溶接し積層鉄心を一体結合することも可
能である。
【0015】図2及び図3はこの発明の第2の実施例の
突極形磁極鉄心の断面図であり、図2は突極形磁極鉄心
の断面図、図3は図2の III−III 断面図である。この
発明は前記第1実施例と異なり、前記第1の実施例にお
ける磁極鉄心2のネジ孔21によりスタッド5の締付け
力を期待するものではなく、従来の積層鉄心中でスタッ
ドをネジ結合する構造を採用したことにある。即ち、図
2及び図3に示すように、スタッド5による回転子ヨー
ク1と磁極鉄心2との固定は、従来のスタッド5とネジ
結合される磁極鉄心2中に貫通して配置された心金7
(図5)に代えて、磁極鉄心2中でスタッド5とネジ結
合される部分のみにネジ座9を設けて、このネジ座9に
ネジ結合されたスタッド5の他端部が磁極鉄心2の挿入
孔52と回転子ヨークに設けられた貫通孔51とに挿入
され、ナット6にて締付けることにより行われる。この
実施例においても、磁極鉄心2を構成する積層鉄心の両
端面の磁極端板3から積層方向に面圧を加えながら、積
層鉄心の両側面の部分と、機械的補強のための鋼板から
なる側板8の両端部とを溶接接合した溶接部11を設
け、積層鉄心を一体化している。
【0016】この実施例は、機種によっては前記した第
1の実施例における構成では、スタッド5のネジ結合時
の締付け力が不足する場合に適用すると有効であリ、従
来のような磁極鉄心2の積層鉄心の積層方向に心金7を
貫通し配置する構成に比して、ネジ座9を保持する部分
のみの積層鉄心を機械加工すればよいので、材料費及び
製作工数が削減される。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、磁
極鉄心を構成する積層鉄心の側面部と底面部とを溶接接
合して一体化することにより、この磁極鉄心の積層鉄心
の積層面にスタッド用のネジ孔を加工して設けることが
でき、またネジ締付け時においてもスタッドに充分な面
圧を保持させることができるので、磁極鉄心にスタッド
を直接にネジ結合させて、回転子ヨークに固定すること
を可能とした。
【0018】また、この発明では、積層鉄心の側面部と
側板とを溶接接合し一体構造とするとともに、磁極鉄心
とスタッドとの結合を磁極鉄心の積層鉄心中に配された
ネジ座とネジ結合するようにした。これにより前記した
磁極鉄心とスタッドとを直接にネジ結合する構成と同様
に、突極形磁極鉄心の回転子ヨークの固定構造の製作工
数と費用を大幅に低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例になる突極形磁極鉄心
の断面図である。
【図2】この発明の第2の実施例の突極形磁極鉄心の断
面図である。
【図3】図2の III−III 断面図である。
【図4】従来の突極形磁極鉄心を有する回転電機の要部
縦断面図である。
【図5】図4の突極形磁極鉄心部の V−V 断面である。
【符号の説明】
1 回転子ヨーク 2 磁極鉄心 21 ネジ孔 3 磁極端板 4 界磁コイル 5 スタッド 51 貫通孔 52 挿入孔 6 ナット 7 心金 8 側板 11 溶接部 12 溶接部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】積層鉄心からなる磁極鉄心をスタッドによ
    り回転子軸に設けられた回転子ヨークに締付け固定して
    なる突極形磁極鉄心において、積層鉄心の側面部と底面
    部とを溶接接合して一体とした磁極鉄心と、この磁極鉄
    心の底面部に設けられたネジ孔とからなり、このネジ孔
    にスタッドの一方端がネジ結合され、他方端に設けられ
    たナットにより、スタッドに貫通し配された回転子ヨー
    クに磁極鉄心を締付け固定してなることを特徴とする突
    極形磁極鉄心。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の突極形磁極鉄心におい
    て、積層鉄心の側面部を側板とともに溶接接合すること
    を特徴とする突極形磁極鉄心。
  3. 【請求項3】積層鉄心からなる磁極鉄心をスタッドによ
    り回転子軸に設けられた回転子ヨークに締付け固定して
    なる突極形磁極鉄心において、積層鉄心の側面部を溶接
    接合して一体とした磁極鉄心の積層方向に、スタッドと
    ネジ結合するネジ座が設けられ、磁極鉄心の底部に設け
    られたスタッド挿入孔に挿入されたスタッドの一方端が
    このネジ座にてネジ結合され、他方端に設けられたナッ
    トにより、スタッドに貫通し配された回転子ヨークに磁
    極鉄心を締付け固定してなることを特徴とする突極形磁
    極鉄心。
JP24464494A 1994-09-13 1994-09-13 突極形磁極鉄心 Pending JPH0888947A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000224790A (ja) * 1999-02-01 2000-08-11 Hitachi Ltd 回転電機及びそれを用いた電動車両
CN102611224A (zh) * 2011-01-20 2012-07-25 株式会社安川电机 旋转电机以及风力发电***

Cited By (3)

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JP2000224790A (ja) * 1999-02-01 2000-08-11 Hitachi Ltd 回転電機及びそれを用いた電動車両
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