JP2598386Y2 - リラクタンスモータの回転子 - Google Patents
リラクタンスモータの回転子Info
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- JP2598386Y2 JP2598386Y2 JP1992067637U JP6763792U JP2598386Y2 JP 2598386 Y2 JP2598386 Y2 JP 2598386Y2 JP 1992067637 U JP1992067637 U JP 1992067637U JP 6763792 U JP6763792 U JP 6763792U JP 2598386 Y2 JP2598386 Y2 JP 2598386Y2
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- JP
- Japan
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- rotor
- reluctance motor
- rotor core
- boss
- reluctance
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
- Synchronous Machinery (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、リラクタンスモータに
関し、とくに、原子力機器、宇宙用機器駆動用アクチュ
エータエータとして使用されるリラクタンス形サーボモ
ータに関する。
関し、とくに、原子力機器、宇宙用機器駆動用アクチュ
エータエータとして使用されるリラクタンス形サーボモ
ータに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、リラクタンスモータの回転子は、
回転軸と平行に珪素鋼板を積層して、積層体をＬ字形に
形成し、複数個の積層体を回転軸の回りに配置して積層
体の端部を隣接する積層体の端部とともに、両方の端部
によって凸極を形成してある。この積層体がモータトル
クによって変形するのを防ぐために、積層体と回転軸と
の間および積層体の凸極をそれぞれ一体に溶接したり、
積層体を非導電性材料で巻付けたり、珪素鋼板を積層す
る時に樹脂などで接着したりするものが開示されている
（例えば、特開平３−１５５３４７号）。
回転軸と平行に珪素鋼板を積層して、積層体をＬ字形に
形成し、複数個の積層体を回転軸の回りに配置して積層
体の端部を隣接する積層体の端部とともに、両方の端部
によって凸極を形成してある。この積層体がモータトル
クによって変形するのを防ぐために、積層体と回転軸と
の間および積層体の凸極をそれぞれ一体に溶接したり、
積層体を非導電性材料で巻付けたり、珪素鋼板を積層す
る時に樹脂などで接着したりするものが開示されている
（例えば、特開平３−１５５３４７号）。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記構成で
は、積層体の溶接部で珪素鋼板の絶縁が溶接熱によって
破壊し、渦電流損が発生するという問題があった。ま
た、非導電性材料によって巻付ける方法や樹脂で珪素鋼
板どうしを接着して積層体を形成する方法では強度が不
足し、製作工程も複雑で工数が多くかかるという問題が
あった。本考案は、渦電流損が発生せず、十分強度を維
持できる製作容易なリラクタンスモータの回転子を提供
することを目的とするものである。
は、積層体の溶接部で珪素鋼板の絶縁が溶接熱によって
破壊し、渦電流損が発生するという問題があった。ま
た、非導電性材料によって巻付ける方法や樹脂で珪素鋼
板どうしを接着して積層体を形成する方法では強度が不
足し、製作工程も複雑で工数が多くかかるという問題が
あった。本考案は、渦電流損が発生せず、十分強度を維
持できる製作容易なリラクタンスモータの回転子を提供
することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本考案は、珪素鋼板をＬ
字状に成形して積層した複数個の積層体を、積層方向が
回転軸に垂直になるように前記回転軸の廻りに配置し、
前記積層体の両端を隣り合わせに接触させて複数個の凸
極を形成した回転子鉄心を有するリラクタンスモータの
回転子において、前記回転子鉄心の両端面を固定すると
ともに前記回転軸に嵌合し固定する嵌合穴を有するボス
部と、前記ボス部から半径方向に伸びる突起部と、前記
各突起部に設けられ、かつ前記各凸極の両側面を挟んで
固定する爪部とを有する非導電性または非磁性材料また
は非磁性材料からなるホルダを備えたものである。ま
た、前記非導電性材料を強化プラスチツクとしてもよい
し、前記非磁性材料をアルミニウムまたはアルミニウム
合金とし、前記突起部の外径を、前記回転子鉄心の凸極
の外径より僅かに短い寸法にしてもよい。
字状に成形して積層した複数個の積層体を、積層方向が
回転軸に垂直になるように前記回転軸の廻りに配置し、
前記積層体の両端を隣り合わせに接触させて複数個の凸
極を形成した回転子鉄心を有するリラクタンスモータの
回転子において、前記回転子鉄心の両端面を固定すると
ともに前記回転軸に嵌合し固定する嵌合穴を有するボス
部と、前記ボス部から半径方向に伸びる突起部と、前記
各突起部に設けられ、かつ前記各凸極の両側面を挟んで
固定する爪部とを有する非導電性または非磁性材料また
は非磁性材料からなるホルダを備えたものである。ま
た、前記非導電性材料を強化プラスチツクとしてもよい
し、前記非磁性材料をアルミニウムまたはアルミニウム
合金とし、前記突起部の外径を、前記回転子鉄心の凸極
の外径より僅かに短い寸法にしてもよい。
【０００５】
【作用】ボス部から放射状に伸びる突起部と、各突起部
に設けられた爪部とを有するホルダを回転子鉄心の両端
面に設け、爪部によって回転子鉄心の各凸極の側面を機
械的に挟んでいるので、回転子鉄心を構成する積層体が
モータトルクによって変形することがなくなると共に、
従来のように、溶接熱によって珪素鋼板が絶縁破壊する
こともない。
に設けられた爪部とを有するホルダを回転子鉄心の両端
面に設け、爪部によって回転子鉄心の各凸極の側面を機
械的に挟んでいるので、回転子鉄心を構成する積層体が
モータトルクによって変形することがなくなると共に、
従来のように、溶接熱によって珪素鋼板が絶縁破壊する
こともない。
【０００６】
【実施例】本考案を図に示す実施例について説明する。
図１は本考案の実施例を示す正面図、図２はその側面図
で、一部を断面で示してある。回転子鉄心１は珪素鋼板
をＬ字状に成形して積層した４個の積層体１１を、積層
方向が回転軸２に垂直になるように回転軸２の廻りに配
置し、積層体１１の両端を隣り合わせに接触させて半径
方向に伸びる４個の凸極１２を形成してある。回転子鉄
心１の両端面側には、図３に示すように、回転軸２に嵌
合する嵌合穴３１を有するボス部３２と、ボス部３２か
ら半径方向に伸びる凸極１２と同じ数の突起部３３と、
各突起部３３に凸極１２の幅と同じ間隔を置いて設けら
れた爪部３４とを備えた、強化プラスチツクなどの非導
電性材料やアルミウムまたはアルミウム合金などの非磁
性材料からなるホルダ３を設けてある。なお、ホルダ３
が金属の非磁性材料である場合は、渦電流損が発生しな
いように、突起部３３の外径を凸極１２の外径より若干
短くしておく。ホルダ３のボス部３２は、嵌合穴３１に
設けたキー溝と回転軸２に設けたキー溝にキー２１を挿
入して回り止めしてある。また、ナット４によって回転
軸２に固定して、ホルダ３を回転子鉄心１に密着させる
と共に、爪部３４によって凸極１２の両側面を挟むこと
により、回転子鉄心１を回転軸２に固定している。な
お、上記は４極の場合の回転子について説明したが、本
考案が極数に関係なく適用できることは明らかである。
図１は本考案の実施例を示す正面図、図２はその側面図
で、一部を断面で示してある。回転子鉄心１は珪素鋼板
をＬ字状に成形して積層した４個の積層体１１を、積層
方向が回転軸２に垂直になるように回転軸２の廻りに配
置し、積層体１１の両端を隣り合わせに接触させて半径
方向に伸びる４個の凸極１２を形成してある。回転子鉄
心１の両端面側には、図３に示すように、回転軸２に嵌
合する嵌合穴３１を有するボス部３２と、ボス部３２か
ら半径方向に伸びる凸極１２と同じ数の突起部３３と、
各突起部３３に凸極１２の幅と同じ間隔を置いて設けら
れた爪部３４とを備えた、強化プラスチツクなどの非導
電性材料やアルミウムまたはアルミウム合金などの非磁
性材料からなるホルダ３を設けてある。なお、ホルダ３
が金属の非磁性材料である場合は、渦電流損が発生しな
いように、突起部３３の外径を凸極１２の外径より若干
短くしておく。ホルダ３のボス部３２は、嵌合穴３１に
設けたキー溝と回転軸２に設けたキー溝にキー２１を挿
入して回り止めしてある。また、ナット４によって回転
軸２に固定して、ホルダ３を回転子鉄心１に密着させる
と共に、爪部３４によって凸極１２の両側面を挟むこと
により、回転子鉄心１を回転軸２に固定している。な
お、上記は４極の場合の回転子について説明したが、本
考案が極数に関係なく適用できることは明らかである。
【０００７】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、回
転子鉄心の凸極を機械的に保持するホルダによって保持
されることにより、回転子鉄心が回転軸に固定されるの
で、溶接熱等による珪素鋼板の絶縁破壊がなくなり、渦
電流損が発生することがなくなる。また、ホルダの構造
が簡単であるので十分強度を維持することができ、品質
の高い製作容易なリラクタンスモータの回転子を提供で
きる効果がある。
転子鉄心の凸極を機械的に保持するホルダによって保持
されることにより、回転子鉄心が回転軸に固定されるの
で、溶接熱等による珪素鋼板の絶縁破壊がなくなり、渦
電流損が発生することがなくなる。また、ホルダの構造
が簡単であるので十分強度を維持することができ、品質
の高い製作容易なリラクタンスモータの回転子を提供で
きる効果がある。
【図１】本考案の実施例を示す正面図である。
【図２】本考案の実施例を示す側面図である。
【図３】本考案の実施例のホルダを示す斜視図である。
１ 回転子鉄心 １１ 積層体 １２ 凸極 ２ 回転軸 ２１ キー ３ ホルダ ３１ 嵌合穴 ３２ ボス部 ３３ 突起部 ３４ 爪部 ４ ナット
Claims (4)
- 【請求項１】 珪素鋼板をＬ字状に成形して積層した複
数個の積層体を、積層方向が回転軸に垂直になるように
前記回転軸の廻りに配置し、前記積層体の両端を隣り合
わせに接触させて複数個の凸極を形成した回転子鉄心を
有するリラクタンスモータの回転子において、前記回転
子鉄心の両端面を固定するとともに前記回転軸に嵌合し
固定する嵌合穴を有するボス部と、前記ボス部から半径
方向に伸びる突起部と、前記各突起部に設けられ、かつ
前記各凸極の両側面を挟んで固定する爪部とを有する非
導電性材料または非磁性材料からなるホルダを備えたこ
とを特徴とするリラクタンスモータの回転子。 - 【請求項２】 前記非導電性材料は強化プラスチツクで
ある請求項１記載のリラクタンスモータの回転子。 - 【請求項３】 前記非磁性材料はアルミニウムまたはア
ルミニウム合金である請求項１記載のリラクタンスモー
タの回転子。 - 【請求項４】 前記突起部の外径は、前記回転子鉄心の
凸極の外径より僅かに短い寸法である請求項３記載のリ
ラクタンスモータの回転子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992067637U JP2598386Y2 (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | リラクタンスモータの回転子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992067637U JP2598386Y2 (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | リラクタンスモータの回転子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0629359U JPH0629359U (ja) | 1994-04-15 |
| JP2598386Y2 true JP2598386Y2 (ja) | 1999-08-09 |
Family
ID=13350715
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992067637U Expired - Fee Related JP2598386Y2 (ja) | 1992-09-01 | 1992-09-01 | リラクタンスモータの回転子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2598386Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11332147A (ja) * | 1998-05-14 | 1999-11-30 | Mitsubishi Electric Corp | 永久磁石式回転機 |
| JP2015076941A (ja) * | 2013-10-08 | 2015-04-20 | 株式会社デンソー | 回転電機のコア |
-
1992
- 1992-09-01 JP JP1992067637U patent/JP2598386Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0629359U (ja) | 1994-04-15 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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