JPH0885145A - ダイリップ隙間自動調整装置 - Google Patents

ダイリップ隙間自動調整装置

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JPH0885145A
JPH0885145A JP6222989A JP22298994A JPH0885145A JP H0885145 A JPH0885145 A JP H0885145A JP 6222989 A JP6222989 A JP 6222989A JP 22298994 A JP22298994 A JP 22298994A JP H0885145 A JPH0885145 A JP H0885145A
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lip gap
lip
gap
adjusting
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイ分解組立て時は勿論のこと、運転開始時
のダイのリップ隙間調整を容易、かつ短時間で行えるよ
うにして、運転初期におけるシートのロス発生量を極端
に少なくすることができるダイのリップ隙間自動調整装
置を提供する。 【構成】 溶融樹脂シート又はフィルム14の押出成形
用ダイ2のリップ隙間を、ダイの長手方向に複数設けた
リップ隙間調整手段で押し引き調整するダイのリップ隙
間自動調整装置において、ダイ2のリップ隙間をリップ
の全巾にわたって撮影計測するためのCCDカメラ5
と、同CCDカメラ5によって撮影計測された位置のリ
ップ隙間調整手段210で、前記撮影計測された位置に
リップ隙間を予め設定されたリップ隙間に自動調整する
自動設定制御装置とのそれぞれを備えることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、押出成形機によって溶
融樹脂シート又はフィルムを押出成形する際に用いるダ
イリップ隙間自動調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のダイリップ隙間自動調整装置とし
ては、図4〜図6に示す実開平3−36820号公報に
記載されたものが提案されている。図4において、ダイ
本体101とダイ本体102を組合せることにより、樹
脂流路120が形成され、ダイ本体101の先端部の可
撓リップ101′とダイ本体102先端部により、樹脂
吐出口121が形成される。またダイ本体101の外部
には、調整ボルト113を保持するための保持ブロック
103がボルト119により固定されている。更にダイ
本体101先端の可撓リップ101′の流路面の反対面
には、ダイリップ隙間自動調整装置210が複数取付け
られている。それは多数のスタッドボルト105が断熱
板134(セラミック製のねじ部品又はステンレス製ヘ
リサート)を介してねじ込まれており、ロックナット1
06により断熱板135を介して固定されている。また
スタッドボルト105の他端には、皿ばね108を設置
するためのつば部124が設けられており、保持ブロッ
ク103に開けられたねじ穴125に挿入された状態で
設置される。前記つば部124の下面には皿ばね108
が挿入され、同皿ばね108にばね力を与えるために、
ねじ座107を前記保持ブロック103のねじ穴125
に螺合してある。また保持ブロック103の外方には、
小径調整ボルト109が内径側に螺合されると共に、上
部にダイ調整ボルト回転装置201(図6)のチャック
202がセットできる形状を有する大径調整ボルト11
0が設けられており、同大径調整ボルト110の外径側
ねじ(前記内側ねじとピッチが異なる)には固定ナット
111が螺合され、同固定ナット111は押え板112
を介してボルト(図示せず)により保持ブロック103
に固定して取付けられている。なお、押え板112は固
定ナット111を2個跨いで押さえるよう分割されてい
る。回転装置201はダイ本体101の巾方向に移動可
能とされ、チャック202は調整ボルト110に着脱自
在となっている。
【0003】以上の構成において、前記両調整ボルト1
09,110及び固定ナット111を組合せると共に、
小径調整ボルト109には回り止めピン113を設け保
持ブロック103に対して回転しないよう設置し、更に
固定ナット111も回転しないよう保持ブロック103
に固定設置することにより、差動ねじ式の調整ボルトと
なし、ダイリップ調整時は、先ずねじ座107を保持ブ
ロック103に対し緩めて皿ばね108をフリーにした
後、大径調整ボルト110を回して小径調整ボルト10
9の先端を微調整し、スタッドボルト105の先端位置
の調整を行った後、前記ねじ座107を締め込んで前記
皿ばね108に所要のばね力を付与することにより調整
を実施する。この時のダイ巾方向に設置される各大径調
整ボルト110の回転は、図6に示す如き1個のボルト
回転装置201を使って巾方向に移動させながら行う。
一方スタッドボルト105を加熱するためのヒータ10
4は筒状に形成されると共に、スタッドボルト105の
外周に嵌合するように内径が加工されて、同スタッドボ
ルト105の外周に設置されている。またヒータ104
とダイ本体101との間は断熱材118を設けて両者の
間の熱の授受を最小限にするようにしてある。なお、図
中117は保温板で、可撓リップ101′とダイ本体1
01のつば部分122により囲まれた空隙123を略密
閉すると共に、スタッドボルト105等からの放熱を防
ぐための保温の役割をするものである。また114は給
排気ジャケットで、スタッドボルト105加熱用のヒー
タ104を冷却するための給気通路が設けられると共
に、前記ヒータ104を外気から遮断するために設けて
あるもので、ダイ全巾を覆うよう設けられ、全巾一様に
給気するための給気口115から給気し、全巾にわたり
適当に開けられた穴115−1を通り、通気路115−
2を通って下部通気孔115−3からヒータ104の外
周に給気され、通気路115−4を通ってヒータ104
を冷却しながら排気口116より排気されるようになっ
ている。このように前記ヒータ104が冷却されること
により、スタッドボルト105も冷却されることとな
る。
【0004】次に以上の従来装置について作用を説明す
ると、調整ボルト装置はスタッドボルト105と調整ボ
ルト109,110部分を分割別体としたことにより、
ねじによる引き側の力はかけられないが、皿ばね108
を設けて引き方向の力を与えてあるため、調整ボルト1
09,110を緩める方向に回すと、皿ばね108の力
によりスタッドボルト105には引きの力がかかる。な
お、この皿ばね108による力及び調整量は、皿ばねの
並列個数及び直列の個数の増減により適宜調整すること
が出来るので、所定個数を選定して設置される(図4は
2個を並列に重ねたもの2組を直列に組合せた場合を示
す)。またスタッドボルト105の加熱冷却による自動
調整の場合には、同スタッドボルト105を加熱膨張さ
せると、同スタッドボルト105の上端は小径調整ボル
ト109により押さえられているため、スタッドボルト
105の伸びはそのまま可撓リップ101′を押す力と
なり、一方冷却収縮させると、スタッドボルト105の
上端が調整ボルト109から離れる方向に移動するが、
前記皿ばね108の力により上方へ押す力がかかってい
るので、可撓リップ101′を上方へ引く方向に力が働
き、押し引き両用が可能である。なお、調整ボルト10
9,110には常時皿ばね108により同一方向に力が
かかっているため、押し引きの転換時のねじの遊びがな
い。またスタッドボルト105と、ねじによる調整ボル
ト109,110部分が分離別体となっているため、ヒ
ータが1本のみ断線してスタッドボルト105が多量に
収縮しても、皿ばね108の撓み量の余裕により吸収さ
れるので、皿ばね108の反力以上の力はかからず、押
し引き両用の場合の最大の課題であるヒータ断線時のス
タッドボルト105の破損を防止することが出来る。ま
た固定ナット111を押さえる押え板112をナット1
個に対して2個となるよう分割して設置することによ
り、調整ボルト109,110又はヒータ104に不具
合が発生した場合に、その1個のみを交換することが容
易となる。
【0005】なお、この従来例ではヒータ104の加熱
による可撓リップ101の変位量は余り大きくとれない
ため、既述した如く、先ず調整ボルト110をボルト回
転装置201により、スタート時のダイリップ121の
開度の設定及びパターンづくりなどの粗調整を自動的に
行う。即ち、樹脂の番手変更、色替え等に際し、先ずキ
ャスティング機(図示しない)から出たシートの厚みを
図示しない厚み計(例えばβ線厚み計)で測定し、その
厚みデータを回転装置201に付属している図示しない
制御装置に送る。同制御装置では、キャスティング機出
口におけるシートの断面パターンが無延伸フィルムや二
軸延伸フィルム等の製品に対応したパターンになる様
に、予め決められた大径調整ボルト110を選択して回
転装置201をダイ本体の巾方向に移動させ、該当する
大径調整ボルト110を所定量だけ回転させてダイリッ
プ121の開度を設定する。この動作を順次自動的に行
い、粗調整を完了する。次いでヒータ104によりスタ
ッドボルト105を微調整することとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のプラ
スチックシート又はフィルム製造装置に使用するダイ、
即ち、溶融した樹脂をシート状に成形するダイでは、ダ
イ分解組立時におけるリップ隙間の調整は、隙間ゲージ
等を用いて行い、更に運転開始後にシートの厚みを厚み
計で測定すると共に、測定結果に基づいた制御装置から
の出力によってダイリップの開度を設定するスタッドボ
ルトを個々に制御して、シートの厚みが所定の厚みにな
るように、ダイのリップ隙間を調整している。その際ダ
イのリップ隙間は、溶融樹脂の種類、温度等によって実
際のシート厚みとは異なる場合があって、ダイ分解組立
後のシート製造機の運転初期には相当のロスが出ると云
う欠点があった。そこで本発明は、前記従来のリップ隙
間自動調整装置における課題を解決して、ダイ分解組立
て時は勿論のこと、運転開始時のダイのリップ隙間調整
を容易、かつ短時間で行えるようにして、運転初期にお
けるシートのロス発生量を極端に少なくすることができ
るダイのリップ隙間自動調整装置を提供しようとするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、樹脂
溶融シート又はフィルム押出成形用ダイのリップ隙間を
ダイの長手方向に複数設けたリップ隙間調整手段で押し
引き調整するダイのリップ隙間自動調整装置において、
ダイのリップ隙間をリップの全巾にわたって撮影計測す
るためのCCDカメラと、同CCDカメラによって撮影
計測された位置のリップ隙間調整手段で、前記撮影計測
された位置のリップ隙間を予め設定されたリップ隙間に
自動調整する自動設定制御装置とのそれぞれを備えてな
るものであり、更にダイの前記リップ隙間の設定値を、
運転終了後にCCDカメラで予め撮影計測してコンピュ
ータに記憶させた溶融樹脂シート又はフィルムの厚さに
対応した実際のリップ隙間の実測値としてなるもので、
これを課題解決のための手段とするものである。
【0008】
【作用】このように構成されたダイのリップ隙間自動調
整装置いおいて、シート又はフィルムの厚みに対応した
ダイ分解組立て時のリップ隙間の調整に際しては、ダイ
のリップ隙間をリップの全巾にわたって撮影計測可能に
CCDカメラをセット、例えばスクリュ・ナット又は転
動型リニアレールを用いたトラバース装置によってCC
Dカメラ5をリップの全巾にわたって撮影計測可能にセ
ットする。この状態においてCCDカメラは、同CCD
カメラによって撮影計測された位置のリップ隙間を計測
する。その計測値に基づいて自動設定制御装置にセット
されたリップ隙間の設定値に計測値を合わせるように隙
間調整手段である隙間設定装置でリップ隙間を調整す
る。その結果、撮影計測された位置のリップ隙間は、予
め設定されたリップ隙間に自動調整することになり、ダ
イの長手方向に全域にわたって順次調整を行うことによ
り、均一なしかも規格に合った厚さのフィルムを製造す
ることができる。この場合において、ダイのリップ隙間
の設定値を、運転終了後にCCDカメラで予め撮影計測
してコンピュータに記憶させた溶融樹脂シート又はフィ
ルムの厚さに対応した実際のリップ隙間の実測値にする
ことができる。その場合、ダイのリップ隙間を溶融樹脂
の種類、温度等によって実際のシート厚みと異なるが、
実際のシートを製作したときには規格にあったシート厚
さとなるようダイのリップ隙間の適切な値に自動調整す
ることができ、運転初期におけるシートのロス発生量を
極端に少なくすることができる。
【0009】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1〜図3は本発明の実施例を示す。なお図1〜図
3におけるリップ隙間調整手段としての隙間設定装置2
10は従来例と同様であり、従ってリップ隙間調整方法
についての説明は省略する。図において1は押出成形機
で、樹脂の原料を投入するホッパー10、樹脂の原料を
溶融するヒータ11、樹脂の原料を混練するスクリュ1
2及び溶融混練した樹脂を押し出すノズル13よりな
る。溶融した樹脂は、リップ隙間設定装置210に付設
されたダイ2に送られる。リップ隙間設定装置210は
回転装置201により、リップ部22の可撓リップ4を
押し引き調整してリップの隙間を調整する。また同リッ
プ隙間設定装置210は可撓リップ4の全巾に適宜複数
取付けられている。またダイ2のリップ部22から押し
出された均一なフィルム14は、冷却ロール3,15に
より冷却されて次工程へ送られる。更にダイ2のリップ
部22に平行にトラバース装置9が配置され、同トラバ
ース装置9は、CCDカメラ5をリップ部22の下部へ
移動するボールスクリュ17とそのガイドバー20(図
3)、同CCDカメラ5を支えるボディ8、同ボディ8
をリップ部22に平行に移動するボールスクリュ7とそ
れをガイド及び保持する転動型リニアレール18、ボー
ルスクリュ7にはエンコーダ付サーボモータ6を取付け
て位置制御を行い、さらに転動型リニアレール18を固
定保持するベース19よりなる。また16はCCDカメ
ラ15の視野であり、25はCCDカメラ5及びエンコ
ーダ付サーボモータ6からのデータに基づいて演算し、
ダイ調整ボルト回転装置201に指令を出すためのリッ
プ隙間自動設定制御装置である。
【0010】次に以上の如く構成された本実施例につい
て作用を説明すると、プラスチックフィルム又はシート
14を製造する前に、冷却ロール3,15をE方向に移
動させ、リップ部22下方付近に、CCDカメラ5を移
動させる空間を確保した後、CCDカメラ5の視野16
がリップ部に入るようにCCDカメラ5を、図示しない
モータを使用してボールスクリュ17により、製造時に
フィルム14を避ける位置から移動する。この時ガイド
バー20により、リップ部22とCCDカメラ5が等距
離で、しかもリップ部22の流路とCCDカメラ5との
受光部が平行になるように支持される。そしてCCDカ
メラ5でリップ部22のリップ隙間を計測し、その計測
値がリップ隙間自動設定制御装置25に送られ、予め製
品の材質及び製造温度、更に厚さ基準時等によって決め
られた目標と比較して相違している場合には、後述する
エンコーダ付サーボモータ6の位置データによりダイ2
の回転装置201を該当位置へ移動させ、回転装置20
1によりリップ隙間設定装置210を介して可撓リップ
4を押し引きして調整し、リップ部22のリップ隙間を
目標に合わせる。
【0011】次にリップ部22の巾方向に予め決められ
た所定の距離だけ、CCDカメラ5をエンコーダ付サー
ボモータ6にてボールスクリュ7を回転させることでボ
ディ8と共に移動させ、この時転動型リニアレール18
はリップ部22と平行に設置されているため、リップ部
22とCCDカメラ5は等距離で、しかも平行に移動す
る。そしてその位置でCCDカメラ5で計測し、目標値
との比較をして可撓リップ4を調整し、リップ隙間を目
標値に合わせる作業を順次自動的に繰り返し、リップ巾
全巾にわたって調整する。またベース19はCCDカメ
ラ5及びボディ8を支えても歪むこともなく、また移動
に際して振動することもなく充分な強度を保持している
為、リップ全巾にわたって正確に調整できる。
【0012】最後に確認の為に全巾にわたってのリップ
隙間の確認を行って調整作業を終了する。リップ隙間調
整作業を終了したら、CCDカメラ5を下方向へ退却さ
せると共に、冷却ロール3,15を下方向へ移動し、所
定位置に固定してホッパ10に樹脂原料を投入し、ヒー
タ11で溶融すると共にスクリュ12で混練及び押し出
しを行い、ノズル13より溶融混練されたフィルム原料
をダイ2に送る。ダイ2に送られたフィルム原料は隙間
を調整されたリップ部22よりフィルム状となって押し
出され、冷却ロール3,15により冷却されて次工程に
送られる。
【0013】リップ隙間自動設定制御装置25での目標
値は、フィルムの材質及び製品温度、更に厚さの基準値
等を考慮した、過去の経験値又は実験値とすることも出
来るが、前回と同じ条件で運転する場合は、運転終了後
にCCDカメラでリップ隙間を計測しておき、同リップ
隙間自動設定制御装置25に記憶させ、その実測値を目
標値とすることもできる。また過去の各条件での運転デ
ータをストックしておくことにより、新しい条件で運転
する時には、類似の条件のデータを選び出し、それを目
標値として設定することもできる。ここでリップ隙間設
定装置210はボルトによる調整としたが、他の方法で
行ってもよいことは言うまでもない。その場合、ダイ2
のリップ4隙間が溶融樹脂の種類、温度等によって実際
のシート厚みと異なるが、製品となった時にはシート厚
さが規定値となる適切な値に自動調整することができ、
これによって、運転初期におけるシートのロス発生量を
極端に少なくすることができる。またこのリップ隙間自
動調整装置で初期に調整した後は、常時従来通り図示し
ないフィルム厚み測定装置、例えばβ線を使用したもの
で常時監視し、リップ隙間設定装置210で微調整を行
うので、運転終了時には常にその条件での目標値となっ
ているおり、それを利用すればダイ分解後の再設定も容
易である。
【0014】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明は、CC
Dカメラによって撮影計測された位置のリップ隙間の計
測値に基づいて、自動設定制御装置にセットされたリッ
プ隙間の設定値に計測値を合わせるように隙間調整手段
である隙間設定装置でリップ隙間を調整するので、撮影
計測された位置のリップ隙間は、予め設定されたリップ
隙間に自動調整することになり、ダイの長手方向の全域
にわたって順次調整を行うことにより、均一なしかも規
格に合った厚さのフィルムを製造することができる。し
かもこの場合において、ダイのリップ隙間の設定値を運
転終了後にCCDカメラで予め撮影計測して、コンピュ
ータに記憶させた溶融樹脂シート又はフィルムの厚さに
対応した実際のリップ隙間の実測値にすることができ
る。その場合、ダイのリップ隙間を、溶融樹脂の種類、
温度等によって実際にシート厚みと異なるが、実際のシ
ートを製作したときには規格にあったシート厚さとなる
ようダイのリップ隙間の適切な値に自動調整することも
でき、運転初期におけるシートのロス発生量を極端に少
なくすることができるので、ダイの分解組立て時のリッ
プ隙間調整の効率化を図る事ができると共に、運転立ち
上がり時の製品の歩留まりの向上を図ることができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示すダイリップ隙間自動調
整装置の側面図である。
【図2】図1の要部の詳細図である。
【図3】図1の要部を巾方向から見た拡大図である。
【図4】従来の1例を示す押出成形用リップ隙間自動調
整装置の側断面図である。
【図5】図4のA矢視図である。
【図6】従来のダイ調整ボルトを回転作動するための回
転装置の1例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 押出成形機 2 ダイ 3 冷却ローラ 4 可撓リップ 5 CCDカメラ 6 エンコーダ付モータ 7 ボールスクリュ 8 ボディ 9 トラバース装置 22 リップ部 25 自動設定制御装置 201 ボルト回転装置 210 リップ隙間設定装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融樹脂シート又はフィルムの押出成形
    用ダイのリップ隙間をダイの長手方向に複数設けたリッ
    プ隙間調整手段で押し引き調整するダイリップ隙間自動
    調整装置において、ダイのリップ隙間をリップの全巾に
    わたって撮影計測するためのCCDカメラと、同CCD
    カメラによって撮影計測された位置のリップ隙間調整手
    段で、前記撮影計測された位置のリップ隙間を予め設定
    されたリップ隙間に自動調整する自動設定制御装置との
    それぞれを備えてなること特徴とするダイリップ隙間自
    動調整装置。
  2. 【請求項2】 ダイのリップ隙間の設定値が、運転終了
    後にCCDカメラで予め撮影計測してコンピュータに記
    憶させた溶融樹脂シート又はフィルムの厚さに対応した
    実際のリップ隙間の実測値であることを特徴とする請求
    項1記載のダイリップ隙間自動調整装置。
JP6222989A 1994-09-19 1994-09-19 ダイリップ隙間自動調整装置 Withdrawn JPH0885145A (ja)

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JP6222989A JPH0885145A (ja) 1994-09-19 1994-09-19 ダイリップ隙間自動調整装置

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