JPH0887196A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH0887196A
JPH0887196A JP25123094A JP25123094A JPH0887196A JP H0887196 A JPH0887196 A JP H0887196A JP 25123094 A JP25123094 A JP 25123094A JP 25123094 A JP25123094 A JP 25123094A JP H0887196 A JPH0887196 A JP H0887196A
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JP
Japan
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pressure roller
fixing device
roller
cleaning
cleaning blade
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JP25123094A
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English (en)
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Ryuichiro Maeyama
龍一郎 前山
Takeshi Menjo
健 校條
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】加圧ローラとクリーニングブレードとの間に介
在する紙粉、オフセットトナー等の異物の摺擦によって
加圧ローラが傷つき、両面画像形成時の加圧ローラ当接
面の画像が乱れることを防止する。 【構成】クリーニングブレードC1において、金属板6
1の先端のゴム状部材62をテフロンテープ63で被覆
する。取付角度θ(=20〜60度)、線圧30〜40
g/cmで、エッジ62aを加圧ローラ10b表面に当接
させる。テフロンテープ63には、紙粉、オフセットト
ナー等の異物が付着しにくいので、付着による摺擦によ
って、加圧ローラ10bが損傷することを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、レーザビーム
プリンタ等の画像形成装置に装着される定着装置に関す
る。
【0002】
【関連技術】レーザビームプリンタ等の画像形成装置に
装着される定着装置は、一般に、ヒータを内装した定着
ローラに加圧ローラを当接させて定着ニップを形成して
いる。さらに、定着ローラには、トナーのオフセット防
止、離型性の向上等を目的として、離型剤を塗布すると
ともに、加圧ローラには、離型材、紙粉、オフセットト
ナーの除去を目的とするクリーニングブレードを当接さ
せている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クリー
ニングブレードの材質や、当接圧の微妙な変化によっ
て、クリーニング性能が大きく変化し、例えば、クリー
ニングブレードのエッジに紙粉、オフセットトナー等の
異物が付着して加圧ローラを傷つけ、両面画像形成時
に、加圧ローラに当接する面の画像を乱したりするとい
う問題がある。
【0004】そこで、本発明は、上述の問題を解決する
ようにした定着装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みてなされたものであって、定着ローラに加圧ローラを
当接させて定着ニップを形成し、前記定着ローラに離型
剤を塗布するとともに、前記加圧ローラにクリーニング
ブレードを当接させた定着装置において、前記クリーニ
ングブレードは、長板状の弾性部材と、該弾性部材の一
方の長辺を長手方向に沿って覆う断面方形のゴム状部材
と、該ゴム状部材のエッジを長手方向全長にわたって被
覆するフッ素樹脂系の被覆材とを有し、該フッ素樹脂系
の被覆材で被覆されたエッジを、前記加圧ローラ表面に
当接させてクリーニングニップを形成することを特徴と
する。
【0006】この場合、前記フッ素樹脂系の被覆材を、
粘着剤を塗布した耐熱性のテープとすることができる。
【0007】また、前記テープが、前記ゴム状部材全体
を被覆するようにするとよい。
【0008】前記テープを前記ゴム状部材の長手方向両
端部から延長させて延長部を設けるとともに、該延長部
を前記粘着剤によって閉鎖するとよい。
【0009】さらに、前記加圧ローラの接線に対する前
記クリーニングブレードの取付角度を20〜60度に設
定するとよい。
【0010】前記加圧ローラの表面に対する前記クリー
ニングブレードの進入量を0.4〜1.7mmに設定す
る、または、前記加圧ローラの表面に対する前記クリー
ニングブレードの線圧を30〜40g/cmに設定するこ
とができる。
【0011】前記クリーニングニップを、前記加圧ロー
ラの上半部に設けるようにしてもよい。
【0012】
【作用】以上構成に基づき、フッ素樹脂系の被覆材で被
覆されたエッジを、加圧ローラ表面に当接させてクリー
ニングニップを形成することにより、クリーニングブレ
ードのエッジに紙粉やオフセットトナー等の異物が付着
するのを防止するとともに、適量の離型剤がクリーニン
グニップを通過するのを許容する。
【0013】
【実施例】以下、図面に沿って、本発明の実施例につい
て説明する。
【0014】図1は、本発明に係る定着装置を装着した
画像形成装置の一例として、デジタル方式の4色フルカ
ラーの画像形成装置の概略構成を示す縦断面図である。
【0015】同図に示す画像形成装置は、下部のデジタ
ルカラー画像プリンタ部(以下単に「プリンタ部」とい
う。)Iと、上部のデジタルカラー画像リーダ部(以下
単に「リーダ部」という。)IIとを備えており、例え
ば、リーダ部IIで読み取った原稿Dの画像に基づき、プ
リンタ部Iによって記録材Pに画像を形成する。
【0016】以下、プリンタ部Iの構成、つづいてリー
ダ部IIの構成を簡単に説明する。
【0017】プリンタ部Iは、矢印R1方向に回転駆動
される像担持体としての感光ドラム1を有する。感光ド
ラム1の周囲には、その回転方向に沿って順に、一次帯
電器(帯電手段)2、露光手段3、現像装置(現像手
段)4、転写装置5、クリーニング器6、前露光ランプ
7等が配置されている。転写装置5の下方、すなわちプ
リンタ部Iの下半部には、記録材Pの給紙搬送部8が配
置され、さらに転写装置5の上部には分離手段9が、ま
た分離手段9の下流側(記録材Pの搬送方向についての
下流側)には定着器10、排紙部11が配置されてい
る。
【0018】感光ドラム1は、アルミニウム製のドラム
状の基体1aと、その表面を覆うOPC(有機光半導
体)の感光体1bとを有し、駆動手段(不図示)によっ
て矢印R1方向に所定のプロセススピード(周速度)で
回転駆動されるように構成されている。なお、感光ドラ
ム1については後に詳述する。
【0019】一次帯電器2は、感光ドラム1に対向する
部分が開口したシールド2aと、シールド2aの内側に
感光ドラム1の母線と平行に配置された放電ワイヤ2b
と、シールド2aの開口部に配置されて帯電電位を規制
するグリッド2cとを有するコロナ帯電器である。一次
帯電器2は、電源(不図示)によって帯電バイアスが印
加され、これにより、感光ドラム1表面を所定の極性、
所定の電位に均一に帯電するようになっている。
【0020】露光手段3は、後述のリーダ部IIからの画
像信号に基づいてレーザ光を発光するレーザ出力部(不
図示)と、レーザ光を反射するポリゴンミラー3aと、
レンズ3bと、ミラー3cとを有する。露光手段3は、
このレーザ光が感光ドラム1表面を照射することによっ
て感光ドラム1を露光し、露光部分の電荷を除去して静
電潜像を形成するように構成されている。本実施例で
は、感光ドラム1表面に形成される静電潜像は、原稿の
画像に基づいて、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラッ
クの4色に色分解され、それぞれの色に対応した静電潜
像が順次形成されるようになっている。
【0021】現像装置4は、感光ドラム1の回転方向
(矢印R1方向)に沿って上流側から順に4個の現像
器、すなわち、それぞれ樹脂を基体としたイエロー、シ
アン、マゼンタ、ブラックの各色のトナー(現像剤)を
収納した現像器4Y、4C、4M、4Bkを備えてい
る。各現像器4Y、4C、4M、4Bkは、それぞれ感
光ドラム1表面に形成された静電潜像にトナーを付着さ
せる現像スリーブ4aを有し、静電潜像の現像に供せら
れる所定の色の現像器が偏心カム4bによって、択一的
に感光ドラム1表面に近接する現像位置に配置されて、
現像スリーブ4aを介して静電潜像にトナーを付着さ
せ、顕像としてのトナー像(可視画像)を形成するよう
に構成されている。なお、現像に供せられる現像器以外
の他の3色の現像器は、現像位置から退避するようにな
っている。
【0022】転写装置5は、表面に記録材Pを担持する
転写ドラム(記録材担持体)5a、感光ドラム1上のト
ナー像を記録材Pに転写する転写帯電器(転写帯電手
段)5b、記録材Pを転写ドラム5aに吸着させるため
の吸着帯電器5cとこれに対向する吸着ローラ5d、内
側帯電器5e、外側帯電器5fを有し、矢印R5方向に
回転駆動されるように軸支された転写ドラム5aの周面
開口域には誘電体からなる記録材担持シート5gが円筒
状に一体的に張設されている。記録材担持シート5g
は、ポリカーボネートフィルム等の誘電体シートを使用
している。転写装置5は、転写ドラム5a表面に記録材
Pを吸着して担持するように構成されている。
【0023】クリーニング器6は、記録材Pに転写され
ずに感光ドラム1表面に残った残留トナーを掻き落とす
クリーニングブレード6a、及び掻き落としたトナーを
回収するクリーニング容器6bを備えている。
【0024】前露光ランプ7は、一次帯電器2の上流側
に隣接して配置され、クリーニング器6によって清掃さ
れた感光ドラム1表面の不要な電荷を除去する。
【0025】給紙搬送部8は、大きさの異なる記録材P
を積載収納する複数の給紙カセット8a、給紙カセット
8a内の記録材Pを給紙する給紙ローラ8b、多数の搬
送ローラ、そしてレジストローラ8c等を有し、所定の
大きさの記録材Pを転写ドラム5aに供給する。
【0026】分離手段9は、トナー像転写後の記録材P
を転写ドラム5aから分離するための分離帯電器9a、
分離爪9b、そして分離押上げころ9c等を有する。
【0027】定着器10は、内側にヒータを有する定着
ローラ10aと、定着ローラ10aの下方に配置され、
記録材Pを定着ローラ10aに押し付ける加圧ローラ1
0bとを有する。
【0028】排紙部11は、定着器10の下流側に配置
された、搬送パス切換えガイド11a、排出ローラ11
b、排紙トレイ11c等を有する。また、搬送パス切換
えガイド11aの下方には、1枚の記録材Pに対してそ
の両面に画像形成を行うための搬送縦パス11d、反転
パス11e、積載部材11f、中間トレイ11g、さら
に搬送ローラ11h、11i、反転ローラ11j等が配
置されている。
【0029】また、感光ドラム1周囲における、一次帯
電器2と現像装置4との間には、感光ドラム表面の帯電
電位を検出する電位センサS1 が、また現像装置4と転
写ドラム5aとの間には、感光ドラム1上のトナー像の
濃度を検知する濃度センサS2 が、それぞれ配置されて
いる。
【0030】つづいて、リーダ部IIについて説明する。
プリンタ部Iの上方に配置されたリーダ部IIは、原稿D
を載置する原稿台ガラス12a、移動しながら原稿Dの
画像面を露光走査する露光ランプ12b、原稿Dからの
反射光をさらに反射させる複数のミラー12c、反射光
を集光するレンズ12d、そしてレンズ12dからの光
に基づいてカラー色分解画像信号を形成するフルカラー
センサ12e等を有する。カラー色分解画像信号は、増
幅回路(不図示)を経て、ビデオ処理ユニット(不図
示)によって処理を施され、上述のプリンタ部Iに送出
されるようになっている。
【0031】次に、上述構成の画像形成装置の動作を、
若干の構成を加えながら簡単に説明する。なお、以下の
説明においては、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラッ
クの順に4色フルカラーの画像を形成するものとする。
【0032】リーダ部IIの原稿台ガラス12aに載置さ
れた原稿Dの画像は、露光ランプ12bによって照射さ
れ、色分解されてまずイエローの画像がフルカラーセン
サ12eによって読み取られ、所定の処理を施され画像
信号としてプリンタ部Iに送られる。
【0033】プリンタ部Iでは、感光ドラム1が矢印R
1方向に回転駆動され、一次帯電器2によって表面が均
一に帯電される。上述のリーダ部IIから送られてきた画
像信号に基づいて、露光手段3のレーザ出力部からレー
ザ光が照射され、ポリゴンミラー3a等を介して帯電済
の感光ドラム1表面を光像Eによって露光する。感光ド
ラム1表面の露光を受けた部分は、電荷が除去され、こ
れによりイエローに対応した静電潜像が形成される。現
像装置4においては、イエローの現像器4Yが所定の現
像位置に配置され、その他の現像器4C、4M、4Bk
は現像位置から退避される。感光ドラム1上の静電潜像
は、現像器4Yによってイエローのトナーが付着され、
顕像化されてトナー像となる。この感光ドラム1上のイ
エローのトナー像は、転写ドラム5aに担持された記録
材Pに転写される。記録材Pは、原稿画像に適した大き
さの記録材Pが所定の給紙カセット8aから給紙ローラ
8b、搬送ローラ、そしてレジストローラ8c等を介し
て所定のタイミングで転写ドラム5aに供給されたもの
である。このようにして供給された記録材Pは、転写ド
ラム5aの表面に巻き付くように吸着されて矢印R5方
向に回転し、転写帯電器5bによって感光ドラム1上の
イエローのトナー像が転写される。
【0034】一方、トナー像転写後の感光ドラム1は、
クリーニング器6によって表面の残留トナーが除去さ
れ、さらに前露光ランプ7によって不要な電荷が除去さ
れ、一次帯電から始まる次の画像形成に供される。
【0035】以上の、リーダ部IIによる原稿画像の読取
りから、転写ドラム5a上の記録材Pに対するトナー像
の転写、さらには 感光ドラム1の清掃、除電に至る各
プロセスが、イエロー以外の他の色、すなわちシアン、
マゼンタ、ブラックについても同様に行われ、転写ドラ
ム5a上の転写材Pには、4色のトナー像が重なるよう
にして転写される。
【0036】4色のトナー像の転写を受けた記録材P
は、分離帯電器9a、分離爪9b等によって転写ドラム
5aから分離され、未定着のトナー像を表面に担持した
状態で定着器10に搬送される。記録材Pは、定着器1
0の転写ローラ10a及び加圧ローラ10bによって加
熱加圧され、表面のトナー像が溶融固着されて定着され
る。定着後の記録材Pは、排出ローラ11bによって排
紙トレイ11c上に排出される。なお、記録材Pの両面
に画像を形成する場合は、定着器10排出後の記録材P
を、すぐに搬送パス切換えガイド11aを駆動し、搬送
縦パス11dを経て、反転パス11eに一旦導いた後、
反転ローラ11jの逆転により、送り込まれた際の後端
を先頭にして、送り込まれた方向と反対向きに退出さ
せ、中間トレイ11gに収納する。その後、再度上述の
画像形成プロセスによってもう一方の面に画像を形成し
た後、排紙トレイ11c上に排出する。
【0037】記録材Pの分離後の転写ドラム5aにおい
ては、記録材担持シート5g上への粉体の飛散付着、記
録材P上のオイルの付着等を防止するために、記録材担
持シート5gを介して相互に対向する、ファーブラシ1
3aとバックアップブラシ13b、及びオイル除去ロー
ラ14aとバックアップブラシ14bによって清掃を行
う。なお、このような清掃は、画像形成前もしくは画像
形成後に行い、またジャム(紙づまり)発生時には随時
行う。
【0038】次に、図2を参照して定着装置10につい
て説明する。
【0039】同図において、トナー像と接触する定着ロ
ーラ10aは、アルミニウム製の芯金31上に1mm厚
のHTV(高温加硫型)シリコンゴム層32、この外側
に特定の付加型シリコンゴム層33を有し、直径60m
mに形成されている。
【0040】一方、加圧ローラ10bは、アルミニウム
製の芯金34上に、1mm厚のHTVと、さらに厚さ1
mmの前述の特定の付加型シリコンゴム層35を設け、
直径60mmに形成されている。
【0041】上述の定着ローラ10aには、発熱手段で
ある搬送ローラヒータ36が芯金31内に配設され、加
圧ローラ10bには、同じくヒータ37が芯金34内に
配設されて記録材Pの両面からの加熱を行っている。加
圧ローラ10bに当接されたサーミスタ38によって加
圧ローラ10bの温度が検知され、この検知温度に基づ
いて制御装置39によりハロゲンヒータ36、37が制
御され、定着ローラ10a、及び加圧ローラ10bの温
度がともに170℃の一定に維持されるように制御され
る。なお、定着ローラ10aと加圧ローラ10bとは、
加圧機構(不図示)によって総圧約80kgで加圧され
ている。
【0042】また、図2において、Oは、離型剤塗布手
段たるオイル塗布装置、Cは、クリーニング装置、C1
は、加圧ローラ10bのオイル、汚れを除去するクリー
ニングブレードである。オイル塗布装置Oは、オイルパ
ン40内のジメチルシリコンオイル41をオイル汲み上
げローラ50、42及びオイル塗布ローラ43を経由さ
せてオイル塗布量調整ブレード44でオイル塗布量を規
制して定着ローラ10aに塗布する。クリーニング装置
Cは、突当ローラ45によって定着ローラ10aに当接
されたウエブ46によって定着ローラ10a表面を清掃
する。
【0043】上述の定着装置10では、記録材Pが未定
着トナー像を表面に担持した記録材Pは、定着ローラ1
0aと加圧ローラ10bとの間の定着ニップに挟持搬送
され、このとき表裏両面から加圧加熱されてトナーの定
着が行われる。この際、定着ローラ10a、加圧ローラ
10bに付着したトナーは、それぞれクリーニング装置
C、クリーニングブレードC1によって除去される。
【0044】次に、図3、図4、図5を参照して、本発
明の特徴であるクリーニングブレードC1について説明
する。なお、図3はクリーニングブレードC1の斜視
図、図4は縦断面図、図5は加圧ローラ10bに当接さ
せた状態をそれぞれ図示する。
【0045】クリーニングブレードC1は、長板状の弾
性部材61と、弾性部材61の一方の長辺を長手方向に
沿って覆う断面方形のゴム状部材62と、ゴム状部材6
2のエッジ62a、62aを長手方向全長にわたって被
覆するフッ素樹脂系の被覆材63とを有し、該フッ素樹
脂系の被覆材63で被覆されたエッジ62aを、加圧ロ
ーラ10b表面に当接させてクリーニングニップNを形
成している。弾性部材61は、金属板によって構成して
いる。またフッ素樹脂系の被覆材63は、本実施例で
は、粘着剤を塗布した耐熱性のテープ、例えばテフロン
テープによって構成している。テフロンテープ63は、
ゴム状部材62全体を被覆している。長手方向について
は、図3に示すように、ゴム状部材62の長手方向両端
部から延長させて延長部63aを設けるとともに、延長
部63aを前記粘着剤によって閉鎖している。さらに幅
方向については、図4に示すように、ゴム状部材62の
基端側を完全に被覆して弾性部材61に貼着している。
このように、テフロンテープ63は、ゴム状部材62を
完全に被覆することで、オイルが侵入するのを防止して
いる。
【0046】さらに、加圧ローラ10bの接線Lに対す
るクリーニングブレードC1の取付角度θは、図5に示
すように、20〜60度に設定し、またクリーニングニ
ップNにおけるクリーニングブレードC1の線圧は、3
0〜40g/cmに設定している。なお、この線圧を、ク
リーニングブレードC1が剛体であると仮定した場合の
進入量に換算すると、0.4〜1.7mmになる。この
値が0.5以下の場合には、オイルによる記録材Pの裏
汚れが発生し、また1.5以上の場合は、腹当りが発生
し、いずれの場合も良好なクリーニング性能が疎外され
る。なお、上述の取付角度θについては、30〜50度
に、また進入量については、0.5〜1.5mmにそれ
ぞれ設定するとさらに好ましい。
【0047】さらに、クリーニングニップNを、加圧ロ
ーラの上半部に設けるようにするときは、クリーニング
ブレードC1の交換、清掃等についてのサービス性が向
上する。
【0048】なお、加圧ローラ10aの回転方向に対す
るクリーニングブレードC1の取付の、順方向、逆方向
については、画像形成装置が単色の場合はいずれでもよ
く、一方、カラーの場合は順方向が好ましい。
【0049】クリーニングブレードC1を上述のように
構成することにより、クリーニングニップNに介在する
紙粉、オフセットトナー等の異物が摺擦することによっ
て発生する加圧ローラ10bの傷を防止することができ
る。
【0050】上述のテフロンテープ63に代えて、例え
ば、ピリイミドからなるテープを使用することもでき
る。すなわちこれらとほぼ同等の性能を発揮することが
できるものであれば、他の任意の材質のものを使用する
ことができる。
【0051】さらに、フッ素樹脂系の被覆材としては、
上述のテープに限らず、塗布によって構成してもよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
クリーニングブレードのエッジをフッ素樹脂系の被覆材
によって被覆することにより、クリーニングニップに介
在する紙粉、オフセットトナー等の異物が摺擦すること
によって発生する加圧ローラの傷を防止することがで
き、例えば両面画像形成時における記録材の、加圧ロー
ラ接触面の画像が傷によって乱されることを有効に防止
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定着装置を装着した4色フルカラ
ーのレーザビームプリンタの構成を示す縦断面図。
【図2】定着装置の構成を示す模式図。
【図3】クリーニングブレードの全体構成斜視図。
【図4】クリーニングブレードの縦断面図。
【図5】加圧ローラに対するクリーニングブレードの当
接状態を示す縦断面図。
【符号の説明】
1 像担持体(感光ドラム) 2 帯電手段(一次帯電器) 3 露光手段 4 現像手段(現像装置) 5 転写装置 5a 記録材担持体(転写ドラム) 5b 転写帯電手段(接触帯電部材、転写帯電
器、帯電ブラシ) 5g 記録材担持シート 8 給紙搬送部 9 分離手段 10 定着装置(定着器) 10a 定着ローラ 10b 加圧ローラ 11 排紙部 61 弾性部材(金属板) 62 ゴム状部材 62a エッジ 63 フッ素樹脂系の被覆材(テフロンテープ) 63a 延長部 C1 クリーニングブレード P 記録材(転写材)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定着ローラに加圧ローラを当接させて定
    着ニップを形成し、前記定着ローラに離型剤を塗布する
    とともに、前記加圧ローラにクリーニングブレードを当
    接させた定着装置において、 前記クリーニングブレードは、長板状の弾性部材と、 該弾性部材の一方の長辺を長手方向に沿って覆う断面方
    形のゴム状部材と、 該ゴム状部材のエッジを長手方向全長にわたって被覆す
    るフッ素樹脂系の被覆材とを有し、 該フッ素樹脂系の被覆材で被覆されたエッジを、前記加
    圧ローラ表面に当接させてクリーニングニップを形成す
    る、 ことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記フッ素樹脂系の被覆材が、粘着剤が
    塗布された耐熱性のテープである、 ことを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 前記テープが、前記ゴム状部材全体を被
    覆する、 ことを特徴とする請求項2記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 前記テープを前記ゴム状部材の長手方向
    両端部から延長させて延長部を設けるとともに、該延長
    部を前記粘着剤によって閉鎖する、 ことを特徴とする請求項3記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 前記加圧ローラの接線に対する前記クリ
    ーニングブレードの取付角度を20〜60度に設定す
    る、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか記
    載の定着装置。
  6. 【請求項6】 前記加圧ローラの表面に対する前記クリ
    ーニングブレードの進入量を0.4〜1.7mmに設定
    する、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか記
    載の定着装置。
  7. 【請求項7】 前記加圧ローラの表面に対する前記クリ
    ーニングブレードの線圧を30〜40g/cmに設定す
    る、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか記
    載の定着装置。
  8. 【請求項8】 前記クリーニングニップを、前記加圧ロ
    ーラの上半部に設ける、 ことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか記
    載の定着装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005062470A (ja) * 2003-08-12 2005-03-10 Ricoh Co Ltd 定着用加圧部材、定着装置、定着方法および画像形成装置
US20140137361A1 (en) * 2011-07-06 2014-05-22 Voith Patent Gmbh Dirt-repellent cleaning scraper

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