JPH0872630A - 自動車のル−フモ−ル取付構造およびル−フモ−ル取付用クリップ - Google Patents

自動車のル−フモ−ル取付構造およびル−フモ−ル取付用クリップ

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JPH0872630A
JPH0872630A JP24226394A JP24226394A JPH0872630A JP H0872630 A JPH0872630 A JP H0872630A JP 24226394 A JP24226394 A JP 24226394A JP 24226394 A JP24226394 A JP 24226394A JP H0872630 A JPH0872630 A JP H0872630A
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JP
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clip
roof
side engaging
pair
mounting
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JP24226394A
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Inventor
Hiroaki Fujino
浩明 藤野
Hiroyuki Yoshii
博行 吉井
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Mazda Motor Corp
Nifco Inc
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Nifco Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ル−フモ−ル取付用クリップのル−フ溝部に対
する組付の容易化、および組付け後のル−フモ−ルのが
たつき発生を防止する。 【構成】合成樹脂による一体成形品とされたクリップ2
1が、基板部22と、左右一対のクリップ側係合部23
と、前後一対の取付片部24とを有する。取付片部24
は、クリップ側係合部23よりも高くなるように設定さ
れ、かつその上端部は湾曲されて、上下方向に弾性変形
可能とされる。取付片部24を把持しつつ、基板部22
がル−フ1の溝部2の底面に接着される。モ−ル11に
形成された左右一対のモ−ル側係合部12dをクリップ
側係合部23に係合させて、モ−ル11の上方向への変
位が規制された状態で、取付片部24がモ−ル11の頂
壁内面に弾性的に当接される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のル−フモ−ル
取付構造およびル−フモ−ル取付用クリップに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】自動車の中には、ル−フ上面の左右方向
端部において前後方向に伸びる溝部を有して、この溝部
をル−フモ−ルで覆うようにしたものがある。そして、
ル−フモ−ルは、上記溝部内においてル−フに固定され
たクリップを介して、ル−フに固定されるのが一般的で
ある(例えば実公平5−41963号公報、実公平5−
25336号公報参照)。このクリップには、クリップ
側係合部が形成されていて、ル−フモ−ル側に形成され
たモ−ル側係合部をクリップ側係合部に係合させること
により、ル−フモ−ルのクリップからの抜け止めつまり
ル−フモ−ルのル−フに対する固定が行なわれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記溝部は、かなり細
幅であるため、クリップを溝部内に固定する作業が面倒
になる。すなわち、クリップを手指でつまんで溝部内に
装着しようとするとき、手指が溝部内に十分深く侵入さ
せることがむずかしいものとなる。このため、クリップ
側係合部が形成されている合成樹脂製のクリップの基板
部に、十分高い位置にまで上方へ伸びる取付片部を形成
すると共に、基板部と取付片部との境界部分を容易に破
断し得る弱化部として形成して、この取付片部を把持し
てクリップつまり基板部のル−フに対する接着等の固定
作業を行ない、この後、取付片部を基板部から破断した
後、ル−フモ−ルをクリップに係合させることも考えら
れている。しかしながら、この場合は、ル−フモ−ルの
固定機能そのもには直接関与しない取付片部を別途必要
としてしまうことになる。
【0004】また、クリップ側係合部とモ−ル側係合部
との係合を利用したル−フモ−ルの固定は、ル−フモ−
ルがクリップに対して相対的に上方へ移動しないように
規制するだけであったので、つまりル−フモ−ルはクリ
ップに対して下方へ比較的容易に変位しやすい構成であ
ったため、走行中にル−フモ−ルのがたつきを生じ易い
ものとなっていた。
【0005】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、その第1の目的は、ル−フモ−ル取付用の
クリップをル−フに対して容易に組付けることができ、
しかも組付後におけるル−フモ−ルのがたつきを防止し
得るようにした自動車のル−フモ−ル取付構造を提供す
ることにある。本発明の第2の目的は、上記第1の目的
を達成するのに好適な自動車のル−フモ−ル取付用クリ
ップを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため、本発明における自動車のル−フモ−ル取付構造
にあっては次のような構成としてある。すなわち、ル−
フ上面のうち車幅方向外端部において前後方向に伸びる
溝部が形成され、該溝部を覆うル−フモ−ルを該溝部内
に取付けたクリップを介してル−フに固定するようにし
た自動車のル−フモ−ル取付構造において、前記クリッ
プが、前記溝部の底面に接着された基板部と、該基板部
より上方に突設されたクリップ側係合部と、該クリップ
側係合部よりも高い位置にまで該基板部より上方に突設
されると共に上下方向に弾性変形し得るようにされた取
付片部と、を備え、前記ル−フモ−ルが前記一対のクリ
ップ側係合部に係合される左右一対のモ−ル側係合部を
備えて、該両係合部同士が係合されることにより該ル−
フモ−ルが該クリップに対して相対的に上方へ変位する
のが規制された状態で、前記取付片部が該ル−フモ−ル
の頂壁内面に弾性的に当接されている、ような構成とし
てある。上記構成を前提とした好ましい態様は特許請求
の範囲における請求項2および請求項3に記載の通りで
ある。
【0007】前記第2の目的を達成するため、本発明に
おける自動車のル−フモ−ル取付用クリップは、次のよ
うな構成とされる。すなわち、全体的に合成樹脂による
一体成形品とされ、基板部と、前記基板部より上方に突
設されたクリップ側係合部と、前記前記クリップ側係合
部よりも高い位置にまで前記基板部より上方に突設され
た前後方向一対の取付片部と、を備え、前記各取付片部
はそれぞれ、少なくとも上端部分が、上方に向かうにつ
れて互いに離間するように湾曲形成されると共に、上下
方向に弾性変形し得るように設定されている、ような構
成としてある。
【0008】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、ク
リップのル−フに対する接着作業が、高い位置にまで上
方へ延設された取付片部を把持して容易に行なうことが
できる。また、ル−フモ−ルをクリップに係合させた状
態では、上記取付片部がクリップを上方へ弾性的に押圧
している状態が維持されるので、ル−フモ−ルのクリッ
プに対する相対的な上下動が十分に規制されて、ル−フ
モ−ルのがたつきを防止することができる。
【0009】請求項2に記載したような構成とすること
により、前後一対の取付片部を手指例えば親指と人指し
指あるいは中指とで安定して把持して、クリップのル−
フモ−ルに対する作業をより一層容易化する上で好まし
いものとなる。
【0010】請求項3に記載したような構成とすること
により、一対の取付片部の上端部における湾曲を利用し
て、手指によって当該一対の取付片部を把持したときの
滑りを十分に防止してクリップをより確実に把持する上
で、つまりクリップのル−フへの取付作業をより一層容
易化する上で好ましいものとなる。また、取付片部の湾
曲を利用して、弾性変形による弾性力を十分かつ確実に
得て、ル−フモ−ルのがたつきをり防止する上でより好
ましいものとなる。
【0011】請求項4に記載された発明によれば、請求
項1〜請求項3に対応した効果に対応した効果を得るこ
とのできるル−フモ−ル取付用クリップを提供すること
ができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の実施例を添付した図面に基づい
て説明する。図1において、1は自動車のル−フで、そ
の車幅方向端部には、前後方向全長に渡って伸びる溝部
2が形成されている。この溝部2は、前後方向に伸びる
ル−フモ−ル11によって覆われるようになっており、
このル−フモ−ル11のル−フ1に対する固定が、図1
では簡略化して示される複数のクリップ21を利用して
行なわれる。なお、以下に詳述するル−フモ−ル11の
取付構造は、ル−フ1の左右端部に左右対称構造として
構成される。
【0013】ル−フ1は、その車幅方向端部部分を除く
ほぼ全体的な部分がル−フパネル3により構成され、ル
−フ1の車幅方向端部がサイドパネル4の上端部を利用
して構成されている。そして、前記溝部2は、図2に示
すように、ル−フパネル3とサイドパネル4との合わせ
部分において構成されている。より具体的には、溝部2
の車幅方向内方側の側壁部2aが、ル−フパネル3の端
部を下方へ折曲してなる下方延設壁部3aによって構成
され、溝部2の車幅方向外方側の側壁部2bがサイドパ
ネル4の端部を下方へ折曲してなる下方延設壁部4aに
よって構成され、溝部2の底壁部2cが、上記各延設壁
部3a、4aから略水平に延設してなる水平壁部3bと
4b部分を利用して構成されている。
【0014】各水平壁部3bと4bとを互いに所定長さ
だけ上下方向に重ね合わせが状態で両者3bと4bとが
溶接されている。水平壁部3bと4bとの合せ部は、シ
−ル材5によってシ−ルされて、このシ−ル材5を利用
して、溝部2の底壁部2c(の上面)が全体的に略水平
な平担面を構成するように設定されている。
【0015】クリップ21の構造について、図2〜図5
を参照しつつ詳細に説明する。クリップ21は、基板部
22と、左右一対のクリップ側係合部23と、前後一対
の取付片部24と、前後一対の位置決め部25とを有し
て、全体として合成樹脂による一体成形品(射出成形に
よる成形)とされている。
【0016】基板部22は、全体として、平担かつ細長
な薄板状とされて(実施例では幅10mm程度、長さ4
0mm程度)、この基板部22がル−フ1に対する取付
部となる。すなわち、基板部22の底面にあらかじめ接
着された両面接着テ−プ31を利用して、基板部22が
溝部2の底壁部2cに接着、固定される。
【0017】左右一対のクリップ側係合部23は、基板
部22の上面から上方へ向けて突設されているが、突設
位置は、基板部22の前後方向(長手方向)中心付近
で、基板部22の左右方向端部に近い位置とされてい
る。そして、クリップ側係合部2は、前後方向に比較的
長く形成されているが(親指と人指し指あるいは中指と
の間隔の範囲で、実施例では10mm程度)、基板部2
2の長さに比しては十分短いものとされている。クリッ
プ側係合部23は、上方へまっすぐ伸びる支柱部23a
と、支柱部23aの上端部より基板部22の左右方向端
部側へ向けて突設された係止爪部23bとを有する。係
止爪部23bは、傾斜面23cと略水平な係止面23d
とを有し、左右一対の傾斜面23c同士は、下方に向う
につれて徐々に離間するように設定されている。
【0018】前記前後一対の取付片部24は、基板部2
2の上面から上方へ向けて突設されているが、その上端
高さ位置は、外力が作用しない状態(図3〜図5の状
態)において、クリップ側係合部23よりも所定分だけ
高い位置となるようにされている。勿論、この取付片部
24の突設長さ(高さ)は、後述するように、当該取付
片部24を手指で把持してクリップ21を溝部2内に装
着する際に、手指が溝部2の開口端縁と干渉せず、しか
も基板部22を溝部2の底壁部2cへ向けて十分な力で
押圧できるような長さとなるように設定されている。
【0019】取付片部24は、基板部22付近はほぼま
っすぐ上方へ向けて伸びているが、その上端部分は、湾
曲するように形成され、この湾曲部が符号24aで示さ
れる。湾曲部24aの湾曲方向は、前後一対の突起部2
4の上端部同士が、上方に向かうにつれて徐々に離間す
る方向とされている(基板部22の前後方向端部のうち
近い方の端部に向かうように湾曲されている)。このよ
うな湾曲部24aを利用して、取付片部24は、ほぼ全
体的に、特に少なくともその上端部が上下方向に十分弾
性変形し得るようにされ、図4において、実線が自由状
態を、一点鎖線が下方への外力が与えられて弾性変形さ
れた状態を示すが、図4、図5において2点鎖線で示す
のは、後述するル−フモ−ル11の頂壁内面高さ位置を
示す。
【0020】上述のような取付片部24の形成位置は、
左右方向においては、基板部22の左右方向略中間位置
つまり左右一対のクリップ側係合部23同志の略中心を
通る線上に位置するように設定されている。また、取付
片部24の前後方向形成位置は、クリップ側係合部23
付近となるように設定されている。より具体的には、一
方の取付片部24がクリップ側係合部23の前後方向一
端部付近に位置するように、また他方の取付片部24が
クリップ側係合部23の前後方向他端部付近に位置する
ように、位置設定されている。
【0021】前後一対の位置決め部25は、基板部24
の車幅方向内端部側において形成され、その形成位置
は、基板部22の前後方向端部とされている。この位置
決め部24の先端部は、車幅方向内方側へ向かうにつれ
て若干上方へ向かうようにわずかに湾曲されている。
【0022】ル−フモ−ル11について、図2を参照し
つつ説明する。ル−フモ−ル11は、内モ−ル12と外
モ−ル13との2重積層構造とされている。内モ−ル1
2は、アルミニウム合金やステンレススチ−ル等の金属
あるいは十分に剛性を有する材質からなり、外モ−ル1
3は、内モ−ルよりも軟質とされた硬質あるいは軟質の
合成樹脂等からなる。内モ−ル12は、頂壁部12a
と、頂壁部12aの左右端部から下方へ伸びる左右一対
の側壁部12bと、各側壁部の下端部から内方側へ伸び
る左右一対の底壁部12cとを有し、各底壁部12cの
先端部(自由端部))が、若干上方へ向けて湾曲された
モ−ル側係合部12dとされている。そして、左右一対
のモ−ル側係合部12dの間が、取付開口14(図1を
も参照)とされている。
【0023】外モ−ル13は、上記頂壁部12aを被覆
する頂壁部13aと、側壁部12bを被覆する側壁部1
3bとを有するが、底壁部12cとモ−ル側係合部12
dに相当する部分は有しないものとされている。外モ−
ル13は、内外2つのシ−ル部13c、13dを有す
る。内シ−ル部13cは、頂壁部13aと車幅方向内側
の側壁部13bとの境界付近から車幅方向内方側へ伸び
ている。外シ−ル部13dは、車幅方向外方側の側壁部
13bの下端部から車幅方向外方側へ向けて伸びてい
る。各シ−ル部13c、13dは、断面舌片状とされて
いる。各シ−ル部13cと13dとの先端間隔は、自由
状態(図2実線の状態)では溝部2の幅よりも長く、溝
部2内に位置された状態では、対応する溝部2の側壁部
2aあるいは2bに弾性的に当接される。
【0024】以上のような構成において、ル−フモ−ル
11のル−フ1に対する取付けは、次のような手順で行
なわれる。先ず、前後一対の取付片部24の上端部を、
親指と人指し指あるいは中指とで把持した状態で、両面
接着テ−プ31の下面にある剥離紙を剥離した後、溝部
2の底壁部2cにクリップ21(の基板部22)を接着
する。このとき、位置決め部25を溝部2の車幅方向内
方側の側壁部2aに当接させつつ接着のための下方への
押圧力を加えることにより、クリップ21は、溝部2内
において、所定位置に精度よく位置決めされた状態で接
着される。
【0025】次いで、ル−フモ−ル11を、図2に示す
ように、溝部2内に押し込んで、左右一対のクリップ側
係合部23に対してモ−ル側係合部12dを係合させる
ことにより、取付が完了する。この各係合部23と12
dとの係合の際、ル−フモ−ル11の取付開口14が、
傾斜面23cの作用によって一旦若干拡開(弾性変形)
されつつクリップ側係合部23を通過し、この通過後に
取付開口14の間隔が元に戻って、モ−ル側係合部12
dがクリップ側係合部23の下面つまり係止面23dに
係止されて、上方への抜け止めがなされる。
【0026】ル−フモ−ル11の取付完了状態では、ク
リップ21の取付片部24が若干下方へ弾性変形された
状態で、その上端湾曲部24aがル−フモ−ル11の頂
壁内面に当接される。これにより、ル−フモ−ル11が
クリップ12に対してがたつきなく係止されることにな
る。つまり、モ−ル側係合部12dがクリップ側係合部
23の下面に常に弾性力でもって押し当てられた状態と
されて、ル−フモ−ル11がクリップ12に対して上下
方向に相対変位するのが規制されて、走行中のがたつき
発生が防止される。なお、取付片部24の位置が、左右
一対のクリップ側係合部23の略中間に位置することに
より、上記左右一対の係合部12dと23同士の弾性的
な当接状態が略均等に行なわれ、また取付片部24が係
合部12d、23付近に位置することにより、上記係合
部同士の弾性的な当接状態を確実に確保する上でも好ま
しいものとなる。
【0027】左右方向のがたつきも、左右一対の係合部
12dと23との係合を利用して十分に防止されるが、
シ−ル部13c、13dの弾性力をも利用してこのがた
つきがより十分に防止される。特に、係合部12dと2
3との係合状態において、クリップ係合部23によって
取付開口14の開口幅を若干広げる方向への弾性力(ル
−フモ−ル11の左右方向の弾性力)が発揮されるよう
に当該取付開口14の開口幅を設定しておくことによ
り、左右方向のがたつき防止をより一層確実に行なうこ
とができる。
【0028】なお、モ−ル側係合部として、左右一対の
クリプ側係合部23の間に挿入されるような1つの係合
部として構成した場合は、この1つのモ−ル側係合部が
溝部2の一方の側壁と一方のクリップ側係合部23との
間に挿入されてしまうような事態の発生つまり誤組付が
発生することも考えられるが、左右一対のクリップ側係
合部23を左右から挾むようにモ−ル側係合部12dを
左右一対設けた本実施例では、そのような事態の発生を
も確実に防止できる。
【0029】ここで、クリップ12のル−フ1に対する
接着は、車体に対する塗装完了(上塗り塗装後)に行な
うこともできるが、塗装工程の途中でクリップ12をル
−フ1に固定することもできる。すなわち、両面接着テ
−プ31を熱硬化性樹脂を利用して構成することによ
り、車体に対する塗装、乾燥行程での熱を利用して、接
着を強固に行なうことができる。より具体的には、中塗
り塗料の乾燥が終了した後でかつ上塗り塗装前に、クリ
ップ12をル−フ1に接着しておくことにより、上塗り
塗料の乾燥行程において、乾燥路での高熱を利用してク
リップがル−フ1に強固に接着されることになる(この
場合クリップ12も上塗り塗装が行なわれることにな
る)
【0030】以上実施例について説明したが、本発明は
これに限らず、例えば次のような場合をも含むものであ
る。 (1)取付片部24は、1つのみとしてもよい。また、取
付片部24に上下方向の弾性変形し得るように設定する
には、その一部を部分的に薄肉状にする等によって行な
う等、適宜の手法によってなし得る。 (2)溝部2は、ル−フ1の前後方向において部分的に形
成されているものであってもよい。 (3)クリップ12のル−フ1に対する接着は、両面接着
テ−プ31を用いることなく、取付時に接着剤塗布の作
業を別途行なうことにって行なうようにしてもよい。 (4)位置決め部25は、基板部2の左右方向各端部に形
成するようにしてもよい。この場合、溝部2の底壁部2
cの幅と基板部22の幅とを同じ寸法に設定されるが、
溝部2の製造上の幅寸法の誤差発生を考慮すれば、実施
例のように、基板部22の幅寸法は溝部2の底壁部12
cの寸法よりも小さく設定する一方、幅方向一方側にの
み位置決め部25を形成するのが好ましい。 (5)クリップ側係合部23とモ−ル側係合部12dとの
係合構造は既知の適宜の構造を採択することができ、こ
の場合は、両係合部の少なくとも一方が1つのみとされ
る場合もあり得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される自動車のル−フ部分を示す
要部分解斜視図。
【図2】本発明の一実施例を示す断面図で、図1のX2
−X2線相当断面を示すと共に、クリップについては図
3の右側面図に相当するものとして示してある。
【図3】クリップの平面図。
【図4】図3のクリップを図3矢印X4方向から見た側
面図。
【図5】図3のX5−X5線相当断面図。
【符号の説明】
1:ル−フ 2:溝部 11:ル−フモ−ル 12:内モ−ル 12d:モ−ル側係合部 13:外モ−ル 21:クリップ 22:基板部 23:係合部 24:取付片部 24a:湾曲部 25:位置決め部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ル−フ上面のうち車幅方向外端部において
    前後方向に伸びる溝部が形成され、該溝部を覆うル−フ
    モ−ルを該溝部内に取付けたクリップを介してル−フに
    固定するようにした自動車のル−フモ−ル取付構造にお
    いて、 前記クリップが、前記溝部の底面に接着された基板部
    と、該基板部より上方に突設されたクリップ側係合部
    と、該クリップ側係合部よりも高い位置にまで該基板部
    より上方に突設されると共に上下方向に弾性変形し得る
    ようにされた取付片部と、を備え、 前記ル−フモ−ルが前記一対のクリップ側係合部に係合
    される左右一対のモ−ル側係合部を備えて、該両係合部
    同士が係合されることにより該ル−フモ−ルが該クリッ
    プに対して相対的に上方へ変位するのが規制された状態
    で、前記取付片部が該ル−フモ−ルの頂壁内面に弾性的
    に当接されている、ことを特徴とする自動車のル−フモ
    −ル取付構造。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記取付片部が、前記基板部の前後方向に間隔をあけて
    2個設けられているもの。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記前後一対の取付片部は、少なくともその上端部分
    が、上方に向かうにつれて互いに離間するように湾曲形
    成されているもの。
  4. 【請求項4】全体的に合成樹脂による一体成形品とさ
    れ、 基板部と、 前記基板部より上方に突設されたクリップ側係合部と、 前記前記クリップ側係合部よりも高い位置にまで前記基
    板部より上方に突設された前後方向一対の取付片部と、
    を備え、 前記各取付片部はそれぞれ、少なくとも上端部分が、上
    方に向かうにつれて互いに離間するように湾曲形成され
    ると共に、上下方向に弾性変形し得るように設定されて
    いる、ことを特徴とする自動車のル−フモ−ル取付用ク
    リップ。
JP24226394A 1994-09-08 1994-09-08 自動車のル−フモ−ル取付構造およびル−フモ−ル取付用クリップ Pending JPH0872630A (ja)

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JP24226394A Pending JPH0872630A (ja) 1994-09-08 1994-09-08 自動車のル−フモ−ル取付構造およびル−フモ−ル取付用クリップ

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JP (1) JPH0872630A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6564433B2 (en) 2001-01-29 2003-05-20 Nifco Inc. Clip for attaching cover member and structure for attaching the cover member
KR20040029788A (ko) * 2002-10-02 2004-04-08 현대자동차주식회사 자동차의 루프몰딩 장착용 클립
KR20050046940A (ko) * 2003-11-14 2005-05-19 현대자동차주식회사 자동차의 루프 몰딩
JP2016074364A (ja) * 2014-10-08 2016-05-12 スズキ株式会社 車体構造

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