JP2001282029A - 定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置 - Google Patents

定着装置及びこの定着装置を備える画像形成装置

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JP2001282029A
JP2001282029A JP2000094632A JP2000094632A JP2001282029A JP 2001282029 A JP2001282029 A JP 2001282029A JP 2000094632 A JP2000094632 A JP 2000094632A JP 2000094632 A JP2000094632 A JP 2000094632A JP 2001282029 A JP2001282029 A JP 2001282029A
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fixing
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cleaning web
cleaning
fixing device
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Naoyuki Yamamoto
直之 山本
Makoto Jinzai
誠 陣在
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常にクリーニングウェブの搬送量を最適化
し、クリーニングウェブのランニングコストを低減する
ことができる定着装置及びこの定着装置を備える画像形
成装置を提供する。 【解決手段】 ウェブ送りソレノイド46は、連続定着
処理の際の定着処理回数に応じて該定着処理回数が多い
ほど所定時間当りのクリーニングウェブ41搬送量が大
きく設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、未定着像を担持す
る記録媒体を上記定着体及び上記加圧体によって挟持搬
送して加熱及び加圧することにより上記未定着像を上記
記録媒体に記録する定着装置及びこの定着装置を備える
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、プリンタ等の、電子写真
方式を用いた画像形成装置に備えられる定着装置にあっ
ては、互いに圧接回転する定着体たる定着ローラ及び加
圧体たる加圧ローラと、該定着ローラを加熱する加熱手
段とを備える定着装置が知られており、実用に供されて
いる。
【0003】記録媒体たる記録材の表面にトナーによっ
て静電的に形成された未定着画像は、定着ローラ及び加
圧ローラに挟持搬送され加熱加圧されることによって上
記記録材に定着される。しかし、定着ローラ表面は未定
着画像と接するために、一連の定着動作中にトナーの一
部が定着ローラ表面に付着する、所謂定着オフセットが
発生する。
【0004】この問題を解決するために、定着ローラ表
面にはクリーニング手段が設けられる場合が多い。一般
的なクリーニング手段として、耐熱繊維を定着ローラに
押し付けるクリーニングパット、耐熱繊維を円筒状の金
属表面に巻き付け定着ローラと回転摺動するクリーニン
グローラ、及びシート状の耐熱繊維を定着ローラに摺擦
させるクリーニングウェブ等が挙げられる。特にクリー
ニングウェブは、クリーニング能力及び寿命においてク
リーニングパットやクリーニングローラに対して有利で
あり、モノクロ高速機やフルカラー機で用いられる。
【0005】ここで、一般的なクリーニングウェブの構
成を図5に示す。
【0006】クリーニングウェブ141は、ウェブ供給
軸142より供給され、ウェブ巻き取り軸143に巻き
取られる。又、クリーニングウェブ141は、ウェブ加
圧ローラ144によって定着ローラ110aに当接、加
圧され、定着ローラ110a表面をクリーニングする。
巻き取り軸143は、DCモータ、ソレノイド等(図示
せず)によって間欠又は連続に100枚定着あたり(所
定時間あたり)数mmの割合でクリーニングウェブを巻
き取る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、クリー
ニングウェブは上記の長所のほかに、構成が大型であ
る、コストが高いという短所をもつ。又、オフセット量
は定着枚数によって一様でなく、定着ローラの温度低下
に起因して初期と最後ではオフセット量が異なることか
ら、従来のウェブ送り制御では、必要以上にクリーニン
グウェブを送る場合があり、結果としてランニングコス
トも高価なものとなってしまう。
【0008】そこで、本発明は、常にクリーニングウェ
ブの搬送量を最適化し、クリーニングウェブのランニン
グコストを低減することができる定着装置及びこの定着
装置を備える画像形成装置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本出願によれば、上記目
的は、互いに圧接回転する定着体及び加圧体と、定着体
を加熱する加熱手段とを備え、未定着像を担持する記録
媒体を上記定着体及び上記加圧体によって挟持搬送して
加熱及び加圧することにより上記未定着像を上記記録媒
体に記録する定着装置であって、定着体に当接若しくは
圧接して配設され該定着体との摺擦により該定着体の表
面をクリーニングするクリーニングウェブと、該クリー
ニングウェブを所定方向に搬送させるウェブ送り手段と
を備える定着装置において、ウェブ送り手段は、連続定
着処理の際の定着処理回数に応じて該定着処理回数が多
いほど所定時間当りのクリーニングウェブ搬送量が大き
く設定されているという第一の発明によって達成され
る。
【0010】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明において、ウェブ送り手段は、ソレノイドであり、
クリーニングウェブ搬送量が該ソレノイドの動作頻度を
変更することによって設定可能であるという第二の発明
によっても達成される。
【0011】更に、本出願によれば、上記目的は、第一
の発明において、ウェブ送り手段は、DCモータであ
り、クリーニングウェブ搬送量が該DCモータの回転速
度を変更することによって設定可能であるという第三の
発明によっても達成される。
【0012】又、本出願によれば、上記目的は、第一の
発明において、ウェブ送り手段は、DCモータであり、
クリーニングウェブ搬送量が該DCモータの回転頻度を
変更することによって設定可能であるという第四の発明
によっても達成される。
【0013】更に、本出願によれば、上記目的は、一連
の画像形成プロセスによって形成された画像を記録する
画像形成装置であって、第一の発明の定着装置を備える
という第五の発明によっても達成される。
【0014】又、本出願によれば、上記目的は、第五の
発明において、ウェブ送り手段は、ソレノイドであり、
クリーニングウェブ搬送量が該ソレノイドの動作頻度を
変更することによって設定可能であるという第六の発明
によっても達成される。
【0015】更に、本出願によれば、上記目的は、第五
の発明において、ウェブ送り手段は、DCモータであ
り、クリーニングウェブ搬送量が該DCモータの回転速
度を変更することによって設定可能であるという第七の
発明によっても達成される。
【0016】又、本出願によれば、上記目的は、第五の
発明において、ウェブ送り手段は、DCモータであり、
クリーニングウェブ搬送量が該DCモータの回転頻度を
変更することによって設定可能であるという第八の発明
によっても達成される。
【0017】即ち、本出願にかかる第一の発明にあって
は、ウェブ送り手段が、連続定着処理の際の定着処理回
数に応じて該定着処理回数が多いほど所定時間当りのク
リーニングウェブ搬送量を大きくする。
【0018】又、本出願にかかる第二の発明にあって
は、ソレノイドが、連続定着処理の際の定着処理回数に
応じて動作頻度を変更することによって該定着処理回数
が多いほど所定時間当りのクリーニングウェブ搬送量を
大きくする。
【0019】更に、本出願にかかる第三の発明にあって
は、DCモータが、連続定着処理の際の定着処理回数に
応じて回転速度を変更することによって該定着処理回数
が多いほど所定時間当りのクリーニングウェブ搬送量を
大きくする。
【0020】又、本出願にかかる第四の発明にあって
は、DCモータが、連続定着処理の際の定着処理回数に
応じて回転頻度を変更することによって該定着処理回数
が多いほど所定時間当りのクリーニングウェブ搬送量を
大きくする。
【0021】更に、本出願にかかる第五の発明にあって
は、ウェブ送り手段が、連続定着処理の際の定着処理回
数に応じて該定着処理回数が多いほど所定時間当りのク
リーニングウェブ搬送量を大きくする。
【0022】又、本出願にかかる第六の発明にあって
は、ソレノイドが、連続定着処理の際の定着処理回数に
応じて動作頻度を変更することによって該定着処理回数
が多いほど所定時間当りのクリーニングウェブ搬送量を
大きくする。
【0023】更に、本出願にかかる第七の発明にあって
は、DCモータが、連続定着処理の際の定着処理回数に
応じて回転速度を変更することによって該定着処理回数
が多いほど所定時間当りのクリーニングウェブ搬送量を
大きくする。
【0024】又、本出願にかかる第八の発明にあって
は、DCモータが、連続定着処理の際の定着処理回数に
応じて回転頻度を変更することによって該定着処理回数
が多いほど所定時間当りのクリーニングウェブ搬送量を
大きくする。
【0025】
【本発明の実施形態】以下、図面に沿って本発明の実施
形態について説明する。
【0026】図1は、本発明による画像形成装置の一例
として、デジタル方式の4色フルカラーの画像形成装置
の概略構成を示す断面図である。
【0027】同図に示す画像形成装置は、下部のデジタ
ルカラー画像プリンタ部(以下単に「プリンタ部」とい
う。)Iと、上部のデジタルカラー画像リーダ部(以下
単に「リーダ部」という。)IIとを備えており、例え
ば、リーダ部IIで読み取った原稿Dの画像に基づき、
プリンタ部Iによって記録媒体たる記録材Pに画像を形
成するようになっている。
【0028】以下、プリンタ部Iの構成、続いてリーダ
部IIの構成を簡単に説明する。
【0029】プリンタ部Iは、矢印R1方向に回転駆動
される像担持体としての感光ドラム1を有する。感光ド
ラム1の周囲には、その回転方向に沿って順に、一次帯
電器(帯電手段)2、露光手段3、現像装置(現像手
段)4、転写装置5、クリーニング器6、前露光ランプ
7等が配置されている。転写装置5の下方、即ちプリン
タ部Iの下半部には、記録材Pの給紙搬送部8が配置さ
れ、更に転写装置5の上部には分離手段9が配置され、
又、分離手段9の下流側(記録材Pの搬送方向について
の下流側)には定着装置たる定着器10、排紙部11が
配置されている。
【0030】感光ドラム1は、アルミニウム製のドラム
上の基体1aと、その裏側を覆うOPC(有機光半導
体)の感光体1bとを有し、駆動手段(図示せず)によ
って矢印R1方向に所定のプロセススピード(周速度)
で回転駆動されるように構成されている。尚、感光ドラ
ム1については後に詳述する。
【0031】一次帯電器2は、感光ドラム1に対向する
部分が開口したシールド2aと、シールド2aの内側に
感光ドラム1の母線と平行に配置された放電ワイヤ2b
と、シールド2aの開口部に配置されて帯電電位を規制
するグリッド2cとを有するコロナ帯電器である。一次
帯電器2は、電源(図示せず)によって帯電バイアスが
印加され、これにより、感光ドラム1表面を所定の極
性、所定の電位に均一に帯電するようになっている。
【0032】露光手段3は、後述のリーダ部IIからの
画像信号に基づいてレーザ光を発光するレーザ出力部
(図示せず)と、レーザ光を反射するポリゴンミラー3
aと、レンズ3bと、ミラー3cとを有する。露光手段
3は、このレーザ光が感光ドラム1表面を照射すること
によって感光ドラム1を露光し、露光部分の電荷を除去
して静電潜像を形成するように構成されている。本実施
形態では、感光ドラム1表面に形成される静電潜像は、
原稿の画像に基づいて、イエロー、シアン、マゼンタ、
ブラックの4色に色分解され、それぞれの色に対応した
静電潜像が順次形成されるようになっている。
【0033】現像装置4は、感光ドラム1の回転方向
(矢印R1の方向)に沿って上流側から順に4個の現像
器、即ち、それぞれ樹脂を基体としたイエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの各色のトナー(現像剤)を収納
した現像器4Y,4C,4M,4Bkを備えている。各
現像器4Y、4C、4M、4Bkは、それぞれ感光ドラ
ム1表面に形成された静電潜像にトナーを付着させる現
像スリーブ4aを有し、静電潜像の現像に供せられる所
定の色の現像器が偏心カム4bによって、択一的に感光
ドラム1表面に近接する現像位置に配置され、現像スリ
ーブ4aを介して静電潜像にトナーを付着させ、顕像と
してのトナー像(可視画像)を形成するように構成され
ている。尚、現像に供せられる現像器以外の他の3色の
現像器は、現像位置から退避するようになっている。
【0034】転写装置5は、表面に記録材Pを担持する
転写ドラム(記録材担持対)5a、感光ドラム1上のト
ナー像を記録材Pに転写する転写帯電器5b、記録材P
を転写ドラム5aに吸着させるための吸着帯電器5cと
これに対向する吸着ローラ5d、内側帯電器5e、外側
帯電器5fを有し、矢印R5方向に回転駆動されるよう
に軸支された転写ドラム5aの周面開口域には誘電対か
らなる記録材担持シート5gが円筒状に一体的に張設さ
れている。記録材担持シート5gは、ポリカーボネート
フィルム等の誘電体シートを使用している。転写装置5
は、転写ドラム5a表面に記録材Pを吸着して担持する
ように構成されている。
【0035】クリーニング器6は、記録材Pに転写され
ずに感光ドラム1表面に残った残留トナーを掻き落とす
クリーニングブレード6a、及び掻き落としたトナーを
回収するクリーニング容器6bを備えている。
【0036】前露光ランプ7は、一次帯電器2の上流側
に隣接して配置され、クリーニング器6によって清掃さ
れた感光ドラム1表面の不要な電荷を除去するようにな
っている。
【0037】給紙搬送部8は、大きさの異なる記録材P
を積載収納する複数の給紙カセット8a、給紙カセット
8a内の記録材Pを給紙する給紙ローラ8b、多数の搬
送ローラ、そしてレジストローラ8c等を有し、所定の
大きさの記録材Pを転写ドラム5aに供給するようにな
っている。
【0038】分離手段9は、トナー像転写後の記録材P
を転写ドラム5aから分離するための分離帯電器9a、
分離爪9b、そして分離押し上げころ9c等を有してい
る。
【0039】定着器10は、内側にヒータを有する定着
体たる定着ローラ10aと、定着ローラ10aの下方に
配置され記録材Pを定着ローラ10aに押しつける加圧
体たる加圧ローラ10bとを有している。
【0040】排紙部11は、定着器10の下流に配置さ
れた、搬送パス切り換えガイド11a、排出ローラ11
b、排紙トレイ11c等を有している。又、搬送パス切
り換えガイド11aの下方には、1枚の記録材Pに対し
てその両面に画像形成を行うための搬送縦パス11d、
反転パス11e、積載部材11f、中間トレイ11g、
更に搬送ローラ11h、11i、反転ローラ11j等が
配置されている。
【0041】又、感光ドラム1周囲における、一次帯電
器2と現像装置4との間には、感光ドラム表面の帯電電
位を検出する電位センサS1が、又現像装置4と転写ド
ラム5aとの間には、感光ドラム1上のトナー像の濃度
を検知する濃度センサS2が、それぞれ配置されてい
る。
【0042】続いて、リーダ部IIについて説明する。
【0043】プリンタ部Iの上方に配置されたリーダ部
IIは、原稿Dを載置する原稿台ガラス12a、移動し
ながら原稿Dの画像面を露光走査する露光ランプ12
b、原稿Dからの反射光を更に反射させる複数のミラー
12c、反射光を集光するレンズ12d、そしてレンズ
12dからの光に基づいてカラー色分解画像信号を形成
するフルカラーセンサ12e等を有している。カラー色
分解画像信号は、増幅回路(図示せず)を経て、ビデオ
処理ユニット(図示せず)によって処理を施され、上述
のプリンタ部Iに送出されるようになっている。
【0044】次に、上述構成の画像形成装置の動作を、
若干の構成を加えながら、簡単に説明する。尚、以下の
説明においては、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラッ
クの順に4色フルカラーの画像を形成するものとする。
【0045】リーダ部IIの原稿台ガラス12aに載置
された原稿Dの画像は、露光ランプ12bによって照射
され、色分解されて先ずイエローの画像がフルカラーセ
ンサ12eによって読み取られ、所定の処理を施されて
画像信号としてプリンタ部Iに送られる。
【0046】プリンタ部Iでは、感光ドラム1が矢印R
1方向に回転駆動され、一次帯電器2によって表面が均
一に帯電される。上述のリーダ部IIから送られてきた
画像信号に基づいて、露光手段3のレーザ出力部からレ
ーザ光が照射され、ポリゴンミラー3a等を介して帯電
済みの感光ドラム1表面を光像Eによって露光する。感
光ドラム1表面の露光を受けた部分は、電荷が除去さ
れ、これによりイエローに対応した静電画像が形成され
る。
【0047】現像装置4においては、イエローの現像器
4Yが所定の現像位置に配置され、その他の現像器4
C,4M,4Bkは現像位置から退避される。感光ドラ
ム1上の静電潜像は、現像器4Yによってイエローのト
ナーが付着され、顕像化されてトナー像となる。
【0048】この感光ドラム1上のイエローのトナー像
は、転写ドラム5aに担持された記録材Pに転写され
る。記録材Pは、原稿画像に適した大きさの記録材P所
定の給紙カセット8aから給紙ローラ8b、搬送ロー
ラ、そしてレジストローラ8c等を介して所定のタイミ
ングで転写ドラム5aに供給されたものである。このよ
うにして供給された記録材Pは、転写ドラム5aの表面
に巻つくように吸着されて矢印R5方向に回転し、転写
帯電器5bによって感光ドラム1上のイエロートナー像
が転写されることとなる。
【0049】一方、トナー像転写後の感光ドラム1は、
クリーニング器6によって表面の残留トナーが除去さ
れ、更に前露光ランプ7によって不要な電荷が除去さ
れ、一次帯電器から始まる次の画像形成に供される。
【0050】以上の、リーダ部IIによる原稿画像の読
み取りから、転写ドラム5a上の記録材Pに対するトナ
ー像の転写、更には感光ドラム1の清掃、除電に至る各
プロセスが、イエロー以外の他の色、即ちシアン、マゼ
ンタ、ブラックについても同様に行われ、転写ドラム5
a上の記録材Pには、4色のトナー像が重なるようにし
て転写される。
【0051】4色のトナー像の転写を受けた記録材P
は、分離帯電器9a、分離爪9b等によって転写ドラム
5aから分離され、未定着のトナー像を表面に担持した
状態で定着器10に搬送され、定着ローラ10a及び加
圧ローラ10bによって加熱加圧され、表面のトナー像
が溶融固着されて定着される。
【0052】定着後の記録材Pは、排出ローラ11bに
よって排紙トレイ11c上に排出される。尚、記録材P
の両面に画像を形成する場合は、定着器10は排出後の
記録材Pを、すぐに搬送パス切り換えガイド11aを駆
動し、搬送縦パス11dを経て、反転パス11eに一旦
導いた後、反転ローラ11jの逆転により送り込まれた
際の後端を先頭にして送り込まれた方向と反対向きに退
出され、中間トレイ11gに収納する。その後、再度上
述の画像形成プロセスによってもう一方の面に画像を形
成した後、排紙トレイ11c上に排出する。
【0053】記録材Pの分離後の転写ドラム5aにおい
ては、記録材担持シート5g上への粉体の飛散付着、記
録材P上のオイルの付着等を防止するために、記録材担
持シート5gを介して相互に対向する、ファーブラシ1
3aとバックアップブラシ13b、及びオイル除去ロー
ラ14aとバックアップブラシ14bによって清掃を行
う。尚、このような清掃は、画像形成前、若しくは画像
形成後に行い、又ジャム(紙づまり)発生時には随時行
う。
【0054】次に、図2を参照して定着器10について
説明する。
【0055】同図において、定着ローラ10aは、中空
で肉厚0.7mmの鉄製の芯金31上に1.2mm厚の
シリコーンゴム層32、この外側に50μm厚のPFA
チューブ層33を有し、直径40mmに形成されてい
る。
【0056】一方、加圧ローラ10bは、中実の鉄製の
芯金34上に、5mm厚のシリコーンゴム層35と、更
にその上に50μm厚のPFAチューブ層36を設け、
直径30mmに形成されている。
【0057】上述の定着ローラ10aには、発熱手段で
あるハロゲンヒータ37,38が芯金31内に配設され
る。定着ローラ10aに当接して配設されたサーミスタ
39によって定着ローラ10aの温度が検知され、この
検知温度に基づいて制御装置40によりハロゲンヒータ
37,38が制御され、定着ローラ10aの温度が一定
に維持される。
【0058】尚、定着ローラ10aと加圧ローラ10b
とは、加圧機構(図示せず)によって総圧約30kgで
加圧されている。又、記録材Pの定着時においては、定
着ローラ10aと加圧ローラ10bはプロセススピード
100mm/secで回転している。
【0059】上述の定着器10では、未定着トナー像を
表面に担持した記録材Pが該トナー像の面を定着ローラ
10a側にして定着ローラ10aと加圧ローラ10bと
の間の定着ニップに挟持搬送され、このとき加圧加熱さ
れてトナーの定着が行われることとなる。
【0060】又、クリーニングウェブ41は、ウェブ供
給軸42より供給され、ウェブ巻き取り軸43に巻き取
られる。クリーニングウェブ41は、ウェブ加圧ローラ
44によって定着ローラ10aに当接、加圧され、定着
ローラ10a表面をクリーニングするようになってい
る。
【0061】本実施形態においては、ウェブ巻き取り軸
43はワンウェイクラッチ45を介してウェブ送り手段
たるウェブ送りソレノイド46のON/OFFによって
一方向に回転され、クリーニングウェブ41は巻き取ら
れる。尚、本実施形態においては、ウェブ送りソレノイ
ド46の一回のON動作によって、約0.5mmのクリ
ーニングウェブが巻き取られる。又、ウェブ供給軸42
にはあらかじめ約10mのクリーニングウェブが巻いて
ある。
【0062】次に、図3を用いて本実施形態においての
ウェブ送りシーケンスについて説明する。
【0063】複写機の操作パネル又はプリンタドライバ
からの信号等により、連続定着処理の際の定着回数(以
下、連続定着枚数という)を検知する(S101)。
【0064】連続定着枚数が5枚以下の場合は、定着枚
数10枚ごとにウェブ送りソレノイドを1回ONにする
(S102)。この場合、定着1枚あたりのクリーニン
グウェブ送り量は0.05mmである。
【0065】連続定着枚数が6枚以上の場合は、定着枚
数4枚ごとにウェブ送りソレノイドを1回ONにする
(S103)。この場合、定着1枚あたりのクリーニン
グウェブ送り量は0.125mmである。
【0066】又、クリーニングウェブの送り量を比較例
1として0.05mm、及び比較例2として0.125
mmとした。
【0067】上述の本実施形態及び比較例において、連
続定着枚数をランダムにして耐久評価したところ、比較
例1においてはクリーニングウェブの寿命は200kで
あったが、連続定着枚数が多い(たとえば連続100枚
定着)場合には、クリーニング不良による画像不良が発
生した。比較例2においてはクリーニング不良による画
像不良は発生しなかったが、クリーニングウェブの寿命
は80kであった。
【0068】図4に、本発明の実施形態を用いた場合の
クリーニングウェブ寿命を示す。
【0069】本実施形態において、連続定着枚数が多い
場合においてもクリーニング不良による画像不良は発生
せず、なおかつクリーニングウェブの寿命も良化するこ
とができる。
【0070】尚、本実施構成においては、ウェブソレノ
イドを間欠に動作させたが、ウェブソレノイドの一回の
動作で送られるクリーニングウェブの量を少なくし、ウ
ェブソレノイドを連続的に動かしてもよい。例えば、ウ
ェブソレノイドの一回の動作でクリーニングウェブが
0.05mm送るようにし、1枚の定着動作ごとに1回
ずつウェブソレノイドをONする構成とした場合、フル
カラーで連続定着が6枚以上の場合は1枚の定着動作ご
とに2回ずつウェブソレノイドをONすればよい。
【0071】又、クリーニングウェブを送る構成はソレ
ノイドに限ったことではなく、DCモータ等の回転によ
ってクリーニングウェブを送ってもよい。
【0072】更に、本実施構成においては、クリーニン
グウェブ送り量の変更は1段階のみであるが、1段階に
限ったことではなく、例えば連続定着枚数が20枚以上
でクリーニングウェブの送り量を更に変更する等、複数
の段階で変更しても良い。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように、本出願にかかる第
一の発明によれば、ウェブ送り手段が、連続定着処理の
際の定着処理回数に応じて該定着処理回数が多いほど所
定時間当りのクリーニングウェブ搬送量を大きくするよ
うになっているので、常にクリーニングウェブの搬送量
を最適化し、クリーニングウェブのランニングコストを
低減することができる。
【0074】又、本出願にかかる第二の発明によれば、
ソレノイドが、連続定着処理の際の定着処理回数に応じ
て動作頻度を変更することによって該定着処理回数が多
いほど所定時間当りのクリーニングウェブ搬送量を大き
くするようになっているので、常にクリーニングウェブ
の搬送量を最適化し、クリーニングウェブのランニング
コストを低減することができる。
【0075】更に、本出願にかかる第三の発明によれ
ば、DCモータが、連続定着処理の際の定着処理回数に
応じて回転速度を変更することによって該定着処理回数
が多いほど所定時間当りのクリーニングウェブ搬送量を
大きくするようになっているので、常にクリーニングウ
ェブの搬送量を最適化し、クリーニングウェブのランニ
ングコストを低減することができる。
【0076】又、本出願にかかる第四の発明によれば、
DCモータが、連続定着処理の際の定着処理回数に応じ
て回転頻度を変更することによって該定着処理回数が多
いほど所定時間当りのクリーニングウェブ搬送量を大き
くするようになっているので、常にクリーニングウェブ
の搬送量を最適化し、クリーニングウェブのランニング
コストを低減することができる。
【0077】更に、本出願にかかる第五の発明によれ
ば、ウェブ送り手段が、連続定着処理の際の定着処理回
数に応じて該定着処理回数が多いほど所定時間当りのク
リーニングウェブ搬送量を大きくするようになっている
ので、常にクリーニングウェブの搬送量を最適化し、ク
リーニングウェブのランニングコストを低減することが
できる。
【0078】又、本出願にかかる第六の発明によれば、
ソレノイドが、連続定着処理の際の定着処理回数に応じ
て動作頻度を変更することによって該定着処理回数が多
いほど所定時間当りのクリーニングウェブ搬送量を大き
くするようになっているので、常にクリーニングウェブ
の搬送量を最適化し、クリーニングウェブのランニング
コストを低減することができる。
【0079】更に、本出願にかかる第七の発明によれ
ば、DCモータが、連続定着処理の際の定着処理回数に
応じて回転速度を変更することによって該定着処理回数
が多いほど所定時間当りのクリーニングウェブ搬送量を
大きくするようになっているので、常にクリーニングウ
ェブの搬送量を最適化し、クリーニングウェブのランニ
ングコストを低減することができる。
【0080】又、本出願にかかる第八の発明によれば、
DCモータが、連続定着処理の際の定着処理回数に応じ
て回転頻度を変更することによって該定着処理回数が多
いほど所定時間当りのクリーニングウェブ搬送量を大き
くするようになっているので、常にクリーニングウェブ
の搬送量を最適化し、クリーニングウェブのランニング
コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる画像形成装置の概略
構成を示す模式的断面図である。
【図2】図1の画像形成装置に備えられた定着装置の概
略構成を示す模式的断面図である。
【図3】図2の定着装置に備えられたウェブ送り手段の
動作制御を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態におけるクリーニングウェブ
の寿命を示す図である。
【図5】従来の定着装置におけるクリーニングウェブの
概略構成を示す模式的断面図である。
【符号の説明】
10 定着器(定着装置) 10a 定着ローラ(定着体) 10b 加圧ローラ(加圧体) 37,38 ハロゲンヒータ(加熱手段) 41 クリーニングウェブ 46 ウェブ送りソレノイド(ウェブ送り手段) P 記録材(記録媒)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに圧接回転する定着体及び加圧体
    と、定着体を加熱する加熱手段とを備え、未定着像を担
    持する記録媒体を上記定着体及び上記加圧体によって挟
    持搬送して加熱及び加圧することにより上記未定着像を
    上記記録媒体に記録する定着装置であって、定着体に当
    接若しくは圧接して配設され該定着体との摺擦により該
    定着体の表面をクリーニングするクリーニングウェブ
    と、該クリーニングウェブを所定方向に搬送させるウェ
    ブ送り手段とを備える定着装置において、ウェブ送り手
    段は、連続定着処理の際の定着処理回数に応じて該定着
    処理回数が多いほど所定時間当りのクリーニングウェブ
    搬送量が大きく設定されていることを特徴とする定着装
    置。
  2. 【請求項2】 ウェブ送り手段は、ソレノイドであり、
    クリーニングウェブ搬送量が該ソレノイドの動作頻度を
    変更することによって設定可能であることとする請求項
    1に記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 ウェブ送り手段は、DCモータであり、
    クリーニングウェブ搬送量が該DCモータの回転速度を
    変更することによって設定可能であることとする請求項
    1に記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 ウェブ送り手段は、DCモータであり、
    クリーニングウェブ搬送量が該DCモータの回転頻度を
    変更することによって設定可能であることとする請求項
    1に記載の定着装置。
  5. 【請求項5】 一連の画像形成プロセスによって形成さ
    れた画像を記録する画像形成装置であって、請求項1に
    記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 ウェブ送り手段は、ソレノイドであり、
    クリーニングウェブ搬送量が該ソレノイドの動作頻度を
    変更することによって設定可能であることとする請求項
    5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 ウェブ送り手段は、DCモータであり、
    クリーニングウェブ搬送量が該DCモータの回転速度を
    変更することによって設定可能であることとする請求項
    5に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 ウェブ送り手段は、DCモータであり、
    クリーニングウェブ搬送量が該DCモータの回転頻度を
    変更することによって設定可能であることとする請求項
    5に記載の画像形成装置。
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