JPH0879948A - ジョイント機能付きクリップ - Google Patents

ジョイント機能付きクリップ

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JPH0879948A
JPH0879948A JP6207506A JP20750694A JPH0879948A JP H0879948 A JPH0879948 A JP H0879948A JP 6207506 A JP6207506 A JP 6207506A JP 20750694 A JP20750694 A JP 20750694A JP H0879948 A JPH0879948 A JP H0879948A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire harness
terminal accommodating
clip
band
terminal
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6207506A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Ishiguro
俊 石黒
Makoto Nakamura
誠 中村
Yoshihiro Kumazawa
義弘 熊澤
Hideo Kobayashi
日出男 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication of JPH0879948A publication Critical patent/JPH0879948A/ja
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 占有スペースを抑制しつつ、各電線を弛むこ
となく電気接続する。 【構成】 ワイヤハーネス19に巻き付けられるバンド
12の外周に、その周方向に複数の端子収容部13を並
設し、該端子収容部13に、前記ワイヤハーネス19を
構成する電線19aのうち、所要の電線19aに接続さ
れた端子20を嵌合すると共に、各端子収容部13間
に、導電性薄板25を延在し、該導電性薄板25を介し
て所定の端子20間を電気接続したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はワイヤハーネスを構成す
る複数本の電線のうち、何本かを電気接続するために使
用するジョイント機能付きクリップに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ワイヤハーネスを構成する複数本
の電線のうち、所望の電線同士を電気接続する場合、図
5に示すようなジョイントボックス1を使用している。
このジョイントボックス1は、一方向に開口する箱形状
のケース2に、複数の嵌合孔3を有するボックス本体4
を収容する構成である。ケース2内にはバスバー5が収
容され、バスバー5の各脚部6は、各嵌合孔3内に突出
するようになっている。そして、ケース2にボックス本
体4を収容した状態で、一端側に開口する嵌合孔3に、
各電線7の先端に設けた端子8を嵌合すれば、前記バス
バー5を介して電線7同士が互いに電気接続されるよう
になっている。一般に、このような構成のジョイントボ
ックス1は、設置場所等の問題からテープ9によりワイ
ヤハーネス10の外周部に固定されることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ジ
ョイントボックス1は、ケース2とボックス本体4の2
部材からなる上、内部にバスバー5を収容できる構成と
しなければならないため、小型化には限界がある。この
ため、ジョイントボックス1を、テープ9によりワイヤ
ハーネス10の外周部に固定すると、ワイヤハーネス1
0、ジョイントボックス1及びテープ9の間に空間が形
成される。この空間は機能上何の役割も果さず、いわゆ
るデッドスペースSとなり、ジョイントボックス1の大
きさ以上のスペースを占有することになる。したがっ
て、このようなスペースを考慮してワイヤハーネス10
の配索を行わなければならず、場所によっては配索でき
ないという問題がある。
【0004】また、前記ジョイントボックス1は、デッ
ドスペースSをできるだけ抑えるために、その長手方向
がワイヤハーネス10の延びる方向に沿うように配置す
る必要がある。このため、嵌合孔3が側方に開口するこ
とになり、各端子8を嵌合する場合、各電線7からの距
離が相違する。この場合、各電線7には予め端子8が取
り付けられているため、接続される嵌合孔3に近い方の
電線7が弛み、いわゆる余長部分が発生することなる。
【0005】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、占有
スペースを抑制しつつ、各電線を弛むことなく電気接続
することのできるジョイント機能付きクリップを提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、ワイヤハーネスに巻き付
けられるバンドの外周に、その周方向に複数の端子収容
部を並設し、該端子収容部に、前記ワイヤハーネスを構
成する電線のうち、所要の電線に接続された端子を嵌合
すると共に、各端子収容部間に、導電性薄板を延在し、
該導電性薄板を介して所定の端子間を電気接続したもの
である。前記導電性薄板としては、銅等の導電性を有す
る材料を薄板状に打ち抜いたものや、FPC(フレキシ
ブル プリンテッド サーキット)の表面に銅箔を形成
したもの等が使用できる。
【0007】請求項2記載の発明では、前記バンドの外
周部に、車両本体に固定される固定部を設けたものであ
る。この固定部の構成としては、車両本体の突出部分が
圧入される圧入孔や、略矢印形状で、車両本体に穿設し
た貫通孔に挿入後、弾性復帰して係止される構造等が使
用可能である。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明の構成によれば、バンドを
ワイヤハーネスに巻き付ければ、端子収容部はワイヤハ
ーネスの周方向に沿って並設される。電線の端部に接続
した端子は、ワイヤハーネスが延びる方向に沿って前記
端子収容部に嵌合される。各端子は、導電性薄板を介し
て互いに電気接続される。
【0009】請求項2記載の発明の構成によれば、ワイ
ヤハーネスに巻き付けたバンドは、固定部により車両本
体の所望位置に固定される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1ないし図4に示すように、本発明に係るジ
ョイント機能付きクリップ11は、大略、バンド12の
一方の面に複数の端子収容部13を並設した構成であ
る。前記バンド12は、図2(a),(b)に示すよう
に、端子収容部13を並設された中央部分で幅広となっ
ており、一端側外面には鋸歯状に複数の係止爪14が突
設され、他端部は外面側に膨出し、そこには前記係止爪
14側の端部が挿通して係止される係止孔15が形成さ
れている。
【0011】端子収容部13の近傍の係止孔15側には
車両固定部16が設けられ、車両本体等に固定できるよ
うになっている。この車両固定部16は、中央から外方
に矢印形状に突出する係止突部17と、この係止突部1
7の両側から突出方向斜め外方に延びる弾性片18とか
らなる。係止突部17は、車両本体等の貫通孔内に挿入
した際、両側の羽根部17aが内方に弾性変形した後、
形状復帰することにより、前記貫通孔に係止する。この
とき、弾性片18が弾性変形して車両本体に圧接するこ
とになり、前記係合状態を確実なものとする。
【0012】前記端子収容部13は、バンド12の外面
に並設される箱状のもので、バンド12の幅方向に向か
って一端側のみが開口し、電線19aの端部に接続した
端子20が嵌合・接続されるようになっている。この端
子収容部13には、図3に示すように、開口部の側面下
部(バンド12側)に切欠部21が形成され、その位置
のバンド12の表面には、内部に向かって徐々に高くな
る係止受部22が突設されている。また、端子収容部1
3の開口部とは反対側の端面下部に当接部23が突設さ
れ、バンド12と対向する天井面からは係合片24が延
設されている。
【0013】前記端子収容部13による各電線間の電気
接続は、FPC(フレキシブル プリンテッド サーキ
ット)25を介して行われるようになっている。このF
PC25は、並設された複数の短冊部25aが一端側の
連結部25bにより連結された薄板状のもので、その表
面には銅箔26が設けられている。このような構成のF
PC25は、前記切欠部21を介して端子収容部13に
挿入されるようになっている。すなわち、FPC25
は、その連結部25bが係止受部22を乗り越えて短冊
部25aが当接部23に当接した時点で、連結部25b
を係止受部22に係止されることにより固定される。
【0014】前記端子収容部13には、電線19aの先
端に取り付けられた端子20が挿入されるようになって
いる。この端子20は、上面に前記係合片24が係合す
る係合溝27が形成されており、先端から延びる薄板部
分が下面側に向かって断面三角形状に折り曲げられるこ
とにより弾性部28が形成されている。
【0015】前記構成からなるジョイント機能付きクリ
ップ11は次のようにして使用される。すなわち、ま
ず、クリップ11を、ワイヤハーネス(複数本の電線1
9aを、テープ19bにより任意の間隔で束ねたもの)
19の外周部に巻き付け、係止爪14側の端部を係止孔
15に挿通することにより、係止爪14を係止する。一
方、ワイヤハーネス19では、予め、数本の電線19a
の先端部に端子20を接続しておく(図1参照)。そし
て、前記クリップ11の各端子収容部13に端子20を
それぞれ挿入する。
【0016】端子収容部13に挿入された端子20は、
図4に示すように、その係合溝27に係合片24が係合
することにより、端子収容部13からの脱落を防止され
る。この状態では、各端子20の弾性部28がFPC2
5の銅箔26に圧接することにより、各電線19a間の
電気接続が図られる。
【0017】このように、端子20の挿入は、電線19
aが延びる方向に沿って行なうことができ、各電線19
a間で挿入長さに差が生じない。このため、従来のよう
に、電線19aに弛みが生じることはない。
【0018】そして、ワイヤハーネス19に巻き付けら
れ、端子収容部13に電線19aの端子20を接続され
たクリップ11は、車両固定部16、すなわち、係止突
部17を車両本体の貫通孔に挿入して係止し、弾性片1
8を車両本体に圧接させることにより固定する。これに
より、複数本の電線19aの電気接続を図りつつ、車両
本体にワイヤハーネス19を固定することが可能とな
る。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1記載の発明では、ワイヤハーネスに巻き付けたバンド
に、周方向に端子収容部を並設する構成としたので、従
来のジョイントボックスを使用する場合のように、部分
的に膨出して占有スペースが拡大することを防止でき
る。また、端子収容部はワイヤハーネスが延びる方向に
開口しているため、各電線間で必要な長さに差が生じる
ことがなく、余長部分が発生することを防止できる。
【0020】請求項2記載の発明では、バンドに固定部
を設けるようにしたので、前記電線の接続のみならず、
車両本体へのワイヤハーネスの固定をも行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係るジョイント機能付きクリップ
をワイヤハーネスに巻き付けた状態を示す斜視図であ
る。
【図2】 図1のジョイント機能付きクリップの平面図
(a)及び正面図(b)である。
【図3】 端子収容部の部分拡大分解斜視図である。
【図4】 端子収容部での端子の接続状態を示す正面断
面図である。
【図5】 従来例に係るジョイントボックスの分解斜視
図である。
【図6】 図5のジョイントボックスの使用例を示す斜
視図である。
【図7】 図6の横断面図である。
【符号の説明】
12 バンド 13 端子収容部 19 ワイヤハーネス 19a 電線 20 端子 25 FPC(導電性薄板)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 日出男 三重県四日市市西末広町1番14号 住友電 装株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤハーネスに巻き付けられるバンド
    の外周に、その周方向に複数の端子収容部を並設し、該
    端子収容部に、前記ワイヤハーネスを構成する電線のう
    ち、所要の電線に接続された端子を嵌合すると共に、各
    端子収容部間に、導電性薄板を延在し、該導電性薄板を
    介して所定の端子間を電気接続したことを特徴とするジ
    ョイント機能付きクリップ。
  2. 【請求項2】 前記バンドの外周部に、車両本体に固定
    される固定部を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    ジョイント機能付きクリップ。
JP6207506A 1994-08-31 1994-08-31 ジョイント機能付きクリップ Withdrawn JPH0879948A (ja)

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JP6207506A JPH0879948A (ja) 1994-08-31 1994-08-31 ジョイント機能付きクリップ

Applications Claiming Priority (1)

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JP6207506A JPH0879948A (ja) 1994-08-31 1994-08-31 ジョイント機能付きクリップ

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JPH0879948A true JPH0879948A (ja) 1996-03-22

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ID=16540855

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20011106