JPH0884989A - 中空糸膜型浄水器 - Google Patents

中空糸膜型浄水器

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JPH0884989A
JPH0884989A JP6221314A JP22131494A JPH0884989A JP H0884989 A JPH0884989 A JP H0884989A JP 6221314 A JP6221314 A JP 6221314A JP 22131494 A JP22131494 A JP 22131494A JP H0884989 A JPH0884989 A JP H0884989A
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JP
Japan
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water
hollow fiber
fiber membrane
tank
pipe
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JP6221314A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kusakabe
毅 日下部
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • B01D61/14Ultrafiltration; Microfiltration
    • B01D61/22Controlling or regulating
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
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    • B01D63/00Apparatus in general for separation processes using semi-permeable membranes
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    • B01D63/024Hollow fibre modules with a single potted end
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    • B01D63/00Apparatus in general for separation processes using semi-permeable membranes
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    • C02F9/20Portable or detachable small-scale multistage treatment devices, e.g. point of use or laboratory water purification systems
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、常に微細なゴミや一般細菌等のな
い浄水を供給でき、また貯水タンク等の必要性なく浄水
を利用して逆洗でき、浄化効果等の信頼性に優れた小型
の中空糸膜型浄水器を提供することを目的とする。 【構成】 本発明の中空糸膜型浄水器は、活性炭槽と、
中空糸膜槽と、を備えた中空糸膜型浄水器であって、中
空糸膜槽81 ,82 が、系内に並列に配設されている構
成を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中空糸膜を装着した中
空糸膜型浄水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、水に対する関心が高まり、水道水
等を浄化する家庭用浄水器等が広く普及されている。こ
の家庭用浄水器は、一般に活性炭を内蔵し、この活性炭
に水道水中に含まれる残留塩素やその他の有害物質,臭
いの原因となる物質等を吸着させることにより、水の味
の向上を図っているものである。しかし、このような浄
水器等では、通水を停止し長い間放置すると活性炭に残
留塩素等が吸着され、この残留塩素等による殺菌力が低
下し、更に活性炭に吸着された有機物質が富栄養状態を
形成し、一般細菌が繁殖する。このような状態で通水を
再開すると、浄水出口(又は浄水吐水管)から多量の一
般細菌が見出される。そこで、活性炭槽に繁殖した一般
細菌を浄水出口から流出させないために中空糸膜を装着
した中空糸膜型浄水器が広く実用化されている。
【0003】以下に従来の中空糸膜型浄水器について、
図面を参照しながら説明する。図10は従来の中空糸膜
型浄水器及びその浄化状態を示す断面図である。1Aは
従来の中空糸膜型浄水器、2は水道水等の原水を供給す
る原水管、3は原水管2に接続された供給管、4は供給
管3に配設された水栓、5は活性炭6を備えた活性炭
槽、6は原水中の残留塩素やカルキ分,その他の有害物
質及び臭いの原因となる物質等を取り除く活性炭、7は
活性炭6を保持する、すなわち活性炭6の流出を防止す
るフィルタ、8Aは中空糸膜9を備えた中空糸膜槽、9
は原水中の微細なゴミや一般細菌を取り除くための中空
糸膜、10Aは中空糸膜槽8Aに接続された浄水吐水管
である。尚、下部に活性炭槽5、上部に中空糸膜槽8A
が形成されたものを浄水カートリッジと称する。
【0004】以上のように構成された従来の中空糸膜型
浄水器1Aについて、以下その浄化動作を説明する。ま
ず、水栓4が“開”とされる。次に、図10中矢視する
ように、原水が原水管2から供給管3を介して浄水カー
トリッジの活性炭槽5に給水される。次に、原水は、活
性炭槽5で残留塩素やカルキ分等が取り除かれた後、フ
ィルタ7を通過して中空糸膜槽8Aに給水される。次
に、原水は、中空糸膜槽8Aで微細なゴミや一般細菌が
取り除かれた後、図10中矢視するように、浄水吐水管
10Aを介して使用者等に供給される。
【0005】しかしながら、中空糸膜型浄水器1Aで
は、活性炭6で残留塩素等を吸着させる他、中空糸膜9
に水道水中に含まれる微細なゴミや一般細菌を目詰まり
(又はトラップ)させて取り除くため、水源の水質によ
っては、短期間で水量が減少することがあった。また中
空糸膜9に微細なゴミ等がトラップされると、これを交
換する必要があり、交換作業が面倒で利便性に欠けると
いう問題点を有していた。そこで、中空糸膜9の寿命を
延ばすために、中空糸膜9の吐水口から水を流し、中空
糸膜9に付着した微細なゴミ等を取り除く、いわゆる逆
洗技術を採用した中空糸膜型浄水器が開発されている。
この逆洗技術を採用する中空糸膜型浄水器としては、水
道水を直接中空糸膜槽8Aに給水させるものや、浄水カ
ートリッジを通過した浄水を一旦貯水タンクに貯留しこ
れを中空糸膜槽8Aに給水させるもの等が提案されてい
る。
【0006】以下に従来の逆洗機能付きの中空糸膜型浄
水器について、図面を参照しながら説明する。図11は
従来の中空糸膜型浄水器及びその浄化状態を示す断面
図、図12は従来の中空糸膜型浄水器及びその逆洗状態
を示す断面図である。2は原水管、3は供給管、4は水
栓、5は活性炭槽、6は活性炭、7はフィルタ、8Aは
中空糸膜槽、9は中空糸膜、10Aは浄水吐水管であ
り、これらは前述した従来の中空糸膜型浄水器と同様な
ものであり、同一の符号を付して説明を省略する。1
A′は従来の中空糸膜型浄水器、11Aは供給管3と浄
水吐水管10Aとを接続する原水分岐管、12Aは原水
分岐管11Aに配設された切替弁、13Aは供給管3に
配設された供給弁、14Aは浄水吐水管10Aに配設さ
れた浄水吐水弁、15Aは浄水カートリッジの中空糸膜
槽8Aに接続された洗浄水排水管、16Aは洗浄水排水
管15Aに配設された洗浄水排水弁である。
【0007】以上のように構成された従来の中空糸膜型
浄水器1Aについて、以下その動作を説明する。まず、
中空糸膜型浄水器1Aの浄化動作について説明する。ま
ず、水栓4,供給弁13A及び浄水吐水弁14Aが
“開”とされ、また切替弁12A及び洗浄水排水弁16
Aが“閉”とされる。以下、前述した従来の中空糸膜型
浄水器1Aと同様にして、使用者等に浄水が供給され
る。次に、中空糸膜型浄水器1Aの逆洗動作について説
明する。まず、水栓4,切替弁12A及び洗浄水排水弁
16Aが“開”とされ、また供給弁13A及び浄水吐水
弁14Aが“閉”とされる。次に、図11中矢視するよ
うに、原水が原水管2から供給管3,原水分岐管11
A,浄水吐水管10Aを順次介して浄水カートリッジの
中空糸膜槽8Aに給水される。次に、原水は、中空糸膜
槽8Aの中空糸膜9にトラップされた微細なゴミや一般
細菌を取り除く。次に、この中空糸膜槽8Aの中空糸膜
9を洗浄した洗浄水は、洗浄水排水管15Aを介して排
水される。
【0008】更に、以下に従来の逆洗機能付きの他の中
空糸膜型浄水器について、図面を参照しながら説明す
る。図13は従来の中空糸膜型浄水器及びその浄化状態
を示す断面図、図14は従来の中空糸膜型浄水器及びそ
の逆洗状態を示す断面図である。2は原水管、3は供給
管、4は水栓、5は活性炭槽、6は活性炭、7はフィル
タ、8Aは中空糸膜槽、9は中空糸膜、10Aは浄水吐
水管、13Aは供給弁、14Aは浄水吐水弁、15Aは
洗浄水排水管、16Aは洗浄水排水弁であり、これらは
前述した従来の中空糸膜型浄水器1Aと同様なものであ
り、同一の符号を付して説明を省略する。1A″は従来
の中空糸膜型浄水器、11Bは浄水吐水管10Aから分
岐された浄水分岐管、12Bは浄水を一時貯留するため
に浄水分岐管11Bに接続された貯水タンク、13Bは
貯水タンク12Bに貯留された浄水を押し出すためのパ
ワーピストンである。
【0009】以上のように構成された従来の中空糸膜型
浄水器1Aについて、以下その動作を説明する。まず、
中空糸膜型浄水器1Aの浄化動作について説明する。ま
ず、水栓4,供給弁13A及び浄水吐水弁14Aが
“開”とされ、また洗浄水排水弁16Aが“閉”とされ
る。以下、前述した従来の中空糸膜型浄水器1Aと同様
にして、使用者等に浄水が供給される一方、浄水カート
リッジを通過した浄水は、浄水吐水管10A,浄水分岐
管11Bを順次介して貯水タンク12Bに供給され、貯
留される。次に、中空糸膜型浄水器1Aの逆洗動作につ
いて説明する。まず、洗浄水排水弁16Aが“開”とさ
れ、また水栓4,供給弁13A及び浄水吐水弁14Aが
“閉”とされる。次に、パワーピストン13Bが“O
N”される。次に、貯水タンク12Bに貯留された浄水
は、浄水分岐管11B,浄水吐水管10Aを順次介して
浄水カートリッジの中空糸膜槽8Aに給水される。以
下、前述した従来の中空糸膜型浄水器1Aと同様にし
て、中空糸膜槽8Aの中空糸膜9にトラップされた微細
なゴミや一般細菌が取り除かれた後、洗浄水が洗浄水排
水管15Aを介して排水される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、水道水等の原水を中空糸膜槽の吐水口に給
水して逆洗する場合、逆洗に原水を使用するため、中空
糸膜の内部に微細なゴミ等がトラップされ、通水再開時
に中空糸膜の内部にトラップされたゴミ等が浄水に含有
されてしまうという問題点を有していた。また浄水を貯
水タンクに一旦貯留しこれを用いて逆洗する場合、逆洗
に大量の洗浄用水が必要であるため、大きな貯水タンク
が必要となり、装置が大型化されてしまうという問題点
を有していた。
【0011】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
であり、常に微細なゴミや一般細菌等のない浄水を供給
でき、また貯水タンク等の必要性なく浄水を利用して逆
洗でき、浄化効果等の信頼性に優れた小型の中空糸膜型
浄水器を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の中空糸膜型浄水器は、以下の構成を有してい
る。すなわち、請求項1に記載の中空糸膜型浄水器は、
活性炭槽と、中空糸膜槽と、を備えた中空糸膜型浄水器
であって、中空糸膜槽が、系内に並列に配設されている
構成を有している。
【0013】請求項2に記載の中空糸膜型浄水器は、請
求項1に記載の中空糸膜型浄水器が、活性炭槽と各中空
糸膜槽とを接続する給水分岐管と、給水分岐管に各々配
設される給水弁と、給水分岐管から各々分岐される洗浄
水排水管と、各洗浄水排水管に各々配設される洗浄水排
水弁と、各中空糸膜槽に各々接続される浄水吐水管と、
各浄水吐水管を統合する統合吐水管と、統合吐水管に配
設される浄水吐水弁と、を備えた構成を有している。
【0014】請求項3に記載の中空糸膜型浄水器は、請
求項1に記載の中空糸膜型浄水器が、活性炭槽と各中空
糸膜槽とを接続する給水分岐管と、給水分岐管に各々配
設される給水弁と、給水分岐管から各々分岐される洗浄
水排水管と、各洗浄水排水管に各々配設される洗浄水排
水弁と、各中空糸膜槽に各々接続される浄水吐水管と、
各浄水吐水管に配設される浄水吐水弁と、各浄水吐水管
同士を各々接続する浄水分岐管と、各浄水分岐管に各々
配設される浄水分岐弁と、各浄水吐水管を統合する統合
吐水管と、を備えた構成を有している。
【0015】請求項4に記載の中空糸膜型浄水器は、請
求項3に記載の中空糸膜型浄水器が、各浄水吐水管同士
を接続する他の浄水分岐管と、他の浄水分岐管に配設さ
れる他の浄水分岐弁と、を備えた構成を有している。
【0016】ここで、中空糸膜型浄水器は、水道水等を
各家庭等に供給する原水管と活性炭槽とを接続する原水
供給管と、原水供給管に配設される水栓と、を備えても
よい。給水分岐管は下流側で中空糸膜層の配設数に応じ
て分岐されており、給水弁は、この給水分岐管の分岐部
に各々配設されている。給水分岐管の代わりに活性炭槽
と各中空糸膜槽とを各々接続する給水管を備え、この給
水管に各々給水弁を配設してもよい。統合吐水管は、使
用者等への利便性を図って1か所から吐水できるように
したものであるが、使用者等の用途によってはこの統合
吐水管を設けず浄水吐水管を外方まで延設し、この浄水
吐水管に各々浄水吐水弁を配設してもよい。中空糸膜と
は、内部が空洞の糸状のものであり、浄水器に使用され
る中空糸膜には孔径0.2μm以下の孔部が穿設されて
いるものが好適に用いられる。給水弁,洗浄水排水弁,
浄水吐水弁及び浄水分岐弁としては、電磁弁等が挙げら
れる。
【0017】
【作用】この構成によって、系内に中空糸膜槽が2槽以
上並設されていることにより、少なくとも1の中空糸膜
槽で浄化された浄水を他の中空糸膜槽に供給でき、これ
により貯水タンク等を要せず中空糸膜槽の中空糸膜を浄
水で洗浄することができ、常に使用者等に浄水を供給で
きる。更に系内に中空糸膜槽が3槽以上並設されている
ことにより、使用者等に浄水を供給しながら中空糸膜槽
の洗浄を行うことができる。
【0018】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1実施例における中空糸
膜型浄水器について、図面を参照しながら説明する。図
1は本発明の第1実施例における中空糸膜型浄水器及び
その浄化状態を示す断面図、図2は本発明の第1実施例
における中空糸膜型浄水器及び一方の中空糸膜槽の逆洗
状態を示す断面図、図3は本発明の第1実施例における
中空糸膜型浄水器及び他方の中空糸膜槽の逆洗状態を示
す断面図である。2は原水管、3は供給管、4は水栓、
5は活性炭槽、6は活性炭、7はフィルタ、9は中空糸
膜であり、これらは従来例と同様なものであり、同一の
符号を付して説明を省略する。1は本発明の第1実施例
における中空糸膜型浄水器、81 ,82は中空糸膜9,
9を備えた中空糸膜槽、10は活性炭槽5と各中空糸膜
槽81 ,82 とを接続した給水分岐管、111 ,112
は給水分岐管10の分岐部に各々配設された給水弁、1
1 ,122 は給水分岐管10の分岐部から各々分岐さ
れた洗浄水排水管、131 ,132 は各洗浄水排水管1
1 ,122 に配設された洗浄水排水弁、141 ,14
2 は各中空糸膜槽81 ,82 に各々接続された浄水吐水
管、15は浄水吐水管141 ,142 を統合する、すな
わち浄水吐水管14 1 ,142 に各々分岐端が接続され
た統合吐水管、16は統合吐水管15に配設された浄水
吐水弁である。尚、給水分岐管10は下流側で分岐され
て各中空糸膜槽81 ,82 に接続されており、各給水弁
111 ,112 は給水分岐管10の分岐部に各々配設さ
れている。
【0019】以上のように構成された中空糸膜型浄水器
1について、以下その動作について図面を参照しながら
説明する。図4は中空糸膜9の浄化状態のメカニズムを
示す断面図、図5は中空糸膜の逆洗状態のメカニズムを
示す断面図である。まず、中空糸膜型浄水器1の浄化動
作を説明する。まず、水栓4,各給水弁111 ,11 2
及び浄水吐水弁16が“開”とされ、各洗浄水排水弁1
1 ,132 が“閉”とされる。次に、原水が原水管2
から供給管3を介して活性炭槽5に給水される。次に、
原水は、活性炭槽5で残留塩素やカルキ分等が取り除か
れた後、フィルタ7を通過し、その後、図1中矢視する
ように、給水分岐管10を介して各中空糸膜槽81 ,8
2 に給水される。次に、原水は、中空糸膜槽81 ,82
で微細なゴミや一般細菌が取り除かれる。すなわち、図
4中矢視するように、原水は中空糸膜槽81 ,82 の中
空糸膜9,9の注水口側から給水され吐水口に向かって
送出される際に、図4中黒丸で示す原水中に含まれる微
細なゴミや一般細菌が中空糸膜9,9の孔部にトラップ
され、取り除かれる。次に、中空糸膜槽81 ,82で浄
化された浄水は、図1中矢視するように、各浄水吐水管
141 ,142 及び統合吐水管15を順次介して使用者
等に供給される。尚、本実施例では、両方の中空糸膜槽
1 ,82 で原水を浄化する場合について説明したが、
一方の中空糸膜槽81 ,82 で原水を浄化してもよい。
【0020】次に、中空糸膜型浄水器1の逆洗動作につ
いて説明する。まず、中空糸膜型浄水器1の内一方の中
空糸膜槽81 を逆洗する場合について説明する。まず、
水栓4,給水弁112 及び洗浄水排水弁131 が“開”
とされ、また給水弁111 ,洗浄水排水弁132 及び浄
水吐水弁16が“閉”とされる。次に、前述の浄化動作
と同様にして、原水は、原水管2から供給管3を介して
活性炭槽5に給水された後、活性炭槽5で残留塩素やカ
ルキ分等が取り除かれる。次に、原水は、フィルタ7を
通過後、図2中矢視するように、給水分岐管10を介し
て中空糸膜槽8 2 に給水される。次に、やはり前述の浄
化動作と同様にして、原水は、中空糸膜槽82 の中空糸
膜9で微細なゴミや一般細菌が取り除かれる。次に、図
2中矢視するように、中空糸膜槽82 で浄化された浄水
は、浄水吐水管142 ,統合吐水管15及び浄水吐水管
141 を介して他方の中空糸膜槽81 に給水される。次
に、浄水は、中空糸膜槽81 の中空糸膜9にトラップさ
れた微細なゴミや一般細菌を取り除く。すなわち、図5
中矢視するように、浄水は、中空糸膜槽81 の中空糸膜
9の吐水口側から給水され注水口側に向かって送出され
る際に、図5中黒丸で示す中空糸膜9の孔部にトラップ
された微細なゴミや一般細菌を取り除く。次に、この中
空糸膜槽81 の中空糸膜9を逆洗した洗浄水は、給水分
岐管10及び洗浄水排水管121 を介して排水される。
【0021】次に、中空糸膜型浄水器1の内他方の中空
糸膜槽82 を逆洗する場合について説明する。まず、水
栓4,給水弁111 及び洗浄水排水弁132 が“開”と
され、また給水弁112 ,洗浄水排水弁131 及び浄水
吐水弁16が“閉”とされる。次に、前述の浄化動作及
び逆洗動作と同様にして、原水は、原水管2から供給管
3を介して活性炭槽5に給水された後、活性炭槽5で残
留塩素やカルキ分等が取り除かれる。次に、原水は、フ
ィルタ7を通過後、図3中矢視するように、給水分岐管
10を介して中空糸膜槽81 に給水される。次に、やは
り前述の浄化動作及び逆洗動作と同様にして、原水は、
中空糸膜槽81 の中空糸膜9で微細なゴミや一般細菌が
取り除かれる。次に、図3中矢視するように、中空糸膜
槽81 で浄化された浄水は、浄水吐水管141 ,統合吐
水管15及び浄水吐水管142 を介して他方の中空糸膜
槽82 に給水される。次に、前述の逆洗動作と同様にし
て、浄水は、中空糸膜槽82 の中空糸膜9にトラップさ
れた微細なゴミや一般細菌を取り除いた後、この中空糸
膜槽82 の中空糸膜9を逆洗した洗浄水は、給水分岐管
10及び洗浄水排水管122 を介して排水される。
【0022】以上のように本実施例によれば、系内に中
空糸膜槽8が2槽並列に配設されているので、貯水タン
クを要せずとも中空糸膜槽8の中空糸膜9を浄水で逆洗
でき、これにより、常に使用者等に微細なゴミ等のない
浄水を供給できる。また、中空糸膜9の使用期間(又は
浄化期間)を長期化できる。
【0023】(実施例2)以下、本発明の第2実施例に
おける中空糸膜型浄水器について、図面を参照しながら
説明する。図6は本発明の第2実施例における中空糸膜
型浄水器及びその浄化状態を示す断面図、図7は本発明
の第2実施例における中空糸膜型浄水器及び二の中空糸
膜槽の逆洗状態を示す断面図、図8は本発明の第2実施
例における中空糸膜型浄水器及び一の中空糸膜槽の逆洗
状態を示す断面図、図9は本発明の第2実施例における
中空糸膜型浄水器,及び一の中空糸膜槽の逆洗状態と一
の中空糸膜槽の浄化状態を示す断面図である。2は原水
管、3は供給管、4は水栓、5は活性炭槽、6は活性
炭、7はフィルタ、9は中空糸膜であり、これらは従来
例と同様なものであり、同一の符号を付して説明を省略
する。1′は本発明の第2実施例における中空糸膜型浄
水器、81 ′,82 ′,83 ′は中空糸膜9,9,9を
備えた中空糸膜槽、10′は活性炭槽5と各中空糸膜槽
1 ′,82 ′,83 ′とを接続した給水分岐管、11
1 ′,112 ′,113 ′は給水分岐管10′の分岐部
に各々配設された給水弁、121 ′,122 ′,12
3 ′は給水分岐管10′の分岐部から各々分岐された洗
浄水排水管、131 ′,132 ′,133 ′は各洗浄水
排水管121 ′,122 ′,123 ′に配設された洗浄
水排水弁、141 ′,142 ′,143 ′は各中空糸膜
槽81 ′,82 ′,83 ′に各々接続された浄水吐水
管、15′は浄水吐水管141 ′,142 ′,143
を統合する、すなわち浄水吐水管141 ′,142 ′,
143 ′に各々分岐端が接続された統合吐水管、16
1 ′,162 ′,163 ′は浄水吐水管141 ′,14
2 ′,143 ′に各々配設された浄水吐水弁、17
1 ′,172 ′は各浄水吐水管同士(ここでは浄水吐水
管142 ′と浄水吐水管141 ′,及び浄水吐水管14
2 ′と浄水吐水管143 ′)を各々接続する浄水分岐
管、173 ′は各浄水吐水管同士(ここでは浄水吐水管
141 ′と浄水吐水管143 ′)を接続する他の浄水分
岐管、181 ′,182 ′は各浄水分岐管171 ′,1
2 ′に各々配設された浄水分岐弁、183 ′は他の浄
水分岐管173 ′に配設された他の浄水分岐弁である。
尚、浄水分岐管171 ′,172 ′及び他の浄水分岐管
173 ′を以下浄水分岐管171 ′,172 ′,17
3 ′と総称し、また浄水分岐弁18 1 ′,182 ′及び
他の浄水分岐弁183 ′も以下浄水分岐弁181 ′,1
2′,183 ′と総称するものとする。
【0024】以上のように構成された本実施例の中空糸
膜型浄水器1について、以下その動作について説明す
る。まず、中空糸膜型浄水器1の浄化動作を説明する。
まず、水栓4,各給水弁111 ′,112 ′,113
及び各浄水吐水弁161 ′,162 ′,163 ′が
“開”とされ、また各洗浄水排水弁131 ′,13
2 ′,133′及び各浄水分岐弁181 ′,182 ′,
183 ′が“閉”とされる。次に、実施例1と同様にし
て、原水が原水管2から供給管3を介して活性炭槽5に
給水され、活性炭槽5で残留塩素やカルキ分等が取り除
かれる。次に、原水は、フィルタ7を通過し、その後、
図6中矢視するように、給水分岐管10′を介して各中
空糸膜槽81 ′,82 ′,83 ′に給水される。次に、
実施例1と同様にして、原水は、中空糸膜槽81 ′,8
2 ′,83 ′で微細なゴミや一般細菌が取り除かれる。
次に、中空糸膜槽81 ′,82 ′,83 ′で浄化された
浄水は、図6中矢視するように、浄水吐水管141 ′,
142 ′,143 ′及び統合吐水管15′を順次介して
使用者等に供給される。尚、本実施例では、全中空糸膜
槽81′,82 ′,83 ′で原水を浄化する場合につい
て説明したが、例えば三の中空糸膜槽81 ′,82 ′,
3 ′の内二の中空糸膜槽81 ′,82 ′で原水を浄化
したり、また一の中空糸膜槽81 ′で原水を浄化したり
してもよい。
【0025】次に、中空糸膜型浄水器1の逆洗動作につ
いて説明する。まず、中空糸膜型浄水器1の内二の中空
糸膜槽の逆洗動作について説明する。ここでは、中空糸
膜槽82 ′,8 3′を逆洗する場合について説明する。
まず、水栓4,給水弁111 ′,洗浄水排水弁13
2 ′,133 ′及び浄水分岐弁18 1 ′,183 ′が
“開”とされ、また給水弁112 ′,113 ′,洗浄水
排水弁131 ′,各浄水吐水弁161 ′,162 ′,1
3 ′及び浄水分岐弁182 ′が“閉”とされる。次
に、前述の浄化動作と同様にして、原水が原水管2から
供給管3を介して活性炭槽5に給水された後、活性炭槽
5で残留塩素やカルキ分等が取り除かれる。次に、原水
は、フィルタ7を通過後、図7中矢視するように、給水
分岐管10′を介して中空糸膜槽81 ′に給水される。
次に、やはり前述の浄化動作と同様にして、原水は、中
空糸膜槽81 ′の中空糸膜9で微細なゴミや一般細菌が
取り除かれる。次に、図7中矢視するように、中空糸膜
槽81 ′で浄化された浄水は、浄水吐水管141 ′,浄
水分岐管171 ′及び浄水吐水管14 2 ′を順次介して
中空糸膜槽82 ′に給水される一方、浄水吐水管14
1 ′,浄水分岐管173 ′及び浄水吐水管143 ′を順
次介して中空糸膜槽83 ′に給水される。次に、浄水
は、実施例1と同様にして、中空糸膜槽82 ′,83
の中空糸膜9,9にトラップされた微細なゴミや一般細
菌を取り除く。次に、この中空糸膜槽82 ′,83 ′の
中空糸膜9,9を洗浄した洗浄水は、それぞれ洗浄水排
水管122 ′,123 ′を介して排水される。尚、本実
施例では、浄水分岐弁183 ′を“開”とした場合につ
いて説明したが、水圧等を制御できれば浄水分岐弁18
3 ′の代わりに浄水分岐弁182 ′を“開”としてもよ
く、また全浄水分岐弁181 ′,182 ′,183 ′を
“開”としてもよい。また、本実施例では、中空糸膜槽
2 ′,83 ′を逆洗する場合について説明したが、中
空糸膜槽82 ′,83 ′を逆洗する場合について説明し
たが、中空糸膜槽81 ′,82 ′や中空糸膜槽81 ′,
3 ′を逆洗する場合についても同様である。
【0026】次に、中空糸膜型浄水器1′の内一の中空
糸膜槽の逆洗動作について説明する。ここでは、中空糸
膜槽83 ′を逆洗する場合について説明する。まず、水
栓4,給水弁111 ′,112 ′,洗浄水排水弁13
3 ′及び浄水分岐弁182 ′,183 ′が“開”とさ
れ、また給水弁113 ′,洗浄水排水弁161 ′,16
2′,各浄水吐水弁161 ′,162 ′,163 ′及び
浄水分岐弁181 ′が“閉”とされる。次に、前述の浄
化動作と同様にして、原水が原水管2から供給管3を介
して活性炭槽5に給水された後、活性炭槽5で残留塩素
やカルキ分等が取り除かれる。次に、原水は、フィルタ
7を通過後、図8中矢視するように、給水分岐管10′
を介して中空糸膜槽81 ′,82 ′に給水される。次
に、やはり前述の浄化動作と同様にして、原水は、中空
糸膜槽81 ′,82 ′の中空糸膜9,9で微細なゴミや
一般細菌が取り除かれる。次に、図8中矢視するよう
に、中空糸膜槽81 ′で浄化された浄水は、浄水吐水管
141 ′,浄水分岐管173 ′及び浄水吐水管143
を順次介して中空糸膜槽83 ′に給水され、また中空糸
膜槽82 ′で浄化された浄水は、浄水吐水管142 ′,
浄水分岐管172 ′及び浄水吐水管143 ′を順次介し
て中空糸膜槽83 ′に給水される。次に、浄水は、やは
り前述の逆洗動作と同様にして、中空糸膜槽83 ′の中
空糸膜9にトラップされた微細なゴミや一般細菌を取り
除いた後、この中空糸膜槽83 ′の中空糸膜9を洗浄し
た洗浄水は、洗浄水排水管123 ′を介して排水され
る。尚、本実施例では、浄水分岐弁183 ′を“開”と
した場合について説明したが、浄水分岐弁183 ′の代
わりに浄水分岐弁181 ′を“開”としてもよく、また
全浄水分岐弁181 ′,182 ′,183 ′を“開”と
してもよい。また、本実施例では、中空糸膜槽83 ′を
逆洗する場合について説明したが、中空糸膜槽81 ′,
2′を逆洗する場合についても同様である。
【0027】次に、中空糸膜型浄水器1′の中空糸膜槽
の内一の中空糸膜槽の中空糸膜9を逆洗しかつ他の一の
中空糸膜槽で浄化する動作について説明する。ここで
は、中空糸膜槽82 ′を逆洗しかつ中空糸膜槽83 ′で
浄化する場合について説明する。まず、水栓4,給水弁
111 ′,113 ′,洗浄水排水弁132 ′,浄水吐水
弁163 ′及び浄水分岐弁181 ′が“開”とされ、ま
た給水弁112 ′,洗浄水排水弁131 ′,133 ′,
浄水吐水弁161 ′,162 ′及び浄水分岐弁18
2 ′,183 ′が“閉”とされる。次に、前述の浄化動
作と同様にして、原水が原水管2から供給管3を介して
活性炭槽5に給水された後、活性炭槽5で残留塩素やカ
ルキ分等が取り除かれる。次に、原水は、フィルタ7を
通過後、図9中矢視するように、給水分岐管10′を介
して中空糸膜槽81 ′,83 ′に給水される。次に、や
はり前述の浄化動作と同様にして、原水は、中空糸膜槽
1 ′,83 ′の中空糸膜9,9で微細なゴミや一般細
菌が取り除かれる。次に、図9中矢視するように、中空
糸膜槽81 ′で浄化された浄水は、浄水吐水管14
1 ′,浄水分岐管171 ′及び浄水吐水管142 ′を順
次介して中空糸膜槽82 ′に給水され、また中空糸膜槽
3 ′で浄化された浄水は、浄水吐水管143 ′,統合
吐水管15′を順次介して使用者等に供給される。次
に、中空糸膜槽82 ′に給水された浄水は、やはり前述
の逆洗動作と同様にして、中空糸膜槽82 ′の中空糸膜
9にトラップされた微細なゴミや一般細菌を取り除いた
後、洗浄水は、洗浄水排水管122 ′を介して排水され
る。尚、本実施例では、中空糸膜槽82 ′を逆洗しかつ
中空糸膜槽83 ′で浄化する場合について説明したが、
中空糸膜槽8 2 ′を逆洗しかつ中空糸膜槽81 ′で浄化
する場合や、また中空糸膜槽81 ′を逆洗しかつ中空糸
膜槽82 ′又は中空糸膜槽83 ′で浄化する場合,更に
中空糸膜槽83 ′を逆洗しかつ中空糸膜槽81 ′又は中
空糸膜槽82 ′で浄化する場合についても同様である。
【0028】以上のように本実施例によれば、系内に中
空糸膜槽が3槽並列に配設されているので、貯水タンク
を要せずとも中空糸膜槽の中空糸膜を浄水で逆洗でき、
これにより、常に使用者等に微細なゴミ等のない浄水を
供給できる。また、中空糸膜の使用期間(又は浄化期
間)を長期化できる。また、使用者に浄水を供給しつつ
中空糸膜の逆洗を行うことができ、この結果、逆洗時間
を必要とすることなく常に使用者に浄水を供給できる。
更に浄水分岐管に加え、浄水吐水管同士を接続する他の
浄水分岐管を備え、すなわち各浄水吐水管同士を接続す
る浄水分岐管を備えたので、各中空糸膜槽に水圧等の低
下等なく均一に浄水を供給することができる。尚、中空
糸膜槽は、2槽又は3槽に限らず、複数備えられてもよ
い。これにより、中空糸膜の使用期間(又は浄化期間)
を更に長期化でき、使用者等の利便性を向上でき、かつ
より一層浄化効果を向上できる。
【0029】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、活性炭槽
と、中空糸膜槽と、を備えた中空糸膜型浄水器であっ
て、前記中空糸膜槽が、系内に並列に配設されているの
で、活性炭槽で残留塩素等が除去された原水に含まれる
微細なゴミや一般細菌等を複数の中空糸膜槽で除去でき
るので、浄化効果を高めることができ、かつ中空糸膜の
寿命(又は使用期間,浄化期間)を延命化(又は長期
化)できるので、常に微細なゴミや一般細菌等のない浄
水を供給でき、浄化効果等の信頼性に優れた小型の中空
糸膜型浄水器を実現できる。
【0030】また前記活性炭槽と前記各中空糸膜槽とを
接続する給水分岐管と、前記給水分岐管に各々配設され
る給水弁と、前記給水分岐管から各々分岐される洗浄水
排水管と、前記各洗浄水排水管に各々配設される洗浄水
排水弁と、前記各中空糸膜槽に各々接続される浄水吐水
管と、前記各浄水吐水管を統合する統合吐水管と、前記
統合吐水管に配設される浄水吐水弁と、を備えたので、
一方の中空糸膜槽で浄化された浄水を他方の中空糸膜槽
に供給できるので、中空糸膜槽の中空糸膜を浄水で洗浄
することができ、逆洗時に中空糸膜内に微細なゴミ等が
トラップされることがなく、常に微細なゴミや一般細菌
等のない浄水を供給でき、また貯水タンク等を不要とす
ることができ、浄化効果等の信頼性に優れた小型の中空
糸膜型浄水器を実現できる。
【0031】また前記活性炭槽と前記各中空糸膜槽とを
接続する給水分岐管と、前記給水分岐管に各々配設され
る給水弁と、前記給水分岐管から各々分岐される洗浄水
排水管と、前記各洗浄水排水管に各々配設される洗浄水
排水弁と、前記各中空糸膜槽に各々接続される浄水吐水
管と、前記各浄水吐水管に配設される浄水吐水弁と、前
記各浄水吐水管同士を各々接続する浄水分岐管と、前記
各浄水分岐管に各々配設される浄水分岐弁と、前記各浄
水吐水管を統合する統合吐水管と、を備えたので、少な
くとも1の中空糸膜槽で浄化された浄水を他の中空糸膜
槽に供給できるので、中空糸膜槽の中空糸膜を浄水で洗
浄することができ、また中空糸膜槽の中空糸膜にトラッ
プされた微細なゴミ等のトラップ量によって浄化を行う
中空糸膜槽に供給する水量,水圧等を制御でき、中空糸
膜にトラップされた微細なゴミ等を確実に除去すること
ができ、常に微細なゴミや一般細菌等のない浄水を供給
でき、また貯水タンク等を不要とすることができ、浄化
効果等の信頼性に優れた小型の中空糸膜型浄水器を実現
できる。
【0032】また前記各浄水吐水管同士を接続する他の
浄水分岐管と、前記他の浄水分岐管に配設される他の浄
水分岐弁と、を備えたので、逆洗時に一の中空糸膜槽で
浄化された浄水を他の二の中空糸膜槽に給水するとき
等、水圧等の低下等なく均一に浄水を供給することがで
き、逆洗時に中空糸膜槽に供給する浄水の水量,水圧等
をより的確に制御でき、これにより、より確実に中空糸
膜にトラップされた微細なゴミ等を除去でき、より一層
浄化効果を高めることができるので、信頼性に優れた小
型の中空糸膜型浄水器を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例における中空糸膜型浄水器
及びその浄化状態を示す断面図
【図2】本発明の第1実施例における中空糸膜型浄水器
及び一方の中空糸膜槽の逆洗状態を示す断面図
【図3】本発明の第1実施例における中空糸膜型浄水器
及び他方の中空糸膜槽の逆洗状態を示す断面図
【図4】中空糸膜の浄化状態のメカニズムを示す断面図
【図5】中空糸膜の逆洗状態のメカニズムを示す断面図
【図6】本発明の第2実施例における中空糸膜型浄水器
及びその浄化状態を示す断面図
【図7】本発明の第2実施例における中空糸膜型浄水器
及び二の中空糸膜槽の逆洗状態を示す断面図
【図8】本発明の第2実施例における中空糸膜型浄水器
及び一の中空糸膜槽の逆洗状態を示す断面図
【図9】本発明の第2実施例における中空糸膜型浄水
器,及び一の中空糸膜槽の逆洗状態と一の中空糸膜槽の
浄化状態を示す断面図
【図10】従来の中空糸膜型浄水器及びその浄化状態を
示す断面図
【図11】従来の中空糸膜型浄水器及びその浄化状態を
示す断面図
【図12】従来の中空糸膜型浄水器及びその逆洗状態を
示す断面図
【図13】従来の中空糸膜型浄水器及びその浄化状態を
示す断面図
【図14】従来の中空糸膜型浄水器及びその逆洗状態を
示す断面図
【符号の説明】
1,1′,1A,1A′,1A″ 中空糸膜型浄水器 2 原水管 3 供給管 4 水栓 5 活性炭槽 6 活性炭 7 フィルタ 81 ,82 ,81 ′,82 ′,83 ′,8A 中空糸膜
槽 9 中空糸膜 10,10′ 給水分岐管 111 ,112 ,111 ′,112 ′,113 ′ 給水
弁 11A 原水分岐管 121 ,122 ,121 ′,122 ′,123 ′,15
A 洗浄水排水管 12A 切替弁 12B 貯水タンク 131 ,132 ,131 ′,132 ′,133 ′,16
A 洗浄水排水弁 13A 供給弁 13B パワーピストン 141 ,142 ,141 ′,142 ′,143 ′,10
A 浄水吐水管 15,15′ 統合吐水管 16,161 ′,162 ′,163 ′,14A 浄水吐
水弁 171 ′,172 ′,173 ′,11B 浄水分岐管 181 ′,182 ′,183 ′ 浄水分岐弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】活性炭槽と、中空糸膜槽と、を備えた中空
    糸膜型浄水器であって、前記中空糸膜槽が、系内に並列
    に配設されていることを特徴とする中空糸膜型浄水器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の中空糸膜型浄水器が、前
    記活性炭槽と前記各中空糸膜槽とを接続する給水分岐管
    と、前記給水分岐管に各々配設される給水弁と、前記給
    水分岐管から各々分岐される洗浄水排水管と、前記各洗
    浄水排水管に各々配設される洗浄水排水弁と、前記各中
    空糸膜槽に各々接続される浄水吐水管と、前記各浄水吐
    水管を統合する統合吐水管と、前記統合吐水管に配設さ
    れる浄水吐水弁と、を備えたことを特徴とする中空糸膜
    型浄水器。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の中空糸膜型浄水器が、前
    記活性炭槽と前記各中空糸膜槽とを接続する給水分岐管
    と、前記給水分岐管に各々配設される給水弁と、前記給
    水分岐管から各々分岐される洗浄水排水管と、前記各洗
    浄水排水管に各々配設される洗浄水排水弁と、前記各中
    空糸膜槽に各々接続される浄水吐水管と、前記各浄水吐
    水管に配設される浄水吐水弁と、前記各浄水吐水管同士
    を各々接続する浄水分岐管と、前記各浄水分岐管に各々
    配設される浄水分岐弁と、前記各浄水吐水管を統合する
    統合吐水管と、を備えたことを特徴とする中空糸膜型浄
    水器。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の中空糸膜型浄水器が、前
    記各浄水吐水管同士を接続する他の浄水分岐管と、前記
    他の浄水分岐管に配設される他の浄水分岐弁と、を備え
    たことを特徴とする中空糸膜型浄水器。
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