JPH0879309A - Lan間接続装置及びlan間接続システム - Google Patents

Lan間接続装置及びlan間接続システム

Info

Publication number
JPH0879309A
JPH0879309A JP6209987A JP20998794A JPH0879309A JP H0879309 A JPH0879309 A JP H0879309A JP 6209987 A JP6209987 A JP 6209987A JP 20998794 A JP20998794 A JP 20998794A JP H0879309 A JPH0879309 A JP H0879309A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lan
line
data
inter
call
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6209987A
Other languages
English (en)
Inventor
Norihiro Ishida
憲弘 石田
Toshimitsu Oba
俊光 大場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP6209987A priority Critical patent/JPH0879309A/ja
Priority to US08/502,152 priority patent/US5642352A/en
Publication of JPH0879309A publication Critical patent/JPH0879309A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L12/00Data switching networks
    • H04L12/28Data switching networks characterised by path configuration, e.g. LAN [Local Area Networks] or WAN [Wide Area Networks]
    • H04L12/46Interconnection of networks
    • H04L12/4604LAN interconnection over a backbone network, e.g. Internet, Frame Relay

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 トラヒックに見合った通信回線を効率よく獲
得することができるLAN間接続装置を提供する。 【構成】発呼手段(104)による発呼が相手先の通信
装置によって着信拒否された場合には、回線不足検出手
段(105)は、データ送信に必要な数の回線について
の呼設定ができなかったことを検出する。この回線不足
検出手段(105)により必要な数の回線についての呼
設定ができなかったことを検出したときには、通知要求
手段(106)は、相手先の通信装置に対して、回線解
放時における回線開放通知を要求する。この要求が実行
されて、相手先の通信装置から回線開放通知が送信され
てきた時には、制御手段(107)は、発呼手段(10
4)に対して、相手先の通信装置に対する再発呼を行う
ことを要求する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はLAN(ローカルエリア
ネットワーク)と公衆網等のWAN(広域エリアネット
ワーク)とを接続するためのLAN間接続装置に関す
る。特に、複数の公衆回線(例えばINSネットのBc
h)を束ねて、見かけ上高速な帯域のチャネルに扱える
機能(以下、「インバースMUX機能」と言う)を具備
したLAN間接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、工場,研究所,大学等(以下、
「事業所」と総称する。)の限られた地域内においてデ
ータ等を高速に相互通信させるために、コンピュータを
相互に接続するLAN(ローカルエリアネットワーク:
企業内・地域情報通信網)が普及している。このような
LANは、ある一箇所にまとまった地域内で独立して構
築することができるだけでなく、INS(インフォメー
ションネットワークシステム)ネット(日本電信電話株
式会社によってサービス提供されるISDN)等の公衆
網に接続し、この公衆網を介して外部の情報機器やデー
タベースに接続することができる。この事を利用する
と、LANによる通信作業環境を構築してある事業所が
地理的に分散している事業所構成をとっている場合に、
各事業所毎に構築されたLANを公衆網を介して相互に
接続することにより、あたかも全事業所をカバーする一
つのLANを構築したかのように運用することができ
る。
【0003】このようなLANと公衆網との接続を行う
ために、ブリッジやルータと称呼されるLAN間接続装
置が利用される。ブリッジとは、2つのLANを接続す
るとともに、通過するパケットのアドレスに従って、パ
ケットのフィルタリングをする機能を有するLAN間接
続装置である。また、ルータとは、複数の信号路の分岐
点に設置され、フィルタリングよりも一歩進んで、通過
するパケットのアドレスに従って、パケットの方路を決
定する機能を有するLAN間接続装置である。
【0004】このようなLAN間接続装置を公衆網を介
して他のLAN間接続装置に接続する際には、固定帯域
の専用線や公衆網等を中継回線としていた。この場合、
上記INSネットのBchにあっては、一本当たり64
kbpsの帯域を有している。但し、通信すべきデータ
のデータ量が多くなると、一本の中継回線だけでは輻輳
が生じてしまう。そのため、従来のLAN間接続装置で
は、送信するデータを複数の並列した中継回線に分配し
て公衆網内に送信するとともに、このような複数の並列
した中継回線から各々送信されたデータを多重化してデ
ータを組み立て直すインバースMUX(多重化)機能を
有する多重化装置(以下、データを並列化して中継回線
に送信する装置を「多重化装置」と定義する。)を組み
合わせて使用していた。このようにして複数の中継線を
仮想的に束ねることにより、見かけ上中継回線の帯域を
広げ、高速な帯域のチャネルとして扱うことができる。
【0005】また、この場合に、送信すべきデータ量の
多寡,即ちトラヒックの大小に従って、仮想的に束ねる
本数を増減させる機能を、上記多重化装置に持たせる場
合もある。このような場合には、上記多重化装置は、既
に接続済みの中継回線による回線利用率を監視する。そ
して、トラヒック量があるスレッショルド(例えば70
%)を越えた時には、更に1本の回線を追加して、帯域
を増やすようにしている。例えば、ISNネットのBc
hを1本利用して64kbpsの帯域で通信を行ってい
るとした場合に、LANからのトラヒックがその70%
に当たる44.8kbpsを越えた時には、もう1本の
Bchを設定して128kbpsの帯域で通信するよう
にしているのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
LAN間接続装置では、トラヒックに見合った中継回線
を効率よく獲得することができなかった。具体的には、
以下に述べる問題を有していた。 〈第1の具体的問題点〉上述したように、従来のLAN
間接続装置ではデータ量の多寡に応じて仮想的に束ねる
べき中継回線の本数を増減させていた。このような構成
を採ると、通信中にデータ量が増加したために接続する
中継回線を追加することができる。但し、着信側の通信
装置(LAN間接続装置等)が局線(通信装置と公衆網
を接続している通信路)を使用して他の通信装置と通信
していると、必要とする数の中継回線を接続できない場
合が生じうる。このような場合に遭遇すると、発信側の
LAN間接続装置は、発呼を中止して通信を断念するか
既に接続済みの回線のみで通信を行うかしていた。さら
に、通常は、発信側のLAN間接続装置にて一定時間経
過毎に再発呼を繰り返すことにより、着信側の回線が空
きになるのを待つことを行っていた。
【0007】しかしながら、この場合には、発呼側のL
AN間接続装置は、LANデータの転送処理(ルーティ
ング処理等)を実行しながら、局線側への一定時間間隔
での発呼処理を行う必要がある。そのため、通常当該L
AN間接続装置のCPU(中央処理装置)への負荷が、
余分に増大していた。なお、このような事態に備えてC
PU負荷を低減するために、マルチCPU化してデータ
転送処理と発呼処理を分担させることも考えられるが、
装置コストの増大,及び処理の制御の複雑化等の面で不
利な構成であると言える。
【0008】また、単純に一定時間間隔毎に発呼を繰り
返すだけでは、着信側の第2の通信装置(LAN間接続
装置等)の局線が空きとなったにも拘わらず、発信側の
第1の通信装置(LAN間接続装置)がタイマーによる
発呼待ち時間中であるために、直ちに発呼できない場合
もあり得る。その場合には、第2の通信装置による局線
空きの発生から第2の通信装置による再発呼までのタイ
ムラグ間に、他の第3の通信装置(LAN間接続装置
等)からの着信が発生してしまい、第2の通信装置の空
き局線に接続してしまう事態が生じ得る。このように、
不十分な中継回線本数で現に第2の通信装置に接続され
ており、しかも先に発呼を行っていたとしても、第1の
通信装置からの着信に優先権はなく、後から発呼を行っ
た第3の通信装置からの着信がタイミング如何によって
受け付けられ、結局第1の通信装置に必要な帯域確保の
ための接続ができないという不合理が生じていた。この
ような問題は、上記のようなマルチCPU構成を採用し
ても解決することはできない。 〈第2の具体的問題点〉多重化装置にてインバースMU
X機能を実行すると、接続する中継回線の数の増減に応
じて多重化装置内,即ちLAN間接続装置内で転送・処
理されるデータの帯域も変化する。例えば、上記例に従
うと、ISNネットのBch一本のみで公衆網に接続さ
れているときには、64kbpsの帯域でデータを処理
すればよい。しかし、Bchが2本になると多重化装置
により多重化/分配されるので、多重化装置内において
は64kbpsの倍の128kbpsの帯域でデータを
転送・処理しなければならない。このように、中継線が
増加するに従って、LAN間接続装置内におけるデータ
転送・処理を高速化していかなければならない。
【0009】このLAN間接続装置内における多重化装
置とLANとのインタフェースを含む他の装置との間
は、CCITT勧告V.35,X.21等で定められる
インタフェースで接続されており、クロックは多重化装
置側から他の装置側に供給されている。従って、帯域の
変更を行う場合には、多重化装置内でクロック周波数を
帯域変更に合わせて変更し、他の装置に供給する。そし
て、他の装置では、このクロック周波数に合わせて、デ
ータ転送・処理を行う。
【0010】しかし、上記他の装置においては、クロッ
クが急に変化してしまうので、クロックの同期引き込み
に時間が掛かったり、その変化時にデータが紛失してし
まったりする問題が生じていた。 〈主たる課題〉本発明の主たる課題は、以上の問題点に
鑑み、トラヒックに見合った通信回線を効率よく獲得す
ることができるLAN間接続装置を提供することであ
る。 〈第1の副次的課題〉本発明の選択的且つ副次的な課題
の第1は、CPU負荷の増加を招くことなく、先に発呼
を行ったLAN間接続装置が優先的に回線接続をするこ
とを可能とし、もって上記主たる課題を解決するLAN
間接続装置を提供することである。 〈第2の副次的課題〉本発明の選択的且つ副次的な課題
の第2は、LAN間接続装置内において、多重化装置外
でのクロック周波数の変更を必要とすることなく、多重
化装置内で帯域(及びクロック)を変更して転送・処理
をすることができるLAN間接続装置を提供することで
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記主たる課
題を解決するため、以下のような手段を採用した。
【0012】
【第1の手段】 <要旨>本発明の第1の手段による発信側LAN間接続
装置は、上記第1の副次的課題を解決するために、図1
(a)の原理図に示したように、LAN(100)と網
(101)とを複数の回線を介して接続するためのLA
N間接続装置(102)であって、前記複数の回線を収
容するインタフェース(103)と、前記複数の回線を
用いて複数の呼設定の要求を行うことができる発呼手段
(104)と、前記発呼手段(104)による発呼の結
果相手先の通信装置が回線使用中であるためにデータ送
信に必要な数の回線についての呼設定ができなかったこ
とを検出する回線不足検出手段(105)と、この回線
不足検出手段(105)により必要な数の回線について
の呼設定ができなかったことを検出したときに、前記相
手先の通信装置に対して、回線解放時における回線開放
通知を要求する通知要求手段(106)と、前記相手先
の通信装置から前記回線開放通知が送信されてきた時
に、前記発呼手段(104)に対して、前記相手先の通
信装置に対する再発呼を行うことを要求する制御手段
(107)とを備えることを特徴とする(請求項1に対
応)。
【0013】また、本発明の第1の手段による着信側L
AN間接続装置は、上記第1の副次的課題を解決するた
めに、図1(b)の原理図に示したように、LAN(1
10)と網(111)とを複数の回線を介して接続する
ためのLAN間接続装置(112)であって、前記複数
の回線を収容するインタフェース(113)と、前記複
数の回線を用いて同時に複数の着信を受け付けることが
できる着信手段(114)と、前記複数の回線の全てが
使用中であるために前記着信手段(114)によって着
呼が拒否された他の通信装置から回線解放時における回
線開放通知要求があったときに、この回線開放通知要求
を登録する通知要求登録手段(115)と、前記回線の
開放を監視する回線監視手段(116)と、前記回線監
視手段(116)によって前記回線が開放されたことが
検出された時には、前記回線開放通知要求元に、前記回
線開放通知を送信する通知送信手段(117)とを備え
ることを特徴とする(請求項2に対応)。
【0014】また、本発明による上記発信側LAN間接
続装置(102)と上記着信側LAN間接続装置(11
2)とを組み合わせたLAN間接続システムは、上記第
1の副次的課題を解決するために、図1(a)及び
(b)の原理図に示したように、網(101)と、第1
のLAN(100)と前記網(101)とを複数の回線
を介して接続するための第1のLAN間接続装置(10
2)と、第2のLAN(110)と前記網とを複数の回
線を介して接続するための第2のLAN間接続装置(1
12)とからを含むLAN間接続システムであって、前
記第1のLAN間接続装置(102)は、前記複数の回
線を収容するインタフェース(103)と、前記複数の
回線を用いて複数の呼設定の要求を行うことができる発
呼手段(104)と、前記発呼手段(104)による発
呼の結果前記第2のLAN間接続装置(112)が回線
使用中であるためにデータ送信に必要な数の回線につい
ての呼設定ができなかったことを検出する回線不足検出
手段(105)と、この回線不足検出手段(105)に
より必要な数の回線についての呼設定ができなかったこ
とを検出したときに、前記第2のLAN間接続装置(1
12)に対して、回線解放時における回線開放通知を要
求する通知要求手段(106)と、前記第2のLAN間
接続装置(112)から前記回線開放通知が送信されて
きた時に、前記発呼手段(104)に対して、前記第2
のLAN間接続装置(112)に対する再発呼を行うこ
とを要求する制御手段(107)とを備え、前記第2の
LAN間接続装置(112)は、前記複数の回線を収容
するインタフェース(111)と、前記複数の回線を用
いて同時に複数の着信を受け付けることができる着信手
段(114)と、前記第1のLAN間接続装置(10
2)からの回線開放通知要求があったときに、この回線
開放通知要求を登録する通知要求登録手段(115)
と、前記回線の開放を監視する回線監視手段(116)
と、前記回線監視手段(116)によって前記回線が開
放されたことが検出された時には、前記第1のLAN間
接続装置(102)に前記回線開放通知を送信する通知
送信手段(117)とを備えることを特徴とする(請求
項3に対応)。
【0015】本発明の構成要素の概要と、そのポイント
を簡単にまとめる。 〔回線開放通知要求〕回線開放通知要求に、発信側LA
N間接続装置(第1のLAN間接続装置)(102)の
識別情報が含まれるようにしても良い。更に、発信側L
AN間接続装置(第1のLAN間接続装置)の制御手段
(107)が、再発呼のメッセージに発信側LAN間接
続装置(第1のLAN間接続装置)の識別情報を付すよ
う、発呼手段(104)に要求するようにしても良い。
このようにすれば、着信側LAN間接続装置(第2のL
AN間接続装置)(112)は、第1のLAN間接続装
置(102)が再発呼してきた場合に、その通知登録手
段(115)に登録されている識別情報(回線開放通知
要求に含まれる識別番号)と再発呼のメッセージに付さ
れている前記識別情報とが一致する場合のみ、着信を受
け付けるようにすることができる(請求項4に対応)。 <本発明の方法>本発明の第1の手段によるLAN間接
続装置を用いたLAN間接続方法は、LANと網とを複
数の回線を介して接続するためのLAN間接続装置にお
ける呼設定方法であって、相手先の通信装置に対して発
呼を行い、この発呼の結果、相手先の通信装置が回線使
用中であるためにデータ送信に必要な数の回線について
の呼設定ができなかった場合に、前記相手先の通信装置
に対して、回線解放時における回線開放通知を要求し、
この要求に対して、前記相手先の通信装置から前記回線
開放通知が送信されてきた時に、前記相手先の通信装置
に対して再発呼を行うことを特徴とする(請求項5に対
応)。
【0016】また、このようなLAN間接続装置を用い
たLAN間接続システムにおける回線接続方法は、第1
のLAN(100)と網(101)とを複数の回線を介
して接続するための第1のLAN間接続装置(102)
と第2のLAN(110)と前記網(111)とを複数
の回線を介して接続するための第2のLAN間接続装置
(112)との間に、呼を設定するためのLAN間接続
システムにおける呼設定方法であって、前記第1のLA
N間接続装置(102)から前記第2のLAN間接続装
置(112)に対して発呼を行い、この発呼の結果、前
記第2のLAN間接続装置(112)が回線使用中であ
るためにデータ送信に必要な数の回線についての呼設定
ができなかった場合に、前記第1のLAN間接続装置
(102)は、前記第2のLAN間接続装置(112)
に対して、回線解放時における回線開放通知を要求し、
前記第2のLAN間接続装置(112)は、前記第1の
LAN間接続装置(102)からの回線開放通知要求が
あったときに、この回線開放通知要求を登録し、前記第
2のLAN間接続装置(112)は、前記回線が開放さ
れた時には、前記第1のLAN間接続装置(102)
に、前記回線開放通知を送信し、前記第1のLAN間接
続装置(102)は、前記第2のLAN間接続装置(1
12)から前記回線開放通知が送信されてきた時に、前
記第2のLAN間接続装置(112)に対して再発呼を
行うことを特徴とする(請求項6に対応)。 〔付加的行程1〕第2のLAN間接続装置(112)が
第1のLAN間接続装置(102)からの回線開放通知
要求を受信した場合には、その配下の第2のLAN(1
10)に接続されている端末からの発呼要求を拒絶する
行程を追加しても良い。そのようにすれば、他のLAN
間接続装置からの発呼のみならず、自己からの発呼さえ
も拒絶して、第1のLAN間接続装置(102)からの
着信のみを最優先することができる(請求項7に対
応)。 〔付加的行程2〕第2のLAN間接続装置(112)
が、第1のLAN間接続装置(102)が再発呼してき
た場合において、登録されている回線開放通知要求の発
信元と前記再発呼元とを比較し、両者が一致している場
合のみ着信を受け付ける行程を追加しても良い。このよ
うにすれば、他のLAN間接続装置からの着信を確実に
拒否して、第1のLAN間接続装置(102)からの着
信のみを最優先することができる(請求項8に対応)。
【0017】
【第2の手段】 <要旨>本発明の第2の手段によるLAN間接続装置
は、上記第2の副次的課題を解決するために、図2
(a)の原理図に示したように、LAN(200)と網
(201)とを複数の回線を介して接続するためのLA
N間接続装置(202)であって、前記複数の回線を収
容する第1のインタフェース(203)と、前記複数の
回線を用いて複数の呼設定の要求を行うことができる発
呼手段(204)と、前記網(201)に送信すべきデ
ータ量に応じた回線数を算出し、この回線数の呼設定を
前記発呼手段(204)に依頼する回線数算出手段(2
05)と、前記LAN(206)を収容する第2のイン
タフェース(206)と、この第2のインタフェース
(206)を介して前記LAN(206)から送信され
てくるデータを一時記憶するためのバッファ(207)
と、このバッファ(207)に前記データを固定帯域に
て書き込むデータ書き込み手段(208)と、このバッ
ファ(207)に書き込まれたデータを、呼設定がなさ
れた回線数に応じた帯域にて前記第1のインタフェース
(203)に送信するデータ送信手段(209)とを備
えることを特徴とする(請求項9に対応)。 <本発明の第1の手段と第2の手段の組み合わせ>本発
明の第2の手段によるLAN間接続装置に上記第1の手
段の構成を組み合わせることも可能である。その場合に
は、図2(b)の原理図に示したように、LAN(20
0)と網(201)とを複数の回線を介して接続するた
めのLAN間接続装置(202)であって、前記複数の
回線を収容する第1のインタフェース(203)と、前
記複数の回線を用いて複数の呼設定の要求を行うことが
できる発呼手段(204)と、前記網(201)に送信
すべきデータ量に応じた回線数を算出し、この回線数の
呼設定を前記発呼手段に依頼する回線数算出手段(20
5)と、前記発呼手段(204)による発呼の結果相手
先の通信装置(212)が回線使用中であるために、前
記回線数算出手段(205)で求めた数の回線について
の呼設定ができなかったことを検出する回線不足検出手
段(211)と、この回線不足検出手段(211)によ
り前記回線数算出手段(205)で求めた数の回線につ
いての呼設定ができなかったことを検出したときに、前
記相手先の通信装置(212)に対して、回線解放時に
おける回線開放通知を要求する通知要求手段(210)
と、前記相手先の通信装置(212)から前記回線開放
通知が送信されてきた時に、前記発呼手段(204)に
対して、前記相手先の通信装置(212)に対する再発
呼を行うことを要求する制御手段(213)と、前記L
AN(200)を収容する第2のインタフェース(20
6)と、この第2のインタフェース(206)を介して
LAN(200)から送信されてくるデータを一時記憶
するためのバッファ(207)と、このバッファ(20
7)に前記データを固定帯域にて書き込むデータ書き込
み手段(208)と、このバッファ(207)に書き込
まれたデータを、呼設定がなされた回線数に応じた帯域
にて前記第1のインタフェース(203)に送信するデ
ータ送信手段(209)とを備えて構成される(請求項
10に対応)。
【0018】本発明の構成要件の概要と、そのポイント
を簡単にまとめる。 〔多重化装置〕ここで言う多重化装置は、上述したよう
に、データを並列化して中継回線に送信する装置を言
う。第1のインタフェース(203)は、複数の回線を
並列に収容する故にデータを並列する機能を有し、デー
タ送信手段(209)は、この第1のインタフェース
(203)にデータを送信する機能を有する。従って、
この第1のインタフェース(203)及びデータ送信手
段(209)が、この多重化装置に該当する。 〔データ書き込み手段〕データ書き込み手段(208)
は、第2のインタフェースを介して受信したデータをバ
ッファに書き込む。
【0019】なお、この書き込みを行う前に一旦他のバ
ッファにデータを格納しておくとともに、このデータ書
き込み手段(208)が、当該他のバッファからバッフ
ァ(207)にデータを転送するように構成しても良
い。このようにすれば、バッファ(207)からのデー
タ読み出しが遅い帯域によって成されるために読み出し
に時間が掛かるような場合でも、書き込むべきデータを
止めておくことができる。
【0020】また、データ書き込み手段(208)は、
バッファ(207)へのデータの書き込みが完了する
と、データ送信手段(209)に対して、前記バッファ
(207)に書き込まれたデータの第1のインタフェー
ス(203)への送信を依頼するように構成しても良い
(請求項14に対応)。このようにすれば、データ書き
込みに続いてデータ送信を、遅滞なく行うことができ
る。 〔バッファ〕バッファ(207)を並列に接続された複
数のバッファから構成しても良い。この場合には、前記
データ書き込み手段(208)を、これら複数のバッフ
ァの各々に対して順番に書き込みを行うように構成し、
前記データ送信手段(209)を、これら複数のバッフ
ァの各々に対して順番に前記第1のインタフェース(2
03)への前記データの送信を行うように構成する(請
求項15に対応)。このようにすれば、あるバッファに
対してデータ書き込みを行っている時に、同時に、別の
バッファからデータ読み出しを行うことができる。従っ
て、データがこのバッファを通過する速度を上げること
ができる。そのため、バッファに書き込む前にデータが
フローして欠落することが防止できる。 <本発明の付加的構成要件>本発明は、前記必須の構成
要素からなるが、以下の構成を付加した上でも成立す
る。 〔バッファ監視手段〕本発明に、前記バッファ(20
7)に書き込まれたデータ量を監視するバッファ監視手
段(214)を付加しても良い。このバッファ監視手段
(213)には、以下のような機能を持たせることがで
きる。
【0021】例えば、図3に示すように、バッファ(2
07)に書き込まれたデータが全て第1のインタフェー
ス(203)に送信され終わった時に、このバッファ監
視手段(214)が、データ書き込み手段(208)に
対して、書き込み可能状態であることを示す書き込み可
能信号(RR)を送信するように構成してもよい。この
場合には、この書き込み可能信号(RR)の受信を契機
に、データ書き込み手段(208)が、前記データ(D
ATA)を前記バッファ(207)に書き込むように構
成する(請求項11に対応)。この様にすれば、バッフ
ァ(207)は書き込み状態と送信状態とを同時に成立
させることがない。従って、先に書き込んだデータが後
から書き込んだデータによって上書きされて欠落してし
まうことが防止できる。
【0022】また、バッファ(207)に書き込まれた
データが第1のインタフェース(203)に送信され終
わっていない時には、バッファ監視手段(214)が、
データ書き込み手段(208)に対して、書き込み不可
能状態であることを示す書き込み不可能信号(RNR)
を送信するように構成しても良い。この場合には、デー
タ書き込み手段(208)を、前記書き込み不可能信号
(RNR)の受信をすると、前記書き込み可能信号(R
R)を受信するまで、前記データの前記バッファ(20
7)への書き込みを停止するように構成する(請求項1
2に対応)。この様にすれば、バッファ(207)は、
書き込み状態と送信状態とを交互に繰り返すことにな
る。従って、先に書き込んだデータが後から書き込んだ
データによって上書きされて欠落してしまうことが防止
できる。また、書き込みと読み出しとを、各々異なった
パルス周期にて行うことができる。
【0023】また、図4に示すように、データ書き込み
手段(208)によるバッファ(207)へのデータ
(DATA)の書き込みが完了すると、このバッファ監
視手段(214)が、データ書き込み手段(208)に
対して、受信確認を示す受信確認信号(ACK)を送出
するように構成しても良い(請求項13に対応)。この
ようにすると、データ書き込み手段側では、データ(D
ATA)転送の誤りの有無を検出することができる。ま
た、バッファ(207)を並列に接続された複数のバッ
ファから構成した場合には、バッファ監視手段(21
3)を、個々のバッファに対して、各々監視を行うよう
に構成することができる(請求項16に対応)。この様
に構成した上で、上記のような機能をバッファ監視手段
(214)に持たせれば、データの書き込み及び送信
を、より効率的に行うことができる。 〔レジスタ〕バッファ監視手段(214)と前記データ
書き込み手段(208)と間にレジスタを介在させて、
このレジスタによって両者間の通信を行うようにしても
良い(請求項17に対応)。このようにすれば、通信内
容は一定期間にわたり維持されるので、両者を通信のた
めに同期させる必要がない。 〈装置の分散〉本発明によるLAN間接続装置をデータ
の多重化を行う多重化装置(第1のインタフェース(2
03)及び前記データ送信手段(209)を含む)とL
ANに接続された端末装置(データ書き込み手段(20
8)を含む)とに分割し、各々別体の装置とすることが
できる。この場合の両装置間における通信は、データフ
レームを用いてなすことができる(請求項18に対
応)。
【0024】
【作用】
【0025】
【第1の手段による作用】発呼手段(104)による発
呼が相手先の通信装置によって着信拒否された場合に
は、回線不足検出手段(105)は、データ送信に必要
な数の回線についての呼設定ができなかったことを検出
する。この回線不足検出手段(105)により必要な数
の回線についての呼設定ができなかったことを検出した
ときには、通知要求手段(106)は、相手先の通信装
置に対して、回線解放時における回線開放通知を要求す
る。この要求が実行されて、相手先の通信装置から回線
開放通知が送信されてきた時には、制御手段(107)
は、発呼手段(104)に対して、相手先の通信装置に
対する再発呼を行うことを要求する。
【0026】このように、LAN間接続装置(102)
は、データ送信中における定期的発呼処理の繰り返しを
する必要がないので、そのCPUの負荷が軽減される。
しかも、再発呼を直ちに行うことにより、優先的回線接
続を行うことができる。
【0027】
【第2の手段による作用】第2のインタフェース(20
6)によりLANから送信されたデータが受信される
と、データ書き込み手段(208)は、このデータをバ
ッファ(207)に書き込む。データ送信手段(20
9)は、バッファ(207)に書き込まれたデータを、
第1のインタフェース(203)を介して網(201)
に送信する。回線数算出部(205)は、送信されるデ
ータ量に応じた回線数を算出する。発呼手段(204)
は、この算出された回線数に応じて追加の発呼を行う。
このようにして、データを網(201)に送信するため
に呼設定される回線数は増加する。データ送信手段(2
09)は、この呼設定された回線数に応じて、データを
第1のインタフェース(203)に送信する帯域を可変
させる。
【0028】従って、バッファ(207)よりLAN側
の装置においては、データの転送・処理のためのクロッ
ク周波数を変更する必要がない。
【0029】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0030】
【実施例1】図5は、本発明の第1実施例によるLAN
間接続装置1と、このLAN間接続装置1により公衆網
Nに接続されるLANの構成の概略を示す図である。
【0031】図5では、3箇所に分かれて各々構築され
ている3つのLANが、公衆網としてのINSネットN
により、相互に接続されている。なお、この公衆網はW
AN(広域網)の一種である。
【0032】各LANは、図6に示す様に、複数のパー
ソナルコンピュータ(PC)2及びワークステーション
(WS)3がイーサネット等の接続線lによって相互に
接続されている構造となっている。各LANの接続線l
には、更にLAN間接続装置1が接続されている。この
LAN間接続装置1により、各LANは公衆網Nに接続
される。従って、各LANに収容されたパーソナルコン
ピュータ2又はワークステーション3からLAN間接続
装置1を介して公衆網Nにアクセスし、公衆網Nに接続
されている他の端末や、他のLANのLAN間接続装置
1を介して当該LANに収容されているパーソナルコン
ピュータ2やワークステーション3と通信することがで
きる。なお、これら「他の端末」及び「LAN間接続装
置1」を総称して、通信装置と呼ぶ。
【0033】このLAN間接続装置1と公衆網Nとは、
複数本の局線Lによって接続されている。この局線Lは
INSネットのBchであり、各LAN毎に固定的に定
められた数の局線Lが接続されている。但し、この局線
Lは、仮想的なチャネルである。
【0034】このLAN間接続装置1の内部構成は、そ
の機能から、多重化装置11とその他の装置12に分け
ることができる。この他の装置12は、ブリッジに相当
する機能を奏する部分である。他の装置12内において
は、LANデータは、LAN内のプロトコルに従って転
送・処理される。また、他の装置12内においては、L
ANデータの転送は固定的なクロック周波数に従って行
われる。
【0035】一方、多重化装置11は、他の装置12を
通過したLANデータを多重化するとともに、他の通信
装置(LAN間接続装置1)との間のポイント・ポイン
ト・プロトコルに従ってカプセル化を行い、他方、公衆
網(WAN)Nを終端させて、他の通信装置(LAN間
接続装置1)からカプセル化された状態で送信されてき
たLANデータの分離・復元を行う機能を有する。ま
た、多重化装置11は、ルータに相当する機能をも有し
ている。この多重化装置11内でのデータの転送は、局
線数の増減に依って変更されるクロック周波数(例え
ば、64kbps,128kbps,256kbps,
…)に従って行われる。
【0036】以下、LAN間接続装置1における各構成
に付いて説明する。なお、図5及び図6では、説明の都
合上、発側のLAN間接続装置1a,1cと着側のLA
N間接続装置1bとで、記載した構成を多少変えてい
る。但し、実際のLAN間接続装置1は、発側と着側の
両者の機能を併せ持っているので、両LAN間接続装置
1a,1bに記載した何れの構成をも有していることは
言うまでもない。
【0037】図5において、局線Lに接続されたISN
ネット局線トランク13は、バスmを介してCPU(中
央処理装置)14,制御メモリ部15,レジスタ19,
及びトグルバッファメモリ20に接続されている。トグ
ルバッファメモリ20はフレームバッファ17に直接接
続され、レジスタ19はルーティングコントローラ18
を介してフレームバッファ17に接続されている。この
フレームバッファ17は、LANインタフェース16に
接続されている。このLANインタフェース16は、L
ANの接続線lに接続されている。
【0038】第1のインタフェースとしてのINSネッ
ト局線トランク13は、局線Lを収容するインタフェー
スである。図示を省略したが、このINSネット局線ト
ランク13は、各局線L対応に用意された複数の回線イ
ンタフェースユニットから構成されている。これら複数
の回線インタフェースユニットの各々は、CPU14か
ら或る帯域(例えば、64kbps,128kbps,
256kbps,…)にて時分割多重化された状態で送
信されてきたデータのうち対応するデータを取り出し、
INSネットのBchの帯域(64kbps)にて局線
Lに送出するために、図示せぬバッファを備えている。
【0039】制御手段及びデータ送信手段としてのCP
U14は、制御メモリ部15にロードされているプログ
ラムを実行し、多重化装置内の11の各種制御を行う処
理装置である。
【0040】第2のインタフェースとしてのLANイン
タフェース16は、LANを収容するためのインタフェ
ースである。フレームバッファ17は、LANインタフ
ェース16を介してLAN側から送信されてきたLAN
データフレームを一時蓄積するためのバッファである。
【0041】バッファとしてのトグルバッファメモリ2
0は、このフレームバッファ17とINSネット局線ト
ランク13とを中継するためのバッファである。このト
グルバッファメモリ20は、図7に示すように、二つの
並列接続されたバッファ20a,20bから構成されて
いる。このトグルバッファメモリ20は、書き込み時に
おけるパルス周波数と異なった周波数(帯域)にて、デ
ータを読み出すことができる。従って、このトグルバッ
ファメモリ20を通過させることで、固定帯域にてLA
N側から送信されてきたLANデータを任意の帯域に変
換することができる。
【0042】なお、任意の帯域にて連続してデータを読
み出すには、トグルバッファメモリ20内に一旦データ
を貯めてから一挙に読み出す必要がある。但し、書き込
みと読み出しとを交互に行うのでは、結果として遅延が
生じてしまう。そのため、トグルバッファメモリ20を
複数のバッファ20a,20bから構成し、交互に書き
込みと読み込みを行うようにした。その結果、トグルバ
ッファメモリ20全体として、読み出しを連続して行う
のと等価にすることができたのである。
【0043】また、WANによるポイント・ポイント・
プロトコルの終端は、このトグルバッファメモリ20上
で行う。なお、本実施例では、トグルバッファメモリ2
0を2個のバッファ20a,20bから構成したが、バ
ッファの数を3個以上とすることもできる。
【0044】フレームバッファ17内に格納されたLA
Nデータフレームをトグルバッファ20へ転送するの
は、データ書き込み手段としてのルーティングコントロ
ーラ18からの指示に従う。このルーティングコントロ
ーラ18は、CPU14とは独立して作動し、受信した
フレームを公衆網(WAN)N側に中継するかどうかを
制御する。
【0045】即ち、ルーティングコントローラ18は、
レジスタ19を介してCPU14と通信を行い、CPU
14からトグルバッファの受信可否についての通知を受
け取る。そして、何れかのバッファバッファ20a,2
0bに空きがあって受信可能(以下、この状態を、「R
R」と表示する。)であると通知された場合には、フレ
ームバッファ17内に格納されているLANデータを当
該バッファ20a,20bに転送するとともに、空きが
ないために受信不可能(以下、この状態を、「RNR」
と表示する。)であると通知されたバッファ20a,2
0bに対してのLANデータの転送を停止する。一方、
ルーティングコントローラ18は、CPU14に対する
割り込みを行い、トグルバッファメメリ20に書き込ん
だLANデータの公衆網Nへの転送を指示する。
【0046】レジスタ19は、CPU14とルーティン
グコントローラ18との間で、制御情報のやりとりを行
うためのレジスタである。レジスタ19は、図8に示す
ように、3個の領域に区分されている。各領域は、夫
々、第1のバッファ20aの受信状態を示す第1の領域
19a,第2のバッファ20bの受信状態を示す第2の
領域19b,ルーティングコントローラ18からのCP
U14への割り込みの有無を示す第3の領域19cであ
る。第1の領域19a及び第2の領域19bには、CP
U14によって、各々に対応するバッファ20a,20
bが受信可能状態(RR)であれば“1”と書き込ま
れ、受信不可能状態(RNR)であれば“0”と書き込
まれる。ルーティングコントローラ18は、このビット
の状態を読み込んで、LANデータのトグルバッファメ
モリ20への転送実行又は停止を行う。一方、第3の領
域19cには、ルーティングコントローラ18がLAN
データの転送を終了したときに、割り込みありを示すビ
ット“1”を立てられる。この割り込みありビット
“1”を読むと、CPU14はトグルバッファメモリ2
0内のデータのINSネット局線トランク13への転送
を行う。なお、CPU14が割り込み処理を終了する
と、この割り込みありビット“1”はCPU14により
クリアされる。
【0047】制御メモリ部15内は、図6に示すような
各機能を実行するプログラムをロードする領域及びデー
タ記憶部(テーブルを含む)となる領域から構成され
る。即ち、プログラムを実行することにより実現される
機能部としては、多回線発呼部15a,局線トランク解
放監視部15c,帯域決定部15d,経路情報管理部1
5e,バッファ状態監視(回線数算出)部15g,話中
検出部15h,着側回線解放時の通知要求作成管理部1
5j,多回線着信部15k,経路情報送出抑制制御部1
5mがある。一方、データ記憶部としては、ルーティン
グ情報記憶部15b,経路情報テーブル15f,発端末
アドレス記憶部15i,発側装置からの通知登録記憶部
15l等がある。
【0048】この発呼手段としての多回線発呼部15a
は、局線トランク部13に接続された局線毎に発呼を行
い、回線の設定要求を公衆網Nに対して行う部分であ
る。なお、多回線発呼部15aは、回線毎に相手先を別
にして、発呼を行うことができる。
【0049】ルーティング情報記憶部15bは、各LA
Nデータ毎に割り当てられる回線の分担を記憶する部分
である。回線監視手段としての局線トランク解放監視部
15cは、INSネット局線トランク13における局線
Lの解放を監視する。即ち、何れかの局線L上に設定さ
れた回線は、その回線を介して行う通話(LANデータ
の転送)が終了すると、切断される。すると、対応する
局線Lが解放される。局線トランク解放監視部15c
は、どの局線Lが解放されたのかを監視するのである。
【0050】経路情報管理部15eは、ルータとしての
機能を有する部分である。この経路情報管理部15e
は、LANデータに含まれる通信相手先情報を読み出
し、この通信相手先情報により経路情報テーブル15f
を検索して、公衆網を介して送信すべき経路を管理す
る。
【0051】経路情報テーブル15fは、LANデータ
に含まれる形式の通信相手先情報と経路との対応を列挙
したテーブルである。バッファ監視手段及び回線数算出
手段としてのバッファ状態監視(回線数算出部)15g
は、トグルバッファメモリ20を構成する各バッファ2
0a,20bの状態を監視する。そして、各バッファ2
0a,20bに空きがあるときには、対応するレジスタ
19の領域に、“1”のビットを立てる。同様に、各バ
ッファ20a,20bが一杯であるときには、対応する
レジスタ19の領域のビットをクリアする。また、バッ
ファ状態監視部15gは、トグルバッファメモリ20の
データ送信スループットを監視する。そして、このデー
タ送信スループットに応じた回線数を算出する。即ち、
データ送信スループットが不足して来たときには、回線
数が多くなるように算出する。このように回線数を増減
することにより、データ送信スループットを一定範囲内
とすることができる。なお、このように算出された回線
数は、多回線発呼部15aに連絡される。多回線発呼部
では、必要な数の回線を通信量が多いLANデータに割
り当て、追加発呼を行う。追加した回線がどのLANデ
ータに割り当てられたかは、ルーティング情報記憶部1
5bに記憶される。また、算出された回線数は、話中検
出部15hにも通知される。
【0052】回線不足検出手段としての話中検出部15
hは、多回線発呼部15aよる発呼の結果から、相手先
の通信装置の空き局線数が不十分である場合には、話中
であると検出する。
【0053】発端末アドレス記憶部15iは、当該LA
N間接続装置1のアドレス(識別情報)を格納しておく
部分である。通知要求手段としての着側回線解放時の通
知要求作成管理部15jは、多回線発呼部15aによる
発呼を行う際に着側LAN間接続装置1に送信する「着
側回線解放時の通知要求」を、作成する部分である。こ
の「着側回線解放時の通知要求」は、着側のLAN間接
続装置1bが他の通信装置との間で話中であった場合に
送信される情報であり、当該通話が終了して局線が解放
された際に当該発側のLAN間接続装置1aに通知する
旨を要求する情報である。この「着側回線解放時の通知
要求」には、発端末アドレス記憶部15iに格納された
アドレス(識別情報)が書き込まれる。なお、この「着
側回線解放時の通知要求」は、例えば、ルーチングイン
フォメーションプロトコル(RIP)によって通知され
る。通知手段としては、他のルーチングプロトコルを活
用することも可能である。
【0054】着信手段としての多回線着信部15kは、
局線トランク部13を介して他の通信装置から通知され
た発呼を受付け、発呼のあった回線の接続の可否を判断
し、回線の接続又は拒否を行う部分である。
【0055】通知要求登録手段としての発側装置からの
通知登録記憶部15lは、発側のLAN間接続装置1a
から「着側回線解放時の通知要求」を受信したときに、
これを登録して記憶しておく部分である。
【0056】通知送信手段としての経路情報送出抑制制
御部15mは、発側LAN間接続装置1aに局線が開い
た旨の情報を送出するとともに、それ以外の通信装置に
は送出を抑制する部分である。即ち、経路情報送出抑制
制御部15mは、局線トランク解放監視部15cにおい
て局線トランクの解放があったと判定された場合に、通
知登録記憶部15lに登録された「着側回線解放時の通
知要求」に含まれる発側LAN間接続装置1aのアドレ
スに基づき、発側LAN間接続装置1aの経路情報を経
路情報管理部15eから得て、発側LAN間接続装置1
aに局線の解放を通知する。一方、経路情報送出抑制部
15mは、局線トランク解放監視部15cにおいて局線
トランクの解放があったと判定された場合でも、通知登
録記憶部15lに登録のない通信装置には局線の解放は
通知しない。
【0057】なお、図6においては、フレームバッファ
メモリ17,ルーティングコントローラ18,レジスタ
19,及びトグルバッファメモリ20を併せて、データ
交換処理部とバッファリング処理部21と表示してい
る。
【0058】次に、以上のように構成されるLAN間接
続装置において実行される制御の内容を説明する。な
お、説明の都合上、各LAN間接続装置1は、図5に示
すように公衆網Nにより相互に接続されているとする。
【0059】最初に、LANデータを送信するのに必要
な回線の接続を行うまでの制御を、図9に基づいて説明
する。制御の前提として、発側のLANにおいてLAN
間接続装置1aにLAN情報を通知する手段は、通常の
ルーティング情報更新手段をそのまま用いる。また、複
数のLANを公衆網Nを経由して接続してネットワーク
を構成した場合、LAN間でのデータ通信をしていない
時には、回線経費を節減するために、公衆網Nの接続を
解放する。
【0060】図9において、最初に、第1の発側LAN
間接続装置1aの多回線発呼部15aが、バッファ状態
監視部15gが算出した回線数(ここでは、n回線とす
る)の情報を得て、着側のLAN間接続装置1bに対し
て、n回線の接続を要求して同時発呼を行う()。
【0061】着側のLAN間接続装置1aでは、他の通
信装置との通話のために既に一部の回線が話中であり、
第1の発側LAN間接続装置1aから接続要求のあった
n回線のうちk回線については、接続することができな
かったとする。従って、この場合には、着側LAN間接
続装置1bの多回線着信部15kは、(n−k)回線の
み第1の発側LAN間接続装置1aとの間で回線の接続
を行う()。
【0062】第1の発側LAN間接続装置1aでは、接
続された回線数がバッファ状態監視部15gで算出した
回線数に満たないことを検知すると、着側回線解放時の
通知要求作成管理部15jがk回線分の解放通知の要求
を行う()。即ち、着側のLAN間接続装置1bにお
いて回線の解放があった場合にはその旨を通知すること
を、着側LAN間接続装置1bに要求する。この場合に
は、解放された回線の累計がk回線になるまで通知を続
けるように要求する。なお、この要求は、ルーティング
インフォメーションプロトコルに従って、ルーティング
情報+付加情報の形式にて行われる。
【0063】この要求は着側LAN間接続装置1bにお
いて、発側装置からの通知登録記憶部15lに登録され
る。一方、第1のLAN間接続装置1aと着側LAN間
接続装置1bとの間では、(n−k)回線によるデータ
通信を開始する。その後、着側LAN間接続装置1bに
おいて、局線トランク解放監視部15cがk回線のうち
m回線(但し、k>mとする)の空きを検出すると、発
側装置からの通知登録記憶部15lに登録していた第1
の発側LAN間接続装置1aに、解放の通知を行う
()。即ち、ルーティング情報更新信号(回線開放の
通知)を、上記の(n−k)本の回線を使って、第1の
発側LAN間接続装置1aのみに対して送出する。
【0064】通常、着側LAN間接続装置1bは、回線
断のイベントがあると、局線の解放状況をネットワーク
に含まれる全てのLAN間接続装置1a,1bに対して
通知する。但し、「着側回線解放時の通知要求」の登録
を受け付けた場合には、着側LAN間接続装置1bは、
通知要求をしてきたLAN間接続装置1aのみに、回線
断のイベント発生と同時に、ルーティング情報更新信号
(回線解放の通知)を送信する。即ち、その他のLAN
間接続装置1cには、ルーティング情報更新信号(回線
解放の通知)の送信を行わないか、時間差をおいてか
ら、定期的なルーティング情報更新信号等によって通知
を行う。ここで言う「時間差をおいて」とは、通常、3
0秒に一度程度送信するルーティング情報更新信号を、
1乃至2回とばして(不送信として)という意味であ
る。このように時間差を取ることができるのは、一般的
に、180秒程度までは定期的なルーティング情報更新
信号が受信されなくても問題が発生しないことに因る。
【0065】第1の発側LAN間接続装置1aでは、こ
の更新情報を受信すると、通知された回線数(m回線)
を同時発呼することにより、接続本数を増加し、必要回
線数に近づけることを試みる()。なお、回線断発生
通知信号には、開放した回線数を表示するデータがあっ
てもなくてもどちらでも良い。開放した回線数を表示す
るデータがない場合には、第1の発側LAN間接続装置
1aは、不足しているk回線の発呼を行うことになる。
【0066】この発呼を受けた着側LAN間接続装置1
bでは、発信元のLAN間接続装置1aのINSネット
の発番号等をチェックする。この場合には、通知登録記
憶部15lに登録されているINSネットのアドレスと
INSネットの発番号は対応しているので、発呼のあっ
た回線のうち、m回線のみ発呼の受付を行い、回線を接
続する()。以後、接続回線数が必要としているn回
線に達するまで、乃至の制御を繰り返す。
【0067】なお、「着側回線解放時の通知要求」の登
録を受付けた後に、登録要求を出してきたLAN間接続
装置1a以外の(第2の発側)LAN間接続装置からの
発呼があったとする()。このときには、通知登録記
憶部15lに登録されているINSネットのアドレスと
INSネットの発番号は対応していないので、着信は拒
否される()。また、着信側LAN間接続装置1b配
下の端末/サーバ(パーソナルコンピュータ2,ワーク
ステーション3)からデータ通信要求があっても、これ
を契機に、新規に空きとなった回線を割り当てて使用す
ることを禁止する。
【0068】なお、登録要求を出してきたLAN間接続
装置1aに対して、必要な回線(n回線)が設定された
場合には、通知登録記憶部15lにおける「着側回線解
放時の通知要求」の登録が削除されるので、以後は通常
の呼設定がなされるようになる。
【0069】このような制御を行うことにより、接続の
要求を登録してきた発側LAN間接続装置1aの回線
が、優先的に着側LAN間接続装置1bに接続されるよ
うになる。
【0070】次に、以上のように回線が接続された後に
第1の発側LAN間接続装置1aにおいて実行されるフ
レームバッファ17からISN回線へのLANデータの
転送制御を、図10に基づき説明する。なお、説明の都
合上、初期状態では、トグルバッファメモリ20を構成
する何れのバッファ20a,20bも空であるとする。
最初に、バッファ状態監視部15gの機能を実行して
いるCPU14は、両バッファ20a,20bが空であ
ることを検出すると、レジスタの第1領域17a及び第
2領域17bに情報ビット“1”を立てて、ルーティン
グコントローラ18に受信可能状態(RR)であること
を示す<1>。
【0071】ルーティングコントローラ18は、レジス
タ19の第1領域19a及び第2領域19bに情報ビッ
ト“1”が立っていることを検知すると、先ず、LAN
データ(1)をフレームバッファ17から第1のバッフ
ァ20aに転送する<2>。
【0072】このデータ(1)の転送が終了すると(第
1のバッファ20aが一杯になると)、ルーティングコ
ントローラ18は、レジスタ19の第3の領域19cに
割り込みビット“1”を立てて、CPU14に割り込み
をかける(INT)<3>。
【0073】CPU14は、割り込みを受けると、回線
に空きがある限り、第1のバッファ20a内のLANデ
ータ(1)を回線に送信開始する<4>。なお、初期状
態では、接続された回線は一本であるとする。
【0074】CPU14は、データ送信を行った直後
に、レジスタ19の第1領域19aのビットを“0”に
して、ルーティングコントローラ18に受信不可能状態
(RNR)であることを示す<5>。
【0075】これと同時に、CPU14は、レジスタ1
9の第3の領域19cの割り込みビットをクリアする
(INT clear)<6>。一方、第1のバッファ
20aからのデータ(1)の送信と平行し、ルーティン
グコントローラ18は、レジスタ19の第2領域19b
に情報ビット“1”が立っていることから、LANデー
タ(2)をフレームバッファ17から第2のバッファ2
0bに転送する<7>。
【0076】このデータ(2)の転送が終了すると(第
2のバッファ20bが一杯になると)、ルーティングコ
ントローラ18は、レジスタ19の第3の領域19cに
割り込みビット“1”を立てて、CPU14に割り込み
をかける(INT)<8>。
【0077】CPU14は、割り込みを受けると、第1
のバッファ20aからのデータ(1)の送信終了を待っ
て、第2のバッファ20b内のデータを回線に送信開始
する<9>。
【0078】CPU14は、次に、レジスタ19の第2
領域19bのビットを“0”にして、ルーティングコン
トローラ18に受信不可能状態(RNR)であることを
示す<10>。
【0079】これと同時に、CPU14は、レジスタ1
9の第3の領域19cの割り込みビットをクリアする
(INT clear)<11>。第1のバッファ20
aからのデータ(1)の送信が終了すると、CPU14
は、第1のバッファ20aが空であることを検出し、レ
ジスタの第1領域17aに情報ビット“1”を立てて、
ルーティングコントローラ18に受信可能状態(RR)
であることを示す<12>。
【0080】ルーティングコントローラ18は、レジス
タ19の第1領域19aに情報ビット“1”が立ってい
ることを検知すると、LANデータ(3)をフレームバ
ッファ17から第1のバッファ20aに転送する<13
>。
【0081】このデータ転送が終了すると(第1のバッ
ファ20aが一杯になると)、ルーティングコントロー
ラ18は、レジスタ19の第3の領域19cに割り込み
ビット“1”を立てて、CPU14に割り込みをかける
(INT)<14>。
【0082】CPU14は、割り込みを受けると、第2
のバッファ20bからのデータ(2)の送信終了を待っ
て、第1のバッファ20a内のデータを、回線に送信開
始する<15>。
【0083】CPU14は、次に、レジスタ19の第1
領域19aのビットを“0”にして、ルーティングコン
トローラ18に受信不可能状態(RNR)であることを
示す<16>。
【0084】これと同時に、CPU14は、レジスタ1
9の第3の領域19cの割り込みビットをクリアする
(INT clear)<17>。第2のバッファ20
bからのデータ(2)の送信が終了すると、CPU14
は、第2のバッファ20bが空であることを検出し、レ
ジスタの第2領域17bに情報ビット“1”を立てて、
ルーティングコントローラ18に受信可能状態(RR)
であることを示す<18>。
【0085】ルーティングコントローラ18は、レジス
タ19の第2領域19bに情報ビット“1”が立ってい
ることを検知すると、LANデータ(4)をフレームバ
ッファ17から第2のバッファ20bに転送する<19
>。
【0086】このデータ転送が終了すると(第2のバッ
ファ20bが一杯になると)、ルーティングコントロー
ラ18は、レジスタ19の第3の領域19cに割り込み
ビット“1”を立てて、CPU14に割り込みをかける
(INT)<20>。
【0087】CPU14は、割り込みを受けると、第1
のバッファ20aからのデータ(3)の送信終了を待っ
て、第2のバッファ20b内のデータを、回線に送信開
始する<21>。
【0088】CPU14は、次に、レジスタ19の第2
領域19bのビットを“0”にして、ルーティングコン
トローラ18に受信不可能状態(RNR)であることを
示す<22>。
【0089】これと同時に、CPU14は、レジスタ1
9の第3の領域19cの割り込みビットをクリアする
(INT clear)<23>。この第1のバッファ
20aからのデータ(3)の送信が終了したときに、回
線の追加の発呼が受けつけられて、回線が2本に増加さ
れたとする。この場合、続いて実行されるデータ(4)
の送信<21>は、2本の回線により実行される。従っ
て、帯域決定部15dは、倍の帯域(クロック周波数)
により、LANデータをトグルバッファメモリ20から
INSネット局線トランク13に転送することを決定す
る。従って、以後における各バッファ20a,20bか
らのデータ送信は、それ以前の2倍近い速度で行われ
る。以後、同様な手順にて、データのトグルバッファメ
モリ20への転送及び回線への送出が行われる。
【0090】次に、以上のような制御を行うために、各
LAN間接続装置1において実行される処理の内容を、
図11乃至図14に示すフローチャートに従って、説明
する。
【0091】図11に示すフローチャートは、発側LA
N間接続装置1aにおいて実行される処理を示す。この
図11のフローチャートは、ステップS101におい
て、LANを介してデータ送信元端末2aから、LAN
データの送信開始があるとスタートする。
【0092】次に、ステップS102において、多回線
発呼部15aは、公衆回線(INSのBch)に接続す
ることを求める発呼を行う。この際、バッファ状態監視
部15gは、トグルバッファメモリ20の状態を監視し
て、必要な回線数を算出して、これを多回線発呼部15
aに通知する。但し、この時点ではデータの送信は行わ
れていないので、バッファ状態監視部15gは、最小数
を算出する。
【0093】ステップS103において接続が完了する
と、ステップS104において、CPU14はデータ通
信を開始する。即ち、図14に示すデータ通信を行うた
めの処理をスタートさせる。なお、図14による処理が
一旦スタートした後では、図11の処理は、図14によ
る処理とは非同期に進行する。
【0094】続くステップS105では、バッファ状態
監視部15gが、データ送信スループットが不足してい
るかどうかをチェックする。不足がないようであれば、
処理をステップS110に進め、接続完了とする。この
場合には、図12によるデータ送信が終了するのを待
つ。
【0095】一方、ステップS105にて不足している
と判断したときには、ステップS106にて、多回線発
呼部15aがBchを1回線追加発呼する。そして、ス
テップS107において、接続完了したかどうかをチェ
ックする。接続完了している場合には、新たに接続され
た回線と元の回線との間で、送信データの位相合わせの
処理を行う。
【0096】続くステップS109では、新たに接続さ
れた回線におけるバルクデータの転送開始を行う。な
お、ここでバルクデータとは、複数のフレームに分割さ
れて転送されるLANデータの一まとまりという意味で
ある。このステップS109を終了した後、処理はステ
ップS105に戻る。
【0097】一方、ステップS107において、接続完
了していない場合には、ステップS111において、着
側回線ビジー遭遇,即ち接続不完了であると認識する。
そして、続くステップS112において、ルーティング
情報(RIP)パケットに「局線解放時に要求元の発信
側LAN間接続装置に通知する」旨の要求コマンドを付
加して、規定のタイミング(通常は、30秒に1回のタ
イミング)にて、着側LAN間接続装置1bへ送信す
る。そして、ステップS113において、着側の応答通
知を待つ。以後、CPU14は、回線接続処理を停止す
るので、CPU負荷が低減できる。
【0098】次に、図12は、発側LAN間接続装置1
aにて、ステップS113実行後において、着側の応答
通知を受信したときにスタートする処理である。図12
では、ステップS201において、ステップS着側の応
答通知(ルーティング情報(RIP)パケット中に着側
回線が開放されたことを情報として付加したパケット)
を受信すると、処理をステップS202に進める。
【0099】このステップS202では、バッファ状態
監視部15gが、バルクデータ転送用に回線数の追加が
未だ必要であるかどうかを判定する。回線追加が未だ必
要であると判定した場合には、図11のステップS10
6に処理を戻し、Bch1回線の追加発呼を行う(この
場合には、直ちに接続が完了すると考えられるので、ス
テップS107からステップS109と進み、再度ステ
ップS105のチェックを行う。)。
【0100】一方、ステップS202にて回線数追加が
既に必要となくなっていると判定した場合には、ステッ
プS203において、ルーティング情報(RIP)パケ
ット中に「着側回線が開放された場合に発側に通知する
登録を解除する」コマンドを付加して、着側LAN間接
続装置1bに送信し、処理を終了する。この場合には、
既に接続済みの回線によるデータ通信が完了することを
待つ。
【0101】次に、着側のLAN間接続装置1bにおい
て、着信を行うために実行される処理を、図13に基づ
いて説明する。この図13の処理は、何れのLAN間接
続装置1においても、他の処理(例えば、データ送信処
理等)と平行に、常時実行されている処理である。従っ
て、装置立ち上げによりスタートする。
【0102】最初にステップS301にて、図11にお
けるステップS112の処理による「局線解放時に要求
元の発信側LAN間接続装置に通知する」要求があるか
どうかをチェックする。
【0103】要求がない場合には、ステップS311に
て、局線が開放されているかどうかをチェックする。局
線が開放されている場合には、着信順に回線接続を行え
ばよいので、ステップS312において、何れかの通信
装置からの着信待ちを行う。一方、局線開放が行われて
いない場合には、ステップS112による要求が何れか
のLAN間接続装置1からある可能性があるので、処理
をステップS301に戻す。
【0104】一方、ステップS301にて要求があった
場合には、ステップS302において、要求元の発側L
AN間接続装置1aの発番号(アドレス,識別情報)
を、発側装置からの通知登録記憶部15lに登録する。
【0105】次に、ステップS303において、局線開
放が行われるのを待つ。局線が開放されたならば、ステ
ップS304において、経路情報送出抑制制御部15m
が「通知要求元に局線開放した事を通知するルーティン
グ情報更新信号」を作成し、通知要求元のアドレスのみ
を付加して、発側LAN間接続装置1aに送信する(図
12のステップS201参照)。
【0106】続くステップS305において、着信待ち
の回線を着側LAN間接続装置1b自身で使用しないよ
うに、内部を閉塞する。即ち、自己配下のLANに接続
されている端末からの発呼要求を拒絶する。
【0107】その後、ステップS306において、発側
LAN間接続装置1aからの着信(図11のステップS
106による発呼)待ちを行う。着信待ちの回線に着信
があるか否かはステップS307において判定する。着
信がない場合には、処理をステップS313に進める。
【0108】ステップS307にて着信があると判定さ
れた場合には、続くステップS308において着信に含
まれる着番号(アドレス,識別情報)をチェックして、
ステップS302にて発信元として登録した発信側LA
N間接続装置1aからの着信かどうかを判定する。登録
した発側LAN間接続装置1aからの着信でない場合に
は、呼設定を行わないので、処理をステップS313に
進める。
【0109】ステップS308にて登録した発側LAN
間接続装置1aからの着信であると判定した場合には、
続くステップS309において、公衆網N側に着信応答
を返答する。これにより発側LAN間接続装置1aと着
側LAN間接続装置1bとの間に、新たな回線が設定さ
れ、図11のステップS109によってデータが転送さ
れて来る。よって、続くステップS310において、デ
ータ通信が完了するのを待つ。
【0110】一方、ステップS313では、図12のス
テップS203によるコマンドの結果として、(ステッ
プS302により登録された)要求元発信側LAN間接
続装置1aの発番号の登録が解除されたかどうかを判定
する。解除されていない場合には、発信側LAN間接続
装置1aからの着信の可能性があるので、処理をステッ
プS306に戻す。一方、登録が解除されている場合に
は、発信側LAN間接続装置1aからの着信を優先的に
待つ必要がないので、処理を初期位置に戻す。
【0111】次に、図11のステップS104及びS1
09においてスタートさせられる図14による処理を説
明する。図14に示す処理では、ステップS401にお
いて、トグルバッファメモリ20の監視処理を行う。こ
の時点において、トグルバッファメモリ20の両バッフ
ァ20a,20bは空である。従って、続くステップS
402において、CPU14は、両バッファ20a,2
0bが受信可能状態(RR)である旨を、ルーティング
コントローラ18に送信する。なお、この時点におい
て、フレームバッファ17は、LANインタフェース1
6経由でLANデータを継続受信している。
【0112】続くステップS403では、トグルバッフ
ァメモリ20の第1のバッファ20aにて、フレームバ
ッファ17から転送されたLANデータを受信する。こ
のトグルバッファメモリ20の第1のバッファ20aが
一杯かどうかは、ステップS404で判断される。そし
て、一杯にならない限りステップS403の処理を繰り
返す。
【0113】このトグルバッファメモリ20の第1のバ
ッファ20aが一杯になったときには、ステップS40
4を抜ける。そして、ルーティングコントローラ18か
らCPU14への割込み(INT)を、ステップS40
5で待つ。
【0114】割り込みがあった時には、ステップS40
6において、CPU14は、第1のバッファ20aが受
信不可能(RNR)である旨をルーティングコントロー
ラ18に送信する。
【0115】そして、ステップS407において、CP
U14は、第1のバッファ20aに書き込まれたデータ
を回線に送信する旨を許可する。この許可がなされたこ
とを条件に、CPU14は第1のバッファ20a内のデ
ータの送信が可能になる(実際のデータ送信の実行は、
非同期に行われる。)。但し、現に第2のバッファ20
b内のデータの送信を行っている場合には、その送信の
終了を待って、第1のバッファ20a内のデータの送信
を行う。また、図11のステップS109の処理を経た
後では、追加された回線数に応じた帯域(クロック周波
数)によって、第1のバッファ20a内のデータは回線
に送信される。
【0116】そして、ステップS408において、CP
U14は、割込みクリア(INTclear)を行う。
次に、ステップS409において、CPU14は、第2
のバッファ20bが空になるのを待つ。そして、空にな
った場合には、続くステップS410において、CPU
14は、第2のバッファ20bが受信可能状態(RR)
である旨を、ルーティングコントローラ18に送信す
る。
【0117】続くステップS411では、トグルバッフ
ァメモリ20の第2のバッファ20bにて、フレームバ
ッファ17から転送されたLANデータを受信する。こ
のトグルバッファメモリ20の第2のバッファ20bが
一杯かどうかは、ステップS412で判断される。そし
て、一杯にならない限りステップS411の処理を繰り
返す。
【0118】このトグルバッファメモリ20の第2のバ
ッファ20bが一杯になったときには、ステップS41
2を抜ける。そして、ルーティングコントローラ18か
らCPU14への割込み(INT)を、ステップS41
3で待つ。
【0119】割り込みがあった時には、ステップS41
4において、CPU14は、第2のバッファ20bが受
信不可能(RNR)である旨をルーティングコントロー
ラ18に送信する。
【0120】そして、ステップS415において、CP
U14は、第2のバッファ20b内に書き込まれたデー
タを回線に送信する旨を許可する。この許可がなされた
ことを条件に、CPU14は第2のバッファ20b内の
データの送信が可能になる。但し、現に第1のバッファ
20a内のデータの送信を行っている場合には、その送
信の終了を待って、当該処理とは非同期にて、第2のバ
ッファ20b内のデータの送信を行う。また、図11の
ステップS109の処理を経た後では、追加された回線
数に応じた帯域(クロック周波数)によって、第1のバ
ッファ20a内のデータは回線に送信される。
【0121】そして、ステップS416において、CP
U14は、割込みクリア(INTclear)を行う。
次に、ステップS417において、CPU14は、第1
のバッファ20aが空になるのを待つ。そして、空にな
った場合には、続くステップS418において、CPU
14は、第1のバッファ20aが受信可能状態(RR)
である旨を、ルーティングコントローラ18に送信す
る。
【0122】ステップS418が終了すると、処理はス
テップS403に戻る。このようにして、送信すべきL
ANデータがなくなるまで、両バッファ20a,20b
について交互に処理を行う。
【0123】
【実施例2】図15は、本発明の第2実施例によるLA
N間接続装置を示す図である。この第2実施例によるL
AN間接続装置は、第1実施例の多重化装置11に対応
するインバースMUX40と、その他の装置12に対応
するルータ30から構成されている。これら二つの相互
に独立した装置がCCITT勧告V.35のインタフェ
ースによって接続されて、第1実施例におけるLAN間
接続装置1相当の機能を果たすのである。このように構
成されたLAN間接続装置は、図5に示したネットワー
クを構成するLAN間接続装置となる。
【0124】ルータ30はLANから受信したLANデ
ータフレームのアドレスを解析して、公衆網上のポイン
ト・ポイント・プロトコルに従ったフォーマットに変換
するとともに、公衆網(ISDN)上での経路情報を付
する機能を有する。その具体的構成を説明すると、シス
テムバスを介して相互に接続されたCPU31,メモリ
32,データリンクコントローラ33,及びLANコン
トローラ34と、データリンクコントローラ33に接続
されたシリアルインタフェースユニット35から構成さ
れている。
【0125】CPU31は、メモリ32にロードされて
いるプログラムを実行し、ルータ30内の各種制御を行
う処理装置である。LANコントローラ34は、LAN
を収容するためのインタフェースである。
【0126】メモリ33は、LANコントローラ34を
介してLAN側から送信されてきたLANデータフレー
ムを一時蓄積するためのバッファとしての機能と、イン
バースMUX40との間での送受信データを格納したり
CPU31上で実行されるプログラムを格納する機能を
有している。この制御メモリ42に格納されるプログラ
ムには、第1実施例の制御メモリ部15における経路情
報管理部15e,及び経路情報テーブル15fが含まれ
る。なお、WANによるポイント・ポイント・プロトコ
ルの終端は、このメモリ33上で行う。
【0127】データリンクコントローラ33は、インバ
ースMUX40との間で授受されるデータのフロー制御
や誤り制御を行う制御部である。シリアルインタフェー
スユニット35は、V.35のシリアルインタフェース
をサポートするインタフェースユニットである。
【0128】インバースMUXは、ルータ30から転送
されたデータを、データ量に応じて複数の回線に分配す
るとともに、データ量の増減に応じて回線数を増減する
機能を有している。その具体的構成を説明すると、シス
テムバスを介して相互に接続されたCPU41,制御メ
モリ42,トグルバッファ43,データリンクコントロ
ーラ44,及び二つの回線インタフェースユニット46
a,46bと、データリンクコントローラ44に接続さ
れたシリアルインタフェースユニット45から構成され
ている。
【0129】CPU41は、制御メモリ42にロードさ
れているプログラムを実行し、インバースMUX40内
の各種制御を行う処理装置である。回線LANコントロ
ーラ34は、LANを収容するためのインタフェースで
ある。
【0130】回線インタフェースユニット46a,46
bは、局線(ISDN回線)Lを収容するために、局線
対応に用意されたインタフェースである。また、これら
複数の回線インタフェースユニットの各々は、CPU1
4から或る帯域(例えば、64kbps,128kbp
s,256kbps,…)にて時分割多重化された状態
で送信されてきたデータのうち対応するデータを取り出
し、INSネットのBchの帯域(64kbps)にて
局線Lに送出するために、図示せぬバッファを備えてい
る。
【0131】制御メモリ42は、ルータ30との間での
送受信データを格納したり、CPU41上で実行される
プログラムを格納する機能を有している。また、この制
御メモリ42に格納されるプログラムには、第1実施例
の制御メモリ部15における多回線発呼部15a,ルー
ティング情報記憶部15b,局線トランク解放監視部1
5c,帯域決定部15d,バッファ状態(回線数算出)
部15g,話中検出部15h,発端末アドレス記憶部1
5i,着側回線解放時の通知要求作成管理部15j,多
回線着信部15k,発側装置からの通知登録記憶部15
l,及び経路情報送出抑制制御部15mが含まれてい
る。
【0132】トグルバッファメモリ43は、ルータ30
と回線インタフェースユニット46とを中継するための
バッファである。このトグルバッファメモリ43は、第
1実施例と同様に、二つの並列接続されたバッファから
構成されている。このトグルバッファメモリ43は、書
き込み時におけるパルス周波数と異なった周波数(帯
域)にて、データを読み出すことができる。従って、こ
のトグルバッファメモリ20を経由させることで、固定
帯域にてルータ30側から送信されてきたLANデータ
を任意の帯域に変換することができる。
【0133】データリンクコントローラ44は、ルータ
30との間で授受されるデータのフロー制御や誤り制御
を行う制御部である。シリアルインタフェースユニット
45は、V.35のシリアルインタフェースをサポート
するインタフェースユニットである。
【0134】このルータ30及びインバースMUX40
間では、第1実施例においてCPU14及びルーティン
グコントローラ18間で行われているようなフロー制御
情報(RR,RNR),及び誤り制御情報(ACK)等
の交信を行っている。この交信は、図16に示すような
HDLC(ハイレベルデータリンク)フレームを用いて
なされる。
【0135】図16において、フラグ・シーケンスAは
フレームの先頭を示すフラグである。制御フィールドB
は、受信可能情報(RR),受信不可能情報(RN
R),又は受信確認情報(ACK),並びに通信相手先
のアドレス,等の制御データが格納されるフィールドで
ある。送信データCには、通常ユーザデータが格納され
る。FCS(フレーム・チェック・シーケンス)Dは、
フレーム送信元で作成され、フレームの受信側にてフレ
ームの伝送誤り等の誤りの有無をチェックするためのフ
ィールドである。なお、受信確認情報(ACK)は、イ
ンバースMUX40がルータ30からLANデータを受
信し終わった時に、その旨をルータ30に通知するため
の情報である。
【0136】次に、以上のように構成される第2実施例
による制御を説明する。但し、第2実施例における回線
接続の制御は、第1実施例における図11〜図13の制
御と同じである。そこで、以上のように構成されるLA
N間接続装置からLANデータが送出される場合の、ル
ータ30からISDN回線へのLANデータの転送制御
を、図17に基づき説明する。なお、説明の都合上、初
期状態では、トグルバッファメモリ43を構成する何れ
のバッファも空であるとする。
【0137】最初に、インバースMUX40のCPU1
4は、トグルバッファ43を構成する第1のバッファ
(以下、「第1のバッファ」という)が空であることを
検出すると、受信可能情報(RR)を書き込んだHDL
Cフレームをルータ30に送信する<1>。
【0138】ルータ30は、この受信可能情報(RR)
を検知すると、先ず、LANデータ(1)をインバース
MUX40に転送する<2>。すると、CPU41は、
このデータ(1)を第1のバッファに転送するととも
に、受信確認情報(ACK)を書き込んだHDLCフレ
ームをルータ30に送信する<3>。
【0139】なお、データ(1)を第1のバッファを転
送すると、CPU41は、回線に空きがある限り、第1
のバッファ内のLANデータ(1)を第1の回線インタ
フェースユニット46aに送信開始する<4>。なお、
初期状態では、接続された回線は、第1の回線インタフ
ェースユニット46aに収容された一本のみであるとす
る。
【0140】CPU41は、データ(1)の送信を行っ
た直後に、トグルバッファ43を構成する第2のバッフ
ァ(以下、「第2のバッファ」という)が空であること
を検出し、受信可能情報(RR)を書き込んだHDLC
フレームをルータ30に送信する<5>。
【0141】ルータ30は、この受信可能情報(RR)
を検知すると、先ず、LANデータ(2)をインバース
MUX40に転送する<6>。すると、CPU41は、
このデータ(2)を第2のバッファに転送するととも
に、受信確認情報(ACK)を書き込んだHDLCフレ
ームをルータ30に送信する<7>。
【0142】なお、データ(2)を第2のバッファを転
送すると、CPU41は、第1のバッファからのデータ
(1)の送信終了を待って、第2のバッファ内のデータ
を第1の回線インタフェースユニット46aに送信開始
する<8>。
【0143】第1のバッファからのデータ(1)の送信
が終了すると、CPU41は、第1のバッファが空であ
ることを検出し、受信可能情報(RR)を書き込んだH
DLCフレームをルータ30に送信する<9>。
【0144】ルータ30は、この受信可能情報(RR)
を検知すると、LANデータ(3)をインバースMUX
40に転送する<10>。すると、CPU41は、この
データ(3)を第1のバッファに転送するとともに、受
信確認情報(ACK)を書き込んだHDLCフレームを
ルータ30に送信する<11>。
【0145】なお、データ(3)を第1のバッファを転
送すると、CPU41は、第2のバッファからのデータ
(2)の送信終了を待って、第1のバッファ内のLAN
データ(3)を第1の回線インタフェースユニット46
aに送信開始する<12>。
【0146】第2のバッファからのデータ(2)の送信
が終了すると、CPU41は、トグルバッファ43を構
成する第2のバッファが空であることを検出し、受信可
能情報(RR)を書き込んだHDLCフレームをルータ
30に送信する<13>。
【0147】ルータ30は、この受信可能情報(RR)
を検知すると、先ず、LANデータ(4)をインバース
MUX40に転送する<14>。すると、CPU41
は、このデータ(4)を第2のバッファに転送するとと
もに、受信確認情報(ACK)を書き込んだHDLCフ
レームをルータ30に送信する<15>。
【0148】なお、データ(4)を第2のバッファを転
送すると、CPU41は、第1のバッファからのデータ
(3)の送信終了を待って、第2のバッファ内のデータ
を送信開始する<16>。ここで、第1のバッファから
のデータ(3)の送信が終了したときに、回線の追加の
発呼が受けつけられて、回線が2本(第1の回線インタ
フェースユニット46aに収容された回線,及び第2の
回線インタフェースユニット46bに収容された回線)
に増加されたとする。この場合、続いて実行されるデー
タ(4)の送信<16>は、2本の回線により実行され
る。従って、帯域決定部15dは、倍の帯域(クロック
周波数)により、LANデータをトグルバッファ43か
ら各回線インタフェースユニット46a,46bに送信
する。以後、同様な手順にて、データのトグルバッファ
メモリ20への転送及び回線への送出が行われる。
【0149】
【効果】本発明によるLAN間接続装置によれば、トラ
ヒックに見合った通信回線を効率よく獲得することがで
きる。
【0150】特に、本発明の第1の手段によれば、CP
U負荷の増加を招くことなく、先に発呼を行ったLAN
間接続装置は、回線解放時に、優先的に回線接続するこ
とができる。
【0151】また、本発明の第2の手段によれば、LA
N間接続装置内において、多重化装置外でのクロック周
波数の変更を必要とすることなく、多重化装置内で帯域
(及びクロック)を変更して転送・処理をすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明(第1の手段)の原理を示す原理図
【図2】本発明(第2の手段)の原理を示す原理図
【図3】図2におけるバッファ監視手段の作用を説明す
るタイムアロー図
【図4】図2におけるバッファ監視手段の作用を説明す
るタイムアロー図
【図5】本発明の第1実施例に係る分散LANシステム
のブロック図
【図6】図5におけるLAN間接続装置の詳細を示すブ
ロック図
【図7】図5におけるトグルバッファメモリの詳細な構
成を示す図
【図8】図5におけるレジスタの詳細な構成を示す図
【図9】本発明の第1実施例による回線接続処理を示す
タイムアロー図
【図10】本発明の第1実施例によるLANデータの送
信処理を示すタイムアロー図
【図11】図5における発側LAN間接続装置において
実行される回線接続処理を示すフローチャート
【図12】図5における発側LAN間接続装置において
実行される回線接続処理を示すフローチャート
【図13】図5における着側LAN間接続装置において
実行される回線接続処理を示すフローチャート
【図14】図5における発側LAN間接続装置において
実行されるLANデータの送信処理を示すフローチャー
【図15】本発明の第2実施例に係る分散LANシステ
ムのブロック図
【図16】図15におけるルータとインバースMUX間
での通信に用いられるHDLCフレームの説明図
【図17】本発明の第2実施例によるLANデータの送
信処理を示すタイムアロー図
【符号の説明】
1 LAN間接続装置 11 多重化装置 12 他の装置 13 INSネット局線トランク 14 CPU 15 制御メモリ部 17 フレームバッファ 18 ルーティングコントローラ 19 レジスタ 20 トグルバッファメモリ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】LAN(100)と網(101)とを複数
    の回線を介して接続するためのLAN間接続装置(10
    2)であって、 前記複数の回線を収容するインタフェース(103)
    と、 前記複数の回線を用いて複数の呼設定の要求を行うこと
    ができる発呼手段(104)と、 前記発呼手段(104)による発呼の結果相手先の通信
    装置が回線使用中であるためにデータ送信に必要な数の
    回線についての呼設定ができなかったことを検出する回
    線不足検出手段(105)と、 この回線不足検出手段(105)により必要な数の回線
    についての呼設定ができなかったことを検出したとき
    に、前記相手先の通信装置に対して、回線解放時におけ
    る回線開放通知を要求する通知要求手段(106)と、 前記相手先の通信装置から前記回線開放通知が送信され
    てきた時に、前記発呼手段(104)に対して、前記相
    手先の通信装置に対する再発呼を行うことを要求する制
    御手段(107)とを備えることを特徴とするLAN間
    接続装置(102)。
  2. 【請求項2】LAN(110)と網(111)とを複数
    の回線を介して接続するためのLAN間接続装置(11
    2)であって、 前記複数の回線を収容するインタフェース(113)
    と、 前記複数の回線を用いて同時に複数の着信を受け付ける
    ことができる着信手段(114)と、 前記回線が使用中であるために前記着信手段(114)
    によって着信が拒否された他の通信装置から回線解放時
    における回線開放通知要求があったときに、この回線開
    放通知要求を登録する通知要求登録手段(115)と、 前記回線の開放を監視する回線監視手段(116)と、 前記回線監視手段(116)によって前記回線が開放さ
    れたことが検出された時には、前記回線開放通知要求元
    に、前記回線開放通知を送信する通知送信手段(11
    7)とを備えることを特徴とするLAN間接続装置(1
    12)。
  3. 【請求項3】網(101)と、第1のLAN(100)
    と前記網(101)とを複数の回線を介して接続するた
    めの第1のLAN間接続装置(102)と、第2のLA
    N(110)と前記網(101)とを複数の回線を介し
    て接続するための第2のLAN間接続装置(112)と
    を含むLAN間接続システムであって、 前記第1のLAN間接続装置(102)は、 前記複数の回線を収容するインタフェース(103)
    と、 前記複数の回線を用いて複数の呼設定の要求を行うこと
    ができる発呼手段(104)と、 前記発呼手段(104)による発呼の結果前記第2のL
    AN間接続装置(112)が回線使用中であるためにデ
    ータ送信に必要な数の回線についての呼設定ができなか
    ったことを検出する回線不足検出手段(105)と、 この回線不足検出手段(105)により必要な数の回線
    についての呼設定ができなかったことを検出したとき
    に、前記第2のLAN間接続装置(112)に対して、
    回線解放時における回線開放通知を要求する通知要求手
    段(106)と、 前記第2のLAN間接続装置(112)から前記回線開
    放通知が送信されてきた時に、前記発呼手段(104)
    に対して、前記第2のLAN間接続装置(112)に対
    する再発呼を行うことを要求する制御手段(107)と
    を備え、 前記第2のLAN間接続装置(112)は、 前記複数の回線を収容するインタフェース(111)
    と、 前記複数の回線を用いて同時に複数の着信を受け付ける
    ことができる着信手段(114)と、 前記第1のLAN間接続装置(102)からの回線開放
    通知要求があったときに、この回線開放通知要求を登録
    する通知要求登録手段(115)と、 前記回線の開放を監視する回線監視手段(116)と、 前記回線監視手段(116)によって前記回線が開放さ
    れたことが検出された時には、前記第1のLAN間接続
    装置(102)に前記回線開放通知を送信する通知送信
    手段(117)とを備えることを特徴とするLAN間接
    続システム。
  4. 【請求項4】前記回線開放通知要求には、前記第1のL
    AN間接続装置(102)の識別情報が含まれ、 前記制御手段(107)は、前記再発呼に前記第1のL
    AN間接続装置(102)の識別情報を付すよう、前記
    発呼手段(104)に要求するとともに、 前記第2のLAN間接続装置(112)は、前記第1の
    LAN間接続装置(102)が再発呼してきた場合に
    は、前記通知登録手段(115)に登録されている前記
    識別情報と前記再発呼に付されている前記識別情報とが
    一致する場合のみ、着信を受け付けることを特徴とする
    請求項3記載のLAN間接続システム。
  5. 【請求項5】LANと網とを複数の回線を介して接続す
    るためのLAN間接続装置における呼設定方法であっ
    て、 相手先の通信装置に対して発呼を行い、 この発呼の結果、相手先の通信装置が回線使用中である
    ためにデータ送信に必要な数の回線についての呼設定が
    できなかった場合に、前記相手先の通信装置に対して、
    回線解放時における回線開放通知を要求し、 この要求に対して、前記相手先の通信装置から前記回線
    開放通知が送信されてきた時に、前記相手先の通信装置
    に対して再発呼を行うことを特徴とするLAN間接続装
    置における回線接続方法。
  6. 【請求項6】第1のLAN(100)と網(101)と
    を複数の回線を介して接続するための第1のLAN間接
    続装置(102)と第2のLAN(110)と前記網
    (111)とを複数の回線を介して接続するための第2
    のLAN間接続装置(112)との間に、呼を設定する
    ためのLAN間接続システムにおける呼設定方法であっ
    て、 前記第1のLAN間接続装置(102)から前記第2の
    LAN間接続装置(112)に対して発呼を行い、 この発呼の結果、前記第2のLAN間接続装置(11
    2)が回線使用中であるためにデータ送信に必要な数の
    回線についての呼設定ができなかった場合に、前記第1
    のLAN間接続装置(102)は、前記第2のLAN間
    接続装置(112)に対して、回線解放時における回線
    開放通知を要求し、 前記第2のLAN間接続装置(112)は、前記第1の
    LAN間接続装置(102)からの回線開放通知要求が
    あったときに、この回線開放通知要求を登録し、 前記第2のLAN間接続装置(112)は、前記回線が
    開放された時には、前記第1のLAN間接続装置(10
    2)に、前記回線開放通知を送信し、 前記第1のLAN間接続装置(102)は、前記第2の
    LAN間接続装置(112)から前記回線開放通知が送
    信されてきた時に、前記第2のLAN間接続装置(11
    2)に対して再発呼を行うことを特徴とするLAN間接
    続装置における回線接続方法。
  7. 【請求項7】前記第2のLAN間接続装置(112)
    は、回線開放通知要求があった場合には、前記第2のL
    AN(110)からの発呼要求に対しては、発呼を行わ
    ないことを特徴とする請求項6記載のLAN間接続シス
    テムにおける呼設定方法。
  8. 【請求項8】前記第2のLAN間接続装置(112)
    は、前記第1のLAN間接続装置(102)が再発呼し
    てきた場合には、登録されている回線開放通知要求の発
    信元と前記再発呼元とを比較し、両者が一致している場
    合のみ、着信を受け付けることを特徴とする請求項6記
    載のLAN間接続システムにおける呼設定方法。
  9. 【請求項9】LAN(200)と網(201)とを複数
    の回線を介して接続するためのLAN間接続装置(20
    2)であって、 前記複数の回線を収容する第1のインタフェース(20
    3)と、 前記複数の回線を用いて複数の呼設定の要求を行うこと
    ができる発呼手段(204)と、 前記網(201)に送信すべきデータ量に応じた回線数
    を算出し、この回線数の呼設定を前記発呼手段(20
    4)に依頼する回線数算出手段(205)と、 前記LAN(206)を収容する第2のインタフェース
    (206)と、 この第2のインタフェース(206)を介して前記LA
    N(206)から送信されてくるデータを一時記憶する
    ためのバッファ(207)と、 このバッファ(207)に前記データを固定帯域にて書
    き込むデータ書き込み手段(208)と、 このバッファ(207)に書き込まれたデータを、呼設
    定がなされた回線数に応じた帯域にて前記第1のインタ
    フェース(203)に送信するデータ送信手段(20
    9)とを備えることを特徴とするLAN間接続装置(2
    02)。
  10. 【請求項10】LAN(200)と網(201)とを複
    数の回線を介して接続するためのLAN間接続装置(2
    02)であって、 前記複数の回線を収容する第1のインタフェース(20
    3)と、 前記複数の回線を用いて複数の呼設定の要求を行うこと
    ができる発呼手段(204)と、 前記網(201)に送信すべきデータ量に応じた回線数
    を算出し、この回線数の呼設定を前記発呼手段に依頼す
    る回線数算出手段(205)と、 前記発呼手段(204)による発呼の結果相手先の通信
    装置(212)が回線使用中であるために、前記回線数
    算出手段(205)で求めた数の回線についての呼設定
    ができなかったことを検出する回線不足検出手段(21
    1)と、 この回線不足検出手段(211)により前記回線数算出
    手段(205)で求めた数の回線についての呼設定がで
    きなかったことを検出したときに、前記相手先の通信装
    置(212)に対して、回線解放時における回線開放通
    知を要求する通知要求手段(210)と、 前記相手先の通信装置(212)から前記回線開放通知
    が送信されてきた時に、前記発呼手段(204)に対し
    て、前記相手先の通信装置(212)に対する再発呼を
    行うことを要求する制御手段(213)と、 前記LAN(200)を収容する第2のインタフェース
    (206)と、 この第2のインタフェース(206)を介してLAN
    (200)から送信されてくるデータを一時記憶するた
    めのバッファ(207)と、 このバッファ(207)に前記データを固定帯域にて書
    き込むデータ書き込み手段(208)と、 このバッファ(207)に書き込まれたデータを、呼設
    定がなされた回線数に応じた帯域にて前記第1のインタ
    フェース(203)に送信するデータ送信手段(20
    9)とを備えることを特徴とするLAN間接続装置(2
    02)。
  11. 【請求項11】前記バッファ(207)に書き込まれた
    データ量を監視するバッファ監視手段(214)を更に
    備えるとともに、 前記バッファ監視手段(214)は、前記バッファ(2
    07)に書き込まれたデータが全て前記第1のインタフ
    ェース(203)に送信され終わった時に、前記データ
    書き込み手段(208)に対して、書き込み可能状態で
    あることを示す書き込み可能信号を送信すると共に、 前記データ書き込み手段(208)は、前記書き込み可
    能信号の受信を契機に、前記データを前記バッファ(2
    07)に書き込むことを特徴とする請求項9又は請求項
    10記載のLAN間接続装置(202)。
  12. 【請求項12】前記バッファ監視手段(214)は、前
    記バッファ(207)に書き込まれたデータが前記第1
    のインタフェース(203)に送信され終わっていない
    時には、前記データ書き込み手段(208)に対して、
    書き込み不可能状態であることを示す書き込み不可能信
    号を送信すると共に、 前記データ書き込み手段(208)は、前記書き込み不
    可能信号の受信をすると、前記書き込み可能信号を受信
    するまで、前記データの前記バッファ(207)への書
    き込みを停止することを特徴とする請求項11記載のL
    AN間接続装置(202)。
  13. 【請求項13】前記バッファ監視手段(214)は、前
    記データ書き込み手段(208)による前記バッファ
    (207)への前記データの書き込みが完了すると、前
    記データ書き込み手段(208)に対して、受信確認を
    示す受信確認信号を送出することを特徴とする請求項1
    1記載のLAN間接続装置(202)。
  14. 【請求項14】前記データ書き込み手段(208)は、
    前記バッファ(207)への前記データの書き込みが完
    了すると、前記データ送信手段(209)に対して、前
    記バッファ(207)に書き込まれたデータの前記第1
    のインタフェース(203)への送信を依頼することを
    特徴とする請求項11記載のLAN間接続装置(20
    2)。
  15. 【請求項15】前記バッファ(207)は並列に接続さ
    れた複数のバッファからなるとともに、 前記データ書き込み手段(208)は、これら複数のバ
    ッファの各々に対して、順番に書き込みを行い、 前記データ送信手段(209)は、これら複数のバッフ
    ァの各々に対して、順番に前記第1のインタフェース
    (203)への前記データの送信を行うことを特徴とす
    る請求項9又は10記載のLAN間接続装置(20
    2)。
  16. 【請求項16】前記バッファ(207)は並列に接続さ
    れた複数のバッファからなるとともに、 前記データ書き込み手段(208)は、これら複数のバ
    ッファの各々に対して、順番に書き込みを行い、 前記データ送信手段(209)は、これら複数のバッフ
    ァの各々に対して、順番に前記第1のインタフェース
    (203)への前記データの送信を行い、 前記バッファ監視手段(213)は、個々のバッファに
    対して、各々監視を行うことを特徴とする請求項11か
    ら請求項14の何れかに記載のLAN間接続装置(20
    2)。
  17. 【請求項17】前記バッファ監視手段(214)と前記
    データ書き込み手段(208)と間の通信は、両者の間
    に介在するレジスタを介してなされることを特徴とする
    請求項11から請求項13の何れかに記載のLAN間接
    続装置(202)。
  18. 【請求項18】前記バッファ監視手段(214)と前記
    データ書き込み手段(208)と間の通信は、両者の間
    に介在する通信線を介して、データフレームを用いてな
    されることを特徴とする請求項11から請求項13の何
    れかに記載のLAN間接続装置。
JP6209987A 1994-09-02 1994-09-02 Lan間接続装置及びlan間接続システム Withdrawn JPH0879309A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6209987A JPH0879309A (ja) 1994-09-02 1994-09-02 Lan間接続装置及びlan間接続システム
US08/502,152 US5642352A (en) 1994-09-02 1995-07-13 LAN connecting device and LAN connecting system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6209987A JPH0879309A (ja) 1994-09-02 1994-09-02 Lan間接続装置及びlan間接続システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0879309A true JPH0879309A (ja) 1996-03-22

Family

ID=16581989

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6209987A Withdrawn JPH0879309A (ja) 1994-09-02 1994-09-02 Lan間接続装置及びlan間接続システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5642352A (ja)
JP (1) JPH0879309A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006527574A (ja) * 2003-06-10 2006-11-30 ネイダーランゼ、オルガニザティー、ボー、トゥーゲパストナトゥールウェテンシャッペルーク、オンダーツォーク、ティーエヌオー 接続システム、インバース・マルチプレクサ、データ通信ネットワーク、方法、およびコンピュータ・プログラム
US7929550B2 (en) 2003-07-09 2011-04-19 Fujitsu Limited Method for optimally routing specific service in network, and server and routing node used in the network

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08293980A (ja) * 1995-04-25 1996-11-05 Canon Inc ファクシミリ装置
CN1157033C (zh) * 2000-02-17 2004-07-07 三菱电机株式会社 协议转换装置及协议转换方法
US20020116397A1 (en) * 2000-12-21 2002-08-22 Berg Mitchell T. Method and system for communicating an information packet through multiple router devices
US7546369B2 (en) 2000-12-21 2009-06-09 Berg Mitchell T Method and system for communicating a request packet in response to a state
US7418522B2 (en) * 2000-12-21 2008-08-26 Noatak Software Llc Method and system for communicating an information packet through multiple networks
US7512686B2 (en) * 2000-12-21 2009-03-31 Berg Mitchell T Method and system for establishing a data structure of a connection with a client
US7287090B1 (en) 2000-12-21 2007-10-23 Noatak Software, Llc Method and system for identifying a computing device in response to a request packet
US8321573B2 (en) * 2004-09-17 2012-11-27 Sanyo Electric Co., Ltd. Communications terminal with optimum send interval
US20160073219A1 (en) * 2013-04-26 2016-03-10 Clarion Co., Ltd. Communication device and bluetooth communication system

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0817369B2 (ja) * 1987-08-17 1996-02-21 株式会社日立製作所 多重集配信装置
CA2008352C (en) * 1989-01-24 1993-12-14 Yoshiro Osaki Call restricting method in packet switching network and network controller having call restricting function
JPH02220531A (ja) * 1989-02-22 1990-09-03 Toshiba Corp 呼接続制御方式および流量監視方式
AU627953B2 (en) * 1989-11-15 1992-09-03 Digital Equipment Corporation Integrated communications link having dynamically allocatable bandwidth and a protocol for transmission or allocation information over the link
JPH03248647A (ja) * 1990-02-27 1991-11-06 Toshiba Corp ブリッジ装置
JPH0646082A (ja) * 1992-07-22 1994-02-18 Toshiba Corp 情報転送制御方式
JP3457367B2 (ja) * 1993-12-01 2003-10-14 富士通株式会社 通信装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006527574A (ja) * 2003-06-10 2006-11-30 ネイダーランゼ、オルガニザティー、ボー、トゥーゲパストナトゥールウェテンシャッペルーク、オンダーツォーク、ティーエヌオー 接続システム、インバース・マルチプレクサ、データ通信ネットワーク、方法、およびコンピュータ・プログラム
US7929550B2 (en) 2003-07-09 2011-04-19 Fujitsu Limited Method for optimally routing specific service in network, and server and routing node used in the network

Also Published As

Publication number Publication date
US5642352A (en) 1997-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4736364A (en) Switching system control arrangements
US4586134A (en) Computer network system and its use for information unit transmission
JP2753294B2 (ja) パケット輻輳制御方法およびパケット交換装置
US5463629A (en) Dynamic channel allocation method and system for integrated services digital network
JPH0628361B2 (ja) パケツト交換方式
JPH07307737A (ja) Atm−uni・lan間通信方法及び通信装置
JP3083540B2 (ja) マルチプロセッサを用いた交換制御方式
JPH0879309A (ja) Lan間接続装置及びlan間接続システム
JP2648443B2 (ja) 非同期転送モードで動作する通信システムにおける交換技術上の資源を割当てる方法
JP2510875B2 (ja) トラヒック監視方式
JPS62247653A (ja) パケツト交換機の構成方式
JP2616431B2 (ja) 負荷分散を行なうパケット通信システムおよび装置
JP3492466B2 (ja) 帯域可変制御方法
JPH02222341A (ja) 回線交換システム
JP2812767B2 (ja) パケット端末装置および通信システム
JPH01161947A (ja) 多重ブリツジ方式
JP2845217B2 (ja) 分散形交換システム
JPH04291860A (ja) 通信システムの予約管理方式
JP3277924B2 (ja) 交換システム
JP2000295215A (ja) 通信端末をインターネットに接続するための方法、アダプテーション装置、ネットワークノードおよび交換局
JP2586388B2 (ja) 交換システム
JP2626493B2 (ja) 分散形交換システム
JP2000069196A (ja) 通信端末装置
JPH1013878A (ja) ボタン電話装置
JPH118630A (ja) 通信端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20011106