JPH0880096A - 誘導電動機の速度センサレスベクトル制御装置 - Google Patents

誘導電動機の速度センサレスベクトル制御装置

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JPH0880096A
JPH0880096A JP6212452A JP21245294A JPH0880096A JP H0880096 A JPH0880096 A JP H0880096A JP 6212452 A JP6212452 A JP 6212452A JP 21245294 A JP21245294 A JP 21245294A JP H0880096 A JPH0880096 A JP H0880096A
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JP6212452A
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Inventor
Takashi Kodama
貴志 小玉
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Meidensha Corp
Meidensha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フリーラン状態にある誘導電動機を安定して
始動してベクトル制御運転へ移行する。 【構成】 同一次元磁束オブザーバ4と速度適応機構7
からなる速度適応2次磁束オブザーバにより誘導電動機
1の実速度値を推定し、電動機速度推定値ωr #と電動
機速度指令値ωr * との比較誤差信号によって電流制御
部を制御してベクトル制御を行なう誘導電動機の速度セ
ンサレスベクトル制御装置であって、始動時には電動機
速度推定値ωr # の代わりに、推定速度チャージ演算部
21に記憶してある電動機速度最大値ωr max を用いる
と共に、1次トルク軸電流指令値i 1a * を零に維持した
状態で1次励磁軸電流指令値i1b * を零から漸増させて
いき、この状態で速度推定演算をする。これにより速度
サーチができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、誘導電動機のベクトル
制御装置に係り、特に、速度センサを使用しない誘導電
動機のベクトル制御装置に関するものであり、電動機の
始動特性を向上させるよう工夫したものである。
【0002】
【従来の技術】誘導電動機の高性能な速度制御方式とし
て、すべり周波数制御形のベクトル制御方法が普及し、
これを速度センサ無しで制御する速度センサレスベクト
ル制御方法が知られている。
【0003】図3は、速度適応2次磁束オブザーバを使
用して誘導電動機の実速度を推定する、従来の誘導電動
機の速度センサレスベクトル制御装置の制御システムを
示すものである。
【0004】まず、図3を用いて、誘導電動機1の電動
機速度(回転角周波数ωr )の推定について説明をす
る。
【0005】誘導電動機1の電圧方程式は、電源角周波
数(ω0 )で回転する同期回転座標系からの諸量を観測
するa−b軸で表わすと、次式(1)で与えられる。
【0006】
【数1】
【0007】但し、 v1a,v1b…同期回転座標(a−b軸)上の1次励磁軸
電圧,1次トルク軸電圧(V) i1a,i1b…同期回転座標(a−b軸)上の1次励磁軸
電流,1次トルク軸電流(A) λ2a,λ2b…同期回転座標(a−b軸)上の2次励磁軸
磁束,2次トルク軸磁束(Wb) ω0 …………電源角周波数(rad/sec) ωr …………電動機速度(回転角周波数,rad/sec) ωs …………すべり角周波数(rad/sec) R1 ,R2 …1次,2次抵抗(Ω) L1 ,L2 …1次,2次インダクタンス(H) M …………相互(励磁)インダクタンス(H) Lσ…………等価漏れインダクタンス(H) (Lσ=(L1 2 −M2 )/L2 ) s …………時間微分子(d/dt) そして、電源角周波数(ω0 )、電動機速度(ωr )、
すべり角周波数指令値(ωs * )の関係、及びすべり角
周波数指令値(ωs * )の算出は次式(2)で表わされ
る。 ω0 =ωr +ωs * ωs * =i1b * /i1a * ・τ2 ……(2) 但し、 τ2 …………2次時定数(τ2 =L2 /R2 ) 添字(*)…指令値あるいは設定値を表わす。 いま、 i1a * = 一定 ……………………………………………(3) とし、上記(1)式において、(2),(3)式の条件
のもとに同期回転座標系(a−b軸)の1次電圧指令値
(v1a * ,v1b * )をデジタル電流制御器3の構成式で
ある下記(4)式で与えると次のようになる。
【0008】
【数2】
【0009】上記(4)式を満足するように制御をする
と、同期回転座標(a−b軸)上の1次電流検出値i1
は1次電流指令値i1 * (i1a * ,i1b * )どおりの電
流が流れ、同期回転座標(a−b軸)上の2次磁束λ2
(λ2a,λ2b)は、 λ2a=Mi1a(一定), λ2b=0 …………………………(5) に保たれる。
【0010】これにより、誘導電動機1のトルク(T)
は、 T=M/L2 ・(λ2a・i1b−λ2b・i1a)=M2 /L2 ・(i1a・i1b) …………………………(6) となり、同期回転座標(a−b軸)上の2次磁束λ
2 (λ2a,λ2b)と2次電流i2 (i2a,i2b)には無
関係な非干渉化制御のベクトル制御が成立する。
【0011】ところで、上記(2)式から明らかなよう
に、速度センサを用いない場合は、すべり角周波数指令
値ωs * が設定されていても電動機速度ωr が未知であ
るから、電源角周波数ω0 を決定することができない
が、該電源角周波数ω0 で回転する同期回転座標(a−
b軸)上の2次磁束λ2 (λ2a,λ2b)が上記(5)式
を満足するように、該電源角周波数ω0 を制御すること
により、同様に、非干渉化制御のベクトル制御を実現す
ることができる。すなわち、同一次元磁束オブザーバ4
と速度適応機構7からなる速度適応2次磁束オブザーバ
を用いて、上記(5)式を満足するような同期回転座標
(a−b軸)上の2次磁束λ2 (λ2a,λ 2b)を推定
し、その2次磁束推定値λ2 # (λ2a # ,λ2b # )に基
づき電動機速度ωr を推定(ωr # )することにより、
上記(2)式(ω0 =ωr # +ωs *)から電源角周波
数ω0 を求め、該電源角周波数ω0 によりデジタル電流
制御器3を制御することによって非干渉化制御のベクト
ル制御を実現することができる。
【0012】図3に示すベクトル制御システムにおける
従来の誘導電動機の速度センサレスベクトル制御方法に
おいては、誘導電動機1の実速度を速度センサを用いな
いで検出するために、誘導電動機1の1次電流(相電
流)iu ,iv ,iw を検出し3相−2相相数変換器1
4にて相数変換した固定子座標(d−q軸)上の1次電
流検出値i1 (i1d,i1q)とする。そしてこの1次電
流検出値i1 と、固定子座標(d−q軸)上の電動機1
次電圧指令値v1 * (v1d * ,v1q * )と、速度推定値
ωr # とを入力とする同一次元磁束オブザーバ4によ
り、固定子座標(d−q軸)上の2次磁束推定値λ2 #
(λ2d # ,λ2q # )と1次電流推定値i1 #(i1d #
1q # )とを推定し、速度適応機構7にて該1次電流推
定値i1 # (i1d # ,i1q # )と1次電流検出値i
1 (i1d,i1q)とを比較した推定誤差信号(i1 −i
1 # )に基づき次式(7)で表わされる適応調整則によ
り電動機速度推定値(ωr # )を演算推定して誘導電動
機1の速度検出としている。
【0013】 ωr # =Kp (eidλ2q # −eiqλ2d # ) +Ki ∫(eidλ2q # −eiqλ2d # )dt ………(7) 但し、 eid=i1d−i1d # :推定誤差 eiq=i1q−i1q # :推定誤差 Kp :速度推定部比例ゲイン Ki :速度推定部積分ゲイン なお、同一次元2次磁束オブザーバ4と速度適応機構7
とからなる速度適応2次磁束オブザーバによって誘導電
動機の実速度の推定を行なう誘導電動機1の速度センサ
レスベクトル制御方式については、「電気学会論文誌
D,111巻11号,平成3年」(久保田、尾崎、松
瀬、中野:「適応2次磁束オブザーバを用いた誘導電動
機の速度センサレス直接形ベクトル制御」)に掲載され
ている。
【0014】以下、上記速度適応2次磁束オブザーバを
使用して誘導電動機の実速度を推定する従来の速度セン
サレスベクトル制御方式について説明する。
【0015】図3(制御システム構成)における動作を
説明すると、電流制御部(ACR)におけるデジタル電
流制御器3において、同期回転座標(a−b軸)上の1
次電圧指令値v1 * (v1a * ,v1b * )が、1次電流指
令値i1 * (i1a * ,i1b *)と1次電流検出値i
1 (i1a,i1b)が等しく(i1a * =i1a,i1b * =i
1b)なるように、非干渉化制御を可能とする条件式であ
る上記(4)式により演算される。
【0016】同期回転座標(a−b軸)上の1次電圧指
令値v1 * (v1a * ,v1b * )は、座標変換器9により
固定子座標(d−q軸)上の1次電圧指令値v1 * (v
1d *,v1q * )に変換された後、2相−3相相数変換器
15により相数変換されてPWM制御インバータ2の三
相各相の1次電圧制御指令電圧Vu ,Vv ,Vw に変換
され該PWM制御インバータ2の三相各相の出力電圧を
制御する。その結果、誘導電動機1は所望の電動機速度
指令値(ωr * )に応じて速度制御される。また、電源
角周波数ω0 で回転する同期回転座標(a−b軸)と、
誘導電動機1の固定子に固定された固定子座標(d−q
軸)との間の変換を行なう座標変換器8,9に使用され
る単位ベクトル(sin θ0 ,cos θ0 )を作り出すため
の基本位相角θ0 (θ0 =ω0 t)は次のようにして求
めることができる。即ちすべり算出器5により上記
(2)式に示すように、同期回転座標(a−b軸)上の
1次励磁軸電流指令値i1a * 、1次トルク軸電流指令値
1b * 、及び誘導電動機1の2次時定数τ2 (=L2
2 )によって求められるすべり角周波数指令値(ωs
* )と、速度適応2次磁束オブザーバ(4,7)により
推定される電動機速度推定値(ωr # )とから得られる
電源角周波数(ω0 )を、基本位相角算出用積分器11
で積分することによって、基本位相角θ0 を求めること
ができる。
【0017】以上のように、従来の速度センサレスベク
トル制御方式は、電動機速度(ωr)を推定する演算過
程において遅れがあるため、電動機速度推定値
(ωr # )とすべり角周波数指令値(ωs * )との加算
により得られる電源角周波数ω0 (ω 0 =ωr # +ωs
* )が真値からずれてしまい、その結果、デジタル電流
制御器3における電源角周波数ω0 に基づいて演算され
る非干渉化制御を行なうための1次電圧指令値v1 *
ずれ、及び座標変換器8,9における座標変換のために
用いる基本位相角θ0 もずれ、結局、座標変換軸がずれ
て非干渉化制御のベクトル制御が成り立たなくなってし
まう虞がある。
【0018】このことは、とりもなおさず誘導電動機1
の速度制御において、トルク指令値どおりのトルクが得
られないという重大な問題を起こすことになる。
【0019】そこで本願出願人は、電動機速度の推定過
程における「遅れ」となるベクトル制御座標軸のずれを
防止することにより、完全なベクトル制御を行なうこと
ができる速度センサレスベクトル制御方式を先に出願し
た(特願平5−265976号)。
【0020】先に出願した特願平5−265976号の
技術は、次の知見を基に開発したものである。
【0021】誘導電動機1の電動機速度推定値
(ωr # )の推定過程における「遅れ」は、誘導電動機
1側からみれば、すべり算出部5で算出されるすべり角
周波数指令値(ωs * )がずれていることに相当する。
(上記(2)式、ω0 =ωr +ωs * ,ωs * =i1b *
/i1a * ・τ2 参照)
【0022】そこで、ベクトル制御が成立するときの電
源角周波数ω0 を決定する要件、すなわち、同期回転座
標(a−b軸)上の2次磁束推定値λ2 # のトルク軸成
分(λ2b # )を零(上式(5),(6)式参照)にする
ために、該2次トルク軸磁束推定値λ2b # を積分(ωsc
=Kωi ∫λ2b # ・dt Kωi :積分ゲイン)して得ら
れたすべり角周波数修正値ωscをすべり角周波数指令値
ωs * に加える(ωs * +ωsc)ことにより、電動機速
度推定値ωr # の「遅れ」に伴う電源角周波数ω0 のず
れΔω0 を修正することができ、座標軸のずれが防止さ
れ、完全なベクトル制御が行なわれる。(次式、参照) ω0 +Δω0 =ωr # +ωs * +ωsc Δω0 =ωsc
【0023】図4は、特願平5−265976号の実施
例を示すものである。
【0024】図示制御システムにおいて、いま、速度制
御部(ASR)において、電動機速度指令値(ωr *
を与えると、該速度指令値(ωr * )と負帰還信号であ
る電動機速度推定値(ωr # )とが比較され、その比較
誤差信号が速度制御器6において比例積分(PI)制御
され、同期回転座標(a−b軸)上の1次電流指令値i
1 * の1次トルク軸電流指令値(i1b * )に変換され
る。次に、電流制御部(ACR)におけるデジタル電流
制御器3において、前記1次電流指令値i1 * の1次ト
ルク軸電流指令値(i1b * )及び1次励磁軸電流指令値
(i1a * )と、1次電流検出値i1 の1次トルク軸電流
検出値(i1b)及び1次励磁軸電流検出値(i1a)とが
比較され、i1b * =i1b、及びi1a * =i1aに制御され
るように、PWM制御インバータ2を制御する同期回転
座標軸(a−b軸)上の1次電圧指令値v
1 * (v1a * ,v1b * )が上記(4)式により演算され
る。
【0025】デジタル電流制御器3の出力である1次電
圧指令値v1 * (v1a * ,v1b * )は、座標変換器9に
より固定子座標(d−q軸)上の1次電圧指令値v1 *
(v 1d * ,v1q * )に変換された後、2相−3相相数変
換器15により相数変換されて、PWM制御インバータ
2の三相各相の1次電圧制御指令電圧Vu ,Vv ,V w
に変換され、該PWM制御インバータ2の出力電圧を制
御する結果、誘導電動機1は所望の電動機速度指令値
(ωr * )に応じて速度制御される。
【0026】誘導電動機1の実際の電動機速度(ωr
としては、次のようにして推定された電動機速度推定値
ωr # を用いる。即ち誘導電動機1の固定子座標(d−
q軸)上の1次電流検出値i1 (i1d,i1q)、1次電
圧指令値v1 * (v1d * ,v 1q * )及び電動機速度推定
値(ωr # )を入力とする同一次元磁束オブザーバ4
と、該同一次元磁束オブザーバ4により推定された1次
電流推定値i1 # (iid # ,i1q # )と2次磁束推定値
λ2 # (λ2d # ,λ2q # )及び1次電流検出値i 1 (i
id,i1q)に基づく上記(7)式により演算する速度適
応機構7と、からなる速度適応2次磁束オブザーバを使
用して、その電動機速度推定値ωr # を推定する。
【0027】そして、実際の電動機速度(ωr )を推定
する過程における電動機速度推定値(ωr # )の「遅
れ」によって生じる電源角周波数ω0 (ω0 =ωr #
ωs *)のずれを修正するために、同一次元磁束オブザ
ーバ4により推定した固定子座標(d−q軸)上の2次
磁束推定値λ2 # (λ2d # ,λ2q # )を座標変換器10
で同期回転座標軸(a−b軸)上の2次磁束λ2 # (λ
2a # ,λ2b # )に座標変換し、該2次磁束推定値λ2 #
の2次トルク軸磁束推定値(λ2b # )をすべり角周波数
修正用積分器16にて積分しすべり角周波数修正値ωsc
(ωsc=Kωs ∫λ2b # ・dt)を求め、加算器17にて
すべり角周波数指令値ωs * に加算する。
【0028】すべり角周波数修正値ωscをすべり角周波
数指令値ωs * に加算することは、電動機速度推定値
(ωr # )のずれを、前記すべり角周波数修正値ωsc
よって修正することにより、上記(2)式により決定さ
れる電源角周波数(ω0 )のずれによる基本位相角(θ
0 )のずれを防止し、座標変換軸のずれを防止して、精
度のよい非干渉化制御のベクトル制御が成立することと
なる。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】ところで、誘導電動機
1に三相交流を供給していないにもかかわらず、慣性や
外部負荷により回転子が回転している状態(この状態を
「フリーラン」と称す)から、モータ運転状態に移行さ
せる場合がある。
【0030】速度センサを用いたベクトル制御装置で
は、フリーラン状態からベクトル制御に移行したら、ほ
ぼ瞬時に電動機速度を検出することができ安定してベク
トル制御に移行することができる。
【0031】しかし、図3及び図4に示す、速度センサ
を用いない速度センサレスベクトル制御装置では、フリ
ーラン状態からベクトル制御状態に移行してモータ始動
をする場合、電動機速度の推定演算が瞬時にはできない
ため、電動機速度推定値ωr # は零からスタートする
が、電動機速度推定値ωr # が目標とする電動機速度指
令値ωr * に向って推定しない場合がある(理由は後述
する)。このような事態になると、電動機速度推定値ω
r # は零速度付近に停滞したままとなり、モータ制御が
不能な状態に陥ってしまうという問題がある。したがっ
てフリーラン状態の誘導電動機を速度センサレスベクト
ル制御で始動する場合には、V/F制御と同様に、始動
時にモータ速度を確実にサーチすることが必要である
が、従来ではかかる技術はなかった。
【0032】ここで、極低速領域では電動機速度推定値
ωr # が零速度付近に停滞してしまう理由を説明する。
速度センサレスベクトル制御装置では、実際のモータ電
圧を検出することが困難であるため、実際のモータ電圧
値の代わりに演算により求めた1次電圧指令値v
1 * (v1a * 1b * )を用い、この1次電圧指令値v
1 *が実際のモータ電圧値に等しいとみなして、推定速
度演算をしている。
【0033】一方、誘導電動機1への出力電圧が小さく
なる極低速領域では、PWM制御インバータ2のスイッ
チング素子であるパワートランジスタの順電圧降下分や
デッドタイム(後述)による影響が大きくなり、実際の
モータ電圧値と1次電圧指令値v1 * との誤差が大きく
なる。このような誤差が生じるにもかかわらず、誤差が
ないとみなして1次電圧指令値v1 * が実際のモータ電
圧値に等しいとみなして推定演算をしてしまうため、電
動機速度推定値ωr # にも誤差が発生してベクトル制御
条件が成立しなくなる。したがって速度制御系が正常に
動作せずが零速度付近に停滞したままとなる。結局、速
度センサレスベクトル制御装置は、速度ンサがある場合
に比較して、極低速の領域の運転では、制御不可能な領
域が存在し制御範囲が狭い。
【0034】ここで前述したデッドタイムについて説明
する。PWM制御インバータ2のインバータ部に使用さ
れる主スイッチング素子にはスイッチング遅れがあり、
この遅れ時間による上下アームの短絡を防止するため
に、短絡防止期間(デッドタイム)を設けている。この
デッドタイムがあるため、実際のモータ電圧値と1次電
圧指令値v1 * とが異なってしまう。そこで現在では、
この電圧誤差を少なくするため、PWM制御インバータ
2の出力電圧を、上記デッドタイムに合わせて遅らせる
デッドタイム補償回路を設けているが、完全な補償はで
きず、電圧誤差が残存している。この電圧誤差は電圧値
が小さいときほど相対的に大きな影響を与えることにな
る。
【0035】本発明は、上記従来技術に鑑み、誘導電動
機をフリーラン状態から速度センサレスベクトル制御に
移行する際に、迅速・確実に速度サーチをして安定した
始動を行うことのできる誘導電動機の速度センサレスベ
クトル制御装置を提供することを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する第1
の本発明の構成は、同期回転座標上の1次励磁軸電流指
令値(i1a * )及び1次トルク軸電流指令値(i1b *
と1次励磁軸電流検出値(i1a)及び1次トルク軸電流
検出値(i 1b)と電源角周波数(ω0 )を入力し、誘導
電動機の電流非干渉化制御を行ない1次励磁軸電圧指令
値(v1a * )及び1次トルク軸電圧指令値(v1b * )を
出力する電流制御器(3)と、前記電流制御器(3)の
出力を固定子座標上に変換した1次励磁軸電圧指令値
(v1d * )及び1次トルク軸電圧指令値(v1q * )を基
に誘導電動機(1)を速度制御する電力変換器(2)
と、1次励磁軸電流検出値(i1d)及び1次トルク軸電
流検出値(i1q)と1次励磁軸電圧指令値(v1d * )及
び1次トルク軸電圧指令値(v1q)と電動機速度推定値
(ωr # )をぞれぞれ入力し、固定子座標上の1次励磁
軸電流推定値(i1d # )及び1次トルク軸電流推定値
(i1q # )と2次励磁軸磁束推定値(λ2d # )及び2次
トルク軸磁束推定値(λ2q # )を推定する同一次元磁束
オブザーバ(4)と、1次励磁軸電流検出値(i1d)及
び1次トルク軸電流検出値(i1q)と1次励磁軸電流推
定値(i1d # )及び1次トルク軸電流推定値(i1q #
と2次励磁軸磁束推定値(λ2d # )及び2次トルク軸磁
束推定値(λ2q # )をそれぞれ入力し、電動機速度推定
値(ωr # )を比例・積分演算により推定演算して出力
する速度適応機構(7)と、1次励磁軸電流指令値(i
1a * )及び1次トルク軸電流指令値(i1b * )を基に誘
導電動機(1)のすべり角周波数指令(ωs * )を演算
し出力するすべり算出器(5)と、前記すべり算出器
(5)の出力であるすべり角周波数指令値(ωs * )に
電動機速度推定値(ωr # )を加算して前記電流制御器
(3)の制御入力である電源角周波数(ω0 )を出力す
る加算器(17)と、を具備する誘導電動機の速度セン
サレスベクトル制御装置において、誘導電動機の正転方
向及び逆転方向の最大速度を示す正転方向及び逆転方向
の電動機速度最大値(±ωr max )があらかじめ設定さ
れている推定速度チャージ演算部(21)と、始動時に
は、速度適応機構(7)にて演算される電動機速度推定
値ωr # の積分項に、推定速度チャージ演算部(21)
に設定されている電動機速度最大値(±ωr max )のう
ち誘導電動機を回転させようとする方向と同一回転方向
の極性の電動機速度最大値を代入するためのスイッチ
(23,24)とを有し、始動時において電流制御器
(3)へ送る1次トルク軸電流指令値(i1b * )を零に
維持した状態で1次励磁軸電流指令値(i1a * )を零か
ら漸増させていくことを特徴とする。
【0037】また第2の本発明の構成では、前記1次励
磁軸電流指令値(i1a * )を漸増し始めた時点から、あ
らかじめ設定した時間が経過したら、1次トルク軸電流
指令値(i1b * )を有効にして電流制御器(3)へ送る
ことを特徴とする。
【0038】本発明では、フリーラン回転中の誘導電動
機を始動する場合には、電動機速度推定値は用いず、電
動機速度最大値を速度適応機構の推定速度積分値に代入
する。これにより推定値が実際のモータ速度と一致する
まで速度サーチが行なわれる。
【0039】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。なお従来技術と同一部分には同一符号を付
し、重複する説明は省略する。
【0040】図1は本発明の実施例に係る誘導電動機の
速度センサレスベクトル制御装置を示す。本実施例は、
図4に示す従来の制御装置に、更に、推定速度チャージ
演算部21、及びスイッチ23,24を付加した構成と
なっている。
【0041】推定速度チャージ演算部21には、誘導電
動機1の最大速度である正転方向及び逆転方向の電動機
速度最大値+ωr max ,−ωr max があらかじめ設定さ
れている。
【0042】次に、本実施例において、フリーラン状態
からベクトル制御状態に移行させて誘導電動機1を始動
させるときの動作状態を、図1及び図2を参照して説明
する。
【0043】フリーラン回転中の誘導電動機1を始動す
るには、運転指令を投入したと同時に(時刻t1 )、モ
ータ回転方向と同極性の電動機速度最大値を、推定速度
チャージ演算部21から出力するようにスイッチ23,
24を操作する。つまりスイッチ23を投入すると共
に、モータ回転方向が正転であるときには、スイッチ2
4を+側に投入して推定速度チャージ演算部21から正
転の電動機速度最大値+ωr max を出力させ、回転方向
指令が逆転であるときには、スイッチ24を−側に投入
して推定速度チャージ演算部21から逆転の電動機速度
最大値−ωr maxを出力させる。これにより、速度適応
機構7には電動機速度最大値±ωr max が入力され速度
適応機構7にて演算される電動機速度推定値の積分項に
電動機速度最大値±ωr max が代入される。なおスイッ
チ23は1制御周期が経過すると開放される。
【0044】このときデジタル電流制御器3に送る1次
励磁軸電流指令値i1b * の値を零にすると共に、デジタ
ル電流制御器3に送る1次励磁軸電流指令値i1a * を徐
々に増加させていく。また1次励磁軸電流指令値i1a *
を増加し始めると同時に、同一次元磁束オブザーバ4及
び速度適用機構7による速度推定演算を開始する。
【0045】速度推定演算されて速度適応機構7から出
力される電動機速度推定値ωr # は初期設定された電動
機速度最大値±ωr max からスタートして実際のモータ
速度と一致するまで速度サーチしながら降下してくる。
そして時刻t2 において、速度サーチが完了する。つま
り電動機速度推定値ωr # と実際の電動機速度ωr とが
一致する。この場合、1次トルク軸電流指令値i1b *
零に維持したまま1次励磁軸電流指令値i1a * を漸増さ
せているため、速度サーチ中に過電流が生じることを防
ぐことができ、また安定して速度サーチができる。
【0046】運転指令が投入された時点t1 から、速度
サーチが完了する時刻よりも遅れるように設定した時間
Tが経過した後(時刻t3 後)に、1次トルク軸電流指
令値i1b * をそのままデジタル電流制御器3へ送る。つ
まり時刻t3 以後は、通常のベクトル制御運転に移行す
る。
【0047】1次トルク軸電流指令値i1b * を有効にす
るのは、速度サーチが完了した後にする必要がある。本
実施例では、速度サーチが完了したことを直接的に検出
することはせず、時刻t1 から設定時間Tが経過したと
ころで1次トルク電流指令値i1b * を有効にして通常の
ベクトル制御に移行するようにした。このため速度サー
チが完了したことを判定する演算が不要で、回路構成を
簡単にすることができる。
【0048】
【発明の効果】以上実施例と共に具体的に説明したよう
に本発明によれば、PWM制御インバータを運転開始す
る際に、速度適応機構にて演算される電動機速度推定値
の積分項に、推定速度チャージ演算部にあらかじめ設定
した、モータ回転方向と同一方向の電動機速度最大値を
代入すると共に、1次電流指令値のトルク軸成分を零に
維持しつつ励磁軸成分を漸増するため、モータがフリー
ラン回転中にある場合でも、迅速且つ確実に速度サーチ
を行うことができる。この場合、スイッチング動作をす
るだけで電動機速度最大値に切り換えることがで、1次
制御周期のみ代入するのを実行すればよいので、制御動
作は簡単である。また1次電流指令値の励磁軸成分を漸
増させているため、過電流が発生することなく安定した
速度サーチができる。
【0049】また速度サーチ完了後に1次電流指令値の
トルク軸成分を有効にすることにより、通常のベクトル
制御にスムーズに移行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す構成図。
【図2】実施例の動作状態を示すタイムシーケンス図。
【図3】従来技術を示す構成図。
【図4】従来技術を示す構成図。
【符号の説明】
1 誘導電動機 2 PWM制御インバータ 3 デジタル電流制御器 4 同一次元磁束オブザーバ 5 すべり算出器 6 速度制御器 7 速度適応機構 8 座標変換器 9 座標変換器 10 座標変換器 11 基本位相角算出用積分器 16 すべり角周波数修正用積分器 17 加算器 21 推定速度チャージ演算部 23,24 スイッチ ωs すべり角周波数 ωs * すべり角周波数指令値 ωsc すべり角周波数修正値 ω0 電源角周波数 ωr 電動機速度 ωr * 電動機速度指令値 ωr # 電動機速度推定値 ωr max 電動機速度最大値 v1 1次電圧 v1a 1次励磁軸電圧 v1b 1次トルク軸電圧 v1 * 1次電圧指令値 v1a * ,v1d * 1次励磁軸電圧指令値 v1b * ,v1q * 1次トルク軸電圧指令値 iu ,iv ,iw 1次電流 i1 1次電流検出値 i1a,i1d 1次励磁軸電流検出値 i1b,i1q 1次トルク軸電流検出値 i1 * 1次電流指令値 i1a * 1次励磁軸電流指令値 i1b * 1次トルク軸電流指令値 i1 # 1次電流推定値 i1d # 1次励磁軸電流推定値 i1q # 1次トルク軸電流推定値 λ2 2次磁束 λ2a,λ2d 2次励磁軸磁束 λ2b,λ2q 2次トルク軸磁束 λ2 # 2次磁束推定値 λ2a # ,λ2d # 2次励磁軸磁束推定値 λ2b # ,λ2q # 2次トルク軸磁束推定値 vu ,vv ,vw 1次電圧制御指令電圧 θ0 基本位相角

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期回転座標上の1次励磁軸電流指令値
    (i1a * )及び1次トルク軸電流指令値(i1b * )と1
    次励磁軸電流検出値(i1a)及び1次トルク軸電流検出
    値(i1b)と電源角周波数(ω0 )を入力し、誘導電動
    機の電流非干渉化制御を行ない1次励磁軸電圧指令値
    (v1a * )及び1次トルク軸電圧指令値(v1b * )を出
    力する電流制御器(3)と、 前記電流制御器(3)の出力を固定子座標上に変換した
    1次励磁軸電圧指令値(v1d * )及び1次トルク軸電圧
    指令値(v1q * )を基に誘導電動機(1)を速度制御す
    る電力変換器(2)と、 1次励磁軸電流検出値(i1d)及び1次トルク軸電流検
    出値(i1q)と1次励磁軸電圧指令値(v1d * )及び1
    次トルク軸電圧指令値(v1q)と電動機速度推定値(ω
    r # )をぞれぞれ入力し、固定子座標上の1次励磁軸電
    流推定値(i1d # )及び1次トルク軸電流推定値(i1q
    # )と2次励磁軸磁束推定値(λ2d # )及び2次トルク
    軸磁束推定値(λ2q # )を推定する同一次元磁束オブザ
    ーバ(4)と、 1次励磁軸電流検出値(i1d)及び1次トルク軸電流検
    出値(i1q)と1次励磁軸電流推定値(i1d # )及び1
    次トルク軸電流推定値(i1q # )と2次励磁軸磁束推定
    値(λ2d # )及び2次トルク軸磁束推定値(λ2q # )を
    それぞれ入力し、電動機速度推定値(ωr # )を比例・
    積分演算により推定演算して出力する速度適応機構
    (7)と、 1次励磁軸電流指令値(i1a * )及び1次トルク軸電流
    指令値(i1b * )を基に誘導電動機(1)のすべり角周
    波数指令(ωs * )を演算し出力するすべり算出器
    (5)と、 前記すべり算出器(5)の出力であるすべり角周波数指
    令値(ωs * )に電動機速度推定値(ωr # )を加算し
    て前記電流制御器(3)の制御入力である電源角周波数
    (ω0 )を出力する加算器(17)と、 を具備する誘導電動機の速度センサレスベクトル制御装
    置において、 誘導電動機の正転方向及び逆転方向の最大速度を示す正
    転方向及び逆転方向の電動機速度最大値(±ωr max
    があらかじめ設定されている推定速度チャージ演算部
    (21)と、 始動時には、速度適応機構(7)にて演算される電動機
    速度推定値ωr # の積分項に、推定速度チャージ演算部
    (21)に設定されている電動機速度最大値(±ω
    r max )のうち誘導電動機を回転させようとする方向と
    同一回転方向の極性の電動機速度最大値を代入するため
    のスイッチ(23,24)とを有し、 始動時において電流制御器(3)へ送る1次トルク軸電
    流指令値(i1b * )を零に維持した状態で1次励磁軸電
    流指令値(i1a * )を零から漸増させていくことを特徴
    とする誘導電動機の速度センサレスベクトル制御装置。
  2. 【請求項2】 前記1次励磁軸電流指令値(i1a * )を
    漸増し始めた時点から、あらかじめ設定した時間が経過
    したら、1次トルク軸電流指令値(i1b * )を有効にし
    て電流制御器(3)へ送ることを特徴とする請求項1の
    誘導電動機の速度センサレスベクトル制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2273667A3 (en) * 2009-07-06 2018-02-14 Jtekt Corporation Motor control unit and vehicle steering apparatus
CN108390595A (zh) * 2017-12-29 2018-08-10 徐州中矿大传动与自动化有限公司 刮板机重载自适应启动控制装置及启动控制方法

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